こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。
「大和ハウスのxevoΣ(ジーヴォシグマ)に憧れているけれど、正直なところ、自分の予算で本当に建つのだろうか?」
「ネットで坪単価を調べると80万円〜と出てくるけれど、実際に見積もりを取ったら4000万円、5000万円といきなり言われて驚いてしまった…」
そんな不安や戸惑いを感じて、このページに辿り着いた方も多いのではないでしょうか。
家づくりは、人生で最大の買い物です。
だからこそ、「予算内で理想の家が建つのか」という現実は、最初に直面する最も高いハードルであり、最も切実な悩みですよね。
私自身も、実際に積水ハウスで自宅を建築した際、同じように予算と理想の狭間で大いに悩みました。
「坪単価」という言葉のマジックに翻弄され、見積書に出てくる「諸経費」や「付帯工事費」の金額に愕然とした経験があります。
特に昨今は、建築資材の高騰や人件費の上昇(いわゆる2024年問題以降の影響)により、数年前の相場観が全く通用しなくなっています。
今回は、国内有数のハウスメーカーである大和ハウス工業の注文住宅について、25坪から60坪までの坪数別に、リアルな「建築総額」の目安と、予算内で何が実現できるのかを、私の家づくりでの実体験や徹底的な調査に基づいて深掘りしていきます。
単なるカタログスペックではなく、「住み出し価格(実際に住むためにかかる総額)」という視点から、あなたの家づくりの資金計画を強力にサポートします。
記事のポイント
- 25坪から60坪までの坪数別に、建物本体価格だけでなく諸経費を含めたリアルな「建築総額」の目安
- 予算4000万円・5000万円の壁で、具体的にどのような仕様や間取り(xevoΣ等)が実現可能か
- 大和ハウスの見積もりが高くなる構造的な要因(天井高、断熱、外壁など)と、コストダウンのポイント
- 同じ価格帯で競合する積水ハウスと比較検討する際に、紹介サポートを使って賢くコストパフォーマンスを高める方法
大和ハウスの坪単価と総額の罠
「坪単価80万円なら、30坪で2400万円で家が建つ!」
もし、そのような単純計算で資金計画を立てられているとしたら、少し立ち止まってください。
それは非常に危険な賭けになるかもしれません。
ハウスメーカーが広告などで提示するキラキラした「坪単価」と、私たちが実際に銀行から融資を受けて支払う「総額」には、決定的な乖離があるからです。
まずは、多くの人が陥りがちなこの「数字の罠」を解き明かし、正しい予算感覚を持つことから始めましょう。
本体価格と建築総額の決定的な違い
住宅情報サイトや雑誌でよく目にする「坪単価」。
これは多くの場合、「建物本体価格 ÷ 延床面積」という単純な計算式で算出されています。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。
この「建物本体価格」には、私たちが生活するために不可欠な多くの要素が含まれていないことがほとんどだからです。
例えば、家を建てるための地盤改良工事、電気や水道を引き込むための屋外給排水工事、カーテンや照明、そして税金やローン手数料などの諸費用。
これらは「オプション」ではなく、家を建てる上で「必須」の費用ですが、坪単価の計算からは除外されているケースが大半です。
実際に私が家を建てた経験から申し上げますと、家づくりに必要な費用は、大きく分けて以下の3つに分類されます。
| 費用の種類 | 割合目安 | 具体的な内容 |
|---|---|---|
| ① 建物本体価格 | 約70% | 構造躯体(柱・梁)、外壁、屋根、床、壁紙、標準的なキッチン・バス・トイレなど。 ※いわゆる「家そのもの」の価格です。 |
| ② 付帯工事費 | 約20% | 解体工事(建替えの場合)、地盤改良工事、屋外給排水工事、電気配線引き込み、外構(エクステリア・庭)工事、カーテン・照明・空調工事など。 ※ここが意外と高額になります! |
| ③ 諸費用 | 約10% | 不動産取得税、固定資産税精算金、登記費用、住宅ローン保証料・手数料、火災保険料、印紙代、地鎮祭費用など。 ※現金で用意が必要な場合も多い項目です。 |
