こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
積水ハウスの内装実例を見ると、「どうして同じ白い壁と木の床なのに、こんなに上質に見えるのだろう」と感じることがありますよね。
一方で、家づくりを始めると床材、壁紙、建具、照明、カーテン、家具まで決めることが多く、途中から何が正解なのか分からなくなることもあります。
私も実際に積水ハウスで家を建てる中で、気に入った建材を一つずつ選ぶだけでは、空間全体が思いどおりにならないと実感しました。
内装の完成度を左右するのは、素材の価格よりも、床・壁・天井・照明・家具・窓のつながりです。
この記事では、積水ハウスオーナーである私の実例を交えながら、家をデザインする順番、設計士やインテリア担当者との進め方、予算の使いどころまで分かりやすくお伝えします。
記事のポイント
- 積水ハウスの内装が上質に見える理由
- 床・壁・天井・照明を決める順番
- 設計士やインテリア担当者との進め方
- 実例から分かる予算配分と注意点
積水ハウスの内装が上質な理由
積水ハウスの内装は、豪華な材料を目立たせるというより、空間にある多くの要素を自然につなげることで上質さを生み出しています。
素材ではなく全体で考える
上質な家のデザインは、高価な石や無垢材をたくさん使えば完成するものではありません。
床だけが主張しすぎたり、照明だけが華やかだったり、家具の色が建具と合っていなかったりすると、それぞれは良い物でも空間は落ち着かなくなります。
逆に、比較的控えめな材料でも、色の明るさ、木目の方向、天井の高さ、窓から入る光、家具の大きさまでそろうと、すっと目に入る内装になります。
私が大切だと感じたのは、部材を単品で選ぶのではなく、部屋に入った瞬間に何が見えるかを想像しながら決めることでした。
カタログでは床材が一枚、壁紙が一枚で紹介されていますが、実際の家ではすべてが同時に視界へ入ります。
だからこそ、サンプルだけで判断せず、床・壁・建具・家具の候補を並べて確認する作業が欠かせません。
内装の基本は、好きな物を足すことより、空間全体の関係を合わせることです。
暮らしの感性から始める
積水ハウスでは、流行の内装をそのまま当てはめるのではなく、住む人が何を心地よいと感じるかを家づくりへ反映する考え方があります。
例えば、明るく開放的な空間が好きな人と、照明を抑えた落ち着く空間が好きな人では、同じ広さでも窓や壁、天井、家具の選び方が変わります。
あなたがホテルのような空間を望んでいるのか、木のぬくもりを感じる家を望んでいるのか、それとも生活感を完全に消さず家族らしさを残したいのか。
ここが曖昧なままだと、打ち合わせのたびに「これも良い、あれも良い」と迷いやすくなります。
最初に決めるべきなのは商品名ではなく、その家でどんな気分で過ごしたいかです。
朝の光が入る食卓でゆっくり過ごしたい、夜は間接照明だけで落ち着きたい、庭の緑を見ながら料理したいなど、生活の場面で伝えると設計士も提案しやすくなります。
視界のノイズを減らす
完成度の高い内装は、目立つ物だけでなく、目立たせない物の扱いが丁寧です。
スイッチ、コンセント、給気口、エアコン、リモコン、点検口、カーテンレールは、暮らしに必要ですが、配置がばらばらだと壁面が落ち着きません。
そこで、操作パネルを一か所へ寄せる、正面から見えにくい壁へ移す、カーテンレールを天井側へ納める、収納扉を壁の色になじませるといった工夫が効いてきます。
ただし、隠すことばかり優先すると、コンセントが足りない、点検しにくい、照明を交換しにくいという困りごとが起こります。
見た目と使いやすさの両方を図面上で確かめることが大切です。
実際に暮らしてみると、内装は写真映えだけでは決まりません。毎日触る場所、掃除する場所、物を置く場所まで自然につながっていると、家がぐっと使いやすくなりますよ。
内装を決める前の準備
打ち合わせを始める前に、自分たちの好みと暮らし方を言葉にしておくと、内装選びの迷いがかなり減ります。
好きと苦手を集める
家をデザインするときは、好きな写真だけでなく、苦手な写真も集めてください。
好きな事例だけを見せると、設計士は「木が好きなのか」「色合いが好きなのか」「家具配置が好きなのか」まで読み切れない場合があります。
