こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。
「一生に一度の家づくり、どうせなら最高のものを選びたい」
そう考えて積水ハウスに辿り着いたものの、情報が多すぎて何が自分にとってのベストなのか迷われていませんか。
特に積水ハウスの外壁の種類は多岐にわたり、最高級と言われるダインコンクリートやベルバーン、あるいは一般的なサイディングや吹き付け、セラブリッドなど、それぞれの特徴やメンテナンス性、そして価格差が気になるところだと思います。
私は積水ハウスで家を建て、引き渡しを終えて、今はその家で毎日を過ごしています。
仕様やグレードについては、契約前から引き渡し後の暮らしまで含めて、かなりの時間をかけて比較検討してきました。
そして実際に住んでみると、図面やカタログだけでは分からなかった良さが、暮らしの中でじわじわ効いてくるんですよね。
ネット上のカタログスペックだけでは分からない、実際の質感や費用との向き合い方、そして「最高グレード」がもたらす本当の価値について、実体験と調べた情報をもとに、できるだけ本音でお届けします。
空調の効き方、外から帰ってきたときの空気の気持ちよさ、花粉の時期の過ごしやすさ、カーテンを閉め切らなくても安心できる暮らし。
そういう毎日の小さな満足が積み重なると、「家って、ここまで気持ちを変えてくれるんだ」と本気で感じます。
この記事が、あなたの理想の邸宅を実現する一助となれば幸いです。
記事のポイント
- 積水ハウスの鉄骨・木造それぞれの「最高峰モデル」の特徴と違い
- 最高級外壁「ダインコンクリート」と「ベルバーン」の決定的な魅力
- 実際の建築費用や坪単価の考え方、予算が膨らみやすいリアルなポイント
- スペックだけではない、最高グレードを選ぶ真のメリットと資産価値
積水ハウス最高グレードの鉄骨と木造を比較
積水ハウスにおける「最高グレード」とは、単に価格が高いということではありません。
それは、構造的な頑丈さ、デザインの普遍性、そして長期的なメンテナンス性において、他を圧倒する品質を備えているかどうかという点に集約されます。
ここでは、積水ハウスが誇る鉄骨と木造、それぞれの頂点に位置するモデルとその特徴について、施主としての視点を交えながら深掘りしていきます。
積水ハウスは何が1番?最高峰モデルとは
積水ハウスの商品ラインナップの中で「ぶっちゃけ、何が1番なの?」と問われれば、構造体によって明確な二つの答えが存在します。
鉄骨住宅における頂点は『イズ(IS)』シリーズ、そして木造住宅における頂点は『シャーウッド(Shawood)』の代表的な上位モデルです。
多くのハウスメーカーが「高級ライン」を持っていますが、積水ハウスの最高グレードが他社と一線を画すのは、その「邸宅」としての思想の深さにあると私は本気で感じています。
単に豪華なキッチンが付いているとか、高いお風呂が付いているとか、そういうカタログスペック上の設備の話ではないんです。
独自開発された躯体そのものの圧倒的な強さと、そこから生まれる空間の自由度(柱のない大空間)、そして外壁材が放つ物質感が、住まいを単なる「家」ではなく「作品」へと昇華させているんですよね。
積水ハウスで建てるということは、資産を持つということなのです。
素材と提案力の融合が「最高」を生む
そしてもう一つ、忘れてはならないのが「人」の力です。
積水ハウスの家づくりでは、構造や外壁といった強い素材だけでなく、それをどう配置し、どう暮らしに落とし込むかという設計提案の力がとても大きいと感じました。
最高グレードの部材を使っても、間取りや窓の取り方、視線の抜け、外構とのつながりが弱ければ、その価値は半減してしまいます。
「ダインコンクリート」や「ベルバーン」という強い素材を、経験豊富な設計担当者や営業担当者が、あなたの暮らしに合わせて丁寧に組み立てていく。
