こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
複数のハウスメーカーを比較していると、最後は必ず「お願いしない会社」が出てきます。
ここで意外と困るのが、営業担当者への断り方です。
何度も打ち合わせをしてもらった、見積もりや間取りまで作ってもらった、休日に長時間対応してもらったとなると、「ここまでしてもらって断っていいのかな」と気まずくなるんですよね。
私も実際に複数のハウスメーカーを比較して積水ハウスを選んだので、この気持ちはよく分かります。
ただ、契約前の比較検討は、あなたと家族が納得できる一社を選ぶための期間です。
契約しないと決めた会社には、感謝を伝えたうえで、見送ることと今後の連絡要否をはっきり伝える。
これが基本です。
電話、メール、LINEのどれを使っても構いませんし、わざわざ直接会って断る必要もありません。
この記事では、そのまま使える例文だけでなく、見積もり後の断り方、理由の伝え方、しつこく連絡が来る場合の対応、担当者だけに不満がある場合の考え方まで、私の経験を交えながらお伝えします。
記事のポイント
- ハウスメーカーを丁寧に断る基本
- 電話・メール・LINEで使える例文
- 見積もり後や担当者への不満がある場合の対応
- しつこい営業連絡を終わらせる伝え方
ハウスメーカーを断る基本
ハウスメーカーへの断り方で大切なのは、上手な言葉を考え抜くことではありません。
相手が「まだ検討中なのか」「今回は終わりなのか」を間違えない伝え方にすることです。
断るときは四つを伝える
ハウスメーカーを断るときは、感謝、見送る結論、簡潔な理由、今後の連絡要否の四つが入っていれば十分です。
例えば、「これまでご提案いただきありがとうございました。家族で検討した結果、今回は他社で進めることにしました。予算と提案内容を総合的に考えた結果です。申し訳ありませんが、今後の営業連絡は不要です」という形ですね。
これなら営業担当者も社内へ「失注」と報告しやすくなります。
逆に、「少し考えます」「また必要になったら連絡します」「今は忙しいです」だけでは、検討が続いているように聞こえます。
営業担当者からすれば、まだ可能性があるなら連絡を続けるのは自然な行動です。
断ると決めたら「今回は見送ります」と結論を言葉にすること。
これだけでも、その後のやり取りはかなり分かりやすくなります。
まだ比較の途中なら、断る前に比較条件そのものを見直してみてください。
私は、会社名や坪単価だけではなく、予算、構造、設計、標準仕様、保証、そして担当者まで見て判断した方がよいと考えています。
比較そのものに迷っている場合は、ハウスメーカーの選び方と比較ポイントも先に読んでみてください。
長い説明は必要ない
断る理由を何百文字も説明する必要はありません。
営業担当者から詳しい理由を聞かれることはありますが、あなたがすべて説明する義務があるわけでもありません。
「予算を含めて総合的に判断しました」「希望する間取りとの相性で決めました」くらいでも十分です。
細かく説明しすぎると、「そこは値引きできます」「間取りをもう一度作ります」「その設備なら追加できます」と、再提案の入口を作ってしまう場合もあります。
嘘の理由を作らなくていい
「他社と契約したと言えば一発で終わるらしい」と考える人もいると思います。
実際に他社と契約したのであれば、そのまま伝えて問題ありません。
しかし、まだ契約していないなら、わざわざ事実と違う理由を作る必要はないですよ。
「家族で検討した結果、御社での計画は見送ります」で成立します。
住宅会社を選ばない理由には、価格、設計、構造、設備、保証、担当者との相性など、いくつもの要素があります。
一つに限定できないなら、「総合的に判断しました」という表現が使いやすいでしょう。
断るタイミングで内容を変える
資料をもらっただけの段階と、何度も打ち合わせをした後では、伝える文章を少し変えた方が自然です。
基本的には、相手にかけてもらった時間が増えるほど、最初に感謝を一言加えれば十分。