この表を見ていただくと分かる通り、建物本体価格は全体の約7割に過ぎません。
つまり、本当に必要な資金(住み出し総額)を算出するためには、以下の計算式を頭に入れておく必要があります。
建築総額 ≒ 建物本体価格 × 1.3 〜 1.5
具体例を挙げてみましょう。
仮に坪単価100万円で35坪の大和ハウス「xevoΣ」を検討するとします。
本体価格は 100万円 × 35坪 = 3,500万円 です。
しかし、これに付帯工事や諸費用を加えた「総額」は、3,500万円 × 1.3 = 約4,550万円 となります。
この「1,000万円以上の差」を最初から見込んでおかないと、契約直前になって「外構をやる予算がない!」「カーテンが付けられない!」といった事態に陥りかねません。
実際、私の積水ハウスでの建築実例でも、本体工事費だけで見れば坪単価は約107万円でしたが、最終的な建築総額(土地代除く)で割り返すと、坪単価は約160万円にまで跳ね上がりました。
計算すると、実に本体価格の約1.5倍近くになった計算です。
「坪単価」はあくまでメーカー比較のための入り口の数字に過ぎず、実際の資金計画では必ず「総額」で考える癖をつけてください。
ちなみに、注文住宅の建築費用の全国的な平均データについては、住宅金融支援機構が毎年調査を行っています。こちらも客観的な指標として参考になります。
25坪〜34坪:都市型と4000万円の壁
それではここから、具体的な坪数ごとの総額感と実現できる家のイメージについて解説していきます。
まずは、都市部の狭小地や、利便性を重視する一次取得者層(初めて家を買う層)に多い、25坪から34坪のレンジです。
「コンパクトだから安く済むだろう」と思われがちですが、実はこのサイズ感こそ、坪単価が高くなりやすい難しいゾーンなのです。
25坪は狭小?総額2500万円の現実
25坪(延床面積 約82㎡)という広さは、マンションであれば「広めの3LDK」として十分な広さに感じられます。
しかし、戸建て住宅の場合は階段や廊下、壁の厚みなどで有効面積が削られるため、体感的にはマンションの70㎡程度と同じくらいの広さに感じることが多いでしょう。
ターゲット層としては、都市部在住の単身者、DINKS(共働き夫婦)、あるいは土地価格が非常に高いエリアでなんとか戸建てを持ちたい3人家族などが該当します。
このサイズ感における最大の課題は、「スケールメリットが働かないこと」です。
キッチンやバスルーム、トイレ、給湯器といった高額な設備機器は、家の大きさが25坪でも50坪でも、基本的には1つずつ必要になります。
また、工事現場に搬入するトラックの輸送費や、現場監督の人件費なども、家の大きさに比例して半分になるわけではありません。
そのため、坪数が小さくなればなるほど、坪単価(1坪あたりの単価)は割高になってしまうのです。
| 項目 | データ範囲・目安 |
|---|---|
| 延床面積 | 25坪(約82.6㎡) |
| 建物本体価格目安 | 1,750万円 〜 3,750万円 |
| 建築総額レンジ | 2,333万円 〜 5,000万円 |
上記の表にある通り、一般的な木造2階建てや軽量鉄骨造であれば、総額2,500万円〜3,000万円前後が現実的なラインとなります。
しかし、都市部の防火地域などで3階建ての重量鉄骨造(大和ハウスの「skye(スカイエ)」など)を選択したり、狭小地特有の工事の難しさ(警備員の増員や小運搬費用の追加)があったりすると、25坪でも総額が5,000万円に達するケースも決して珍しくありません。
ここで大和ハウスを選ぶメリットとして挙げられるのが、主力商品「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」が誇る標準天井高2m72cmです。
床面積を広げることが難しい狭小地において、「天井を高くする」ことは空間を広く見せるための最強の武器になります。
一般的な住宅の天井高(2m40cm)より30cm以上高い空間は、視覚的な圧迫感を劇的に軽減し、25坪とは思えない開放感を生み出してくれます。
