こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
ハウスメーカーを比較していると、UA値0.25、断熱等級6、断熱等級7、トリプルガラス、高気密、全館空調など、性能を表す言葉が一気に出てきます。
私も積水ハウスで家を建てるとき、断熱性能はかなり気になった部分でした。
しかも調べれば調べるほど、「UA値が一番小さい会社を選べばいいのか」「断熱等級7なら間違いないのか」「C値まで見るべきなのか」と、比較する項目が増えていくんですよ。
実際に住んでみると、家の快適さは断熱材だけでは決まらず、窓、日射、気密、換気、エアコンの位置まで含めて考える必要があると感じています。
この記事では、断熱性能が高いハウスメーカーを探しているあなたへ、UA値や断熱等級だけで単純な順位を作るのではなく、実際の家づくりで比較したい項目まで掘り下げてお伝えします。
記事のポイント
- ハウスメーカーの断熱性能を比べる基準
- UA値・Q値・C値・断熱等級の違い
- 窓・換気・全館空調まで含めた比較方法
- 積水ハウスで確認したい具体的な性能項目
断熱ランキングの結論
ハウスメーカーの断熱ランキングを探している場合、まず知っておきたいのは、会社名だけで1位から順番に並べる比較にはかなり無理があるということです。
同じ会社でも、建築地域、商品、窓面積、建物形状、標準仕様と追加仕様によってUA値は変わります。
数値だけでは順位を決めにくい
例えば、あるメーカーがモデルプランでUA値0.25を公表していて、別のメーカーがUA値0.46を標準仕様の基準としていたとします。
数字だけを見ると0.25の住宅が上に見えますが、そもそもモデルプランと全国の標準仕様を比べているので条件がそろっていません。
さらに大開口のLDKを希望する家と、小さめの窓を中心にした家では、同じメーカーでも外皮性能が変わります。
ハウスメーカーのUA値を比較するときは「誰の、どの家の数字なのか」まで見ることが大切です。
大手住宅メーカー全体の特徴から候補を絞りたい場合は、先に大手ハウスメーカー9社を価格・性能・特徴で比較した記事を読むと、各社の立ち位置がつかみやすいかなと思います。
比較は家全体で考える
私は断熱性能を見るとき、UA値と断熱等級だけで終わらせず、窓、気密、換気、日射、空調まで一緒に見ることをおすすめしています。
断熱材をたくさん入れても、夏の西日が大きな窓から入り続ければ室温は上がります。
反対に、UA値が同じでも、庇や軒で夏の日差しを遮り、冬の日差しを取り込める家なら体感は変わってくるでしょう。
断熱性能の比較は「UA値+窓+日射+気密+換気+空調」のセットで考える。
断熱性能の指標を知る
断熱性能が高いハウスメーカーを比べる前に、UA値、Q値、C値、断熱等級がそれぞれ何を表しているのかを知っておくと、広告の数字に振り回されにくくなります。
UA値は熱の逃げやすさ
UA値は外皮平均熱貫流率と呼ばれ、住宅の壁、屋根、床、窓などから外へ逃げる熱量を外皮面積で割った指標です。
基本的には数値が小さいほど、建物の外皮から熱が逃げにくい住宅と考えられます。
ただし、UA値は室内の隙間そのものを測っている数字ではありません。
そのため、UA値が小さいことと、完成した建物の気密性能が高いことは別の話です。
地域で基準値が変わる
断熱等級のUA値基準は全国一律ではなく、気候に合わせて地域区分ごとに設定されています。
例えば一般地として比較されることが多い6地域では、断熱等級5のUA値は0.60以下、等級6は0.46以下、等級7は0.26以下が基準になります。
寒冷地ではさらに異なる基準が設定されるため、北海道の住宅と一般地の住宅をUA値だけで横並びにするのも適切ではありません。
現行の断熱性能表示については、国土交通省「断熱性能」でもUA値と日射性能を地域区分ごとに評価する考え方が示されています。
断熱等級は現在7が最高
住宅性能表示制度の断熱等性能等級は、現在の制度では等級7が最高等級です。
等級5がZEH水準、さらに上位として等級6と等級7が設けられています。
だから、「断熱等級6のハウスメーカー」と「断熱等級7のハウスメーカー」を比較する検索が増えているわけですね。
断熱等級8は公的等級ではない
