注文住宅の費用相場2026|土地込み総額と平均価格を解説

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こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。

注文住宅を考え始めると、最初に気になるのはやっぱり「結局、いくら必要なのか」だと思います。

私も積水ハウスで自宅を建てましたが、家づくりを始めた頃に考えていた金額と、実際に入居するまでに必要だった金額にはかなり大きな差がありました。

注文住宅の価格を見るときに難しいのが、建物本体価格、建築費、土地込み価格、最終的な総額が全部違う数字だということです。

さらに、全国平均が分かっても、土地を持っている人とこれから買う人、大手ハウスメーカーと工務店、30坪と40坪では条件がまったく違います。

そこでこの記事では、2026年7月に公表された最新の住宅金融支援機構のデータを基準に、注文住宅の平均価格、土地込み総額、建物代、費用の内訳まで一つずつ見ていきます。

平均価格は相場を知る物差しとして使い、自分の予算は「実際に入居するまでの総額」で考える。

ここを最初に押さえておくと、数千万円の家づくりでも数字に振り回されにくくなりますよ。

記事のポイント

  • 2026年に確認できる注文住宅の最新平均価格
  • 土地込みで家を建てる場合の全国平均と地域差
  • 建物本体以外に必要になる付帯工事や諸費用
  • 予算オーバーを防ぐための見積もり比較方法

注文住宅の相場は2026年いくら

まずは、「注文住宅はいくらで建てられるのか」を考える基準になる全国平均から見ていきます。

2026年時点で利用できる新しい公的データとして、住宅金融支援機構が2026年7月24日に公表した2025年度のフラット35利用者調査があります。

ただし、平均値をそのまま自分の予算に当てはめるのではなく、調査対象や土地の有無まで理解して使うのが大切です。

注文住宅の平均価格は4262万円

住宅金融支援機構の最新調査では、土地取得費をフラット35で借りていない「注文住宅」の平均所要資金は4,262万円でした。

前年度から326万円増えており、注文住宅の建築費が高い水準にあることが数字からも分かります。

平均住宅面積は118.4㎡で、坪数へ換算すると約35.8坪です。

つまり、35坪前後の住宅を考える人にとって、一つの参考になる実績値と言えるでしょう。

ただし、この「注文住宅」には土地取得費をフラット35で借りていない人が含まれるため、土地から購入する人の総予算とは別に考える必要があります。

調査条件や最新データは、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」で公表されています。

なお、家づくり全体をどの順番で進めればよいか分からない場合は、注文住宅の流れと土地探しから引き渡しまでの手順も先に読んでおくと、お金が必要になるタイミングまでイメージしやすくなります。

フラット35利用者調査は、日本で建てられたすべての注文住宅を集計した統計ではありません。

あくまでフラット35の利用者を対象とした平均値なので、全国相場を考えるための一つの基準として使うのが適切です。

土地込みの平均は5313万円

土地と建物の両方をフラット35で借りた「土地付注文住宅」の平均所要資金は、5,313万円でした。

前年度より306万円増えています。

平均住宅面積は110.3㎡で、約33.4坪。

土地なしから注文住宅を建てる場合には、こちらの数字の方がイメージに近くなります。

平均世帯年収も742万円となっており、土地と建物を同時に取得する家づくりでは、かなり大きな資金計画になっていることが分かります。

きたがわ
私も平均価格を見ていた頃は「このくらいなのかな」と考えていました。でも実際は、自分たちの土地条件と希望を入れた瞬間に数字がまったく変わるんですよ。
妻つな
平均を知るのは大事だけど、その金額で自分たちの家が建つとは限らないんだよね。

建物だけと土地込みは別物

注文住宅の平均価格を検索すると、4,000万円台と5,000万円台の数字が混在することがあります。

これは間違いというより、土地代を含めているかどうかが違うケースが多いです。

土地をすでに所有している人なら建築費を中心に考えられますが、土地探しから始める人は土地取得費だけでなく、仲介、登記、造成、解体なども発生する可能性があります。

注文住宅の相場を見るときは「その金額に何が含まれているか」を必ず確認してください。

「平均4,000万円」と「平均5,000万円」を、そのまま高い・安いで比較してはいけません。

土地込み総額の内訳を見る

土地込みで5,313万円という平均だけを見ると、「建物にどのくらい使っているのだろう」と感じると思います。

最新調査では建築費と土地取得費も分かれているため、ここを確認すると予算配分がかなり見やすくなります。

建築費は約3738万円

土地付注文住宅における全国平均の建築費は3,737.6万円でした。

一方、土地取得費の平均は1,575.3万円です。

合わせると約5,313万円になります。

費用 全国平均 前年度からの変化
建築費 約3,738万円 約226万円増
土地取得費 約1,575万円 約80万円増
土地と建物の合計 約5,313万円 約306万円増