そこで、「この床色は好きだけれど天井は重く感じる」「この照明は好きだが壁の石は多すぎる」のように、理由を一言添えるのがおすすめです。
写真は十数枚程度でも十分ですが、部屋ごとに好みが大きく変わる場合は、玄関、LDK、洗面、寝室というように分けておくと伝わりやすくなります。
夫婦や家族で好みが違うのは普通です。
むしろ早い段階で違いが分かれば、床色は一方に寄せ、家具や小物でもう一方の好みを加えるなど、着地点を探せます。
生活の動作を書き出す
きれいな内装でも、生活の動作に合わなければ数か月で物があふれます。
帰宅後に鍵や鞄をどこへ置くのか、郵便物をどこで開くのか、子どもの学用品をどこへ戻すのか、掃除道具をどこから出すのかまで考えてみてください。
内装の見え方は収納量だけでなく、使う場所の近くに戻せるかで変わります。
例えば、リビングをすっきり見せたいなら、遠い納戸を大きくするより、ソファ周辺で使う物をしまえる小さな収納の方が役立つことがあります。
キッチンも同じで、食器棚の見た目だけではなく、冷蔵庫から食材を出し、洗い、切り、加熱し、配膳する流れに合うことが重要です。
間取りと内装は別々ではなく、毎日の動きでつながっています。
予算の枠を先に決める
内装の打ち合わせは楽しいので、気づくと「せっかくだから」が何度も登場します。
一つひとつの追加は小さく見えても、床、天井、造作家具、照明、カーテン、設備まで重なると大きな金額になります。
そこで、内装全体に使える上限を決めたうえで、絶対に残したい物、できれば採用したい物、後から買える物に分けてください。
構造、窓、配線、下地、造作壁などは完成後の変更が難しい一方、置き家具、ラグ、小物は暮らし始めてから選べます。
私は、完成後に交換しにくい部分へ予算を寄せ、家具や小物は住みながら足す考え方が現実的だと思っています。
床から家をデザインする
床は面積が大きく、どの部屋でも視界に入るため、内装全体の土台になります。
床色で空間の方向を決める
明るい床は部屋を軽やかに見せやすく、濃い床は落ち着きや重厚感を出しやすい傾向があります。
ただし、床色だけで良し悪しは決まりません。
明るい床でも建具や家具を濃くすれば輪郭が生まれ、濃い床でも壁や天井を明るくすれば圧迫感を抑えられます。
木目の幅や節の量も印象を変えます。
均一な木目は端正に見えやすく、節や色差がある床は自然な表情を楽しめます。
ショールームの小さな見本では気にならなかった色差が、広い面積になると目立つこともあるので、可能なら施工事例や大きなサンプルで確認してください。
無垢床は暮らし方で選ぶ
北川家では、ダイニングを含む空間に明るい木目の無垢フローリングを採用しました。
足触りがやわらかく、素足で歩いたときの心地よさは大きな魅力です。
その一方で、硬い物を落とせばへこみやすく、水分を放置すれば染みになる可能性があります。
傷を一つも付けたくない人には気疲れするかもしれませんが、経年変化を家族の暮らしの跡として受け入れられるなら、満足しやすい床材です。
床暖房を予定している場合は対応床材かどうか、ペットがいる場合は滑りや傷への配慮が必要かも確認しましょう。
見た目だけでなく、家族の年齢、掃除方法、室内履きの有無まで含めて選ぶと後悔を減らせます。
床の切り替えを減らす
隣り合う空間の床をつなげると、視線が先まで伸びて広く感じやすくなります。
LDKから廊下、室内からテラスへ続く線を意識し、床の高さや目地の位置まで合うと、写真以上に一体感が生まれます。
ただし、水回りや屋外では、耐水性、滑りにくさ、排水、段差への配慮が欠かせません。
すべて同じ材料にするのではなく、色や寸法を近づけながら用途に合う材料へ切り替える方法もあります。
壁と天井で印象をつくる
床の方向が決まったら、壁と天井で明るさ、奥行き、落ち着きを調整していきます。
壁は主役と背景を分ける
すべての壁を目立たせると、視線が休まる場所がなくなります。
石、タイル、木、色付きの壁紙を使うなら、玄関正面、テレビ背面、洗面台周辺など、見せたい一面へ絞ると効果が出やすくなります。
それ以外の壁は、床や家具を引き立てる背景として考えると落ち着きます。
白い壁紙も真っ白だけではありません。
黄み、灰色み、織物のような凹凸によって、照明を点けたときの見え方が変わります。
