こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。
「住友林業の家って、素敵だけど高いんでしょ?」
「標準仕様だけで満足できるの?結局オプションで金額が跳ね上がるんじゃ…」
そんな不安や疑問を抱えていませんか?
実は、私も自宅を建てる際、積水ハウスと並んで住友林業も真剣に検討しました。
住友林業ならではの圧倒的な木の質感、おしゃれな空間提案は本当に魅力的ですよね。
特に2025年の最新仕様では、キッチン周りを中心に「えっ、これが標準でいいの?」と驚くようなグレードアップが行われています。
一方で、カタログには載らない「隠れた費用」や、長く住む上で見落としがちな「メンテナンス性」の違いも存在します。
この記事では、現役の施主であり、徹底的にハウスメーカーを比較研究した私の視点から、住友林業の標準仕様の「リアルな価値」と「注意点」を包み隠さず解説します。
後悔しない家づくりのために、ぜひ最後までお付き合いください。
記事のポイント
- 住友林業の標準キッチン(LIXIL・キッチンハウス・トクラス)の特徴と選び方
- 洗面台やお風呂など、水回り設備の標準グレードと造作の費用感
- 「木質感」を演出する住友林業クレスト製の内装・収納家具の魅力
- 積水ハウスと比較した際の「構造・メンテナンスコスト」の違いと賢い比較術
住友林業の標準仕様は高級か?
結論から単刀直入にお伝えすると、住友林業の「標準仕様」は、一般的なハウスメーカーと比較してかなりハイグレードな設定になっています。
「標準」という言葉の響きから、いわゆる「普通のグレード」を想像される方も多いかもしれませんが、住友林業においてはその認識は少し改めた方が良いかもしれません。
特に「Premium Tree Identity」を掲げる同社では、木質感を活かした無垢床材や、見栄えのするハイエンドな設備機器が最初からベースラインに含まれています。
これは、一般的な建売住宅や中堅メーカーであれば、数十万円単位の追加費用を払ってようやく手が届く「高級オプション」レベルであることが多いのです。
私自身、積水ハウスで契約する前に住友林業の仕様情報を徹底的にリサーチしましたが、「この部材が標準で入っているのか…」と驚かされる場面が何度もありました。
つまり、無理にオプションを追加して飾り立てなくても、標準仕様のままで十分にモデルルームのような上質で洗練された空間が作れるポテンシャルを持っている。
それが住友林業の標準仕様の正体です。
ここがポイント
住友林業の「標準」は、他社で言うところの「プレミアム仕様」に近いと考えて間違いありません。
見積もりの表面上の金額だけを見ると高く感じるかもしれませんが、そこに含まれている部材や設備のグレードを細かく分解していくと、実はコストパフォーマンスが非常に高いことに気づくはずです。
キッチンの標準は3社がラインナップ
家の顔とも言えるキッチン。
ここにお金をかけるかどうかで、LDK全体の印象が決まると言っても過言ではありません。
2025年の住友林業では、LIXIL(リクシル)、キッチンハウス(Kitchenhouse)、トクラス(Toclas)の3社が強力な標準ラインナップとして用意されています。
それぞれのメーカーに強烈な個性があり、どれを選ぶかで暮らし方そのものが変わってきます。
LIXILリシェルのセラミック天板
2025年モデルにおける最大の衝撃であり、私が積水ハウス施主として最も「うらやましい!」と嫉妬してしまったポイント。
それが、LIXILのフラッグシップモデル「リシェル」で、セラミックトップが標準採用されたことです。
キッチンを検討されたことがある方ならご存知かと思いますが、これまでセラミックトップといえば、その製造難易度と素材コストの高さから、オプション費用として20万円〜30万円程度の追加が必要な、まさに「高嶺の花」でした。
それが、住友林業では標準仕様(追加費用なし)で選べるようになったのです。
これは業界の常識を覆す設定であり、住友林業の調達力の凄まじさを物語っています。
なぜセラミックトップが凄いのか?
