こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。
「大和ハウスの天井高やコストパフォーマンスも魅力的だけど、やっぱり積水ハウスのブランド力やデザインも捨てがたい…」
まさに今、この二大メーカーの間で揺れ動いているあなたも多いのではないでしょうか。
私自身、積水ハウスで自宅を建築しましたが、検討初期には大和ハウスや住友林業といった他社も徹底的にリサーチし、比較検討しました。
それぞれに素晴らしい強みがあり、決して「どちらかがダメ」という単純な話ではありません。
しかし、最終的に私が積水ハウスを選んだのには、カタログのスペックだけでは見えてこない、決定的な理由がありました。
この記事では、一施主としてのリアルな視点と、徹底的なリサーチに基づき、両社の違いを「構造」「断熱」「保証」「将来性」といった切り口で深掘りしていきます。
記事のポイント
- 大和ハウスの「xevoΣ」と積水ハウスの「イズ」シリーズの構造的な決定的な違い
- 断熱等級だけでは見えない「熱橋対策」と、実際の快適性を左右する断熱仕様の差
- NHK特集や検索トレンドから読み解く、企業の将来性とアフターサポートの安心感
- 表面的な坪単価ではなく、30年・60年スパンで見たメンテナンスコストの真実
大和ハウスと積水ハウス徹底比較
まずは、両社が主力とする「鉄骨住宅」と、選択肢として浮上する「木造住宅」について、その構造的な特徴と強みを整理してみましょう。
私が実際に比較検討した際に感じた、それぞれのメーカーが持つ「思想の違い」についても触れていきます。
ハウスメーカー選びにおいて、カタログ上の数値やデザインはもちろん大切ですが、万が一の災害時に命を守ってくれる「構造」こそが、最も重視すべき土台であると私は考えています。
鉄骨住宅の強みと構造の違い
大和ハウスと積水ハウス、どちらも日本の住宅業界を代表する「軽量鉄骨造」の巨人ですが、地震に対するアプローチ、つまり「どうやって建物を守るか」という技術思想には明確な違いがあります。
ここを理解しておくと、営業担当の方との話もスムーズに進みますし、何よりあなたがどちらの安心感を求めているのかがクリアになります。
まず、大和ハウスの主力商品である「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」です。
この商品の最大の特徴でありアイデンティティとも言えるのが、独自のエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」です。
これは、耐力壁(建物を支える壁)の中に、Σ(シグマ)の形をしたダンパーを組み込むことで、地震エネルギーを効率的に吸収するという技術です。
一般的な「耐震構造」が「硬くして耐える」のに対し、D-NΣQSTは「しなり」を利用して衝撃を逃がすイメージでしょうか。
柱や梁の接合部といった「点」ではなく、壁そのものという「面」で揺れを吸収するという発想は非常に合理的で、繰り返す巨大地震に対しても粘り強く耐える強さをアピールしています。
一方、私が選んだ積水ハウスの鉄骨住宅(現在は「イズ」という名称で統一されています)には、独自の制震システム「シーカス(SHEQAS)」が標準装備されています。(※一部プランや仕様により異なる場合があります)
こちらは、建物の構造フレームの中に組み込まれた、特殊な「高減衰ゴム」を使ったダンパーが主役です。
地震の運動エネルギーを「熱エネルギー」に変換して吸収・発散させるという、自動車のサスペンションのような役割を果たします。
私が感じた決定的な違いと「体験」の重要性
両社とも「制震(地震の揺れを制御する技術)」を標準にしている点は本当に素晴らしいです。
しかし、私が積水ハウスに決めた大きな理由の一つに、積水ハウスの体験施設「夢工場」での実体験があります。
そこで私は、震度7クラスの揺れを再現した実験装置に乗る機会がありました。
