こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
積水ハウスとの商談が始まったものの、間取りの説明をしているのが営業担当者だけで、「設計士はいつ出てくるの?」「営業が作った間取りで契約して大丈夫?」と不安になっていませんか。
積水ハウスには設計力を期待している方が多いだけに、契約前の打ち合わせへ設計士が同席しないと、拍子抜けしてしまいますよね。
さらに、「契約後に設計士を紹介します」と言われたら、契約するまで設計担当者の経験や相性を確認できないのではないかと心配になるでしょう。
先に結論を言うと、積水ハウスでは営業担当者が初期の要望を聞き取り、簡易的な間取りや提案の土台を用意することはあります。
だからといって、営業担当者だけで最終的な住宅設計を完成させるという意味ではありません。
具体的な設計では、敷地条件、構造、採光、動線、外観、予算などを踏まえ、設計担当者が関わっていくのが基本的な流れです。
ただし、設計士が参加する時期や契約前に行う提案の範囲は、支店、担当体制、土地の有無、商談の進み具合によって異なる場合があります。
そのため、「設計士が初回から同席しないからおかしい」と決めつける必要はありませんが、設計担当者と一度も会わず、設計体制も不明なまま契約を急ぐのはおすすめできません。
この記事では、積水ハウスで営業担当者が間取りを作る理由、設計士が参加する時期、契約前に確認したい設計体制、設計士の指名や変更について、実際に積水ハウスで家を建てた私の経験を交えて詳しく解説します。
記事のポイント
- 営業担当者が間取りを作る理由
- 設計士が参加する一般的な時期
- 契約前に確認したい設計体制
- 設計士の指名や変更の考え方
営業が間取りを作る理由
積水ハウスの営業担当者から間取り図を見せられたからといって、その図面を営業担当者が一人で正式設計したとは限りません。
まずは、初期段階の間取りがどのような目的で作られるのかを理解しておきましょう。
初期提案の土台を作るため
家づくりの初回相談では、家族人数、土地、予算、必要な部屋、駐車台数、入居時期など、さまざまな希望を伝えます。
しかし、言葉だけで話していると、相談者と住宅会社の間で完成イメージが合っているのか判断しにくいものです。
そこで、営業担当者が聞き取った内容をもとに、部屋の配置や面積を図面へ落とし込み、話し合いの土台を作ることがあります。
例えば、夫婦と子ども二人で暮らす家として、LDK、寝室、子ども部屋、洗面所、収納を配置し、おおよその延床面積を出すような提案です。
この段階の図面は、完成形というより、あなたの希望や予算を具体化するためのたたき台と考えると分かりやすいでしょう。
営業にも間取り知識がある
積水ハウスの営業担当者は、日頃から設計担当者や施工担当者と家づくりを進めています。
そのため、住宅商品、構造、標準的な寸法、予算感について一定の知識を持っている人も少なくありません。
経験豊富な営業担当者なら、家族の要望を聞きながら、必要な広さや実現が難しい希望を早い段階で見抜くこともあります。
一方で、営業担当者が住宅設計に詳しいことと、正式な設計担当者として図面の責任を担うことは別の話です。
営業担当者の提案力が高くても、採光、構造、法規、設備、外構まで含めた設計では、設計部門との連携が欠かせません。
設計士の案を説明する場合もある
営業担当者が図面を持参して説明していても、裏側では設計担当者や設計部門が作成に関わっている場合があります。
相談者から見ると営業担当者が間取りを作ったように見えますが、実際には営業担当者が要望を伝え、設計部門が図面化していることもあるのです。
したがって、「この間取りは誰が考えたのですか」と率直に聞いて構いません。
営業担当者が作成した初期案なのか、設計士が敷地を見て提案した案なのかによって、図面を見る際の受け止め方が変わります。
営業担当者が間取りを説明していること自体は、不自然ではありません。
重要なのは、誰が図面を作成し、どの段階で設計担当者が参加し、契約前にどこまで検討してもらえるのかを確認することです。
設計士が参加する時期
積水ハウスの設計士がいつから参加するかについて、全国一律の一つの時期を断定することはできません。
一般的には、初期相談から契約後までの間に段階を踏んで、設計担当者の関与が深くなっていきます。
