こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
住宅展示場へ行くと、玄関からして広く、リビングは開放的で、キッチンもホテルのように豪華。
「注文住宅って、こんな家を建てられるんだ」とテンションが上がる一方、実際に自分の予算でプランを出してもらうと、展示場で見た家とはずいぶん印象が違うことがあります。
私も積水ハウスで実際に家を建てましたが、展示場を見るときと、自分の敷地・予算・家族の暮らしを図面に落とすときでは、見るべきポイントがまったく違いました。
住宅展示場のモデルハウスは「実際によく建てられる平均的な家」をそのまま展示している場所ではありません。
住宅会社の設計力や設備、素材、大空間などを体感してもらうためのショールームとしての役割があるため、広さや仕様、家具、植栽、外構まで含めて魅力的につくられていることが多いんですね。
だからこそ、モデルハウスで気に入ったものを「標準仕様なのか」「自分の家でも採用できるのか」「差額はいくらなのか」に分けて見ることが大切です。
記事のポイント
- モデルハウスが実際の家より豪華に見える理由
- 住宅展示場と実邸の広さや仕様の違い
- 20坪や30坪で建てる人の展示場の見方
- 展示場の印象に引っ張られず総額で比較する方法
住宅展示場と実邸は別物
住宅展示場を上手に使う最初のコツは、「ここにある家をそのまま買う」という感覚をいったん外すことです。
モデルハウスにはモデルハウスの役割があり、あなたが実際に建てる家には、また別の条件があります。
展示するための家と考える
住宅展示場の家は、住宅会社が自社でできることを実物で伝えるためにつくられています。
大きな窓、吹き抜け、高い天井、ゆったりした玄関、広い廊下、上質な床材、造作収納、間接照明など、写真やカタログでは伝わりにくい部分を体感できるのが魅力です。
逆に言えば、すべてを「一般的な家では普通に付いてくるもの」と考えると危険。
モデルハウスにあるものと、契約時の標準仕様は切り分けて見る必要があります。
住宅展示場そのものの仕組みや見学の流れから確認したい場合は、住宅展示場でできることと初心者向けの見学方法もあわせて読んでみてください。
展示場は発想をもらう場所
私は住宅展示場を「完成形を決める場所」というより、家づくりの発想を増やす場所だと思っています。
例えば、リビングから庭へ視線が抜けるつくりを気に入ったなら、展示場と同じ広さのリビングをつくらなくても、その考え方だけ自邸へ取り込めます。
大きな吹き抜けに憧れたとしても、同じ面積や高さを再現する必要はありません。
階段上だけ小さく吹き抜けにする、窓を高い位置に設ける、建具を天井近くまで高くするといった方法でも、空間の見え方は変わります。
住宅展示場では「同じものを建てたい」ではなく、「何に魅力を感じたのか」を見つけるのがポイントです。
モデルハウスが豪華な理由
住宅展示場のモデルハウスが豪邸のように感じるのは、単純に高価な設備を付けているからだけではありません。
空間の広さ、視線、照明、家具、庭など、複数の要素が一緒になって豪華さをつくっています。
広さで魅力を伝えやすい
モデルハウスがでかいと感じる最大の理由の一つが、空間に余白を持たせやすいことです。
玄関へ入った瞬間に正面まで視線が抜けたり、リビングとダイニングの間に余裕があったりすると、それだけで家は立派に見えます。
さらに、家具同士の間隔や廊下幅にも余裕を持たせれば、同じ内装材を使っても印象はかなり変わります。
住宅会社にとっては、構造や設計でどこまで大きな空間をつくれるかを体感してもらえる場所でもあります。
上位仕様で違いを見せる
モデルハウスでは、その会社が提案できる魅力的な素材や設備を見る機会が多くなります。
床を無垢材にしたり、壁面へ石やタイルを使ったり、キッチンのグレードを上げたりすれば、その住宅会社ならではの世界観を伝えやすくなるからです。
照明も同じで、天井の真ん中に照明器具を一つ付けるより、間接照明やダウンライト、ペンダント照明を組み合わせた方が空間はきれいに見えます。
ただし、気に入った設備がすべて標準で付いてくるとは限りません。
展示場で「いいな」と思った瞬間に、その場所の仕様名と標準・オプションの区分を聞いておくと、後の見積もりがかなり分かりやすくなります。
広さの差を数字で見る
