こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
私は積水ハウスで自宅を建て、現在は家族と実際に暮らしている現役オーナーです。
都市部の土地を有効に使いたいと考えると、「2階建てでは希望の広さが取れないから、4階建てにできないだろうか」と思いますよね。
一方で、4階建てとなると、価格、重量鉄骨、地盤、ホームエレベーター、防火地域、日当たりなど、一般的な戸建てとは違う疑問が一気に増えます。
特に気になるのは、やはり総額ではないでしょうか。
インターネット上には「坪単価○万円」という数字が並んでいますが、4階建ては、敷地条件と用途による価格差が非常に大きい住宅です。
自宅だけで使うのか、二世帯住宅にするのか、店舗や賃貸住宅を組み合わせるのかによって、必要な構造、設備、申請、工事内容が変わります。
先に結論を言うと、積水ハウスの4階建て価格は、一般的な戸建ての坪単価を延床面積へ掛けるだけでは判断できません。
重量鉄骨の建物本体に加えて、地盤・基礎・エレベーター・防火対応・外構・設備・設計申請まで含めた総額を、建築予定地ごとに確認する必要があります。
積水ハウスの4階建ては、限られた土地を縦に活用し、階ごとに異なる間取りをつくりやすい点が大きな魅力です。
しかし、使える床面積が増えるからといって、必ずしも4階建てが最適とは限りません。
建築費と維持費を増やしてでも4階目が必要なのか、3階建てや2階建てで解決できないのかを、間取りと総額の両方から比べることが大切です。
この記事では、旧記事に混在していた二世帯住宅とノイエの情報を外し、積水ハウスの4階建てに検索意図を絞って解説します。
記事のポイント
- 積水ハウスの4階建て価格の考え方
- 重量鉄骨と自由設計の特徴
- 総額を増やす追加工事と設備
- 契約前に確認する見積書の項目
4階建て価格の結論
積水ハウスの4階建てには、全国共通の定価や、誰にでも当てはまる坪単価がありません。
注文住宅は一邸ごとに設計され、4階建てでは土地と用途による違いがさらに大きくなるためです。
したがって、価格を考えるときは、次の順番で確認する必要があります。
4階建て価格を確認する順番
最初に、4階分の各階を何に使うのか決めます。
次に、建築予定地で必要な地盤、基礎、防火、斜線、日影、駐車場の条件を確認します。
そのうえで、建物本体だけではなく、エレベーター、空調、外構、解体、申請、諸費用を含めた総額を出してもらいましょう。
4階建ては、2階建ての床を単純に上へ2層追加する住宅ではありません。
建物の重量が増え、構造計算や基礎の考え方が変わり、階段と縦方向の配管も長くなります。
さらに、店舗や賃貸を併用する場合は、自宅とは異なる設備、遮音、防火、避難、共用部分が必要です。
だからこそ、古いブログに掲載されている坪単価だけで予算を決めるのは危険です。
積水ハウスの4階建てを検討するなら、同じ土地と同じ用途で、3階建て案と4階建て案の両方を作ってもらう方法が現実的だと思います。
増える床面積と、増える建築費・維持費を並べれば、4階目に支払う価値が見えやすくなるからです。
4階建ての構造と商品
積水ハウスの4階建てを理解するには、戸建住宅向けの鉄骨3・4階建てと、賃貸や店舗を組み合わせるベレオ・プラスの違いを押さえる必要があります。
どちらも重量鉄骨の技術を活用しますが、計画の目的と相談窓口は同じとは限りません。
鉄骨3・4階建て住宅
積水ハウスの戸建住宅には、鉄骨1・2階建て、木造シャーウッド、鉄骨3・4階建てという構造カテゴリーがあります。
4階建てを含む鉄骨3・4階建てでは、重量鉄骨の「フレキシブルβシステム」が用いられます。
都市部の限られた敷地で、居住空間、ビルトインガレージ、二世帯住宅、店舗などを階ごとに計画しやすい構造です。
現在の公式サイトでは、特定の商品名だけでなく「鉄骨3・4階建て」というカテゴリーで案内されています。
そのため、過去の「ビエナ」などの商品名だけで検索するより、自分の相談時点で提案される構造、外壁、設備、保証を見積書で確認した方が確実です。
【関連記事】積水ハウスの鉄骨・木造と構造の違いをオーナーが解説
ベレオ・プラス
