積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。
「積水ハウスか、大和ハウスか、どっちがいいんだろう…」
家づくりを考え始めた方が、まず間違いなく直面する「二大巨頭の比較」。
これは、人生最大の買い物において、最も重く、そして悩ましい決断の一つですよね。
インターネットで検索すれば、坪単価の比較、耐震性の違い、鉄骨や木造の優劣、価格帯、アフターサービスの違いなど、無数の情報が出てきます。
しかし、情報が多すぎて、結局「自分にとっては、どっちが後悔しない選択なのか」が分からなくなってしまう…。
そんな不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
私は現在、まさに積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月引き渡し予定)の現役の施主です。
このサイトは、特定のハウスメーカーを宣伝するためではなく、私自身が施主として、実際に悩み、比較検討し、そして決断した「リアルな情報」と「その過程」を発信するために立ち上げました。
この記事では、単なるスペックの比較表を作るのではなく、現在進行系で家づくりをしている施主の目線で、私が比較検討の末になぜ積水ハウスを選んだのか、その過程で見えた両社の本質的な違いを、私の言葉で、誠実にお伝えしたいと思います。
この記事を読み終える頃には、あなたがどちらのハウスメーカーに「ご自身の家族の未来」を託すべきか、その輪郭がはっきりと見えてくるはずです。
記事のポイント
- 両社の「家づくりへの思想」という根本的な違い
- 鉄骨・木造それぞれの技術力と耐震性の差
- 坪単価の数字だけでは見えない「リアルな価格感」
- 施主目線で見た「アフター保証」の決定的な違い
積水ハウスと大和ハウスはどっちがいい?
この永遠の問いに、まずはお忙しい方のために、先に私の結論からお伝えします。
どちらの会社も、日本トップクラスの素晴らしいハウスメーカーであることは間違いありません。
これは断言できます。
どちらを選んでも、基本的な性能や品質で「大失敗」する、いわゆる“欠陥住宅”を掴まされるような可能性は極めて低いでしょう。
しかし、です。
両社の家づくりに対する「哲学」、もっと言えば会社の「魂」のようなものは、根本的に異なります。
その違いが、技術、デザイン、価格、そしてアフターサービスという、目に見えるすべての要素に具体的な形となって表れているのです。
ですから、この比較は「どちらが優れているか」ではなく、「どちらの哲学が、あなたの家族がこれから紡いでいく“理想の暮らし”に、より深く寄り添ってくれるか」という視点で読み進めていただけると、きっとご自身にとっての正解が見つかるはずです。
積水ハウスと大和ハウスの重要な違い
詳細な分析に入る前に、まずはお忙しい方のために、両社の核心的な違いを7つの重要項目で比較した早見表をご覧ください。
この表をざっと眺めるだけでも、両社が目指す方向性の違い、つまり「哲学の違い」が、おぼろげながら見えてくるはずです。
家づくりにおいて、あなたが何を一番重視するのかを考えながらご覧ください。
| 項目 | 積水ハウス | 大和ハウス |
|---|---|---|
| 企業理念 | 「『わが家』を世界一幸せな場所に」 一邸一邸の品質とデザインを追求 | 「人・街・暮らしの価値共創グループ」 多角化事業で社会課題を解決 |
| 主力工法 | 鉄骨:ダイナミックフレーム・システム 木造:シャーウッド構法 | 鉄骨:xevoΣ(ジーヴォシグマ) 木造:xevo GranWood |
| 代表的外壁 | 鉄骨:ダインコンクリート 木造:ベルバーン | DXウォール(窯業系サイディング) |
| 空間提案 | ファミリースイート (空間の「つながり」を重視) | グランリビング (天井高2m72cmの「広がり」) |
| 坪単価目安 | 約100万円~150万円 | 約80万円〜140万円 |
| ZEH比率 (2023年度) | 戸建95%(業界トップ) | 53% (2022年度) ※断熱等級6を標準化 |
