こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
家の建て替えでは、新しい間取りや設備に意識が向きますが、実際の暮らしでかなり大きな仕事になるのが建て替え中の仮住まいです。
今の家から一度出て、工事期間を別の場所で暮らし、完成したら新居へもう一度引っ越すことになります。
しかも考えることは、建て替え中にどこに住むかだけではありません。
短期で借りられる物件、2回分の引っ越し、入り切らない荷物、ペット、ピアノや仏壇、住民票、郵便物、インターネットまで、全部つながっています。
住宅会社との工程が少し後ろへ動けば、仮住まいの退去日まで影響することもあります。
だから私は、仮住まいを「家が完成するまでの一時的な寝場所」ではなく、建て替え工程の一部として計画するのが大切だと考えています。
この記事では、建て替えの仮住まいの探し方から費用、引っ越し、荷物保管、住民票や郵便物、ネット回線まで一つずつ解説します。
記事のポイント
- 建て替え中の仮住まいの探し方と選択肢
- 家賃以外も含めた仮住まい費用の考え方
- 2回の引っ越しと荷物保管の進め方
- 住民票・郵便物・ネット回線の手続き
建て替え中はどこに住む
建て替えでは現在の家を解体するため、解体開始から新居の引き渡しまで別の住まいが必要になります。
まずは、どのような仮住まいが候補になるのかを見ていきましょう。
仮住まいも工程の一部
建て替えの一時住まいを考えるときに最初に押さえたいのは、仮住まいだけを独立して探さないことです。
建築会社との契約、解体、新築工事、竣工検査、引き渡し、外構工事などの流れと一緒に考えます。
建て替えそのものの全体像がまだ見えていない場合は、先に家の建て替えに必要な費用・流れ・期間をまとめた記事を確認しておくと分かりやすいですよ。
仮住まいの契約終了日を予定工期ぴったりに設定してしまうと、完成が少し後ろへ動いただけでも困ります。
「いつ解体するか」ではなく「いつ確実に新居へ入れるか」から逆算するのがポイントです。
賃貸住宅を借りる
もっとも考えやすいのは、アパートやマンションなどの賃貸住宅を建て替え期間だけ借りる方法です。
普段と近い生活ができ、キッチン、浴室、洗濯機置き場などもあるため、家族で数か月以上暮らす場合には使いやすい選択肢でしょう。
ただし、一般的な賃貸物件は長期入居を前提としているケースが多く、建て替えの仮住まいとして短期間だけ借りたいと伝えると、契約条件が合わないことがあります。
そのため、物件を問い合わせる段階から「自宅建て替え中の一時利用であること」「想定している入居期間」を伝えてください。
普通借家だけでなく、定期借家や短期利用に対応できる物件も候補に入れると探しやすくなります。
一軒家を仮住まいにする
家族人数が多い場合や荷物が多い場合は、建て替えの仮住まいとして一軒家を借りる方法もあります。
集合住宅より収納量を確保しやすく、駐車場付きの物件も探しやすいため、今まで戸建てで暮らしていた家族には生活を変えすぎずに済むメリットがあります。
ペットと暮らしている家庭にも一軒家は有力候補です。
一方で、短期契約できる賃貸一軒家は地域によって候補が少なく、希望する学区や駅の近くまで条件を重ねると一気に見つけにくくなることがあります。
「今の家と同じ広さ」にこだわるより、仮住まいへ持っていく荷物を減らし、必要な部屋数と駐車台数から考える方が現実的です。
URも候補になる
建て替えの仮住まいを探していると、UR賃貸住宅が気になる人もいると思います。
URには礼金や仲介手数料などがない仕組みがあり、定期借家の制度が設定された物件もあります。
ただし、URだから数か月だけ自由に借りられるという意味ではありません。
契約期間や入居条件は制度や物件によって異なるため、建て替え予定期間と一致するかを確認する必要があります。
希望エリアに対象物件があり、家族人数や荷物量に合うなら、民間賃貸と並べて比較してみる価値はあります。
ホテルや家具付き住宅
ホテル、ウィークリーマンション、マンスリーマンション、家具付き賃貸などを建て替え中の仮住まいにする方法もあります。
