こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
注文住宅の打ち合わせを進めていると、「これ、住宅会社に頼まず自分で買えば安くなるんじゃない?」と思う場面がかなり出てきます。
特に照明、カーテン、エアコンあたりはネットショップや家電量販店の価格が見えやすいので、住宅会社の見積もりと比べた瞬間に施主支給したくなるんですよ。
私も積水ハウスで自宅を建てる中で、照明、カーテン、エアコンを含めてかなり細かく費用を見ました。
ただ、施主支給は「ネットで安く買って持ち込めば終わり」という話ではありません。
商品代を安くできても、納期、搬入、保管、取付工事、破損時の責任、故障時の保証窓口が別々になるという面があります。
逆に、その境界さえ理解して使えば、施主支給は注文住宅の費用を抑える有効な方法になります。
この記事では、私自身の家づくりを踏まえながら、照明、カーテン、カーテンレール、エアコン、テレビアンテナについて、住宅会社へ任せたい部分と施主側で用意しやすい部分を具体的に解説します。
記事のポイント
- 注文住宅で施主支給しやすい物と任せたい工事の境界
- 照明とカーテンを施主支給するときの注意点
- エアコン本体と取付工事を分ける場合の考え方
- テレビアンテナを新築時にどう決めるか
注文住宅の施主支給とは
まずは「施主支給」という言葉そのものから確認しておきます。
施主支給とは、住宅会社が商品を仕入れて取り付けるのではなく、施主であるあなた自身が商品を購入して建築現場へ支給する方法です。
商品代を自分で負担する方法
例えば10万円の照明器具を住宅会社経由ではなく、自分で販売店やネットショップから購入して現場へ納品するケースが分かりやすいでしょう。
住宅会社には照明器具そのものを注文せず、必要なら取付工事だけを依頼します。
カーテンであればカーテン本体だけ自分で購入し、レールや下地は住宅会社へ依頼する方法もあります。
エアコンなら、本体を家電量販店から購入し、住宅会社にはコンセント、配管経路、壁の穴、下地など建築側の準備だけをお願いする方法も考えられます。
施主支給は「商品」と「工事」を別々に考えるのがコツです。
商品を自分で買うからといって、取付工事まで自分で手配しなければならないわけではありません。
注文住宅では照明、カーテン、空調などが建物本体価格とは別の項目になっていることがあります。
特に積水ハウスを検討している方は、私の実際の見積書をもとに解説した積水ハウスの見積書で確認したい費用項目もあわせて読むと、どの費用が後から増えやすいのか分かりやすいと思います。
施主支給できない物もある
一方で、注文住宅だから何でも自由に持ち込めるわけではありません。
住宅会社ごとに施工基準や保証条件があり、施主支給そのものを受け付けていない設備もあります。
特に壁や天井の内部へ組み込む物、給排水につながる物、防水処理が必要な物、電気配線へ直接接続する物は、完成後に不具合が起きたときの原因判定が難しくなります。
責任の境界が重要
例えば施主支給した設備から水漏れが起きた場合、「商品そのものに問題があったのか」「取り付けに問題があったのか」「建物側の配管に問題があったのか」を分けなければなりません。
エアコンでも同じです。
本体、配管、電源、壁貫通部、ドレン排水、室外機まで複数の要素がつながっています。
だから私は、壁の中や建物性能へ関係する部分ほど住宅会社側で完結してもらう考え方をおすすめしています。
施主支給しやすい物を比較
大まかな考え方を表にすると次のようになります。
| 設備 | 施主支給 | 住宅会社へ任せたい部分 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 置き型照明 | しやすい | コンセント計画 | 明るさと置き場所 |
| 引掛式照明 | しやすい | 引掛シーリング設置 | 重量と取付方式 |
| ダウンライト | 慎重 | 配線と取付工事 | 穴位置と交換方法 |
| カーテン本体 | しやすい | 必要に応じて採寸 | 丈と幅 |