シーカスが入っている躯体と、入っていない躯体(一般的な耐震構造)の揺れ方の違いを身をもって体験したのですが、これがもう衝撃的でした。
シーカスが入っている方は、揺れが始まった瞬間に「ググッ」とブレーキがかかるような感覚があり、揺れの収束が驚くほど早かったんです。
公式データによれば、このシステムは最大速度160カインという巨大地震を想定した揺れにも耐え、さらに実大振動実験では245回もの繰り返し加振にも耐え抜いた実績があるそうです。
担当の方の説明では、これで建物の変形(揺れ幅)をおおむね1/2に抑えられるとのこと。
「これなら、家具の転倒や内装の損傷も最小限で済むかもしれない」
そう直感的に感じさせてくれる説得力がありました。
また、積水ハウスのシーカスは、その高い技術力が認められ「国土交通大臣認定」を取得しています。
構造的な強さは両社とも甲乙つけがたいレベルにありますが、「揺れをどうコントロールして、建物を、そして家族の暮らしを守るか」という技術的アプローチの違いは、ぜひ展示場や工場見学で実際に体感していただきたいポイントです。
木造で住友林業と比較する視点
「大和ハウス 積水ハウス」で検索される方は、同時に木造住宅も検討の視野に入れていることが多いです。
特に、「鉄骨の安心感も欲しいけど、やっぱり木の温もりも捨てがたい…」と悩まれるケースですね。
ここで必ずと言っていいほど比較対象として名前が挙がるのが、木造注文住宅のトップランナーである「住友林業」です。
私自身も最初は、積水ハウス、大和ハウス、そして住友林業の3社で比較検討をスタートさせました。
それぞれの木造住宅に対するアプローチを比較すると、面白い特徴が見えてきます。
まず、大和ハウスの木造「xevoGranWood(グランウッド)」や、積水ハウスの木造「シャーウッド(SW)」は、どちらも「科学された木造」、あるいは「工業化木造」という印象を強く受けます。
これはどういうことかと言うと、工場で精密に加工された部材を使い、鉄骨造で培った高度な生産管理ノウハウを活かして、現場での職人の腕による品質のバラつきを極限まで抑えているということです。
特に積水ハウスのシャーウッドは、「型式適合認定」を取得した独自の「シャーウッドハイブリッド構造」を採用しており、木造でありながら鉄骨並みの強度と、計算可能な耐震性を実現しています。
ここで注目したいのは、積水ハウス独自の「基礎ダイレクトジョイント」です。
一般的な木造住宅では基礎の上に「土台」があり、その上に柱が立ちますが、シャーウッドでは土台をなくし、専用のアンカーボルトと金物で基礎と柱を直接緊結します。
これにより、地震のエネルギーをスムーズに地盤へ逃がし、柱の引き抜けを強力に防ぐことができるのです。
対して、住友林業はやはり「木」そのものの魅力で勝負しています。
独自の「ビッグフレーム(BF)構法」による圧倒的な大開口・大空間の提案力は素晴らしく、何より自社で保有林を持つ強みを活かした銘木(ウォルナットやチークなど)をふんだんに使った床材や内装の「木質感」は、他社を圧倒するものがあります。
「家に入った瞬間の木の香り」や「足触りの良さ」を最優先にするなら、住友林業の右に出るものはいないかもしれません。
◆北川の比較視点:メンテナンスか、質感か
もしあなたが、「木の温もりや香りを最優先したい」「本物の木に囲まれて暮らしたい」なら、住友林業が間違いなく刺さるでしょう。
しかし、「木造の雰囲気は好きだけど、鉄骨並みの品質管理と、将来のメンテナンスの手軽さが欲しい」と考えるなら、積水ハウスのシャーウッドは最強の選択肢になります。
なぜなら、シャーウッドで採用できる陶版外壁「ベルバーン」は、焼き物であるがゆえに紫外線による退色がほとんどなく、塗り替えが不要という圧倒的なメンテナンス性を誇るからです。
「木造なのに、外壁は最強の焼き物」。この組み合わせに魅力を感じるなら、積水ハウス一択と言っても過言ではありません。
以下に、3社の木造住宅の特徴を比較表としてまとめました。
| 比較項目 | 大和ハウス (xevoGranWood) | 積水ハウス (シャーウッド) | 住友林業 (BF構法) |