ここで注意したいのは、この5,313万円が必ずしも「引っ越した翌日から生活できるまでに使ったすべてのお金」を示すわけではないことです。

家具、家電、引っ越し、内容によっては外構や別契約の工事など、家づくりでは統計上の所要資金以外にも現金が出ていきます。

入居時総額で考える

私が家づくりを経験して一番伝えたいのは、予算を「建物代」ではなく「入居時総額」で決めることです。

住宅会社から最初にもらう金額だけで予算いっぱいにすると、その後の仕様決定がかなり苦しくなります。

建物本体価格

建物本体価格は、基礎、構造、屋根、外壁、内装、基本的な住宅設備などを中心とする金額です。

広告で見かける坪単価も、この本体価格を基準にしているケースがあります。

そのため「坪100万円で35坪だから3,500万円」と計算しても、3,500万円だけで引っ越せるとは限りません。

付帯工事と外構費

屋外給排水、電気引き込み、地盤改良、造成、解体などは土地条件で変わります。

さらに駐車場、門柱、フェンス、カーポート、植栽、タイルデッキといった外構も必要です。

建物だけ完成しても、道路から玄関まで泥のままでは生活しにくいですよね。

だから外構は「余った予算で考えるもの」ではなく、最初から家づくりの総額へ含めておく方が現実的です。

諸費用と家具家電

登記、住宅ローン関係、保険、各種手続きなどにも費用がかかります。

そして意外と効いてくるのが、カーテン、照明、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ソファ、ダイニング家具といった入居準備費。

新しい家が完成すると、家具も家に合わせたくなるものです。

これ、本当に財布のひもが緩みます。

きたがわ
家が完成に近づくと、「せっかくここまでやったんだから家具も合わせたい」となりやすいんですよ。建物だけ見ていると、この費用を忘れがちです。
妻つな
家が新しくなると、今まで使っていた家具だけ急に生活感が出て見えるんだよね(笑)。

地域で変わる注文住宅の価格

全国平均だけでは見えにくいのが、土地価格による地域差です。

同じ建物を建てても、土地代が違えば土地込み総額は大きく変わります。

首都圏は約6404万円

最新のフラット35利用者調査では、土地付注文住宅の首都圏平均は、建築費約3,814万円と土地取得費2,590万円です。

合計すると約6,404万円

全国平均約5,313万円との差は1,000万円を超えます。

しかもこれは首都圏全体の平均なので、土地価格の高い場所ではさらに土地へ予算が必要になる可能性があります。

土地込みの注文住宅では、建物会社を選ぶ前から土地と建物の予算配分を考えておきたいところです。

近畿と東海でも5000万円台

同じ方法で見ると、近畿圏は建築費と土地取得費を合わせて約5,486万円、東海圏は約5,325万円です。

その他地域では約4,751万円となっています。

地域 建築費 土地取得費 合計
全国 約3,738万円 約1,575万円 約5,313万円
首都圏 約3,814万円 約2,590万円 約6,404万円
近畿圏 約3,602万円 約1,884万円 約5,486万円
東海圏 約3,871万円 約1,454万円 約5,325万円
その他地域 約3,734万円 約1,017万円 約4,751万円