| 初期保証 | 構造・防水:30年 (永年・再保証あり) | 構造・防水:30年 (最長60年まで) |
※上記はあくまで代表的な商品の比較であり、坪単価や仕様はプランや建築エリアによって大きく変動します。
最新の正確な情報は、必ず両社の公式サイトまたは担当者にご確認ください。
技術力と耐震性の比較
この地震大国・日本において、家の「強度」は家族の命と財産を守るための最重要項目です。
私自身、複数のハウスメーカーを比較検討する中で、この「技術力」、特に目に見える「耐震性能」への絶対的な信頼感を何よりも重視しました。
そして、この比較こそが、私が最終的に積水ハウスに決める大きな要因となったのです。
両社とも鉄骨・木造の両方で業界最高水準の技術を持っていますが、そのアプローチ、つまり「地震とどう向き合うか」という思想には明確な違いがあります。
鉄骨住宅の耐震性の違い
両社とも鉄骨造を得意としており、この分野ではまさにライバル関係です。
しかし、地震へのアプローチは非常に興味深い対比となっています。
積水ハウス:地震エネルギーを熱に変える「シーカス(SHEQAS)」
積水ハウスの鉄骨「ダイナミックフレーム・システム」の心臓部と言えるのが、独自の制震システム「シーカス」です。
これは、地震の力にガチガチに耐える「耐震」とは思想が少し異なります。
地震の揺れが発生すると、フレームに組み込まれた「シーカスダンパー」内の特殊な高減衰ゴムが変形し、その揺れのエネルギーを熱エネルギーに変換して放出するという仕組みです。
つまり、地震の力を受け流し、吸収する「制震」に重きを置いているのです。
この技術により、地震時の建物の変形量を最大で1/2にまで抑え込むことができます。
これが何を意味するかというと、構造体の倒壊を防ぐ(耐震等級3)のはもちろんのこと、その後の暮らしに直結する「内外装の被害(壁紙の破れや外壁のひび割れなど)」をも最小限に食い止めることを目指しているのです。
地震後も、安心して住み続けられる。
これがシーカスの思想です。
◆北川のワンポイントアドバイス
私は工場見学で、この「シーカス」が設置された建物に入り、家族4人で震度7の揺れを体験するという強烈な経験をしました。
凄まじい揺れにもかかわらず、建物がガタガタと壊れる感じではなく、しなやかに揺れを吸収している感覚は、まさに衝撃的でした。
そして、スタッフの方曰く「この実験棟は既に9000回以上(公式データでは245回とも)、同じ震度7の揺れをくらっています」と平然と教えてくれたのです。
9000回揺らされても平然と建ち続ける、その圧倒的な耐久性を目の当たりにし、「これなら、家族の命と人生最大の買い物を任せられる」と本気で感じました。
この時のリアルな体験については、私が積水ハウスに“人生最大の買い物”を託した理由の記事でも詳しく語っていますので、よろしければご覧ください。
大和ハウス:繰り返す揺れに耐え抜く「D-NΣQST(ディーネクスト)」
一方、大和ハウスの主力鉄骨「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」は、一辺80mmの角形鋼管柱など、非常に強靭な部材で構成された骨格が特徴です。
その耐震技術の核となるのが、エネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」です。
この耐力壁に組み込まれた独自の「Σ(シグマ)形デバイス」が、地震の強い揺れを受けるとしなやかに変形し、エネルギーを効率的に吸収します。
大和ハウスが提唱するのは「持続型耐震」というコンセプト。
これは、一度の巨大な本震に耐えるだけでなく、その後に何度も襲ってくる「繰り返す余震」に対しても、初期の耐震性能を維持し続けるという「粘り強さ」を意味します。
積水ハウスの「しなやかさ」とはまた違う、「強靭さ」を前面に出したアプローチと言えます。
木造住宅の構造の違い
「やっぱり家は木の温もりだよね」という層に向けても、両社は鉄骨で培ったノウハウを活かした高性能な木造住宅を展開しています。
積水ハウス:唯一無二の「シャーウッド構法」
積水ハウスの木造ブランド「シャーウッド」は、単なる木造住宅ではありません。