初回相談後なら短くていい
展示場を一度見学した、オンラインで一度話した、資料を送ってもらった程度なら、短い文章で問題ありません。
初回相談後の例文
「先日はご対応いただき、ありがとうございました。家族で検討した結果、今回は御社での計画を見送ることにしました。ご提案いただいたところ恐縮ですが、今後のご連絡は不要です。ありがとうございました。」
この段階で「申し訳ないから、しばらく電話に出ないでおこう」とする方が、むしろやり取りは長引きます。
一度送ってしまえば、それで終了です。
数回打ち合わせ後は感謝を加える
数回会っているなら、それまでの対応に触れると角が立ちにくくなります。
「何度も打ち合わせいただきありがとうございました」「丁寧にプランをご提案いただきありがとうございました」と一言入れるだけで印象はかなり違います。
ただし、その後には必ず「今回は見送ります」という結論を入れてください。
感謝だけ丁寧に書いて結論がぼやけると、本来の目的が伝わりません。
見積もり後も遠慮しすぎない
見積書や間取りを作ってもらった後は、とくに断りにくく感じます。
けれども、注文住宅では各社の提案と金額を比べなければ、自分たちに合う会社を判断できません。
見積もりを受け取ったこと自体が、契約の約束ではないですよね。
もちろん担当者が時間を使ってくれたことへの感謝は大切です。
それと契約するかどうかは、別の話。
電話での断り方と例文
電話は、短時間で意思が伝わる方法です。
何度も打ち合わせをしていて関係が深い担当者には、電話の方が気持ちを伝えやすい場合もあります。
電話は一分程度で十分
電話で断る場合、長い説明を準備する必要はありません。
最初に感謝し、その後すぐに結論を伝えます。
電話で使いやすい例文
「これまで何度もご提案いただき、本当にありがとうございました。家族で話し合った結果、今回は別の会社で家づくりを進めることに決めました。せっかくお時間をいただいたのに申し訳ありません。これまで丁寧に対応していただき、ありがとうございました。」
今後の営業連絡も止めたいなら、最後に「今後のご提案や営業のお電話は不要です」と付け加えます。
ここを言わないと、担当者によっては「今回は保留なのかな」と受け取る可能性があります。
引き止められたときの返し方
「もう一度だけ提案させてください」と言われる場合もあるでしょう。
検討する気がないなら、「ありがとうございます。ただ、家族で決めたことなので、今回はこのまま見送らせてください」と繰り返せば十分です。
値引きを提案された場合も同じです。
「金額だけが理由ではないので、決定は変わりません」と伝えれば、それ以上細かな説明をする必要はありません。
断る場面では、相手を説得する必要はなく、自分たちの決定を伝えればよいのです。
電話が苦手なら無理をしない
「電話で言うのが礼儀かな」と考える人もいますが、私はそこまで気にしなくてよいと思います。
メールやLINEで日程調整をしてきた担当者なら、その方法で断っても問題はないでしょう。
文章なら言いたいことを落ち着いて書けますし、連絡内容も残ります。
電話だと押されてしまいそうなら、むしろメールの方が向いています。
メールでの断り方と例文
ハウスメーカーへのお断りでは、メールがかなり使いやすい方法です。
感情的になりにくく、相手も都合のよい時間に確認できます。
メールは件名から明確にする
件名は「今後の家づくりについて」「ご提案のお礼とご連絡」などで構いません。
本文では、冒頭のお礼の後に結論を書きます。
基本のメール例文
件名:ご提案のお礼とご連絡
〇〇様
いつもお世話になっております。
これまで間取りや見積もりをご提案いただき、ありがとうございました。
家族で話し合った結果、今回は御社での家づくりを見送ることにいたしました。
予算や提案内容などを含めて総合的に検討したうえでの判断です。
何度もお時間をいただいた中で、このようなご連絡となり申し訳ありません。
これまで丁寧にご対応いただき、本当にありがとうございました。