ベレオ・プラスは、4階建ての複合型多目的マンションとして、賃貸住宅経営の分野で案内されている商品です。
自宅だけではなく、賃貸住宅、店舗、事務所、二世帯・三世帯住宅などを一つの建物へ組み合わせる計画に向いています。
例えば、1階を店舗、2階を賃貸、3階と4階を自宅にするような使い方です。
各階の用途が違う建物では、店舗に大きな空間を設けながら、上階を細かな住宅間取りにする必要があります。
フレキシブルβシステムは、階ごとの柱位置や天井高を変えやすいため、このような複合用途と相性があります。
ただし、賃貸を入れるから家賃で必ず得になるわけではありません。
建築費、空室、管理、修繕、ローン、税金まで含めた事業計画が必要です。
自宅専用の4階建てを希望しているのか、収益部分を含めた土地活用を希望しているのかで、相談内容は大きく変わります。
4階建てと3階建ての違い
3階建てと4階建ては、単に1フロア違うだけに見えます。
しかし、4階目を追加すると、階段、エレベーター、構造、基礎、設備配管、避難、防火などに影響する可能性があります。
土地によっては、道路斜線、日影規制、容積率などにより、4階部分の形や面積が制限されることもあります。
また、最上階の夏の日射、屋上やバルコニーの防水、強風への配慮も必要です。
3階建てでも希望する延床面積を確保できるなら、4階建てより費用と移動負担を抑えられるかもしれません。
反対に、土地が高価で、4階目に自宅や賃貸を設けることで土地の価値を十分に活用できるなら、4階建てが合理的な場合もあります。
【関連記事】積水ハウスの3階建て価格と総額を施主目線で解説
重量鉄骨の仕組み
4階建ての設計自由度を支えるのが、積水ハウス独自の重量鉄骨「フレキシブルβシステム」です。
専門用語だけを見ると難しく感じますが、価格との関係が分かるように、要点をかみ砕いて説明します。
通し柱に縛られにくい
フレキシブルβシステムは、梁を柱より優先して接合する梁勝ちラーメン構造です。
1階から最上階まで同じ位置に柱を通す必要がなく、階ごとに柱の位置を変えやすい特徴があります。
例えば、1階は車を置くために広く開け、2階はLDK、3階と4階は個室という構成を考えやすくなります。
店舗併用住宅なら、1階に柱の少ない店舗をつくり、上階に住宅用の細かな間取りを設けることも可能です。
もちろん、どの土地でも自由に柱をなくせるわけではありません。
建物の大きさ、荷重、開口、階高、地震や風の条件を計算したうえで、実現可能な間取りが決まります。
最大9メートルの大開口
公式の技術説明では、高強度梁のWHビームによって、条件が合えば最大9メートルの開口と大空間に対応すると案内されています。
この数字は、すべての4階建てで9メートルの無柱空間をつくれるという意味ではありません。
それでも、ビルトインガレージ、店舗、広いLDKなど、柱を減らしたい計画では大きな利点になります。
大開口を採用すると、サッシ、外壁、断熱、日射、構造なども関係するため、開口だけの追加費用で終わらない場合があります。
どこを開放し、どこで構造を支えるかを、外観と室内の両方から考える必要があります。
一邸ごとの構造計算
積水ハウスは、フレキシブルβシステムについて、高さ60メートルの高層ビルと同じ構造計算を用いて一邸ごとに設計すると説明しています。
4階建ては、建物の高さと重量が増えるため、2階建てより詳細な構造検討が必要です。
ただし、「高層ビルと同じ計算」という言葉だけで、どの地震でも無傷と考えるのは適切ではありません。
地盤、建物形状、開口、家具、設備、施工状態なども住まいの安全に関係します。
契約前には、耐震等級、構造計算書、住宅性能評価を取得するかを確認しましょう。
シェルテック外壁
鉄骨3・4階建てでは、耐火性と軽量化に配慮したシェルテック・コンクリートが案内されています。
公式サイトでは、その複合外壁が1時間耐火外壁として国土交通大臣認定を受け、防火地域にも対応するとされています。
都市部の4階建ては、防火地域や準防火地域に建てるケースが多いため、外壁と開口部の防火性能が価格に関係します。
外壁だけでなく、窓、玄関ドア、軒裏、屋根、階段なども法規制に合わせる必要があります。
そのため、2階建てと同じ外観を希望しても、土地の防火指定によって使える部材と金額が変わる可能性があります。