小さな見本は明るく見えやすいので、実際の部屋では想像より白さが広がることがあります。
昼の自然光と夜の照明の両方でサンプルを確認すると安心です。
天井は空間の輪郭になる
天井は普段あまり意識しませんが、面積が大きく、部屋の印象を静かに支えています。
天井を高くすれば必ず上質になるわけではありません。
高い場所と低い場所をつくり、リビングへ入ったときに高さの変化を感じさせる方が、空間に奥行きが出ることもあります。
木質天井はぬくもりを加えられますが、床や家具まで木の色がばらばらだと落ち着かなくなります。
同じ樹種で完全にそろえる必要はないものの、赤みのある木、黄みのある木、灰色がかった木の方向は合わせたいところです。
建具の高さと線を合わせる
引き戸や収納扉を天井近くまで高くすると、縦の線が伸びて壁面がすっきり見えます。
また、扉の上に小さな壁が残らないため、隣室との連続感も出しやすくなります。
一方で、大きな建具は重量や価格が増え、反りや調整が必要になる場合もあります。
見た目だけではなく、開閉の軽さ、取っ手の位置、床見切り、将来の調整方法も聞いておきましょう。
照明は器具より光で決める
照明は器具の形を選ぶだけではなく、どこを、どの角度で、どの程度の明るさにするかを考える作業です。
明るさを一種類にしない
部屋全体を均一に明るくすると安心感はありますが、陰影がなく平らな印象になることがあります。
そこで、天井から全体を照らす光、手元を照らす光、壁や天井を照らす光を組み合わせると、必要な明るさを保ちながら奥行きをつくれます。
ダイニングでは食卓面が見やすいこと、キッチンでは手元に影が落ちないこと、リビングではテレビへ光が映り込まないことが大切です。
夜の過ごし方も想像してください。
家族が集まる時間は明るく、寝る前は間接照明だけにするなど、場面に応じて切り替えられると暮らしやすくなります。
照明器具は家具と合わせる
ペンダント照明は目に入りやすいため、単体で気に入った物を選びたくなります。
しかし、テーブルの幅、形、高さ、椅子を引いたときの視線まで合って初めて、きれいに納まります。
丸いテーブルへ直線的な照明を合わせるのか、丸みのある照明を重ねるのかでも印象は変わります。
照明を先に固定すると、後から選べる家具の寸法が狭まる場合があるため、少なくとも予定するテーブルサイズは早めに決めましょう。
スイッチまで図面で確認する
照明計画では、どこが光るかだけでなく、どこで操作するかも重要です。
玄関から入ったとき、寝室へ向かうとき、外から帰ったときに、自然な位置で点灯と消灯ができるかを歩く順番で確認してください。
複数のスイッチが並ぶ場所は、名称が分かりにくくなることがあります。
よく使う照明を押しやすい位置へ置く、まとめて消せる回路をつくる、必要に応じて調光できるようにすると日々の小さな面倒が減ります。
照明は完成前の図面だと分かりにくい部分です。私は「夜にこの椅子へ座ったら、どこから光が見えるか」まで想像して確認するのが大事だと感じました。
窓と家具を同時に考える
窓は採光や換気の設備であると同時に、室内から見える景色を切り取る額縁でもあります。
窓の先に何を見せるか
大きな窓があっても、道路、隣家の窓、室外機が正面に見えると、カーテンを閉めたままになるかもしれません。
反対に、窓の先へ庭木、空、壁の陰影が見えるように計画すると、室内の広さ以上の開放感が生まれます。
積水ハウスの家デザインでは、建物だけでなく外構や植栽を同時に考える意味がここにあります。
窓位置を決める前に、外から室内がどう見えるか、室内のソファや食卓から何が見えるかを立面図や外構図で確認してください。
夏の日射、冬の冷気、まぶしさ、家具の日焼けも忘れられません。
大開口を採用するときは、軒、庇、植栽、ガラス、カーテン類を一組として考えましょう。
家具寸法から窓を決める
窓を先に配置し、完成後に家具を置こうとすると、ソファの背が窓へ重なる、テレビを置く壁がない、食卓の椅子が通路へ出るといったことが起こります。
設計段階では仮の家具でもよいので、平面図へ実寸で入れてもらってください。
ソファは本体寸法だけでなく、前のテーブル、横の通路、足を伸ばす幅まで必要です。
ダイニングは、椅子を引く寸法と人が後ろを通る寸法が重なります。
