こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
積水ハウスの二世帯住宅を検討していると、まず見たくなるのが施工例や完成事例だと思います。
外観がおしゃれな家、ホテルライクな内装、完全分離の間取り、中庭のある家など、写真やルームツアーを見ているだけでも家づくりの想像が一気に広がりますよね。
ただ、私が積水ハウスで自宅を建てた経験から言うと、実例は「好きな写真を集めるもの」として見るだけでは、かなりもったいないです。
二世帯住宅の実例で本当に見るべきなのは、二つの世帯がどこで近づき、どこで離れ、玄関や水回り、収納、音、視線、外構までどうつながっているかという部分です。
私の自宅は二世帯住宅ではありませんが、中庭、大開口、収納、玄関、外構などを実際に設計して暮らしているので、「写真の印象」と「住んだ後の使い勝手」が別物になる場面もかなり経験しました。
この記事では、積水ハウスの二世帯住宅の建築実例を見るときに、外観・内装・間取りをどう読み取れば自分たちの計画に生かせるのかを、施主の目線で具体的に解説します。
記事のポイント
- 積水ハウスの二世帯住宅実例で見るべき部分
- 外観と内装を自分の家へ置き換える方法
- 完全分離や中庭の間取りを見るポイント
- ルームツアーを打ち合わせに生かす方法
二世帯住宅の実例は目的を決めて見る
積水ハウスの二世帯住宅には、上下で世帯を分ける家、左右に分ける家、玄関だけ共有する家、水回りの一部を共有する家など、さまざまな形があります。
写真の好みだけで選ぶと、自分たちの暮らしに必要な情報を見落としやすいので、最初に「何を確認するために見るのか」を決めておきましょう。
写真より暮らし方を先に見る
積水ハウスの公式サイトには、二世帯住宅・多世帯住宅の建築実例が掲載されており、家族構成や生活動線に応じた住まい方を確認できます。
積水ハウス公式の二世帯住宅・多世帯住宅の建築実例を見るときも、最初に外壁の色や家具へ目を向けるより、「どの空間を共有し、何を分けているか」を見た方が参考になります。
二世帯住宅は、一つの建物の中に二つの生活が入る家です。
そのため、同じおしゃれなLDKでも、親世帯と子世帯の両方にLDKがあるのか、共有のLDKを中心に個室だけ分けているのかで、暮らしはまったく違います。
実例を見るときは「この写真が好き」で終わらせず、「なぜこの配置なのか」まで考えるのがコツです。
実例を五つの視点で分ける
私は二世帯住宅の施工事例を見るなら、外観、世帯間の距離、玄関、水回り、収納と将来変更という五つの視点に分けると分かりやすいと思っています。
| 見る部分 | 確認したいこと |
|---|---|
| 外観 | 二世帯感を出すか、一邸の邸宅として見せるか |
| 世帯間の距離 | 毎日顔を合わせる場所と、干渉しない場所 |
| 玄関 | 共有、別々、内部ドアで接続するか |
| 水回り | キッチン、浴室、洗面、トイレをどこまで分けるか |
| 収納と将来 | 荷物量、介護、賃貸化、単世帯化へ対応できるか |
この五つを意識すると、InstagramやYouTubeの二世帯住宅ルームツアーも、ただ眺める動画ではなく、打ち合わせ用の資料として見られるようになります。
親記事で全体像も確認する
実例を見る前に、完全同居、一部共有、完全分離の違いや、積水ハウスで二世帯住宅を計画するときの全体像をつかんでおくと理解しやすくなります。
タイプごとの考え方は、積水ハウスの二世帯住宅を間取り・価格・後悔対策までまとめた記事で詳しく解説しています。
写真から入るのも楽しいのですが、先に分離方法を知っておくと、「この玄関が一つなのはデザインではなく共有型だからだな」といった見方ができるようになりますよ。
外観実例は一邸としての見え方を見る
