こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
一人暮らしや夫婦二人の家を考えるとき、平屋はかなり相性のいい選択肢だと私は思っています。
階段を使わずに暮らしが一つの階で完結しますし、掃除や洗濯の移動も短くしやすく、将来足腰が気になってきたときにも暮らし方を変えずに済みやすいからです。
ただし、少人数だからといって、とにかく小さくすれば正解という話ではありません。
私自身、積水ハウスで家を建てて実際に暮らすようになってから、収納の位置、家具を置いた後の通路、寝室と水回りの距離、外からの視線などは、図面上の畳数以上に毎日の快適さへ響くと実感しています。
一人暮らしなら趣味や在宅勤務、二人暮らしならお互いの生活時間、さらに将来の介助や売却まで考えると、必要な部屋の数も変わってきます。
この記事では、平屋で一人暮らし・二人暮らしをする場合の広さ、1LDK・2LDK・ワンルームに近い0LDKの考え方、バリアフリー、防犯、価格まで、住んだ後を想像しながら詳しくお伝えします。
記事のポイント
- 一人・二人暮らしに合う平屋の広さと間取り
- 1LDK・2LDK・0LDKを選ぶ考え方
- 将来まで使いやすいバリアフリー設計
- 価格・防犯・売却まで含めた注意点
少人数の平屋は何坪がいいか
最初に決めたいのは部屋数ではなく、あなたが家の中で何をして過ごすかです。
必要な床面積は人数だけで決まらず、収納量、仕事、趣味、来客、車椅子利用の可能性などによってかなり変わります。
一人暮らしは15〜20坪が出発点
一人暮らしの平屋では、15〜20坪前後を最初の検討範囲にすると、広すぎず狭すぎないプランを考えやすくなります。
15坪前後なら、LDK、寝室、水回り、必要量の収納をコンパクトにつなぐ考え方が中心になります。
20坪前後まで広げると、仕事部屋や趣味室、来客用の小さな一室、ウォークインクローゼットなどを組み込みやすくなるでしょう。
とはいえ、数字だけを見て「一人なら15坪で十分」と決めるのはおすすめしません。
家具を置いた状態で通れるか、季節物をしまえるか、洗濯物をどこで乾かすかまで図面に入れてから面積を決めたいところです。
二人暮らしは20〜25坪が考えやすい
夫婦やパートナーとの二人暮らしなら、20〜25坪前後から考えると、1LDKにも2LDKにも振りやすくなります。
二人がほぼ同じ生活時間で、家の中でも一緒に過ごすことが多ければ、1LDKにしてLDKを広く取る方法があります。
一方、在宅勤務がある、就寝時間が違う、趣味の音が出る、来客が泊まるといった事情があれば、2LDKの方が暮らしやすいケースもあります。
二人暮らしの家では、面積より「一人になれる場所があるか」が意外と大事です。
| 暮らし方 | 広さの目安 | 考えやすい間取り | 確認したいこと |
|---|---|---|---|
| 一人暮らし | 15〜20坪前後 | 0LDK・1LDK | 収納、仕事、趣味、来客 |
| ゆとりある一人暮らし | 18〜23坪前後 | 1LDK・2LDK | 書斎、趣味室、将来の介助 |
| 二人暮らし | 20〜25坪前後 | 1LDK・2LDK | 生活時間、個室、収納量 |
| 将来対応を重視する二人暮らし | 23〜30坪前後 | 2LDK中心 | 車椅子、介助、来客、可変性 |
ここで示した坪数はあくまで一般的な検討の出発点で、土地形状や廊下の有無、収納の取り方によって同じ坪数でも体感はかなり変わります。
平屋全体の価格や20坪・30坪・40坪での考え方は、公開済みの積水ハウスの平屋の価格と坪数をまとめた記事も合わせて読むとイメージしやすくなります。
一人暮らしの間取りを考える
平屋の一人暮らしは、部屋を増やすより、使う場所に面積を集める方が満足しやすいと感じます。
