こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
鉄骨住宅を検討し始めると、積水ハウス、大和ハウス、ヘーベルハウス、パナソニック ホームズ、トヨタホーム、セキスイハイムあたりが候補に入ってくると思います。
ところが、同じ「鉄骨ハウスメーカー」でも、実際の家づくりはかなり違います。
軽量鉄骨を得意とする会社もあれば、重量鉄骨で3階建て以上を得意とする会社、工場で箱型のユニットをつくる会社もあります。
私自身は複数の大手ハウスメーカーを比較したうえで積水ハウスの鉄骨住宅を選び、現在は完成した家で暮らしています。
実際に鉄骨の柱や梁、制震装置、断熱材が施工されるところまで見てきたからこそ、「鉄骨だから安心」「鉄骨だから寒い」「鉄骨だから高い」という一言では決められないと感じています。
そこでこの記事では、鉄骨ハウスメーカーを耐震・制震、断熱、設計自由度、多層階への対応、価格、保証という同じ物差しで比較します。
記事のポイント
- 鉄骨ハウスメーカー6社の特徴と順位
- 軽量鉄骨・重量鉄骨・ユニット工法の違い
- 耐震性・断熱・設計自由度・坪単価の見方
- 3階建て・4階建て・5階建てで選ぶ会社
鉄骨メーカーランキング
最初に、この記事での鉄骨ハウスメーカーランキングを紹介します。
この順位は単純な販売棟数や知名度ではなく、耐震・制震、設計自由度、断熱、多層階対応、保証と維持管理まで含めて私が比較した総合評価です。
なお、あなたが5階建てを建てたい場合と、庭につながる大開口の2階建てを建てたい場合では、当然ながら最適な会社は変わります。
| 順位 | ハウスメーカー | 主な鉄骨方式 | 多層階 | 私が見る特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 積水ハウス | 軽量鉄骨・重量鉄骨 | 3・4階建て | 制震、大開口、設計、保証のバランス |
| 2位 | 大和ハウス | 軽量鉄骨・重量鉄骨 | 3・4・5階建て | 高天井、大空間、多層階 |
| 3位 | ヘーベルハウス | 鉄骨+ALC | 3階建てなど | 都市防災、耐火、長期点検 |
| 4位 | パナソニック ホームズ | 鉄骨・重量鉄骨 | 最高9階建て対応商品 | 都市型多層階、設備連携 |
| 5位 | トヨタホーム | 鉄骨ユニット・鉄骨軸組 | 3階建て | ユニット工法、工場生産 |
| 6位 | セキスイハイム | 鉄骨ユニット | 3階建て | 工場生産、断熱、省エネ設備 |
ランキングは「すまつな」としての総合評価です。
鉄骨住宅以外も含めて会社を比較したい場合は、親記事の大手ハウスメーカーランキング9社の価格・性能比較もあわせて読むと候補を絞りやすくなります。
順位より用途を優先する
ランキングを出しておいて言うのもなんですが、住宅会社選びは1位を選べば終わりではありません。
例えば5階建てなら、積水ハウスより大和ハウスやパナソニック ホームズを先に比較した方が話が早いケースがあります。
一方、1・2階建てで中庭、大きな窓、柱の少ないLDK、庭との連続感まで求めるなら、私は積水ハウスをかなり有力な候補に入れます。
あなたが建てたい家を実現しやすい構造を持っているか。
ランキング以上に、ここが大切です。
今回の評価基準
耐震性だけを競わせるのではなく、地震後の変形を抑える制震、開口を取ったときの構造、断熱対策、設計の融通、多層階、長期保証まで見ています。
さらに価格については、坪単価だけではなく、基礎、地盤、外壁、窓、設備、外構まで入れた総額で判断することを前提にしています。
鉄骨住宅は三種類ある
ハウスメーカーの鉄骨を比較する前に、まず知っておきたいのが構造の違いです。
「鉄骨」という一つの箱に全部入れてしまうと、会社ごとの特徴が見えなくなります。
軽量鉄骨は戸建て向き
大手ハウスメーカーの1・2階建てで多く見られるのが軽量鉄骨です。