こうして見ると、建築費だけでなく土地代の差が土地込み総額へかなり影響しているのが分かります。

土地代から建物予算を逆算する

土地なしから家づくりを始める場合は、「いい土地を見つけてから建物を考える」のではなく、総予算から土地へ使える金額を逆算した方が安全です。

例えば土地を購入したあとで、地盤改良、造成、擁壁、給排水の引き込みなどが必要になることもあります。

土地価格が予算内でも、建築可能な状態にするまでの費用が大きければ、建物へ回せるお金は減ってしまいます。

土地代を予算上限まで使わないこと。

土地購入前に住宅会社へ建物の概算を出してもらい、土地、建物、付帯工事、外構、諸費用を一枚の資金計画にすると判断しやすくなります。

注文住宅はいくらで建てられる

「平均は分かったけれど、自分の予算ではどうなのか」というところが一番知りたいですよね。

ここでは平均価格との位置関係を基準に考えてみます。

建物予算3000万円台

建物関連に3,000万円台を考えている場合、最新の注文住宅平均4,262万円より低い予算帯になります。

だからといって注文住宅が建てられないわけではありません。

延床面積、建物形状、設備、窓、外壁、空調などを予算に合わせれば計画できる住宅会社はあります。

ただし、「建物本体3,500万円」と「入居まで全部含めて3,500万円」では条件が大きく違います。

予算を住宅会社へ伝えるときは、何を含めた3,000万円台なのかまで伝えてください。

建物予算4000万円台

4,000万円台は、フラット35利用者における注文住宅の平均所要資金4,262万円に近い価格帯です。

ただ、平均に近いから「平均的な家がそのまま建つ」という意味ではありません。

土地条件によって基礎や付帯工事が増えることもありますし、設備や外壁へお金をかければ同じ床面積でも金額は変わります。

逆に、コンパクトな家でもキッチンや浴室、窓、造作家具へこだわれば総額は高くなります。

坪数だけでは判断できないところが、注文住宅のおもしろさでもあり、難しいところですね。

5000万円以上なら選択肢が広がる

建物関連へ5,000万円以上をかけられる場合は、大手ハウスメーカーを含めて比較できる範囲が広がります。

ただし、広い家、大開口、高性能設備、上位外壁、造作、空調、太陽光、蓄電池、外構などを追加していけば、5,000万円でも簡単に上限へ近づきます。

特に6,000万円以上の家づくりを検討している場合は、6000万円から1億円の注文住宅における土地込み予算と資金計画で、高価格帯の考え方を詳しくまとめています。

大切なのは予算が多いか少ないかではなく、その金額の中で何へお金を使うかです。

注文住宅の価格高騰は続いている

注文住宅について「昔より高くなった」と感じる人は多いと思います。

少なくとも最新のフラット35利用実績を見る限り、平均所要資金は前年より上昇しています。

建築費が前年より上がった

土地付注文住宅の平均建築費は、前年度の3,512万円から3,737.6万円へ増えています。

増加額は約226万円で、伸び率は6.4%です。

土地取得費をフラット35で借りていない注文住宅でも、建設費は前年度の3,932.1万円から4,259.8万円へ上がっています。

数百万円単位の差なので、「少しくらい値上がりした」という感覚では済まない家計もあるでしょう。

住宅価格は材料、人件費、設備、物流、エネルギー、建築条件など多くの要素で決まるため、将来の価格を一方向に断定することはできません。

そのため、「もう少し待てば必ず安くなる」という前提で資金計画を組むのも避けた方がよいと思います。

土地取得費も上昇している

土地付注文住宅の土地取得費も、全国平均では1,495.1万円から1,575.3万円へ上がっています。

建物と土地の両方が増えれば、当然ながら土地込み総額も上がります。

しかも土地の場合、全国平均以上に「どこで建てるか」の影響を受けます。

駅からの距離、土地面積、道路条件、形状などによって、同じ市区町村でも価格は変わるものです。

仕様追加でも値段は上がる

もう一つ忘れてはいけないのが、自分たちで追加する仕様です。