検索すると「断熱等級8のハウスメーカー」という言葉も見かけます。
しかし、現在の住宅性能表示制度に断熱等性能等級8はありません。
独自基準や将来水準などを「等級8相当」と表現している情報を見た場合は、国の正式な断熱等性能等級なのか、企業や媒体独自の表現なのかを分けて読んでください。
「断熱等級8」という数字だけを見て、国の等級7より上の正式認定があると考えないことが大切です。
Q値は以前からある指標
ハウスメーカーのQ値ランキングを調べている人も多いと思います。
Q値は熱損失係数と呼ばれ、建物から逃げる熱量を床面積で割って表す指標です。
UA値との大きな違いは、Q値では換気による熱損失も含めて考える点です。
以前の省エネルギー基準ではQ値が広く使われていましたが、現在の断熱性能の公的な評価ではUA値が中心になっています。
そのため、昔の記事に掲載されたハウスメーカーのQ値を、そのまま現在の商品比較へ使うのはおすすめしません。
一方、スウェーデンハウスのように現在も一棟ごとにQ値を計算し、C値を実測して引き渡す考え方を続けているメーカーもあります。
C値は家の隙間を表す
C値は相当隙間面積と呼ばれ、住宅の床面積1平方メートルあたりに、どれくらいの隙間があるかを表します。
UA値が設計上計算できるのに対し、C値は完成した住宅や施工途中の住宅を実際に測定して確認する数字です。
つまり、同じ会社でも施工された住宅ごとに結果が変わる可能性があります。
ハウスメーカーの断熱性能ランキングを見るなら、UA値だけでなく「C値を全棟測定するのか」「希望すれば測定できるのか」も聞いてみると見え方が変わります。
主要メーカーの断熱比較
ここでは大手住宅メーカーを中心に、現在公開されている断熱仕様の位置づけを比較します。
ただし、下表は「この順番で性能が高い」というランキングではなく、各社の公式な公開内容を比較するときの入口として見てください。
| メーカー | 公開情報の位置づけ | UA値などの例 | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
| 一条工務店 | 主力商品で等級7を標準化 | モデルプランUA値0.25の公表例 | 商品・地域・プラン条件 |
| スウェーデンハウス | 等級7対応仕様あり | UA値0.20~0.26の仕様例 | 一棟ごとのUA・Q・C値 |
| ミサワホーム | 等級7対応可能 | 地域別の高断熱仕様 | 商品と窓仕様 |
| パナソニック ホームズ | 商品・モデルで等級7対応 | 6地域UA値0.26のモデル例 | 対象商品と仕様条件 |
| セキスイハイム | 対象地域で等級6を標準化 | 5~7地域UA値0.46以下 | 商品・プランの適用条件 |
| 大和ハウス | 注文戸建で等級6を標準化 | モデルプランUA値0.44 | 商品・地域の除外条件 |
| ヘーベルハウス | 等級6を標準仕様として案内 | 一般地UA値0.46以下の仕様 | 地域と商品仕様 |
| 住友林業 | 等級6に対応 | 360°TRIPLE断熱 | 希望プランの計算値 |
| 積水ハウス | 等級6にも対応可能 | 全国一律UA値ではない | 標準と追加仕様の差 |
同じ「断熱等級6」という言葉でも、全商品で標準なのか、対象商品だけなのか、追加仕様で対応できるのかでは意味が違います。
ここを見ずに会社名だけで順位を付けると、比較を間違えやすいんです。
等級7を狙いやすいメーカー
断熱性能を家づくりの最優先項目にするなら、一条工務店は非常に分かりやすい候補です。
主力商品のグラン・スマートとアイ・スマートでは断熱等級7が標準化され、高性能ウレタンフォームやトリプルガラス樹脂サッシなどを組み合わせています。
一条工務店のモデルプランではUA値0.25という数値も公開されており、ハウスメーカーのUA値比較では名前が挙がりやすい会社です。
スウェーデンハウスも、高断熱・高気密を前面に出しているメーカーです。
断熱等級7へ対応する仕様に加え、Q値を一棟ごとに計算し、C値も実測するという考え方は、数字を確認してから引き渡しを受けたい人には分かりやすいでしょう。
ミサワホームやパナソニック ホームズも、商品や仕様によって断熱等級7へ対応できるようになっています。
