こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。
「木の質感に囲まれた、おしゃれな平屋に住みたい」
そう思った時、真っ先に候補に上がるのが住友林業の平屋「GRAND LIFE」ではないでしょうか。
広大なリビングから続くウッドデッキ、深い軒(のき)が落とす美しい影。
モデルハウスやSNSで見かける実例は、まさに私たちが憧れる「平屋暮らし」そのものです。
しかし、いざ真剣に検討を始めると、現実的な不安が頭をもたげてきませんか?
「30坪で4,000万円という価格は適正なのか?」
「大開口の窓は憧れるけれど、冬の寒さは大丈夫なのか?」
「木の外壁や内装は、将来のメンテナンス費用が膨大になるのではないか?」
私自身、積水ハウスで家を建てる前は、住友林業さんのWebサイトを徹底的にリサーチし、その圧倒的なデザイン力に心を奪われた一人です。
だからこそ、その魅力も、そして冷静に見極めるべきリスクもよく理解しています。
この記事では、住友林業の平屋の価格感や間取りの特徴、そして多くの施主様が直面する「後悔ポイント」を、私が最終的に選んだ積水ハウスの視点と比較しながら、忖度なしで解説します。
一生に一度の家づくり。
雰囲気だけで決めて後悔しないために、ぜひ最後までお付き合いください。
記事のポイント
- 住友林業の平屋は30坪で総額4,000万円(坪133万円)がスタートラインである
- 建物本体価格と「住める状態の総額」には坪単価で50万円以上の差が出ることがある
- 積水ハウスの「ぐるりん断熱」や「ベルバーン」と比較することで見えてくるメリットがある
- 紹介割引制度には「公式な3%ルール」は存在しないが、オーナー経由の実質的なメリットは大きい
住友林業の平屋が選ばれる理由
住友林業の平屋が、なぜこれほどまでに多くの人を惹きつけるのか。
その理由は、単なる「木の家」という枠を超えた、独自の設計思想とブランド力にあります。
私もWebサイトの実例写真を見た瞬間、「あ、これは違うな」と直感的に感じたのを覚えています。
画面越しでも伝わる空気が違うというか、空間の使い方がとにかく贅沢なんですよね。
平屋ブランド「GRAND LIFE」の魅力
住友林業が提案する平屋ブランド「GRAND LIFE(グランドライフ)」の最大の特徴は、内と外をシームレスにつなぐ空間設計です。
平屋の特権である「庭との距離の近さ」を最大限に活かすため、リビングの床とウッドデッキの高さを揃えたり、天井材を軒天(のきてん)まで連続させたりすることで、視覚的な広がりを演出します。
窓を開け放てば、リビングと庭が一体化して、まるで森の中にいるような感覚になれる。
これが「GRAND LIFE」の真骨頂でしょう。
そして、これを技術的に支えているのが、住友林業独自の「ビッグフレーム構法(BF構法)」です。
一般的な木造住宅(在来工法)では、建物を支えるために一定の間隔で「耐力壁」や「筋交い」を入れる必要があります。
これが邪魔をして、どうしても大空間を作りにくいという弱点がありました。
しかし、BF構法は違います。
一般的な柱(105mm角)の約5倍の幅を持つ、560mmという極太の「ビッグコラム(大断面集成柱)」を使用し、それ自体を強固な壁として機能させるのです。
さらに、柱と梁を専用の金物で直接接合する「メタルタッチ接合」を採用することで、ラーメン構造(鉄骨造などで使われる枠組み構造)に近い強靭な骨格を実現しています。
これにより、壁の量を減らしながらも耐震性を確保できるため、コーナーサッシや幅数メートルに及ぶ連続窓といった、大胆な設計が可能になるわけです。
私が検討時に見た実例写真でも、コーナー部分に柱がなく、ガラス越しに庭の緑がパノラマで飛び込んでくる設計で、本当に圧倒されました。
「木造でここまでできるのか…」と、正直驚きましたね。