家づくりが始まると、「せっかく建てるなら」という言葉が本当によく出てきます。

キッチンを上げる、窓を大きくする、床材を変える、収納を造作する、照明を追加する。

一つずつなら許容範囲に感じても、それが何十項目と積み重なると総額が大きく変わります。

注文住宅の価格高騰だけでなく、自分たちの希望による「仕様の高騰」も予算オーバーの大きな原因です。

平均価格を予算にできない理由

全国平均は便利ですが、「平均が5,313万円なら5,300万円準備すれば大丈夫」と考えるのは少し危険です。

平均値には、あなたの土地条件も、希望するメーカーも、欲しい設備も入っていないからです。

調査対象はすべての住宅ではない

先ほどの平均価格は、フラット35を利用した人の実績です。

現金で建てた人、別の住宅ローンだけを利用した人など、すべての注文住宅が入っているわけではありません。

また、大手ハウスメーカーだけの平均でもありません。

したがって、「注文住宅全体の絶対的な平均値」ではなく、全国的な費用感を確認するための信頼できる一つの物差しとして見るのがよいでしょう。

土地条件で費用が変わる

同じ35坪の住宅でも、平らで工事しやすい土地と、高低差や古家がある土地では建築前の費用が違います。

地盤改良が必要になることもありますし、古家があれば解体、残置物撤去、整地なども必要です。

道路が狭ければ施工方法へ影響するケースもあります。

つまり、上物の相場だけ調べても、土地固有の工事費までは分からないわけです。

住宅会社でも価格帯が違う

注文住宅は、どの会社へ依頼するかでも金額が変わります。

全国展開するハウスメーカー、地域工務店、設計事務所では、構造、仕様、設計方法、保証、施工体制が違います。

単純に安い会社がよいとも、高い会社がよいとも言い切れません。

価格だけでなく性能や設計、保証まで含めた選び方は、ハウスメーカーの選び方と比較するときの基準で詳しく解説しています。

北川家の注文住宅費用を公開

平均値だけでは分かりにくいので、私が積水ハウスで建てた家の実際の金額も紹介します。

もちろんこれは一邸だけの事例です。

積水ハウスの平均価格でも、一般的な注文住宅の値段でもありません。

建物本体は約4999万円

我が家の施工床面積は46.71坪です。

建物本体価格は49,987,650円で、坪あたりでは約107万円でした。

しかし、ここからが注文住宅の怖いところ。

オプションなどを含む建築工事費は72,600,000円となり、46.71坪で割ると約155万円です。

さらに建物関連費用や諸費用まで含めると約76,084,814円になりました。

北川家の費用 金額 坪当たりの目安
建物本体価格 49,987,650円 約107万円
建築工事費 72,600,000円 約155万円
建物関連費用と諸費用 約76,084,814円 約163万円
積水ハウスで建てた北川家の注文住宅見積書。建物本体以外の工事や仕様追加によって最終総額が増えた実例。

積水ハウスで建てた北川家の実際の見積もり。家づくりを進める中で希望を追加し、最終的な総額はさらに増えました。

土地込みでは約1億3000万円

私の場合は土地も購入しています。

土地取得費は諸費用を含めて約4,100万円。

建物、土地、関連する諸費用などを合わせると、最終的な家づくりの総額は約1億3,000万円となりました。

銀行借入は約1億1,000万円、自己資金は約2,000万円です。

当初から1億3,000万円を使おうと思ってスタートしたわけではありません。

中庭、大開口、内装、設備、外構など、私たちが欲しいと思ったものを積み上げた結果です。

北川家の土地購入時に発生した複数の領収書。注文住宅では土地価格以外にも各種費用が必要になる。

北川家が土地を購入した際の領収書。土地から注文住宅を建てる場合は、土地代だけでなく関連する支払いも含めて資金を見ておく必要があります。

きたがわ
我が家は希望をかなり入れたので全国平均と比べるための家ではありません。ただ、「本体価格から最終総額はここまで変わることがある」という実例として見てもらうと分かりやすいと思います。
妻つな
最初の頃より自己資金まで増えたから、途中で何度も予算を見直したよね。

