大和ハウスは鉄骨?木造?構造別メリット・デメリットと、積水ハウスでの最適解

まだ展示場・資料請求前なら、先に“紹介の権利”だけ確保してから動くのが安全です(初回接触前が条件のため)
→ 紹介の権利を確保する(3分で完了)

こんにちは。

住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。

「大和ハウスで家を建てたいけれど、主力商品である鉄骨(xevoΣ)にするか、近年評判の良い木造(GranWood)にするかで、どうしても決めきれない…」

「鉄骨は地震に強そうで安心だけど、冬は寒いって聞くし…。逆に木造は温かそうだけど、シロアリや耐震性が心配…」

今、画面の前のあなたも、そんな深い悩みを抱えていませんか?

その気持ち、とてもよく分かります。

家づくりにおいて、構造材の選択『すなわち「鉄(Steel)」か「木(Wood)」か』は、最初にして最大の、そして一度決めたら二度と引き返せない分岐点だからです。

私自身、現在は積水ハウスで建てた自宅に実際に住んでいる施主ですが、ハウスメーカー選びの初期段階では、カタログや資料を読み込み、大和ハウスさんも有力な候補の一つとして徹底的にリサーチし、比較検討しました。

特に大和ハウスさんは、鉄骨と木造の両方で非常にレベルの高い商品を展開している稀有なメーカーであるがゆえに、余計に迷ってしまうんですよね。

それぞれの工法には、カタログのスペック表だけでは見えてこない「住んでからの快適性」や「将来かかるメンテナンスコスト」、そして「資産価値」に決定的な違いがあります。

これを理解せずに、営業マンの「どちらも良い家ですよ」という言葉だけで決めてしまうと、住み始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。

この記事では、施主としてのリアルな視点と、徹底的な調査に基づいて、大和ハウスの「鉄骨」と「木造」を解剖し、あなたにとっての最適解を見つけるための判断材料を提供します。

記事のポイント

  • 大和ハウスの主力商品である鉄骨(xevoΣ)と木造(GranWood)の決定的な違いと選び方
  • 天井高2m72cmや大開口など、構造ごとに実現できる「空間設計」のメリット
  • 鉄骨特有の「底冷え」リスクや木造の「シロアリ」問題など、知っておくべきデメリットと具体的な対策
  • 私が最終的に積水ハウスを選んだ理由と、構造の枠を超えた「断熱・気密性能」の重要性

鉄骨か木造か?大和ハウス選びの悩み

日本の住宅市場を見渡しても、大和ハウス工業というメーカーは非常に特殊な立ち位置にいます。

なぜなら、創業商品「ミゼットハウス」に代表されるように、戦後のプレハブ(工業化)住宅を牽引してきた「鉄骨のパイオニア」でありながら、近年ではその工業化技術を木造に応用し、木造住宅においてもトップクラスの性能を持つ商品を展開しているからです。

多くのハウスメーカーが「うちは鉄骨が専門です」「うちは木の家です」と得意分野を絞る中で、大和ハウスは「強靭な鉄骨のxevoΣ(ジーヴォシグマ)」と「進化した木造のxevo GranWood(ジーヴォグランウッド)」という、強力な二枚看板を持っています。

営業担当者によっては、顧客の予算や好みに合わせてどちらでも提案できるため、逆に私たち施主側が「で、結局どっちがいいの?」と迷路に迷い込んでしまうのです。

結論から申し上げますと、この選択に万人に共通する「絶対の正解」はありません。

しかし、あなたのライフスタイル、家族構成、資金計画、そして家づくりで何を最優先するか(大空間リビングの開放感なのか、冬の朝の温かさなのか、コストパフォーマンスなのか)によって、「あなたにとっての正解」は明確に分かれます。

鉄骨の広いリビング・地震への強さと木造の暖かさ・木のぬくもりの比較イメージ

ここでは、単なるカタログの受け売りではなく、それぞれの構造が持つ「物理的な特性」と「住環境への影響」という視点から、メリットとデメリットを掘り下げていきます。

大和ハウス鉄骨「xevoΣ」のメリット

まずは、大和ハウスの代名詞とも言える軽量鉄骨造「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」について見ていきましょう。