二世帯住宅は延床面積が大きくなりやすく、玄関や窓も増えるため、外観がアパートのように見えないかを気にする方もいます。
積水ハウスの外観実例を見るときは、建物単体だけでなく、玄関、駐車場、植栽、塀、窓の位置まで一枚の絵として確認してください。
玄関二つでも一体感はつくれる
完全分離型では、親世帯と子世帯で玄関を二つ設けることがあります。
玄関が二つあると二戸が並んだように見えやすいのですが、庇のライン、外壁材、玄関ドアの高さ、アプローチ、植栽をそろえることで、一邸の住宅として見せる方法もあります。
逆に、将来の賃貸化まで想定するなら、玄関の場所を少し離して、来客が迷わないようにする考え方もあります。
つまり、正解は「玄関を隠す」ではありません。
家族として一体感を見せたいのか、将来まで含めて独立性を持たせたいのかで、外観のつくり方が変わります。
モダンやホテルライクは線を見る
二世帯住宅のおしゃれな外観を探すと、「モダン」「ホテルライク」「豪邸」という言葉がよく出てきます。
ただ、高級な外壁材を使えばホテルライクになるわけではありません。
軒の高さ、窓の上端、外壁の目地、玄関庇、カーポートなど、横方向の線がそろうと、建物全体がすっきり見えます。
また、道路側の窓をむやみに増やさず、中庭や庭側へ大きく開くと、正面は落ち着いた印象にしながら室内の開放感を確保できます。
二世帯住宅は必要な部屋数が多いので、窓を各部屋の中心だけで決めると外観が散らかりやすくなります。
実例写真では、窓そのものより「窓同士の並び方」を見てください。
外構まで完成した写真を見る
建物だけの完成写真は格好よく見えても、実生活では車、自転車、宅配ボックス、ゴミ出し、室外機、給湯器などが加わります。
二世帯住宅なら車の台数も増えやすく、親世帯と子世帯で出発時間が違えば、縦列駐車が毎日のストレスになることもあります。
だからこそ、外構まで完成した施工例を見て、玄関から車までの距離、雨の日の乗り降り、植栽による目隠し、夜間照明まで確認するのがおすすめです。
外構を後で考えると、窓の正面が駐車場になったり、親世帯の寝室前を子世帯の車が通ったりする可能性もあります。
二世帯住宅では、建物と外構を別々に考えない方がいいですよ。
内装実例は生活感の隠し方を見る
積水ハウスの二世帯住宅の内装実例では、木質天井、間接照明、石張り、タイル、大開口などに目が行きます。
もちろん素材選びも大切ですが、実際の暮らしやすさに差が出るのは、生活用品をどこへ置くかまで考えられているかどうかです。
共有LDKは居場所を複数つくる
二世帯でLDKを共有する場合、「大きなLDKが一つあれば十分」と考えがちです。
しかし、親世帯がテレビを見たい時間と、子世帯が食事や会話を楽しみたい時間が重なると、一室に全員が集まることが負担になる場合があります。
共有LDKの実例では、ソファ、ダイニング、キッチン横のカウンター、中庭、畳コーナーなど、同じ空間の中に複数の居場所があるかを見てください。
壁で完全に区切らなくても、家具の向きや天井材、床材、照明で緩やかに場所を分けることはできます。
「一緒にいられる」と「ずっと同じ場所にいなければならない」は別です。
水回りは見た目より使用時間を見る
洗面台や浴室の実例は、ホテルライクなタイルや大きな鏡が目を引きます。
二世帯住宅では、それ以上に「朝に何人が使うか」「入浴時間が重なるか」「洗濯物をどこへ運ぶか」が重要です。
洗面を共有するなら、洗面ボウルを増やす方法だけでなく、脱衣室と洗面室を分けて誰かの入浴中でも使えるようにする方法があります。
浴室を共有して費用を抑えても、親世帯が早い時間、子世帯が遅い時間に入浴する家庭なら、使いやすくなる可能性があります。
反対に生活時間が重なるなら、洗面だけ分ける、シャワー室を追加するなど、一部だけ分ける考え方もあります。