その「シャーウッド構法」は、木造軸組構法として業界で唯一、構造・温熱(省エネ)・防火といった総合的な性能について国から「型式認定」を受けている点が最大の特徴です。
これは、いわば“お墨付き”の構法であり、その信頼性は群を抜いています。
強さの秘密は、接合部にあります。
伝統的な「仕口」や「継ぎ手」ではなく、強固な金属製金物で柱と梁をガッチリと接合する「MJ(メタルジョイント)接合システム」を採用。
これにより、木材を大きく削る「断面欠損」を最小限に抑え、木が持つ本来の強さを最大限に引き出します。
さらに、基礎と柱を直接緊結する「基礎ダイレクトジョイント」(これは私の工場見学での感動ポイントの一つです)により、地震の力をスムーズに地盤へ逃がす構造となっています。
大和ハウス:鉄骨の知見を木造に応用した「グランウッド構法」
大和ハウスの木造住宅「xevo GranWood(ジーヴォグランウッド)」は、長年培ってきた鉄骨住宅の技術や知見を木造に応用することで、新たな価値を生み出しています。
その象徴が、木造用のエネルギー吸収型制震耐力壁「グランブレース」です。
これは、自動車のサスペンションのように地震エネルギーを吸収する技術で、強い揺れに対して内部のパイプが変形することで地震力を熱に変換します。
まさに鉄骨の制震技術を木造に最適化して応用するという、大和ハウスならではのアプローチが見て取れます。
断熱性とZEH性能の比較
現代の家づくりにおいて、光熱費に直結する省エネ性能は、耐震性と同じくらい重要な要素です。
ここにも両社の戦略の違いがはっきりと表れています。
積水ハウス:ZEH比率95%という「標準化」の凄み
積水ハウスは、構造体を断熱材で隙間なく包み込む独自の「ぐるりん断熱」などを採用し、熱が逃げやすいと言われる鉄骨住宅でありながら、非常に高い断熱性能を確保しています。
しかし、何より驚くべきは、そのZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)普及率の高さです。
2023年度の戸建住宅におけるZEH比率は、なんと95%(北海道以外の地域、Nearly ZEH含む)に達しています。
これは業界で圧倒的トップです。
これが何を意味するかというと、積水ハウスにおいては、もはや「ZEHが当たり前」として完全に標準化されているということです。
「ZEHにしますか?」ではなく、「ZEHが標準ですが、何か?」というレベルだということです。
大和ハウス:「断熱等級6」の標準化という「高性能化」戦略
一方、大和ハウスは、ZEH普及率(2022年度目標53%)では積水ハウスに後れを取っていますが、近年、非常に強力な一手で対抗しています。
それが、主力商品においてZEH基準(断熱等級5)を上回る「断熱等級6」を標準化したことです。
これは、単に国の基準を満たすだけでなく、より高いレベルの快適性と省エネ性を「標準仕様」として提供するという、性能の絶対値で勝負する強い意志の表れです。
ポイントの整理
積水ハウスを選ぶ施主は「ほぼ確実にZEH基準を満たす家が手に入る」という安心感があります。
一方、大和ハウスの新しい主力商品を選ぶ施主は「標準仕様でZEH基準を上回る、より高い断熱性能が手に入る」という実利があると言えます。
デザインと外壁の比較
家の性能が「骨格」だとすれば、デザインは「表情」であり、日々の満足度に直結します。
特に外壁は、家の第一印象を決定づけるだけでなく、将来のメンテナンスコストにも直結する、非常に重要な選択です。
施主として、ここは徹底的に比較しました。
外壁ダインとDXウォールの違い
両社のフラッグシップ外壁材は、その技術力と美意識の結晶であり、思想の違いが色濃く反映されています。
積水ハウス:「ダインコンクリート」と「ベルバーン」という二つの至宝
積水ハウスは、構造体に合わせて、他社には真似のできない二つの最高級オリジナル外壁材を用意しています。
これは本当に強力な武器です。
- ダインコンクリート(鉄骨造用):
厚さ約55mmを誇る、独自のプレキャストコンクリートパネルです。
その最大の特徴は、職人の手仕事による有機的なテクスチャーを基にした、彫りの深い重厚なデザイン。