|---|---|---|---|
| 構造の強み | 工業化技術による均質性 (品質の安定) |
型式適合認定のハイブリッド構造 (MJ接合・基礎ダイレクトジョイント) |
ビッグコラムによる剛性 (圧倒的な大開口・大空間) |
| 外壁の魅力 | 光触媒など機能性重視 (汚れにくさ) |
陶版外壁ベルバーン (焼き物・メンテフリー) |
シーサンドコートなど意匠性 (独特の風合い) |
| 内装・質感 | 機能的でモダン (シンプル) |
上質で洗練されたデザイン (life knit design) |
圧倒的な木質感 (銘木・無垢材の提案力) |
| 選ぶ決め手 | 断熱・コスパのバランス重視 | 外壁のメンテナンス性と ブランドの安心感 |
本物の木の質感と 設計の自由度 |
以下の記事では、施主の視点から大和ハウスと積水ハウスの違いについて、さらに突っ込んで比較しています。「どっちがいい?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
天井高の大和と断熱の積水ハウス
次に、毎日の住み心地に直結する「空間の広がり」と「断熱性能」について比較していきましょう。
ここは両社の戦略やアピールポイントが大きく分かれる部分であり、施主としての満足度を左右する非常に重要な要素です。
「開放感を取るか、見えない快適性を取るか」といった単純な二元論ではありませんが、それぞれのメーカーがどこに力を入れているかを知ることで、自分たちの暮らしに合った家が見えてきます。
xevoΣの天井高と断熱等級
大和ハウスの注文住宅「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」を検討する上で、最大のメリットとも言えるのが、標準仕様で「天井高2m72cm」を実現している点でしょう。
一般的な日本の住宅の天井高が2m40cm程度であることを考えると、この「+32cm」の差は数字以上に大きいです。
実際にモデルハウスに入ってみると分かると思いますが、頭上の空間が抜けているだけで、同じ床面積でも圧倒的な開放感を感じることができます。
さらに、大和ハウスには床を一段下げる「グランリビングモア」という提案手法があり、これを組み合わせることで最大3m8cm(※条件あり)という、吹き抜けにも匹敵するような天井高を実現可能です。
「とにかくリビングを広く、高く見せたい」「都市部の限られた敷地でも開放感が欲しい」という方には、この空間提案力は非常に魅力的です。
また、大和ハウスは近年、断熱性能のアピールにも非常に力を入れています。
注目したい点は、xevoΣにおいて「断熱等級6」を標準仕様化(※地域やプランによる)している点です。
政府が推進するZEH基準(断熱等級5相当)を上回る性能を「標準(デフォルト)」とすることで、
「鉄骨住宅は寒いんじゃないか?」「これだけ天井が高いと、冷暖房効率が悪いんじゃないか?」
といったユーザーの懸念を、分かりやすい数値スペックで払拭しようとしています。
競合他社がオプション対応とすることの多い上位等級を標準化した点は、コストパフォーマンスや合理的な判断を好む層から高い評価を受けています。
積水のぐるりん断熱と熱橋対策
対する積水ハウスは、天井高の標準設定は大和ハウスとは異なりますが、独自の「ダイナミックフレーム・システム」と高強度の梁「ダイナミックビーム」により、最大7mという柱のない大スパン空間や、「ファミリースイート」と呼ばれる開放的な大空間を実現しています。
そして、私が積水ハウスを選んだ大きな理由の一つに、独自の断熱技術「ぐるりん断熱」と、それによる「実際の居住快適性」への信頼があります。
鉄骨住宅の最大の弱点は、鉄という素材の性質上、どうしても熱を伝えやすい(熱伝導率が高い)ことです。
そのため、外気の影響を受けた鉄骨の柱や梁が、室内の熱を逃がす通り道、いわゆる「ヒートブリッジ(熱橋)」になってしまうリスクがあります。