このBF構法こそが、住友林業の平屋が他社の木造平屋と一線を画す、決定的な理由と言えるでしょう。
銘木とおしゃれな実例の圧倒的質感
そして何より、住友林業といえば「木」の質感です。
これはもう、理屈抜きにカッコいい。
住友林業は、その名の通り「林業」をルーツに持ち、世界中の森林から良質な木材を調達できる商社としての機能も持っています。
そのため、ウォルナット、チーク、オーク、マホガニーといった世界三大銘木を含む高級無垢材を、標準仕様(商品による)やオプションでふんだんに採用できるのです。
特に私が「ずるいな〜(褒め言葉)」と思ったのが、床材だけでなく、壁や天井への木の使い方の巧みさです。
例えば、「ウッドタイル」と呼ばれる木片を組み合わせた壁面装飾や、天井に木目の板を貼る「ハーモシーリング」。
これらに間接照明を当てると、木の凹凸が美しい陰影を生み出し、夜の雰囲気が抜群に良くなるんです。
SNSなどで「住友林業 平屋」と検索すると、ため息が出るようなおしゃれな実例がたくさん出てきますよね。
その多くは、こうした銘木の風合いと、照明計画が完璧に計算された空間です。
まるで高級ホテルやリゾート旅館のような、「非日常」を自宅で味わえる。
この圧倒的な「木質感(もくしつかん)」に惚れ込んで、住友林業を選ぶ方が多いのも納得です。
ただし、ここで一つ冷静になっていただきたいのは、展示場やSNSで見かける「映える」仕様の多くは、高額なオプションである可能性が高いということです。
無垢床(特にチークやウォルナットなどの銘木)、ウッドタイル、ハーモシーリング、これらを盛り込んでいけば、見積もり金額はどんどん跳ね上がっていきます。
「雰囲気だけで決めてしまったけれど、見積もりを見たら予算オーバーで、結局普通のフローリングになってしまった…」なんてことにならないよう、標準仕様とオプションの境界線をしっかりと見極める必要があります。
住友林業平屋の価格と坪単価の現実
さて、ここからが本題であり、一番シビアな現実の話です。
夢のような空間には、相応の対価、つまり「お金」が必要です。
昨今の資材価格の高騰を経て、2026年現在、大手ハウスメーカーの建築費用は軒並み高止まりしています。
住友林業も例外ではありません。
30坪で総額4000万円の壁と「坪単価の罠」
現在の市場価格において、住友林業で平屋を建てる場合、「30坪で総額4,000万円」というのが一つの現実的な目安、あるいはスタートラインとなっています。
「えっ、30坪で4,000万円!? そんなにするの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
しかし、これには明確な理由があり、さらに言えば「4,000万円で収まれば良い方」という現実さえあります。
| 要因 | 解説 |
|---|---|
| 平屋特有のコスト増 | 同じ延床面積の2階建てと比較して、基礎と屋根の面積が単純計算で約2倍になります。これらは建築コストの中で大きなウェイトを占めるため、坪単価が割高になります。 |
| BF構法の部材費 | 一般的な在来工法に比べ、巨大な柱(ビッグコラム)や専用金物を使用するBF構法は、原価そのものが高価です。 |
| 諸費用の高騰 | 建物本体以外にかかる給排水工事費、地盤改良費、設計料、そして外構費用なども、人件費や資材費の高騰により値上がりしています。 |
特に注意したいのが、「坪単価」の罠です。
ハウスメーカーの広告などで見かける「坪単価」は、あくまで「建物本体価格」のみを指していることが多く、これだけを見て予算を組むと痛い目を見ます。
実際に私が建てた積水ハウスの実例データを包み隠さず公開すると、その差は歴然です。
私の家(約46.7坪)の場合、「建物本体価格」だけなら坪単価は約107万円でした。
しかし、オプションや給排水工事などを含めた「建築工事費」では坪約153万円。