4階建ての価格構成
積水ハウスの4階建て価格を理解するには、建物本体と、それ以外の費用を分けて見る必要があります。
合計金額だけでなく、どこまで見積もりへ含まれているかを確認してください。
| 費用区分 | 主な内容 | 4階建てでの注意点 |
|---|---|---|
| 建物本体 | 重量鉄骨、屋根、外壁、内装、基本設備 | 階数、用途、延床面積、開口、設備で大きく変わる |
| 付帯工事 | 給排水、電気、ガス、地盤、仮設、空調 | 配管距離と建物重量が増え、敷地条件の影響も受ける |
| 追加設備 | エレベーター、店舗設備、賃貸設備、太陽光など | 設置費だけでなく、維持管理と更新も必要 |
| 外構・解体 | 駐車場、門扉、植栽、既存建物の撤去 | 工事車両の進入と資材置き場も費用に影響する |
| 諸費用 | 設計、申請、登記、ローン、保険、税金 | 用途が複雑になるほど申請と登記の確認が増える |
建物本体価格
建物本体価格は、重量鉄骨の構造、延床面積、階高、外壁、窓、内装、住宅設備などで決まります。
4階建ては床面積が大きくなりやすい一方、階段、廊下、エレベーターホールなど、生活のために直接使わない面積も増えます。
延床面積が増えるほど、床、壁、天井、照明、空調、カーテンも必要です。
各階にトイレや洗面を設ければ、設備だけでなく配管費も増えていきます。
したがって、坪数を増やしたときは、建物本体価格だけではなく、各階で増える設備を一緒に確認してください。
用途による価格差
同じ4階建てでも、自宅専用、二世帯、賃貸併用、店舗併用では価格の中身が違います。
自宅専用なら、家族の生活に合わせて設備を配置できます。
二世帯住宅では、キッチン、浴室、給湯器、玄関などを世帯ごとに設置する可能性があります。
賃貸併用では、住戸ごとのキッチン、浴室、トイレ、メーター、玄関、遮音、共用廊下などが必要です。
店舗を入れる場合は、業種に応じた電気容量、給排水、換気、看板、消防設備なども関係します。
つまり、4階建ての価格を比べるなら、延床面積だけでなく「何人がどの用途で使う建物か」をそろえる必要があります。
坪単価の落とし穴
坪単価は、建物本体価格を延床面積で割った数字として使われることが多いものの、会社や記事によって含む項目が違います。
付帯工事やエレベーターを含む数字もあれば、本体だけの数字もあります。
さらに、延床面積ではなく施工面積を分母にしていると、同じ見積もりでも坪単価が低く見えることがあります。
古い記事に書かれた「坪90万円から120万円」といった数字は、現在の自分の計画へそのまま使えません。
資材、人件費、設備、地域、仕様が変わるだけでなく、そもそも何を含む数字か分からないためです。
価格を比べるときは、建物本体、付帯工事、設備、外構、諸費用を同じ条件で並べましょう。
【関連記事】積水ハウスの坪単価と建築総額の見方を詳しく解説
総額を増やす追加費用
4階建てでは、一般的な2階建てにない設備や、費用が大きくなりやすい工事があります。
契約後に初めて気づかないよう、初回の資金計画から候補へ入れてください。
ホームエレベーター
4階建てで毎日階段だけを使う生活は、若いうちは平気でも、荷物、子育て、老後を考えると負担になります。
ホームエレベーターを設ける場合、機器と施工だけでなく、昇降路、各階の乗り場、電源、点検スペースが必要です。
また、設置後には保守点検、電気代、将来の部品交換や更新費用がかかります。
エレベーターを採用しない場合は、将来追加できるスペースを残す方法もあります。
ただし、完成後に床を抜いて設置する工事は簡単ではないため、実際に後付けできる構造かを設計時に確認してください。
地盤改良と基礎
4階建ての重量鉄骨は、建物重量が大きくなるため、地盤と基礎の条件が総額へ影響します。
地盤調査の結果によっては、支持層まで杭を施工するなど、大規模な地盤改良が必要になる可能性があります。
同じ延床面積でも、地盤が良好な土地と、軟弱地盤や高低差のある土地では費用が違います。
また、既存の擁壁がある土地では、その安全性と建物からの離隔を確認しなければなりません。
土地を購入する前なら、「4階建てが建てられるか」だけでなく、「どの地盤工事を想定して予算を置くか」まで確認すると安心です。