「大和ハウスといえば鉄骨」というイメージを持つ方も多いと思いますが、その期待を裏切らない、工業化住宅として極めて洗練された構造を持っています。

木造では実現が難しい、鉄ならではの明確な強みがそこにはあります。

軽量鉄骨が叶える天井高2m72cm

xevoΣを検討する最大の理由、それは何と言っても圧倒的な「空間の広がり」と「開放感」ではないでしょうか。

xevoΣは、標準仕様で天井高2m72cmを実現しています。

「たかが30cmの違いでしょ?」と思われるかもしれません。

しかし、一般的な日本の住宅の天井高が2m40cm程度であることを考えると、このプラス32cmは空間の体積において約13%以上の増加を意味します。

もしあなたが実際に住宅展示場でxevoΣのリビングに足を踏み入れてみると、きっと数字以上の広がりを感じるはずです。

頭上の圧迫感が全くなく、視線が自然と上へと抜けていく感覚は、鉄骨ならではの強靭な柱と梁があればこそ実現できるものです。

大和ハウスxevoΣ(ジーヴォシグマ)の天井高2m72cmと制震技術D-NΣQSTの解説図

さらに、この高さを活かした「グランフルサッシ」や、部屋の角をガラス張りにする「コーナーサッシ」などの開口部設計も大きな魅力です。

鉄骨造は木造に比べて柱や壁の制約が少ないため、窓を天井いっぱいまで高くしたり、壁一面を窓にしたりすることが容易です。

これにより、室内と庭(アウトドアリビング)がシームレスに繋がったような、ウチとソトの境界を感じさせない大空間リビングを作ることができます。

◆北川のワンポイントアドバイス

私が家づくりで重視したのは、まさにこの「リビングの開放感」でした。

狭い賃貸マンション暮らしが長かった反動もあるかもしれませんが(笑)、せっかく注文住宅を建てるなら、友人や親戚を招いてホームパーティーができるような、広々とした空間が欲しかったんです。

その点において、xevoΣが提案する「天井高2m72cm」と「柱のない大空間」は、私の理想に非常に近いものでした。

もしあなたが、「リビングに入った瞬間の『おおっ!』という感動」や「ホテルライクな非日常感」を日常に取り入れたいなら、木造よりも鉄骨のxevoΣの方が、その夢を叶えやすいでしょう。

地震エネルギーを吸収するD-NΣQST

日本で家を建てる以上、耐震性は絶対に無視できない要素です。

大和ハウスの鉄骨住宅における安全性の核心、それが標準搭載されているエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」です。

