こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
平屋は階段がなく、暮らしをワンフロアで完結できるのが大きな魅力ですが、20坪や25坪まで面積を絞ると、間取りの作り方ひとつで住み心地がかなり変わります。
特に一人暮らしや夫婦二人暮らしなら、部屋数を増やすより、LDK、収納、水回り、寝室の位置関係を丁寧に考えた方が、毎日の暮らしはぐっと快適になります。
私自身も積水ハウスで家を建てるとき、図面上の面積だけではなく、家具を置いた状態、洗濯するときの移動、収納へ物を戻すところまで想像しながら間取りを見てきました。
その経験から言うと、20〜25坪でも1LDKや2LDKなら十分に魅力的な平屋を作れますが、面積を削ること自体を目的にしてはいけません。
この記事では、20坪と25坪でどこまでできるのか、1LDKと2LDKの違い、L字型、トイレ2か所、さらに10坪や15坪以下の小さな平屋まで、実際の暮らしを想像しながら解説します。
家事動線や採光、収納を含めた基本は、平屋の間取りの決め方でまとめて確認できます。
記事のポイント
- 20坪と25坪で成立しやすい1LDK・2LDKの考え方
- 一人暮らしと二人暮らしで変わる必要な部屋数
- L字型やトイレ2か所を採用するときの注意点
- 家具・収納・将来の介助まで含めた間取り確認方法
20〜25坪の平屋は十分暮らせる
20〜25坪の平屋を考えるときは、「何部屋作れるか」よりも、誰がどんな暮らしをするのかから考えるのがおすすめです。
20坪は約66㎡、25坪は約83㎡なので、一人暮らしならかなりゆとりを持たせた1LDKも考えられ、二人暮らしなら2LDKも現実的な選択肢になります。
国土交通省が示す居住面積水準でも、一般地域の戸建住宅を想定した誘導居住面積水準は単身者55㎡、二人世帯75㎡とされていますが、これは間取りを決める最低ラインではなく、暮らしの広さを考える際の一つの参考値です。
20坪なら1LDKをゆったり作るか、必要十分な2LDKにするかが大きな分岐点です。
25坪になると2LDKに収納やランドリースペースを加える余白が生まれやすくなります。
積水ハウスで間取り全体を考えるときのポイントについては、積水ハウスの間取り実例と暮らしやすい設計の考え方でも詳しく紹介しています。
20坪は1LDKとの相性がいい
20坪の平屋で私がまず検討したいのは、LDK、寝室、水回り、収納をしっかり確保した1LDKです。
部屋数を無理に増やさなければ、リビングの広さだけでなく、キッチンの作業スペースや寝室収納にも面積を回せます。
一人暮らしなら仕事用の机をLDKへ組み込んだり、寝室の一角に小さな書斎を設けたりする方法もあります。
夫婦二人なら、寝室を一つにまとめ、リビングを二人それぞれが別のことをしていても窮屈に感じにくい空間にすると暮らしやすいでしょう。
逆に、20坪なのに個室、独立書斎、大型パントリー、ファミリークローゼット、広い玄関をすべて入れようとすると、一つひとつの場所が中途半端になりがちです。
25坪なら2LDKが作りやすい
25坪になると、20坪より約16㎡増えるので、二つ目の個室を設けながら収納や水回りにも余裕を残しやすくなります。
夫婦の寝室に加えて、書斎、趣味室、来客室などとして使える一室を用意する2LDKは、25坪の平屋と相性のよい考え方です。
現在は二人暮らしでも、将来は一室を介助する家族の寝室にしたり、在宅勤務用の部屋へ変えたりできます。
ただし、余った面積をすべて個室に回すのではなく、収納や通路にも少し余裕を残しておく方が長く使いやすい家になります。
広さより使える面積を見る
同じ20坪でも、廊下が長い間取りと、LDKから直接各室へ入る間取りでは、実際に生活に使える面積が変わります。