防火と避難設備
4階建てを検討する土地は、建物が密集する防火地域や準防火地域であることも少なくありません。
防火指定によって、外壁、窓、玄関ドア、軒裏などに必要な性能が変わります。
店舗や賃貸を併用すると、建物用途と規模によって消防設備や避難経路の確認も増えます。
火災報知設備、誘導、区画、非常用照明などが必要になれば、建築費と維持管理費に影響します。
法律の条文を自分で判断する必要はありませんが、見積もり時には「防火と消防に必要な費用はすべて入っているか」と確認しましょう。
給排水と電気設備
4階建てでは、上階まで水を運び、排水を下ろす配管計画が必要です。
用途と地域の水圧によっては、増圧設備や受水槽などを検討する場合があります。
賃貸や店舗を併用するなら、電気、水道、ガスのメーターを分けることもあるでしょう。
各階へエアコンを設置すると、室外機の置き場所、配管経路、将来の交換方法まで考える必要があります。
設備を図面に描くだけでなく、点検と交換をどのように行うのかを確認してください。
狭小地の施工費
都市部の狭小地では、建物を建てられても、工事車両が入りにくい場合があります。
資材を置く場所がなく、小型車で分けて運ぶ、交通誘導員を配置する、道路使用許可を取るなどの対応が必要になることもあります。
既存建物の解体、隣家との距離、電線、前面道路の幅も工事費へ関係します。
土地の面積だけを見て4階建てを判断せず、施工できる条件まで調べてもらいましょう。
間取りで価格が変わる
同じ延床面積でも、階ごとの使い方と動線によって価格は変わります。
面積を増やす前に、4階建て特有の縦移動と設備配置を考えてください。
階段の面積
4階建てでは、1階から4階まで階段が続きます。
階段と踊り場は延床面積へ含まれるものの、家具を置いたり、家族が長く過ごしたりする場所ではありません。
階段を急にして面積を減らすと、毎日の移動と老後の負担が増えます。
反対に、広く安全な階段を設ければ、その分だけ各階の居室面積が減ります。
図面では、延床面積だけでなく、各階で実際に使える有効面積を確認しましょう。
水回りを縦に重ねる
キッチン、浴室、トイレ、洗面を各階で大きく離すと、配管経路が複雑になります。
可能な範囲で水回りを上下に重ねると、工事と将来の点検をまとめやすくなります。
ただし、寝室の上に浴室やトイレを置くと、排水音が気になる可能性があります。
費用だけを優先せず、音と配管の両方から位置を決めることが重要です。
LDKを何階に置くか
都市部の4階建てでは、日当たりと視線を考えて、2階や3階にLDKを置く計画があります。
高い位置のLDKは、外からの視線を避けながら光を取り入れやすい点が魅力です。
一方、買い物の荷物を運ぶ動線、ゴミ出し、来客、老後の移動を考える必要があります。
エレベーターがあっても、停電や点検時には階段を使います。
日常の動線を、朝から夜まで具体的に想像して配置を決めましょう。
屋上とバルコニー
4階建ての上層階や屋上は、周囲の視線を避けた屋外空間として魅力があります。
しかし、屋上利用では、防水、排水、手すり、風、荷重、メンテナンスが必要です。
バルコニーを大きくすると、室内面積だけでなく建築費にも影響します。
使う頻度が低い屋上へ大きな費用をかけるより、室内の収納や設備を優先した方が満足できる家庭もあります。
完成写真の見栄えだけでなく、掃除、家具の保管、夏の暑さ、強風の日まで考えて判断してください。
用途別の確認ポイント
4階建ては、自宅、二世帯、賃貸、店舗などを組み合わせられることが魅力です。
一方で、用途が増えるほど確認事項も増えるため、自分の計画に必要な部分を押さえましょう。
自宅専用の4階建て
自宅専用なら、家族の暮らしを中心に各階の役割を決められます。
1階を玄関とガレージ、2階をLDK、3階を個室、4階を趣味室や屋上につながる空間にするような構成です。
ただし、家族が別々の階へ分散すると、顔を合わせる機会が減る可能性があります。
階段の途中に居場所を設ける、LDKを通って個室へ行くなど、家族のつながりを考えた動線が必要です。
二世帯住宅
4階建ては、1階と2階を親世帯、3階と4階を子世帯にするなど、世帯ごとの面積を確保しやすい住宅です。