初回相談は営業が中心
最初の相談では、営業担当者が窓口となり、家族構成、土地の状況、予算、建築時期などを聞くことが多いでしょう。
初回から設計士が必ず同席するわけではありません。
まだ積水ハウスで建てる可能性が低く、土地も希望も決まっていない段階では、営業担当者が必要な情報を集めてから設計部門へつなぐ流れにも合理性があります。
チーフアーキテクトによる設計相談でも、最初に営業担当者が要望を聞き、その内容を受けて後日設計提案を行う形式が案内される場合があります。
つまり、営業担当者による初回ヒアリングは、設計士を出さないためではなく、設計士へ渡す情報を用意する意味もあるわけです。
土地や要望が見えると参加
建築予定地や候補地が決まり、必要な部屋数、建物の大きさ、予算などが見えてくると、設計担当者が参加しやすくなります。
設計士は土地の形だけでなく、道路、隣家、方位、高低差、法規、眺めなどを踏まえてプランを考えます。
土地が決まっていない場合でも、希望する地域や土地の候補があれば相談できますが、敷地が確定している方が提案は具体的になります。
二世帯住宅、狭小地、中庭、大開口、ビルトインガレージなど、設計条件が複雑な計画では、早い時期から設計担当者が関わる意味が大きくなるでしょう。
契約前に設計提案を受ける
契約前には、少なくとも積水ハウスでどのような建物を計画し、どの程度の費用がかかるのかを判断できる提案が必要です。
私の場合は、本契約の前に担当設計士から初回プランの提案を受けました。
外からの視線を抑えながら、中庭と大きな窓から光を取り込む計画で、私たちが伝えた要望をそのまま並べるのではなく、プロの視点で一つの家へまとめてもらいました。
その初回プランを確認し、内容と担当チームに納得したうえで本契約へ進んでいます。
北川家が契約前に受けた初回提案については、積水ハウスの設計士による初回プラン提案で詳しく公開しています。
契約後に詳細を詰める
契約前の図面で、コンセント、照明、収納内部、設備の型番、壁紙、家具、外構まで完全に決まっているケースは多くありません。
契約後は、設計担当者との間取り調整に加え、インテリア担当者、エクステリア担当者などが参加し、細部を決めていきます。
そのため、契約後に設計士との打ち合わせが増えること自体は不自然ではありません。
問題は、契約前の段階で設計担当者、基本プラン、概算費用、未確定事項がほとんど分からないまま契約を求められることです。
| 商談段階 | 主な担当 | 確認したい内容 |
|---|---|---|
| 初回相談 | 営業担当者が中心 | 土地、予算、家族の希望 |
| 初期提案 | 営業と設計部門 | 配置、面積、概算費用 |
| 契約前 | 営業と設計担当者 | 担当者、基本プラン、見積範囲 |
| 契約後 | 設計、内装、外構など | 詳細仕様、設備、変更費用 |
各担当者の役割
積水ハウスの家づくりは、営業担当者と設計士の二人だけで進むわけではありません。
担当者ごとの役割を知ると、誰に何を確認すればよいのかが分かりやすくなります。
営業担当者の役割
営業担当者は、相談の入口から引き渡しまで、全体をつなぐ窓口です。
予算、土地、住宅ローン、スケジュール、見積もり、社内調整など、多くの話が営業担当者を通して進みます。
設計士へ伝えたい要望がある場合も、営業担当者が内容を理解していれば、設計チームへの共有がスムーズです。
反対に、営業担当者が要望を十分に理解していないと、設計士へ届く情報がずれ、初回提案からやり直しになることがあります。
優秀な営業担当者は、自分で何でも設計する人ではなく、必要な担当者を適切な時期に参加させ、チームの話を前へ進められる人だと私は感じています。
設計担当者の役割
設計担当者は、あなたの要望を敷地と構造へ落とし込み、実際に建てられる住まいへ変えていきます。
間取りだけでなく、窓、採光、風、視線、天井、外観、構造、法規などを一体で考える仕事です。
要望をすべて入れるだけでは、面積と費用が膨らみ、かえって暮らしにくくなることもあります。
そこで、設計士には、希望の背景を読み取り、別の方法で目的を叶える提案が求められます。
例えば、「広い玄関がほしい」という希望に対し、単に玄関面積を増やすのではなく、視線の抜け、収納、照明、窓によって広く感じさせる方法もあるでしょう。
インテリア担当者の役割