玄関から長い廊下を通ってLDKへ入り、さらに別の廊下から寝室へ行くような間取りは、コンパクトな平屋では面積をかなり消費します。
そこで、LDKを家の中心にして、寝室、水回り、収納へ短く移動できる配置を考えると効果的です。
廊下ゼロにこだわりすぎない
ただし、廊下を完全になくせばいいわけでもありません。
トイレのドアがリビングから真正面に見えたり、寝室から浴室へ行くために必ずキッチンを横切ったりするなら、少し通路を作った方が暮らしやすい場合もあります。
削るべきなのは意味のない移動スペースであって、暮らしに必要な余白までなくす必要はありません。
20坪の1LDK間取りを考える
20坪で1LDKを選ぶ最大のメリットは、部屋数を抑えた分、LDK、寝室、収納、水回りへ面積を回せることです。
特に一人暮らしや夫婦二人暮らしなら、「余っている部屋が二つある家」より「毎日使う場所が気持ちいい家」の方が合うことがあります。
LDKを家の中心にする
20坪の1LDKでは、LDKを単なるリビングではなく、食事、休憩、仕事、趣味まで担う家の中心として考えると効率がよくなります。
例えばダイニングテーブルを仕事机としても使うなら、独立書斎を作らずに済みます。
テレビを見る時間が少ないなら、大型テレビボードを前提にせず、壁面収納や窓へ面積を使う方法もあるでしょう。
暮らし方に合わない「普通の家のセット」をそのまま入れないことが、小さな平屋ではかなり大切です。
寝室は寝るための広さで考える
寝室を広くしたくなる気持ちは分かりますが、起きている時間の大半をLDKで過ごすなら、寝室へ必要以上の面積を使わない方法もあります。
一方で、ベッドの周囲をほとんど通れないような寸法まで削ってしまうと、シーツ交換や掃除が想像以上に大変です。
ベッド本体の寸法だけを図面へ置くのではなく、ベッド横を歩く場所、クローゼット扉を開く場所、掃除機を動かす場所まで見てください。
一人暮らしなら収納との関係を見る
平屋の1LDKで一人暮らしをするなら、寝室を広げるより、寝室と収納を近づける方が便利なことがあります。
朝起きて着替え、洗面へ行き、LDKへ移動する流れが短ければ、家全体がコンパクトでも不便を感じにくいからです。
服が少ない人なら壁面クローゼットでも十分でしょうし、衣類が多い人なら寝室を少し小さくしてウォークイン収納へ面積を回す方法もあります。
水回りを近くに集める
20坪の平屋では、キッチン、洗面、洗濯、浴室を近い位置へまとめると、配管だけでなく日々の移動も短くできます。
料理をしながら洗濯機を回し、乾燥した衣類を収納へ戻す生活なら、キッチンとランドリーを遠く離す理由はあまりありません。
ただし、回遊できること自体を目的にして出入口を増やしすぎると、その分だけ収納に使える壁が減ります。
小さな家ほど「ぐるぐる回れる」より「短く行ける」を優先した方が使いやすい場合があります。
20坪の2LDKは工夫が必要
平屋20坪で2LDKを作ることは可能ですが、1LDKよりも各場所への面積配分がシビアになります。
個室を二つ確保した時点で使える壁が増える一方、建具や通路も増えるため、LDKや収納が圧迫されないように考えたいところです。
二つ目の部屋の役割を決める
2LDKにするなら、二つ目の個室を何のために作るのかを最初に決めておきましょう。
毎日在宅勤務をするための仕事部屋なら独立個室にする価値があります。
一方、年に数回の来客だけを想定した客間なら、その部屋のために毎日使うLDKを狭くするのが本当に必要か考えてみてください。
引き戸でLDKとつなげ、普段は開放して使い、必要なときだけ閉める部屋にする考え方もあります。
夫婦二人なら個室の使い方が鍵
夫婦二人の2LDKでは、主寝室ともう一室を固定用途にしすぎない方が将来に対応しやすくなります。
仕事部屋として使っていた部屋が、趣味室、家族の宿泊室、療養時の寝室へ変わることもあるからです。