設備の数を増やす前に、家族全員の一日の時間帯を書き出してから実例を見ると判断しやすくなります。
収納は扉を閉じた写真だけ見ない
完成写真では生活用品がほとんど写っていないことが多く、収納量を判断しにくいです。
二世帯住宅は、食品、日用品、季節物、掃除道具、布団、趣味用品など、二つの世帯の持ち物が一つの建物に入ります。
さらに、親世帯の荷物には長年保管してきた物が多く、子世帯は子どもの成長に合わせて荷物が増えることがあります。
実例では、納戸の面積だけでなく、玄関収納、パントリー、リネン庫、掃除機の場所、各個室の収納まで確認してください。
収納は「何畳あるか」より、使う場所の近くにあるかの方が効いてきます。
大きな納戸一つに全部を集めるより、玄関で使う物は玄関、洗濯で使う物は洗面近くと分散した方が、日常の移動は少なくなります。
間取り実例は世帯間の境界を見る
二世帯住宅の施工事例で最も参考になるのは、やはり間取りです。
ただし、部屋数だけを見るのではなく、どこを境界にして二つの暮らしを分けているのかを確認しましょう。
完全分離は上下と左右で違う
積水ハウスには、上下に世帯を分けた完全分離型の建築実例もあります。
例えば積水ハウス公式の上下完全分離型二世帯住宅の実例では、親世帯と子世帯を上下に分けながら、それぞれの暮らしをつくっています。
完全分離型を検討するなら、積水ハウスの完全分離型二世帯住宅と共有範囲の考え方も合わせて読むと、どこまで設備を分けるかを考えやすくなります。
上下分離は音と配管を見る
上下分離は、敷地面積を抑えながら各世帯の床面積を確保しやすい方法です。
一方で、上階の足音、椅子を引く音、洗濯機、排水音が下階へ伝わりやすいため、寝室の真上に子世帯のLDKを置かないなど、部屋の重ね方が重要になります。
水回りを上下で近い位置にすると配管計画をまとめやすく、音への対策もしやすくなります。
実例を見るときは平面図だけでなく、1階と2階を重ねて見てください。
左右分離は外周と採光を見る
左右分離は、足音の上下関係を減らしやすく、各世帯が戸建て感覚で暮らしやすい方法です。
ただし、中央の境界壁側には窓を設けにくいため、各世帯がどちら側から光を取るかが重要になります。
敷地の間口が必要になりやすく、玄関、駐車場、庭を二世帯分どのように配置するかも検討が必要です。
L字型に世帯を分けるプランなら、完全な左右二分よりも中庭や共有庭をつくりやすく、視線を交差させながら距離を取ることもできます。
L字型と中庭は距離をつくれる
二世帯住宅のL字型や中庭の間取りが気になる方は多いと思います。
中庭は単なるおしゃれな空間ではなく、世帯同士が近すぎないための余白としても使えます。
例えば、親世帯のリビングと子世帯のLDKを中庭越しに配置すると、常に同じ室内にいなくても家族の気配を感じられます。
反対に、窓同士を真正面に向けると、お互いにカーテンを閉めたくなることもあるので、窓の角度や植栽で視線を少しずらす工夫が必要です。
中庭は建物の外周が増えるため、同じ延床面積でも外壁や窓が増えやすく、建築費や清掃箇所にも影響します。
だから、写真で中庭を気に入ったら、「中庭があること」ではなく「中庭がどの問題を解決しているのか」を見てください。
必要坪数は実例の数字だけで決めない
二世帯住宅の建築実例を見ると、延床面積や坪数が掲載されていることがあります。
同じ50坪でも、玄関と浴室を共有する家と、玄関・キッチン・浴室・洗面を二つずつ設ける家では、居室や収納に使える面積が変わります。
そのため、「この事例が50坪だから自分たちも50坪で足りる」とは考えない方がいいです。
家族人数と分離方法から坪数を考えたい場合は、二世帯住宅の30~80坪の間取り実例と必要坪数で比較しています。
実例の面積は答えではなく、自分たちの要望を測るための物差しとして使うのがおすすめです。