工場で生産した柱や梁、ブレースなどを現場で組み上げるため、部材品質を一定に保ちやすく、大空間と耐震性能を両立する技術が各社で発達しています。
積水ハウスのダイナミックフレーム・システムや、大和ハウスのxevoΣなどが代表例として分かりやすいでしょう。
ただし「軽量」という言葉から、重量鉄骨より頼りない構造だと受け取る必要はありません。
必要な性能を満たすよう構造計算や設計が行われるので、住宅では階数、間取り、開口、地盤を含めて評価するべきです。
重量鉄骨は多層階向き
3階建て以上や店舗併用住宅、賃貸併用住宅、ビルトインガレージでは重量鉄骨が候補になりやすくなります。
柱と梁で建物を支えるラーメン構造を採用する商品では、室内の耐力壁を減らしながら大きな空間をつくれる場合があります。
積水ハウスのフレキシブルβシステムは3・4階建て、大和ハウスでは3・4・5階建ての商品が用意されています。
パナソニック ホームズには、さらに上の階数まで対応する重量鉄骨商品があります。
そのため、4階建て、5階建てを考えるなら「有名な住宅会社」という括りではなく、多層階商品の対応範囲から候補を選ぶのが近道です。
ユニット工法は工場型
トヨタホームやセキスイハイムを調べると出てくるのが、鉄骨ユニット工法です。
箱状の鉄骨ユニットを工場内でつくり、現場へ運んで組み合わせる方法ですね。
天候の影響を受けにくい工場内で多くの工程を進められることや、施工品質を管理しやすいことが魅力です。
一方で、ユニット寸法や搬送、クレーン施工などの条件があるため、完全な在来型自由設計とは考え方が違います。
積水ハウスが総合一位
私が総合1位にしたのは積水ハウスです。
もちろん私自身がオーナーなので、積水ハウスに詳しいという前提はあります。
そのうえで評価しているのは、単に鉄骨そのものではなく、制震技術、大空間、断熱、外壁、設計、3・4階建て、長期サポートを一社で組み合わせられる点です。
制震シーカスを選べる
鉄骨1・2階建てでは、ダイナミックフレーム・システムと制震システム「シーカス」を組み合わせられます。
シーカスは高減衰ゴムを利用し、地震のエネルギーを熱へ変換して建物の変形を抑える仕組みです。
耐震構造を制震装置で置き換えるのではなく、まず建物で地震に耐え、その上で揺れによる変形を抑えるという考え方になります。
私の家でも工事中にシーカスを実際に確認しました。
大開口と間取りを両立
積水ハウスの鉄骨1・2階建てでは、高強度梁を使い、条件によって柱なしで最大7mのスパンに対応できます。
さらに重量鉄骨のフレキシブルβシステムでは、高強度梁「WHビーム」により最大9mのスパンへ対応する提案があります。
もちろん、あなたの家で必ず7mや9mを取れるわけではありません。
階数、荷重、建物形状、窓、敷地条件などによって設計は変わります。
それでも、大開口と耐震性能を同時に求める人にとって、この設計幅はかなり魅力的です。
(出典:積水ハウス「フレキシブルβシステム」)
断熱は等級6にも対応
鉄骨住宅について「寒いのでは」と気にする人は少なくありません。
鉄は木より熱を伝えやすいため、柱や梁を介して熱が移動する熱橋への対策は確かに重要です。
積水ハウスでは「ぐるりん断熱」として建物を連続的に断熱し、鉄骨部分の熱橋にも配慮しています。
断熱等性能等級5に対応する仕様を標準化しており、現在は等級6にも対応できます。
ただし、「等級6に対応できる」と「見積もり中の家が等級6である」は別の話です。
断熱性能を重視するなら、営業トークではなく、自分のプランの断熱等級、UA値、窓仕様を確認してください。
積水ハウス内で鉄骨と木造のどちらにするか迷っている場合は、積水ハウスの鉄骨と木造の違いを比較した記事も参考にしてください。
大和ハウスは多層階も有力
2位は大和ハウスです。
鉄骨住宅のxevoΣでは、高天井と大空間を前面に出しており、積水ハウスと比較されることが多い会社です。
高天井と大空間が魅力
大和ハウスの鉄骨住宅を見ていると、天井高を生かした開放感が分かりやすい魅力です。
床面積を増やせば建築費も上がりますが、高さを使えば同じ床面積でも空間の印象は大きく変わります。