インテリア担当者は、床、壁、建具、照明、カーテン、家具など、室内の見た目と使い勝手を具体化します。
間取りが良くても、家具の寸法、照明の位置、コンセントが合わなければ、暮らし始めてから不便を感じるかもしれません。
また、設計士が作った空間を、素材や光によってどのように見せるかもインテリア担当者の仕事です。
契約前の段階ではインテリア担当者が参加していない場合もありますが、いつから打ち合わせが始まり、何回程度の機会が予定されているか確認しておくと安心です。
外構担当者の役割
外構担当者は、駐車場、玄関アプローチ、門柱、フェンス、植栽、庭、照明などを計画します。
積水ハウスの設計では、室内から見える庭や道路からの外観も住まいの一部です。
そのため、本来は建物の窓位置を決める段階から、外構の考え方も重ねておきたいところ。
外構計画が後回しになると、窓の正面へフェンスが来たり、室外機や給湯器が目立ったりする場合があります。
契約前に設計士と会う
積水ハウスと契約する前に、実際の設計担当者と面談できるかは、とても重要な確認事項です。
住宅会社だけでなく、あなたの家を考える人に納得できるかを見ておきましょう。
一度は直接話しておきたい
設計担当者とは、家族の生活、好み、将来、予算など、かなり深い話をすることになります。
こちらの話を最後まで聞く人なのか、専門用語をかみ砕いて説明してくれるのか、異なる意見も率直に伝えてくれるのかは、実際に話さなければ分かりません。
営業担当者との相性が良くても、設計担当者との会話が合うとは限らないでしょう。
逆に、最初は口数が少なく見えた設計士が、図面では驚くほど暮らしを理解した提案を出してくれることもあります。
短い面談だけで能力を決めつける必要はありませんが、契約前に顔も名前も分からない状態は避けたいところです。
初回プランの意図を聞く
設計士からプラン提案を受けたら、部屋の広さだけでなく、「なぜこの配置にしたのか」を聞いてください。
良い提案には、敷地、家族の生活、視線、日当たり、動線などに基づく理由があります。
例えば、リビングを南へ置いたという説明だけでなく、隣家の窓を避けながら、庭と一体に見せるためにこの位置へ置いたという説明です。
提案理由を聞くと、設計士があなたの希望をどこまで理解しているかも見えてきます。
自分の要望と違う部分があっても、理由を聞けば、むしろその案の方が暮らしやすいと気づくことがありますよ。
契約後の担当継続を確認
契約前にプランを作った設計士が、そのまま契約後も担当するのか確認しましょう。
契約前だけ別の設計者が提案し、契約後に担当者が変わる可能性があるなら、事前に説明を受ける必要があります。
担当変更そのものが悪いわけではありません。
ただ、どの段階で誰へ引き継ぎ、提案の意図や要望をどのように共有するのかが大切です。
気に入った設計士の提案が契約の決め手なら、その人の担当継続を契約前に確認しておきましょう。
設計料や提案範囲を見る
設計相談や特別な設計体制では、通常の提案と対応範囲が異なる場合があります。
チーフアーキテクトや特別な設計窓口を希望する場合は、対応地域、担当条件、打ち合わせ方法、費用の扱いを先に確認してください。
名称だけを聞いて、「必ずその人がすべての図面を作る」と思い込むのは避けた方がよいでしょう。
設計全体を統括する人と、実施設計や申請図面を担当する人が分かれることも考えられます。
設計担当者と会わず、初回プランの作成者も分からず、契約後の体制も不明なまま契約を急ぐのはおすすめできません。
少なくとも、基本プランを誰が考えたのか、契約後は誰が担当するのか、変更希望を誰へ伝えるのかを確認しましょう。
設計士が出てこない場合
商談が進んでも設計士が打ち合わせへ参加しないときは、現在の段階と担当者の説明を確認します。
すぐに問題と決めるのではなく、参加しない理由を聞いてみてください。
初期段階なら問題とは限らない
初回相談や予算確認の段階なら、営業担当者だけで進むことがあります。
土地も建築時期も決まっておらず、希望する家の方向もまだ見えていない場合、まず営業担当者が条件をまとめるのは自然な流れです。
また、設計担当者がすでに図面作成へ関わっていても、打ち合わせには営業担当者だけが参加する場合もあります。
この段階では、「いつ設計担当者を紹介してもらえるのか」を聞けば十分でしょう。
契約直前なら確認が必要