家具や家電が付いていれば、大型家電を仮住まいへ運ばずに済むのが大きな利点です。
契約開始までが早い物件もあるため、仮住まいの開始日が急に決まった場合や、新居完成までの最後の短い期間を埋めたいときにも使えます。
ただし、家族で長期間暮らすと居住スペースや収納が足りなくなりやすく、食事、洗濯、駐車場などを含めた総額も確認したいところです。
ホテルだけを数か月利用するより、通常の賃貸住宅と組み合わせた方が生活しやすいケースもあります。
仮住まいの探し方
建て替えの仮住まい探しは、普通の賃貸物件探しとは少し条件が違います。
家賃の安さだけでなく、契約期間、通勤・通学、ペット、駐車場、荷物量まで一度に確認していきましょう。
工期から契約期間を決める
まず建築会社から、解体開始予定日と新居の引き渡し予定日を確認します。
その期間をそのまま賃貸契約期間にするのではなく、引っ越し準備や工程変更も考えられるように余裕を持たせる方が安全です。
特に避けたいのが、仮住まいの退去日と新居の引き渡し日を完全に同日にしてしまうこと。
完成直前には検査や手直しが入る場合がありますし、引っ越し業者の予約状況によって希望日に移動できないこともあります。
建て替えでは「家を建てる期間」と「自宅へ戻れない期間」は同じとは限りません。
生活圏を先に決める
建て替え中も仕事や学校は続きます。
そのため、仮住まい物件を探すときは、家賃より先に「どの範囲なら生活を続けられるか」を決めると候補を絞りやすくなります。
子どもがいる場合は通学、送迎、習い事。
会社員なら通勤時間や駅。
車中心の家庭なら駐車台数や道路の使いやすさも重要でしょう。
半年前後だから多少不便でもいいと思っていても、その生活を毎日続けるとなると話は変わります。
仮住まいは短期間だからこそ、生活の負担を増やしすぎないことが大切です。
ペット可は早めに探す
犬や猫などのペットがいる場合は、建て替えの仮住まい探しをさらに早く始めたいところです。
単に「ペット可」と書かれているだけで決めず、飼育できる種類、頭数、大きさなどの条件を確認します。
現在の家では問題なく暮らせていても、仮住まいが集合住宅になると鳴き声や足音への配慮も必要です。
大型犬や複数飼育、庭が必要な家庭なら、一軒家タイプまで候補を広げた方が探しやすいかもしれません。
ペットホテルを長期間利用する方法もありますが、家族と離れて暮らす期間や費用を考えると、最初からペットと一緒に入居できる物件を優先する方が自然でしょう。
東京では条件を絞りすぎない
東京で建て替えの仮住まいを探す場合、賃貸物件そのものは多くても、短期契約、家族向け、駐車場、ペット可、学区などを同時に指定すると候補が減ります。
特に今の自宅から徒歩圏内だけに限定すると、ちょうどよい時期に空室が出ないこともあるでしょう。
そんなときは「同じ駅」「同じ学区」「車で一定範囲」など、守りたい条件を一つ決め、残りは少し広げて探します。
仮住まいは理想の家を探す作業ではありません。
工事期間を無理なく暮らし切れる場所を探すと考えると選びやすくなります。
仮住まい費用の考え方
建て替えの仮住まい費用は、家賃だけではありません。
引っ越しや荷物保管まで合わせて、建て替え全体の予算へ入れておきましょう。
家賃以外も計算する
仮住まい物件を比較するときは、月額家賃だけを見ると判断を誤りやすくなります。
契約時の初期費用、共益費、駐車場、火災保険、保証関係、退去時費用、インターネットなどが加わる場合があるからです。
さらに建て替えでは、引っ越しと荷物保管も生活費ではなく建築計画に伴って発生する費用として考えた方が分かりやすいですよ。
建物本体だけでなく、解体や仮住まいを含めた予算については土地ありの建て替え費用と総額の内訳でも詳しく解説しています。
| 費用項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 家賃 | 入居予定期間と延長時の扱い |
| 契約時費用 | 敷金・礼金・仲介・保証などの条件 |
| 駐車場 | 必要台数と別契約の有無 |
| 引っ越し | 旧居から仮住まい、新居への2回分 |
| 荷物保管 | トランクルームや家財預かり |