そのため、大きなLDK、高い天井、大きな窓を希望する人なら、積水ハウスと同じ図面条件で比較してみる価値があります。
5階建てまで候補になる
大和ハウスには3・4・5階建ての「skye」があり、都市部で土地を縦に使いたい場合に候補となります。
自宅だけでなく、二世帯、店舗併用、賃貸併用など、階ごとの用途が変わる計画では多層階経験が重要です。
特に5階建てを考えているなら、2階建て中心のハウスメーカーランキングを眺めるより、最初から多層階商品を持つ会社へ絞った方が効率的です。
(出典:大和ハウス「注文住宅の商品」)
ヘーベルは都市住宅向き
3位はヘーベルハウスです。
鉄骨の躯体とALCコンクリート「ヘーベル」の組み合わせがブランドそのものと言っていい会社ですね。
耐火と防災を重視
住宅密集地、防火地域、3階建て、屋上などを考えている人なら比較候補に入りやすいでしょう。
ALCは耐火性、遮音性、耐久性などを備えた素材で、鉄骨躯体との組み合わせによる都市住宅を長年扱っています。
積水ハウスとは思想がかなり違うので、両社を実際に比較すると面白いです。
私の感覚では、庭とのつながりや大開口、デザインの細かな自由度まで追い込みたいなら積水ハウス。
都市部で防災、ALC、長期利用という軸に魅力を感じるならヘーベルハウスという違いが見えやすいと思います。
両社を候補にしている人は、積水ハウスとヘーベルハウスの比較記事で、外壁や構造の違いまで確認できます。
60年無料点検も特徴
住宅は地震に耐えれば終わりではありません。
屋根、防水、外壁、設備などを何十年も維持していく必要があります。
ヘーベルハウスでは長期の無料点検システムが用意されているため、新築時のスペックだけではなく、長期管理まで重視する人と相性があります。
ただし保証と無料点検は同じ意味ではありません。
保証対象、補修条件、有償工事の範囲を契約前に確認しておくのが大切です。
パナソニックは五階建ても
4位はパナソニック ホームズです。
2階建てだけを見ると順位は変わる可能性がありますが、多層階まで含めると存在感が一気に大きくなります。
最高9階建ての商品もある
重量鉄骨ラーメン構造の「ビューノ」では、最高9階建てまで対応する商品があります。
つまり、ハウスメーカーで4階建てや5階建てを検討している人にとって、かなり重要な比較対象です。
5階建てになると、一般的な戸建住宅の延長として考えるだけでは足りません。
構造、基礎、耐火、避難、エレベーター、工事条件、用途の組み合わせまで設計に影響します。
そのため、多層階住宅を商品として継続的に扱っていること自体が選定材料になります。
設備まで一体で考えやすい
パナソニック ホームズは住宅設備、空調、照明、エネルギー関連設備などを一緒に検討しやすい点も特徴です。
住宅会社選びでは構造に目が行きがちですが、実際に毎日触るのはキッチン、浴室、照明、空調、スイッチといった設備です。
構造と暮らしの設備を一組として考えたい人には比較しやすい会社でしょう。
トヨタホームはユニット型
5位はトヨタホームです。
鉄骨ラーメンユニット工法を採用する「シンセ」シリーズなど、工場生産を生かした家づくりが特徴です。
箱を組み合わせて建てる
鉄骨の柱と梁でつくった箱型ユニットを工場で生産し、現場で組み上げます。
住宅を現場で一からつくるというより、品質管理された構造体を組み合わせて一邸を完成させるイメージに近いでしょう。
鉄骨住宅のプレハブやユニット工法を探している人なら、トヨタホームとセキスイハイムは外せません。
一方、完全自由設計型の住宅とは設計思想が異なります。
変形地への細かな対応や、数センチ単位で外周を動かしたい要望があるなら、実現可能範囲を図面段階で確認してください。
セキスイハイムは工場型
6位はセキスイハイムです。
名前が似ていますが、積水ハウスとは別会社です。
セキスイハイムの象徴は、やはり鉄骨ユニット工法と工場生産でしょう。
工場生産比率を重視
屋外の現場作業を減らし、管理された工場環境で住宅づくりを進める思想が明確です。