大型家具は搬入経路も確認しましょう。
玄関、廊下、階段、吹き抜け、窓から入れられるかまで分かれば、引っ越し時に慌てません。
カーテンと空調を早く決める
カーテン、ロールスクリーン、ブラインドは最後に選ぶ物と思われがちですが、天井や壁の下地、窓枠、照明、エアコンと関係します。
天井へすっきり納めたい場合は、カーテンボックスの深さや点検方法を設計中に決める必要があります。
また、エアコンの風がカーテンへ当たる、吹出口の前に家具が来る、室内機が見せたい壁の中央へ付くこともあります。
設備を後から空いた場所へ置くのではなく、内装の一部として位置を決めることが大切です。
北川家の内装実例
ここでは、私が実際に積水ハウスで建てた家の内装から、良かった点と考えておきたい点を紹介します。
LDKと中庭をつないだ
北川家では、キッチン、ダイニング、リビングから中庭が見えるように計画しました。
室内だけで完結させず、窓の先の植栽や壁まで視界に入れることで、LDKの面積以上に奥行きを感じられます。
床、天井、家具を落ち着いた色合いにし、中庭の緑が自然に目へ入るようにしたのもポイントです。
一方で、中庭は窓の枚数が増え、清掃、防水、排水、日射への配慮が必要になります。
見た目だけで採用するのではなく、窓掃除をどこから行うか、落ち葉がたまらないか、夏に光が入りすぎないかまで確認した方がよいでしょう。
洗面は素材を絞った
洗面台は、石の表情を見せながら、周囲の色数を増やしすぎないようにしました。
洗面は鏡、水栓、照明、収納、タオル、家電など、細かな物が集まりやすい場所です。
仕上げを華やかにしすぎると、生活用品を置いたときに雑然として見えることがあります。
そこで、見せる素材を一つ決め、ほかは背景へ回すとまとまりやすくなります。
水はねや化粧品の汚れもあるため、目地の掃除、鏡のくもり、コンセントの数、収納内部の高さまで確認しておくと安心です。
完成後に分かったこと
完成した内装は満足度が高い一方、住み始めると図面では気づきにくい点も見えてきます。
家具を置くと想像より通路が狭く感じる場所、朝と夕方で光の入り方が変わる場所、便利だと思ったコンセントが家具に隠れる場所などです。
だから、打ち合わせでは完成写真の美しさだけでなく、日用品を置いた状態を想像することが大切だと思います。
きれいな状態を維持するために、どこへ物を戻すか、どこを掃除するか、消耗品をどう交換するかまで考えておくと、暮らし始めてからの満足が続きます。
一つの施主実例が、すべての地域やプランで同じように採用できるとは限りません。
構造、建物、選択仕様、地域、担当体制により対応は変わるため、最終的には設計図書、見積書、現行カタログ、担当者の説明で確認してください。
設計士と進めるコツ
内装の完成度を高めるには、施主がすべてを知るより、要望を伝え、提案を比較し、判断できる進め方をつくることが重要です。
設計師より設計士で探す
検索では「設計師」と入力されることがありますが、日本の住宅づくりでは「設計士」や「建築士」という表現が一般的です。
設計士は間取りや構造だけでなく、窓、天井、建具、照明、外構まで空間全体へ関わります。
インテリア担当者は、床、壁、家具、カーテン、照明、色の組み合わせを具体化する役割を担います。
どちらか一人へ任せ切るのではなく、両者が同じ完成像を共有していることが大切です。
例えば、設計士が大きな窓を提案しても、カーテンの納まりや家具配置が決まっていなければ、完成後に困る可能性があります。
反対に、気に入った家具があっても、構造や通路寸法に合わなければ置けません。
デザインオフィスを理解する
積水ハウスのデザインオフィスは、高い設計要望に対して専門家がチームで住まいを提案する仕組みです。
ただし、名前だけで完成度が自動的に決まるわけではありません。
大切なのは、担当する設計士の過去実例、得意な空間、考え方が、あなたの希望と合っているかです。
難しい敷地、大きな吹き抜け、中庭、素材への細かな希望がある場合は、似た条件の実例を見せてもらうと判断しやすくなります。
また、設計料や対応条件、打ち合わせの進め方は個別に確認してください。
要望は場面で伝える
「高級感のある家」「おしゃれな家」という言葉だけでは、人によって受け取る姿が変わります。