| カーテンレール | 条件次第 | 下地と取付位置 | 窓枠との干渉 |
| ロールスクリーン | 条件次第 | 下地計画 | 窓との寸法関係 |
| エアコン本体 | 条件次第 | 電源と配管計画 | 保証窓口の分離 |
| テレビ本体 | しやすい | コンセントと配線 | 壁掛け下地 |
| テレビアンテナ | 条件次第 | 配線と引込計画 | 受信環境 |
照明は施主支給しやすい
注文住宅の中でも、照明は施主支給を検討しやすい分野です。
ただし、同じ照明でも「器具を差し込むだけ」の物と「電気工事が必要な物」では扱いがまったく違います。
引掛式なら自由度が高い
天井に引掛シーリングや引掛ローゼットを設置してもらい、完成後に照明器具を自分で購入する方法は非常に使いやすいです。
シーリングライトだけでなく、対応するペンダントライトも選べます。
商品が壊れたり好みが変わったりしても交換しやすく、将来の模様替えにも対応できます。
Panasonicも、引掛シーリングや引掛ローゼットを利用する方式であれば一般の人が取り付け可能と案内する一方、電源線へ直接接続する照明には資格が必要と説明しています。
(出典:Panasonic「照明器具の取り付けに電気工事士の資格は必要ですか」)
施主支給する場合でも、天井側の配線器具まで省かないようにしてください。
照明器具だけ後から買える状態を、住宅会社との打ち合わせ段階でつくっておくことが大切です。
ペンダントライトは高さも確認
ダイニングやキッチンで使うペンダントライトは、施主支給と相性のよい照明です。
我が家でも木質天井にルイスポールセンのペンダント照明を合わせています。
ここで見落としやすいのが、器具そのものよりもコードの長さ、吊り下げ高さ、テーブルの中心、天井側の取付位置です。
お気に入りの照明を買ったのに、ダイニングテーブルの中心からずれていたらかなり気になります。
大型ペンダントや重量のある照明なら、天井側の下地や取付方法も事前確認が必要でしょう。
ダウンライトは住宅会社向き
一方、天井へ埋め込むダウンライトは、単純な施主支給とは少し違います。
天井開口、配線、断熱材との関係、器具寸法、調光器との組み合わせなどを確認しなければならないからです。
器具だけ自分で買って「これを付けてください」と渡すより、照明計画そのものを住宅会社と決める方がスムーズなケースが多いでしょう。
照明は明るければよいわけでもありません。
ダウンライトを増やしすぎると天井に丸い器具が並び、せっかくの新築なのに落ち着かない印象になることもあります。
逆に減らしすぎれば、必要な場所に光が届きません。
施主支給で費用を抑えるなら、寝室や子ども部屋など交換しやすい照明を施主支給し、LDKの建築照明は住宅会社へ任せる方法もあります。
カーテンは分けて考える
注文住宅のカーテンは、施主支給による費用調整をしやすい代表的な項目です。
ただ、カーテン本体とカーテンレールは別物として考えた方がいいですよ。
カーテン本体は支給しやすい
一般的なカーテンは、完成後に採寸して購入することもできます。
既製品で合う窓なら選択肢も多く、家具やラグを置いてから色を決めることも可能です。
入居時点で全部の窓へ高価なカーテンをそろえず、まず必要な部屋だけ付ける方法もあります。
そのため、予算を調整するときに比較的後回しにしやすい部分です。
ただし、道路や隣家から見える窓は入居初日から目隠しが必要になることがあります。
「引っ越してから考えよう」と全部を後回しにすると、初日の夜に室内が丸見えという笑えない状況もあり得ます。
窓の位置と外からの見え方については、我が家の実例を載せた積水ハウスの窓と外からの視線対策も参考になると思います。
カーテンレールは下地が大事
注文住宅のカーテンレールを施主支給する場合に大切なのは、本体価格より壁側の下地です。
カーテンレールは毎日の開閉で繰り返し力がかかります。
重量のあるカーテンや横幅の大きな窓なら、なおさらです。
住宅会社へ「カーテンレールは後から自分で付けます」とだけ伝えるのではなく、予定している位置に下地が必要か確認しておきたいところ。
