こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
注文住宅を考えていると、「自由設計なら、どのハウスメーカーでも好きな間取りにできるのでは」と思いやすいのですが、実際に比較を始めると会社によってできることはかなり違います。
私自身も複数の住宅会社を比べたうえで積水ハウスを選びましたが、間取りを考えるときに大切なのは、部屋を好きな位置へ動かせるかだけではありません。
柱や耐力壁をどこまで減らせるのか、大きな窓をどこへ配置できるのか、敷地の欠点をどう設計へ取り込むのか、そして誰が図面を考えるのか。
このあたりまで見ていくと、ハウスメーカーごとの違いがかなり見えやすくなります。
この記事では、積水ハウス、住友林業、三井ホーム、大和ハウス、ヘーベルハウス、パナソニック ホームズ、ミサワホームを同じ視点から見ていきます。
記事のポイント
- 間取りでハウスメーカーを比べる基準
- 大手7社の構造と空間提案の違い
- 希望する間取りごとの候補の見つけ方
- 設計担当者を含めて比較する方法
間取り力は何で決まる
最初に知ってほしいのは、住宅会社の間取りに関する実力は「完全自由設計です」という広告だけでは判断できないということです。
むしろ、完成する家へ直接影響する条件を一つずつ見た方が、あなたに合う会社を見つけやすくなります。
積水ハウスと他社の構造や特徴まで広く見たい場合は、先に積水ハウスと他社との違いを比較した記事を読んでおくと、各社の立ち位置が分かりやすいかなと思います。
自由設計だけで比べない
注文住宅メーカーの多くは自由設計を掲げていますが、自由設計には共通の定義があるわけではありません。
壁を数十センチ動かせることも自由設計ですし、柱を減らして大空間をつくったり、中庭を建物で囲んだりすることも自由設計です。
だからこそ、私は「何を自由にできるのか」まで聞くことが大事だと考えています。
構造の余白を見る
間取りを大きく左右するのが、柱、梁、耐力壁などの構造です。
例えば広いLDKを希望しても、途中に柱や壁が必要になれば、家具配置やキッチンからの見え方は変わります。
逆に大きなスパンを確保できる構造なら、リビング、ダイニング、キッチンを一つの空間としてつなげたり、将来家具で緩やかに区切ったりしやすくなります。
ただし、カタログに掲載された最大寸法が、すべての敷地や間取りで使えるわけではありません。
建物形状、階数、上階の荷重、窓の位置、地域条件などによって変わるため、あなたの図面で実現できる範囲を見ることが重要です。
敷地への回答を見る
間取りの提案で私が特に見てほしいのが、設計者が土地をどのように読んでいるかです。
南側へ大きな窓を付ければ必ず快適になるわけではなく、道路や隣家から丸見えなら、結局カーテンを閉める生活になるかもしれません。
一方、周囲から視線が入らない方向へ庭を設けたり、高い位置から光を取り込んだりすれば、住宅密集地でも落ち着いた家をつくれます。
我が家では道路側へ大きく開くのではなく、中庭を囲むコートハウス型にしたことで、プライバシーを守りながらLDKを外へ広げることができました。
設計担当の関わりを見る
もう一つ見落としやすいのが、実際に誰が間取りを考えているのかという点です。
会社として高度な設計ができても、あなたの商談でその力を十分に引き出せなければ意味がありません。
初回プランの作成者
初回提案を受けたら、「この図面は誰が考えましたか」と聞いてみてください。
営業担当者が過去のプランを参考に作ったのか、設計担当者が敷地まで確認して考えたのかによって、提案の深さは変わる場合があります。
大切なのは肩書ではなく、図面を考えた本人と要望について会話できるかどうかです。
打ち合わせの同席
私は、間取りへのこだわりが大きい人ほど、設計担当者と直接話せる時間を確認しておくことをおすすめします。
営業担当者を介して希望を伝えるだけの場合と、設計担当者がその場で「それなら別の方法もあります」と返してくれる場合では、打ち合わせの進み方がかなり違います。
会社名だけでなく、あなたの家を担当する営業・設計・インテリア・外構まで含めたチームを見ることが大切です。
7社を同じ軸で比較
ここからは、間取りを重視する人が候補にしやすい大手7社を同じ視点から見てみます。