ルームツアーは動線を追って見る
YouTubeやInstagramでは、二世帯住宅のルームツアーやWeb内覧会も見つけやすくなりました。
動画は写真よりも空間のつながりが分かりやすいので、見る順番を決めるとかなり役立ちます。
玄関から一日の動きを追う
ルームツアーを見るときは、玄関から入って一日の生活を頭の中で再生してみてください。
買い物袋を持ってキッチンへ行く、コートを掛ける、手を洗う、洗濯する、干す、しまう、入浴する、寝室へ向かうという順番です。
二世帯住宅なら、そこに親世帯と子世帯の動きを重ねます。
朝に玄関でぶつからないか、洗面が混まないか、ゴミ出しのルートが寝室前を通らないか、宅配便をどちらの世帯が受け取るのかまで想像すると、動画の価値が一気に上がります。
おしゃれな空間を止めて見るだけでは分からない、扉の開き方や通路の狭さも動画なら確認しやすいです。
完成直後と入居後を分けて見る
Web内覧会には、家具が入る前の完成直後と、実際に暮らしてから撮影されたものがあります。
家づくりの参考になるのは、できれば両方です。
家具がない状態では建築そのものを見やすく、入居後の写真では収納量、家具の大きさ、生活用品の置き場が分かります。
特に二世帯住宅では、ダイニングテーブル、冷蔵庫、ソファ、ベッドなどが二世帯分入るため、図面上の余白が思ったより小さくなることがあります。
「何も置いていないと広い」というのは住宅では当たり前なので、家具が入った後に通路がどれくらい残るかまで見てください。
ビフォーアフターは変更理由を見る
実家を建て替えて二世帯住宅にしたビフォーアフターでは、完成後の見栄えより「なぜ以前の家を変えたかったのか」に注目すると参考になります。
例えば、玄関で毎日顔を合わせることが負担だった、浴室の順番に気を遣った、収納が足りなかった、親世帯の階段移動が大変だった、といった背景です。
その不満が、完成後にどのような間取りで解決されたのかを見ると、自分の家族にも必要な工夫か判断しやすくなります。
成功事例には、完成写真に写らない「変更前の困りごと」があります。
そこまで読み取れる事例は、かなり価値がありますよ。
北川家の実例から見る着眼点
ここでは、私が積水ハウスで建てた自宅の写真を使いながら、二世帯住宅の実例を見るときにも応用できる着眼点を紹介します。
繰り返しになりますが、北川家は二世帯住宅ではないので、二世帯の完成事例として紹介するものではありません。
あくまで、外観・中庭・内装・動線を「写真の裏側まで読む」という意味で参考にしてください。
キッチンは視線と移動を見る
我が家はアイランドキッチンからリビングと中庭が見えるようにしました。
見た目としては開放的ですが、私が良かったと感じているのは、家族がどこにいるか分かりやすく、配膳や片付けの移動が短いことです。
二世帯住宅で共有キッチンを採用する場合も、キッチンから誰が見えるかは意外と大切です。
親世帯がくつろぐ場所を常に正面にすると、近すぎると感じる家庭もありますし、中庭や収納を挟むことで視線が少し外れる方が暮らしやすい家庭もあります。
実例写真では、キッチンの設備だけでなく、その人が立ったときに何が正面に見えるかまで確認してみてください。
吹き抜けは上下の音も想像する
吹き抜けや高窓は、光が入りやすく、縦方向の広がりを感じられるので魅力があります。
我が家でも階段まわりに吹き抜けと高い位置の窓を設けています。
一方で、吹き抜けは上下階で音がつながるため、二世帯住宅で世帯を上下に分ける場合は慎重に考えたい部分です。
子世帯のリビング音が親世帯へ伝わる配置になっていないか、寝室近くに吹き抜けがないかなど、見た目以外の影響もあります。
ルームツアーでは音の響き方までは完全に分からないので、図面上で吹き抜けと各世帯の居室位置を重ねて確認してください。