コンセント、収納、窓、空調を最初から一用途だけに合わせすぎなければ、使い方を変えやすくなります。
別々に寝る可能性も考える
今は一つの寝室でよくても、生活時間や体調の変化によって別々の部屋で寝たくなることがあります。
その可能性が少しでもあるなら、二つ目の個室へベッドを置けるかを図面段階で確認しておくと安心です。
部屋名を「書斎」と決めてしまうより、「将来寝室にもできる部屋」と考えた方が使い道は広がります。
20坪の図面は家具を入れて見る
平屋20坪の図面を見るときに一番怖いのは、何も置かれていない状態では広く見えることです。
ソファ、ダイニングテーブル、冷蔵庫、ベッド、テレビ、収納家具を実寸で置くと、印象がかなり変わることがあります。
また、椅子は置くだけではなく後ろへ引くので、その動きも必要です。
冷蔵庫や食洗機、収納扉なども開いた状態を図面へ書き込み、人が同時に通れるか見ておきましょう。
25坪の2LDKは余白を作りやすい
25坪の平屋で2LDKを考えると、20坪よりも「あと少し欲しかった場所」へ面積を振り分けやすくなります。
その少しの余裕をLDK、ランドリー、収納、玄関のどこへ使うかで、家の性格が変わってきます。
二人暮らしならかなり現実的
夫婦二人で暮らす25坪の2LDKなら、主寝室と多目的室を設けながら、LDKもしっかり確保しやすくなります。
さらに、洗面と脱衣を分けたり、玄関収納を増やしたりする選択肢も見えてきます。
だからこそ、25坪になった途端に設備や部屋を増やしすぎないことも大切です。
20坪から増えた面積をすべて新しい機能へ使うより、既存の場所へ「使いやすい余白」として残した方が満足できることがあります。
25坪でトイレ2つは可能か
25坪の平屋でトイレを2か所設けること自体は可能ですが、一人または二人暮らしなら必要性をよく考えたい設備です。
トイレは便器を置く場所だけではなく、入口、壁、配管、換気、手洗い、掃除用品などのスペースも必要になります。
そのため、二つ目のトイレを入れれば、その分だけ収納や洗面、個室の面積へ影響します。
25坪でトイレを2つ作るなら、「なんとなく便利そう」ではなく、二つ必要になる具体的な場面があるかを考えてください。
来客が非常に多い、在宅勤務で仕事用空間と生活空間を分けたい、将来二人の生活時間が大きく異なるなど、理由がはっきりしている場合は検討価値があります。
将来の介助では位置も重要
将来の介助を考えるなら、トイレの数より寝室からトイレまでの距離や出入口の使いやすさの方が重要になる場合があります。
夜中に寝室から遠いトイレへ歩く間取りより、主寝室の近くに一つ使いやすいトイレを置く方が暮らしに合うこともあるでしょう。
もちろん将来の身体状況は予測できないので、後から手すりを付けられる場所や、家具を移動して通路を確保できる余地も考えておきたいところです。
収納は量より置き場所を見る
25坪になると大きなファミリークローゼットを作りたくなりますが、収納は面積より配置が重要です。
食品はキッチン、タオルは洗面、掃除用品は使う場所の近くというように、使う物を使う場所へ置く方が移動は少なくなります。
家中の物を大きな収納へ集めれば見た目はきれいですが、毎回そこまで取りに行く暮らしが自分に合うかは別の話です。
L字型の平屋はどう考えるか
L字型の平屋は庭を囲みやすく、LDKや寝室から外を眺める計画を作りやすい一方、20〜25坪では建物形状による面積の使い方にも注意が必要です。
私は中庭を取り込んだコートハウスで暮らしていますが、外を室内の延長として感じられる効果はかなり大きいと感じています。
20坪のL字型は目的を明確にする
20坪でL字型の間取りを採用するなら、「形がおしゃれだから」ではなく、何を囲みたいのかを決めてください。
例えば道路から見えにくい小さな庭を作り、リビングと寝室の両方から緑を見るためなら、L字型を選ぶ意味があります。