さらに諸費用まで含めた「総額(土地代除く)」では、坪約160万円になりました。
つまり、本体価格と実際に住むための総額では、坪単価で50万円以上もの差が開くことがあるのです。
住友林業の場合も同様に、30坪の平屋で総額4,000万円(坪約133万円)というのは決して高い数字ではなく、こだわりを詰め込めば、私のように坪160万円(総額4,800万円前後)になることも十分にあり得るのです。
注文住宅の建築資金について
住宅金融支援機構の調査でも建設費は上昇傾向にあります。大手ハウスメーカーの「坪単価」を見る際は、それが「本体のみ」なのか「諸費用込み」なのかを必ず確認してください。
(出典:住宅金融支援機構『フラット35利用者調査』)
25坪なら3000万円台は可能か
「4,000万円はさすがに厳しい…予算を抑えるために、坪数を減らして25坪くらいにすれば、3,000万円台で収まるのでは?」
そう考える方もいらっしゃると思います。
結論から言えば、25坪(約82平米)までコンパクトにし、仕様を厳選すれば、総額で3,000万円台前半〜半ばでの建築も射程圏内に入ってくるでしょう。
住友林業には「Forest Selection BF(フォレストセレクション)」というセミオーダー(規格住宅)の商品もあり、これらを活用することでコストを抑えることも可能です。
ただし、ここで慎重に考えてほしいのが、「25坪の平屋での生活」です。
25坪というと、マンションで言えば広めの3LDK程度ですが、戸建ての場合はここから壁の厚みや廊下、玄関スペースなどが引かれるため、有効居住面積はさらに狭く感じる場合があります。
ご夫婦二人暮らしであれば、非常に快適で贅沢な空間になるでしょう。
しかし、お子様がいらっしゃるファミリー世帯の場合、25坪は正直かなりタイトです。
LDKを広く取ろうとすれば個室は4.5畳以下になり、収納スペースも最低限になります。
将来お子様が成長した時に「やっぱり狭い」と後悔するリスク、あるいは収納が足りずに物が溢れてしまい、せっかくの「住友林業のおしゃれな空間」が台無しになってしまうリスクも考慮しなければなりません。
「住友林業というブランド」を取るか、「生活に必要な広さとゆとり」を取るか。
3,000万円という予算の中では、他の中堅メーカーであれば35坪以上のゆとりある平屋が建てられる可能性もあります。
この価格帯では、非常にシビアな選択を迫られることになるでしょう。
◆北川のワンポイントアドバイス
予算3,000万円の壁は厚いです。
もし「どうしても住友林業がいい!」という強い想いがあるなら、規格住宅の検討はもちろんですが、「キッチンハウスのキャンペーン」や「決算時期」などを狙うのも一つの手です。
ただ、私が積水ハウスの担当者に聞いた実情としては、「決算期だからといって劇的に安くなる(特別な値引き枠が出る)わけではない」というのが真実のようです。
それよりも、私のように既存オーナーからの「紹介制度」を使って、最初から有利な条件を引き出すことの方が、確実性は高いと思います。
住友林業の平屋で後悔しやすい点
デザインとブランド力は申し分ない住友林業ですが、実際に契約し、住み始めてから「ここは盲点だった」「もっと考えておけばよかった」と後悔されがちなポイントも確実に存在します。
これは住友林業が悪いという話ではなく、どのハウスメーカーにも得意・不得意があるという話です。
しかし、一生に一度の買い物で「知らなかった」は済まされません。
ここでは、特に平屋を検討する上で避けては通れない2つの大きなリスクについて、深く掘り下げて解説します。
大開口による「寒さ」のリスク
住友林業の平屋を選ぶ最大の動機の一つが、BF構法が可能にする「大開口の窓」でしょう。
リビングの壁一面がガラス張りになり、庭と一体化する開放感は、他では代えがたい魅力です。