契約日や契約金の話が出ているのに、設計担当者と一度も会っていない場合は、立ち止まって確認した方が安心です。
特に、二世帯住宅、三階建て、賃貸併用住宅、中庭住宅など、家族関係や敷地条件が複雑な計画では、設計士との意思疎通が欠かせません。
営業担当者が作った簡易案だけで契約し、その後に設計担当者が入って大きく間取りが変われば、見積金額まで変わる可能性があります。
契約前の図面で何が確定し、何が仮の状態なのかも聞いてください。
参加しない理由を聞く
設計士が同席しない理由には、日程、商談段階、社内の分担など、さまざまな事情が考えられます。
大切なのは、こちらが不安を抱えたまま契約へ進まないことです。
「設計担当者と契約前に一度話したい」「この間取りを考えた方から意図を聞きたい」と伝えて問題ありません。
その要望に対して、理由を説明したうえで面談を調整してくれるのか、必要ないと押し切られるのかは、担当体制を見る材料にもなります。
契約を急ぐ必要はない
設計士との面談をお願いしたときに、「今月中に契約しないと条件が変わる」と言われる場合もあるかもしれません。
しかし、設計体制へ不安が残る状態で、何千万円もの契約を急ぐ必要はありません。
契約日を数日早めることより、家づくりを任せるチームに納得できることの方が、完成後の満足度へ大きく関わります。
価格条件に期限があるなら、何がいつ変わるのかを書面で説明してもらい、その内容と設計上の不安を比べて判断しましょう。
設計士の指名と変更
設計担当者の経験や提案に不安があると、別の設計士を指名したり変更したりできないか気になりますよね。
ただし、希望を伝えることと、希望どおりの担当者が必ず付くことは分けて考える必要があります。
指名を希望することはできる
過去の建築実例や設計相談会を見て、特定の設計士へ相談したいと感じることもあるでしょう。
その場合は、営業担当者へ早めに希望を伝えてください。
ただし、担当エリア、業務状況、建築内容、設計体制によっては、希望した設計士が直接担当できない場合があります。
全国一律で、相談者が自由に担当設計士を選べると公開されている制度ではありません。
名前だけを指定するより、「中庭住宅が得意な人」「二世帯住宅の経験がある人」「和風の外観に詳しい人」など、求める経験を伝える方法もあります。
チーフアーキテクトとは
チーフアーキテクトは、積水ハウスの建築士の中から、厳しい評価基準によって選ばれる設計者です。
意匠を考えるだけでなく、技術面を含めて住宅設計を統括する役割も担います。
積水ハウスにはチーフアーキテクトと設計相談できる「プランニングテーブル」という機会もあります。
ただし、積水ハウスで契約すれば、すべての住宅へチーフアーキテクトが付くわけではありません。
また、チーフアーキテクトでなければ良い家を設計できないという意味でもないですよ。
通常の設計担当者にも、経験豊富で提案力の高い方は数多くいます。
若い設計士だけで判断しない
設計担当者が若いと分かり、「経験が足りないのでは」と不安になる方もいるでしょう。
確かに、住宅設計では経験から学ぶことが多く、複雑な敷地や二世帯住宅では過去の経験が役立ちます。
一方で、年齢だけでは設計力や仕事への向き合い方は分かりません。
若くても話をよく聞き、上司や構造担当者と連携しながら、丁寧に提案してくれる設計士もいます。
反対に、経験年数が長くても、こちらの暮らしを十分に聞かず、過去の型へ当てはめるような提案では満足できないかもしれません。
年齢より、提案理由、実例、説明、対応、社内の支援体制を見て判断しましょう。
変更希望は早めに伝える
設計士と話しても要望が伝わらない、提案理由の説明がない、約束した修正が反映されない状態が続くなら、担当変更を相談する選択肢があります。
ただし、一度の提案が好みに合わないだけで、すぐ変更を求めるのは早いかもしれません。
まず、どの部分に不安があり、どう改善してほしいのかを具体的に伝えてみてください。
それでも改善しない場合は、営業担当者や上席者へ相談します。
設計が進み、図面や見積もりが細かく決まった後の変更は、引き継ぎに時間がかかるため、違和感は早めに伝える方がよいでしょう。
間取り提案力の見方
有名な設計士や経験年数だけでなく、実際のプランを見て、自分の家を任せられるか判断することが大切です。
ここでは、契約前に見たい提案のポイントを紹介します。
要望の背景を読んでいるか