等級6標準のメーカー
断熱等級6は、現在の大手ハウスメーカー比較で一つの大きな境目になっています。
セキスイハイムは対象となる地域と戸建商品で等級6仕様を標準化し、5~7地域ではUA値0.46以下を基準としています。
大和ハウスも注文戸建住宅で断熱等級6を標準化しており、公開されているシミュレーションではUA値0.44の住宅例が示されています。
ヘーベルハウスも断熱等級6を標準仕様として案内しています。
とはいえ、「等級6標準」という文字だけで選ばず、窓の仕様、日射対策、気密測定、換気方式まで確認してみてください。
積水ハウスの位置づけ
積水ハウスは、断熱性能だけのスペック競争を前面に出している住宅メーカーではありません。
断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6へ対応する仕様を標準化しており、現在は断熱等級6にも対応可能です。
積水ハウス自身も高断熱と大空間・大開口を両立する快適性能として、断熱等級6への対応を案内しています。
つまり、積水ハウスを比較するなら「会社の代表UA値はいくつですか」と聞くより、自分のプランを等級6にした場合のUA値はいくつになるのかを確認した方が実用的です。
積水ハウスのUA値とC値をさらに詳しく知りたい場合は、私が施主目線でまとめた積水ハウスのUA値・C値と断熱・気密の記事も参考にしてください。
窓で断熱性能は変わる
断熱性能を比較するとき、私がかなり重要だと思っているのが窓です。
壁に高性能な断熱材を入れても、窓の面積が大きく、その窓から熱が出入りすれば室内環境は変わります。
樹脂と複合サッシの違い
高断熱住宅では、オール樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシがよく比較されます。
樹脂はアルミより熱を伝えにくいため、断熱性能を優先する住宅では樹脂サッシが採用されるケースが多くあります。
一方、アルミ樹脂複合サッシは、室外側にアルミ、室内側に樹脂を使い、耐久性や大開口への対応などとのバランスを取る考え方です。
積水ハウスでは大きな窓を使った空間設計も魅力なので、単純に「窓を小さくすればUA値が下がる」という方向だけで考えると、積水ハウスらしい開放感まで失う可能性があります。
積水ハウスの窓については、積水ハウスの窓とサッシの断熱性能を解説した記事で詳しくお話ししています。
ガラスの枚数も確認する
窓では枠だけでなく、ペアガラスなのかトリプルガラスなのかも確認したいところです。
さらにLow-Eガラス、ガス入り中空層、スペーサーなどでも性能は変わります。
「トリプルガラスだから必ず暖かい」という単純な話ではありませんが、寒さをかなり気にするなら確認しておきたい項目です。
夏は日射遮蔽が大切
高断熱住宅で意外と見落とされるのが、夏の日差しです。
断熱性能が高い家へ強い日射が入り続けると、取り込んだ熱が室内に残りやすくなります。
そのため南側の軒や庇、西側の窓、外付けスクリーン、ロールスクリーン、植栽まで含めて考えたいところです。
特に西日は太陽高度が低いため、深い軒だけでは遮りにくい場合があります。
気密と換気も確認する
高断熱住宅では、断熱と同じくらい気密や換気の考え方が重要になります。
せっかく断熱材で家を包んでも、意図しない隙間から空気が出入りすれば、冷暖房効率や計画換気へ影響するからです。
C値は測定方法まで聞く
C値については、平均値や過去の施工例を見るだけではなく、自分の家で測定できるかを確認してみてください。
全棟でC値を測定するメーカーもあれば、標準では測定しないメーカーもあります。
積水ハウスについても、全国すべての住宅へ共通するC値保証が示されているわけではありません。
気密を重視するなら、契約前に「気密測定はできますか」「いつ測定しますか」「結果は書面でもらえますか」と聞く方が話が早いですよ。
換気は設備名だけで決めない
24時間換気では、第一種換気、第三種換気、熱交換方式などが比較されます。
熱交換換気は、排気する空気の熱を回収しながら外気を取り込めるため、冷暖房負荷を抑えやすい仕組みです。
しかし、フィルター清掃、交換費用、ダクト、運転音、給気口の位置まで暮らしに関係します。