一般的な住宅の耐震構造(筋交いなど)は、地震の力に対して「硬く踏ん張って耐える」という剛構造の考え方が基本です。

しかし、これだけでは繰り返す大きな揺れに対して、徐々に接合部が緩んだり、損傷が蓄積したりするリスクがあります。

そこでxevoΣが取り入れたのが、「Σ(シグマ)」の形状をした独自のデバイスです。

このΣ型デバイスは、地震の強い力が加わると、しなやかに上下に動くように設計されています。

この動きによって、地震の運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、吸収してしまうのです。

つまり、単に「壊れない(耐震)」だけでなく、「揺れを早く収束させる(制震)」という機能を併せ持っています。

公式の実験データによると、震度7クラスの地震波を連続して加振しても、初期の耐震性能を維持できることが実証されています。

これは、一度きりの巨大地震(本震)だけでなく、その後数ヶ月、数年にわたって続くかもしれない「余震」に対しても、家がダメージを負いにくいことを意味します。

(出典:大和ハウス工業『xevoΣのテクノロジー|高耐震性』

ここがポイント

制震構造のメリットは、構造躯体(骨組み)を守るだけではありません。

建物の揺れ幅(変形量)を抑えることで、内装のクロスが破れたり、石膏ボードにひびが入ったりする被害を最小限に食い止めることができます。

大地震の後、構造は無事でも内装がボロボロで住めない…といった事態を防ぎ、被災後の生活再建(レジリエンス)を支える重要な技術だと言えます。

鉄骨のデメリットと外張り断熱の限界

ここまで鉄骨のメリットを挙げてきましたが、一方で鉄骨造には、素材の物理的特性に由来する「宿命的なデメリット」が存在します。

それは、「鉄の熱伝導率の高さ」です。

具体的に言うと、鉄は木の約350倍〜400倍も熱を通しやすい素材です。

鉄骨住宅の弱点は寒さ。熱橋(ヒートブリッジ)によって熱が逃げる仕組み

これはどういうことかというと、冬場の冷たい外気や、夏場の強烈な太陽熱が、鉄骨の柱や梁を通じてダイレクトに室内に伝わりやすい(ヒートブリッジ現象:熱橋)ということです。

かつての鉄骨プレハブ住宅が「夏は暑くて冬は寒い」と揶揄された原因の多くは、このヒートブリッジにありました。

もちろん、大和ハウスもこの弱点を放置しているわけではありません。

対策として開発されたのが「外張り断熱通気外壁」というシステムです。

これは、鉄骨の柱と柱の間に断熱材を詰めるだけでなく、さらに外側から高密度の断熱ボードですっぽりと建物を包み込むことで、鉄骨が直接外気に触れないようにする工法です。

しかし、それでも鉄骨造の断熱には限界があります。

窓枠の周辺や、バルコニーの接合部、複雑な形状のコーナー部分など、どうしても断熱材が途切れがちになる箇所から、熱が出入りしてしまうリスク(熱損失)は、木造に比べて高くなりがちです。

また、鉄骨そのものが冷やされると、壁の中で結露(内部結露)を起こし、断熱材をカビさせたり、最悪の場合は鉄骨を錆びさせたりするリスクも、理論上はゼロではありません。

◆北川のワンポイントアドバイス

正直に申し上げますと、私が家づくりを検討していた際も、この「鉄骨の寒さ(ヒートブリッジ)」は一番の懸念点でした。

もちろん最新のxevoΣは、ZEH基準をクリアする高い断熱性能を持っていますし、昔の鉄骨住宅とは比べ物にならないほど進化しています。

それでも、物理的な素材の性質上、「冬の朝、暖房をつける前の底冷え」や「壁際のひんやり感」に関しては、構造的に木造(GranWood)の方が有利なケースが多いのが現実です。

もしあなたが極度の寒がりであったり、光熱費を1円でも安く抑えることを最優先したいのであれば、この「鉄という素材の特性」については、営業担当者に納得いくまで質問し、慎重に検討する必要があります。

大和ハウス木造「GranWood」の評価

次に、大和ハウスの木造住宅商品「xevo GranWood(ジーヴォグランウッド)」について詳しく解説します。

「大和ハウス=鉄骨」のイメージが強いかもしれませんが、実はこのGranWood、一般的な工務店が建てる木造住宅とは一線を画す、「工業化された木造住宅」と呼ぶべき非常に高性能なプロダクトなのです。

在来工法を進化させた耐震技術

GranWoodは、日本の伝統的な木造建築の手法である「在来工法(軸組工法)」をベースにしています。

しかし、そのまま採用するのではなく、大和ハウスが長年鉄骨で培ってきた品質管理や構造解析の技術を注入し、在来工法の弱点を徹底的に克服した「ハイブリッド工法」となっています。

具体的には、以下の3つの技術革新が挙げられます。

技術要素 特徴とメリット
構造用集成材の採用 自然の無垢材ではなく、ひき板を積層接着した「エンジニアリングウッド」を全ての構造材に採用。含水率や強度が工場で厳密に管理されているため、経年による「反り」や「割れ」、強度のばらつきが極めて少ない。
接合金物の革新 従来の木造のように柱や梁を削って組み合わせる(仕口・継手)のではなく、専用の接合金物で緊結する。木材の断面欠損(削り取られる部分)を最小限に抑え、地震時の接合部強度を飛躍的に高めている。
Gran-Brace(制震) 木造住宅用に開発された独自の制震ダンパー「Gran-Brace(グランブレス)」を搭載。地震のエネルギーを吸収し、建物の変形を抑えることで、釘の緩みなどを防ぐ。