設計士へ伝えた要望が、図面にすべて書かれていることが良い提案とは限りません。
例えば、「広いリビングがほしい」という希望の背景には、家族が集まりたい、子どもを見守りたい、来客が多いなど、異なる目的があります。
目的が違えば、必要な広さや配置も変わるでしょう。
要望の言葉をそのまま配置するだけでなく、「なぜそれが必要なのか」を読み取っているかを見てください。
敷地を生かしているか
同じ間取りでも、土地が変われば快適さは変わります。
南側に大きな窓を付けても、すぐ前に隣家があれば、カーテンを閉めたままになるかもしれません。
道路や隣家からの視線、朝夕の日差し、庭の方向、車の出入りまで考えた提案になっているかを確認しましょう。
設計士へ、「この土地で一番良い場所はどこですか」「この窓から何が見えますか」と聞くのもおすすめです。
動線だけに偏っていないか
最近の間取りでは、家事動線、回遊動線、収納動線が重視されます。
もちろん毎日の使いやすさは大切ですが、動線を増やしすぎると、廊下や扉が増え、収納や居室が小さくなる場合があります。
また、最短距離だけを求めた結果、玄関からキッチンが丸見えになるなど、落ち着きが失われることもあるでしょう。
暮らしやすさと、光、眺め、居心地の両方を考えているかを見てください。
予算を意識しているか
魅力的な間取りでも、予算を大幅に超えるなら、そのまま契約することはできません。
建物の凹凸、大きな窓、吹き抜け、中庭、造作、外壁の面積などは、費用へ影響する可能性があります。
提案時に、おおよその費用と、金額が上がりやすい部分を説明してもらいましょう。
予算を超えたときに、単純に家を小さくするのではなく、目的を残しながら別案を考えられるかも設計士の腕の見せどころです。
質問に理由で答えるか
「普通はこうします」「皆さん選びます」という説明だけでは、その家に合う理由が分かりません。
良い設計担当者は、なぜその位置なのか、なぜその寸法なのかを具体的に説明します。
質問したときに、面倒そうにせず、図や実例を使って答えてくれるかも見ておきたいところです。
こちらの希望へ反対する場合も、理由と代替案があれば納得しやすくなります。
北川家の設計体験
ここからは、私が積水ハウスで家を建てたとき、営業担当者と設計士がどのように関わったかをお話しします。
一つの施主事例ですが、契約前の設計体制を考える参考になるかなと思います。
営業担当が入口を作った
私の家づくりでは、最初の入口となった営業担当者が、土地、資金、家族の希望を幅広く把握してくれました。
単に商品を説明するだけでなく、私がどのような家に価値を感じているのかを理解しようとしてくれたのです。
その情報が設計担当者へ伝わっていたため、初回プランでも大きな方向違いがありませんでした。
営業担当者が設計士の代わりになるのではなく、設計士が力を発揮しやすい入口を作ってくれたと感じています。
設計士へ要望書を渡した
私は、必要な部屋、駐車台数、中庭、外観、生活動線などの希望を要望書へまとめ、営業担当者と設計士へ渡しました。
ただし、要望書どおりの間取りを作ってほしいと頼んだわけではありません。
素人の希望をすべて並べるより、設計士に意図を理解してもらい、プロとして提案してほしいと考えていたからです。
実際に渡した要望や見学会で感じたことは、積水ハウスの設計士へ渡した要望書で紹介しています。
初回プランで信頼できた
初回プランでは、道路から見ると重厚で閉じた外観でありながら、室内へ入ると中庭から光が広がる家が提案されました。
私たちが伝えた希望を、そのまま箱のように並べた間取りではありません。
プライバシー、採光、家族の居場所、外観を一つの考え方でまとめた提案でした。
そのプランを見て、「この設計士と担当チームなら任せられる」と感じたことが、積水ハウスとの契約を決めた大きな理由です。
契約後も打ち合わせが続いた
本契約後は、間取り、窓、設備、照明、内装、外構など、多数の打ち合わせが続きました。
初回プランが良かったからといって、そのまま何も決めずに家が完成するわけではありません。
設計担当者を中心に、各担当者と一つずつ決定し、変更内容と費用を確認しました。
北川家が設計内容と見積もりを確認し、本契約へ進んだ流れは、積水ハウスとの本契約と最終金額で詳しく公開しています。
契約前の確認事項
積水ハウスとの契約を考えるときは、間取りの好みだけでなく、契約後の設計体制まで確認してください。