窓枠との寸法も見る
レールの長さは窓幅ぴったりで決めればよいとは限りません。
カーテンを開けたときに生地をどこへ逃がすかで必要な長さが変わります。
エアコン、収納扉、壁、スイッチなどが近ければ干渉する可能性もあります。
窓だけを測るのではなく、周囲まで含めて見てください。
ロールスクリーンも採寸が重要
ロールスクリーンやブラインドも施主支給できますが、窓枠内へ収めるのか、壁面へ付けるのか、天井へ付けるのかで寸法が変わります。
特に大きな窓では、巻き上げたときの本体サイズや操作位置も確認したいところです。
窓を開けるハンドルや家具とぶつからないかも見ておきましょう。
エアコン施主支給の考え方
注文住宅でエアコンをどうするかは、かなり悩みやすいところです。
家電量販店を見ると魅力的な価格が並んでいますし、型落ちモデルを狙えば本体価格を抑えられる場合もあります。
ただ、エアコンは本体だけ買えば使える家電ではありません。
本体だけ支給する方法
一つの方法は、エアコン本体を自分で購入し、取付条件を住宅会社と打ち合わせしておくやり方です。
もう一つは、住宅会社にはエアコン関係を頼まず、引き渡し後に家電量販店や空調業者へ本体と工事をまとめて依頼する方法。
どちらが安いかは、機種、台数、配管距離、室外機位置、化粧カバーなどで変わります。
そのため、本体価格だけを並べても正確な比較にはなりません。
我が家はエアコン費用が増えた
私の家でもエアコン費用はかなり大きな項目になりました。
途中段階では5台分の工事費が見積もられていましたが、その後に台数や機種を変更し、最終的には6台を新設する計画になりました。
上位機種を選んだこともあり、エアコン関連の見積もりは税抜き188万8,000円まで増えています。
こういう数字を見ると「家電量販店で買った方が安いのでは」と考えるのは当然だと思います。
私自身もかなり比較しました。
ただし、住宅会社へ依頼する価格には、単純な本体価格だけでは見えない工事条件が含まれていることがあります。
だから比較するときは、建物本体以外も含めた積水ハウスの総額と費用内訳で解説しているように、入居できる状態までの金額を見ることが大切です。
配管穴は建築中に決めたい
エアコンを施主支給する場合でも、室内機を付ける場所は設計中に決めておくことをおすすめします。
理由は、配管を外へ出す穴、電源、室外機位置、ドレン排水、カーテンとの干渉などを建物側と合わせる必要があるためです。
特に外壁を貫通する部分は「完成してから空いているところへ穴を開ければいい」と考えない方がいいでしょう。
筋交い、柱、配線、配管などが壁の中に存在するからです。
三菱電機のエアコン据付工事説明書でも、配管穴、壁穴用スリーブ、配線、排水など複数の施工条件が示されています。
エアコン用コンセントも決める
注文住宅なら、エアコン用コンセントの位置も最初から検討できます。
室内機の横へコンセントが見える配置もあれば、できるだけ目立たない場所へ納める設計もあります。
ただし見た目だけを優先し、点検や抜き差しがしにくい位置にすると困ることがあります。
予定機種によって必要な電源条件が異なることもあるため、機種を完全に決めていなくても「この部屋にはどの程度のエアコンを入れる予定か」は住宅会社へ伝えておいた方がいいでしょう。
室外機の場所まで決める
エアコンで後回しになりやすいのが室外機です。
室内はきれいに計画したのに、完成してから室外機の場所を考えると、正面外観や庭、通路へ大きな機械が並んでしまうことがあります。
また、室内機と室外機が遠くなれば配管経路も長くなります。
隠蔽配管を使う場合は、将来のエアコン交換まで考える必要があります。
機種によって配管条件が変わる可能性もあるためです。
我が家では全館空調ではなく個別エアコンを採用しました。
全館空調と個別空調で迷っている場合は、積水ハウスの全館空調と個別エアコンを比較した記事も参考にしてみてください。
保証窓口が分かれる点に注意
注文住宅でエアコンを施主支給するとき、私が価格以上に確認したいと思うのが保証窓口です。