住宅展示場と実際の家を比較するときは、「なんとなく広い」で終わらせず、数字に置き換えてください。
延床面積だけでなく、LDK、玄関、廊下、天井、窓まで見ると、なぜモデルハウスが広く感じるのかが見えてきます。
注文住宅の床面積を知る
国土交通省の住宅着工統計をもとにした資料では、掲載されている持家、つまり注文住宅に近い区分の一戸あたり床面積は114.2㎡となっています。
坪にすると約34.5坪です。
もちろん、これは全国の一戸あたり床面積から算出された統計上の値であり、あなたに34坪台を勧める数字ではありません。
家族人数、土地、駐車場、予算、平屋か二階建てかでも必要面積は変わります。
ただ、「現実に建てられている注文住宅はどのくらいの規模なのか」を知ったうえで住宅展示場を見ると、モデルハウスとの距離感が分かりやすくなります。
(出典:国土交通省「建物種類別 床面積の推移」)
延床面積を見る
展示場へ入ったら、最初に「このモデルハウスは延床何坪ですか」と聞いてください。
あなたが30坪前後を想定しているのに、かなり大きなモデルハウスだけを見て間取りを決めると、同じ感覚で部屋を配置できないのは当然です。
LDKと廊下を見る
次に確認したいのが、LDKそのものの広さと、廊下や玄関などの余白です。
モデルハウスが広く見える理由は、LDKだけではなく、玄関ホールや廊下にも面積を使えるからという場合があります。
天井高と窓を見る
床面積が同じでも、天井や窓のつくりで感じ方は変わります。
大開口、ハイサッシ、吹き抜け、勾配天井などが入ると、実際の床面積以上に広く感じることがあります。
仕様差はどこに出るか
モデルハウスと実際に建てる家の違いは、広さだけではありません。
むしろ見積もりへの影響が分かりにくいのが、床、壁、窓、設備、照明、家具、外構などの仕様差です。
| 比較項目 | モデルハウスで見られる例 | 実邸で確認すること |
|---|---|---|
| 延床面積 | ゆとりを持たせた提案 | 希望坪数で再提案してもらう |
| LDK | 大空間や吹き抜け | 家具を置いた後の有効寸法 |
| 床・壁 | 無垢材、タイル、石材など | 標準との差額 |
| キッチン | 上位設備や造作収納 | 標準仕様と商品名 |
| 窓 | 大開口や特殊な納まり | 自邸で採用できる寸法と費用 |
| 照明 | 間接照明や意匠照明 | 器具代と造作費 |
| 家具 | 空間に合う家具を配置 | 建築費に含まれるか |
| 外構 | 植栽やタイルまで一体設計 | 外構予算を総額へ含める |
標準とオプションを分ける
展示場で一番使いやすい質問は、「これは標準ですか?」です。
さらに一歩進めるなら、「私たちが検討している商品や構造でも同じ仕様を選べますか」と聞いてください。
同じ住宅会社でも、構造や商品、建物条件によって選択範囲が変わることがあります。
そしてオプションなら、その場で正確な金額まで分からなくても、「標準から変更した場合、見積もりに入れてください」と伝えておくといいでしょう。
モデルハウスを見ながら追加費用の候補まで拾っておけば、後から「これもオプションだったの?」となる場面を減らせます。
家具と外構も印象を変える
展示場の豪華さを語るうえで、意外と見落とされるのが家具と外構です。
建物そのものが素敵でも、家具のサイズや色が合っていなければ写真のようには見えません。
反対に、建築費をむやみに増やさなくても、家具配置や照明の見せ方で雰囲気がよくなることもあります。
外構も同じです。
玄関までのアプローチ、高木、低木、照明、タイル、門柱、駐車場まで仕上がっているからこそ、住宅展示場の家は豪邸のように見えます。
住宅展示場で高くなる理由
「住宅展示場へ行くと家が高くなるのでは?」という検索もよく見かけます。
ここは誤解しないでほしいところです。
来場だけで値段は上がらない
住宅展示場へ行ったこと自体を理由に、同じ家の建築費が自動的に高くなるわけではありません。
住宅展示場が割高に感じられる原因は、モデルハウスで見た魅力的な仕様を自分の家にも次々と入れた結果、見積もりが大きくなりやすいことにあります。
モデルハウスの値段を知りたいときも、「この建物はいくらですか」だけでは十分ではありません。
建物本体、展示用設備、造作、家具、外構などをどこまで含んだ金額なのかを確認する必要があります。
憧れの足し算で予算が増える