しかし、この「窓」こそが、住宅の温熱環境においては最大の弱点(アキレス腱)となり得るのです。
物理的な事実として、冬場の暖房熱の約60%は「窓(開口部)」から流出していきます。
壁や天井にどれだけ分厚い断熱材を入れても、窓の性能が低ければ、そこから熱はどんどん逃げていきます。
特に平屋は、2階建てに比べて1階の床面積が広く、地面に近い暮らしとなります。
地面からの冷気(底冷え)の影響を受けやすい構造である上に、大開口の窓を設けることで、窓際で冷やされた空気が床を這うように広がる「コールドドラフト現象」が発生しやすくなります。
「おしゃれな大開口リビングにしたけれど、冬は窓際が寒くて近づけない」
「暖房をガンガン入れているのに、足元がスースーして落ち着かない」
SNSや口コミサイトで、住友林業の施主様からこうした声が上がるのは、デザイン優先で窓を大きくしすぎた結果、断熱性能とのバランスが崩れてしまったケースが多いです。
後悔しないためには、以下の対策を強くおすすめします。
- 窓のグレードアップ: 少なくともリビングなどの主要な居室の窓は、「樹脂サッシ」や「トリプルガラス」に変更する。これだけで数十万円のコストアップになりますが、30年間の光熱費と快適性を考えれば安い投資です。
- 床暖房の採用: 足元の寒さを解消するために、エネファームやヒートポンプ式の床暖房を導入する。住友林業の無垢床は床暖房対応のものも多いですが、種類が限られる場合があるので確認が必要です。
- ハニカムシェード等の活用: デザインを損なわない範囲で、断熱性の高いウィンドウトリートメント(カーテン類)を計画段階から組み込む。
「開放感」と「快適性(暖かさ)」はトレードオフの関係にあります。
カタログの素敵な写真だけでなく、真冬の夜にそのリビングで過ごす自分たちの姿を想像し、断熱への投資を惜しまないことが重要です。
窓からの熱流出について
冬の暖房時に家から逃げる熱のうち、約58%が開口部(窓やドア)から流出するというデータがあります。窓の断熱対策がいかに重要かが分かります。
(出典:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会『開口部からの熱の流出入』)
将来のメンテナンスコストの不安
もう一つの大きな懸念点が、入居後にじわじわとしかかってくる「将来のメンテナンスコスト」です。
住友林業の家は「木」や「自然素材」を多用することが魅力ですが、自然素材は工業製品に比べて、どうしても経年劣化が進みやすいという側面を持っています。
① 外壁の塗り替えコスト
住友林業で人気の外壁といえば、貝殻や珊瑚を混ぜ込んだ吹付外壁「シーサンドコート」や、オリジナルのサイディングです。
これらは非常に風合いが良く、高級感がありますが、基本的には「塗装品」です。
環境にもよりますが、一般的に10年〜15年(高耐久仕様でもそれ以上)のサイクルで、再塗装や目地(シーリング)の打ち替えメンテナンスが必要になります。
平屋は足場を組む高さが低い分、2階建てよりは足場代が安く済むと言われますが、それでも外壁全体の塗装となれば、100万円単位の出費は避けられません。
30年住む間に2回塗り替えが必要だとすれば、それだけで200万円〜300万円近い将来コストを見込んでおく必要があります。
② 「木部」のメンテナンス
さらに悩ましいのが、住友林業ならではの「深い軒天(のきてん)」や「ウッドデッキ」、「木製格子」などの木部です。
これらに本物の木(天然木)を使用している場合、紫外線や雨風にさらされることで、数年で色が抜け、シルバーグレーに変色していきます。
これを「味わい」と捉えられれば良いのですが、新築時の美しい飴色や茶色を維持したい場合、数年おきに保護塗料(キシラデコールなど)を塗り直す必要があります。