これこそが、積水ハウスにおける真の「最高グレード」の正体だと私は解釈しています。
実際、私の家も外からの視線を抑えながら、家の中ではしっかり開放感を感じられるように考えてもらいました。
カーテンを閉めなくても落ち着いて過ごせる時間が増えると、家の中での呼吸が少し深くなる感覚があります。
最高峰モデルの定義
- 鉄骨の頂点:『イズ(IS)』シリーズ(旧イズ・ステージ等の最高級仕様)
- 木造の頂点:『シャーウッド』のグラヴィス・ステージ等
- 共通点:独自開発の最高級外壁(ダインコンクリート/ベルバーン)を採用し、設計自由度と資産価値を極限まで高めたモデル
商品一覧から見る最高級ラインナップ
積水ハウスの商品一覧を見ると、様々な名称が存在しますが、現在は名称の統一が進んでいて、少し分かりにくくなっているかもしれません。
最高グレードを目指す上で押さえておくべき、現在の主要なラインナップと位置づけを整理して解説します。
グレードの違いそのものを先に整理したい場合は、積水ハウスのグレードの違いを解説した記事も参考になるはずです。
鉄骨住宅(軽量鉄骨・重量鉄骨)
鉄骨住宅の名称は、現在シンプルに『イズ(IS)』に統一されています。
以前は「イズ・ロイエ」や「ビー・サイエ」といった名称が使われていましたが、現在は2階建て以下の軽量鉄骨造商品は基本的に「イズ」と呼ばれます。
しかし、グレードの概念として、以下の特徴を持つ仕様が最高峰とされています。
| イズ(IS)最高級仕様 (旧イズ・ステージ相当) |
積水ハウスの象徴とも言える最高級グレードです。 切妻や寄棟の重厚な屋根形状、ダインコンクリートの彫りの深さを活かした装飾的なデザインなど、まさに「邸宅」と呼ぶにふさわしい風格を持ちます。 外観を見ただけで「あ、これは別格だ」と分かるオーラがあります。 |
|---|---|
| イズ(IS)標準・高級仕様 (旧イズ・ロイエ相当) |
現代的なデザインと機能性を融合させた主力グレードです。 フラット屋根などのモダンな外観にも対応し、あの大空間リビング「ファミリースイート」を実現します。 私が建てたのもこのグレードですが、オプション次第でステージ級に仕上げることも可能です。 |
| ベータ(β) (重量鉄骨) |
都市部向けの3・4階建て重量鉄骨商品です。 ビル建築の技術を応用しており、縦への空間活用に優れています。 都市部の狭小地で、ビルトインガレージや二世帯住宅を実現するなら、この「ベータ」が最強の選択肢になります。 |
木造住宅(シャーウッド)
木造部門『シャーウッド』にも、明確な上位モデルが存在します。
- グラヴィス・ステージ(Gravis Stage): 木造の常識を覆す大開口と、「クリアビューデザイン」を極めたシャーウッドの最高峰。展示場でこれを見ると、その開放感に言葉を失います。
- グラヴィス・ベルサ(Gravis Bellsa): 陶版外壁「ベルバーン」と木質の美しさが融合したモデル。焼き物の外壁と木の軒裏のコントラストが絶妙です。
- ザ・グラヴィス(The Gravis): シャーウッドの基本思想を凝縮したモデル。
◆北川のワンポイントアドバイス
記事の通り、現在は商品名が「イズ」や「シャーウッド」に統一されています。
私が契約した際も、図面にはシンプルに「イズ」と記載されていました。
ですので、「イズ・ロイエが良い」といった旧商品名にこだわるよりも、「ダインコンクリートを使って、こんなデザインにしたい」「重厚感を出したい」と要望を伝えることが重要です。
設計次第で、どのようなグレードの家も実現可能ですから、まずは要望をぶつけてみましょう。
最高級は鉄骨と木造どっちを選ぶべきか
これは永遠のテーマですよね。
「鉄骨と木造、結局どっちが良いの?」という問いに対し、最高グレードの視点から私の見解をお話しします。
結論から言うと、「何を最優先するか」、これに尽きると思います。