| 通信 | 固定回線や工事不要の通信手段 |
| ペット | 追加条件や飼育可能範囲 |
| 退去関連 | 解約予告、清掃、契約終了条件 |
引っ越しは2回になる
建て替えでは、現在の家から仮住まいへ移動し、新居完成後にもう一度戻ります。
つまり、原則として引っ越しが2回。
これが普通の新築や住み替えと違うところです。
大型家具や家電を毎回すべて運ぶと、費用だけでなく梱包や搬入の負担も増えます。
そこで、仮住まいで使うものだけを持っていき、残りを家財保管へ回す方法も検討します。
引っ越し会社によっては荷物預かりを相談できる場合もありますので、引っ越し見積もりを依頼するときに「建て替えで2回移動する」と最初から伝えてください。
工期延長の余裕を残す
予定通りに工事が進むのが一番ですが、家づくりでは工程が変更になる可能性も考えておきたいところです。
天候だけでなく、検査、資材、設備、追加工事、外構など、完成前にはさまざまな工程があります。
そのため、仮住まい費用を「予定家賃×予定期間」だけで使い切る資金計画はおすすめしません。
契約延長ができるのか。
延長できない場合はどのような対応になるのか。
短期契約の物件ほど、この確認が重要になります。
仮住まいの退去期限を優先して、新居の検査や必要な手直しを急がせる状況は避けたいところです。
完成した家には長く住みますが、仮住まいは一時的なもの。
最後の数日を無理に詰めるより、工程に余裕を残した方が安心して引き渡しを迎えられます。
無料の仮住まいはあるか
「建て替えの仮住まいを無料にできないか」と考える人もいるでしょう。
親族の家などへ一時的に住めるなら、家賃負担を大幅に減らせる可能性があります。
一方、住宅会社や不動産会社が仮住まい探しをサポートしてくれる場合でも、サポートがあることと家賃が無料であることは別です。
提携物件、仲介、引っ越し手配などのサービスがあっても、何が無料で何が自己負担なのかは個別に確認してください。
「仮住まい無料」という言葉だけで住宅会社を選ぶより、新居の建築費、解体、引っ越し、仮住まいを含む総額で比べる方が確実です。
建て替えの荷物をどうする
建て替え中の荷物対策は、仮住まい選びと同時に進めます。
荷物を減らせれば、必要な仮住まいの広さまで小さくできる可能性があります。
荷物を3つに分ける
建て替え前の荷物整理では、家の中にある物を一気に段ボールへ詰めるのではなく、行き先で分けます。
仮住まいへ持っていく物
衣類、日用品、仕事道具、学校用品、毎日使う調理器具など、仮住まい期間中に使う物です。
季節をまたぐ場合は、入居時には使わなくても途中で必要になる服や家電も忘れないようにします。
保管する物
大型家具、季節用品、思い出の品、新居で使う予定の家具など、必要だけれど仮住まいでは使わない物です。
保管場所へ送った物は途中で簡単に取り出せない場合があるため、数か月の生活を想像して分けてください。
手放す物
建て替えは、長年たまった荷物を見直す絶好の機会でもあります。
新居で使わない家具や家電を仮住まいへ運び、さらに新居へ運ぶのは手間も費用も増えるだけです。
新居の収納寸法や家具配置まで決まっているなら、「新居へ持っていく物」を基準に考えると判断しやすくなります。
荷物預かりを利用する
仮住まいが現在の家より狭いなら、家財保管サービスやトランクルームを組み合わせます。
荷物預かりの費用を見るときは、月額だけでなく、搬入、搬出、取り出し方法、保管環境まで確認してください。
自分で出し入れできるトランクルームと、引っ越し会社などが家財をまとめて保管するサービスでは使い勝手が違います。
途中で使う可能性のある物は取り出しやすい場所へ。
新居完成まで触らない家具は長期保管へ。
このように分けると、建て替え中の荷物管理がかなり楽になります。
ピアノは専門保管も考える
ピアノを所有している家庭では、仮住まい物件へ運べるかを早めに確認します。
集合住宅では搬入経路や設置場所の問題がありますし、賃貸契約上の条件も確認が必要です。
仮住まいで演奏しないなら、ピアノの運搬や保管を扱う専門業者へ預け、新居完成時に搬入する方法もあります。