私の知人で、木製のウッドデッキを採用した方がいますが、「最初は良かったけど、毎年の塗装が面倒で、結局ボロボロになって撤去してしまった」と嘆いていました。
「木質感」への憧れだけで採用すると、その後の維持管理の手間と費用に疲弊してしまうリスクがあることは、契約前に知っておくべき残酷な現実です。
私が積水ハウスを選んだ決定打
ここまで、住友林業の平屋の魅力とリスクについてお話ししてきました。
実は、私自身も当初は「木の家」に強く惹かれており、住友林業は最有力候補の一つでした。
カタログを取り寄せ、展示場に行き、あの素晴らしい空間体験に心を奪われかけたことも一度や二度ではありません。
しかし、最終的に私は積水ハウスを選びました。
それは、平屋における「快適性」と「経済性(メンテナンス性)」、そして「構造の選択肢」という3つの点において、積水ハウスの方に明確な優位性を感じたからです。
「ぐるりん断熱」が叶える快適性
私が積水ハウスの工場見学(住まいの夢工場)に行き、実際に体験宿泊をして感動したのが、積水ハウス独自の断熱技術「ぐるりん断熱」です。
これは、天井・壁・床という家の外皮を、部位ごとの特性に合わせた高性能な断熱材で隙間なく「ぐるり」と包み込む技術です。
特に私が重要視したのは、「基礎断熱」の考え方です。
先ほど「平屋は底冷えする」という話をしましたが、積水ハウスの場合、床下の基礎部分にも断熱材を施工し、床下からの冷気を徹底的に遮断する仕様になっています(仕様により異なりますが、高い断熱グレードが選べます)。
これにより、大空間のリビングであっても、足元から天井まで温度ムラが非常に少なく、冬でも「スリッパなしで歩ける」ほどの快適性を実現していました。
また、窓に関しても「SAJサッシ(超高断熱アルミ樹脂複合サッシ)」など、標準仕様のレベルが高く、断熱性能等級5やZEH基準をクリアすることが当たり前の基準になっています。
「おしゃれなだけでなく、科学的に快適な家」。
この安心感は、寒がりの私や家族にとって、デザイン以上に重要な決定打となりました。
陶版外壁ベルバーンの圧倒的経済性
そして、もし私が木造の平屋を建てるなら、絶対にこれを選んでいたであろう最強の武器。
それが、積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」だけで選べる外壁、陶版外壁「ベルバーン」です。
ベルバーンは、その名の通り「陶器(焼き物)」でできています。
お茶碗や壺が、何百年土の中に埋まっていても色褪せないのと同じで、焼き物は紫外線による化学変化(劣化)をほとんど受けません。
つまり、「塗装の塗り替えが基本的に不要」なのです。
住友林業の外壁で懸念していた「10年〜15年ごとの塗装メンテナンス費用(数百万)」が、ベルバーンなら掛からない。
これは、30年、50年という長いスパンで見た時の「トータルコスト」において、圧倒的な差を生みます。
ベルバーンが最強である3つの理由
- メンテナンスフリー: 塗装ではないため塗り替え不要。目地の交換サイクルも非常に長い(30年程度)。
- 唯一無二の質感: 焼き物特有の温かみのある手触りと、光の当たり方で表情を変える重厚感は、サイディングや吹付では出せない高級感がある。
- 高耐久: 硬いものが当たっても傷つきにくく、火にも強い。まさに「家を守る鎧」です。
「木の家の温かみは欲しいけれど、将来のメンテナンス費で苦労したくない」
そんなわがままな願いを叶えてくれるのが、積水ハウスのシャーウッドであり、ベルバーンなのです。
初期費用は多少高くても、ランニングコストで十分元が取れる。
この「賢い経済性」は、長く住む家だからこそ重視すべきポイントだと私は確信しました。
あわせて読みたい:積水ハウスのベルバーンは何が良い?実例と色選び・注意点まとめ
鉄骨・木造で叶う大空間の平屋
