こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」の北川です。
木造住宅を検討していると、「地震のときに大丈夫なのか」「耐震等級3なら震度7でも安心なのか」「構造計算までした方がいいのか」と、気になる言葉が次々に出てきます。
私自身は積水ハウスの鉄骨住宅を選びましたが、家づくりでは木造も含めて比較しましたし、現在の紹介相談でも木造住宅の耐震性能について質問を受ける機会があります。
ここで大切なのは、木造という構造名だけでは、住宅の耐震性能は判断できないということです。
耐力壁の量と配置、床や屋根、柱と梁の接合部、基礎、地盤、建物形状などが一体となって、地震の力へ対応します。
さらに、2025年4月には建築確認制度が見直されているため、昔の「木造2階建ては4号特例だから構造関係の審査が省略される」という情報を、そのまま現在の新築住宅へ当てはめることもできません。
この記事では、耐震等級3や許容応力度計算、構造計算書、震度6・震度7、制震ダンパー、免震まで、住宅会社を比較するときに知っておきたいところまで踏み込んで解説します。
記事のポイント
- 木造住宅の耐震性能を決める要素
- 耐震等級3と構造計算の違い
- 4号特例見直し後の確認制度
- 震度7や制震を判断するポイント
木造住宅の耐震性は何で決まる?
木造住宅の耐震性能を考えるとき、柱の材料だけを見るのではなく、地震の力を建物全体でどう受け止め、基礎や地盤へ伝えるかを見ることが大切です。
木造住宅そのものの特徴から確認したい場合は、親記事の木造住宅のメリット・デメリットと性能を解説した記事から読むと全体像をつかみやすいと思います。
木造というだけでは決まらない
現在の木造住宅は、昔ながらの柱と梁だけで建てる住宅ばかりではありません。
構造用合板などの面材、専用金物、高耐力の壁、集成材、木質ラーメン構造など、住宅会社によって構法はかなり違います。
そのため、「木だから地震が心配」「鉄なら大丈夫」という二択で考えると、本当に確認したい部分を見落とします。
完成する一邸の構造計画を見ること。
これが一番大事です。
地震力を建物全体で受ける
地震が発生すると、地面の動きが基礎を通じて建物へ伝わり、柱、梁、壁、床、屋根などに力が加わります。
そこで重要になるのが、それぞれの部分を単独で考えず、力が途中で途切れないようにつなぐことです。
耐力壁の量と配置
耐力壁は、地震や風による横方向の力へ抵抗する重要な部分です。
必要量を満たすだけでなく、建物の片側に偏らず、バランスよく配置されていることも欠かせません。
南側を全面窓にして北側へ壁を集めるようなプランでは、壁量だけでは見えにくいねじれへの検討も必要になります。
床と屋根も構造の一部
地震の力を耐力壁へ伝えるためには、床や屋根の水平面も重要です。
この水平面が十分に機能しなければ、せっかく配置した耐力壁へ想定どおり力を渡せません。
吹き抜けや大きな階段開口がある住宅では、床が連続しない部分をどう補うのかも確認したいポイントです。
接合部と基礎も見る
柱と梁、柱と基礎などの接合部では、地震時に引き抜きやせん断などの大きな力が発生します。
金物の種類や接合方法、アンカーボルトなどを含め、建物の上から基礎まで力が連続して伝わるよう設計されます。
耐震性能は耐力壁だけの話ではありません。
壁、床、屋根、接合部、基礎、地盤までを一つの建物として見ることが重要です。
耐震等級3は何を意味する?