どんなに高性能な断熱材を使っていても、この熱橋の処理が甘いと、そこから熱が逃げたり、最悪の場合は壁の中で結露(内部結露)を起こして構造体を痛めたりする原因になります。
積水ハウスは、この熱橋対策が異常なほど(褒め言葉です)徹底しています。
「ぐるりん断熱」という名前の通り、鉄骨の柱や梁を断熱材でぐるりと隙間なく包み込むだけでなく、断熱材を固定するビス一本に至るまで熱を伝えにくい工夫が施されているのです。
さらに、壁・床・天井の各部位に合わせて、繊維系やボード系など最適な断熱材を使い分けることで、家全体を魔法瓶のように包み込んでいます。
北川の実感:数値よりも大切な「体感」
カタログ上の「Ua値(外皮平均熱貫流率)」などの数値だけで判断するのは危険だと私は思います。
数値が良くても、施工精度が悪かったり、鉄骨部分の熱橋対策が甘かったりすると、実際の住み心地は「数値ほど暖かくない」「足元がスースーする」となりかねません。
積水ハウスの場合、単純な数値競争よりも、「実際に住んだ時の快適さ(室温ムラのなさ)」や「結露リスクの低減」といった、長く住む上での質に重きを置いている印象を強く受けました。
また、「SMART-ECS(スマート イクス)」という次世代室内環境システムも採用されており、天井付空気清浄機「Air Me」などで花粉やPM2.5を除去し、子ども基準の空気環境を実現している点も決定打でした。
実際に私も、断熱等級の数字そのものより、この「見えない部分の処理」の丁寧さと、宿泊体験などで感じた「自然な暖かさ」に納得して契約を決めました。
もちろん、積水ハウスでも仕様変更によって断熱等級6や7、さらには「グリーンファースト・スーペリア」といった超高断熱仕様を目指すことは十分に可能です。
ですが、標準仕様のままでも十分に快適で、何より「結露に強い」という安心感は、長く住む家として代えがたい価値があると感じています。
NHK特集に見る企業の将来性
検索キーワードで「nhk 住友林業 大和ハウス」や「積水ハウス nhk」といった複合ワードが増えているのをご存知でしょうか?
これには明確な理由があります。NHKの報道番組で、日本の住宅メーカー各社の動向、特に海外戦略や企業としての在り方がクローズアップされたからです。
「たかがテレビ番組でしょ?」と思われるかもしれませんが、これから数千万円、あるいは私のように億単位のローンを組んで家を建てる施主にとって、メディアが報じる「企業の未来図」は、決して無視できない重要な判断材料になります。
海外戦略と経営安定性の重要度
番組の中でも特に焦点が当てられていたのが、国内市場の縮小を見越した大手ハウスメーカーの「海外展開」です。
ご存知の通り、日本は人口減少社会に突入しており、新設住宅着工戸数は年々減少の一途をたどっています。
「国内で家が売れなくなったら、ハウスメーカーはどうなるの?」
そんな不安に対して、大和ハウス、積水ハウス、住友林業の3社は、それぞれ異なるアプローチで世界市場、特にアメリカやオーストラリアなどで巨大な収益源を確保しようとしています。
例えば、大和ハウスは物流施設や賃貸住宅も含めた多角的な事業展開でグローバルに稼ぐ力をつけていますし、住友林業は米国の住宅会社を次々と買収し、海外での戸建住宅販売数を飛躍的に伸ばしています。
そして、私が選んだ積水ハウスもまた、「SHAWOOD(シャーウッド)」ブランドを海外で展開し、デザイン性と技術力で高付加価値な住宅を提供することで、確固たる地位を築きつつあります。
「海外で儲かっているかどうかなんて、日本の施主には関係ないのでは?」
そう思われるかもしれません。
しかし、これは私たちにとって死活問題です。
なぜなら、「企業の体力(収益力)」こそが、30年後、60年後のアフターサービスを保証する唯一の原資だからです。
もし、国内事業しか持たないメーカーが、日本の人口減少とともにジリ貧になったらどうなるでしょうか。
アフター部門の人員が削減されたり、保証の内容が改悪されたり、最悪の場合は事業撤退や倒産というリスクもゼロではありません。