順位を付けるのではなく、「どんな間取りを希望するときに候補へ入りやすいか」という見方をしてください。
| ハウスメーカー | 空間づくりの特徴 | 注目したい間取り | 体制で見るポイント |
|---|---|---|---|
| 積水ハウス | 鉄骨・木造を使い分け、大空間と庭まで一体で計画 | 中庭、大開口、吹き抜け、大型LDK | 設計・内装・外構を含む担当体制 |
| 住友林業 | ビッグフレーム構法と木質空間 | 大開口、平屋、深い軒、庭との連続 | 専任チームと外構提案 |
| 三井ホーム | 縦方向まで使う立体的な空間 | 吹き抜け、スキップフロア、中庭 | 建築家や内装担当との連携 |
| 大和ハウス | 高天井と大開口を生かした鉄骨空間 | 大型LDK、ビルトインガレージ | 専門スタッフによるチーム提案 |
| ヘーベルハウス | 鉄骨を生かした都市型の空間設計 | 二階リビング、三階建て、ガレージ | 設計担当との直接対話 |
| パナソニック ホームズ | 細かな寸法対応と都市敷地の活用 | 狭小地、三階建て、二世帯 | 設計担当の関与時期を確認 |
| ミサワホーム | 高さを変えて床面積を使う空間提案 | 蔵、スキップフロア、高天井 | 商品と担当体制を確認 |
表だけを見ると似ていますが、実際の違いは「あなたの土地へどう落とし込むか」で出ます。
次から各社をもう少し具体的に見ていきましょう。
7社の間取り提案を比較
各社には得意とする構造や空間のつくり方があり、同じ「30畳のLDKが欲しい」という希望でも回答は同じになりません。
構造だけでなく、設計担当体制と合わせて見るのがポイントです。
積水ハウス
積水ハウスは、鉄骨1・2階建て、木造シャーウッド、鉄骨3・4階建てを扱っているため、敷地や希望空間に合わせて構造から検討できる会社です。
私が実際に建てて感じた魅力は、単に部屋を配置するのではなく、室内、窓、中庭、植栽、道路からの見え方まで一緒に考えてもらえたことでした。
大空間と敷地提案
鉄骨1・2階建てのダイナミックフレーム・システムでは、条件が合えば最大7mの柱のない大スパンに対応すると公表されています。
大きなLDK、大開口、吹き抜けなどを希望している人にとって、この構造上の余白は魅力です。
ただ、大空間をつくれること以上に重要なのは、どこを開き、どこを閉じるか。
我が家では道路側へ閉じ、中庭側へ大きく開くことで、カーテンへ頼りすぎずに過ごせるLDKを目指しました。
ワンチーム体制
積水ハウスは、プロジェクトの窓口、設計、インテリア、施工、外構などの担当者が一邸ごとに関わる体制を公表しています。
私も実際の家づくりで感じましたが、窓の位置を決める話と庭木の位置を決める話は、本来切り離せません。
中庭、大開口、外構まで含めた家を希望する人は、この連携ができるかを商談の早い段階で確認するといいですよ。
住友林業
木の質感を生かした家を希望するなら、住友林業は比較に入れたい会社です。
ビッグフレーム構法では大断面の柱を使い、大開口や広い空間へ対応しながら、木造らしい素材感を室内へ取り込めます。
木造大開口と木質感
住友林業の面白さは、単純に「木造住宅」というだけではありません。
深い軒、大きな窓、庭、木質天井や床を組み合わせ、外と室内を一続きに見せる設計との相性がいい会社です。
平屋や庭を楽しむ住まいを希望する人には、かなり見応えのある提案が出てくると思います。
スキップフロアやヌックなども含めて具体例を見たい場合は、住友林業の人気間取りを紹介した記事も参考にしてください。
専任チームで進める
住友林業は、営業担当を中心に設計、インテリア、工事、外構の担当者が連携する専任チームを案内しています。
間取りだけでなく植栽や外構を同時に考えたい人にとって、建物の外まで一緒に検討できるのは相性のいい進め方でしょう。
比較するときは、木材の種類だけに注目せず、初回提案で設計担当者が敷地をどう見たかまで聞いてみてください。
三井ホーム
吹き抜けやスキップフロアなど、高さを使って空間を変化させたい人にとって、三井ホームも面白い候補です。
三井ホームオーダーでは自由な空間設計を掲げており、平面的な部屋配置だけではなく、縦方向を使った実例が数多くあります。