次の内容を営業担当者へ聞いておくと、契約後の「話が違った」を減らせます。
設計担当者を確認する
まず、契約後に自分の家を担当する設計士の名前を確認します。
契約前のプランを作った人と同じなのか、別の人へ引き継ぐのかも聞いてください。
まだ決まっていない場合は、いつ決まり、どのような経験を持つ人が担当予定なのかを確認しましょう。
基本プランの確定範囲
契約時の図面で、どこまで決まっているのかを見ます。
建物面積、部屋配置、窓、構造、外観のうち、契約後に変更できる部分と、変更すると費用や日程へ影響する部分を確認してください。
「契約後に自由に変えられます」と言われても、変更内容によっては金額が増えたり、構造上難しくなったりします。
見積もりの未確定項目
図面と同時に、見積書の内容も確認します。
キッチン、浴室、窓、外壁、空調、照明、カーテン、外構などが、希望する水準で計上されているかを見てください。
概算や仮計上が多い場合、設計打ち合わせを進めるほど費用が増える可能性があります。
打ち合わせ回数と期限
契約後に、設計担当者、インテリア担当者、外構担当者と、どの程度の打ち合わせが予定されているかを聞きます。
また、間取り、窓、設備などの変更期限も重要です。
仕事や子育てで打ち合わせ時間を取りにくい場合は、オンライン対応や日程の組み方も相談しておきましょう。
担当変更の相談窓口
設計担当者との相性に問題が生じた場合、誰へ相談すればよいのか確認します。
通常は営業担当者や上席者が窓口になると考えられますが、支店の体制によって異なる場合があります。
担当変更を前提に契約する必要はありませんが、困ったときの相談先が見えると安心です。
契約前に確認したい設計体制
- 契約後の担当設計士は誰か
- 初回プランの作成者は誰か
- 契約後も同じ設計士が担当するか
- 現在の図面で確定している範囲
- 未確定の設備や概算費用
- 設計変更ができる期限
- 内装と外構の担当者が参加する時期
- 設計上の相談をする窓口
設計チームから始める
積水ハウスの担当者選びでは、営業担当者だけを見ればよいわけではありません。
優秀な営業担当者を入口に、どのような設計チームを組んでもらえるかまで考えることが大切です。
営業担当がチームをつなぐ
営業担当者は、相談者と設計部門をつなぐ役割を持っています。
家族の希望、予算、土地、建築時期を正確に把握し、その計画に合う社内担当者へつなげられる人なら、家づくりは進めやすくなります。
反対に、営業担当者が契約だけを急ぎ、設計担当者の参加を後回しにすると、契約後に提案内容が変わる可能性があります。
営業担当者を見るときは、話しやすさだけでなく、誰をどの時期に参加させるのかも見てください。
希望する設計経験を伝える
すまつなから紹介を依頼するときは、建築地域、土地、予算だけでなく、希望する住まいの特徴も伝えられます。
二世帯住宅、中庭、平屋、三階建て、狭小地、大開口など、計画の特徴が分かれば、地域側も担当体制を考えやすくなります。
特定の設計士やチーフアーキテクトを必ず付けられると約束する仕組みではありません。
それでも、最初から設計上の希望を管理職へ共有し、可能な範囲で経験の合う担当チームを依頼する意味はあります。
接触前ならすまつなへ相談
まだ積水ハウスの展示場で記名したり、公式サイトから資料請求したりしていないなら、先にすまつなへ相談できます。
私から積水ハウス側の管理職を通じて、あなたの建築地域の責任者へ橋渡しします。
その際、「優秀な営業担当者を希望する」だけでなく、間取り提案や設計チームを重視していることも伝えます。
紹介を受けたからといって、積水ハウスと契約しなければならないわけではありません。
担当者、設計提案、見積もりを確認したうえで、他社と比較できます。
すでに展示場で顧客登録され、担当者と商談を始めている場合は、紹介による担当体制の調整が難しくなる可能性があります。
積水ハウスを候補に入れた段階で、直接接触する前に相談すると選択肢を残しやすくなります。
設計提案を重視した担当体制を無料で相談できます。
まだ積水ハウスへ接触していない段階なら、希望する間取り、建築地域、土地の有無など、分かる範囲をお送りください。
相談は無料で、積水ハウスとの契約義務はありません。
積水ハウスの設計士FAQ
Q1. 積水ハウスでは営業担当者が間取りを作るのですか?