なお、検討は終了しておりますので、今後の営業に関するご連絡は不要です。
どうぞよろしくお願いいたします。
このくらいで十分です。
相手を否定する表現もなく、それでいて検討終了も明確に伝わっています。
他社に決めた場合のメール
実際に他社へ決めたのであれば、その事実を伝えると話は早いです。
他社決定後のメール例文
「これまで丁寧にご対応いただきありがとうございました。家族で最終的に検討した結果、今回は他社で家づくりを進めることに決めました。御社からいただいたご提案も最後まで検討しましたが、家族の希望との相性を考えて判断しました。これまでお時間をいただき、本当にありがとうございました。」
「他社の方が優れていた」と書く必要はありません。
住宅会社にはそれぞれ得意な部分があり、あなたの家族との相性もあります。
勝ち負けのような文章にしない方が、気持ちよく終われます。
返信が来ても再説明しない
お断りメールを送った後、「理由を教えていただけませんか」と返信が来る場合があります。
今後の改善に使いたいという意図なら、答えられる範囲で伝えてもよいでしょう。
ただ、そこから再商談へ戻されそうなら、「すでに家族で決定しているため、今回はこのまま見送らせてください」と終わらせて構いません。
断った後まで、延々と比較説明会をする必要はないんです。
LINEでの断り方と例文
普段のやり取りがLINE中心なら、そのままLINEで伝えて大丈夫です。
むしろ普段はLINEなのに、お断りだけ急に堅いメールへ変える方が不自然なこともあります。
LINEは短く自然に伝える
LINEでは、メールより少し短めにすると読みやすいですよ。
LINEで使える例文
「〇〇さん、これまでいろいろとご提案いただきありがとうございました。家族で話し合った結果、今回は別の会社で進めることに決めました。何度も打ち合わせしていただいたので心苦しいのですが、最終的に家族で決めた結果です。今まで本当にありがとうございました。」
営業連絡を止めたい場合は、「今後の営業連絡については停止していただければと思います」と最後に加えます。
これで十分に丁寧です。
既読後の追加連絡にも対応する
LINEを送った後に「一度電話できますか」と返ってくることもあると思います。
話してもよいなら電話を受ければよいですし、もう話す必要がないなら断って問題ありません。
「お気遣いありがとうございます。家族ですでに決定しておりますので、お電話は大丈夫です。これまでありがとうございました」と返せば終わります。
LINEは返事が簡単な分、やり取りが続きやすい媒体でもあります。
終わらせたいときは、一文ずつ説明を重ねるのではなく、決定が変わらないことを一度伝えましょう。
理由別のお断り例文
断る理由によって、言葉を少し変えたい人もいるでしょう。
ここでは、住宅会社との商談で使いやすい理由ごとの伝え方を紹介します。
予算が合わない場合
価格が理由なら、「予算を超えているため」と率直に伝えて構いません。
予算が理由の例文
「ご提案ありがとうございました。家族で資金計画まで含めて検討しましたが、希望する仕様で進めると考えている予算との開きがあるため、今回は見送ることにしました。何度も調整していただき、ありがとうございました。」
ただし、この伝え方をすると「では値引きします」「仕様を変更しましょう」という提案が返ってくる可能性があります。
金額が下がれば再検討するなら話を聞けばよいですが、すでに他社へ決めているなら「金額だけでなく総合的に判断しています」と付け加えるとよいでしょう。
間取りが合わない場合
間取りや設計提案が決め手になった場合も、相手の提案を否定しなくて大丈夫です。
「何度もプランを作成していただきありがとうございました。家族の生活動線や希望する空間を考えた結果、今回は別の提案で進めることに決めました。御社にも丁寧に対応していただいたので迷いましたが、家族で話し合った結果です。」
「間取りが悪かった」ではなく、「自分たちの暮らしとの相性」で伝える方が自然です。
性能や仕様で選ばなかった場合