家づくりの予算が増えるとき、数百万円の設備を一つ追加したことだけが原因とは限りません。
床材を少し上げる、窓を大きくする、収納を造作にする、照明を増やす、タイルを足す。
一つひとつは許容できそうな差額でも、全部を足すと大きな金額になります。
我が家もまさにそうでした。
中庭、大開口、内装、設備、外構など、家族にとって価値があると感じたものを採用していった結果、当初考えていた予算から増えていきました。
モデルハウス級の住まいと予算の関係をもう少し具体的に見たい場合は、積水ハウスで高額予算の家を建てる場合の考え方も参考になると思います。
「モデルハウスに近づけるにはいくら必要か」と、「あなたの家族に必要な家はいくらか」は別の質問です。
総額を抑えたいなら、後者から考えた方が判断しやすくなります。
リアルサイズで見る方法
モデルハウスの豪華さに惑わされない最も簡単な方法は、自分が建てる予定のサイズへ一度戻してもらうことです。
展示場を見終わった後こそ、本当の比較が始まります。
実邸サイズの提案を頼む
あなたが30坪前後を検討しているなら、「今日見たモデルハウスの考え方を30坪前後にすると、どんな間取りになりますか」と聞いてみてください。
ここで初めて、その会社の提案があなたの家づくりへ変換されます。
モデルハウスで30畳近い大空間を見て感動したとしても、自邸ではリビングとダイニングをつなげて20畳前後にする方が、ほかの部屋とのバランスがよい場合もあります。
面積を小さくしたときに、何を残して何を変えるのか。
そこに設計担当者の考え方が出ます。
積水ハウスを検討している場合は、積水ハウスのモデルハウスで見るべきポイントと間取りの読み方も確認しておくと、見学時に見る場所を決めやすいです。
実際に建てた家も見る
可能なら、住宅展示場だけでなく完成見学会や実邸見学も組み合わせてください。
実際の施主が予算や土地条件の中で建てた家は、モデルハウスとは違った参考になります。
収納量、廊下、洗面所、寝室など、生活に必要な部分へどのくらい面積を使っているかも分かります。
特に家具が入った家を見る機会があれば貴重です。
図面上では十分に感じた通路が、ダイニングチェアを引くと意外に狭かったり、反対に数値より広く感じたりすることがあります。
20坪や30坪で比べる
住宅展示場で20坪や30坪くらいの家を探している人も多いと思います。
ところが、総合住宅展示場では自分が希望する坪数と同程度の建物が見つからないこともあります。
20坪は要素ごとに見る
20坪前後の家を考えているなら、大型モデルハウスの間取り全体を真似しようとしないことです。
キッチンの高さ、収納の奥行き、床材、窓、建具、照明など、面積に左右されにくい部分を中心に見てください。
例えば、モデルハウスに巨大なアイランドキッチンがあっても、あなたの家では壁付けやペニンシュラ型の方が通路を確保しやすいかもしれません。
吹き抜けも同様で、大きな吹き抜けをつくる代わりに階段部分だけ天井を抜く方法があります。
大きな家から「好きな要素だけ持ち帰る」という見方なら、20坪の家づくりでも住宅展示場は十分役立ちます。
30坪は寸法で比較する
30坪前後なら、モデルハウスとの違いを数字で確認するのがおすすめです。
「このLDKは何畳ですか」「ソファからテレビまで何mありますか」「キッチン通路は何cmですか」と聞いてみてください。
その数字を、自分の提案図面と比較します。
「展示場では広く見えたけれど、自邸ではここが60cm小さくなる」と分かれば、完成後のイメージがかなり具体的になります。
「リアルサイズモデルハウス」「街角モデルハウス」「完成見学会」「入居宅見学会」などの名称で、実邸に近い規模を見られる機会もあります。
住宅展示場だけで判断せず、複数の種類の建物を見るのがおすすめです。
平屋と3階建ての注意点
平屋、3階建て、ビルトインガレージなど、特徴のあるモデルハウスを見る場合も「展示場だからできること」と「自分の土地でできること」を分けてください。
平屋は敷地条件まで見る
平屋の住宅展示場は、ワンフロアで生活できる便利さを体感できる一方、建物を横方向へ広げるための敷地も必要になります。
モデルハウスでは周囲に十分な空間があり、大きな窓から庭まで見えることがあります。
しかし実際の土地では、隣家や道路、駐車場との位置関係が加わります。
平屋モデルを見るなら、室内だけでなく建物の幅、庭までの距離、窓の外に何が見えるかまで確認してください。