鉄骨と木造の違いをさらに深掘りしたい方は、積水ハウスの鉄骨と木造はどっちがいいかの記事でも、実体験ベースで詳しくまとめています。
鉄骨『イズ』シリーズを選ぶべき人
私が選んだのもこちらですが、以下のような方に特におすすめです。
- 都市部の防火地域や密集地に建てる人: 火災への強さは鉄骨、特にコンクリート外壁のダインコンクリートが圧倒的です。隣家との距離が近い場合など、類焼のリスクを考えると鉄骨の安心感はすごいです。
- 「要塞」のような安心感が欲しい人: 巨大地震や台風に対して、物理的に強固なシェルターの中にいるという安心感。これは鉄骨ならではのものです。私は工場見学でシーカスの実験を見て、これに惚れ込みました。
- 柱のない超大空間を求める人: ダイナミックフレーム・システムにより、30畳を超えるようなリビングも柱なしで実現できます。「柱が邪魔だなあ」と思うことがない、スカッとした空間が作れます。
私の決め手は「工場見学」でした
私が鉄骨を選んだ決定的な理由は、積水ハウスの工場見学(住まいの夢工場)での体験でした。
そこで震度7の揺れを再現した実験棟に乗ったのですが、独自制震システム「シーカス」のおかげで、揺れがマイルドに吸収されるのを体感したんです。
「これなら家族を守れる」と確信した瞬間でした。迷っている方は、絶対に工場見学に行くべきです。
木造『シャーウッド』を選ぶべき人
一方で、シャーウッドにも捨てがたい魅力があります。
- 自然素材の温かみや経年美化を楽しみたい人: 陶版外壁ベルバーンや木の質感は、時間が経つほどに味わいが増します。「古くなる」のではなく「味がでる」。この感覚がお好きな方は木造でしょう。
- 「内と外の曖昧な境界」を好む人: 軒下空間やフルフラットサッシなど、日本的な情緒ある空間づくりは木造が得意とするところです。縁側で涼むような、そんな暮らしに憧れますよね。
- 断熱性を重視する人: 一般的に、鉄よりも木の方が熱を伝えにくいため、断熱性能の数値(UA値)を追求しやすい側面があります。もちろん鉄骨も「ぐるりん断熱」で十分高性能ですが、数値にこだわりたい方は木造も検討価値ありです。
私は、元店舗経営者としての経験から「頑丈さ」と「メンテナンスフリー」を重視し、鉄骨の『イズ』を選びました。
しかし、展示場で見たシャーウッドの『グラヴィス・ステージ』の開放感には、正直心が揺らぎましたよ。
どちらを選んでも「最高」であることに変わりはありませんので、最後は「好み」と「直感」かもしれません。
主力イズロイエと最高峰モデルの違い
先ほど触れた通り、現在は「イズ」に統一されていますが、設計思想としての「グレード差」は確実に存在します。
最大の違いは「デザインの格式」と「標準仕様のグレード」にあります。
デザインの方向性の違い
最高峰(旧イズ・ステージ相当)は、伝統的で重厚な邸宅デザインを基本としています。
窓周りの装飾や、バルコニーの仕上げなど、細部にわたってクラシカルで格式高い意匠が施されています。
「これぞ邸宅!」という威厳がありますね。
一方、主力グレード(旧イズ・ロイエ相当)は、フラット屋根やモダンなデザインにも対応しやすく、現代的なスッキリとした外観を作りやすい特徴があります。
シルエットの違い
また、屋根の勾配や軒の出の深さなど、建物のシルエットを作る要素において、最高峰グレードの方がよりダイナミックな表現が可能です。
深い軒下空間を作りたいなら、やはり最高峰グレードの設計思想が必要になってきます。
特に、日本家屋のような深い軒は、雨の日でも窓を開けられたり、夏の日差しを遮ったりと機能的にも優れています。
しかし、最近では主力グレードでもオプション対応で同等の仕様にすることが可能な場合が多く、実質的な境界線は曖昧になりつつあります。
「イズ・ロイエだからこれができない」ということは少なくなってきているので、まずは設計士さんに理想をぶつけてみることが大切です。