寝るだけの部屋を大きくするより、長くいるLDKや趣味の場所へ余白を渡した方が、家全体を使い切りやすいからです。
1LDKは最も使いやすい
一人暮らしの平屋で迷ったら、私はまず1LDKを基準に考えます。
寝室を独立させておけば、来客時に生活感を隠しやすく、就寝と食事の空間も分けられます。
また、将来介助が必要になった場合でも、寝室を落ち着いた個室として残しながら、LDK側で家族や支援者と過ごす使い方ができます。
寝室はベッドだけでなく、ベッド横に立つ人のスペースや収納扉の開閉まで含めて考えてください。
0LDKは開放感を優先できる
寝室を壁で区切らず、ワンルームのような一体空間で暮らす0LDKも、一人暮らしなら成立しやすい考え方です。
ここでは、LDKと就寝スペースを大きく仕切らない間取りを0LDKとして説明します。
壁や廊下が減るため、同じ床面積でも視線が抜けやすく、小さな平屋を広く感じやすいのが魅力です。
ただ、料理のにおい、冷蔵庫の音、来客時のベッド、冷暖房の区切りにくさは受け入れる必要があります。
完全なワンルームにせず、引き戸や家具で後から区切れるようにすると、生活が変わったときにも対応しやすいでしょう。
ワンルームは収納壁を確保する
ワンルームの平屋でありがちなのが、開放感を優先して窓を増やし、収納を置ける壁がなくなることです。
窓、テレビ、ベッド、収納を全部壁際に置くため、壁面は想像以上に取り合いになります。
最初から収納を造り付ける場所を決め、残った壁へ窓を配置するくらいの順番でもいいかなと思います。
仕事や趣味の場所を先に決める
一人暮らしだからこそ、家を自分の好きな使い方に振り切れるのは大きな魅力です。
在宅勤務が多いなら、ダイニングテーブルを仕事机に兼用するより、オンライン会議ができる小さな書斎を設けた方が生活の切り替えがしやすくなります。
楽器、釣り、自転車、ゴルフ、読書、ゲームなど、趣味の道具が多い場合は、居室を増やす前に収納寸法を決めた方がいいでしょう。
「いつか使う部屋」より「毎週使う場所」に面積を使う方が、小さな平屋らしい贅沢さが出ます。
二人暮らしは距離感が大切
二人暮らしの平屋は、家事動線を短くしながら、お互いが無理なく離れられる間取りにするのがポイントです。
平屋はすべての部屋が同じ階にあるため、便利な反面、音や気配も伝わりやすくなります。
1LDKは一緒に過ごす人向け
休日も同じ空間で過ごすことが多く、就寝時間も近い二人なら、1LDKは面積効率がいい選択です。
個室を一つに絞ることで、LDK、キッチン、収納、洗面室をゆったり取れるからです。
その代わり、LDKの一角に小さなデスクやヌックをつくり、一人で本を読んだり仕事をしたりできる場所を設けると暮らしやすくなります。
2LDKは生活時間が違う人向け
仕事の時間が違う、片方が早寝、在宅勤務があるという二人には、2LDKが使いやすいと思います。
寝室とは別に一室あるだけで、仕事、趣味、来客、体調不良時の別室など、かなり多くの役割を持たせられます。
将来どちらかが介助を受ける場面でも、予備室があると家族が泊まったり、介護用品を置いたりしやすくなります。
小さな2LDKは、部屋を二つ作ること自体が目的ではなく、暮らしの逃げ場を一つ増やす間取りと考えると分かりやすいですよ。
別寝室も珍しい選択ではない
夫婦だから同じ寝室にしなければいけないわけではありません。
いびき、空調の好み、就寝時間、起床時間が違うなら、最初から別寝室を検討した方が暮らしやすいこともあります。
ただし、二つの寝室を同じ大きさにすると床面積が膨らみやすいため、片方を寝ることに特化した小さめの部屋にする方法もあります。
小さな平屋で優先したい場所
少人数向けの平屋では、部屋を小さくすることより、無駄な移動と使わない空間を減らすことが大切です。
毎日何度も使う場所を近づけると、床面積を抑えても窮屈さが出にくくなります。