そこで、「夕食後は照明を落として過ごしたい」「キッチンから庭の緑を見たい」「来客時に冷蔵庫を見せたくない」のように、具体的な場面で伝えてください。
設計士は、その場面をかなえるために窓、壁、収納、照明を組み合わせて提案できます。
提案を受けたら、なぜこの位置なのか、別案では何が変わるのかを聞きましょう。
理由が分かれば、価格を下げるときにも残すべき部分を判断しやすくなります。
実物を体感して決める
床や壁の色、天井高、窓の大きさは、画面や小さな見本だけでは分かりにくいものです。
住宅展示場や完成実例では、材料名を確認するだけでなく、立った位置からの見え方、照明のまぶしさ、建具の重さ、収納の奥行きを体感してください。
展示場を見る際の注意点は、積水ハウスのモデルハウスを見学するポイントでも詳しく紹介しています。
展示場は広く、家具や照明も整っているため、そのまま自宅へ縮小すると印象が変わる場合があります。
気に入った部分は、床面積、天井高、窓寸法、家具寸法まで聞いて、自分の計画と比べることが大切です。
担当者へ遠慮して「お任せします」だけで進めるより、好きな理由と苦手な理由を一言ずつ伝えた方が提案は深まります。意見を出すことは、設計士を否定することではありませんよ。
内装予算の使い方
予算には限りがあるため、完成後に変えにくい物と、暮らしながら変えられる物を分けて考えます。
変更しにくい部分を優先する
窓の位置、天井の形、壁の下地、配線、コンセント、造作収納、床材は、完成後の変更に工事が伴いやすい部分です。
ここを削りすぎて、後から直そうとすると、材料代だけでなく解体や復旧の費用も必要になります。
一方、置き家具、ラグ、絵、小物、交換できる照明は、入居後に少しずつ加えられます。
予算が厳しくなったときは、写真に映える物から削るのではなく、変更の難しさと毎日の使用頻度で判断してください。
| 項目 | 完成後の変更 | 考え方 |
|---|---|---|
| 窓・天井・配線 | 工事が大きくなりやすい | 設計段階で優先して確認 |
| 床・造作収納 | 交換や解体が必要になりやすい | 耐久性と使い方まで検討 |
| カーテン・置き家具 | 比較的変更しやすい | 入居後に追加する方法もある |
| 小物・装飾品 | いつでも変えやすい | 最初からそろえすぎない |
見積もりは総額で見る
内装の追加費用は、床材や壁材だけではありません。
下地補強、施工費、電気工事、カーテン、家具、空調、外構まで関連することがあります。
例えば木質天井を採用すると、照明位置や空調の納まりも変わる場合があります。
大きな窓を採用すれば、ガラスだけでなくカーテンや日射対策の費用も増えやすくなります。
そのため、項目ごとの差額だけでなく、家づくり全体の総額へどう影響するかを確認してください。
積水ハウスの価格を考えるときの範囲は、積水ハウスが高いと言われる理由と費用の見方でも解説しています。
担当チームへ予算を共有する
予算を伝えると提案が小さくなるのでは、と心配する人もいます。
しかし、上限が分からないまま提案が進むと、最後に多くを削ることになり、全体のつながりが崩れやすくなります。
最初に総予算と内装へ使える目安を共有し、その中で何を主役にするか提案してもらう方が現実的です。
担当者選びと予算の進め方は、積水ハウスへの乗り換え実例と担当体制も参考になります。
予算を均等に配るより、毎日目に入り、完成後に変えにくい部分へ意識して配分することが大切です。
後悔を減らす最終確認
仕様を確定する前に、平面図だけでなく、展開図、照明図、電気図、家具配置まで重ねて確認しましょう。
入口から順番に見る
玄関を開けた瞬間から、家の中を歩く順番で図面を見てください。
玄関正面に何が見えるか、廊下の突き当たりは壁か窓か、リビングへ入ったときにテレビの裏側が見えないかを確認します。
次に、椅子へ座った高さ、キッチンへ立った高さ、床へ座った高さでも考えます。
立っていると見えなかったコンセントや窓枠が、座ると目立つこともあります。
内観図や立体画像が用意できるなら、昼と夜の両方を見せてもらうとイメージしやすくなります。
生活用品を図面へ置く
完成写真には、ゴミ箱、ティッシュ、充電器、掃除機、ランドセル、洗濯物が写っていないことが多いですよね。