一般的なコンクリートを超える強度、優れた耐火性・遮音性を備え、さらに「タフクリア-30」という高性能な塗装により、30年間の再塗装が不要な高いメンテナンス性を実現しています。
存在感がまるで違います。
- ベルバーン(木造「シャーウッド」用):
粘土などを主原料とし、約1100℃の高温で焼き上げた「陶版外壁」です。
そう、陶器と同じ製法で作られています。
そのため、紫外線による色褪せや変色がほとんどなく、その美しさは半永久的に持続します。
塗装による着色ではないため、原理的に「塗装の塗り替え」メンテナンスが不要という、とんでもないメリットがあります。
焼き物ならではの温かみと、時を経るごとに深まる風合いは、他のどの外壁材にもない独自の価値です。
大和ハウス:自己洗浄能力を持つ高機能サイディング「DXウォール」
大和ハウスの主力外壁は、厚さ34mmの窯業系サイディング「DXウォール」です。
高温高圧の蒸気で硬化させる「オートクレーブ養生」という製法により、高い強度と寸法安定性を実現しています。
DXウォールの最大の特長は、表面に施された「KIRARI+(キラリプラス)」という光触媒コーティングです。
太陽光(紫外線)が当たると汚れを分解し、雨水で洗い流すセルフクリーニング効果を発揮します。
これにより、長期間にわたって外壁の美観を保ち、メンテナンスの負担を軽減します。
こちらも30年程度の耐久性を持つ塗装が施されています。
長期コストの視点が重要です!
外壁の選択は、デザインの好みだけでなく、30年以上のスパンで見た時のライフサイクルコスト(LCC)に直結します。
- 積水ハウスの「ベルバーン」は、初期コストは非常に高価ですが、将来の塗装費用が不要です(※シーリングのメンテナンスは必要)。
- 積水ハウスの「ダインコンクリート」や大和ハウスの「DXウォール」は、30年という非常に長いサイクルですが、将来的には塗装の塗り替えやシーリングのメンテナンスが必要となります。
この「将来の足場を組む大規模修繕費」をどう捉えるか。
これは、施主として非常に悩ましい、しかし重要な決断の一つです。
空間提案のデザイン比較
現代の住宅では、LDKという固定的な間取りから、より自由で多目的なオープンプランへの需要が高まっています。
このトレンドに対し、両社の応え方は全く異なります。
積水ハウス「ファミリースイート」:家族の「つながり」をデザイン
積水ハウスが提案するのは「ファミリースイート」というコンセプトです。
これは、従来のLDKの概念を取り払い、固定された壁や間仕切りをなくした一つの大空間を家の中心に据える考え方です。
この大空間の中で、家族がそれぞれ別のこと(料理、宿題、仕事、くつろぎ)をしていても、緩やかにお互いの「気配」を感じられる「つながり」を重視しています。
空間の物理的な広さだけでなく、その中で営まれる家族のコミュニケーションや時間の質といった、いわば「ソフトウェア」をデザインしようとする、積水ハウスらしい情緒的なアプローチです。
大和ハウス「グランリビング」:圧倒的な「広がり」をハードで実現
一方、大和ハウスの空間提案の核は「グランリビング」です。
これは、xevoΣの強靭な構造を活かし、空間の「広がり」を物理的なスケールで徹底的に追求するコンセプトです。
その最大の特徴は、標準で2m72cmという圧倒的な天井高(オプションで最大3m16cmまで可能)。
この縦方向への伸びやかさに加え、最大幅7m10cmという大開口を実現できる横方向への広がりが組み合わさることで、かつてない開放感を生み出します。
天井高や窓の大きさといった建築的な要素、すなわち「ハードウェア」を駆使して、空間の体感的な広さや心地よさを最大化しようとする、非常に分かりやすく魅力的なアプローチと言えます。
価格と坪単価の比較
さて、いよいよ、最も現実的で、最も気になる「お金」の話です。
家づくりは、夢とロマンであると同時に、シビアな「予算」との戦いでもあります。
積水ハウスも大和ハウスも、共に高品質な住宅を提供するハイブランドメーカーであり、その価格帯も業界トップクラスに位置します。
正直、どちらも高いです!