その点、世界市場で外貨を稼ぎ、経営基盤が盤石であるということは、「私たちが還暦を迎えても、会社は間違いなく存続し、守ってくれる」という最強の安心材料になるのです。
私は経営者としての視点からも、この「稼ぐ力」を持っているメーカーを選ぶことは、長期的なリスクヘッジになると判断しました。
過去の教訓と現在のガバナンス
企業選びにおいて、もう一つ避けて通れないのが「不祥事」や「コンプライアンス」の問題です。
検索クエリに「不祥事」や「事件」といったワードが含まれる背景には、過去の報道に対するユーザーの不安が見え隠れします。
具体的には、数年前に大和ハウスで発覚した建築基準法不適合問題(型式適合認定との不整合)や、積水ハウスが被害者となった地面師事件などが記憶にある方もいらっしゃるでしょう。
これらは確かに過去の事実であり、決して褒められたことではありません。
しかし、私が重要視したのは「過去に何があったか」よりも、「その失敗から何を学び、現在はどう変わったか」という点です。
実際に私が積水ハウスで契約し、打ち合わせを進める中で驚いたのは、コンプライアンス(法令遵守)に対する意識の高さと、チェック体制の厳格さです。
例えば、契約時の重要事項説明の細かさはもちろんのこと、現場での安全管理や施工品質のチェックに関しても、施主が引くレベル(笑)で徹底されています。
現場監督からの報告を見ても、第三者機関による検査(基礎配筋検査など)だけでなく、社内基準による二重三重のチェックが行われていることが分かります。
地面師事件の教訓は?
積水ハウスが被害に遭った地面師事件は、土地取引の本人確認におけるガバナンスの甘さが露呈したものでした。
しかし、その後の経営陣の刷新や、取引プロセスの厳格化は徹底されています。
私が今回の土地購入で契約・決済を行った際も、司法書士の先生や銀行担当者を含めた本人確認・書類確認のプロセスは非常に厳格かつスムーズで、「二度と同じ過ちは繰り返さない」という組織としての強い意志を感じました。
逆に言えば、一度痛い目を見ている企業ほど、その分野の管理は業界一厳しくなるものです。
ネガティブな情報をただ恐れるのではなく、現在の担当者に「あの件を経て、今の管理体制はどう変わったのですか?」と率直に聞いてみるのも良いでしょう。
誠実な担当者であれば、隠さずに改善策を説明してくれるはずです。その姿勢こそが、信頼できる企業かどうかの試金石になると私は思います。
30年後の安心と保証制度の違い
家づくりにおいて「イニシャルコスト(建築費)」ばかりに目が行きがちですが、本当に怖いのは「ランニングコスト(維持費)」です。
「建ててからが本当のお付き合い」というキャッチコピーはよく聞きますが、その「お付き合い」にお金がかかりすぎては意味がありません。
積水ハウスと大和ハウス、両社とも長期保証を謳っていますが、その維持にかかるコスト構造には明確な違いがあります。
外壁メンテ費用と耐久性の真実
メンテナンスコストの中で最も高額になりがちなのが、外壁の塗り替え費用です。
一般的な住宅(サイディングなど)の場合、約10年〜15年ごとに再塗装が必要となり、その都度、足場代を含めて100万円〜200万円単位の出費が発生します。
30年間で考えると、2回塗装すれば300万円〜400万円が飛んでいく計算です。
ここで、私が積水ハウスを選んだ決定的な理由の一つである「外壁材の最強のアドバンテージ」についてお話しします。
- 鉄骨「ダインコンクリート」:プレキャストコンクリートに高性能塗装を施した、重厚感あふれる外壁。(タフクリア30仕様)
- 木造「ベルバーン(陶版外壁)」:土を焼き固めた「焼き物(陶器)」の外壁。
特に木造シャーウッドの「ベルバーン」は、塗装ではなく「焼き物」なので、紫外線による色褪せや劣化が原理的にほとんど起こりません。
つまり、「塗り替え」という概念そのものがないのです。
(※もちろん、パネル間の目地(シーリング)の打ち替えや洗浄は必要ですが、30年耐久の高性能シーリングが採用されています)