現場で一つずつ組み上げる家よりも、工業製品としての品質管理に価値を感じる人には分かりやすい選択肢でしょう。
また、鉄骨3階建て住宅「デシオ」もあり、都市部で縦方向へ床面積を確保したい人にも対応しています。
断熱等級6の商品もある
セキスイハイムは対象地域や対象商品に条件はありますが、断熱等性能等級6の標準化を進めています。
「鉄骨ユニットだから断熱性能では木造に及ばない」と決めつけるのではなく、検討商品のUA値、窓、換気、空調を確認した方が確実です。
積水ハウスとセキスイハイムで迷っている場合は、会社名だけでなく、現場施工型とユニット工場型という家づくりそのものの違いを見る必要があります。
耐震性は構造名で決めない
鉄骨ハウスメーカーランキングを探す人が最も気にするのは、やはり耐震性ではないでしょうか。
ただ、ここは「重量鉄骨なら軽量鉄骨より上」「鉄骨なら木造より上」と単純化しない方がいいです。
耐震と制震を分けて見る
耐震は、柱、梁、耐力壁、基礎などによって地震の力に耐える考え方です。
制震は、ダンパーなどによって地震エネルギーを吸収し、建物の変形を抑える考え方になります。
さらに住宅性能表示制度の耐震等級を取得するか、第三者評価を受けるかも確認できます。
会社の広告上の最高性能ではなく、あなたの家の設計住宅性能評価書に何が記載されるのかを見る方が確実です。
地盤と基礎も確認する
上に載る鉄骨だけ見ていても、家全体の安全は判断できません。
建物重量を受ける基礎、その下にある地盤まで一体です。
私の家でも地盤調査の結果を受けて地盤改良を行い、杭を施工しました。
重量鉄骨や3階建てでは建物重量が増えるため、地盤や基礎による価格差が見積もりに出る場合があります。
鉄骨メーカーの耐震比較で見落としたくないのは、カタログ上の構造名だけで判断しないことです。
耐震等級、制震装置、構造計算、地盤、基礎、大開口の位置まで、自分のプランで確認してください。
断熱は鉄骨でも確認できる
鉄骨住宅について検索すると「鉄骨は寒い」という情報がたくさん出てきます。
素材の熱伝導率だけ見れば、鉄が木より熱を伝えやすいのは確かです。
しかし、実際の住宅の断熱性能は構造材だけで決まりません。
断熱材と熱橋対策を見る
壁、天井、床、窓をどのように断熱し、柱や梁による熱橋をどのように処理するかで結果は変わります。
だからこそ比較したいのは、「鉄骨か木造か」だけではなく断熱等級、UA値、窓の性能です。
大開口を採用する場合は、窓から入る日射や冬の放熱も大きくなるため、軒や庇、外付け遮蔽まで一緒に考えます。
窓の大きさも影響する
断熱性能だけを追求すれば、窓を小さくする方が設計しやすくなります。
でも、それであなたが欲しかった家になるでしょうか。
私は中庭と大開口をかなり重視したので、窓を減らして数値だけを追う選択はしませんでした。
性能値と、自分が毎日見たい景色の釣り合いを取ること。
これも注文住宅の面白いところだと思います。
坪単価は総額へ直して比べる
鉄骨ハウスメーカーの坪単価ランキングを見ると、数字がきれいに並んでいます。
ただ、その数字をそのまま信じるのはおすすめしません。
坪単価には共通ルールがない
建物本体価格だけを延床面積で割った数字と、オプションや付帯工事を入れた数字ではまったく違います。
さらに延床面積ではなく施工面積で割れば、同じ家でも坪単価は変わります。
積水ハウスについては、一般的な情報ではおおむね坪80万円台から160万円程度まで非常に大きな幅がありますが、この幅そのものが坪単価比較の難しさを表しています。
私の家では、延床46.71坪に対して建物本体価格が49,987,650円でした。
本体価格だけなら約107万円/坪です。
ところが、オプションなどを含む建築工事費は72,600,000円となり、約155万円/坪まで上がりました。
| 北川家の区分 | 金額 | 坪単価の目安 |
|---|---|---|
| 建物本体価格 | 49,987,650円 | 約107万円/坪 |