一方、親世帯が上階を使う場合は、エレベーターへの依存が高くなります。
上下分離では、足音、排水、玄関、光熱費、郵便物なども計画してください。
二世帯住宅の価格や間取りは検索意図が異なるため、この記事では4階建てに関係する範囲だけを扱います。
賃貸併用住宅
賃貸併用住宅では、家賃収入によって住宅ローンの負担を抑えられる可能性があります。
ただし、家賃は必ず入り続けるものではありません。
空室、募集費、管理費、修繕、設備交換、固定資産税、金利上昇を含めた収支が必要です。
自宅と賃貸の入口、音、ゴミ置き場、駐輪場、メーター、郵便受けを分け、入居者と家族がお互いに気を使いにくい間取りにしましょう。
店舗併用住宅
1階に店舗や事務所を設ける場合は、業種によって必要設備が変わります。
飲食店なら排気、給排水、臭い、グリストラップ、電気やガス容量などが関係します。
美容室や診療所でも、給排水、待合、看板、来客用動線、駐車場が必要です。
将来店舗を別の用途へ変更する可能性があるなら、柱位置、天井高、設備配管に余地を残しておくと活用しやすくなります。
見積書の確認方法
4階建ての見積書では、合計金額より先に、未確定・別途・概算の項目を確認します。
後から増えやすい費用を契約前に見つけることが、予算超過を防ぐ近道です。
含まれない費用を聞く
担当者へ「この見積もりで入居または事業開始までに、入っていない費用は何ですか」と聞いてください。
エレベーター、地盤改良、外構、解体、空調、カーテン、照明、家具、登記などが別途になっていないか確認します。
賃貸や店舗では、募集、管理、看板、業務用設備が建築見積もりに入っていない場合があります。
地盤費の仮置きを見る
地盤調査前の見積もりでは、地盤改良費が未計上または仮の金額になっていることがあります。
4階建ては地盤条件の影響が大きいため、調査後にどの程度変わる可能性があるかを聞きましょう。
土地購入前なら、地歴、周辺の地盤、擁壁、高低差も確認材料になります。
設備の更新費を聞く
エレベーター、給水設備、消防設備、オートロックなどは、設置後に点検と交換が必要です。
初期費用だけでなく、保守契約、点検周期、想定される更新時期を確認してください。
賃貸を併用する場合は、将来の修繕費を毎年積み立てる計画も必要になります。
3階建て案と比べる
4階建てだけの見積もりでは、4階目の費用対効果を判断しにくくなります。
同じ土地で3階建てにした場合の間取りと総額も出してもらいましょう。
4階建てにすることで増える床面積、家賃、設備、維持費を比べると判断しやすくなります。
仕様差を記録する
見積もりを比較するときは、価格だけでなく仕様差を一覧にします。
外壁、窓、断熱、空調、エレベーター、キッチン、浴室、太陽光、外構などを同じ条件で比べてください。
値引き後に設備や工事範囲が変わっていないかも確認しましょう。
見積書で特に見る項目
建物本体、付帯工事、地盤、基礎、エレベーター、防火設備、給排水、空調、外構、解体、設計申請、登記、ローン費用を分けて確認します。
金額が未確定の項目には、いつ確定し、予算をどの程度見ているのかを書面で残してもらいましょう。
4階建てが向く人
4階建ては、土地と目的が合えば大きな価値を生みます。
一方、建てられるからという理由だけで選ぶと、費用と移動負担が重くなる可能性があります。
土地を縦に使いたい人
土地価格が高く、横へ建物を広げにくい場所では、4階建てによって必要な床面積を確保できる可能性があります。
駐車場を残しながら、二世帯や賃貸部分を設けたい方にも候補になります。
ただし、容積率が余っていても、高さ、斜線、日影によって4階を十分に使えない土地があります。
階ごとに用途を変える人
自宅、賃貸、店舗、事務所などを一つの建物へ組み合わせたい方には、各階自由設計の利点が活きます。
事業と生活を近づけながら、入口と動線を分ける計画も可能です。
用途変更の可能性がある場合は、将来の配管、天井高、間仕切り変更も相談しましょう。
総額に余裕を持てる人
4階建てでは、建物本体以外の費用が増えやすく、敷地調査後に金額が変わることもあります。
最初の見積もりで予算上限まで使い切るのではなく、地盤、設備、仕様変更の予備費を残せることが大切です。