縦空間と立体設計
三井ホームは、スキップフロアを長く提案してきた会社でもあります。
壁で完全に仕切るのではなく、床の高さを少し変えることで、家族の気配を残しながら仕事場や読書スペースをつくる方法です。
吹き抜け、中庭、二階リビング、屋根形状を生かした空間など、上下方向へ変化のある住宅を好む人は実例を見比べる価値があります。
建築家を含む体制
三井ホームでは、営業担当者が窓口となり、設計担当、建築家、インテリアコーディネーター、工事担当などが関わる住まいづくりを案内しています。
デザインへの希望がはっきりしている人は、「誰が意匠を考えるのか」「建築家とはどの段階で話せるのか」を確認しておくと判断しやすいでしょう。
逆に希望がまだ曖昧な人なら、写真を見せながら好みを言葉にしていくところから提案してもらう方法もあります。
大和ハウス
大和ハウスは鉄骨と木造の両方を扱っていますが、間取りの比較では鉄骨xevoΣの空間が分かりやすい特徴です。
大きなLDKやビルトインガレージを希望している人なら比較候補に入りやすいでしょう。
高天井と大開口
xevoΣでは2m72cmの天井高と大開口を生かした空間提案が案内されています。
同じ20畳のLDKでも天井高が変わると体感はかなり変わるので、床面積だけを比較するのはもったいないところです。
また、大開口と高天井を合わせれば、庭やテラスとのつながりをより感じやすくなります。
(出典:大和ハウス公式「注文住宅の商品」)
専門家チームで提案
大和ハウスは「Team-xevo」として、営業、設計、インテリアなどの専門スタッフが連携する体制を案内しています。
設計分野には選抜された住宅設計士の制度もあるため、難しい敷地やデザインへの希望が大きい場合は、どのような設計体制を組めるのか聞いてみる価値があります。
積水ハウスとの違いをより詳しく見たい人は、積水ハウスと大和ハウスを比較した記事も合わせて読んでみてください。
ヘーベルハウス
都市部の限られた土地や三階建て、二世帯住宅、ビルトインガレージを考えているなら、ヘーベルハウスも候補に入りやすいメーカーです。
鉄骨構造を生かし、縦方向へ床を積み上げながら空間を確保する提案を数多く持っています。
都市型と多層階
ヘーベルハウスはRATIUSやFREXなどの鉄骨商品を持ち、大空間、大開口、吹き抜けなどを提案しています。
道路からの視線が入りやすい場所では、二階にLDKを上げたり、屋外空間を建物の内側へ取り込んだりする考え方も有効です。
土地が広いから自由な家になるとは限らず、都市の難しい土地をどう使い切るかも設計の見どころなんですよ。
設計担当との対話
旭化成ホームズでは、設計担当が要望の聞き取りからプランニング、外観、設備、外構などまで営業担当と協働する仕事として紹介されています。
そのため商談では、営業担当者の説明だけで判断せず、設計担当者と実際に話したときの提案内容も見ておきたいところです。
特に三階建てや二世帯住宅では条件が増えるため、単純な部屋数だけでなく、音、上下移動、収納、将来の家族構成まで伝えてみてください。
パナソニック ホームズ
狭い土地や変形した土地をできるだけ使いたい場合は、パナソニック ホームズも検討候補になります。
商品や構法によって条件は異なりますが、15cm単位の設計対応を生かした事例が公開されています。
細かな寸法対応
住宅では、わずかな寸法の違いが意外と大きな意味を持ちます。
あと15cmあれば収納が使いやすくなったり、廊下を広げながら隣の部屋をほとんど小さくせずに済んだりすることもあります。
特に土地に余白が少ない都市部では、大きな一手より数十センチの積み重ねが間取りを変えることがあります。
都市敷地の活用
三階建てや中庭を取り入れた実例もあり、道路斜線や隣家からの視線が気になる土地では比較しやすい会社です。
ただし、15cm単位の対応がすべての商品、すべての部分へ一律に使えるとは考えない方がいいでしょう。
希望する商品、階数、構造でどこまで調整できるのかを、自分の敷地図で確認してください。
ミサワホーム
ミサワホームを間取りで見るなら、大収納空間「蔵」とスキップフロアは外せません。
床を一階と二階だけで考えず、その中間へ空間をつくる発想に特徴があります。
蔵とスキップフロア