新居側についても、玄関、階段、窓など、どこから搬入するのかを設計段階で確認しておくと安心です。
大きな家具や楽器は、「家が完成してから運び方を考える」では遅いことがあります。
仏壇は移動日を決める
建て替え時に「仏壇はどうするのだろう」と迷う家庭もあります。
仏壇も基本的には、解体前に現在の住宅から移動させなければなりません。
仮住まいに置ける大きさなら一緒に移す方法がありますし、スペースがない場合は仏壇店などへ保管を相談する方法もあります。
宗派や家庭の考え方によって移動時に行うことが異なるため、必要であれば普段お付き合いのある寺院や仏壇店と日程を合わせておきましょう。
新居に仏壇スペースを設けるなら、幅だけでなく高さ、扉を開いた寸法、コンセント、照明まで図面上で確認しておくと後から困りにくくなります。
住民票と郵便物の手続き
仮住まいが決まったら、住所に関係する手続きを確認します。
住民票と郵便局の転居届は別の手続きなので、混同しないようにしてください。
住民票は住所で判断する
「建て替え中の仮住まいだから住民票はそのままでいい」と一律に考えるのは避けたいところです。
仮住まいが実際の生活拠点になる場合は、通常の引っ越しと同じように住所異動の手続きを考える必要があります。
同じ市区町村内の移動か、別の市区町村へ移るかによって手続きも変わります。
マイナポータルでは、転入届や転居届について引っ越した日から14日以内の提出を案内しています。
建て替えだから特別に全部省略できると考えず、自分の移動内容に合わせて確認しましょう。
子どもの学校、各種行政サービス、マイナンバーカードなど住所と連動するものもあるため、一緒に確認すると漏れを減らせます。
(出典:マイナポータル「引越し関連手続一覧」)
郵便物は転居届を出す
住民票を移しただけでは、旧住所宛ての郵便物が自動的にすべて仮住まいへ届くわけではありません。
郵便物については、日本郵便へ転居届を提出して転送サービスを利用します。
日本郵便では、転居届を提出すると旧住所宛ての郵便物などを新住所へ届出日から1年間無料で転送する仕組みがあります。
登録には日数が必要になるため、仮住まいへ移った後ではなく事前に進めておく方が安心です。
また、「転送不要」とされた郵便物などは転送対象にならないため、銀行、保険、カード、勤務先など重要な相手には個別の住所変更も進めてください。
(出典:日本郵便「転居・転送サービス」)
新居へ戻る手続きも忘れない
建て替えでは仮住まいへ移ったときだけでなく、新居へ戻るときにも住所関係の手続きがあります。
郵便物の転送、行政手続き、銀行、保険、勤務先、学校、通販サイトなど、一度変更したものを新居住所へ戻していきます。
つまり住所変更も実質的に2段階。
手続き先をメモしておかないと、新居へ戻ったあとに「仮住まいへまだ郵便物が届いている」ということが起こります。
住所変更をしたサービスや会社は一覧で残してください。
仮住まいへ変更した時点でチェックを付け、新居へ戻したらもう一度チェックすると抜けを減らせます。
ネット回線とWi-Fi対策
建て替え中も仕事、学校、動画、スマートフォンなどで通信環境は必要です。
仮住まいへ入ってから慌てないよう、物件探しの段階でインターネット環境を確認しましょう。
回線付き物件は使いやすい
短期間の仮住まいなら、すでにインターネット設備がある物件は便利です。
固定回線を新しく契約すると、開通工事の日程や契約期間、退去時の解約が発生する可能性があります。
そのため物件を見るときは、「インターネット対応」だけでなく、入居後すぐ利用できるのか、自分で回線契約が必要なのかまで確認してください。
在宅勤務をするなら、通信速度だけでなく仕事部屋まで安定して電波が届くかも重要です。
工事不要の通信も考える
仮住まいの期間が短く、固定回線の工事を避けたい場合は、工事不要で利用できる通信方法も候補になります。
ただし、利用場所や建物によって通信状況が変わるため、仕事などで安定性が重要なら慎重に選びましょう。
家族全員が動画を見る家庭では、通信量や同時接続も確認したいところです。
「数か月だからスマートフォンだけで何とかなる」と考えていると、毎日の小さな不便が積み重なるかもしれません。