収納は量より場所で決まる
収納率の数字だけで安心せず、使う場所の近くに必要な収納があるかを見てください。
玄関には靴、上着、バッグ、防災用品、キッチンには食品と日用品、洗面にはタオルと下着というように、暮らしの途中で物を戻せる配置が便利です。
大きな納戸を一室つくっても、毎回家の端まで取りに行くなら、少人数の平屋らしい短い動線が生かせません。
水回りは寝室から遠ざけない
キッチン、洗面、浴室、トイレを近い範囲にまとめると、配管だけでなく日々の移動も短くなります。
特に将来を考えるなら、寝室からトイレまでの経路を複雑にしないことが大切です。
夜中に起きたとき、暗い廊下を何度も曲がる間取りより、短く分かりやすい経路の方が安心感があります。
キッチンは広さより通路を見る
一人暮らしならキッチンを小さくしてもいいと思われがちですが、調理家電やゴミ箱、冷蔵庫、食器棚まで置くと意外と場所を使います。
二人で料理するなら、扉や引き出しを開けた状態ですれ違えるかも確認してください。
モデルハウスのキッチンを見るときは天板の豪華さより、冷蔵庫からシンク、コンロ、食器収納まで実際に歩いてみる方が参考になります。
洗濯は一つの流れにする
洗濯機、物干し、収納を離すと、人数が少なくても毎日の往復が増えます。
洗う、干す、たたむ、しまうを近い範囲で完結させると、コンパクトな平屋の良さがよく出ます。
一人暮らしで部屋干しが中心なら、専用ランドリールームを大きくするより、洗面脱衣室に物干しと収納を組み込む方法も現実的です。
将来を考えたバリアフリー
平屋は階段がないためバリアフリーに向いていますが、平屋にしただけで将来も使いやすい家になるわけではありません。
玄関、建具、トイレ、浴室、通路、温度差まで見て初めて、長く暮らしやすい住まいになります。
段差は室内だけ見ない
室内の床をフラットにしても、玄関ポーチや駐車場から玄関までに大きな段差があれば、車椅子や歩行器を使うときに困ります。
外構と建物を別々に考えず、道路や駐車場から玄関、寝室、トイレ、浴室まで一つの経路として見てください。
国土交通省の「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」でも、加齢などで身体機能が低下しても住み続けられるよう、段差や通路、手すりなどへの配慮が示されています。
(出典:国土交通省「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」)
寝室とトイレを近づける
将来対策として私が優先したいのは、寝室とトイレ、洗面、浴室を遠くしすぎないことです。
若いうちは数歩の差でも、夜間や体調が悪いときにはその距離が負担になります。
介助する側から見ても、寝室から水回りまでの経路が短く、扉が少ない方が動きやすくなります。
車椅子は通路だけ広げない
車椅子を想定すると、つい廊下幅だけに目が向きますが、実際には曲がる場所、扉の前、ベッド横、トイレ、洗面の方が重要になることがあります。
廊下が広くても、洗面室へ入る扉が狭かったり、扉を開けると車椅子の進路を塞いだりすれば使いにくくなります。
引き戸は将来も使いやすい
開き戸は扉を避ける動きが必要ですが、引き戸なら前後の動作を減らしやすく、家具の配置にも余裕を持たせやすいです。
すべてを引き戸にする必要はないものの、寝室、トイレ、洗面など将来よく使う場所は検討価値があります。
トイレは便器の前後左右を見る
トイレは畳数だけでは使いやすさが分かりません。
立ち上がるときに手を掛ける場所、介助する人が立つ場所、扉を開けたときの位置まで図面上で確認してください。
将来手すりを付ける可能性があるなら、壁の下地を新築時から考えておくと後から対応しやすくなります。
温度差もバリアフリーの一部