完成写真と住み心地は別に考える
家が完成すると、どうしても「写真映えするか」が気になります。
でも、毎日暮らして感じる満足は、写真に写らない部分からも生まれます。
例えば、スイッチの位置、掃除機を出す距離、ロールスクリーンの操作、コンセント、宅配の受け取り、夜の照明、庭への水やりなどです。
二世帯住宅なら、さらに郵便物、来客対応、家族の呼び方、光熱費の管理、共有部分の掃除などが加わります。
施工事例を見て「この家みたいにしたい」と思ったときほど、写真に写っていない日常を質問してみてください。
そこまで確認できると、自分たちに必要な実例と、単に好みの実例を分けやすくなります。
気に入った実例を提案へ変える方法
良い実例をたくさん見ても、担当者へ「こんな感じでお願いします」とだけ伝えると、イメージがずれることがあります。
実例を共通言語にして、何を採用したいのかを具体化することが大切です。
一枚の写真に理由を一つ書く
おすすめなのは、保存した写真ごとに「好きな理由」を一つ書く方法です。
例えば「ホテルライクだから」では少し曖昧です。
「玄関からLDKが見えない」「窓の外に植栽だけが見える」「木質天井と間接照明の組み合わせが好き」「二つの玄関が外から目立たない」と書くと、設計者が意図を読み取りやすくなります。
逆に、嫌いな実例も役立ちます。
「玄関を共有したくない」「親世帯のリビング前を通りたくない」「外から二世帯住宅に見える外観は避けたい」といった希望は、家族の境界を決める大切な材料です。
同じ条件に置き換えて比較する
気に入った施工事例が60坪でも、自分たちの計画が45坪なら、そのまま再現するのは難しいかもしれません。
その場合は、空間を丸ごと真似するのではなく、「中庭で視線を切る」「玄関収納だけ世帯別にする」「洗面と脱衣を分ける」といった考え方だけを取り出します。
土地の形、道路の向き、家族人数、駐車台数、予算が変われば、最適な形も変わります。
実例は完成形の答えではなく、設計の考え方を借りるための資料だと思っておくと、無理な再現をしなくて済みます。
両世帯で別々に選んでから重ねる
二世帯住宅の実例集は、最初から親子全員で一つの答えを出そうとすると話が進まないことがあります。
私は、親世帯と子世帯でそれぞれ気になる写真を選び、その後に共通点と違いを見る方法がいいと思います。
親世帯は段差の少なさや収納、子世帯は広いLDKやデザインを重視するかもしれません。
その違いが見えれば、「親世帯は1階で生活を完結」「共有玄関は広くする」「子世帯のLDKは2階で大開口にする」といった提案へつなげやすくなります。
家族会議で意見が違うこと自体は問題ではありません。
むしろ、建てる前に違いが見えた方がいいです。
担当者には優先順位まで伝える
実例を見せるときは、「絶対に採用したい」「できれば採用したい」「予算次第」の三段階に分けて伝えると、提案が現実的になります。
積水ハウスは敷地や要望に合わせて一邸ごとに提案するため、同じ写真を見せても土地条件や構造によって形は変わります。
だからこそ、写真をコピーしてもらうのではなく、写真から読み取った目的を伝えることが大切です。
例えば「この中庭が欲しい」ではなく、「道路から見られずにカーテンを開けて暮らしたい」と伝えれば、別の方法が提案される可能性もあります。
私はこういうやり取りこそ、注文住宅の面白いところだと思っています。
積水ハウスをまだ展示場や資料請求で登録していない段階なら、担当者選びを含めて先に相談する方法もあります。
すまつなでは、私自身の施主経験をもとに、積水ハウスで二世帯住宅を検討している方の紹介相談を受け付けています。
積水ハウス二世帯実例のFAQ
ここでは、積水ハウスの二世帯住宅の実例や施工事例を探している方から出やすい疑問をまとめます。
Q1. 実例はどこで見るのがよい?