住宅会社から本体と工事をまとめて購入していれば、不具合が出た際に住宅会社へ相談しやすくなります。
一方、本体はネットショップ、工事は別業者、建物側の配管準備は住宅会社となれば、不具合の原因によって連絡先が変わります。
例えば水漏れでも、本体の問題、ドレン施工、配管、勾配、壁貫通部など複数の可能性があります。
その手間まで含めて価格差に価値があるか考えてみてください。
テレビアンテナも早めに決める
注文住宅でテレビアンテナをどうするかも、後回しになりやすい項目です。
テレビを見る方法はアンテナだけではなく、光回線やケーブルテレビなどもあるため、家族の視聴方法から決める必要があります。
アンテナを付ける場合
地上波をアンテナで受信するなら、屋根上、外壁面、屋根裏など設置方法の候補があります。
ただし、どこでも同じように受信できるわけではありません。
建物の位置、周囲の建物、電波状況によって条件が変わります。
外壁へ取り付ける場合は、見た目だけでなく固定方法や配線経路も確認したいところです。
太陽光発電を載せる住宅なら屋根上の設備配置とも関係します。
テレビ端子の位置が重要
アンテナ本体より先に考えたいのが、テレビをどこに置くかです。
壁掛けテレビにするなら、テレビ端子、コンセント、LAN、録画機器、ゲーム機などの配線も考える必要があります。
壁掛け金具を使うなら壁下地も必要になります。
「テレビは後から買う物だから」と後回しにすると、せっかくの注文住宅なのに配線が床を横切ることになりかねません。
テレビそのものは後から買えますが、壁の中の配線と下地は新築時に済ませておく方が扱いやすいです。
施主支給で起きやすい失敗
施主支給のトラブルは、商品選びより「受け渡し」の部分で起こりやすいです。
ここからは契約前に知っておきたい注意点を見ていきます。
納品が間に合わない
施主支給品には住宅会社側の工程があります。
「完成までに届けば大丈夫」と思っていると遅い場合があります。
例えば照明器具を取り付ける工程、カーテンレールを施工する工程など、職人さんが現場に入る日は決まっています。
その日に商品がなければ再訪が必要となり、追加費用が発生する場合もあります。
購入前に「いつまでに現場へ必要か」を確認してください。
早く届きすぎても困る
逆に早すぎても問題です。
大きな照明、カーテン、エアコンなどを数週間保管する場所が必要になります。
住宅会社が現場で預かってくれるとは限りません。
工事現場は倉庫ではないですからね。
商品の保管場所、受取人、納品時間まで確認しておいた方が安心です。
寸法違いで付かない
ネットショップで商品を購入するときは、型番だけでなく寸法図まで見てください。
カーテンなら幅と高さ、照明なら器具寸法と重量、エアコンなら室内機と室外機の寸法が関係します。
新築図面の寸法だけを見て「たぶん入るだろう」で購入するのは危険です。
仕上げ材の厚み、巾木、窓枠、収納扉などによって実際に使える寸法が変わることがあります。
品番違いも意外とある
住宅設備は商品名が同じでも、サイズや色、電圧、左右勝手、取付部品などによって品番が細かく分かれています。
注文確定前に、住宅会社へ品番を送って確認してもらえるなら、そのひと手間を惜しまない方がいいと思います。
「白いやつ」「このシリーズの大きい方」のような伝え方ではなく、メーカー名、正式商品名、品番まで残しましょう。
取付費が別途かかる
施主支給品を住宅会社へ渡せば無料で取り付けてもらえるとは限りません。
商品の仕入れ利益がなくなっても、人が施工する費用は残ります。
さらに、通常扱わない商品の場合は施工確認に手間がかかることもあります。
商品代がいくら安くなるかではなく、商品代+送料+取付費+追加部材まで合計して比較してください。
破損時の責任も確認する
現場へ支給した商品が取り付け前に破損した場合、誰が交換手続きをするのかも確認したいポイントです。
配送中の破損なら販売店や配送会社とのやり取りになるでしょう。
開封後に傷が見つかった場合は、いつ傷付いたのか判断しにくくなることもあります。