また、完成後の点検と設備更新まで見込める資金計画が必要です。
4階建てが向かない場合
3階建てで必要な面積を確保できる方や、階段移動を負担に感じる方には、4階建てが最善とは限りません。
土地活用を目的にしていても、周辺の賃貸需要が少ない場合は、建築費に見合う収入を得にくい可能性があります。
4階目の使い道が曖昧なら、床面積を増やすより、2階または3階建ての仕様や外構へ予算を使う方が満足できるかもしれません。
工期と近隣への配慮
4階建てでは、構造、基礎、設備、申請が複雑になるため、一般的な2階建てより工期へ余裕を持つ必要があります。
完成希望日から逆算するだけでなく、設計、確認申請、解体、地盤、基礎、上棟、設備工事の各段階を確認してください。
設計と申請に時間を取る
4階建てでは、構造計算、法規、防火、避難、用途などの確認が増えます。
店舗や賃貸を組み合わせる場合は、住宅だけの計画より関係する部署や確認項目が多くなることがあります。
間取りが完成した後で法規上の修正が入ると、部屋の広さや窓の位置が変わる可能性もあります。
入居日や開業日を先に固定しすぎず、確認申請と仕様決定に必要な期間を担当者へ聞いておきましょう。
資材搬入を確認する
重量鉄骨の部材を運び、クレーンで組み立てるには、前面道路と周辺スペースの確認が必要です。
道路が狭い場合や、交通量が多い場所では、搬入時間、交通誘導、道路使用などの調整が発生することがあります。
工事費だけでなく、近隣の通行や店舗営業へ影響しない工程を組めるかも大切です。
近隣への説明を行う
4階建ては周囲の建物より高くなる場合があり、日当たり、視線、工事車両、騒音を気にする近隣の方もいます。
法律上建てられることと、近隣と気持ちよく暮らせることは同じではありません。
着工前の挨拶、工事時間、車両の出入り、窓やバルコニーの視線対策について、住宅会社がどのように対応するか確認しましょう。
完成後の維持費
4階建ての予算は、建てるまでの費用だけで終わりません。
高さと設備が増えることで、点検、清掃、修繕の方法も2階建てとは変わります。
外壁と屋上の点検
高い位置の外壁、窓、雨樋を点検するには、足場や高所作業が必要になる可能性があります。
屋上や大きなバルコニーがある場合は、防水層、排水口、手すりも定期的に確認します。
外壁材の耐久性だけでなく、目地、防水、開口部周辺まで含めた維持計画を聞いてください。
設備更新の積立
エレベーター、給水設備、消防設備、オートロック、共用照明などを採用すると、点検と更新費用が発生します。
賃貸を併用する場合は、入居者がいる状態でも修理できるよう、毎月の家賃から修繕費を積み立てておく必要があります。
設備の寿命が同じ時期に重なると負担が大きくなるため、更新時期を一覧にしておくと安心です。
空調と光熱費
4階建ては階によって日当たりと温度が違います。
最上階は日射の影響を受けやすく、1階は日当たりが限られる場合があります。
各階へ個別エアコンを設けるのか、空調をまとめるのかによって、初期費用と光熱費が変わります。
家族の在宅時間と用途を考え、使わない階まで常に空調する計画になっていないか確認してください。
将来の使い方を残す
子どもの独立、店舗の閉店、賃貸需要の変化などにより、4階建ての使い方は将来変わるかもしれません。
間仕切りを変更しやすいか、設備配管を追加できるか、別用途へ変える場合に大きな工事が必要かを設計時に相談しましょう。
将来の使い方を一つに決めつけるのではなく、複数の選択肢を残すことで長く活用しやすくなります。
担当者選びの重要性
4階建ては、一般的な戸建て以上に、土地、構造、法規、設備、資金計画を一緒に考える必要があります。
だからこそ、最初に担当する人の経験が重要です。
私は積水ハウスで自宅を建て、営業担当者、設計士、現場担当者との連携が家づくりの進みやすさを大きく左右すると実感しました。
私の家は2階建てですが、地盤改良、構造、外壁、空調、外構、見積もり変更を経験したからこそ、価格表だけでは家づくりを判断できないと感じています。
4階建てでは、次の質問に具体的に答えられる担当者を希望してください。
- 建築予定地で4階建てが成立する根拠
- 3階建てと4階建ての総額差
- 重量鉄骨と基礎・地盤の考え方