特に注目すべきは、木造でありながら「制震ダンパー(Gran-Brace)」を標準採用している点です。

木造住宅が倒壊するメカニズムの多くは、繰り返しの揺れによって構造用合板を留めている釘が緩んだり、筋交いが折れたりすることから始まります。

Gran-Braceは、揺れそのものを抑制することで、この「釘の緩み」の進行を食い止め、木造住宅の寿命と安全性を守る役割を果たしています。

木造のメリット:断熱性とコスト

木造(GranWood)を選ぶ最大のメリット、それはやはり「断熱性能」「コストパフォーマンス」のバランスの良さでしょう。

まず断熱性についてですが、木材自体が多孔質(無数の空気の穴が開いている構造)であるため、素材そのものが優れた断熱材としての性質を持っています。

そのため、鉄骨のような「ヒートブリッジ(熱橋)」のリスクが構造的に極めて低く、外気の影響を受けにくいのです。

さらに大和ハウスでは、この木の特性に加え、「遮熱外張り断熱」を採用しています。

これは、建物を断熱材で包むだけでなく、アルミ蒸着層を持つ遮熱シートで覆うことで、夏場の暑さの原因となる「輻射熱(赤外線)」を反射する技術です。

この「素材の断熱性」×「外張り断熱」×「遮熱」のトリプル効果により、夏は涼しく、冬は魔法瓶のように暖かい環境を、鉄骨よりも容易に実現できます。

大和ハウス木造GranWood(グランウッド)の断熱性と建築費用を抑えやすいメリット

次にコスト面です。

一般的に、建築費用(坪単価)は、鉄骨のxevoΣよりも木造のGranWoodの方が抑えられる傾向にあります。

もちろん仕様によりますが、坪単価で数万円〜10万円程度の差が出ることも珍しくありません。

建物本体の価格を抑え、浮いた予算をこだわりのキッチンやインテリア、あるいはお子様の将来の教育費に回したいと考える、経済合理性を重視する方にとっては、GranWoodは非常に賢明で魅力的な選択肢となります。

木造のデメリット:シロアリリスク

しかし、木造住宅を選ぶ以上、絶対に避けて通れない重大なリスクがあります。

それが「シロアリ(白蟻)」の問題です。

鉄骨であれば、たとえシロアリが侵入しても、構造体である鉄骨自体を食べられて家が倒壊する、ということは物理的にあり得ません。

しかし、木造は違います。構造体が「木(有機物)」である以上、シロアリにとっては格好のエサとなります。

もし土台や柱がシロアリに食い荒らされれば、耐震等級3の家であっても、その強度は著しく低下し、地震で倒壊するリスクが一気に跳ね上がります。

木造住宅の最大リスクはシロアリ被害。防蟻メンテナンスと耐震性の関係

ここが最大の注意点

もちろん、大和ハウスの木造(GranWood)は、高耐久な防蟻処理(薬剤の加圧注入など)が施されており、その辺の建売住宅とはレベルが違います。

しかし、それでも防蟻薬剤の効果は永久ではありません。

一般的には、5年〜10年ごとに専門業者による点検と、薬剤の再処理(再施工)が必要となります。

この再処理には、一回あたり十数万円〜数十万円の費用がかかります。

家を建ててから30年、60年と住み続ける中で、この「防蟻メンテナンスコスト」が定期的に発生し続けること、そしてそれを怠ると家の安全性が脅かされるリスクがあること。