狭いからこそ、この「縦の広がり」にお金をかける価値がある、と私は考えます。
30坪で4000万円なら何が建つか
続いて、30坪(約99㎡)のケースです。
ここは30代前半の夫婦+子供1〜2人という、いわゆる一次取得層にとっての最大のボリュームゾーンであり、各ハウスメーカーが激しく競合するエリアでもあります。
多くのユーザーが検索し、目標とするのが「総額4000万円以内」というラインではないでしょうか。
では、大和ハウスで30坪の家を建てる場合、予算4000万円でどのような家が実現できるのでしょうか。
結論から申し上げますと、「xevoΣで比較的グレードの高い仕様が可能だが、オプションの選別は必要」というレベル感になります。
データや相場感から分析すると、30坪の総額下限は約2,400万円程度からとなっています。
しかし、これは大和ハウスのWeb限定規格住宅「Lifegenic(ライフジェニック)」などを選択し、オプションを極力抑えた場合の数値だと推測されます。
注文住宅の醍醐味である「自由設計」のxevoΣを選び、さらにZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様にするための太陽光パネル、冬場に嬉しい床暖房、メンテナンスフリーで高級感のある外壁タイルなどを導入していけば、総額はあっという間に3,500万円〜4,000万円に到達します。
【シミュレーション】30坪・予算4000万円で実現できること
もし30坪で4000万円の予算を確保できれば、大和ハウスの中でも満足度の高い家づくりが可能です。 具体的には以下のような仕様が視野に入ります。
- 構造:人気の鉄骨造「xevoΣ」を採用し、地震に強い家を実現。
- 間取り:リビングの一角に子供の勉強スペースを設ける「リビング学習」プランや、行き止まりのない回遊動線のあるキッチン。
- 内装:1階のLDKには質感の良い挽板フローリングを採用し、天井までのハイドアですっきりとした空間を演出。
- 設備:太陽光発電システムを搭載し、光熱費を削減するZEH仕様。
ただし、4000万円という予算は大金ですが、大和ハウスのような大手メーカーでこだわりを詰め込むと、すぐに上限に達してしまう金額でもあります。
「外観にはこだわりたいから外壁はベルサイクス(高級外壁)にしたいけれど、その分、2階の子供部屋はシンプルな仕様にしよう」といった具合に、予算配分のメリハリをつけることが成功の鍵となります。
特に30坪という限られたスペースでは、個室の書斎を作るのが難しい場合も多いため、寝室の一角にワークスペースを設けるなど、間取りの工夫でコストと満足度を両立させる視点が重要です。
35坪〜49坪:主力層と5000万円の攻防
次に、郊外や地方都市での標準的なファミリー世帯(夫婦+子供2人など)や、実家の建替えを検討される層がターゲットとなる、35坪〜49坪のレンジについて見ていきましょう。
このクラスになると、家は単なる「住むための箱」ではなく、「生活の質(QOL)を高めるための空間」としての役割が強く求められるようになります。
予算5000万円を巡る攻防が、このゾーンのハイライトです。
35坪は総額4200万円が目安
35坪(約115㎡)は、LDKに加えて和室やファミリークローゼットを設けたり、2階に各個室を4部屋配置したりと、4LDKの間取りを無理なく実現できる、最もバランスの取れたサイズと言えます。
コストパフォーマンスと居住性のバランスが最も良く、多くの施主がこのサイズを目指します。
| 項目 | 目安金額 |
|---|---|
| 延床面積 | 35坪(約115.7㎡) |
| 建物本体価格 | 約2,940万円(坪単価84万円想定) |
| 付帯工事・諸費用 | 約588万円 〜 |
| 建築総額目安 | 約3,528万円 〜 4,200万円 |
上記の試算では、総額の目安は3,500万円前後からスタートします。
しかし、これはあくまで「標準仕様」の場合の話です。