- エレベーターと設備更新の費用
- 賃貸や店舗を含む場合の収支と動線
- 未確定費用が確定する時期
すまつなの紹介サポートは、原則として積水ハウスへの初回接触前に相談していただく必要があります。
展示場で記名したり、公式サイトから資料請求したりして担当者が決まった後では、紹介ルートを利用できない可能性があります。
まだ担当者が付いていない方は、4階建てを検討していることを先にお知らせください。
店長ルートを通じて、建築予定地域で4階建てや重量鉄骨、土地活用の相談に対応できる担当者の選定を依頼します。
値引きや契約条件は、地域、時期、建物、商談状況によって異なり、特定の割引率を保証するものではありません。
それでも、偶然決まった担当者へ任せるのではなく、計画内容を踏まえて担当者の選定を依頼できることには大きな意味があります。
【関連記事】積水ハウスの紹介制度と相談前の注意点を解説
4階建て価格のよくある質問
積水ハウスの4階建てを検討する方から出やすい疑問をまとめました。
価格と設計条件は土地や用途によって変わるため、ここでは判断の基準を回答します。
積水ハウスの4階建ては坪単価いくらですか。
積水ハウスは、4階建てに全国一律の坪単価を公開していません。
重量鉄骨、延床面積、用途、外壁、設備、地盤、防火、エレベーターなどで価格が大きく変わります。
古い坪単価情報をそのまま使わず、建物本体、付帯工事、追加設備、外構、諸費用を含む総額で確認してください。
4階建てにエレベーターは必要ですか。
法律上すべての戸建て4階建てに必須という意味ではありませんが、荷物、子育て、老後を考えると有力な設備です。
採用する場合は、設置費だけでなく、昇降路、各階の乗り場、保守点検、電気代、将来の更新費まで確認しましょう。
狭い土地でも4階建てにできますか。
狭小地を縦に活用できることが4階建ての利点ですが、建ぺい率、容積率、道路斜線、日影、防火、前面道路、工事車両の進入などを確認する必要があります。
土地面積だけで判断せず、敷地調査と法規確認を行ったうえで間取りを作ってもらってください。
3階建てと4階建てはどちらが得ですか。
必要な床面積と4階目の用途によって変わります。
同じ土地で3階建て案と4階建て案を作り、総額、使える面積、家賃収入、維持費、階段移動を比較する方法がおすすめです。
4階目を十分に使わないなら、3階建ての方が費用を抑えられる可能性があります。
資料請求後でもすまつなの紹介を利用できますか。
積水ハウスの担当者が決まった後では、すまつなの紹介ルートを利用できない可能性があります。
展示場訪問、記名、公式サイトからの資料請求など、積水ハウスへの初回接触前に相談していただくのが安全です。
4階建ては総額で決める
積水ハウスの4階建ては、限られた土地を縦に使い、自宅、二世帯、賃貸、店舗などを組み合わせられる魅力的な選択肢です。
重量鉄骨のフレキシブルβシステムによって、通し柱の制約を減らし、階ごとに異なる間取りや大空間を検討できます。
一方で、4階建て価格は、一般的な戸建ての坪単価だけでは判断できません。
建物本体に加え、地盤・基礎、エレベーター、防火、給排水、空調、外構、解体、設計申請、諸費用まで含めた総額を見る必要があります。
契約前には、同じ土地で3階建て案と4階建て案を比較してください。
4階目によって増える面積と価値が、増える費用と維持負担に見合うかが判断しやすくなります。
そして、4階建ては土地、構造、法規、設備、資金計画が複雑だからこそ、経験のある担当者と設計チームへ相談することが重要です。
まだ積水ハウスの展示場訪問や資料請求をしていない方は、先にすまつなの北川へご相談ください。
店長ルートで4階建ての計画に対応できる担当者をご紹介できるか、無料で確認します。
※本記事は、積水ハウス公式情報と、積水ハウスで自宅を建てた運営者の経験をもとに作成しています。
※北川邸は4階建てではありません。掲載した自宅写真は、見積もり、地盤、基礎、階段などの実体験を説明するために使用しています。
※価格、商品、構造、外壁、設備、紹介条件は、地域、土地、用途、契約時期、選択仕様によって異なります。
【公式情報】積水ハウスの鉄骨3・4階建て
【公式情報】積水ハウスのベレオ・プラス