段差だけなく、冬の寝室からトイレや脱衣室へ移動したときの温度差も見落としたくありません。
平屋はワンフロアなので空調計画をまとめやすい一方、長い廊下や閉じた洗面室をつくると場所ごとの温度差が出ることがあります。
断熱性能、窓、日射遮蔽、エアコンの位置、扉を閉めたときの空気の流れをセットで考えてください。
一人暮らしの防犯も考える
平屋は窓も出入口も一階に集まるため、防犯は間取りと外構を一緒に考える必要があります。
特に一人暮らしでは、在宅している時間帯や生活パターンを外から読み取られにくい工夫も大切です。
窓を大きくする場所を選ぶ
平屋らしい大開口は魅力ですが、道路や隣地から丸見えだとカーテンを閉めたままになり、せっかくの窓を生かせません。
庭や中庭側は開く、道路側は必要な採光を取りながら視線を外すというように、方角ごとに窓の役割を変える方法があります。
警察庁の住宅防犯情報では、一戸建て住宅の侵入口として窓が多く、窓や玄関の施錠、防犯性能の高い建物部品、見通しの良い外構などが案内されています。
(出典:警察庁「住まいる防犯110番」)
女性も男性も在宅を見せすぎない
「女性の一人暮らしだからこの設備」「男性なら不要」と性別だけで決めるより、家が一人暮らしだと分かりにくい計画を考えた方が実用的です。
宅配ボックス、録画できるインターホン、防犯カメラ、屋外照明、窓の施錠などを組み合わせ、玄関先で知らない人と長く対応しなくても済むようにすると安心感が増します。
洗濯物を外から見える場所へ常時干すかどうかも、間取り段階で考えておきたいですね。
高い塀だけでは解決しない
外から見えないように高い塀で囲えば安心に感じますが、敷地内へ入られた後に外から見えにくい死角をつくることもあります。
目隠しと見通しのバランスを取り、植栽、フェンス、照明、カメラの位置をまとめて検討してください。
室内側ではロールスクリーンやレースカーテンで視線を調整し、昼間も自然光を使えるようにすると快適です。
土地と外構も暮らしに合わせる
少人数の平屋は建物がコンパクトでも、敷地まで最小にすればいいとは限りません。
平屋は一階だけで必要な床面積を確保するため、駐車場、玄関までの経路、庭、室外機、給湯設備などを置く余白も同時に考える必要があります。
駐車場から玄関を短くする
一人暮らしでも、雨の日に買い物袋を持って車から玄関まで歩く距離は毎日の使い勝手へ響きます。
将来杖や車椅子を使う可能性まで考えるなら、駐車位置と玄関の高低差、屋根の有無、途中で曲がる回数も確認しておきたいところです。
玄関を道路から遠くへ隠しすぎると、防犯上の死角が増える場合もあるため、プライバシーだけで決めない方がいいでしょう。
庭は管理できる量にする
平屋と庭の相性はとてもいいのですが、庭が広いほど草取り、剪定、落ち葉掃除、水やりの手間も増えます。
一人暮らしなら、眺める植栽と実際に外へ出る場所を絞り、管理できる範囲へまとめる方が長く楽しみやすいと思います。
二人暮らしでも、将来どちらか一人で庭を管理する可能性まで考えておくと、外構の大きさを決めやすくなります。
平屋の価格は小さくても下がりにくい
一人暮らしの新築平屋を考えると、「小さい家ならかなり安くなる」と期待したくなります。
しかし、住宅は床面積が小さくなっても、キッチン、浴室、トイレ、給湯器、玄関、分電盤など一式で必要なものが残ります。
さらに平屋は、同じ延床面積の二階建てと比べて基礎と屋根の面積が大きくなりやすいため、床面積を減らした分だけ素直に総額が下がるとは限りません。
価格は坪単価だけで見ない
積水ハウスは全国共通の固定坪単価を公式に示しているわけではなく、構造、外壁、窓、設備、地盤、外構、敷地条件で金額が変わります。
一人暮らし用の20坪前後の平屋でも、本体価格だけで判断せず、付帯工事、設計、申請、地盤、外構、家具、登記などを含めた支払総額で見てください。