新居の回線も先に動く
忘れやすいのが、新居側のインターネットです。
仮住まいでWi-Fiが使えていても、新居へ戻ったその日から固定回線が利用できるとは限りません。
新築住宅では引き込みや宅内設備との調整が必要になる場合があります。
建築会社との打ち合わせ段階から、光回線などをどこから引き込むのか、ルーターをどこへ置くのか、各部屋へ有線LANを用意するのかまで考えておきましょう。
仮住まい前後の段取り
ここまでの内容を、実際の建て替え工程へ当てはめてみましょう。
ポイントは、住宅会社、不動産会社、引っ越し会社を別々に動かしすぎないことです。
工程表から逆算する
住宅会社から建て替え工程が出たら、解体開始日を基準に現在の家を空にする期限を決めます。
そこから仮住まいの入居日、引っ越し業者の予約日、荷物保管の開始日を逆算します。
さらに新居側では、引き渡し予定日、引っ越し日、仮住まい退去日の順番を決めてください。
| 段階 | 決めること |
|---|---|
| 建築計画 | 解体開始と引き渡しの予定 |
| 仮住まい探し | 期間・エリア・家族人数・ペット・駐車場 |
| 荷物整理 | 持参・保管・処分の分類 |
| 旧居退去 | 引っ越しと家財保管 |
| 仮住まい | 住所・郵便・通信・ライフライン |
| 完成前 | 新居への引っ越しと回線開通の予約 |
| 新居入居 | 住所を新居へ変更して仮住まいを退去 |
新居完成まで契約を残す
仮住まいの家賃を一日でも減らしたくなる気持ちはよく分かります。
ですが、新居の引き渡し前に仮住まいを退去してしまう計画は余裕がありません。
完成後には施主側で確認したいこともありますし、家具や家電の搬入、引っ越しの予約も必要です。
私は家づくりでは、最後の数日の余裕をお金だけで削りすぎない方がいいと思っています。
長く暮らす新居だからこそ、落ち着いて確認できる日程を残してください。
建て替えか住み替えも比較する
仮住まいを具体的に考えると、「荷物も多いし、2回引っ越すのは思った以上に大変そう」と感じる人もいると思います。
その感覚は無視しなくて大丈夫です。
今の土地に戻りたい理由が強いなら建て替えの価値がありますが、土地へのこだわりが少ない場合は、現在の家を売却して別の住宅へ住み替える方法もあります。
迷っている場合は、建て替えと住み替えの費用や判断基準を比較した記事も参考にしてみてください。
また、現在の家の状態が良く、仮住まいや解体の負担を避けたいなら、建て替えだけでなくリフォームの可能性もあります。
建て替えとリフォームの違いを費用や耐震性から比較した記事も合わせて確認すると、自分の家に合う方向が見えやすくなるでしょう。
建築会社と一体で調整する
仮住まいは施主だけの問題に見えますが、実際には建築工程とかなり密接につながっています。
建て替え相談の早い段階から、仮住まいに必要な条件を住宅会社へ共有しておきましょう。
最初から条件を伝える
家族人数、子どもの通学、ペット、車の台数、大型家具、ピアノ、仏壇などがあるなら、建て替え相談時から伝えてください。
住宅会社が仮住まいそのものを用意するとは限りませんが、少なくとも「いつ現在の家を出る必要があるか」「いつ新居へ戻れる見込みか」は建築計画と一緒に確認できます。
解体会社、引っ越し会社、仮住まいの契約がそれぞれ別の日程で動くからこそ、中心となる建築工程を一つ決めておくことが重要です。
積水ハウスで建て替えを検討している場合は、展示場訪問や公式資料請求などで担当者が決まる前に、すまつなの積水ハウス紹介サポートへ相談できます。
その際に「建て替えなので仮住まいが必要」「ペットがいる」「この時期まで今の家に住みたい」といった事情も最初から共有してもらえれば、建築計画を考えるための条件として伝えやすくなります。
建て替えの仮住まいで大切なのは、物件探しを一人で早く始めることではなく、建築工程が見えた段階で生活側の条件も同時に動かすことです。
家を建てる予定と、家族が暮らす予定を一枚のスケジュールにしてください。
建て替えの仮住まいFAQ
Q1. 仮住まいはいつから探す?