この点は、メンテナンスフリーに近い鉄骨構造と比較する上で、必ずライフサイクルコストの計算に含めておくべき重要なデメリットです。

構造だけで選ぶのは危険?性能の視点

ここまで「鉄骨(xevoΣ)」と「木造(GranWood)」の特徴を比較してきましたが、実は「鉄か木か」という構造材の議論だけでハウスメーカーを決めるのは、少し危険なアプローチかもしれません。

なぜなら、現代の高性能住宅においては、構造そのものの素材よりも、「数値化された性能」の方が、実際の毎日の住み心地(暑い・寒い)に直結するからです。

住宅性能で重要なのは素材より数値。UA値(断熱)とC値(気密)を確認すべき理由

断熱等級と気密性が快適さを決める

よく「鉄骨だから寒い」「木造だから暖かい」と言われますが、これはあくまで一般的な素材の傾向に過ぎません。

本当に重要なのは、その家が具体的にどのレベルの「断熱等級(UA値)」「気密性能(C値)」を確保しているかです。

例えば、いくら素材が冷えやすい鉄骨であっても、分厚い高性能断熱材を隙間なく施工し、トリプルガラスの樹脂サッシを使えば、断熱等級6や7(最高レベル)をクリアし、木造以上に暖かい家を作ることは物理的に可能です。

逆に、素材が暖かいはずの木造であっても、施工精度が低く隙間だらけ(C値が悪い)であれば、せっかく暖房で温めた空気が隙間から逃げていき、足元がスースーする寒い家になってしまいます。

◆北川のワンポイントアドバイス

大和ハウスを検討する際は、営業担当者に必ずこう質問してみてください。

「私が検討しているこのプランだと、UA値(外皮平均熱貫流率)はいくつになりますか?」
「気密測定は実施していますか? 過去の実績値(C値)はどのくらいですか?」

もし担当者がこの質問に即答できなかったり、「うちは鉄骨だから大丈夫ですよ」と数値に基づかない精神論で返してきたりする場合は要注意です。

イメージやブランドに流されず、しっかりと「数値」で性能を確認することで、入居後の「こんなはずじゃなかった」という後悔を防ぐことができます。

私自身も、積水ハウスの担当してくれた店長にこれらの数値をしつこいくらい確認し、納得した上で契約に進みました。

資産価値とメンテナンス費用の違い

構造を選ぶ際に、もう一つ絶対に見落としてはいけないのが「資産価値(リセールバリュー)」「ランニングコスト(維持費)」の視点です。

家は建てて終わりではありません。

住み始めてから払い続ける税金やメンテナンス費用、そして将来万が一手放すことになった時の売却価格まで含めたトータルの収支(ライフサイクルコスト)で考える必要があります。

日本の税制や不動産市場において、鉄骨と木造は明確に異なる扱いを受けます。

鉄骨と木造の資産価値(売却額)と維持費(固定資産税・メンテナンスコスト)の違い

まずは、それぞれの特徴を整理した以下の表をご覧ください。

比較項目 鉄骨造(軽量鉄骨・重量鉄骨) 木造
法定耐用年数
(減価償却期間)
19年 or 27年 or 34年
※骨格材の肉厚による
22年
固定資産税
(毎年かかる税金)
建物の評価額が下がりにくく、高い税金を長期間払い続けることになる。
30年間で百万円単位の差が出ることも。
評価額の減価(下落)が早く、比較的早い段階で税金が安くなる。
ランニングコストは有利。
売却時の査定
(資産価値)
躯体の耐久性が認められやすく、築20年を超えても建物価値が残りやすい。
「スムストック」等の制度で高値売却が期待できる。
日本の市場慣習では、築20年を超えると「古家付土地(建物価値ほぼゼロ)」として扱われるケースが多い。
主な維持費 外壁塗装・シーリング打ち替え
(30年目に数百万円規模)
防蟻処理(シロアリ対策)
(5〜10年ごとに数十万円)
+外壁・屋根メンテナンス