3階建ては階段まで見る
3階建ての住宅展示場では、土地を有効に使いながら床面積を確保する考え方を体感できます。
ただ、毎日暮らす家では階段移動が増えます。
洗濯機から物干し場所、キッチンから収納、玄関からリビングなど、階をまたぐ家事動線も見てください。
モデルハウスの豪華なリビングだけを見て帰るのではなく、上下移動を含めて一周歩くと参考になります。
ビルトインガレージを見る
ビルトインガレージの住宅展示場では、車と玄関の距離や雨の日の動線を実際に確認できるのが魅力です。
一方、自邸では車種、ドアを開ける幅、柱、収納、換気、排気、シャッター、道路からの進入角度まで考える必要があります。
今乗っている車が入るだけでなく、将来少し大きな車へ乗り換えた場合まで想像しておくと安心です。
見学時に必ず聞く質問
住宅展示場は見る場所でもありますが、質問する場所でもあります。
ただ「素敵ですね」で終わらせず、自分の家へ置き換えるための情報を持ち帰ってください。
その場で聞くべき項目
私は次の項目を確認するのがおすすめです。
- このモデルハウスの延床面積は何坪か
- 自分が検討する商品や構造でも再現できるか
- 床、壁、設備のどこまでが標準仕様か
- 気に入った部分の追加費用はどの程度か
- 家具や照明器具は建築費へ含まれるか
- 外構や植栽はいくら程度の計画なのか
- 希望坪数へ縮小したプランを作れるか
特に重要なのは最後の質問です。
あなたが30坪で検討しているなら、豪華なモデルハウスの説明だけを受けて帰るより、30坪でどこまで実現できるかを聞いた方が家づくりは前に進みます。
帰宅後は同条件で比べる
複数の住宅会社を見る場合は、モデルハウスの豪華さで順位を付けない方がいいです。
A社は大きなモデルハウス、B社はリアルサイズだった場合、第一印象だけで比べればA社が有利になるのは当然です。
比較するなら、自分の土地、自分の希望面積、自分の必要設備を伝えたうえで出てきた提案を見てください。
さらに、建物本体だけでなく付帯工事、地盤、外構、照明、カーテンなど、どこまで見積もりに入っているかも確認します。
| 比較するときの基準 | 確認内容 |
|---|---|
| 土地条件 | できるだけ同じ敷地条件で比較 |
| 延床面積 | 同程度の坪数にそろえる |
| 設備 | キッチンや浴室のグレードを合わせる |
| 性能 | 断熱や耐震など希望条件を合わせる |
| 外構 | 駐車場や庭を含める範囲を合わせる |
| 総額 | 最終的に必要となる費用まで見る |
モデルハウス同士ではなく、自分のために提案された家同士を比較する。
これが住宅展示場で失敗しにくい見方です。
北川家で感じた現実
私自身も積水ハウスで家を建てたので、モデルハウスを見る側だけでなく、実際に図面、仕様、見積もりを決めるところまで経験しました。
そこで実感したのは、広い家でも予算と面積は無限ではないという、ごく当たり前のことです。
46.71坪でも選択が必要
北川家の施工床面積は46.71坪です。
LDKは約26畳で、中庭を含めると約33畳の広がりを感じられるつくりにしました。
一般的な注文住宅と比較すればかなりゆとりがありますが、それでもモデルハウスの気に入った要素を何でも入れられるわけではありませんでした。
私たちはビルトインガレージより中庭を優先し、室内だけを大きくするのではなく、LDKから外へ視線が抜けるつくりを選びました。
つまり、豪華に見せるために全部を大きくしたのではなく、自分たちが毎日価値を感じるところへ面積と予算を使ったということです。
見た目より総額で決める
北川家の建物本体価格は49,987,650円で、46.71坪で割ると約107万円/坪でした。
しかし、オプションなどを含む建築工事費は72,600,000円となり、同じ46.71坪で割れば約155万円/坪です。
この差を見ると、坪単価やモデルハウスの見た目だけで予算を考える危険性が分かると思います。
住宅展示場で素敵な床や大開口、設備を見つけるのは悪いことではありません。
むしろ、せっかく注文住宅を建てるなら楽しんでほしいです。
ただ、「欲しい」と「必要」を一度分けて、自分たちが毎日使うもの、後から変更しにくいものへお金を使う方が満足度は上がりやすいと感じています。
あなたはモデルハウスへ行ったとき、どこに一番惹かれましたか?