構造、断熱、外壁、設備、保証などを比べた結果であれば、「重視する条件との違い」と表現できます。
例えば、「家族が優先したい性能や仕様を比較した結果、今回は他社で進めることにしました」という形です。
まだ候補会社の特徴を比べ切れていないなら、大手ハウスメーカー9社の価格・性能・特徴比較も参考にしてください。
断ることを急ぐより、まず本当にその会社を候補から外してよいのか確認する方が大切です。
家づくりを延期する場合
土地、仕事、家族事情、資金計画などによって、家づくりそのものを延期することもあります。
「これまでご提案いただきありがとうございました。家族で話し合い、現時点では家づくりそのものをいったん見送ることにしました。再開時期も決まっていないため、今後の定期的な営業連絡については停止をお願いいたします。また必要になった際はこちらから連絡いたします。」
ポイントは、延期と伝えるだけで終わらせないことです。
「再開時期未定」「連絡不要」まで書けば、毎月のように状況確認の電話が来ることを避けやすくなります。
見積もり後でも断っていい
住宅会社に断りを入れる場面で、心理的な負担が大きくなりやすいのが見積もり後です。
営業担当者だけでなく、設計担当者まで動いていることもありますから、「ここまでしてもらったのに」と感じるんですよね。
提案を受けても契約とは別
注文住宅の比較では、見積もりを確認しなければ総額が分かりません。
つまり、見積もりを依頼することは、比較するために必要な工程でもあります。
その結果として契約しない会社が出るのは当然です。
私は、申し訳なさだけで数千万円単位の住宅会社を決める方が、後々の後悔につながると思っています。
担当者への感謝と、住宅会社を選ぶ判断は分けて考えてください。
見積書の金額を比べている段階なら、合計額だけではなく、何が含まれているかを見る必要があります。
住宅見積書で確認したい項目と比較方法も合わせて確認してみてください。
何度も修正してもらった場合
間取りや見積もりを何度も修正してもらったなら、その部分への感謝を伝えるとよいですよ。
「何度も要望を反映していただきありがとうございました。最後まで迷いましたが、家族で検討した結果、今回は他社で進めることにしました」という文章で十分です。
わざわざ菓子折りを持って直接展示場へ行かなければ失礼、ということでもありません。
これまでのやり取りが電話やメールなら、その方法で丁寧に伝えればよいでしょう。
直接会って断る必要はない
商談が進んでいるほど、「直接会って伝えるべきかな」と考えるかもしれません。
もちろん、あなた自身が会ってお礼を伝えたいなら問題ありません。
ただ、断るためだけに新しい面談予定を入れる必要まではないと私は思います。
営業担当者から「最後に一度だけお会いできませんか」と言われても、再提案を受けるつもりがないなら断れます。
「お気持ちはありがたいのですが、家族で決定しておりますので、メールでのご連絡のみとさせてください」で十分でしょう。
しつこい営業連絡の止め方
一度断ったのに電話やメールが続く場合は、最初の断り方より一段はっきりした言葉へ変えます。
遠回しに気付いてもらおうとする必要はありません。
連絡不要を明確に伝える
「しばらく検討しません」ではなく、「御社での検討は終了しました。今後の営業連絡は不要です」と伝えてください。
しつこい連絡を止める例文
「以前もお伝えしましたが、御社での住宅建築は検討しておりません。今後、電話、メール、LINE、訪問を含む営業目的のご連絡は不要です。顧客情報にもその旨をご反映ください。」
ここまで書けば、「電話はダメだけれどメールならよいのかな」という余地もかなり減ります。
電話で伝えたのに続く場合は、メールなど文章が残る方法でもう一度送っておくと、自分がいつ何を伝えたかも確認しやすくなります。
担当者以外へ伝える方法
担当者本人へ何度伝えても続くなら、その会社のお問い合わせ窓口や営業拠点へ「営業連絡を停止してほしい」と伝える方法もあります。
担当者個人とのやり取りにせず、会社側でも意向を把握してもらうわけです。