住宅会社を比較していると、かなり高い確率で目にするのが「耐震等級3」という言葉です。
耐震等級は住宅性能表示制度で建物の耐震性能を比較する指標で、等級1から等級3まで設けられています。
| 耐震等級 | 地震力の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 等級1 | 基準となる水準 | 建築基準法で求められる耐震性能を基準とする |
| 等級2 | 等級1の1.25倍 | より大きな地震力を想定して確認する |
| 等級3 | 等級1の1.5倍 | 住宅性能表示制度で最も高い等級 |
ここで覚えておきたいのは、耐震等級3は「震度7なら無傷」という意味ではないことです。
設計上想定する地震力に対して構造安全性を確認する指標であり、実際の被害は地震動の周期、継続時間、地盤、建物形状、施工状態などでも変わります。
等級3相当とは分けて考える
住宅広告では「耐震等級3相当」という表現を見かけることがあります。
設計上は等級3と同等の水準を目指していても、住宅性能評価書によって等級3を確認している住宅とは証明の仕方が違います。
将来にわたって書面で性能を確認したいなら、口頭説明だけでなく、どの評価書を取得する予定なのかまで聞いておくと分かりやすいです。
設計住宅性能評価書
設計住宅性能評価書は、設計図書をもとに住宅の性能を評価する書類です。
耐震等級を取得する場合には、構造の安定に関する評価内容を確認できます。
建設住宅性能評価書
設計だけで終わらず、施工段階の検査を経て交付されるのが建設住宅性能評価書です。
私は住宅の性能を見るなら、カタログの最高性能より、自分の家について発行される書類を見る方がずっと確実だと考えています。
木造住宅の構造計算とは?
「構造計算をしています」という説明を聞いたら、次に確認したいのはどの方法で安全性を確認しているのかです。
木造住宅には一つだけの確認方法があるわけではなく、建物の規模や構法などによって方法が異なります。
木造軸組、枠組壁、木質パネルなど構法そのものを比較したい場合は、木造住宅の構造4種類を比較した記事も参考にしてください。
仕様規定で確認する方法
一般的な小規模木造住宅では、法律で定められた仕様規定へ適合させることで構造安全性を確認できる場合があります。
代表的なのが、必要な壁量、壁の配置、柱の小径、接合部などに関する規定です。
現在は省エネ化に伴う断熱材や太陽光発電設備などによる建物重量の変化も踏まえ、壁量などの基準が見直されています。
だからこそ、「壁が何枚入っているから安心」という見方ではなく、実際の建物重量やプランに応じて必要な耐力を確保しているかを見る必要があります。
許容応力度計算とは?
木造住宅の構造計算でよく聞くのが許容応力度計算です。
建物へ加わる固定荷重、積載荷重、積雪、風、地震などを想定し、柱、梁、耐力壁、接合部などに生じる力が許容できる範囲に収まるかを確認していきます。
簡単に言うと、「この家全体なら大丈夫そう」という見方ではなく、一邸ごとの荷重や部材へ踏み込んで確認する方法です。
大開口との相性を見る
大きな窓、吹き抜け、広いLDKなどを設けると、壁や床が連続しない部分が増える場合があります。
だからこそ、デザイン性の高い住宅では「この間取りでも耐震性能をどう確保しているのか」という説明が大切になります。
見た目の開放感と耐震性能は対立するものではありませんが、それを両立するための構造技術が必要です。
構造計算書で分かること
構造計算を行った住宅では、計算条件や荷重、部材の検討結果などが構造計算書としてまとめられます。
計算方法によって内容やページ数は変わりますが、少なくとも営業担当者から「構造計算しています」と聞くだけで終わらず、どの方法で何を確認するのか聞いてください。
さらに、住宅性能評価を取得する場合は、その評価書と構造関係書類をセットで確認すると理解しやすくなります。
「耐震等級3」と「許容応力度計算」は同じ言葉ではありません。
耐震等級は性能の水準を示す指標で、許容応力度計算は構造安全性を確認する計算方法の一つです。
4号特例はどう変わった?