積水ハウスでの平屋価格を具体的に追いたい場合は、積水ハウスの平屋を予算3000万円で考える記事も参考になります。
本体以外に何が加わるのかを確認したい方は、積水ハウスの本体・付帯工事・諸費用をまとめた記事も合わせて確認すると、総予算を考えやすくなります。
北川家でも本体から増えた
我が家は平屋ではありませんが、建物本体価格は49,987,650円で、オプションなどを含む建築工事費は72,600,000円になりました。
延床46.71坪で割ると、本体は約107万円/坪、建築工事費は約155万円/坪ですが、これはあくまで北川家固有の実例です。
この差を経験したからこそ、一人暮らしの小さな平屋でも「本体が小さいから予算も簡単」とは考えない方がいいと思っています。
削る場所を先に決めない
予算を抑えるとき、収納、窓、断熱、コンセントまで一律に削ると、住んだ後の不便が増えます。
まず暮らしに必要な性能と動線を決め、その後で面積、造作、内装材、設備のグレードを調整する順番が分かりやすいでしょう。
一人暮らしなら、使わない二つ目の洗面や大きな客間をなくし、その分を収納や窓、断熱、趣味へ回す考え方があります。
少人数の平屋でお金をかけたいのは、毎日使う場所と後から変えにくい部分です。
構造、断熱、窓、配管、コンセント、下地、玄関動線は完成後に変えると工事が大きくなりやすい一方、家具や一部の家電は後から選び直せます。
将来の使い方を決めておく
一人・二人暮らしの平屋は、今の人数だけで完成させず、十年後や二十年後に部屋の役割を変えられるようにしておくと安心です。
少人数だからこそ、一室の役割が変わったときに家全体へ与える影響が大きくなります。
予備室は用途を三つ考える
2LDKの一室を予備室にするなら、今、数年後、将来の三つの使い方を考えてみてください。
例えば今は在宅勤務、数年後は趣味室、将来は家族が泊まる部屋や介助に使う部屋というように、用途が変わっても使える大きさと収納にしておきます。
一つの用途専用に造り込みすぎると、生活が変わったときに使いにくくなることがあります。
介助しやすい位置へ変えられるか
将来、寝室をLDK近くへ移したり、予備室を寝室へ変えたりできる間取りなら、大掛かりな改修を減らせる可能性があります。
そのためには、トイレや洗面までの距離、引き戸へ変更できる壁、手すり用の下地などを最初から考えておくと便利です。
バリアフリーは老後だけのためではなく、けがをしたとき、重い荷物を運ぶとき、家族が泊まりに来たときにも役立ちます。
売却しやすさも頭に置く
独身で平屋を建てる場合、「一生ここに住む」と決めていても、仕事、家族、相続などで住み替える可能性はあります。
だからといって売却だけを考えた無難な家にする必要はありませんが、極端に狭い寝室や特殊すぎる設備ばかりにすると次の住み手を選びます。
1LDKでも寝室とLDKの用途が明確で、収納、水回り、駐車、採光が素直な家は、将来の使い方を考えやすくなります。
積水ハウスで小さく上質に建てる
積水ハウスで一人・二人暮らしの平屋を建てるなら、私は「小さいから設備を減らす」というより、「必要な場所へ質を集める」考え方が合うと思います。
床面積をむやみに広げず、窓、床、照明、収納、外構など毎日目に入る場所へ予算を使うと、コンパクトでも満足感のある家にしやすいです。
メーターモジュールも生かせる
積水ハウスではメーターモジュールを活用し、廊下、階段、トイレなどにゆとりを持たせやすい設計を行っています。
平屋では階段がありませんが、玄関、廊下、水回りの移動に余裕を持たせたいときに、その考え方は相性がいいでしょう。
ただし、すべての寸法が自動的に広くなるわけではないので、車椅子や将来の介助を想定するなら、自分のプランの有効幅を図面で確認する必要があります。
小さい家ほど設計の差が出る