昨今の建設資材価格の高騰は凄まじく、私の感覚としても、xevoΣで「せっかくだからキッチンはリクシルのリシェルSIを入れたい」「外壁はメンテナンスフリーの総タイル貼りにしたい」といった要望を盛り込んでいくと、総額は容易に4,000万円を超えてきます。
35坪で総額4,200万円というのは、決して贅沢すぎる金額ではありません。
大和ハウスの安心感と性能を手に入れつつ、少しこだわりのオプションを追加した「等身大の注文住宅」のリアルな価格感がこのあたりです。
このゾーンは予算管理が最もシビアになる領域であり、オプションの追加費用と睨めっこしながら、「何にお金をかけ、何を削るか」の優先順位付け(取捨選択)が、家づくりの満足度を大きく左右することになります。
例えば、35坪の実例としてよく見られる工夫には以下のようなものがあります。
「吹き抜けリビングと土間」を採用して面積以上の広がりを演出したり、「スケルトン階段」で視線の抜けを作ってLDKの一体感を高めたり。
これらは、35坪という「決して狭くはないが、豪邸でもない」サイズにおいて、プレミアム感を演出するための定石的な手法であり、大和ハウスの設計力が光る部分でもあります。
40坪超えで5000万円の仕様とは
40坪(約132㎡)を超えてくると、いよいよ総額は4,000万円台後半から5,000万円台、あるいはそれ以上に突入します。
経済的にある程度余裕のある40代の方や、親御さんの土地での建替え層などがメインのターゲットになります。
予算5,000万円を用意できるのであれば、大和ハウスのラインナップの中でもハイグレードなモデルである「xevoΣ PREMIUM(ジーヴォシグマ プレミアム)」のフルスペック仕様も十分に視野に入ってきます。
この価格帯になると、単なる機能性だけでなく、「邸宅としての品格」や「圧倒的な快適性」を追求できるようになります。
総額5,000万円(40〜45坪想定)で実現できる世界
- 構造・性能:xevoΣ PREMIUMを採用。断熱性能は最高等級、耐震等級3は当たり前。
- エネルギー:ZEH+(ゼッチ・プラス)に対応し、大容量の太陽光発電システムに加えて、蓄電池やエネファームを連携させた「3電池」システムで、災害時の電力確保も万全に。
- 外観:彫りの深い最高級外壁「ベルサイクス」の採用や、建物の全面をタイル貼りにする重厚なデザイン。深い軒(のき)の出による陰影のあるファサード。
- 内装:LDKだけでなく、廊下や寝室に至るまで挽板や無垢床を採用。壁掛けテレビに合わせた造作のTVボードや、書斎の造り付けデスクなど、オーダーメイドの家具工事。
- 空調:全館空調システム「エアシーズ」を導入し、家中どこにいても温度差のない、ホテルライクな空気環境を実現。
40坪以上の住宅では、単に部屋数が多いだけでなく、「質の高い余白」を作ることが可能です。
例えば、2階のホールを広げてセカンドリビングにしたり、洗面所とは別に独立したランドリールームを設けて「洗う・干す・畳む」を完結させる家事楽プランを採用したり。
また、xevoΣの真骨頂である「グランリビング」における最大開口幅7.1mの大開口サッシなどは、構造躯体費やサッシ費用を押し上げる要因にはなりますが、それに見合うだけの圧倒的な開放感と、庭との一体感をもたらしてくれます。
50坪〜60坪:二世帯と平屋の価格感
最後に、富裕層や二世帯同居を検討されている方、あるいは地方の広大な敷地を持つ方に向けた、50坪〜60坪クラスの分析です。
このクラスになると、一般的な「坪単価」の概念が通用しなくなり、特殊なコスト要因が絡んできます。
50坪平屋は坪単価が割高になる理由
近年、シニア層だけでなく子育て世代にも人気の「平屋」。
大和ハウスでも「xevoΣ 平屋暮らし」などの商品が展開されています。
もしあなたが50坪の平屋を検討されているなら、知っておくべき重要な事実があります。
それは、「平屋は2階建てよりも坪単価が高くなる(割高になる)」という傾向です。
理由は構造的に明確です。
同じ延床面積50坪の家を建てる場合、総2階建て(1階25坪+2階25坪)と平屋(1階50坪)を比較すると、平屋は基礎の面積と屋根の面積が単純に2倍になります。
基礎(コンクリート)と屋根は、建築コスト全体の中で非常に大きなウェイトを占める部分です。