一方で、特に目的がないまま建物を曲げると、外壁が増え、家具を置きにくい角ができ、直線的な動線を作りにくくなる場合もあります。
20坪はもともとの床面積が限られるので、外観の形より室内の使い方を優先するくらいでちょうどいいと思います。
25坪なら庭との関係を作りやすい
25坪のL字型平屋では、20坪よりLDKや個室に余裕を残しながら、庭を建物で緩やかに囲む計画を考えやすくなります。
リビングとダイニングを庭側へ向け、寝室をL字のもう一方へ配置すれば、生活空間と就寝空間の距離も作れます。
道路側には窓を抑え、庭側へ大きく開く方法を取れば、カーテンを閉め続ける生活を避けやすいケースもあります。
中庭は床面積とは別に考える
中庭やタイルデッキは室内床面積に含まれない部分でも、視覚的にはリビングの続きとして感じられることがあります。
だからといって、室内を必要以上に削って庭を大きくすればいいわけではありません。
ソファ、テーブル、収納を置いた室内がきちんと成立したうえで、外の景色を足すという順番で考える方が失敗しにくいでしょう。
6〜15坪の小さな平屋も検討する
検索では6坪、7坪、8坪、9坪、10坪、15坪といった非常に小さな平屋もよく調べられています。
これらは20〜25坪の平屋と同じ感覚で考えるのではなく、「通常の戸建住宅を縮小する」のではなく「必要な暮らしだけを残す」発想が必要です。
| 広さ | 約㎡ | 考えやすい暮らし | 注意したい点 |
|---|---|---|---|
| 6坪 | 約20㎡ | セカンドハウス・小規模用途 | 浴室や収納を含めるとかなり限定的 |
| 7坪 | 約23㎡ | 単身向けの最小構成 | 設備配置の影響が非常に大きい |
| 8坪 | 約26㎡ | 単身向けコンパクト住宅 | 大型家具を置きにくい |
| 9坪 | 約30㎡ | 単身向けワンルーム型 | 収納量を先に決めたい |
| 10坪 | 約33㎡ | 単身向け1LDK型 | 個室を増やすとLDKが縮みやすい |
| 15坪 | 約50㎡ | 一人暮らし向け1LDK | 二人暮らしでは持ち物量を確認 |
| 20坪 | 約66㎡ | 一人〜二人の1LDK・2LDK | 部屋数を増やしすぎない |
| 25坪 | 約83㎡ | 二人暮らしの2LDK | 余白を設備で埋めすぎない |
6〜9坪は住宅設備が面積を使う
6〜9坪の平屋では、キッチン、トイレ、シャワーや浴室、洗面、玄関といった住宅設備が床面積に占める割合が非常に大きくなります。
そのため、一般的な戸建住宅と同じ設備構成をそのまま入れると、生活する場所がほとんど残らない可能性があります。
別荘、仕事場、離れなど用途が限定されている場合には面白いサイズですが、日常生活の本拠地にするなら持ち物と設備をかなり絞る必要があります。
10坪は一人暮らし向け
10坪程度になると、単身者向けのコンパクトな住まいとして考えやすくなります。
ただし、一般的な1LDKをそのまま縮小するより、LDKと寝る場所を緩やかにつなげるなど、間仕切りを減らす方が面積を生かせる場合があります。
収納家具を大量に置く暮らしより、造り付け収納や必要最小限の家具で暮らす人との相性がよいでしょう。
15坪なら1LDKが見えてくる
15坪は約50㎡あるので、一人暮らしなら寝室を分けた1LDKも考えやすくなります。
20坪との差は約16㎡あるため、その差を寝室、収納、浴室、玄関などへどう使うかで快適性が変わります。
二人暮らしでも不可能ではありませんが、在宅時間が長い二人、持ち物が多い二人、生活時間が異なる二人では窮屈さを感じるかもしれません。
小さいほど建築費が安いとは限らない
床面積を減らせば建物全体の費用を抑えやすくなりますが、家が半分になればキッチンや浴室まで半額になるわけではありません。