積水ハウスのもう一つの強みは、「鉄骨(イズ)」と「木造(シャーウッド)」のどちらの構造も自社で持っており、どちらも超一流であるという点です。
私は最終的に、プライバシーを極限まで確保した「コートハウス(中庭のある家)」を希望し、より大開口やオーバーハング(跳ね出し)などの大胆な設計が可能で、耐震性への絶対的な安心感がある「鉄骨造(イズ)」を選びました。
しかし、もし敷地条件や好みが違っていれば、木造のシャーウッドを選んでいた可能性も十分にあります。
住友林業に行けば「木造が良いですよ」と提案されますし、鉄骨メーカーに行けば「鉄骨が良いですよ」と提案されます。
しかし積水ハウスに行けば、「あなたの要望なら鉄骨が合いますね」「この土地なら木造のシャーウッドで深い軒を出しましょう」と、フラットな視点で最適な構造を提案してもらえます。
特に平屋においては、構造の制約を受けやすいため、この「選択肢の広さ」は理想の間取りを実現する上で非常に大きなアドバンテージになります。
私の家のように、要塞のような壁で囲まれた中庭を作るなら鉄骨、自然と調和する開放的な平屋なら木造、といった使い分けができるのは、業界最大手の積水ハウスならではの強みでしょう。
失敗しない間取りと実例の見方
どのメーカーで建てるにせよ、平屋づくりで失敗しないためには、情報の「見方」が重要です。
カタログやウェブサイトの綺麗な写真に惑わされず、自分たちの生活に即したリアルな視点を持つ必要があります。
モデルハウスと現実のギャップ
住宅展示場にある平屋のモデルハウスに行ったことはありますか?
天井が高く、廊下も広々としていて、生活感のない美しい家具が置かれていますよね。
しかし、あれはあくまで「夢を見させるための装置」です。
モデルハウスの延床面積は50坪〜80坪以上あることも珍しくありませんし、使われている部材や設備も最高級のオプション仕様(フルスペック)です。
「このモデルハウスと同じ雰囲気で建てたいです」と営業さんに伝えて、出てきた見積もりが1億円を超えていた、なんていうのは笑い話ではなくよくある話です。
30坪〜35坪という現実的なサイズで平屋を建てる場合、モデルハウスのような「無駄な余白」は作れません。
廊下を極力減らし、収納を効率的に配置し、時にはLDKの広さを妥協する必要も出てきます。
モデルハウスのイメージのまま契約してしまうと、完成した我が家を見て「あれ?なんか狭い?」「思ったより天井が低い?」と、ギャップに苦しむことになります。
だからこそ、重要なのは「実際のオーナーが建てた30坪前後の平屋」を見せてもらうことです。
積水ハウスなら「住まいの参観日」、住友林業なら「入居宅見学会」といったイベントが定期的に開催されています。
これらに参加し、以下のポイントを自分の目で確認してください。
- 30坪のリアルな広さ: 家具が入った状態で、家族4人がLDKに居ても狭くないか。
- 収納の量: 平屋は収納不足になりがちです。実際にどこに何をしまっているか。
- 冬場の室温: 床暖房を入れているか、窓際が寒くないか(オーナーさんの生の声を聞くのが一番です)。
- 経年変化: 築5年、10年の家を見せてもらい、床の傷や外壁の汚れ具合を確認する。
私自身も、積水ハウスの橋爪店長に案内されていくつもの実例(完成現場)を見学しました。
そこで「30坪って意外とこれくらいなんだ」「この窓の大きさならカーテンはいらないな」といった具体的な感覚を掴めたことが、後悔のない家づくりに繋がりました。
後悔しない平屋づくりのために
住友林業の平屋は、そのブランド力、デザイン性、木の質感において、間違いなく素晴らしい価値を持っています。
予算が潤沢にあり、メンテナンスの手間も「味」として楽しめる方にとっては、最高の選択肢の一つでしょう。
しかし、「木の雰囲気が素敵だから」という理由だけで、性能や将来のコストリスクに目をつぶって契約してしまうと、長く住む中で「寒さ」や「維持費」という現実に直面し、後悔することになりかねません。