そのため、壁の面積などは減るものの、トータルで見ると平屋の方が坪単価で約10%〜20%程度割高になるケースが多いのです。
しかし、価格が高い分、得られる価値も格別です。
平屋ならではの屋根勾配を活かした、最大4m60cmにもなる勾配天井の大空間は、2階建てでは絶対に味わえない開放感です。
また、階段のないフラットな動線は、子育てのしやすさはもちろん、老後のバリアフリー生活においても最強の安心材料となります。
「土地という資産を贅沢に使う」平屋は、コスト以上の豊かさを提供してくれる選択肢と言えるでしょう。
60坪二世帯は億超えも視野に
60坪クラス、特に二世帯住宅となると、総額レンジは5,600万円〜1億2,000万円と、振れ幅が極めて大きくなります。
仕様やプラン次第では、容易に「億超え」が見えてくる世界です。
価格が跳ね上がる最大の要因は、やはり「設備の重複」です。
完全分離型の二世帯住宅にする場合、キッチン、バスルーム、トイレ、洗面台がすべて2セットずつ必要になります。
さらに、玄関ドアも2つ、給湯器も2つ、インターホンも2つ…と、あらゆるものが倍になります。
また、それぞれの世帯を隔てるための界壁(防音壁)やドアの数も増えるため、単純な60坪の単世帯住宅よりもコストは確実に上がります。
加えて、この規模の住宅を建てる層は、全館空調やホームエレベーター、高級な石張り内装などを採用する傾向も強く、それがさらに総額を押し上げます。
◆北川のワンポイントアドバイス
二世帯住宅を建てるなら、初期費用が多少かかっても「完全分離型」を検討する価値は大いにあります。
それは、プライバシーの問題だけでなく、税制面でのメリットが非常に大きいからです。
条件を満たせば、不動産取得税の控除額や、固定資産税の軽減措置が「2戸分」適用される可能性があります。
例えば、不動産取得税の控除が1,200万円から2,400万円に倍増したり、固定資産税の軽減面積が広がったりと、長期的な支払総額で数百万円単位の差が出ることもあります。
私自身も家づくりの過程で痛感しましたが、税制優遇を知っているかどうかで、実質的なコストは大きく変わります。
ここはぜひ、税理士さんなどの専門家や、知識豊富な営業担当者(店長クラスなら詳しいはずです!)としっかりシミュレーションしてみてください。
大和ハウスの見積もりが高くなる要因
ここまで読んで、「やっぱり大和ハウスのメンテナンス費用は高いな…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、工務店やローコストメーカーと比較すれば、その見積額は1.5倍〜2倍近くになることもあります。
しかし、その価格差には明確な理由があります。
単なる「ブランド料」として片付けるのではなく、そのコストがどのような技術や安心感に変換されているのか、その構造を理解することが納得のいく家づくりへの第一歩です。
xevoΣの天井高と断熱仕様のコスト
大和ハウス、特に主力商品である鉄骨造「xevoΣ」の価格を押し上げている主な技術的要因は、以下の3点に集約されます。
- 天井高2m72cmと大開口を実現する構造躯体:
標準で一般的な住宅より30cmも高い天井や、柱の少ない大空間を実現するためには、それを支える強靭な骨組みが必要です。 大和ハウスでは、80mm角の柱や、独自開発のエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」を使用しています。 この「D-NΣQST」は、地震エネルギーを吸収して建物の揺れを早く収束させる制震デバイスですが、こうした特殊な部材や大量の鉄骨を使用することで、必然的に資材コスト(構造躯体費)は上昇します。 しかし、これにより「繰り返し来る巨大地震」への耐久性と、リフォームのしやすい可変性を手に入れることができます。 - 外張り断熱通気外壁による施工コスト:
鉄骨造の最大の弱点は、鉄が熱を伝えやすいため、外気の影響を受けやすい(夏暑く冬寒い、結露しやすい)点にあります。 これを克服するために、大和ハウスでは家全体を断熱材ですっぽりと包み込む「外張り断熱」を採用しています。 柱と柱の間に断熱材を入れる一般的な「充填断熱」に比べて、施工の手間がかかり、断熱材の使用量も増えるため、コストアップの要因となります。 しかし、これにより鉄骨の弱点である「熱橋(ヒートブリッジ)」を防ぎ、高い省エネ性能と結露防止を実現しています。 - 長期保証とメンテナンス性の追求:
大和ハウスの坪単価が高い理由の一つに、充実した保証制度と高耐久部材の採用があります。 構造躯体と雨水の浸入防止部分について「初期保証30年」を提供しており、これは一般的な10年保証と比較して非常に手厚い内容です。 また、外壁には光触媒コーティングを施した「KIRARI+(キラリプラス)」や、高耐久シーリングを採用するなど、将来的なメンテナンス費(塗り替え費用など)を抑えるための先行投資が価格に含まれています。 イニシャルコスト(建築費)は高くても、30年、60年というスパンで見たライフサイクルコスト(LCC)を低減させる設計思想が、価格に反映されているのです。
同じ予算なら積水ハウスも検討すべき理由
ここまで大和ハウスの価格構造や特徴を見てきましたが、もしあなたが総額4,000万円〜5,000万円以上の予算で家づくりを検討されているのであれば、競合である積水ハウスも比較検討の土俵に必ず乗せるべきです。
なぜなら、大和ハウスが得意とする「大空間」「耐震性」「断熱性」といった分野において、積水ハウスもまた、「ダイナミックフレーム・システム」や「基礎ダイレクトジョイント」、制震システム「シーカス」といった独自の先進技術で、同等以上の性能を実現しているからです。
両社は日本の住宅市場におけるトップランナー同士であり、互いに切磋琢磨し合っているライバル関係にあります。
紹介サポートで賢く比較し最適解を選ぶ
「でも、積水ハウスの方が大和ハウスよりも高いんじゃないの?」
そう思われるかもしれません。
確かに、一般的な坪単価の目安としては、積水ハウスの方が同等か、あるいは若干高くなる傾向にあります。
しかし、ここで重要になるのが「紹介」によるメリットの活用です。
よくネット上には「積水ハウスには紹介割引3%の制度がある」という情報が出回っていますが、正確には「公式のオーナー紹介割引3%制度」というものは存在しません。
ですが、私のような現役オーナーが「橋渡し」をすることで、結果として建物本体価格の3%相当(またはそれ以上)の割引が実現することもまた事実です。
紹介サポートを利用するメリット
- 実質的なコストダウン:
公式制度ではありませんが、オーナーの橋渡しにより交渉が有利になり、3%相当(例:5,000万円なら150万円相当)の大きな割引が実現する可能性があります。 - 優秀な担当者との出会い:
特に積水ハウスに関しては、私が全幅の信頼を寄せるベテランの店長を通じて、全国各地の「店長クラス」と直接連携を取り、強力な後押しによって最良の担当者をアサインできる体制を整えています。家づくりの満足度は「担当者」で決まると言っても過言ではありません。
大和ハウスの見積もりが出た段階、あるいは検討初期の段階で、積水ハウスでも同じ条件で見積もりを取り、紹介による交渉力を活かした「ファイナルプライス」で比較検討する。
これにより、価格面での差を縮めつつ、提案力やデザイン性、担当者との相性などを総合的に判断することができ、より納得感のある、賢い家づくりが可能になります。
ただし、このオーナー紹介によるサポートには「初回接触前(展示場に行く前・資料請求する前)」という絶対的な適用条件があります。
もし、まだ積水ハウスの展示場に行っていない、営業担当者と話していないという段階であれば、まずは「紹介サポートの権利」だけでも確保しておくことを強くおすすめします。
「あの時、相談しておけば…」と後悔しないために、ぜひ最下部のリンクから詳細を確認してみてください。
大和ハウスと注文住宅に関するよくある質問(FAQ)
家づくりは分からないことだらけですよね。私自身もそうでした。
ここでは、大和ハウスを検討中の方からよくいただく質問に、私自身の経験や積水ハウス施主としての視点も交えて、本音でお答えします。
Q1. 契約後に金額が大幅に増えることはありますか?