A. 営業担当者が要望を聞き、初期の間取り案や提案の土台を用意することはあります。
ただし、営業担当者が説明している図面でも、設計部門が作成に関わっている場合があります。
誰が作成した図面なのか、正式な設計担当者はいつ参加するのかを確認してください。
Q2. 契約前に設計士と会えますか?
A. 契約前に設計担当者と面談し、プラン提案を受けられる場合があります。
ただし、設計士が参加する時期は、支店、案件、土地、商談状況によって異なることがあります。
契約を考える段階になったら、担当設計士との面談を希望すると営業担当者へ伝えましょう。
Q3. 設計士が打ち合わせに同席しないのは普通ですか?
A. 初期の予算相談や要望確認では、営業担当者だけが同席することもあります。
一方、契約直前になっても設計担当者と会えず、プラン作成者や契約後の担当者も分からない場合は確認が必要です。
現在の図面を誰が作り、いつ設計士と話せるのかを聞いてください。
Q4. 積水ハウスの設計士は指名できますか?
A. 希望を伝えることはできますが、希望した設計士が必ず担当になるとは限りません。
担当地域、業務状況、建築内容などによって対応できない場合があります。
特定の名前だけでなく、二世帯住宅や中庭など、希望する設計経験を伝える方法もあります。
Q5. 契約後に設計士を変更できますか?
A. 設計上の不安が解消しない場合は、営業担当者や上席者へ変更を相談することはできます。
ただし、変更できるかは支店の担当体制や設計の進み具合によって異なります。
まず不満の内容を具体的に伝え、それでも改善しない場合は、設計が深く進む前に相談しましょう。
積水ハウスの設計まとめ
積水ハウスでは、営業担当者が初期の要望を聞き、間取り案や提案の土台を用意することがあります。
そのため、営業担当者から図面を見せられたことだけで、「設計士が付かない」と判断する必要はありません。
営業担当者が説明する図面でも、設計部門が作成に関わっている場合があります。
一方、積水ハウスの家づくりは、営業担当者だけで完成するものではありません。
設計担当者が敷地、構造、採光、動線、外観、予算などを踏まえ、具体的な建物へ落とし込んでいきます。
契約後には、インテリア担当者や外構担当者なども加わり、詳細を決める流れです。
したがって、契約前には、現在の間取りを誰が作ったのか、契約後の設計担当者は誰か、担当が継続するのかを確認してください。
設計士と一度も会わず、基本プランや見積もりの未確定部分も分からないまま、契約を急ぐ必要はありません。
また、設計担当者の良し悪しを、年齢、肩書、チーフアーキテクトかどうかだけで決めるのもおすすめできません。
あなたの話を理解しているか、敷地を生かしているか、提案理由を説明できるか、予算を踏まえて代替案を出せるかを見ましょう。
私の家づくりでは、優秀な営業担当者が入口となり、設計担当者へ要望が正確に共有されました。
その結果、契約前の初回プランで、プライバシー、採光、中庭、外観を一つにした提案を受けることができました。
優秀な設計チームを組んでもらうためにも、最初の営業担当者選びが重要です。
まだ積水ハウスへ直接接触していないなら、すまつなから管理職ルートを通じて、設計提案を重視した担当体制を希望できます。
特定の設計士やチーフアーキテクトを必ず担当にできるわけではありませんが、希望する間取りや建築内容を最初から地域責任者へ共有し、可能な範囲で経験の合う担当者を依頼します。
設計担当者や間取り提案で後悔する前に、家づくりの入口を整えましょう。
中庭、平屋、二世帯住宅、三階建てなど、設計面で大切にしたいことがあれば、展示場や資料請求の前にお伝えください。
紹介後も、プランと見積もりを確認し、納得できなければ契約する必要はありません。