セラミックトップには、従来のステンレスや人造大理石にはない、圧倒的な3つのメリットがあります。
- 驚異的な耐熱性:
高温のフライパンや鍋を、鍋敷きなしで直接置いても変色や変形が起きません。調理のたびに鍋敷きを探す手間から解放され、作業動線が劇的にスムーズになります。 - ダイヤモンド級の耐傷性:
非常に硬度が高いため、金属製の包丁や調理器具がガツンと当たっても傷がつきにくいです。まな板なしでパンを切ることも可能と言われるほどの強さを持っています。 - 汚れを寄せ付けない耐汚性:
吸水率がほぼゼロに近いため、醤油やワイン、コーヒーなどをこぼしても染み込みません。サッと拭くだけでリセットでき、経年劣化による変色もほとんどありません。
特に、共働きで忙しい子育て世代の方にとって、「傷や汚れを気にして慎重に使う」というストレスから解放されることは、QOL(生活の質)を直接的に向上させる大きなメリットになります。
「料理が好きで、キッチンを家の主役にしたい」「いつまでも新品のような美しさを保ちたい」という方にとって、このセラミックトップが標準で手に入るという一点だけでも、住友林業を選ぶ決定的な理由になり得るインパクトがあります。
◆北川のワンポイントアドバイス
正直な話、私が建てている積水ハウスでもLIXILのキッチンは選べますが、標準設定の範囲や掛率(割引率)の違いで、セラミックトップにするにはそれなりの差額オプションが発生するケースが多いです。
住友林業さんがここまでキッチンに力を入れているのは、「木質感」だけでなく「家事の実利」でも勝負に出ている証拠だと感じますね。
キッチンハウスの価格と注意点
おしゃれなキッチンの代名詞とも言えるオーダーキッチンメーカー「キッチンハウス(Kitchenhouse)」。
家具のような美しいデザインと、高いカスタマイズ性で、インスタグラムなどのSNSでも圧倒的な人気を誇っています。
住友林業では、このキッチンハウスとの提携モデル(ベーシックプラン)が用意されており、非常に多くの施主さんが採用されています。
価格変動と2025年の朗報
キッチンハウスの提携価格は、ここ数年の資材高騰や円安の影響を受け、激しい変動を見せてきました。
私がリサーチした情報によると、2024年初頭にはベーシックプランの価格が220万円台まで高騰し、「予算オーバーで諦めざるを得ない」という声も多く聞かれました。
しかし、2025年仕様では戦略的な価格調整が行われ、190万円台まで引き下げられているという情報があります。
これは、これから契約する方にとっては非常に大きな朗報です。
一般的な建材価格が上昇を続ける中で、この「値下げ」は異例中の異例。
住友林業専用ラインの生産効率向上などによる企業努力の賜物でしょう。
「標準」に含まれないオプションの罠
ただし、ここで一つ大きな注意点があります。
住友林業のカタログ上で「標準設定」や「提携価格」とされていても、それはあくまでキッチンの「筐体(箱)」の基本価格であることが多いのです。
ここに注意!キッチンハウス採用のリアルな費用感
キッチンハウスを選ぶ方の多くが、「せっかくだから」と機能性を追求した結果、以下のような「必須級オプション」を追加することになります。
これらは基本プランには含まれていないことが多く、見積もりが跳ね上がる原因になります。
- 海外製食洗機(ボッシュ・ミーレ等):
約30万円〜(面材代含む)。洗浄力と大容量は魅力ですが、国産食洗機との差額は大きいです。 - タッチレス水栓:
約7万円〜。デザイン性の高いグースネックタイプなどを選ぶとさらに上がります。 - カップボード(背面収納)の拡張:
標準サイズから横幅を広げたり、吊戸棚を追加したりすると、数十万円単位で加算されます。
結果として、本体価格にプラスして50万円〜100万円近いオプション費用が発生することも珍しくありません。
「標準だから安心」と思わず、自分が欲しい機能を盛り込んだ詳細な見積もりを早めに出してもらうことが重要です。
トクラスのテノールカウンター
LIXIL、キッチンハウスに並ぶ第三の選択肢が、旧ヤマハの系譜を継ぐ「トクラス(Toclas)」です。
楽器製造で培った塗装技術と、自社製造の人造大理石技術においては、他社の追随を許さない圧倒的な品質を持っています。
住友林業仕様としてラインナップされているモデルでは、トクラス独自の「テノールカウンター」が選択可能です。