さらに平屋は同じ延床面積の総二階と比べると基礎と屋根の面積が大きくなるため、「小さい平屋だから驚くほど安い」とは限らない点に注意してください。
積水ハウスで20坪から40坪までの価格感を確認したい場合は、積水ハウスの平屋を20坪・30坪・40坪で建てる場合の価格も参考になると思います。
小さな平屋で後悔しない方法
コンパクトな平屋では、完成してから変えにくい部分を先に決め、家具や収納用品など後から変えられるものを後回しにするのがおすすめです。
数坪を削ったことによる建築費の差より、何十年も使う動線が窮屈になる影響の方が大きい場合もあります。
実寸で生活動線を確認する
図面に書かれた寸法を見ても、実際の広さはなかなか想像できません。
そこで、自宅や広い場所で床へテープを貼り、キッチン、テーブル、ソファ、ベッドの位置を実寸に近い状態で再現するとイメージしやすくなります。
特にキッチン横、洗濯機前、ベッド横、トイレ入口など、人が方向転換する場所を確認してください。
私は自宅でも、入居後に洗濯機を置いた状態の通り道が気になり、実際にメジャーを使って寸法を確認しました。
家具寸法を後回しにしない
「家が完成してから家具を選ぼう」と考えると、欲しかったソファやダイニングテーブルが入らないことがあります。
20〜25坪の平屋では、欲しい家具があるなら先に寸法を確認し、その家具が自然に置ける間取りを作った方がいいでしょう。
大型冷蔵庫、ドラム式洗濯機、ロボット掃除機、テレビボードなども、置き場所だけでなく搬入経路を確認しておくと安心です。
収納率だけで判断しない
収納の量を数字だけで評価すると、使いにくい場所まで収納として数えてしまうことがあります。
奥行きが深すぎて奥の物を取り出せない収納や、高すぎて普段使えない棚は、面積があっても日常では活用しにくいものです。
あなたが今持っている服、靴、食品、日用品、掃除道具、季節用品を一度書き出し、どこへ置くのか決めてみてください。
すると、大きなウォークイン収納より小さな収納を何か所か配置した方が合うケースも見えてきます。
収納扉の前にも場所が必要
収納は内部寸法だけでなく、扉を開けて物を出す場所まで含めて考える必要があります。
収納扉と別のドアがぶつかったり、ベッドを置いたらクローゼットを開けられなくなったりしないよう、平面図へ家具を書き込んで確認してください。
将来の介助を少しだけ考える
平屋を選ぶ人の中には、老後まで住み続けやすい家にしたいという方も多いと思います。
だからといって、今から家中を介護施設のような寸法へする必要はありません。
大切なのは、将来ベッドの位置を変えられるか、寝室とトイレが遠すぎないか、手すりを追加できるか、家具を減らしたときに通路を広げられるかといった変更の余地です。
20坪を限界まで詰め込んだ間取りでは、この変更の余地がなくなる場合があります。
設備交換の場所も残す
新築時には意外と忘れやすいのですが、キッチン、給湯器、洗濯機、トイレなどの設備は将来交換する可能性があります。
設備を壁や収納へぎりぎりに囲い込むと、交換時に周囲まで工事する必要が出るかもしれません。
小さな平屋だからこそ、設備を美しく隠すことと、将来取り外せることの両方を考えておきたいですね。
20坪と25坪はどちらがいいか
一人暮らしなら20坪、夫婦二人なら25坪と機械的に決める必要はありません。
一人でも大きな趣味用品を持っている人や自宅で仕事をする人なら25坪が便利でしょうし、二人でも物を増やさず一つの寝室で過ごすなら20坪で満足できる可能性があります。
| 比較項目 | 20坪 | 25坪 |
|---|---|---|
| 1LDK | ゆとりを作りやすい | かなり余裕を持たせやすい |
| 2LDK | 面積配分を慎重にしたい | 成立させやすい |
| 一人暮らし | 十分検討しやすい | 趣味・仕事空間も考えやすい |