なお、消費者庁の特定商取引法ガイド「電話勧誘販売」では、特定商取引法の対象となる電話勧誘販売について、契約しない意思を示した人への勧誘継続や再勧誘を禁止する仕組みが案内されています。
ただし、個別の住宅営業がどの取引類型や規定に当てはまるかは契約内容や勧誘方法によって異なるため、「断った後の営業電話はすべて同じ法律違反」と一括りにはしない方がよいでしょう。
着信無視だけで終わらせない
しつこい電話が嫌になれば、着信を無視したくなる気持ちは分かります。
ただ、まだ正式に断っていないなら、相手は「忙しくて電話に出られないだけ」と考えるかもしれません。
まず一度、「検討終了」「今後の連絡不要」を文章で伝える。
その後も同じ営業連絡が続くなら、すべての電話へ付き合う必要はありません。
担当者への不満なら別に考える
ここはかなり大事です。
ハウスメーカーそのものが嫌なのか、今の担当者が合わないだけなのかで、取るべき行動は変わります。
レスポンスが遅い場合
返信が遅い、質問への返答が何日もない、約束した連絡が来ない。
注文住宅では、このストレスが積み重なると会社そのものへの不信感につながります。
ただ、一度の返信遅れだけで住宅会社全体を候補から外す必要はないでしょう。
まず「〇日までに回答が必要です」「今後は回答予定日だけでも連絡いただけると助かります」と伝え、それでも同じ状態が続くかを見ます。
住宅は決める項目が多いので、返事の速さだけでなく、返答内容が正確か、分からないことを確認して返してくれるかも見てください。
連絡が来ないときの考え方
逆に、ハウスメーカーから連絡が来ない場合もあります。
資料請求や初回相談後なら、単純な伝達漏れや担当決定待ちの場合もあるでしょう。
気になる会社なら、一度だけ「先日の件について状況を教えてください」と確認すれば十分です。
それでも返答がない、約束が何度も守られないという状態なら、その対応自体も会社選びの材料になります。
家を建てるまでには、営業、設計、工事、外構など多くの連絡が続きます。
契約前の段階から連絡面で大きな不安があるなら、「契約後は大丈夫だろう」と楽観しすぎない方がよいですね。
会社が好きなら担当変更もある
構造や設計、外壁、保証には魅力を感じている。
でも営業担当者とはどうしても合わない。
この場合は、会社まで断る前に担当変更を相談する方法があります。
積水ハウスについては、営業担当が合わない場合の担当変更と対処法でも詳しく解説しています。
担当変更をお願いするときは、「人として嫌い」という言い方ではなく、困っている事実を伝える方が話は進めやすくなります。
「質問への回答が何度も抜けている」「約束した日時に連絡がない」「要望が設計担当へ伝わっていない」といった内容ですね。
担当変更でも改善しない場合
担当体制を変えても不安が残るなら、そこで初めて会社そのものを見送る判断をしても遅くありません。
住宅会社選びでは、営業担当者だけでなく、設計、施工、アフターサービスまで長い付き合いになります。
「契約前から何となく不安だった」という感覚を、価格条件だけで押し込めないことも大切です。
連絡を無視するのはありか
「断るのが気まずいから、そのまま連絡を無視してもいいかな」という疑問もよくあります。
私は、すでに何度か商談している会社なら、一度だけでも断りの連絡を入れることをおすすめします。
商談中なら一度返信する
相手が間取りや見積もりを作って待っている状態で連絡を途切れさせると、営業担当者は検討状況が分かりません。
その結果、確認の電話やメールが増えてしまうこともあります。
「今回は見送ります」と一通送れば終わる話が、無視したことで何週間も続く。
これはあなたにとっても面倒ですよね。
気まずさは数分、無視によるモヤモヤは長期間。
私は前者の方がずっと楽だと思います。
突然の営業には同じ対応不要
一方、自分が具体的な相談をしていない会社から突然届いた営業連絡まで、すべて丁寧に返信しなければならないわけではありません。
重要なのは、これまで商談してきた相手と、単発の広告的な連絡を同じように考えないことです。