高価な照明器具などは、到着時に梱包状態を確認しておくと安心です。
施主支給で残すべき記録
私は注文住宅では口頭だけで決めず、記録へ残すことがとても大切だと感じています。
施主支給では住宅会社以外の販売店や施工業者も関わるため、なおさらです。
購入前に確認する項目
支給品を購入する前に、最低でも次の内容を住宅会社と共有しておきたいところです。
- メーカー名と正式商品名
- 正確な品番と色
- 本体寸法と重量
- 取付位置と取付方法
- 必要な電源や下地
- 現場への納品期限
- 搬入と保管を誰が行うか
- 住宅会社へ支払う取付費
- 追加部材の有無
- 故障時の連絡先
この内容が決まってから購入すれば、「もう買ってしまったので何とか付けてください」という状態をかなり避けられます。
見積書にも反映してもらう
住宅会社の見積書から施主支給品が外れたら、その金額が本当に減っているか確認してください。
一方で取付費だけが残る場合もあります。
「カーテン施主支給」「照明器具別途」「エアコン本体施主手配」など、誰が何を負担するのか見積書や打ち合わせ記録から分かる状態にしておくと安心です。
注文住宅は一度の打ち合わせで大量のことを決めるので、数週間後には記憶がかなり曖昧になります。
私自身、家づくりをして「人間の記憶ってこんなに頼りないのか」と何度も思いました(笑)。
施主支給する優先順位
では結局、何から施主支給を検討すればいいのでしょうか。
私は「後から交換しやすい物」から検討する考え方が分かりやすいと思っています。
後から交換できる物を優先
置き型照明、引掛式照明、カーテン本体などは、比較的交換しやすい物です。
だから新築時の予算を抑えたい場合にも候補になります。
数年後に好みが変われば買い替えられるのもメリット。
住宅の性能そのものへの影響も限定的です。
壁の中は住宅会社へ任せる
反対に、電源配線、下地、配管、貫通穴、防水処理など、完成後に見えなくなる部分は住宅会社と一緒に決めたいところです。
ここを削ってしまうと、後から商品を付けたくなったときに壁や天井へ手を加える必要が出てきます。
施主支給で削るなら「完成後でも交換できる商品」から。
新築時にお金を使うなら「完成後に簡単には触れない部分」から。
この基準は照明、カーテン、エアコンだけでなく、注文住宅全体の予算調整にも使えます。
施主支給は安さを競うための方法ではありません。
住宅会社へ任せる価値が小さい部分だけ切り離し、建物側と一体で施工したい部分には費用を残す方法だと考えると判断しやすくなります。
施主支給は契約前に相談する
施主支給を考えているなら、できれば契約前の見積もり段階から住宅会社へ伝えてください。
契約した後で大量の設備を「全部自分で買います」と変更すると、見積もりや工程の変更が増えます。
最初から条件をそろえる
複数の住宅会社を比較する場合も、一社だけ照明・カーテン・エアコン込み、もう一社は全部別途では金額を比べられません。
住宅会社へ依頼する物と施主側で用意する物を同じ条件にしたうえで比較してください。
一見高く見える会社の方が入居まで必要な物を多く含んでいるケースもあります。
逆に安く見える見積もりでも、照明、カーテン、エアコン、テレビアンテナなどを足したら金額差がほとんどなくなることもあるでしょう。
積水ハウスなら早めに相談
積水ハウスを検討していて、照明やエアコンをどこまで住宅会社へ依頼するか迷っている場合は、担当者が決まる前の段階から要望を伝えておくと話を進めやすくなります。
すまつなでは、私自身が積水ハウスで建てた経験をもとに、家づくりの入口から相談を受けています。
まだ積水ハウスとの商談を始めていない方であれば、すまつなの積水ハウス紹介サポートから相談できます。
紹介や条件については商談状況や地域によって異なるため、展示場訪問や資料請求をする前の段階で確認しておく方が選択肢を残しやすいです。
注文住宅の施主支給に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 注文住宅では施主支給を断られることもありますか?