でも、実際の暮らしでは必ず存在します。
ゴミ箱を開ける余白、ロボット掃除機の基地、無線機器の置き場、充電用コンセント、日用品の在庫まで図面へ置いてみてください。
洗面台ではドライヤーを使いながら収納扉を開けられるか、キッチンでは食器洗い機を開けたまま人が通れるかも確認します。
少し地味な作業ですが、この確認こそ見た目と暮らしやすさを両立させます。
維持管理まで聞いておく
石、タイル、木、塗り壁、間接照明は、素材ごとに掃除や補修方法が異なります。
汚れたときに何で拭けるのか、傷を補修できるのか、照明器具や電源を交換できるのかを確認してください。
造作家具へ設備を組み込む場合は、故障時に機器だけ外せるか、壁や家具まで工事が必要かも大切です。
美しい納まりほど内部が見えにくいことがあるため、点検口や交換経路を忘れないようにしましょう。
価格、仕様、対応可能な部材、設計体制は、地域、建物、契約時期、選択内容によって変わります。
正確な情報は積水ハウスの現行カタログ、設計図書、見積書、契約書で確認し、最終的な判断は担当の設計士や各分野の専門家へ相談してください。
積水ハウス内装のよくある質問(FAQ)
積水ハウスの内装や家デザインを考えるときに、よく聞かれる疑問へ回答します。
Q1. 標準仕様でも上質にできますか?
A. はい、標準範囲を中心にしても、床・壁・建具・照明の色や線を合わせれば上質な空間は目指せます。
大切なのは高価な材料の数ではなく、見せる場所を絞り、視界に入る要素を一体で考えることです。
標準と追加仕様の範囲は建物や時期で変わるため、見積書で個別に確認してください。
Q2. 内装は床と壁のどちらから決めるべきですか?
A. 基本的には、面積が大きく変更しにくい床から方向を決めると進めやすいです。
その後に壁、天井、建具、照明、家具を重ねると、色や素材の関係を確認しやすくなります。
ただし、どうしても使いたい家具や石材がある場合は、それを起点に設計しても問題ありません。
Q3. デザインオフィスならおしゃれですか?
A. 専門家による提案を受けやすくなりますが、依頼するだけで希望どおりになるとは限りません。
好み、暮らし方、予算、苦手なデザインまで具体的に共有し、担当設計士の実例や得意分野を確認することが大切です。
対応条件や費用についても、商談の早い段階で確認してください。
Q4. 家具は完成後に選んでも大丈夫ですか?
A. 小物や一部の家具は完成後でも選べますが、ソファ、食卓、テレビ台など大型家具の寸法は設計中に決める方が安心です。
家具寸法によって窓、コンセント、照明、通路の位置が変わるためです。
商品を確定できない場合でも、おおよその幅と奥行きを図面へ入れておきましょう。
Q5. 内装の予算を抑えるなら何から見直しますか?
A. まず、入居後に交換しやすい置き家具、小物、装飾品から見直す方法があります。
窓、配線、下地、床、造作部分は後から変更すると工事が大きくなりやすいため、価格だけで削らない方がよいでしょう。
関連工事を含む総額を確認し、担当チームと優先順位を話し合ってください。
積水ハウスの内装まとめ
積水ハウスの内装が上質に見える理由は、高価な建材を並べているからだけではありません。
床、壁、天井、照明、家具、窓、外構までを一つの空間として考え、見せたい物と目立たせない物を丁寧に決めているからです。
- 内装は素材単体ではなく空間全体で考える
- 好きな写真と苦手な写真の理由を伝える
- 床から壁、天井、照明、家具へ進める
- 窓の先の景色と外からの視線を確認する
- 完成後に変えにくい部分へ予算を配分する
- 図面へ家具と生活用品を実寸で入れる
家をデザインするうえで大切なのは、豪華に見せることではなく、あなたの暮らしに合う美しさをつくることです。
良い設計士やインテリア担当者と早い段階で完成像を共有できれば、見た目と使いやすさのどちらかを諦める必要はありません。
これから積水ハウスを検討する場合は、展示場で担当者が決まる前に相談することも大切です。
「すまつな」では、積水ハウスオーナーの私が、家づくりの希望に合う担当体制へつなぐ相談を受け付けています。
内装や設計にこだわりたいこと、まだ予算や土地が固まっていないことも含めて、まずはすまつなへ無料でご相談ください。