すでに関係ができている担当者には一言伝える。
不要な営業連絡には、必要なら配信停止や連絡停止を求める。
それで十分でしょう。
知恵袋で迷う前に決めること
ハウスメーカーの断り方を調べていると、「営業マンに申し訳ない」「怒られないか」「直接行くべきか」といった体験談が気になってくるものです。
ただ、他の人がどう断ったかより、あなたが今後その会社を検討する可能性があるかどうかを決める方が先です。
申し訳なさで契約しない
営業担当者が熱心だった。
子どもにも優しくしてくれた。
何度も自宅まで資料を届けてくれた。
こうした対応を受けると、人として情が湧くのは自然です。
でも、家づくりは担当者への恩返しではありません。
価格も含めれば、あなたと家族の生活へ長く影響する選択です。
担当者への感謝は「ありがとう」で返し、住宅会社の選択は家族に合うかどうかで決める。
この二つを混ぜないことが大切です。
値引きで気持ちを変えない
断った直後に大きな値引きを提示されると、急に迷うかもしれません。
もし価格だけが理由なら、再検討するのも一つの考え方です。
しかし、間取り、担当体制、保証、構造など別の理由ですでに候補から外れているなら、「安くなったから」という理由だけで戻るのは慎重に考えたいところ。
数十万円、数百万円の差は確かに大きいですが、住宅は完成後も暮らし続けます。
価格差と、あなたがその会社を選ばなかった理由をもう一度比べてみてください。
契約前と契約後は別の話
この記事で紹介している例文は、基本的に契約前の比較検討を終える場合を想定しています。
契約後に「やっぱり別の会社にしたい」という場合は、同じ感覚で扱わないでください。
契約前なら意思を伝える
契約前であれば、検討を終了する意思を伝え、今後の営業連絡が必要かどうかを明確にするのが基本です。
申込書など何らかの書面を提出している場合は、その書面が何を意味するのかも確認しておきましょう。
単なる来場予約なのか、設計申込みなのか、金銭を支払っているのかによって話は変わります。
契約後は例文だけで終えない
建築請負契約などを締結した後は、「メールで断れば終了」という話ではありません。
契約書、約款、解除に関する条項、すでに行われた設計や申請、支払済みの金額などを確認する必要があります。
契約後の解除を、本記事のお断り例文だけで処理しないでください。
まず手元の契約書類を確認し、住宅会社側へ解除を希望していることを正式に伝え、必要となる手続きや金額を確認する段階です。
「まだ着工していないから大丈夫だろう」「契約したばかりだから無料だろう」と自己判断しないこと。
契約前のお断りと、契約後の解除は分けて考えてください。
積水ハウスを候補にするなら
他社を断った後、「では次にどの会社と話を進めるか」と考える人もいるでしょう。
もし積水ハウスが候補に入っていて、まだ展示場訪問、公式資料請求、具体的な商談などをしていないなら、最初の接触方法は少し考えてから動いてほしいです。
未接触なら担当者選びから考える
私は積水ハウスで実際に家を建て、現在も暮らしています。
家づくりを経験して感じたのは、会社の構造や設計力だけでなく、最初に誰が担当するかもかなり大切だということでした。
質問への返信、設計担当者との連携、見積もりへの反映、工事中の問題対応など、家づくりでは「人」を通して会社の仕組みを利用する場面が非常に多いからです。
すまつなでは、積水ハウスへまだ具体的に接触していない方を中心に、責任ある立場の窓口を通じて担当者選びや紹介条件について相談できる入口を用意しています。
紹介特典や価格調整は地域、建物、商談状況などによって変わるため、一律の条件を保証するものではありません。
ただ、展示場へふらっと行って担当者が決まってから「別の担当者がよかった」となるより、最初から担当体制まで考えて動く価値はあると思っています。
ハウスメーカーの断り方FAQ
最後に、ハウスメーカーを断るときによく迷いやすいポイントへまとめて回答します。
Q1. 他社に決めたと言っていい?