A. あります。
住宅会社の施工基準や保証条件によって、施主支給できる商品とできない商品があります。
特に配線、配管、防水、構造など建物本体へ関係する設備は制限されやすいため、商品を購入する前に確認してください。
Q2. 注文住宅の照明は全部施主支給できますか?
A. 引掛シーリングへ取り付ける照明は施主支給しやすいですが、ダウンライトや直接配線する照明は住宅会社へ任せる方が進めやすい場合があります。
施主支給する場合でも、引掛シーリング、配線、下地、取付位置は設計中に決めておきましょう。
Q3. 注文住宅のカーテンレールは後付けでも大丈夫ですか?
A. 後付けは可能ですが、予定している位置に適切な下地があるか確認しておくことをおすすめします。
カーテン本体は完成後でも選びやすい一方、壁の下地は完成すると見えなくなるためです。
大型窓や重量のあるカーテンを予定している場合は、特に建築中から考えておきたい部分です。
Q4. 注文住宅のエアコンは家電量販店で買った方が安いですか?
A. 本体価格だけなら安く見えることがありますが、必ずしも総額が安くなるとは限りません。
標準取付工事以外に、配管延長、化粧カバー、高所作業、室外機設置、専用電源などが必要になれば費用は変わります。
住宅会社の見積もりと比較するときは、本体と施工を含めて同じ条件にしてください。
Q5. テレビアンテナは引き渡し後でも設置できますか?
A. 設置自体は可能ですが、テレビ端子や配線経路、壁掛けテレビの下地などは新築時に計画しておく方が使いやすくなります。
アンテナ、光回線、ケーブルテレビのどれを使うか決まっていなくても、テレビを置く場所と必要な配線だけは設計段階で考えておくと安心です。
注文住宅の施主支給まとめ
注文住宅の施主支給は、うまく使えば費用を抑えながら自分の好きな商品を選べる方法です。
照明なら引掛式の器具、カーテンならカーテン本体など、完成後でも交換しやすい物は施主支給を検討しやすいでしょう。
一方で、エアコンの配管穴や専用電源、カーテンレールの下地、照明の配線など、完成後に見えなくなる部分まで削るのはおすすめしません。
壁内配線や防水に関係する物は住宅会社へ任せ、支給する商品は品番、寸法、納品日、取付費、保証窓口を書面で決めてから購入する。
これが私が家づくりを経験して感じた、施主支給で失敗を減らす一番分かりやすい考え方です。
「住宅会社へ頼むと高いから全部外す」でも、「面倒だから全部任せる」でもありません。
交換しやすい物は自分で選び、家そのものに関係する部分は新築時にきちんと施工してもらう。
その使い分けができれば、費用と安心感の両方を取りやすくなります。
あなたの見積書に照明、カーテン、エアコン、テレビアンテナが入っているなら、まずは「本体代」「取付費」「建物側の工事」を分けて見てみてください。
そこまで見えると、本当に施主支給した方が得なのか、住宅会社へ任せた方がよいのかがかなり判断しやすくなります。