(出典:国税庁『主な減価償却資産の耐用年数表』

ここから見えてくる「最適解」は、あなたの将来設計によって変わります。

もしあなたが、「転勤族で将来家を手放す可能性がある」「子供が巣立ったら売却してマンションに住み替えたい」と考えているなら、リセールバリューが期待できる鉄骨造(xevoΣ)は、換金性の高い「資産」としての側面が強くなります。

大和ハウスを含む大手メーカー10社が推進する「スムストック(SumStock)」制度を利用すれば、建物の価値を適正に評価してもらえるため、売却時に有利に働きます。

一方で、「この土地に骨を埋める覚悟だ」「子供や孫の代まで住み継ぐつもりだ」という方であれば、固定資産税が早く安くなる木造(GranWood)の方が、トータルの出費(キャッシュフロー)は抑えられる可能性が高いです。

特に固定資産税の差は馬鹿になりません。鉄骨造は頑丈であるがゆえに、税制上は「贅沢な建物」とみなされ、高い税金を長く払い続けることになるからです。

メンテナンスコストの罠

メンテナンス費用についても注意が必要です。

「鉄骨はメンテナンスフリー」と思われがちですが、それはあくまで「構造体(骨組み)」の話です。

実際には、外壁の継ぎ目(シーリング)や屋根の防水などは、構造に関わらず経年劣化します。

特に大和ハウスのような大手メーカーの鉄骨住宅は建物自体が大きくなりがちなので、30年目などに発生する大規模修繕(足場を組んでの塗装や防水工事)の費用は、200万円〜300万円規模になることも珍しくありません。

木造の防蟻処理費用(5年ごとに数十万円)を積み重ねていくのと、鉄骨で30年後にドカンと大きな出費があるのと、どちらが家計に合っているかシミュレーションすることが大切です。

私の場合は、将来的な資産価値も重視しつつ、日々のランニングコストも抑えたいという欲張りな考えがありました。

最終的に積水ハウスを選んだ背景には、こうした資金計画のバランス感覚もありました。

このあたりの詳しい資金計画や、ハウスメーカーから出てくる見積もりの見方については、以下の記事で私の実例を交えて解説しています。

【参考】積水ハウスのプラン提案と資金計画のリアル

鉄骨でも暖かい積水ハウスという選択

さて、ここまで大和ハウスの鉄骨と木造を比較してきましたが、ここで少し、私が最終的に選んだ「積水ハウス」についても触れさせてください。

私が数あるメーカーの中から積水ハウス(鉄骨の「イズ」シリーズ)を選んだ最大の理由は、鉄骨造が持つ「大空間・耐震性・資産価値」という圧倒的なメリットを享受しつつ、その最大のデメリットである「寒さ(ヒートブリッジ)」を、独自の技術力で徹底的に克服していると確信できたからです。

基礎まで包む「ぐるりん断熱」の凄さ

私が積水ハウスの仕様説明を聞いて最も感動し、「これなら鉄骨でもいける!」と確信したのが、独自の断熱思想「ぐるりん断熱」です。

一般的な鉄骨住宅の弱点は、先ほどもお話しした通り、鉄骨を通じて外の冷気が室内に伝わる「熱橋(ヒートブリッジ)」です。

多くのメーカーは壁や天井の断熱を強化することで対策していますが、意外と見落とされがちなのが「足元」、つまり基礎部分からの熱の出入りです。

積水ハウスの「ぐるりん断熱」は、壁や天井だけでなく、なんと基礎の内側から床下までを断熱材でぐるりと連続的に包み込むアプローチをとっています。

積水ハウスの基礎断熱技術「ぐるりん断熱」の断面図。底冷えを防ぐ仕組み

さらに、鉄骨の柱や梁の周囲にも、まるでマフラーを巻くように断熱材を回り込ませたり、熱を通しにくい樹脂製のカバーを装着したりするなど、非常に細やかで執念すら感じる施工が標準化されています。

◆北川のワンポイントアドバイス

「鉄骨は足元が冷える」という定説を、積水ハウスは見事に覆しています。

実際に、私が契約前に見学した積水ハウスの実例(築数年のお宅)でも、真冬の寒い日だったにも関わらず、玄関に入った瞬間からふんわりと暖かく、スリッパなしでも床が冷たくなかったことに衝撃を受けました。