その答えが「家が大きかったから」ではなく、「窓から庭が見えた」「キッチンから家族が見えた」「玄関が使いやすそうだった」のように具体的になれば、自分の家へ取り入れる方法も見つけやすくなります。
住宅展示場の違いに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 住宅展示場のモデルハウスはなぜあんなにでかいのですか?
A. 住宅会社の設計力や大空間、大開口、設備などを実際に体感してもらう役割があるためです。
一般的な実邸と同じ面積を再現することだけが目的ではなく、その会社がどのような提案をできるのかを見せるショールームとしてつくられています。
そのため、自分が建てる予定の延床面積を伝え、同程度の坪数に置き換えたプランも確認してください。
Q2. 住宅展示場へ行くと家の価格が高くなるのですか?
A. 展示場へ行ったこと自体で、同じ住宅の価格が自動的に高くなるわけではありません。
ただ、展示場で上位設備や床材、大開口、造作家具などを気に入り、それらを追加していけば見積総額は増えます。
気に入った設備ごとに標準仕様かオプションかを確認し、追加費用を見積もりへ反映してもらうことが大切です。
Q3. 30坪の家を考えていますが住宅展示場は参考になりますか?
A. 十分参考になりますが、モデルハウス全体をそのまま真似するのではなく、寸法と好きな要素を見てください。
LDK、キッチン通路、窓、収納、家具などの寸法を確認し、自分の30坪前後のプランへ置き換えてもらうのがおすすめです。
可能であれば、完成見学会やリアルサイズのモデルハウスも一緒に見ると完成後を想像しやすくなります。
Q4. 20坪の家でも豪華なモデルハウスのアイデアを使えますか?
A. 使えます。
大きな吹き抜けや巨大なキッチンをそのまま取り入れる必要はありません。
床材、照明、建具、窓からの景色、収納のつくりなど、面積をあまり増やさず採用できる考え方もたくさんあります。
気に入った理由を担当者へ伝え、20坪前後で似た効果を出す方法を提案してもらってください。
Q5. 平屋や3階建て、ビルトインガレージの展示場はどこを見ればいいですか?
A. 室内の豪華さだけでなく、実際の土地へ置いた場合の寸法と動線を見てください。
平屋なら建物幅と庭、3階建てなら階段移動、ビルトインガレージなら車の出入りやドアを開ける幅まで確認します。
展示場で成立しているプランが、自分の敷地でも同じように成立するとは限らないため、土地条件を入れた図面で再確認することが重要です。
モデルハウスとの差を理解しよう
住宅展示場のモデルハウスが豪華なのは、決して悪いことではありません。
実物だからこそ分かる大空間、床の質感、窓の見え方、照明、設備、外構など、家づくりのヒントを一度に体験できる貴重な場所です。
ただし、モデルハウスと実際に建てる家は条件が違います。
広さ、標準仕様、オプション、家具、外構、追加費用の5つに分け、自分の敷地と希望坪数へ置き換えて考えてください。
20坪でも30坪でも、モデルハウスと同じ大きさにする必要はありません。
あなたが魅力を感じた部分を見つけ、それを現実的なサイズの中でどう再現できるかを考えることの方が大切です。
そして住宅会社を比較するときは、展示場の豪華さではなく、同じ土地、同程度の延床面積、同程度の設備条件で出てきた実邸サイズの提案と総額を比較してください。
これなら、住宅展示場を「夢を見て終わる場所」ではなく、自分の家を良くするための場所として使えます。
住宅展示場で気に入った部分を見つけたら、次の3つを確認してください。
- 標準仕様かオプションか
- 自分の敷地と希望坪数でも再現できるか
- 採用した場合の総額はいくらになるか
なお、積水ハウスを候補に入れていて、まだ展示場訪問や資料請求などの具体的な接触前であれば、最初の担当者選びを含めて私からお手伝いできる場合があります。
私は積水ハウスの社員ではなく、実際に積水ハウスで家を建てて暮らしている施主として「すまつな」を運営しています。
展示場へ行く前に進め方を確認したい方は、すまつなの積水ハウス紹介サポート・お問い合わせからご相談ください。