本体価格だけでは見誤る

我が家の数字を見ても、建物本体約4,999万円と建築工事費7,260万円では2,000万円以上の開きがあります。

だから私は、坪単価だけで住宅会社を比較する方法をおすすめしていません。

坪単価が安く見えても、付帯工事や必要設備が別なら、最終金額では逆転することがあります。

逆に本体価格が高く見えても、多くの項目が含まれているなら差が縮まる場合もあります。

見るべきなのは、最後に財布からいくら出ていくのか。

シンプルですが、ここが本当に重要です。

予算オーバーを防ぐ考え方

注文住宅では、最初の見積もりから金額が動くことがあります。

だから予算管理は契約直前だけではなく、土地探しや住宅会社選びの段階から始めます。

入居時総額の表を作る

まずおすすめしたいのが、「入居時総額」を一枚の表にすることです。

建物本体、オプション、付帯工事、地盤、解体、外構、土地、土地取得費、登記、ローン、保険、家具、家電、引っ越しまで並べます。

金額が未確定なら空欄にせず「未確定」と書いておきましょう。

ゼロ円と未確定は意味がまったく違います。

見積書に書いていない費用ほど要注意です。

予算表では「入っている」「別途」「未確定」の三つに分けておくと、後から増えそうな場所が見えやすくなります。

予算を最初から使い切らない

初期見積もりの段階で予算上限まで使ってしまうと、仕様決定が始まったあとに身動きが取りにくくなります。

キッチンの差額、コンセント追加、収納、照明、カーテンなど、小さな変更は次々に出てきます。

さらに地盤や外構のように、計画が進んでから精度が上がる費用もあります。

「あとから増える可能性のあるお金」を残しておくことが、精神的な余裕にもつながります。

同じ条件で見積もりを取る

住宅会社を比較するときは、A社3,800万円、B社4,100万円という合計だけを見ないでください。

A社に外構が入っていないのに、B社には外構が含まれていれば、その300万円差にはほとんど意味がありません。

実際のチェック方法は、注文住宅の見積書で確認したい本体工事費・付帯工事費・諸費用でも詳しくまとめています。

面積と仕様を合わせる

延床面積、構造、窓、キッチン、浴室、空調、太陽光など、大きく価格へ影響する条件をできるだけ合わせます。

完全に同じ住宅にはできませんが、「同じ要望を各社へ伝える」だけでも比較の精度は上がります。

別途工事を確認する

見積書では、「別途」「概算」「予算取り」という言葉に注目してください。

金額が入っているから確定しているとは限りません。

特に外構や地盤、造成、家具などは、いつ金額が確定するのかまで聞いておくと安心です。

きたがわ
相見積もりは「どちらが安いか」を見る作業というより、「何が入っていて何が入っていないか」を見つける作業だと思っています。
妻つな
総額だけ並べるより、一個ずつ中身を見た方が違いが分かるよね。

土地と建物の予算配分が重要

土地から注文住宅を建てる場合、家づくりの成否を左右するのが土地と建物の予算配分です。

便利な土地を優先するのか、建物へこだわるのかで答えは変わります。

建物予算を出してから土地を見る

総予算が決まったら、まず希望する住宅会社で建物を建てるためにどの程度必要なのかを確認します。

そこへ付帯工事、外構、諸費用の枠を加え、残った範囲から土地代を考える方法です。

土地を先に買ってしまうと、あとから気に入った住宅会社の提案が予算へ入らないことがあります。

土地と建物は別の商品ですが、注文住宅では一つの財布から支払います。

だから最初から一つの計画として考えた方がよいわけです。

安い土地にも追加費用がある

土地価格が安ければ家づくりも安くなるとは限りません。

古家の解体、造成、擁壁、地盤改良、上下水道、残土処分などが必要になれば、その費用も含めて判断する必要があります。

50万円安い土地を探すことに夢中になって、数百万円の追加工事を見落としては本末転倒です。

土地を見るときは売買価格だけでなく、「この土地に家を完成させるまでいくら必要か」を住宅会社にも確認してください。

注文住宅で確認したい費用一覧

注文住宅の費用は項目が多いため、最初から全部覚える必要はありません。

ただ、大きなグループだけ把握しておけば、見積もりの抜けを見つけやすくなります。

建物に関する費用

構造、基礎、屋根、外壁、窓、内装、建具、キッチン、浴室、洗面、トイレなど、住宅そのものをつくる費用です。

ここへ設計変更や設備のグレードアップが加わると、建物代は増えていきます。

注文住宅では、この部分が一番ワクワクする反面、予算も膨らみやすいところです。

土地条件による工事費

地盤改良、解体、造成、擁壁、給排水、電気引き込みなどは、土地によって必要性が変わります。

「隣の家では必要なかった」は参考になりません。

自分の敷地、自分の建物条件で確認する必要があります。

外構と入居準備費

駐車場、門柱、フェンス、植栽、カーポート、中庭などの外構費。

さらにエアコン、カーテン、家具、家電、引っ越しも考えます。

完成した住宅の写真ではなかなか見えない部分ですが、入居時には現金として必要になります。

契約や住宅ローンの費用

土地や建物を取得すると、登記などの手続きも発生します。

住宅ローンを利用する場合には、金融機関や契約内容によって関連費用も変わります。

ここは「建物価格」には入らないことが多いため、資金計画では別枠にしておくと分かりやすいでしょう。

注文住宅の金額は、契約内容、住宅会社、地域、敷地、仕様、工事時期などで変わります。

この記事の平均値や北川家の実例は、あなたの家の見積価格を保証する数字ではなく、予算を考える際の比較基準として活用してください。

注文住宅の費用に関するよくある質問(FAQ)

最後に、注文住宅の相場や土地込み価格を調べているときによく出てくる疑問へまとめて答えます。

Q1. 注文住宅の平均価格はいくらですか?