季節用品、アウトドア用品、備蓄などが多い家庭では、収納量を増やそうとすると居室が小さくなりがちです。
そこで高さを利用した収納をつくり、その上部を別の床として使えば、住宅全体を立体的に利用できます。
スキップフロアをワークスペースや子どもの居場所にすれば、完全な個室ではないけれど少し離れた場所もつくれます。
縦方向の使い方
センチュリーモノコックでは、高天井や大開口を使った空間も提案されています。
ただ広い部屋をつくるだけではなく、収納、床の高さ、高窓などを組み合わせたい人にとって、他社と違うアイデアが出てくる可能性があります。
一方で段差が増える計画は、将来の暮らし方や掃除、ロボット掃除機との相性も見ておきたいですね。
実現したい間取り別の候補
ここまで7社を見てきましたが、会社名から選ぶより「どんな暮らしをしたいか」から候補を絞った方が分かりやすいと思います。
同じ会社でも設計担当者や敷地によって回答は変わるため、以下は候補を見つける入口として考えてください。
大空間リビング
柱の少ない大きなLDKを希望するなら、積水ハウス、大和ハウス、住友林業、ヘーベルハウスなどは比較しやすい会社です。
ただし「30畳にできますか」だけではなく、30畳の中に柱が出るか、窓をどこまで広げられるか、家具を置いたあとも動線を確保できるかまで聞いてください。
大空間にすると音や空調も一緒に考える必要があります。
広さだけを追いかけるより、天井高を変えたり、庭まで視線を伸ばしたりした方が、同じ床面積でも広く感じられることがあります。
中庭と大開口
中庭を家の中心に置きたいなら、積水ハウスや三井ホームなどの実例は特に参考になると思います。
重要なのは中庭そのものではなく、リビング、キッチン、廊下、玄関など、どこから庭を見るかです。
我が家ではキッチンから中庭とリビングが見えるため、料理中でも空間全体のつながりを感じられます。
狭小地と三階建て
敷地面積が限られている場合は、ヘーベルハウス、パナソニック ホームズ、大和ハウス、三井ホームなども比較したいところです。
三階建ては床面積を増やせる一方、階段移動が増えるため、どの階へLDKと水まわりを置くかで生活が大きく変わります。
一階に洗濯機、二階に物干し、三階にクローゼットという配置になれば、毎日の洗濯で上下移動が増えてしまいます。
三階建てほど「面積を取れたか」より「一日の移動がどうなるか」を見た方がいいと私は思います。
スキップフロア
立体的な空間が好きなら、三井ホームやミサワホームの実例を見るとイメージが湧きやすいでしょう。
リビングと完全には切り離さず、少し高さを変えた場所へ書斎や子どもの勉強スペースを設けると、同じ家の中でも居場所を増やせます。
ただし、段差を増やせば掃除や将来の移動には影響するので、見た目だけで決めないことも大切です。
家事動線と収納
家事動線は構造の派手さより、設計担当者の聞き取りと寸法の詰め方で差が出やすい部分です。
キッチン、パントリー、洗面、ランドリールーム、ファミリークローゼットをどの順番につなぐかは、家庭によって答えが違います。
洗濯物を外へ干す家庭と乾燥機中心の家庭では、同じ人気間取りを採用しても使い勝手はまったく変わります。
提案力を見抜く質問
会社を数社まで絞ったら、次は同じ質問を投げて回答を比べてみてください。
会社のカタログより、あなたの土地に対して出てきた一枚の図面の方が、設計の考え方をよく表します。
初回提案で聞くこと
初回プランは完成品として評価するより、「なぜこの形にしたのか」を聞く材料として使うのがおすすめです。
敷地をどう読んだか
「この土地で最初に気になった点は何ですか」と聞いてみてください。
日当たりだけでなく、道路、隣家の窓、風、駐車位置、玄関への入り方、庭をつくれる場所など、設計者がどこまで見ているかが分かります。
私なら、単に南側へLDKを置いたという説明より、「隣家からの視線があるので、この方向へ開きました」と言われた方が納得できます。
他案を捨てた理由
「別の配置も考えましたか」と聞くのもおすすめです。
設計は正解を一発で当てる作業ではなく、複数の可能性から条件に合うものを選ぶ仕事だからです。
ボツになった案まで聞くと、その設計者が何を優先しているのかが見えてきます。
図面で確認すること