大きな家なら余った場所で吸収できることも、20坪前後では数十センチの違いが収納や通路へ影響します。
冷蔵庫の奥行き、ダイニングチェアを引く寸法、ベッド横、洗面の前、玄関で靴を履く場所まで、実物の家具寸法を入れて検討してください。
小さな平屋は、削る設計ではなく、使う場所だけを残す設計。
この感覚で考えると、1LDKでもかなり豊かに暮らせると思います。
すまつなへ暮らしから伝える
積水ハウスで小さく上質な平屋を考えるなら、「20坪でお願いします」だけではなく、あなたが家で何をして過ごすかを伝えてください。
一人暮らしなら在宅勤務の有無、趣味、来客、収納量、防犯への考え方、将来の住み替えまで話せると、必要な部屋が見えやすくなります。
二人暮らしなら、起床時間、仕事時間、料理を一緒にするか、別寝室が必要かまで伝えると、1LDKと2LDKの判断もしやすくなります。
まだ積水ハウスの展示場や担当者との商談を始めていない段階なら、すまつなの積水ハウス紹介サポートから私へ相談してください。
紹介特典や担当者の調整は地域、支店、商品、商談状況などで変わりますが、暮らしと予算を先に共有してもらえれば、家づくりの入口から話をつなぎやすくなります。
一人・二人暮らしの平屋FAQ
Q1. 一人暮らしの平屋は何坪あれば足りますか?
A. 15〜20坪前後を出発点に考えやすいですが、仕事、趣味、収納、来客、将来の介助まで入れると20坪を超える方が合う場合もあります。
人数だけで決めず、家具と持ち物を図面に置いてから床面積を決めるのがおすすめです。
Q2. 0LDKと1LDKのどちらがいい?
A. 来客や生活の切り替えを重視するなら1LDK、開放感と一体空間を重視するなら0LDKが向いています。
迷う場合は、引き戸や家具で後から寝室を区切れるようにしておくと、両方の良さを取り入れやすいでしょう。
Q3. 二人暮らしの平屋は1LDKでも十分ですか?
A. 二人の生活時間が近く、家の中で一緒に過ごすことが多ければ1LDKでも十分成立します。
在宅勤務、別々の就寝時間、趣味、来客があるなら、もう一室を持つ2LDKの方が長く使いやすいことがあります。
Q4. 平屋なら自動的にバリアフリーになりますか?
A. いいえ、階段がないことは大きな利点ですが、それだけでは十分ではありません。
玄関から室内までの段差、寝室とトイレの距離、出入口、曲がり角、手すり下地、浴室、温度差まで確認してください。
Q5. 一人暮らしの新築平屋は安く建てられますか?
A. 床面積を小さくすれば総額を抑えやすくなりますが、面積に比例して安くなるわけではありません。
キッチンや浴室などの設備は一式必要で、平屋は基礎と屋根の面積も確保するため、本体価格だけではなく付帯工事や外構まで含む総額で見てください。
一人・二人暮らしの平屋まとめ
一人・二人暮らしの平屋は、必要以上に広くしなくても、暮らし方に合った場所へ面積を使えば十分に豊かな住まいになります。
一人なら15〜20坪前後、二人なら20〜25坪前後が検討の出発点になりますが、数字より収納、仕事、趣味、来客、個室の必要性を優先してください。
0LDKは開放感、1LDKは生活の切り替え、2LDKは仕事や別寝室、将来の予備室というように、それぞれ役割があります。
そして、平屋の将来性は「階段がない」だけで決まりません。
寝室と水回りの距離、通路と出入口、手すりを付けられる壁、室温差、防犯、外からの視線まで考えておくことが、長く暮らせる家につながります。
私なら、少人数の家ほど部屋数を競わず、毎日使う場所と後から変えにくい部分へ予算を使います。
積水ハウスで小さく上質な平屋を考えているなら、あなたの暮らし方と予算をすまつなへ伝えてください。
一人だから小さく、二人だから2LDKと決めるのではなく、あなたが長く気持ちよく使える一邸を一緒に考えることが大切です。