木造住宅の構造計算を調べると、必ずと言っていいほど出てくる言葉が「4号特例」です。
ただし、ここは古い情報が検索結果に残りやすいので注意してください。
以前は審査省略があった
従来は、いわゆる旧4号建築物について、建築士が設計するなど一定条件を満たす場合、建築確認時に構造関係規定などの審査が省略される仕組みがありました。
これが「木造2階建ては構造を見てもらっていない」といった話につながることがあります。
しかし、審査が省略されることと、設計者が構造関係規定へ適合させなくてよいことは別の話です。
現在は対象が見直された
2025年4月の制度見直し後は、木造2階建てや延べ面積200㎡を超える木造建築物などが「新2号建築物」となり、建築確認時の構造関係図書の審査範囲が広がりました。
一方、審査省略制度の対象となる「新3号建築物」は、原則として平屋かつ延べ面積200㎡以下の建物です。
制度の詳細は、国土交通省「建築確認・検査の対象となる建築物の規模等の見直し」で確認できます。
構造計算義務化とは別
ここはかなり大事なので、少し丁寧に説明します。
4号特例の見直しによって、すべての木造2階建て住宅で許容応力度計算が義務になったわけではありません。
建築確認で構造関係図書の審査対象が広がったことと、すべての住宅で特定の構造計算方法を使わなければならないことは別です。
住宅会社を比較するときには「確認申請が通るか」だけでなく、その会社が自社の住宅でどの構造確認方法を採用しているかまで確認したいところです。
「4号特例がなくなったから、今の木造住宅は全部許容応力度計算をしている」という説明は正確ではありません。
あなたが検討する住宅会社について、個別プランで採用する構造確認方法を確認してください。
震度6や震度7をどう考える?
木造住宅を検討する人が特に気にするのが、「震度6や震度7でも大丈夫なのか」という点だと思います。
ただ、この質問へ単純に「耐震等級3なら大丈夫です」と答えるのは適切ではありません。
震度と耐震等級は別の指標
気象庁の震度は、ある場所で観測された地震の揺れの程度を表す指標です。
一方の耐震等級は、住宅の構造性能について定められた指標なので、両者を一対一で結び付けることはできません。
震度については、気象庁「震度について」でも、計測震度計によって観測される仕組みが説明されています。
同じ震度7でも、地震波の周期、方向、継続時間は同じではありません。
さらに建築地点の地盤条件によって、建物へ伝わる揺れ方も変わります。
倒壊しないと無傷は違う
地震への備えを考えるとき、「倒壊を防いで命を守ること」と「地震後もほとんど修理せず暮らせること」は分けて考える必要があります。
建物が倒壊していなくても、内外装、設備、窓、家具などに損傷が生じることはあります。
ですから、住宅会社から「震度7に耐える」と説明されたときには、どの試験条件で、何をもって耐えたと判断しているのかまで聞くと内容が見えてきます。
繰り返す揺れも考える
大きな地震では、一度の揺れだけで終わるとは限りません。
前震、本震、余震などによって大きな揺れを繰り返し受ける場合があります。
一度目で建物が変形しても倒壊しなかったとして、その後の揺れに対してどれだけ余力が残るのかという視点も大切です。
住宅会社が実大振動実験を行っているなら、一回だけ揺らした試験なのか、複数回の地震波を入力した試験なのかにも注目してみてください。
木造住宅が倒壊する要因
木造住宅の倒壊や崩壊を防ぐには、一つの設備へ頼るのではなく、建物全体の構造計画を見る必要があります。
特に注文住宅では、希望する間取りによって構造条件も変わります。
耐力壁が偏っている
必要な耐力壁があっても、一方向や一部分へ偏ると、地震時に建物がねじれるように動く場合があります。
窓を多くしたい側と壁を集めた側でバランスが大きく違う住宅では、こうした影響をどう検討しているか確認したいところです。