現在の呼称について 最近の積水ハウスの現場では、「イズ・ロイエ」や「ビー・サイエ」といった細かい商品名は使われず、シンプルに鉄骨2階建てを「イズ(IS)」、木造を「シャーウッド(SW)」と呼んでいます。
商品名の違いに過敏になりすぎず、設計士さんと一緒に「自分だけのイズ」を作り上げていく感覚が大切です。
イズシリーズの外壁ダインコンクリート
積水ハウスの鉄骨住宅を「最高グレード」にさせている最大の理由。
それが、独自の外壁材「ダインコンクリート」です。
これは一般的なサイディング(厚さ16mm〜20mm程度)とは比較にならない、最厚部で約50mmもの厚みを持つプレキャストコンクリートです。
この厚みがもたらすメリットは計り知れません。
まず、「彫りの深さ」が違います。
深い陰影は、太陽の動きに合わせて刻一刻と表情を変え、建物全体に圧倒的な重厚感を与えます。
近くで見ても、遠くから見ても、「これは普通の家ではない」というオーラを放っています。
外観の高級感については、積水ハウスの外観がおしゃれに見える理由でも詳しく触れています。
そして、「メンテナンス性」です。
ダインコンクリートは「タフクリア-30」という高耐久塗装が施されており、塗り替えサイクルは約30年と言われています。
一般的な住宅が10年ごとに塗装が必要なことを考えると、長期的な維持費の面で非常に優秀です。
私の家もダインコンクリート(シェードボーダー柄)を採用しましたが、足場が外れてその全貌が現れた時の感動は言葉では言い表せません。
「要塞」のような頼もしさと、美術品のような美しさが同居しているのです。
詳しくは、積水ハウスの技術・仕様ガイドや、積水ハウスの外壁の種類と選び方の記事でも解説していますので、外壁で迷っている方は併せて読んでみてください。
積水ハウスの最高グレードの価格と実例解説
さて、ここからはあなたがかなり気になるであろう「お金」の話です。
最高グレードの家は魅力的ですが、実際にどれくらいの費用を見ておくべきなのか。
ネット上には曖昧な情報も多いですが、ここでは実際に建てて暮らしているオーナーとしての感覚を交えながら、できるだけ現実に近い形で解説します。
金額だけを見ると身構えてしまうかもしれませんが、大事なのは「何にお金をかけると、暮らしの満足度が上がるのか」を知ることです。
邸宅イズステージの実例に見る風格
『イズ・ステージ』クラス(現在のイズ最高級仕様)の実例を見ると、共通しているのは「余裕」です。
最高級グレードの実例に見られる共通点
- 門扉から玄関までのアプローチの長さ: すぐに玄関、ではなく、アプローチを通ることで気持ちを切り替える演出があります。
- 車寄せのあるエントランス: 雨の日でも濡れずに乗り降りできる、ホテルのような機能性。
- 天井高3メートル近いリビングや吹き抜け: 縦方向への抜け感が、圧倒的な広がりを生みます。
- 床から天井までのハイサッシ: カーテンボックスすら隠してしまうような、ノイズのない窓周り。
これらの要素が組み合わさることで、単なる「広い家」ではなく、美術館や高級ホテルのような「風格」が生まれます。
特に、経験豊富な設計担当者が手掛けた実例は、光の取り入れ方や視線の抜け方が計算し尽くされており、中に一歩入るだけで空気が変わるような感覚を覚えます。
私も何度か実例を見せていただきましたが、正直「レベルが違う」とため息が出ました。
最高峰イズステージ価格の目安
では、具体的に積水ハウスの最高グレードである「イズ(旧イズ・ステージ相当)」を建てる場合、一体いくらくらい必要になるのでしょうか。
ここは、あなたが一番気になるところであり、一番怖いところでもありますよね。
あくまで目安ですが、建築資材や人件費、住宅設備の価格上昇を考慮すると、建物本体価格のみの坪単価で110万円前後から、こだわりを詰め込んだ最終的な建築坪単価では150万円前後は見ておく覚悟が必要です。
もちろん、地域や敷地条件、建物の大きさ、外構の内容によって変わります。