| 二人暮らし | 持ち物と個室数次第 | 選択肢が増える |
| 大型収納 | 他の場所との交換条件になりやすい | 設けやすくなる |
| トイレ2つ | 優先度をかなり検討したい | 可能だが必要性を確認 |
| L字型 | 目的が明確なら検討 | 庭との関係を作りやすい |
5坪増やす価値は暮らしで決める
20坪と25坪の差は5坪なので、数字だけなら少しに見えるかもしれません。
しかし約16㎡の差があれば、一室を増やすだけでなく、ランドリー、収納、玄関、LDKなど複数の場所へ少しずつ余裕を配ることもできます。
反対に、その5坪を使わなくても生活が変わらないのであれば、建物を小さくして庭や外構へ予算を回す考え方もあります。
「広い方がいい」ではなく、「増やした5坪で何をするのか」を説明できるかどうかで判断すると分かりやすいですよ。
建築費は間取りと一緒に見る
20坪と25坪のどちらにするかは、面積だけでなく予算との兼ね合いもあります。
積水ハウスのような注文住宅では、床面積に加えて構造、外壁、窓、設備、空調、外構などでも金額が変わります。
面積を5坪増やすために欲しかった設備をすべて諦めるのか、それとも面積を抑えて毎日触れる場所へ予算を使うのかは、あなたの価値観次第です。
予算から平屋の広さを考えている場合は、積水ハウスで3,000万円台の平屋を考えるときの総額と実例も合わせて見るとイメージしやすいと思います。
住宅会社へ間取りを頼む方法
20〜25坪の平屋を住宅会社へ相談するときは、「2LDKを作ってください」だけで依頼しないことが大切です。
同じ2LDKでも、暮らし方によって正解はまったく変わります。
必要な暮らしを先に伝える
私なら最初に、誰が住むのか、在宅勤務はあるか、来客は多いか、料理はよくするか、洗濯物はどこで乾かすか、持ち物は多いかを伝えます。
さらに、ダイニングで仕事をしてもいいのか、寝室は寝るだけでいいのか、庭を眺めたいのかといった希望も加えます。
すると、住宅会社も「部屋を何個並べるか」ではなく「暮らしをどう配置するか」から提案しやすくなります。
20〜25坪の平屋では、「欲しい部屋一覧」より「毎日の行動一覧」を住宅会社へ渡すのがおすすめです。
20坪案と25坪案を両方作る
まだ面積を決めきれないなら、同じ要望で20坪前後と25坪前後の二案を見せてもらう方法もあります。
そうすると、5坪増やしたことで何が変わったのかを具体的に比較できます。
単に部屋が広くなっただけなのか、それとも収納や洗濯動線まで改善したのかを見ると、追加する面積の価値を判断しやすくなります。
積水ハウスなら暮らしを先に伝える
積水ハウスで小さく上質な平屋を考える場合も、最初から「20坪でお願いします」と面積だけを固定するより、予算と必要な暮らしを先に伝える方がいいと私は考えています。
鉄骨と木造では空間の作り方も変わりますし、大きな窓、軒、庭、収納へ何を優先するかによって同じ床面積でも提案内容は変わります。
そして展示場の大きなモデルハウスを見るだけでは、20〜25坪のリアルな感覚はなかなかつかめません。
できれば実際の小規模住宅や完成宅を見ながら、家具が入った状態のLDK、収納、寝室、水回りを確認してみてください。
積水ハウスを候補にしていて、まだ展示場訪問や具体的な商談を始めていない場合は、すまつなの積水ハウス紹介サポートから予算、希望する坪数、1LDKか2LDKかといった条件を先に伝えていただけます。
私は積水ハウスの社員ではなく実際に建てて住んでいるオーナーなので、広さを増やすことありきではなく、あなたの予算の中で何を優先したいのかという施主側の感覚を大事にしています。
20〜25坪の平屋間取りに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 20坪の平屋で2LDKは狭いですか?