A. はい、仕様変更を行えば増える可能性は十分にあります。契約時の見積もりはあくまで「その時点での仕様」に基づいたものです。
私自身の経験でも、契約後に「やっぱりエアコンは全室最上位機種にしたい」「外構のフェンスをもっと高くしてプライバシーを守りたい」「内装の壁紙を輸入クロスに変えたい」といった要望が出てきて、最終的な総額は契約時よりも増えました。
これは「契約後の増額トラブル」としてよく聞く話ですが、防ぐコツはたった一つ。 契約前に「やりたいこと」を可能な限り盛り込んだ状態(Maxの見積もり)を出してもらうことです。
「後で削ればいいや」というスタンスで、まずは夢を詰め込んだ見積もりを見ておくことが、予算オーバーを防ぐ最大の防御策になります。
Q2. 予算4000万円でxevoΣ(ジーヴォシグマ)は建ちますか?
A. 30坪〜35坪程度であれば、十分に実現可能な範囲です。 ただし、これは「建物本体+付帯工事+諸費用」を含めた総額の話ですので、土地代は除きます。
また、4000万円という予算は決して少なくありませんが、大和ハウスのような大手メーカーで、オプションを盛り込みすぎたり、外構工事に多額の費用をかけたりすると、すぐに足が出てしまう金額でもあります。
例えば、Web限定商品の「Lifegenic(ライフジェニック)」などを検討してベースの価格を抑えつつ、どうしても譲れない部分(リビングの天井高など)にお金をかけるなど、優先順位を明確にして仕様を決めていく必要があります。
「何でもかんでも最高級」は難しいかもしれませんが、「こだわり抜いた4000万円の家」は間違いなく建てられます。
Q3. 大和ハウスと積水ハウス、結局どちらが高いですか?
A. 一般的には積水ハウスの方が若干高い傾向にありますが、競合する価格帯です。 選ぶ商品(鉄骨か木造か)や仕様によって価格は大きく逆転することもあります。
例えば、大和ハウスの「xevoΣ」と積水ハウスの鉄骨商品「イズ(Is)」シリーズは、鉄骨住宅として完全にライバル関係にあります。 実際に私が検討した際も、見積もりの総額は驚くほど拮抗していました。
重要なのは「どちらが高いか」よりも、「同じ金額を出した時に、どちらがより自分たちの理想に近い提案をしてくれるか」です。 そのためには、両社から相見積もりを取り、提案内容と総額、そして何より「担当者の質(相性や提案力)」を比較して決定することを強くおすすめします。
Q4. すでに展示場に行ってしまいましたが、紹介サポートは使えますか?
A. 残念ながら、原則として不可能です。 オーナー紹介サポートは、ハウスメーカーとの「ファーストコンタクト(顧客登録)」前であることが絶対条件です。
すでに展示場でアンケートにお名前や住所を記入したり、営業担当者が付いて商談が進んでいる場合は、後から紹介サポートを適用することはできません。
これは業界の鉄則のようなルールですので、まだ展示場に行っていない方は、必ず行く前に手続きを行ってください。 「知らなかった」で数十万円、数百万円の損をしてしまうのはあまりにも勿体無いですからね。
大和ハウスも、間違いなく素晴らしいハウスメーカーの一つです。
一生に一度の家づくり、後悔のないように、しっかりと情報を集めて、比較検討してみてくださいね。
もし、積水ハウスも候補に入れてみたい、あるいは「とりあえず話だけでも聞いてみたい」と思われたなら、ぜひ私の紹介サポートを活用してください。
あなたの家づくりが、最高に幸せなものになることを、心から応援しています。