これは、通常の人造大理石に特殊な塗装技術を施し、鋳鉄や金属のようなタフで無骨な質感を再現したものです。
「質実剛健」な魅力とコストパフォーマンス
テノールカウンターの特徴は、とにかく「強い」こと。
缶詰を高いところから落としても割れにくく、熱いフライパンを置いても変色しにくいという、非常に高い耐久性を誇ります。
表面にわずかな凹凸があるため、傷がついたとしても目立ちにくく、経年変化も味わいとして楽しめるような素材感です。
LIXILのセラミックトップほどの派手さや、キッチンハウスのようなデザイン特化型の華やかさはありませんが、コストパフォーマンスと実用性のバランスにおいては最強の選択肢と言えるかもしれません。
標準価格帯も比較的抑えられているケースが多く、キッチンでの増額を抑えつつ、質の高いワークトップを手に入れたい「実利派」のユーザーから絶大な支持を得ています。
洗面台・お風呂・トイレの標準詳細
水回りは毎日何度も使う場所であり、家事の負担や日々の快適性に直結する重要なエリアです。
住友林業の標準仕様では、単なるデザイン性だけでなく、「掃除のしやすさ」や「将来の使いやすさ」を見据えたラインナップが用意されています。
クレスト洗面台とLIXILの機能
洗面化粧台は、主に住友林業グループの建材メーカーである「住友林業クレスト」製と、住宅設備最大手の「LIXIL」製から選ぶことになります。
どちらも高品質ですが、その設計思想は大きく異なります。
| メーカー | 特徴・メリット | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 住友林業クレスト | 【空間の統一美】 床材(プライムウッドや無垢材)や室内ドアと同じ木目シート・突板を使用できるため、洗面所が「設備」ではなく「家具」のような空間になります。収納量も豊富で、日本の生活様式に合った使いやすさがあります。 |
・デザイン重視の人 ・LDKと洗面所の雰囲気を統一したい人 ・「木の家」らしさを大切にしたい人 |
| LIXIL (ルミシス等) |
【機能美と清掃性】 水栓の吐水口が上部にある「キレイアップ水栓」により、根元の水垢汚れを物理的に防ぎます。また、排水口も「新てまなし排水口」など掃除の手間を減らす技術が満載です。 |
・機能性重視の人 ・日々の掃除を少しでも楽にしたい人 ・水回りの清潔感を最優先したい人 |
インスタグラムなどのSNSで見かける施工事例でも、玄関近くの手洗いにはデザイン性の高いクレスト製を、家族が毎日使う脱衣所の洗面台には掃除が楽なLIXIL製を採用するなど、場所によって使い分けている事例もありました。
おしゃれな造作洗面台の選択肢
InstagramなどのSNSで家づくり情報を調べていると、ホテルライクな「造作洗面台」に憧れる方も多いのではないでしょうか。
住友林業は「木」を扱うメーカーだけあって、造作家具の提案力も非常に高いです。
ただ、一から全てをフルオーダーで作ると、配管の取り回しや防水処理などの手間がかかり、費用も30万円、50万円と簡単に跳ね上がってしまいます。
そこで住友林業でよく採用されるのが、「標準の本体をベースにしたセミオーダー」という手法です。
コストを抑えておしゃれにする裏技
完全にゼロから作るのではなく、LIXILやクレストの標準洗面台の下台(キャビネット部分)はそのまま使い、上部の鏡(ミラーキャビネット)だけを施主支給の木枠ミラーに変更したり、鏡とカウンターの間に「名古屋モザイク」や「平田タイル」などのデザインタイルを貼ったりする方法です。
これならば、収納力やメンテナンス性といったメーカー既製品のメリットを享受しつつ、視線の集まる部分だけを自分好みにカスタマイズできます。
差額も数万円〜10万円程度で収まるケースが多く、コストパフォーマンス抜群の「プチ造作」として非常に人気があります。
また、最近のトレンドとして、玄関ホールや廊下に設置する「ただいま手洗い(セカンド洗面)」の需要も増えています。
住友林業では、奥行きを抑えたスリムな「コンパクト・ドレッサー」もラインナップされており、これらも標準仕様やそれに準ずる価格で採用できるため、ウィルス対策や来客時の手洗い動線として検討する価値は大いにあります。
お風呂とトイレの手洗い仕様
続いて、浴室(システムバス)とトイレについてです。