大開口や吹き抜けがある
大きな窓や吹き抜けは、開放感のある注文住宅をつくるうえで魅力があります。
しかし、窓を設けた場所には一般的な耐力壁を配置できないことがありますし、吹き抜け部分には通常の床がありません。
だからといって大開口を諦めるのではなく、高耐力壁やフレームなどを使い、希望する空間と耐震性能をどう両立しているかを見るわけです。
建物形状が複雑になる
凹凸が多い外形、上下階で壁位置が大きく異なるプラン、巨大な吹き抜けなどでは、シンプルな箱形住宅とは力の流れが変わります。
間取りの自由度だけで住宅会社を選ぶのではなく、その自由なプランを構造面でどう成立させるのかまで説明してもらうことが大切です。
建物が重くなる
地震時に建物へ加わる力を考えるうえで、住宅の重量も無関係ではありません。
重い屋根材、外壁、太陽光発電設備などを採用すれば、その仕様に応じた構造計画が必要になります。
現在の壁量基準も、こうした建物重量の実態を踏まえる方向へ見直されています。
地盤と基礎に問題がある
建物側の耐震性能を高めても、その下にある地盤や基礎を無視することはできません。
地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良や杭などを計画し、その上へ基礎を施工します。
私の自宅でも、建物を建てる前に地盤改良を行いました。
地盤改良が必要かどうかは土地ごとに違うため、「うちは木造だから軽いので地盤改良はいらない」と最初から決めることはできません。
基礎の施工も確認する
基礎は上部構造から伝わる荷重を地盤へ渡す部分です。
図面上の設計だけでなく、配筋、アンカーボルト、コンクリートなどが設計どおり施工されていることも重要になります。
2階が揺れるのは問題?
「木造住宅は2階が揺れる」という相談もありますが、体感する揺れがあることだけで、耐震性能に問題があるとは判断できません。
上階は揺れを感じやすい
地震や道路交通などの振動では、建物の上階で揺れを感じやすくなることがあります。
木造住宅は鉄筋コンクリート造などと比べて建物重量が軽いため、振動の感じ方にも違いが出ます。
ただ、日常的に感じる振動と、大地震時の構造安全性は同じ尺度ではありません。
剛性と重量配置も影響する
1階に大空間を設け、2階へ壁や個室が多く配置される住宅では、上下階の剛性や重量のバランスが変わります。
こうしたプランでは、耐力壁だけでなく床、梁、接合部まで含めた検討がより重要になります。
大きなLDKやビルトインガレージを希望する場合は、「この部分の上に2階が載りますが、構造上どう受けていますか」と聞いてみると説明の差が分かります。
完成後の異常は別に考える
普段から床が大きく振動する、建具が急に閉まりにくくなった、壁に大きな亀裂が発生したなどの場合は、単なる揺れの感じ方とは分けて考える必要があります。
新築時の耐震性能だけでなく、完成後に点検や相談ができる体制も住宅会社選びでは大切ですね。
制震ダンパーは必要?
木造住宅の地震対策では、耐震に加えて制震ダンパーを採用する住宅会社もあります。
ただし、制震と耐震は役割が違います。
まず耐震が土台になる
耐震は、柱、梁、壁、床、基礎などの構造体によって地震の力へ抵抗し、倒壊を防ぐ考え方です。
一方の制震は、ダンパーなどによって揺れのエネルギーを吸収し、建物の変形を抑えることを狙います。
ですから、制震ダンパーを付ければ耐力壁や構造計算を減らしてよいという関係ではありません。
ダンパーの条件を確認する
木造住宅用の制震ダンパーも数多くありますが、製品名だけでは比較できません。
どこへ何本配置するのか、どの程度の変形から働くのか、繰り返しの揺れへどのように対応するのか、交換や点検が必要なのかなどを確認してください。
住宅会社独自の制震システムなら、構造体との組み合わせをどのように検証しているかも聞きたいところです。
木造住宅で免震はできる?