リアルな坪単価と総額の価格
まず、声を大にしてお伝えしたい大前提があります。
ハウスメーカーが広告などで提示する「坪単価」は、あくまで目安でしかありません。
なぜなら、その算出方法には業界統一のルールがなく、建物本体工事費のみを指す場合がほとんどだからです。
実際には、これに加えて屋外給排水工事や外構工事などの「付帯工事費」、登記費用やローン手数料などの「諸経費」が、総額の25%~30%程度かかります。
坪単価の数字だけで「こっちが安い」と判断するのは絶対にやめてください。
「坪単価80万円」と「坪単価85万円」を比較することに、ほとんど意味はありません。
必ず、ご自身の希望プランに基づいた、諸経費や付帯工事費をすべて含んだ「総額の見積もり」で比較することが鉄則です。
その上で、あくまで私が比較検討した際の、一般的な目安としては以下のようになります。
- 積水ハウス:坪単価 約100万円~150万円
積水ハウスは、初期仕様(標準仕様)のレベルが非常に高い傾向があります。
例えば、多くの商品で防犯合わせガラスが標準採用されているなど、他社ではオプションとなるようなものが最初から含まれています。
そのため、最低限の仕様でも価格が高めに出る傾向がありますが、それは「妥協のない品質が標準で提供される」ことの裏返しでもあります。
- 大和ハウス:坪単価 約80万円~140万円
大和ハウスは、完全自由設計の注文住宅から、仕様をある程度パッケージ化したセミオーダー住宅、規格住宅「Lifegenic」まで、商品ラインナップが非常に幅広いのが特徴です。
そのため、顧客が予算に応じて選択できる余地が、積水ハウスに比べてやや大きい(=価格の柔軟性が高い)傾向にあると推察されます。
あくまで私の肌感覚ですが、積水ハウスは「揺ぎない高品質が標準のプレミアムブランド」、大和ハウスは「調整可能な選択肢を持つプレミアムブランド」という印象です。
◆北川のワンポイントアドバイス
ちなみに、私は土地代と建物を合わせ、銀行から総額1億1000万円の住宅ローンを組みました(もちろん、大きめの自己資金も別途投入しています…涙)。
ハイブランドで家を建てるというのは、それだけの覚悟が必要だということです。
この金額に至るまでのリアルな葛藤や銀行との交渉については、「【我が家の住宅ローン全記録 Vol.4】ついに本審査承認!」のシリーズで赤裸々に綴っています。
ご興味があれば、ハイブランドで建てる際の「リアルな資金感」として、ぜひ参考にしてください。
保証とアフターサービスの比較
家は建てて終わりではありません。
むしろ、建ててからが本当のお付き合いの始まりです。
何十年にもわたって住み続ける中で、その価値を維持し、安心して暮らせるか。
この「建てた後」の安心感こそ、大手ハウスメーカーに高額な費用を支払う最大のメリットの一つだと私は考えています。
両社とも、法律で定められた10年保証を大幅に超える「初期30年保証」という手厚い内容を誇りますが、その「保証の延長」の仕組みに、決定的な違いがあります。
永年保証と60年保証の違い
両社とも、構造躯体と防水に関して「初期30年保証」を提供しています。
これは、自社の品質に対する高い自信の表れであり、どちらも業界最高水準です(※ただし、これは所定の有料点検と有償メンテナンスの実施が条件となります)。
重要なのは、その初期保証30年が満了した「後」の延長保証の仕組みです。
積水ハウス:「ユートラスシステム」による“永年保証”と“再保証”
積水ハウスの最大の特徴は、建物が存在する限り保証を延長し続けられる「永年保証」の思想です。
しかし、本当に凄いのはそこではありません。