設備の名前だけを見るのではなく、「どこから空気が入り、どこを通って、どこから出るのか」を図面上で確認すると分かりやすいでしょう。
全館空調もセットで比較
ハウスメーカーの全館空調を比較するときも、空調設備だけを切り離して見ない方がいいと思います。
全館空調が効率よく働くかどうかは、そもそもの建物の断熱性能や気密性能に左右されるからです。
断熱を先に考える
高性能な全館空調を設置しても、外から大量の熱が入り、室内の熱が逃げやすい住宅では機械側の負担が増えます。
反対に断熱性能が高ければ、必要な冷暖房負荷を抑えやすくなります。
だから私は「全館空調があるから快適」ではなく、建物性能を土台にして、その上へ空調設備を載せるという順番で考えています。
個別エアコンも候補になる
我が家では全館空調を採用せず、個別エアコンを選びました。
交換のしやすさ、故障時の影響、家族ごとの温度調整などを考えた結果です。
もちろん、家全体の温度差をできるだけ小さくしたい家庭では全館空調が合うでしょう。
どちらが正解という話ではありません。
全館空調を検討している場合は、積水ハウスで全館空調を採用するか判断するポイントも参考になると思います。
ZEHと断熱性能の違い
ハウスメーカーの断熱性能を調べると、ほぼ必ずZEHという言葉も出てきます。
ZEHは断熱だけを評価する制度ではありません。
ZEHは省エネ全体の仕組み
ZEHは、高い断熱性能によって必要なエネルギーを減らし、高効率設備で消費を抑え、太陽光発電などでエネルギーをつくることで年間の一次エネルギー収支をおおむねゼロにする住宅です。
つまり、断熱性能はZEHを構成する一部分です。
ZEH対応だから自動的に断熱等級7になるわけではありません。
逆に、断熱等級7だから太陽光発電を搭載していなくてもZEHになる、という話でもないんです。
太陽光と断熱は別に見る
太陽光発電を大量に載せれば、エネルギー収支は改善しやすくなります。
しかし、それだけで建物のUA値が小さくなるわけではありません。
家そのものから熱を逃がしにくくするのが断熱で、使用するエネルギーを減らすのが省エネ設備、エネルギーをつくるのが太陽光発電という違いがあります。
ZEHという言葉だけでなく、断熱等級、UA値、一次エネルギー消費量、太陽光発電容量を分けて確認すると比較しやすくなります。
積水ハウスで確認したいこと
積水ハウスを候補にしているあなたには、営業担当者へ「積水ハウスのUA値はいくつですか」とだけ聞くのではなく、自分のプランについて具体的に質問してほしいと思います。
希望プランのUA値を聞く
まず確認したいのが、実際に提案された間取りのUA値です。
同じ積水ハウスでも、鉄骨かシャーウッドか、大開口がどれくらいあるか、窓の種類や方位はどうなっているかで数値は変わります。
「等級6へできますか」だけでなく、「この図面を等級6にするには何が変わりますか」と聞いてみてください。
断熱材、窓、ガラスなど、どこを変更する必要があるのかが見えてきます。
性能評価書で確認する
家が完成した後に残る資料も重要です。
BELS評価書、設計住宅性能評価書、建設住宅性能評価書などには、自邸の性能を確認するための情報が記載されます。
広告に書かれているメーカーの最高性能より、自分の家に発行された書類の性能を見る。
これが一番分かりやすいと思います。
空調計画まで聞く
UA値を確認したら、「この断熱性能で、どの部屋に何畳用のエアコンを設置する予定ですか」と聞いてみるのもおすすめです。
吹き抜けがある場合は上下の温度差、大開口がある場合は窓周辺の冷暖房負荷も気になります。
床暖房、個別エアコン、全館空調を組み合わせるなら、それぞれが何を担当するのかまで確認するとイメージしやすくなります。
日射シミュレーションも見る
南側に大きな窓をつくるなら、夏と冬で太陽がどこまで室内へ入るかも確認したいところです。
冬の日射は暖房の助けになりますが、夏の日射は室温上昇の原因になります。
軒の長さ、窓の高さ、方位、隣家の影まで入れると、同じUA値でも暮らし方がかなり変わるでしょう。
ハウスメーカーの選び方
断熱性能を重視してハウスメーカーを選ぶなら、メーカーが公開している代表値を見るだけで終わらず、同じ要望を各社へ渡して比較するのがおすすめです。