しかも、広大なリビングでエアコン1台が稼働しているだけでした。

「鉄骨=寒い」という図式は、最新の積水ハウスには当てはまりません。

この「冬でもTシャツで過ごせるような鉄骨住宅」を実現している技術力こそが、私が積水ハウスに決めた決定打の一つでした。

木造でも鉄骨並みの強度と自由度

また、もしこの記事を読んでいるあなたが「やっぱり木の家がいい」と考えているなら、大和ハウスのGranWoodだけでなく、積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」も比較検討の土俵に乗せるべきです。

シャーウッドは、「木造軸組工法」でありながら、国から「型式適合認定」を取得しているという、極めて特殊で高性能な木造住宅です。

その最大の特徴は、独自の「基礎ダイレクトジョイント」という技術です。

一般的な木造住宅は、コンクリートの基礎の上に「土台」という木材を敷き、その上に柱を立てます。

しかし、シャーウッドにはこの「土台」がありません。

専用の強力な金属コネクタを使って、基礎と柱を直接ガッチリと緊結(接合)しているのです。

これにより、地震の激しい揺れで柱が土台から引き抜ける(ホゾ抜け)リスクを物理的に排除しています。

さらに、鉄骨並みの強度を持つ集成材と専用金物を組み合わせることで、木造でありながら鉄骨に匹敵する大開口や大空間リビングを実現できます。

「木の温もりは捨てがたいけど、地震への強さや大空間も諦めたくない」

そんな欲張りな要望に対し、木造の常識を覆す技術で応えてくれるのが、積水ハウスのシャーウッドなのです。

私が積水ハウスと契約に至るまでの詳細なプロセスや、金額交渉のリアルについては、こちらの記事もぜひご覧ください。

【参考】積水ハウスとの本契約!金額確定と決断の時

実際のモデルハウスで空気感を比較へ

ここまで、鉄骨と木造の構造的な違いや、数値上の性能について解説してきました。

しかし、最後に私が最も強くお伝えしたいのは、「家はスペック表だけで選んではいけない」ということです。

最終的な判断は、あなた自身の「五感」で行ってください。

大和ハウスのxevoΣが誇る天井高2m72cmが生み出す開放感は、図面を見ているだけでは絶対に分かりません。

実際にモデルハウスのリビングに立ち、見上げた時の「抜け感」や、窓から差し込む光の量を感じて初めて、その価値が理解できます。

同様に、積水ハウスの室内に入った瞬間の「守られているような静けさ(遮音性)」や、「空気が澄んでいる感じ(空気質)」も、言葉や数値では伝えきれない部分です。

住宅展示場で靴を脱いで確かめる重要性。スペックより五感で選ぶ家づくり

床材の踏み心地一つとっても、鉄骨のガッシリした硬さを好む人もいれば、木造の柔らかなしなりを好む人もいます。

ぜひ、今度の週末はご家族で住宅展示場に足を運んでみてください。

そして、ただ見るだけでなく、靴を脱いで床を歩き、ソファに座って深呼吸をし、目を閉じて耳を澄ませてみてください。

「あ、なんとなくここが落ち着くな」「この空気感が好きだな」という直感こそが、あなたにとっての正解である可能性が非常に高いです。

構造と住まい選びに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 結局、地震に一番強いのは鉄骨と木造どちらですか?

A. 結論から言うと、大和ハウスや積水ハウスのような大手ハウスメーカーであれば、鉄骨・木造を問わず「耐震等級3(最高等級)」を標準的に取得しており、どちらを選んでも倒壊のリスクは極めて低いです。どちらも「命を守るシェルター」としての性能は十分です。

ただし、物理的な素材の特性として、鉄骨の方が「粘り強さ」があり、繰り返し発生する余震に対して構造体のダメージが蓄積しにくい傾向があります。一方で、最新の木造(シャーウッドやGranWood)も制震ダンパー等でその弱点を克服しています。

私の場合は、巨大地震への恐怖心が人一倍強かったため、重量感と実績のある鉄骨(積水ハウス)を選びましたが、これは「安心感」という精神的な要素も大きかったです。

Q2. 鉄骨住宅はWi-Fiが繋がりにくいというのは本当ですか?