A. 解体日と新居の引き渡し時期が見えてきた段階から候補を探すのがおすすめです。
短期契約、ペット可、一軒家、駐車場、学区など条件が増えるほど候補は少なくなります。
ただし、工程が固まる前に契約すると家賃が無駄になる可能性もあるため、住宅会社の工程表と合わせて動きましょう。
Q2. 仮住まいはURでもいい?
A. 希望する物件と契約期間が建て替え予定に合えば候補になります。
URには定期借家などの制度もありますが、URなら数か月だけ自由に借りられるというわけではありません。
入居期間、間取り、エリア、駐車場、ペットなど、自分の条件と合うかを民間賃貸と比較してください。
Q3. 仮住まいなら住民票は不要?
A. 建て替え中の一時住まいという理由だけで、一律に住民票の手続きが不要になるとは考えない方がいいです。
実際の生活拠点が変わる場合は、通常の引っ越しと同じように住所異動の手続きを確認します。
同じ市区町村内か別の市区町村かでも手続きが変わるため、引っ越し内容に応じて確認してください。
Q4. 仮住まいを無料にできる?
A. 親族宅などへ住める場合を除けば、仮住まいが必ず無料になる仕組みがあるわけではありません。
住宅会社に仮住まい探しのサポートや提携先があっても、家賃、駐車場、引っ越しなどがすべて無料とは限りません。
サービス名ではなく、自分が最終的に負担する総額で確認しましょう。
Q5. 荷物は全部持っていく?
A. 仮住まいで使う物だけを持っていき、残りを保管する方法が現実的です。
建て替えでは引っ越しが2回になるため、仮住まいへ使わない家具まで運ぶと負担が増えます。
「仮住まいで使う」「新居まで保管」「処分」の3つに分け、ピアノや大型家具などは専門保管も含めて検討してください。
建て替えの仮住まいまとめ
建て替え中の仮住まいは、単に短期賃貸を一部屋見つければ終わりではありません。
短期契約の可否、2回の引っ越し、荷物保管、ペット、通勤・通学、駐車場まで一緒に考える必要があります。
仮住まいに入り切らない荷物は、家財保管やトランクルームを利用し、ピアノや仏壇など特別な扱いが必要な物は先に移動方法を決めてください。
さらに、住民票、郵便物、銀行や保険などの住所変更、ネット回線も忘れやすいところです。
そして一番大切なのは、仮住まいの予定を建築工程と切り離さないこと。
解体前の退去から、新居の引き渡し、2回目の引っ越しまでを一つのスケジュールとして考えると、建て替え期間中の負担をかなり減らせます。
積水ハウスでの建て替えを考えているなら、すまつなへの相談時から「仮住まいが必要」「ペットがいる」「大型の荷物がある」といった条件も伝えてください。
新しい家の間取りだけでなく、今の家を出てから新居へ戻るまで。
そこまで含めて家づくりです。