間取り図では部屋の畳数へ目が行きますが、実際の暮らしでは家具を置いた後の寸法が重要です。
家具を置いた寸法
ダイニングテーブル、ソファ、テレビ、ベッド、冷蔵庫、洗濯機など、購入予定の家具や家電を図面へ入れてもらいましょう。
6畳の部屋でも扉の位置によって家具を置ける壁の長さは変わりますし、広いLDKでもソファの背後に十分な通路がなければ窮屈になります。
できれば家具の寸法を早い段階で設計担当へ伝えることをおすすめします。
将来変更の余白
子ども部屋を将来二つへ分ける予定なら、扉、窓、照明、コンセント、エアコンまで最初から二部屋化を想定しておく必要があります。
逆に子どもが独立した後、壁を外して大きな部屋へ戻したいなら、その壁が構造上必要なのかも確認しておきたいところです。
「今の家族に最適な間取り」と「20年後も変更しやすい間取り」は同じとは限らないため、将来の使い方も設計者へ伝えておきましょう。
比較時の失敗を避ける
間取りメーカーを比較するときは、各社へ違う条件を伝えてしまうと結果も比べにくくなります。
少なくとも候補を絞る段階では、同じ敷地と同じ希望条件を渡して提案を見てください。
モデルハウスを真似しない
住宅展示場は魅力的ですが、実際に建てる家よりかなり大きな建物もあります。
展示場で見た巨大な吹き抜けや玄関ホールを、そのまま小さな床面積へ詰め込むと、収納や個室が不足する場合があります。
展示場では空間そのものをコピーするのではなく、「天井を上げる」「窓の外へ視線を伸ばす」「玄関から生活感を見せない」など、気に入った理由を持ち帰る方が役立ちます。
同じ要望書を渡す
複数社を比べるなら、希望条件を一枚にまとめ、全社へ同じ内容を渡すと比較しやすくなります。
例えば家族人数、必要な部屋、駐車台数、LDKの使い方、洗濯方法、収納したい物、中庭の希望、予算上限などです。
ここで面白いのは、同じ条件なのに会社によって全然違う図面が出てくること。
その違いこそ、あなたが見たい「提案」の部分です。
予算込みで再提案を見る
初回プランが格好よくても、予算を大幅に超えていては現実の家にはなりません。
そこで、概算金額が出た後に予算上限を伝え、「この金額へ収めるなら何を変えますか」と再提案してもらってください。
単純に窓を小さくする会社もあれば、床面積を少し減らしながら開放感を残す方法を考える会社もあるでしょう。
私はこの予算調整後の二回目の図面も、設計を見る大事な材料だと思っています。
豪華な初回提案だけで契約を急がず、実際の予算へ収めた状態でも魅力が残るかを確認してください。
積水ハウス候補の人へ
ここまで7社を紹介してきましたが、私は実際に積水ハウスで家を建てて暮らしているため、積水ハウスについては施主としてもう少し具体的にお伝えできます。
我が家で感じた設計提案
北川家はLDKだけで約26畳、中庭まで含めると約33畳の広がりを感じられるコートハウス型の住まいです。
私が気に入っているのは単純な広さではなく、キッチン、リビング、中庭、吹き抜けがそれぞれ別の場所なのに、視線としてつながっているところです。
中庭を囲うことで外からの視線を抑えたので、大きな窓を採用しても室内で落ち着いて過ごしやすくなりました。
もちろん、これは積水ハウスなら誰が担当しても同じ図面が出てくるという話ではありません。
同じ会社でも担当する設計者、営業担当者、予算、敷地条件で提案は変わります。
だから私は、住宅会社選びと同じくらい担当チームをどう始めるかを大切にしています。
相談は展示場より前に
積水ハウスが少しでも候補に入っているなら、私は展示場へ行ったり公式サイトから資料請求したりする前に、すまつなへ一度相談してほしいと思っています。
積水ハウスでは最初の接触によって担当者が決まることがあり、商談開始後では紹介ルートへの変更が難しくなる場合があるからです。
すまつなでは、単に値引きの話だけではなく、建築内容に応じて経験のある担当者につながるよう、積水ハウス側へ橋渡しすることを大切にしています。
中庭、大空間、平屋、二世帯、三階建てなど、間取りへの希望が大きいほど、最初から設計提案へつなげやすい体制で始める意味はあると思います。
間取りとメーカーのよくある質問(FAQ)
Q1. 間取りが自由なハウスメーカーはどこですか?