一方、大和ハウスのxevoΣで採用されている「DXウォール」なども、30年耐久を謳う非常に高性能な外壁材(窯業系サイディングの進化版)であり、光触媒コーティングなどで汚れにも強い仕様になっています。
しかし、あくまで「塗装品」である以上、数十年スパンで見れば再塗装の可能性や、質感の経年変化は避けられません。
コスト比較の視点:30年後の財布を守るために
初期費用(坪単価)の見積もりでは、確かに積水ハウスの方が高くなる傾向があります。
しかし、「30年間で外壁塗装が不要、もしくはサイクルが非常に長い」と考えれば、トータルコストでは逆転する可能性が十分にあります。
「今は高くても、将来の出費を抑えたい」のか、「まずは初期費用を抑えて、将来のメンテナンスはその時考える」のか。
私は性格的に「後でドカンと出費があるのが嫌」だったので、初期投資として積水ハウスの外壁にお金をかける選択をしました。
永年保証の条件とサポート体制
次に保証制度についてです。
現在、大和ハウスも積水ハウスも、構造躯体と雨水の浸入防止部分について「初期30年保証」を提供しています。
これは法律で定められた10年を大きく上回るもので、両社の品質への自信の表れです。
違いが出てくるのは、その後の延長保証の仕組みと、サポート体制の「質」です。
積水ハウスには「ユートラスシステム」という独自の再保証制度があります。
これは、初期保証期間(30年)が終了した後でも、10年ごとの有料点検と、必要と判断された有償補修工事を行うことで、建物が存在する限り何度でも保証を10年ずつ延長できるというものです。
つまり、実質的な「永年保証」が可能になります。
そして、私が何より重視したのは、保証という「契約」だけでなく、困った時に助けてくれる「人」の体制です。
積水ハウスは、全国に「カスタマーズセンター」を配置し、専任のスタッフ(全従業員の約1割に当たる約1,500名が在籍!)がアフターメンテナンスに従事しています。
この人員の厚さは業界でも圧倒的です。
実際に私が住んでいる地域のオーナー仲間からも、
「台風で何かが飛んできて外壁に傷がついた時、電話したらすぐに担当さんが見に来てくれた」
「引き戸の調子が悪いと言ったら、その場で調整して直してくれた」
といった、「神対応」エピソードをよく耳にします。
家は建てて終わりではありません。住んでからのトラブルは必ずあります。
その時、電話一本で飛んできてくれる「顔の見える担当者」がいるかどうかが、日々の安心感に直結するのです。
このアフターサポートの手厚さこそが、積水ハウスの真骨頂だと私は確信しています。
(出典:積水ハウス公式『アフターメンテナンス | 永く住むためのサポート』)
私が積水ハウスを選んだ決定打
ここまで、構造、断熱、将来性、保証といった「理屈」の部分で比較をしてきました。
しかし、最終的に私が総額で億を優に超える(土地・諸費用込み)契約書にハンコを押す決断をした最大の理由、いわゆる「決定打」は、もっと人間臭い、エモーショナルな部分にありました。
担当者の質とチーム力の差
正直に申し上げますと、私は比較検討の初期段階では、積水ハウスだけでなく、住友林業や大和ハウスも真剣に検討していました。
しかし、各社の営業担当者と接する中で、積水ハウス(のちに私の担当となる店長)の対応は、明らかに別格でした。
以前の記事でも少し触れましたが、他社の若い営業担当者の方は、ファーストコンタクトのメールでいきなり物件情報を送りつけてきたり、「自分は全国◯位の実績です」といったアピールが強かったりと、どこか「自分の成績のために売りたい」という焦りが見え隠れしていました。
(もちろん、全ての担当者がそうではないでしょうし、若さゆえの熱意とも言えますが、人生最大の買い物を任せるには不安が残りました)
対して、積水ハウスの担当店長は違いました。
最初の電話対応から物腰が柔らかく、決してゴリ押しをしてきません。
初めてお会いした時も、いきなり家のスペックを語るのではなく、まず私たち家族の暮らしや、家づくりに対する漠然とした不安にとことん耳を傾けてくれました。