A. 実際に他社で進めると決めたのであれば、そのまま伝えて大丈夫です。
「家族で検討した結果、他社で進めることにしました」と伝えれば、営業担当者にも検討終了が分かります。
まだ他社へ決めていない場合は、わざわざ事実と異なる説明をする必要はなく、「今回は御社での検討を終了します」で十分です。
Q2. メールだけでは失礼?
A. メールだけでも問題ないと私は考えています。
普段からメールで日程や見積もりについてやり取りしているなら、同じ方法で丁寧に断れば自然です。
何度も商談した相手へ電話でお礼を言いたいなら電話でも構いませんが、断るためだけに直接会う必要まではありません。
Q3. 見積もり後でも断れる?
A. 契約前の比較段階であれば、見積もりや間取りを受け取った後でも、希望に合わなければ見送ることはできます。
時間を使ってもらったことへの感謝は伝えつつ、契約するかどうかは家族の条件で判断してください。
ただし、別途申込みや契約、金銭の支払いをしている場合は、その書面や条件を確認してから進める必要があります。
Q4. 断ってもしつこい場合は?
A. 「検討を終了しました」「今後の営業連絡は不要です」と明確に伝えてください。
電話だけを止めたいのか、メール、LINE、訪問も含めてすべて不要なのかも具体的にすると伝わりやすくなります。
担当者へ伝えても続く場合は、会社のお問い合わせ窓口などへ連絡停止の意向を伝える方法もあります。
Q5. 担当者だけが嫌な場合は?
A. 会社そのものを気に入っているなら、すぐ断る前に担当変更を考えてもよいでしょう。
返信が遅い、約束した連絡がない、要望が設計へ伝わらないなど、困っている事実を責任者へ伝えると話しやすくなります。
担当体制を変えても不安が解消しなければ、その時点で会社を見送る判断をしても遅くありません。
ハウスメーカーの断り方まとめ
ハウスメーカーを断るときに、一番避けたいのは「申し訳ないから」と曖昧な返事を続けることです。
営業担当者へ失礼のないようにしようと思うほど、「もう少し考えます」「また連絡します」と言いたくなります。
しかし、それでは相手も検討が続いていると考えます。
感謝を伝える。
今回は見送ると伝える。
理由は簡潔にする。
今後の連絡が不要なら、そのことまで伝える。
基本はこれだけです。
電話でも、メールでも、LINEでも構いません。
何度も打ち合わせをしてもらった相手なら丁寧にお礼を伝えればよいですし、見積もりまで受け取っていても、契約前なら「申し訳ないから」という理由だけで住宅会社を選ぶ必要はありません。
一方、会社そのものには魅力を感じていて、レスポンスが遅い、連絡が来ない、話がかみ合わないなど担当者だけに不満があるなら、会社を断る前に担当変更という方法も考えてください。
そして、すでに契約を締結している場合は話が別です。
この記事のメール例文だけで済ませず、契約書類と解除に関する条件を確認したうえで正式な手続きを進める必要があります。
家づくりで最後に選べる会社は一社です。
ということは、比較した会社の多くを断る場面が来るのは当然なんですよね。
担当者への感謝はきちんと伝える。
でも、家を建てる会社はあなたと家族の基準で決める。
「断りにくいから契約する」ではなく、「ここで建てたいから契約する」。
私は、その選び方が一番後悔を減らせると思っています。