A. はい、木造に比べると電波を通しにくい傾向は確かにあります。

鉄骨造の壁や床には金属(鉄骨や補強メッシュ)が含まれているため、これが電波を遮蔽(シールド)してしまうことがあります。特に1階にルーターがあり、2階の端の部屋でスマホを使う場合などに、Wi-Fiが弱くなることがあります。

ただ、これは現代の技術で十分に解決できる問題です。メッシュWi-Fiを導入したり、設計段階でWi-Fiルーターの配置(情報分電盤の位置)を家の中心に工夫したり、LAN配線を各部屋に通しておいたりすることで快適な通信環境を作れます。私も設計士さんと相談して、ルーターの配置には気を配りました。

Q3. 大和ハウスと積水ハウス、価格はどのくらい違いますか?

A. 一般的には積水ハウスの方が坪単価がやや高い傾向にありますが、選ぶ商品やグレード、オプションによって逆転することも多々あります。

例えば、大和ハウスのxevoΣでも最上位グレードを選べば積水ハウスより高くなりますし、積水ハウスでも規格型プランなどを上手く活用すれば価格を抑えることが可能です。

重要なのは「坪単価」という表面的な数字だけでなく、30年、60年と住み続ける中でかかるメンテナンス費用や光熱費を含めた「ライフサイクルコスト(総額)」で比較することです。
見積もりを取る際は、必ず同じような条件(広さ、設備グレード、断熱仕様)で比較するようにしましょう。

Q4. メンテナンス費用を安く抑えるならどちらが良いですか?

A. 「外壁の種類」と「シロアリ対策」が鍵になります。

一般的に、木造はシロアリ防除処理のコスト(5〜10年ごと)が発生し続けます。一方、鉄骨はその費用は抑えられますが、外壁の塗装メンテナンスが必要になる場合があります。

私が積水ハウスを選んだ理由の一つに、外壁「ダインコンクリート」の圧倒的な耐久性がありました。これは30年間メンテナンスフリー(塗装不要)を謳っており、長期的なコストパフォーマンスが非常に高いと判断しました。

メーカーごとに「30年スパンでのメンテナンスコスト」をシミュレーションしてもらい、納得できる方を選ぶのがおすすめです。

家づくりは、人生最大のプロジェクトであり、同時に人生最大の「決断」の連続です。

鉄骨か木造か、大和ハウスか積水ハウスか。

迷うことも多いと思いますが、その「迷い」こそが、あなたにとって本当に良い家を作るためのエネルギーになります。

迷って、調べて、比較して、納得して選んだ家なら、きっと住んでからも愛着の持てる最高の我が家になるはずです。

もし、「もっと詳しい話を聞きたい」「積水ハウスの信頼できる店長クラスの担当者と繋がってみたい」「実際にどれくらいの割引が可能か知りたい」という場合は、私の経験をフルに活かしてサポートさせていただきます。

特に積水ハウスに関しては、私が全幅の信頼を寄せる店長を通じて、全国各地の「優秀な店長」と直接連携を取り、強力な後押しによって最良の担当者をアサインできる体制を整えています。

お気軽にご相談くださいね。

あなたにとって、納得のいく、最高の家づくりができることを心から応援しています!

 

積水ハウスで後悔したくない方へ

現役施主の北川が、オーナー紹介割引(3%)+αの交渉サポートを無料でご提供します。
まずは詳細をご確認ください。しつこい営業は一切ありません。

割引適用の流れとQ&Aを見る(無料)

  • この記事を書いた人
プロフィール画像

北川 晴夫(積水ハウス 施主)

「すまつな」運営者・株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。