そして、次の打ち合わせには、私の不安を解消するための資料や、要望に沿った実例見学のプランを完璧に準備してきてくれたのです。
「この人なら信頼できる」
「この人が率いるチームなら、どんなトラブルが起きても誠実に対応してくれる」
そう確信できたことが、最終的な決め手です。
実際、契約後の設計打ち合わせでも、設計担当の富田さん、現場監督の工藤さんといった「超一流」のプロフェッショナルたちが、私のわがままな要望(コートハウスにしたい、天井を木にしたい、エアコンを上位機種にしたいetc...)を、期待以上の形で具現化してくれました。
家づくりは、図面上のスペック比較だけでは決して成功しません。
設計、着工、引き渡し、そしてその後の長いメンテナンス期間。
その全てのプロセスにおいて、誰と手を組むかが最も重要です。
「積水ハウス」という看板も立派ですが、結局は「人」です。
私は、担当店長という最高のパートナーに出会えたからこそ、積水ハウスを選び、そして今、家づくりを心から楽しむことができています。
紹介制度でお得に家づくりを
もし、この記事を読んでいるあなたが、少しでも「積水ハウス、いいかもしれないな」と感じているなら、あるいは「まずは展示場に行ってみようかな」と考えているなら、ぜひ知っておいていただきたい重要な真実があります。
それは、「誰を通じてアプローチするか」で、あなたの家づくりの質も、そして価格も、劇的に変わる可能性があるということです。
よくWEB上で「積水ハウスには公式のオーナー紹介割引3%制度がある」といった情報を見かけますが、正確に言うと「公式に一律3%割引」と謳われている制度は存在しません。
しかし、私のような現役施主からの「紹介(オーナー紹介)」というルートを通じて展示場や担当者とコンタクトを取ることで、結果として3%相当、あるいはそれ以上のメリット(建物本体価格の割引やオプションサービスなど)が適用されるケースが多いのは紛れもない事実です。
これは、「紹介」という信頼の橋渡しがあることで、積水ハウス側も「最初から本気の提案(優秀な担当者のアサインや精一杯の条件提示)」ができるためです。
【最重要】ご注意ください:後からでは手遅れです
この紹介の橋渡しには、たった一つだけ、しかし絶対的なルールがあります。
それは、積水ハウスとの「ファーストコンタクト前(展示場で名前を書く前)」であることが適用の必須条件だということです。
ふらっと立ち寄った展示場でアンケートに記入してしまい、顧客登録されてしまうと、その時点で「一般客」となり、後からオーナー紹介のメリットを享受することは原則として一切できません。
「知らなかった」で、100万円単位のメリットや、優秀な担当者との出会いを逃してしまうのは、あまりにも勿体無いです。
当サイト「すまつな」では、私が全幅の信頼を寄せる担当店長を通じて、全国各地の「積水ハウス店長」と直接連携を取り、強力な後押しによって最良の担当者をアサインできる体制を整えています。
これは単に「店長を紹介する」ということではありません。
担当店長から各エリアの店長へ「北川の紹介だからしっかり頼む」とプッシュ(連絡)を入れてもらうことで、組織として万全の体制であなたを迎えてもらうための仕組みです。
「初めての家づくりで失敗したくない」
「最初から、知識と経験が豊富なエース級の担当者に相談に乗ってほしい」
そんなあなたの願いを叶えるための、最強のチケットです。
「まだ候補の一つだけど…」「建てるかどうかも決まっていないけど…」という段階でも全く構いません。
むしろ、検討初期の今だからこそ、まずは「紹介の権利」だけでも確保しておくことを、一人の施主として強くおすすめします。
▶ 積水ハウスに公式の紹介制度はない?オーナー紹介割引の真実
積水ハウスと他社の比較に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 大和ハウスの方が坪単価が安いと聞いたのですが、本当ですか?