木造住宅でも免震構造を採用できるケースはあります。
免震は、建物と地盤の間へ免震装置を設けるなどして、地盤の揺れを建物へ直接伝えにくくする考え方です。
耐震や制震とは仕組みが違う
耐震は建物そのもので地震力へ抵抗し、制震は建物へ入ったエネルギーを吸収し、免震は建物へ入力される揺れを減らすことを狙います。
同じ「地震対策」でも、役割はかなり違います。
敷地条件も確認する
免震住宅では、建物が地盤に対して移動できるスペースや配管の対応など、一般住宅とは異なる条件が必要になります。
建築費だけでなく、装置の点検や将来の維持管理まで含めて検討することになります。
戸建住宅では耐震や制震を採用するケースの方が多いため、免震を希望するなら初期段階で対応できる住宅会社か確認した方が進めやすいでしょう。
住宅会社は何を比べる?
木造住宅の耐震性能を比較するときは、広告に書かれた最高値を競わせるより、あなたが建てるプランを同じ条件で比べる方が役立ちます。
木造住宅を扱う会社そのものを探している場合は、木造住宅ハウスメーカー10社の比較記事も参考にしてください。
契約前に質問したい内容
| 確認項目 | 住宅会社へ聞く内容 |
|---|---|
| 耐震等級 | このプランで等級3を取得する予定か |
| 証明方法 | 住宅性能評価書を取得するか |
| 構造確認 | どの方法で構造安全性を確認するか |
| 耐力壁 | 大開口を設けても必要性能をどう確保するか |
| 水平構面 | 吹き抜け周辺の床や屋根をどう設計するか |
| 接合部 | 柱と梁や柱と基礎をどう緊結するか |
| 基礎 | 建物と地盤に応じてどう設計するか |
| 地盤 | 調査方法と改良が必要な場合の対応 |
| 制震 | 採用する装置の役割と配置方法 |
| 検査 | 施工中に誰が何を検査するか |
同じ間取りで比べる
住宅会社Aでは壁の多いプラン、住宅会社Bでは大開口と吹き抜けのあるプランを比較しても、構造条件が違いすぎます。
可能なら「この広さのLDKが欲しい」「この位置に大きな窓が欲しい」と同じ要望を伝えて、それぞれがどう構造を成立させるか比較してみてください。
数字だけでは分からなかった住宅会社の考え方が見えてきます。
木造と鉄骨も比較できる
木造に決める前なら、鉄骨住宅まで候補に入れて同じ間取りを提案してもらう方法もあります。
価格、断熱、開口、外壁、耐震、メンテナンスまで含めて比較すると、構造の違いがかなり具体的になります。
両方を比較したい場合は、注文住宅の木造と鉄骨を比較した記事でも詳しく紹介しています。
シャーウッドで確認したい点
積水ハウスの木造住宅を検討しているなら、候補になるのがシャーウッドです。
シャーウッドでは、専用金物を使うMJ接合システム、柱と基礎を直接つなぐ基礎ダイレクトジョイント、高強度耐力壁などを組み合わせた独自構法が採用されています。
接合部まで見る
木造軸組住宅では、柱と梁をどう接合するかが重要です。
シャーウッドでは木材の断面欠損を抑えながら専用金物で接合する仕組みが使われています。
また、一般的な木造住宅で見られる基礎上の土台を介さず、基礎と柱を専用金物で直接つなぐ構成も特徴です。
個別プランで確認する
ただし、ここでも「シャーウッドだから全部同じ」と考えないことが大切です。
階数、建物形状、窓、吹き抜け、屋根、敷地条件などによって設計内容は変わります。
あなたの間取りで、耐震等級をどう確認するのか、どの構造計算や評価を行うのかまで説明してもらうことをおすすめします。
最初の担当者も大切
構造の話は専門用語が多いので、カタログを渡して終わる担当者より、「なぜこの壁が必要なのか」「この大開口をどう成立させるのか」を自邸の図面で説明してくれる担当者の方が私は安心できます。
私自身、積水ハウスで建てて感じたのは、会社の技術力だけでなく、その技術をあなたのプランへ落とし込んで説明してくれるチームが大切だということです。
積水ハウスのシャーウッドを候補にしていて、まだ展示場訪問や資料請求などの商談を始めていない場合は、すまつなの積水ハウス紹介サポートから相談できます。
構造や耐震性能について具体的に話せる担当者へつながるよう、建築予定地域や希望内容に応じて橋渡しします。
木造住宅の耐震性FAQ
Q1. 木造住宅は震度7で倒壊しませんか?