何よりも注目すべきは「再保証制度」があることです。
これが何を意味するか。
万が一、子どもの教育費や親の介護などで家計が苦しく、所定のタイミングで有料メンテナンスができず、保証が切れてしまったとします。
他社では、一度切れたらそれでおしまいです。
しかし積水ハウスは、その数年後に経済的な余裕ができた際、改めて同社で必要なメンテナンス(有償)を行えば、再び保証をスタートさせることができるのです。
これは、とんでもないセーフティネットです。
大和ハウス:最長60年までの延長保証
一方、大和ハウスも、初期保証満了後に有料メンテナンスを行うことで、保証期間を最長60年まで延長することが可能です。
60年という期間も非常に長く、安心感があることは間違いありません。
ただし、保証を継続するためには、定められたタイミングで途切れることなくメンテナンスを受け続ける必要があります。
一度保証が切れてしまうと、積水ハウスのような「再保証制度」はなく、再開できない場合があるとされています。
施主として、この差はとてつもなく大きいと感じました。
人生、何があるか分かりません。
積水ハウスの「再保証制度」は、ライフプランの変化や一時的な経済的困窮によってメンテナンスのタイミングを逸した場合でも、後から「安心」を回復できるという、オーナーにとって計り知れない価値を持つ、究極のセーフティネットだと私は感じています。
後悔しないために。施主の私の決め手
ここまで様々なスペックを比較してきましたが、正直に申し上げます。
両社の技術力や性能は、どちらも極めて高いレベルで拮抗しています。
どちらを選んでも「性能が低くて後悔した」ということにはならないでしょう。
では、私が最終的になぜ積水ハウスを選んだのか。
スペックシートの比較以上に、私の心を動かした決定的な理由。
それは、「人」です。
家づくりを始める前、私はハウスメーカーの営業といえば、契約を取るために強引に話を進める「ゴリゴリの営業」を想像していました。
しかし、私が出会った積水ハウスの担当、橋爪店長は全く違いました。
無理に成約させようという雰囲気が一切なく、私たちの漠然とした要望や不安に、どこまでも真摯に耳を傾けてくれたのです。
その誠実な人柄に触れ、「この人になら、すべてを任せられる」と、心の底から感じました。
そして、それは橋爪店長だけではありませんでした。
卓越した提案力の設計士・富田さん、知識豊富で実直な現場監督の工藤さん。
関わるすべての人から、「お客様のために良い家を建てる」という誇りと情熱を感じたのです。
◆北川のワンポイントアドバイス
もちろん、情熱や人柄だけで決めたわけではありません。
その「情熱」を裏付ける、「絶対的な技術への信頼」も決め手になりました。
先ほどお話しした、工場見学での「シーカス」の震度7地震体験は、その圧倒的な安心感を私の心に深く植え付けました。
「この人たちになら任せられる」という最高のチームと、「この技術なら命を預けられる」という絶対的な技術への信頼。
この二つが揃った時、私の迷いは完全に消えました。
家づくりは「モノ」であると同時に、担当チームと何ヶ月もかけて進めていく「コト(体験)」です。
どれほど建物が素晴らしくても、その体験が最悪なら、きっと後悔が残ってしまいます。
私が積水ハウスに全幅の信頼を置くに至った詳しい経緯は、「私が積水ハウスに“人生最大の買い物”を託した理由」で、かなり熱く(笑)語っています。
よろしければ、施主のリアルな決断の瞬間もご覧ください。
積水ハウスと大和ハウス比較の「よくある質問(FAQ)」
Q1. 結局、坪単価はどっちが本当に安いですか?