A. まずは積水ハウス公式の建築実例を見て、その後にオーナーのWeb内覧会やルームツアーを見るのがおすすめです。
公式実例では設計意図や構造を確認しやすく、オーナー発信では家具を置いた後や暮らしてからの使い勝手を見やすいからです。
一方だけで判断せず、完成時と入居後の両方を見ると自分の計画へ置き換えやすくなります。
Q2. 完全分離の実例で何を見る?
A. 玄関、水回り、世帯間の接続、音、メーター類、将来の使い方を確認してください。
完全分離と書かれていても、内部ドアで行き来できる家もあれば、玄関から完全に分かれる家もあります。
上下分離なら足音と排水、左右分離なら採光と外構の取り方まで見ると、間取りの違いが分かりやすくなります。
Q3. おしゃれな外観を真似できる?
A. 雰囲気を近づけることはできますが、施工事例をそのまま再現するより、好きな理由を取り出して設計へ反映する方が現実的です。
土地の間口、道路方向、建ぺい率、駐車台数、構造が違えば、窓や玄関の配置も変わります。
外壁色だけでなく、軒、窓、植栽、照明、カーポートまで含めて一体感を考えてください。
Q4. 中庭の二世帯住宅は向いている?
A. 世帯間や道路からの視線を調整しながら、光や緑を取り込みたい家庭には検討価値があります。
親世帯と子世帯のリビングを中庭越しに配置すれば、直接同じ空間にいなくても家族の気配を感じられます。
ただし、外壁や窓が増えやすく、排水、掃除、植栽管理も必要になるため、見た目だけで決めないことが大切です。
Q5. ルームツアーの見方は?
A. 玄関から一日の動線を追い、親世帯と子世帯がどこで交差するかを想像しながら見ると役立ちます。
動画を止めながら、収納位置、扉の開き方、家具を置いた通路幅、水回りまでの距離を確認してください。
気に入った場面はスクリーンショットだけ保存するのではなく、「なぜ好きか」を一言添えておくと打ち合わせで使いやすくなります。
積水ハウスの二世帯実例まとめ
積水ハウスの二世帯住宅の実例は、外観や内装の好みを探すだけでも楽しいものです。
ただ、家づくりに本当に役立てるなら、世帯間の距離、玄関、水回り、収納、音、外構、将来変更まで読み取ることが大切です。
完全分離型なら上下と左右で暮らし方が変わり、中庭やL字型なら視線と距離のつくり方が変わります。
ホテルライクな内装やモダンな外観も、そのデザインが家族の生活にどう役立っているのかまで見ると、単なる憧れから具体的な要望へ変わります。
気に入った施工事例を見つけたら、写真ごとに「好きな理由」を一つ書き、親世帯と子世帯で別々に選んだうえで共通点を探してみてください。
そして、自分の土地、家族構成、必要な設備、駐車台数、予算へ置き換え、優先順位と一緒に担当者へ伝えましょう。
実例は完成形をコピーするためのものではなく、家族の希望を具体的な言葉に変えるための共通言語です。
積水ハウスで二世帯住宅を考えていて、まだ初回接触前の段階なら、担当者選びを含めてすまつなへ相談していただくこともできます。
あなたの家族に合う距離感を、見栄えだけではなく暮らしから考えていきましょう。