住友林業のお風呂は、積水ホームテクノ、TOTO、LIXILの大手3社が基本となりますが、ここで特筆すべきは「積水ホームテクノ」の仕様です。
積水ホームテクノの「バスサルーン エスコート」
積水ハウスグループでもある積水ホームテクノは、住宅用だけでなく介護施設向けの浴室設備も数多く手掛けています。
そのノウハウが、住友林業の標準仕様にも色濃く反映されています。
例えば、「バスサルーン エスコート」シリーズでは、浴槽の周りに介助者が入れるスペースを確保したレイアウトや、またぎやすい浴槽の高さ、滑りにくい床材などが採用されています。
今は元気な20代、30代の方でも、家は何十年と住み続ける場所です。
将来、自分たちが歳を重ねた時や、親御さんと同居することになった時、この「ユニバーサルデザイン」の思想が生きているお風呂かどうかが、リフォーム費用の有無を分ける大きなポイントになります。
補足:1.25坪へのサイズアップ
住友林業の標準的な浴室サイズは「1616(1坪タイプ)」ですが、多くの方が「1621(1.25坪タイプ)」へのサイズアップを検討されます。
1.25坪にすると洗い場が広くなり、お子様と一緒に入浴する際もゆとりが生まれます。
積水ホームテクノなどの製品は、メーターモジュールを採用することが多い住友林業の設計寸法とも相性が良く、無駄なスペースを作らずにサイズアップが可能です。
トイレはタンクレス風が標準?
トイレに関しては、TOTOの「GGシリーズ」やLIXILの「ベーシア(ハーモL)」といった、ローシルエット(タンクレス風)トイレが標準、あるいはわずかな差額で採用可能なケースが多いです。
完全なタンクレスではありませんが、見た目は非常にスッキリしており、奥まで掃除がしやすいのがメリットです。
また、タンクの手洗いをなくして、トイレ内や手前に独立した手洗いカウンターを設置するプランも一般的です。
前述の「コンパクト・ドレッサー」を組み合わせることで、ホテルライクで清潔感のあるサニタリー空間を実現できます。
収納家具と内装の標準仕様
住友林業を選ぶ最大のメリットの一つ。
それは、グループ会社である「住友林業クレスト」が供給する、高品質な内装部材と収納家具によるトータルコーディネート力です。
建具(ドア)、床材、そして収納家具の素材感がピタリと揃う快感は、他のメーカーではなかなか味わえないものです。
クレストカップボードの統一感
キッチンの背面収納(カップボード)は、キッチンメーカー(LIXILやキッチンハウス等)のものを選ぶこともできますが、あえて住友林業クレスト製を選ぶ施主さんも多いです。
その最大の理由は、「LDK全体としての木質感の統一」です。
最近の主流である対面キッチンやアイランドキッチンの場合、リビングやダイニングからカップボードが常に見える状態になります。
つまり、カップボードは単なる「食器棚」ではなく、「リビング家具の一部」としての役割も担っているのです。
キッチンメーカーの扉カラーも豊富ですが、住友林業の床材や建具と「全く同じ色・素材」ではありません。
微妙な色味のズレが気になる場合、クレスト製を選ぶことで、壁面のドアや床と素材が完全にリンクし、空間に広がりと落ち着きが生まれます。
機能面でも、ゴミ箱を隠せるワゴンタイプの収納や、家電をスッキリ収める家電タワーなど、生活感を隠すためのモジュールが豊富に用意されており、デザインと実用性を高いレベルで両立しています。
テレビボードと造作棚の活用
インターネットで「住友林業 テレビボード」と検索すると、非常におしゃれな施工事例がたくさん出てきますよね。
これらは既製品のテレビ台を置いているのではなく、多くが建築工事として取り付けられる「フロートタイプ(床から浮いたデザイン)」や「壁面収納一体型」の造作家具です。
フロートテレビボードのメリット
床から浮かせたフロートデザインは、見た目がスタイリッシュで空間を広く見せる効果があるだけでなく、実用面でも大きなメリットがあります。
- 掃除が圧倒的に楽:
脚がないため、ルンバなどのロボット掃除機がスイスイ通り抜けられます。ホコリが溜まりやすいテレビ裏の掃除ストレスから解放されます。 - 地震に強い:
建築躯体(壁の下地)にガッチリと固定されるため、地震の揺れで倒れてくる心配がありません。防災の観点からも非常に推奨される仕様です。 - 配線が隠せる:
壁の中に配線を通すルート(空配管)を計画的に作れるため、テレビ周りのごちゃごちゃしたコード類を完全に見えなくすることが可能です。
造作棚で「デッドスペース」を書斎に
また、コロナ禍以降定着した在宅ワーク需要に対し、住友林業は「造作棚」によるワークスペース提案も得意としています。
階段下のデッドスペースや、リビングの一角に、標準仕様のカウンター材を使ってデスクを作り付けます。
既製品のデスクを置くとどうしてもサイズが合わなかったり、隙間ができたりしますが、造作なら1ミリ単位で空間にフィットさせることができます。
標準部材を流用することで、フルオーダーの家具を頼むよりもコストを抑えつつ、「自分だけの書斎」を手に入れることができる。
これも住友林業の設計力の高さがあってこその魅力ですね。
補足:プラン提案時のチェックポイント
造作家具や収納計画は、間取りの段階でしっかりと要望を伝えることが重要です。
私の時のように、契約後に「やっぱりこうしたい」と変更すると、金額アップの原因になったり、構造的に難しくなったりすることがあります。
壁の下地補強などは、石膏ボードを貼ってしまってからでは手遅れになることも…。
私が積水ハウスでプラン提案を受けた時の体験談も、家づくりの参考になるかもしれません。
ぜひチェックしてみてください。
住友林業と積水ハウスの徹底比較
ここまで、住友林業の標準仕様がいかに魅力的かをお伝えしてきました。
「もう住友林業で決まり!」と思われた方もいるかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
家づくりは、内装や設備の豪華さだけで決まるものではありません。
私が最終的に積水ハウスを選んだ理由とも重なりますが、比較検討する上で絶対に外してはいけない、もう一つの重要な視点があります。
構造と外壁の維持費に注目
住友林業は「木」の魅力を最大限に活かした素晴らしいメーカーですが、「メンテナンスコスト(維持費)」という長期的な視点で見ると、積水ハウスに一日の長があると感じています。
- 住友林業(メンテナンスが必要):
標準で採用される外壁(サイディングや吹付塗装「シーサンドコート」など)は、非常に意匠性が高く美しいですが、一般的に10年〜15年、長くても20年程度で再塗装やシーリング(目地)の打ち替えメンテナンスが必要になるケースが多いです。足場を組んでの塗装工事には、一回あたり100万円〜200万円単位の費用がかかります。
また、木造住宅の宿命として、防蟻処理(シロアリ対策)のコストも定期的に発生します。住友林業のタームガードシステムなどは優秀ですが、ランニングコストがゼロになるわけではありません。 - 積水ハウス(メンテナンスフリーに近い):
私が採用した「ダインコンクリート(鉄骨用)」や、木造シャーウッドで採用される「ベルバーン(陶版外壁)」は、素材自体が極めて高耐久です。特にベルバーンは焼き物(セラミック)なので、紫外線による色褪せが原理的に発生せず、塗り替えの必要がほぼありません。
初期費用は掛かっても、30年、40年という長いスパンで見ると、数百万円単位でメンテナンスコストが安くなる可能性があります。
国土交通省の資料などを見ても、住宅の長寿命化には定期的なメンテナンスが不可欠とされていますが、その「頻度」と「一回あたりのコスト」を減らすことは、老後資金を守る上でも非常に重要です。
(出典:国土交通省『長期優良住宅のページ』)
◆北川のワンポイントアドバイス
私が積水ハウスを選んだ決定打の一つが、まさにこの「外壁の強さ」と「構造の安心感」でした。
住友林業のキッチンや内装の豪華さは、モデルハウスで見ると本当に魅力的で心が揺らぎます。
しかし、家は雨風に晒され続けるもの。
「目に見える設備にお金をかけて日々の気分を上げるか」「躯体(くたい)と外壁にお金をかけて将来の出費と不安を減らすか」。
この価値観の違いを、ご家族でしっかりと話し合ってみることが大切です。
どちらが正解ということはありませんが、後悔しないためには「知った上で選ぶ」ことが不可欠です。
紹介制度で賢く比較検討しよう
住友林業と積水ハウス、どちらも日本を代表するトップメーカーであり、それぞれに異なる素晴らしい魅力があります。
だからこそ、失敗しないための唯一の方法は、「同じ条件で、両社の提案を見比べる」ことに尽きます。
「住友林業のデザインも捨てがたいけど、積水ハウスの安心感も気になる…」