A. 2026年時点で確認できる最新のフラット35利用者調査では、土地取得費をフラット35で借りていない注文住宅の平均所要資金は4,262万円です。

ただし、フラット35利用者を対象とした平均なので、日本のすべての注文住宅の平均価格ではありません。

住宅会社、建物面積、設備、土地条件によって実際の金額は大きく変わります。

Q2. 土地込みの注文住宅はいくらですか?

A. 最新調査における土地付注文住宅の全国平均所要資金は約5,313万円です。

内訳は建築費約3,738万円、土地取得費約1,575万円となっています。

一方、首都圏では合計約6,404万円となっており、土地を購入する地域によって必要総額はかなり変わります。

Q3. 注文住宅は3000万円台でも建てられますか?

A. 建てられる可能性はありますが、「3,000万円台に何を含めるのか」を明確にする必要があります。

建物本体だけで3,000万円台なのか、付帯工事や外構まで含めた金額なのかで建てられる内容は変わります。

床面積、設備、建物形状などによっても差が出るため、複数の住宅会社へ同じ要望で概算を出してもらうと判断しやすくなります。

Q4. 注文住宅の値段は今後下がりますか?

A. 将来の価格が必ず下がる、または上がり続けるとは言い切れません。

ただ、最新のフラット35利用者調査では、注文住宅と土地付注文住宅の平均所要資金はいずれも前年度より増えています。

価格が下がる時期を待つことだけを前提にせず、現在の土地価格、住宅会社の見積もり、住宅ローン、家族の建築時期を合わせて判断した方が現実的です。

Q5. 坪単価から注文住宅の総額を計算できますか?

A. おおまかな建物価格を見る参考にはなりますが、最終総額を正確に出すことはできません。

坪単価に含まれる工事範囲には統一された一つの計算方法があるわけではなく、外構、地盤改良、付帯工事、諸費用、家具家電などが別になる場合があります。

坪単価を比較するときは、計算の分子に何の費用が入り、分母が延床面積なのか施工面積なのかまで確認してください。

注文住宅の費用相場まとめ

2026年時点で確認できる最新のフラット35利用者調査では、注文住宅の平均所要資金は4,262万円、土地付注文住宅は約5,313万円です。

土地付注文住宅の内訳を見ると、建築費は約3,738万円、土地取得費は約1,575万円となっています。

首都圏では土地込みで約6,404万円となっており、全国平均だけでは見えない地域差もかなり大きくなっています。

とはいえ、全国平均はあなたの家の予算を決める数字ではありません。

土地の状態、延床面積、住宅会社、構造、設備、外構、家具家電まで変われば、必要な金額も当然変わります。

私の積水ハウスでの実例でも、建物本体は約4,999万円でしたが、建築工事費は7,260万円、土地取得費や諸費用などを合わせた家づくり全体では約1億3,000万円になりました。

この経験から、私なら注文住宅の予算を考えるときに「坪単価はいくらか」より「入居日に全部でいくら払っているか」を先に確認します。

土地、建物本体、オプション、地盤、付帯工事、外構、諸費用、家具、家電まで一つの表にしてください。

そして候補となる住宅会社には、できるだけ同じ希望条件を伝えて見積もりを取ります。

平均を知り、あなた自身の条件で見積もりを取って初めて、本当に必要な注文住宅の金額が見えてきます。

積水ハウスも候補に入っていて、まだ展示場への訪問や資料請求などをしていない場合は、担当者が決まる前の段階でご相談いただけます。

私自身が積水ハウスで土地探し、住宅ローン、設計、契約、建築、引き渡しまで経験しているので、価格だけでは見えない部分も含めてお話しできます。

積水ハウスで家づくりを考えている方へ

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家の金額が大きいからこそ、住宅会社を決める前の準備に時間を使う価値はあると思います。

 

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北川 晴夫

住まいをつなぐ「すまつな」運営者・株式会社リバティアース代表取締役。積水ハウスで建てた自宅が2026年3月に完成し、現在は実際に暮らしている「現役オーナー」です。住み心地は非常に快適で、「絶対に後悔したくない」という想いから徹底的に比較・検討した判断は間違っていなかったと実感しています。元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に、積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「すまつな」を設立しました。当サイト経由のご相談で公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を現役オーナーとして全力でバックアップします。