同じ条件で比較する
例えば40坪前後の2階建て、大きなLDK、南側に掃き出し窓、希望する断熱等級というように条件をそろえます。
そのうえでUA値、窓、ガラス、換気、C値測定、空調を確認します。
そうすると、「会社として何ができるか」ではなく、「あなたの家で何ができるか」が見えてきます。
標準仕様の範囲を見る
断熱等級7にできる会社でも、大幅な追加費用が必要なら予算との相談になります。
反対に最初から等級6や等級7が標準に含まれる商品なら、性能アップによる追加費用を抑えやすいでしょう。
だから比較するときは、性能値と一緒に「この仕様は見積もりに含まれていますか」と聞くことが大切です。
窓面積もそろえる
UA値だけを競わせると、窓を小さくすることで数値を良くする提案になる場合があります。
しかし、あなたが大きな窓から庭を眺める暮らしを求めているなら、それでは本来の目的から離れてしまいます。
性能だけでなく、どんな家に住みたいのか。
ここは最後まで忘れないでほしいと思います。
積水ハウスを候補にしていて、断熱等級や窓、空調まで含めた提案を受けたい場合は、最初の担当者選びもかなり大切です。
まだ展示場訪問や資料請求の前であれば、すまつなの積水ハウス紹介サポートからご相談いただけます。
ハウスメーカー断熱のFAQ
Q1. 等級7なら一番暖かい?
A. 断熱等級7は非常に高い外皮性能を示しますが、それだけで実際の室温や体感が決まるわけではありません。
窓の方位、日射、気密、換気、エアコンの能力や位置、家族の使い方まで影響します。
等級7は有力な判断材料ですが、住宅全体を見ることが大切です。
Q2. 断熱等級8は存在する?
A. 現在の住宅性能表示制度では断熱等性能等級7が最高で、公的な断熱等級8はありません。
「等級8相当」といった表現を見た場合は、企業独自の基準なのか、将来水準を想定した表現なのかを確認してください。
Q3. UA値は低いほど良い?
A. 同じ地域、同じ計算条件であれば、基本的にはUA値が小さいほど外皮から熱が逃げにくい住宅です。
ただし、モデルプランのUA値と実邸のUA値、寒冷地と一般地など、条件が違う数字をそのまま比較してはいけません。
最終的には自分の間取りで計算されたUA値を確認してください。
Q4. C値非公表なら避ける?
A. C値を全国共通で公表していないだけで、そのメーカーを候補から外す必要はありません。
ただ、気密性能を重視するなら、自邸で気密測定ができるのかを確認した方がいいでしょう。
平均値よりも、自分の家を測定した実測値の方が判断材料になります。
Q5. 全館空調なら断熱不要?
A. いいえ、むしろ全館空調を効率よく使うためにも断熱性能は重要です。
外気の影響を受けにくい住宅ほど、室温を維持するために必要な冷暖房負荷を抑えやすくなります。
全館空調と断熱性能は別々ではなく、一つの温熱計画として考えてください。
断熱性能比較のまとめ
ハウスメーカーの断熱性能ランキングを調べると、どうしてもUA値や断熱等級の数字へ目が向きます。
一条工務店のように主力商品で断熱等級7を標準化しているメーカーもあれば、セキスイハイム、大和ハウス、ヘーベルハウスのように等級6を標準仕様として展開するメーカーもあります。
ミサワホームやパナソニック ホームズなども、商品や仕様によって断熱等級7へ対応できます。
そして積水ハウスは、断熱等級6にも対応しながら、大空間や大開口、庭とのつながりまで含めた住まいを提案する住宅メーカーです。
どの会社を選ぶ場合でも、メーカーの代表値ではなく、あなたの希望プランのUA値、断熱等級、窓、C値測定、換気、日射、空調計画を確認してください。
私は積水ハウスで実際に家を建てて暮らしていますが、今の住み心地にはかなり満足しています。
ただ、それは「積水ハウスだから自動的に快適になった」という意味ではありません。
中庭、大開口、窓、断熱、床暖房、エアコン、換気まで、何度も打ち合わせながら決めた結果だと思っています。
数字は大事です。
でも、あなたがこれから何十年も暮らすのは、性能表の中ではなく実際の家です。
UA値の小数点だけを比べるのではなく、「この家で夏と冬をどう過ごすのか」まで想像しながらメーカーを比べてみてください。