大切なのは、徹底的な「比較検討」です。
住友林業の見積もりだけを見て悩むのではなく、同じ「高級注文住宅」のカテゴリにある積水ハウスなどの他社からも話を聞き、プランを提案してもらうこと。
「同じ予算なら、積水ハウスのシャーウッドならどんな家が建つのか?」
「ベルバーンを採用したら、30年後のトータルコストはどう変わるのか?」
「鉄骨で柱のない大空間を作ったら、間取りはどう変わるのか?」
比較することで初めて、それぞれのメーカーの「強み」と「弱み」が立体的に見えてきます。
その上で、「やっぱり住友林業のデザインが好きだ」と選ぶなら、それは納得のいく最高の決断になるはずです。
もし、あなたが「木の質感は捨てがたいけれど、性能やメンテナンスも妥協したくない」と迷っているなら、一度積水ハウスのシャーウッドも検討のテーブルに乗せてみてはいかがでしょうか。
ベルバーンという強力な武器を持ち、ぐるりん断熱で守られた木の家は、あなたの不安を解消する一つの答えになるかもしれません。
最後に、少しでもお得に、そして何より私が出会ったような「最高の担当者」と家づくりを始めるための方法をご紹介して、この記事を締めくくりたいと思います。
住友林業・積水ハウスに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 住友林業の平屋は本当に寒いのでしょうか?
A. 「寒い」という口コミが見られるのは事実ですが、これは主に標準仕様のまま断熱対策を行わずに大開口を採用した場合に起こりやすい現象です。オプションで断熱材を増量したり、窓をトリプルガラスに変更したりすることで、十分に暖かい家を建てることは可能です。ただし、その分建築コストは上がりますので、予算計画に組み込んでおく必要があります。
Q2. 平屋を建てるのに必要な土地の広さはどれくらいですか?
A. 駐車場(2台分)や庭を確保しつつ、30坪程度の平屋を建てるなら、最低でも50坪〜60坪程度の土地は欲しいところです。都市部で建ぺい率(敷地に対して建てられる建物の割合)が厳しい地域では、さらに広い土地が必要になる場合もあります。土地探しの段階からハウスメーカーに相談することで、平屋に適した土地を見つけやすくなります。
Q3. 住友林業と積水ハウス、どちらが高くなりますか?
A. 一般的にはどちらも高価格帯のメーカーですが、選ぶ仕様によって逆転するため一概には言えません。ただ、私の実体験からの感覚では、外壁に「ベルバーン」や「ダインコンクリート」といった最高級部材を採用した積水ハウスの方が、初期費用(イニシャルコスト)はやや高くなる傾向にあります。しかし、将来のメンテナンス費まで含めた「トータルコスト(ライフサイクルコスト)」で比較すると、塗り替え不要な積水ハウスの方が結果的に安くなるケースも多いと考えられます。
Q4. 積水ハウスをお得に建てる方法はありますか?
A. 「オーナー紹介」を活用するのが最も確実な方法です。よくネット上で「紹介割引3%」と書かれていますが、積水ハウスに公式な「3%割引ルール」という制度自体は存在しません。しかし、私のような既存オーナーを通じて店長クラスの担当者を紹介することで、最大限の優遇や優秀な担当者のアサインといった特別なメリット(実質的に3%相当以上になることも多い)を受けられます。展示場に行ってアンケートを記入してしまうと使えなくなるため、必ず「最初の接触前」に紹介を受ける必要があります。
積水ハウスの検討を始める方へ
私が利用した「オーナー紹介」について、詳しい仕組みやメリットを解説しています。
展示場に行く前に知っておかないと損をしてしまう情報ですので、ぜひ一度目を通してみてください。
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