そう迷われているなら、ぜひ両方の話を聞いてみてください。
ただし、もしこれから展示場に行こうと考えているなら、ちょっとだけ待ってください。
「誰」と家づくりをするかで、結果は変わる
実は、ハウスメーカーの家づくりにおいて、最も重要なのは「どのメーカーを選ぶか」よりも「誰が担当になるか」だと言っても過言ではありません。
優秀な営業担当者は、社内の優秀な設計士や現場監督をチームに引き入れる力を持っています。
逆に、経験の浅い担当者だと、提案の引き出しが少なく、こちらの要望を汲み取りきれないこともあります。
私のようなオーナーからの「紹介制度」を利用することで、通常よりも優秀な担当者(店長クラスやエース級)が付いたり、特別な割引が適用されたりするメリットがあります。
特に積水ハウスに関しては、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長を通じて、全国各地の「店長」と直接連携を取り、強力な後押しによって最良の担当者をアサインできる体制を整えています。
もちろん、比較検討の結果、住友林業を選ばれても全く問題ありません。
むしろ、積水ハウスの強い提案を見ることで、住友林業の良さがより明確になることもあります。
「まずは質の高い提案を受けてみたい」「金額面でも絶対に損をしたくない」という方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
【積水ハウス 仕様決定までの道のり Vol.5】ついに本契約! 金額確定と着工日決定
住友林業と設備に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 住友林業の標準キッチンで、一番人気のメーカーはどこですか?
A. 施主様の好みによりますが、インテリアとしてのデザイン性を最重視するなら「キッチンハウス」、機能性(熱や傷への強さ)と高級感の両立を求めるなら「LIXILリシェル」の人気が非常に高いです。
特に2025年仕様でセラミックトップが標準採用されたLIXILは、これから選ぶ方にとって実利的なメリットが大きく、非常に有力な選択肢になるはずです。
Q2. 造作洗面台にしたいのですが、費用はどのくらい上がりますか?
A. 一から全てを作るフルオーダーの場合、配管工事や防水処理なども含めて数十万円アップも珍しくありません。
しかし、住友林業でよく採用される「標準本体(下台)+施主支給ミラー+タイル施工」といったセミオーダースタイルであれば、数万円〜10万円程度の差額で実現できるケースも多いです。
まずは設計士さんに予算を伝えて、セミオーダーでの提案が可能か相談するのがベストです。
Q3. 住友林業の家は寒いと聞きましたが、標準仕様の断熱性は大丈夫ですか?
A. かつては「デザイン重視で断熱はいまいち」という口コミもありましたが、現在は標準仕様で「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス」や高性能な断熱サッシが採用されており、断熱性能は大幅に向上しています。
ただし、住友林業が得意とする「大開口リビング」などは、窓面積が大きくなる分、熱損失も大きくなりがちです。
寒冷地にお住まいの方や、寒がりの方は、窓をトリプルガラスに変更するなど、断熱仕様のグレードアップを検討することをお勧めします。
Q4. 積水ハウスと住友林業、見積もりを比較する際のコツはありますか?
A. 建築時の「総額」だけでなく、「メンテナンス費」も含めた30年スパンでのコスト比較が極めて重要です。
住友林業の見積もりが安く見えても、将来の外壁塗装費を積み立てる必要があるかもしれません。
また、契約前の段階で「オーナー紹介」を利用しておくと、両社とも最大限の割引や優秀な担当者を引き出しやすくなります。
後からでは適用できない制度もあるので、展示場に行く前に情報を集めることが大切です。
住友林業の標準仕様は、確かに魅力的でハイレベルです。
キッチン一つとっても、そこに住む人の暮らしを豊かにする工夫が詰まっています。
しかし、家づくりは「点」ではなく「線」で考えるもの。
設備だけでなく、構造、メンテナンス、そして何より一緒に家を作り上げる担当者の質まで含めて総合的に判断してくださいね。
あなたの家づくりが、後悔のない、最高のものになることを心から応援しています!