| 建築工事費 | 72,600,000円 | 約155万円/坪 |
| 建物関連費用等 | 約76,084,814円 | 約163万円/坪 |
三階建ては単価が上がる
ハウスメーカーで3階建てを建てる場合、2階建てより坪単価が上がるケースがあります。
重量鉄骨、基礎、地盤、耐火仕様、構造計算、階段、設備配管、工事の手間などが増えやすいためです。
さらに狭小地では、大型車両やクレーンの入りやすさ、資材置き場、足場、近隣養生などでも費用が変わります。
積水ハウスの3階建てについては、重量鉄骨3階建ての価格と総額を解説した記事で詳しく紹介しています。
三階建ては総額をそろえる
比較するときは「A社100万円/坪、B社110万円/坪」のように判断せず、同じ敷地、同じ延床面積、同じ水回り数、同じ外構条件で見積もりを出してもらってください。
地盤改良が一社だけ未計上なら、それだけで比較は崩れます。
ホームエレベーター、太陽光、蓄電池、空調、照明、カーテンまで含まれているかも確認しましょう。
三階建て以上の選び方
階数が増えるほど、鉄骨ハウスメーカーの得意分野がはっきりしてきます。
三階建ては候補が多い
3階建てなら積水ハウス、大和ハウス、ヘーベルハウス、パナソニック ホームズ、トヨタホーム、セキスイハイムなど複数の候補があります。
そのため、構造だけではなく、狭小地対応、ビルトインガレージ、二世帯、外観、屋上、エレベーターまで条件をそろえて比較できます。
四階建ては商品を見る
4階建てになると、一般的な2階建て商品の延長ではなく、多層階向けの商品や構造を持つ会社が中心になります。
積水ハウスならフレキシブルβシステム、大和ハウスならskye、パナソニック ホームズならビューノなどです。
土地が高い都市部では、土地を買い増すより上方向へ延床面積を確保した方が合理的なケースもあります。
ただし階段移動、エレベーター、避難動線、将来の老後生活まで含めて考えてください。
五階建ては候補を絞る
5階建てのハウスメーカーを探している場合は、最初から大和ハウスやパナソニック ホームズなど、多層階商品を持つ会社を軸に比較する方が現実的です。
積水ハウスの戸建鉄骨は3・4階建てが現在の中心なので、「鉄骨住宅ランキング1位だから積水ハウス」と機械的に選ぶ話ではありません。
ここがランキング記事で最も伝えたい部分です。
2階建てなら大空間や暮らし方、3階建てなら都市対応、4階建て以上なら多層階商品の実績。
同じ鉄骨でも、階数が変われば比較すべき会社も変わります。
担当者選びも比較条件
住宅会社を決めるとき、構造性能や坪単価だけ見てしまいがちですが、注文住宅では担当者の経験もかなり重要です。
鉄骨経験のある人を選ぶ
例えば同じ積水ハウスでも、一般的な2階建てと、狭小地の重量鉄骨3階建てでは必要な経験が違います。
ビルトインガレージ、大開口、二世帯、4階建てなど条件が複雑になるほど、初期段階で誰につながるかが設計提案にも影響します。
私は自分の家づくりを経験して、会社名だけではなく「誰と家をつくるか」が本当に大切だと実感しました。
展示場へ行く前に考える
積水ハウスを候補にしている場合、私は展示場や資料請求をする前に担当者ルートまで考えておくことをおすすめしています。
すでに顧客登録されると、後から紹介ルートへ切り替えにくい場合があるからです。
すまつなでは、私から積水ハウス側の管理職ルートを通じて、建築内容や地域に応じた担当者へつなげる紹介サポートを行っています。
積水ハウスの鉄骨住宅を候補に入れていて、まだ展示場訪問や資料請求をしていない方へ。
鉄骨住宅、大開口、3階建て、二世帯など、計画内容に合う経験を持つ担当者につながりたい場合は、すまつなの積水ハウス紹介サポートから相談できます。
紹介特典や価格調整は地域、支店、商品、商談状況によって変わるため、一律の金額を保証するものではありません。
鉄骨住宅のよくある質問
ここでは、鉄骨ハウスメーカーを比較している人から出やすい疑問にまとめて答えます。
Q1. 鉄骨なら地震に有利ですか?