A. 一社だけを決めることはできません。
積水ハウス、住友林業、大和ハウス、ヘーベルハウスなどは大空間や大開口へ対応する構造を持ち、三井ホームやミサワホームは高さを生かした空間にも特徴があります。
あなたが求める自由が「大きなLDK」なのか「細かな寸法変更」なのか「立体的な床構成」なのかによって候補は変わります。
Q2. 木造と鉄骨はどちらが間取りを作りやすいですか?
A. 構造材料だけでは判断できません。
鉄骨でも構法によって必要な柱や壁は異なりますし、住友林業のビッグフレーム構法や積水ハウスのシャーウッドなど、大空間へ対応する木造もあります。
木造か鉄骨かという二択より、希望する間取りを渡したときに必要な柱、壁、梁がどこへ出るのかを図面で比べる方が実用的です。
Q3. 設計士は契約前から打ち合わせできますか?
A. 会社、支店、商品、商談の進め方によって異なります。
だからこそ、初回提案を受ける前に「誰が図面を作るのか」「設計担当者とはいつ会えるのか」「契約前に直接相談できるのか」を確認してください。
間取りを重視するなら、この確認はかなり大切です。
Q4. 間取り提案は何社くらい比べればいいですか?
A. 数を増やすことより、同じ条件で比較できる範囲に絞ることが大切です。
候補が多すぎると打ち合わせ内容や見積条件が混ざり、かえって判断しにくくなります。
まず構造、予算、希望する空間から候補を絞り、同じ要望を渡して各社がどのような回答をするかを見る方法がおすすめです。
Q5. 良い間取りかどうかは何を見れば分かりますか?
A. 畳数ではなく、家具を置いた状態で一日の暮らしを追ってみてください。
玄関から荷物を運ぶ動線、料理、洗濯、収納、来客、就寝まで図面上で歩いてみると、不自然な移動や狭い場所に気づきやすくなります。
さらに窓から何が見えるか、音がどこへ伝わるか、将来部屋を変更できるかまで確認できれば、かなり現実的な判断ができます。
間取りでメーカーを選ぶ
ハウスメーカーの間取りを比較するとき、「自由設計だから」という言葉だけで会社を選ぶのはおすすめしません。
見るべきなのは、希望する大空間や開口を実現できる構造、土地の特徴を暮らしへ変える設計、こちらが言ったこと以上の案を返してくれる提案、そして設計担当者と話せる体制です。
積水ハウス、住友林業、三井ホーム、大和ハウス、ヘーベルハウス、パナソニック ホームズ、ミサワホームには、それぞれ違った空間のつくり方があります。
ですから、「一番のハウスメーカー」を探すより、あなたが実現したい暮らしに対して、どの会社が一番納得できる図面を返してくれるかを見てください。
私自身は比較した結果、積水ハウスを選び、中庭を中心にした現在の家で暮らしています。
完成した家を見て改めて感じるのは、いい間取りとは、希望を全部詰め込んだ図面ではなく、暮らし始めたあとに「この配置でよかった」と思える図面だということです。
あなたは、新しい家で朝起きたとき、最初にどんな景色を見たいでしょうか。
そこから考え始めると、ハウスメーカー選びも少し変わってくると思います。
積水ハウスの設計提案も比較してみたい方は、展示場や資料請求で担当者が決まる前に、すまつなの無料相談をご利用ください。