A. あくまで傾向ですが、商品ラインナップが広い分、大和ハウスさんの方が価格の「幅」は広いです。
積水ハウスさんは標準仕様のレベルが高い分、スタートラインが高めになる印象です。
ただし、同じような仕様や性能で比較すると、価格差は驚くほど小さくなることもあります。
坪単価という「点」ではなく、必ず希望プランの「総額」で見積もりを取って比較してください。
Q2. 鉄骨と木造、積水ハウスと大和ハウスで建てるならどっちがいいですか?
A. これは好みによりますが、両社の「得意分野」で考えると、大空間や大開口を最優先するなら両社の「鉄骨」(シーカスやxevoΣ)、木の質感や唯一無二の認定構法にこだわるなら積水ハウスの「シャーウッド」(ベルバーン含む)が一つの答えになるかもしれません。
どちらの工法も耐震性・耐久性は最高レベルですので、最終的にはデザインや空間の好みで決められると良いと思います。
Q3. アフターサービスが本当に手厚いのはどっちですか?
A. どちらも業界トップクラスの手厚さです。
コールセンターも24時間365日対応しています。
ただ、私が決定的に違うと感じたのは、積水ハウスの「ユートラスシステム(再保証制度)」です。
保証が切れても後から復活できるこの制度は、オーナーの生涯に寄り添うという点で、他社にはない絶対的な安心感だと感じています。
Q4. 担当者の「当たり外れ」が心配です。どうすればいいですか?
A. 家づくりにおいて、最も重要な問題です。
こればかりは「運」の要素も絡みます。
幸い、私の場合は積水ハウスの橋爪店長という最高のパートナーに出会えました。
もし、どちらの会社でも担当者と「合わない」と感じたら、我慢せずに担当者の変更を申し出る勇気を持ってください。
人生最大の買い物を、信頼できない相手と進めることほど不幸なことはありません。
積水ハウスと大和ハウスはどっちがいいか
さて、「積水ハウスか、大和ハウスか、どっちがいいか」という、この重い問いに対して、現役施主としての私の結論をまとめたいと思います。
繰り返しになりますが、どちらも日本の住宅業界を牽引する、誇り高きトップメーカーです。
その上で、あえてどちらかを選ぶための基準を示すとすれば、このようになります。
こんな人には積水ハウスがおすすめ
- ダインコンクリートの重厚感や、ベルバーンの「塗装不要」という質感と長期的な美観に強く惹かれる方
- 万が一保証が切れても安心な「再保証制度」に、他には代えがたい絶対的な安心感を求める方
- 業界唯一の「型式認定」を受けたシャーウッド構法に、技術的な信頼と唯一無二の価値を感じる方
- 「ファミリースイート」のような、物理的な広さよりも家族の「気配」や「つながり」を重視する空間が好きな方
- 私、北川が出会ったような、誠実で顧客に寄り添うチーム(人)と家づくりを進めたい方
こんな人には大和ハウスがおすすめ
- 標準2m72cmの天井高「グランリビング」がもたらす、圧倒的な「開放感」を何よりも優先したい方
- 住宅事業だけでなく、物流、商業、環境エネルギーなど、企業の多角的な事業展開に将来的な安定性を感じる方
- ハイブランドの中でも、セミオーダーや規格住宅など、コストと性能のバランスを柔軟に調整したい合理的な考えを持つ方
- 「断熱等級6」標準化など、先進的な性能スペックの「絶対値」を重視する方
最終的な決め手は、スペック表の数字ではありません。
あなたの家族が、どちらの会社が提案する「暮らし」に共感し、そして、どちらの会社の「人」を信頼できるか、です。
この記事が、あなたの「後悔しない家づくり」の第一歩を、確かなものにするための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
ぜひ、両社のモデルハウスに足を運び、その思想と技術を肌で感じ、最高のパートナーを見つけてください。
本記事に記載の情報は、私、北川が調査した時点(2025年10月)のデータに基づいております。
各社の仕様、価格、保証内容などは日々進化し、変更される可能性があります。
最新かつ正確な情報は、必ず積水ハウスおよび大和ハウス工業の公式サイト、またはお近くの展示場にて、ご自身の目で直接ご確認いただきますよう、強くお願い申し上げます。