A. 鉄骨という理由だけで耐震性能が決まるわけではありません。
軽量鉄骨、重量鉄骨、木造のどれでも、実際の耐震性能は構造計算、柱や壁の配置、基礎、地盤、接合部、制震装置などによって変わります。
比較するときは耐震等級や制震技術を、自分のプランで確認してください。
Q2. 鉄骨住宅は寒いですか?
A. 鉄骨だから必ず寒いとは言えません。
鉄は熱を伝えやすいため熱橋対策は重要ですが、現在の大手ハウスメーカーでは断熱材、窓、熱橋対策を組み合わせています。
構造名ではなく、断熱等級、UA値、窓仕様、日射遮蔽、空調計画まで確認する方が実際の住み心地を想像しやすくなります。
Q3. 鉄骨の坪単価はいくらですか?
A. 全国共通の一つの坪単価を出すのは難しいです。
商品、階数、延床面積、外壁、窓、設備、地盤、外構によって大きく変わり、坪単価の計算方法にも業界共通ルールがありません。
私の積水ハウスの家でも、本体だけなら約107万円/坪、建築工事費では約155万円/坪となりました。
Q4. 5階建てに向く会社は?
A. 5階建てなら、多層階専用商品を持つ大和ハウスやパナソニック ホームズを優先的に比較すると分かりやすいです。
2階建ての評価が高い会社が、そのまま5階建てでも最適とは限りません。
建築可能階数だけでなく、敷地、用途、耐火、エレベーター、賃貸併用の有無まで同条件で提案を比較してください。
Q5. プレハブとユニット工法の違いは?
A. プレハブ住宅は、工場で生産した部材を現場で組み立てる工業化住宅を広く表す言葉として使われます。
ユニット工法はその中でも、鉄骨の箱型ユニットを工場でつくり、現場で組み合わせる方式です。
トヨタホームやセキスイハイムを検討する場合は、ユニット寸法、設計可能範囲、搬入条件まで確認すると違いが見えます。
鉄骨メーカー選びのまとめ
鉄骨ハウスメーカーを比較するなら、「鉄骨住宅」という一つの言葉だけで判断しないことが大切です。
軽量鉄骨、重量鉄骨、ユニット工法では設計思想が違います。
さらに耐震と制震、断熱、大開口、多層階、保証、価格を同じ条件で比べると、自分に合う会社が見えやすくなります。
- 総合バランスと設計自由度:積水ハウス
- 高天井と3〜5階建て:大和ハウス
- 都市防災とALC:ヘーベルハウス
- 4・5階建て以上:パナソニック ホームズ
- 鉄骨ユニット工法:トヨタホーム
- 工場生産と省エネ:セキスイハイム
私が総合1位として積水ハウスを挙げたのは、鉄骨1・2階建ての制震と大空間だけでなく、重量鉄骨3・4階建て、断熱、外壁、設計、長期保証まで一つの会社で比較できるためです。
ただし、5階建てなら話は変わりますし、ユニット工法による工場生産を最優先するならトヨタホームやセキスイハイムも魅力的です。
会社のランキングではなく、あなたが建てたい家との相性で順位を入れ替える。
この視点を持つと、ハウスメーカー選びはかなり分かりやすくなります。
そして積水ハウスを候補に残した場合は、構造や価格だけでなく、最初にどの担当者と出会うかまで含めてスタート地点を考えてください。
積水ハウスの鉄骨住宅を検討している方へ。
展示場や資料請求より前の段階であれば、すまつなの紹介サポートから、建築計画に合う担当者へつながるための相談ができます。
私自身が積水ハウスの鉄骨住宅を建てて暮らしている施主として、家づくりの入口からサポートしています。