A. 一人または二人暮らしなら十分検討できますが、個室を二つ作るため、1LDKよりLDKや収納への面積配分はシビアになります。
二つ目の個室を毎日使うのか、来客時だけ使うのかを確認し、使用頻度が低いならLDKとつながる可変的な部屋にする方法もあります。
また、家具を実寸で図面へ配置し、椅子や収納扉を動かした状態でも通れるかまで確認してください。
Q2. 一人暮らしなら平屋は何坪あればいいですか?
A. 暮らし方によりますが、15〜20坪程度から1LDKを具体的に考えやすくなります。
ただし、在宅勤務、趣味用品、大型収納、来客用スペースが必要なら20坪以上にする価値もあります。
反対に持ち物が少なく、LDKと寝室をコンパクトにまとめられる人なら、それより小さい平屋も選択肢になります。
Q3. 25坪の平屋でトイレを2つ作れますか?
A. 作ることは可能ですが、一人または二人暮らしでは二つ必要な理由を明確にしてから決めたいところです。
トイレを増やすと便器以外にも壁、入口、配管、手洗いなどの場所が必要になり、その分だけ収納や洗面、個室へ使える面積が減ります。
将来対策なら数を増やすことだけでなく、寝室からの距離や手すりを追加できる場所も合わせて考えてください。
Q4. 20坪や25坪のL字型平屋は使いやすいですか?
A. 庭を囲む、道路からの視線を避ける、複数の部屋から外を眺めるなど明確な目的があれば魅力的な形です。
ただし、20坪では建物を曲げたことで家具配置や室内動線が複雑にならないかを特に確認してください。
25坪なら少し余裕を持たせやすいものの、外観の形より室内の使いやすさを優先したいですね。
Q5. 20坪と25坪ならどちらがおすすめですか?
A. 一人暮らしや夫婦二人で1LDKを中心に考えるなら20坪でも十分候補になり、2LDKに収納や水回りの余裕まで求めるなら25坪が考えやすくなります。
ただし、最初から25坪と決めるのではなく、同じ希望条件で20坪案と25坪案を比較し、増えた5坪が暮らしをどう変えるのか確認する方法がおすすめです。
増えた面積の用途を具体的に説明できないなら、その予算を設備、庭、外構などへ回す選択肢もあります。
20〜25坪の平屋間取りまとめ
20〜25坪でも、廊下を必要以上に増やさず、収納と水回りを使う場所へ配置すれば、一人暮らしや夫婦二人暮らし向けの快適な平屋は十分に考えられます。
20坪ならゆとりある1LDKか必要十分な2LDK、25坪なら2LDKに収納やランドリーなどを加える形が一つの考え方になります。
一方で、面積を削ることだけを目標にすると、家具を置けない、収納が足りない、来客時に困る、設備交換がしにくい、将来介助が必要になったときに動きにくいといった問題につながる可能性があります。
小さな平屋ほど、図面上の坪数ではなく「家具を置いた状態でどう暮らすか」を見てください。
そして、20坪と25坪で迷っているなら、両方の間取りを作ってもらい、5坪の違いによって毎日の暮らしが本当に良くなるのかを比べるのがおすすめです。
積水ハウスで20〜25坪程度の小さく上質な平屋を考えているなら、すまつなへのお問い合わせから予算と必要な暮らしを先に伝えてください。
広さありきではなく、1LDKなのか2LDKなのか、どんな家具を置くのか、将来どう暮らしたいのかまで含めてスタートした方が、あなたに合った家へ近づけると思います。