A. 震度7という表示だけから、個別の住宅が倒壊するかどうかを断定することはできません。
震度は観測地点での揺れを表す指標で、地震波の周期や継続時間、地盤条件、建物形状などによって住宅への影響は変わります。
耐震等級、構造確認方法、地盤、基礎、施工品質などを含めて一邸ごとに確認することが大切です。
Q2. 耐震等級3なら安心ですか?
A. 耐震等級3は住宅性能表示制度で最も高い等級ですが、地震で絶対に損傷しないことを保証する数字ではありません。
私は等級だけで終わらせず、どの方法で構造安全性を確認しているのか、評価書を取得するのか、地盤や基礎までどう計画するのかをセットで確認することをおすすめします。
Q3. 構造計算は必ず必要ですか?
A. 木造住宅の規模や構法などによって構造安全性の確認方法が異なるため、すべての戸建住宅で同じ構造計算方法が義務になるわけではありません。
4号特例の見直し後は木造2階建てなどで建築確認時の構造関係図書の審査範囲が広がっていますが、それと許容応力度計算の一律義務化は別です。
Q4. 制震ダンパーは付けるべきですか?
A. 制震ダンパーは建物の変形を抑えるための選択肢ですが、まず建物本体の耐震設計が土台になります。
採用するなら、製品名だけでなく配置、本数、働き方、繰り返しの揺れへの考え方、点検や交換条件まで確認すると判断しやすくなります。
Q5. 2階が揺れる家は危険ですか?
A. 2階で揺れを感じることだけでは、住宅の耐震性能に問題があるとは判断できません。
上階では振動を感じやすい場合があり、日常的な振動と大地震時の構造安全性は別に考える必要があります。
大きな振動や建具の異常、亀裂などが続く場合は、住宅会社の点検体制を利用して状況を確認することになります。
木造住宅の耐震性まとめ
現在の木造住宅は、木造という理由だけで地震への性能が低いとは言えません。
耐震性能を左右するのは、耐力壁の量と配置、床や屋根の水平構面、柱と梁の接合部、基礎、地盤、建物形状などを含む一邸全体の構造計画です。
耐震等級3を目指すなら、「等級3です」という言葉だけでなく、評価書を取得するのか、どの方法で構造安全性を確認するのかまで聞いてください。
許容応力度計算を採用している住宅なら、どの荷重と部材を確認しているのかまで説明してもらうと、その会社の構造への向き合い方が分かります。
また、2025年4月の4号特例見直しによって木造2階建てなどの建築確認時の審査範囲は広がりましたが、すべての住宅で許容応力度計算が一律に義務化されたわけではありません。
そして「震度7対応」という言葉も、絶対に無傷という意味ではありません。
耐震、制震、免震の役割を分け、繰り返す揺れ、地盤、基礎、施工品質まで含めて見ることが、地震に備えた住宅会社選びにつながります。
- 耐震等級3を個別プランで取得するか確認する
- 構造安全性を確認する計算方法を聞く
- 大開口や吹き抜けをどう成立させるか聞く
- 地盤調査と基礎設計まで一緒に確認する
- 制震装置は耐震設計と分けて考える
- 住宅性能評価書など書面で性能を残す
積水ハウスのシャーウッドが候補なら、独自構法の名前だけで判断せず、あなたの間取りでどのような耐震性能になるのかまで説明してもらってください。
まだ積水ハウスと商談を始めていない段階であれば、すまつなの紹介相談窓口から、構造や耐震について具体的に相談できる担当者への橋渡しもお手伝いしています。