A. 傾向としてはその通りですが、一概には言えません。
大和ハウスは「xevoΣ」などの主力商品以外にも幅広いラインナップがあり、予算に合わせて仕様を調整しやすい柔軟性があります。一方、積水ハウスは標準仕様のグレードが高いため、スタート価格が高くなりがちです。
しかし、坪単価という数字には「罠」があります。本体工事費だけで割るか、オプション込みの建築工事費で割るか、諸費用まで含めるかで全く数字が異なるのです。
例えば私の実例(施工床面積46.71坪)でも、本体工事費だけでなく、オプション込みの建築工事費、土地以外の諸費用込み総額で計算すると全く異なる坪単価になります。
坪単価という表面的な数字だけでなく、「その金額に何が含まれているか(外構、照明、カーテン、空調など)」という総額で比較することが重要です。
Q2. 鉄骨住宅は「冬寒い」と聞きますが、積水ハウスは大丈夫ですか?
A. 昔の鉄骨住宅のイメージとは全く異なりますので、ご安心ください。
確かに鉄は熱を伝えやすい素材ですが、積水ハウスの「ぐるりん断熱」は、鉄骨の弱点である熱橋(熱の逃げ道)を徹底的に断熱材で覆う独自の工法を採用しており、非常に快適です。
私自身、真冬に展示場や体験施設で確認しましたが、足元の冷えなどは全く感じませんでした。
さらに断熱性を高めたい場合は、サッシをトリプルガラスにしたり、断熱仕様をグレードアップして「断熱等級6」や「7」を目指すことも可能です。
Q3. 補助金は使えますか?「GX志向型住宅」などが話題ですが。
A. 積水ハウスの高い省エネ性能は多くの補助金対象になり得ますが、タイミングに注意が必要です。
例えば、2025年度の目玉であった「子育てグリーン住宅支援事業」の「GX志向型住宅(最大160万円/戸)」の新築枠は、2025年7月22日に予算上限に達し、受付を終了しています。
しかし、それ以外の「長期優良住宅(最大80〜100万円)」や「ZEH水準住宅(最大40〜60万円)」などの枠は、条件が合えば活用できる可能性があります。
補助金制度は年度や予算消化状況によって刻々と変わるため、最新情報は必ず担当の営業マンや専門家に確認してください。
Q4. 結局、紹介制度を使うとどれくらい安くなるのですか?
A. 「公式に一律3%」という制度はありませんが、実質的に3%〜それ以上のメリットが出るケースが多いです。
例えば建物価格が5,000万円なら150万円相当という大きなメリットになります。
さらに、単なる値引き以上に大きいのが「優秀な担当者がつく確率が上がる」というメリットです。家づくりの満足度は担当者で決まると言っても過言ではありません。この「安心感」は金銭換算できない価値があると、私は実体験から確信しています。
大和ハウスも積水ハウスも、日本の住宅業界を牽引する素晴らしいメーカーであり、どちらを選んでも間違いということはありません。
しかし、「より高い安心感」や「将来のメンテナンスフリー」、「担当者の質」にこだわりたい方にとって、積水ハウスは最高の選択肢になると私は信じています。
この記事が、あなたが「納得のいく住まい」を選ぶための一助となれば幸いです。