だからこそ、最初の段階で少し余裕を持った予算感を持っておくことが、後悔を減らす近道になります。
私が実際に検討した際の感覚値を、グレード別に表にまとめてみました。
| グレードイメージ | 本体坪単価の目安 (オプション除く) | 建築坪単価の目安 (オプション含む) |
|---|---|---|
| 最高級グレード (旧イズ・ステージ相当) | 110万〜130万円 | 150万〜200万円 |
| 標準・高級グレード (旧イズ・ロイエ相当) | 100万〜120万円 | 130万〜160万円 |
| 一般仕様 | 90万〜110万円 | 120万〜140万円 |
※上記はあくまで執筆時点での目安であり、立地条件や仕様により変動します。
特に「建築坪単価」は施主のこだわり次第で青天井に変わります。
「本体坪単価」というのは、あくまで標準仕様の箱を作った場合の価格です。
そこに、私たちが夢見るような「最高グレードのキッチン」や「床暖房」、「太陽光発電」、そして「こだわりの内装」を追加していくと、右側の「建築坪単価」へと跳ね上がっていくわけです。
正直、最初の見積もりを見たときは目玉が飛び出るかと思いました。
ただ、内容を一つ一つ精査していくと、「これだけの素材と構造、そして空間提案を入れていれば、そりゃあこれくらいはするよな」と妙に納得してしまう説得力が、積水ハウスの提案にはありました。
もちろん、何でも採用すればいいわけではありません。
実際に暮らしてみて感じるのは、外壁や窓、空調計画、プライバシーの取り方など、毎日体感する部分にお金をかけた満足度はかなり高いということです。
朝起きたときの空気の軽さ、外から帰ってきた瞬間にほっとする感覚、花粉の時期でも以前より落ち着いて過ごせる安心感。
こういう部分は、住んでからじわじわ効いてきます。
木造の頂点グラヴィスステージの魅力
鉄骨の「イズ」も素晴らしいですが、木造の最高峰『グラヴィス・ステージ』も負けてはいません。
私も最初は「頑丈さなら鉄骨一択でしょ!」と思っていたのですが、展示場で『グラヴィス・ステージ』の実物を見たとき、その考えが大きく揺らぎました。
こちらの魅力は、何と言っても「クリアビューデザイン」による圧倒的な開放感です。
柱や壁を最小限に抑え、天井と軒裏を連続させることで、室内と庭が一体化したような空間を実現します。
窓を開け放つと、風が通り抜け、庭の緑がリビングの一部になるような感覚。
これは木造ならではの「柔らかさ」かもしれません。
また、木造ならではの「陶版外壁ベルバーン」を全面に採用した場合、その焼き物特有の温かみと高級感は、鉄骨のダインコンクリートとはまた違った、日本の邸宅らしい落ち着きを醸し出します。
ベルバーンとダインコンクリートの違い
ダインコンクリートが「彫刻のような力強さ」なら、ベルバーンは「工芸品のような温かみ」です。
どちらもメンテナンス性は最強クラスですが、ベルバーンは焼き物なので「塗装」という概念自体がなく、理論上は半永久的に色あせません。
価格帯としても、鉄骨のイズシリーズと同等か、こだわりの木材や特注の建具などを使用すれば、それ以上になるケースも多々あります。
「木造だから安い」という常識は、積水ハウスの最高グレードには通用しません。
高級住宅の値段は総額いくらになるか
ここで、これから家づくりをされるあなたに、絶対に知っておいてほしいことがあります。
それは、「坪単価の罠」に陥らないことです。
ハウスメーカーの営業さんやネットの情報で「坪単価〇〇万円」という言葉をよく耳にすると思いますが、あれをそのまま信じて予算を組むと、後で痛い目を見ます。(私がそうでした…)
家づくりには、建物本体以外にも「付帯工事費」「諸費用」「地盤改良費」「外構費用(庭や塀)」などが必ずかかります。
私の経験則で言うと、以下の考え方を頭に入れておいてください。
「本体価格だけで判断せず、最終的には本体価格より大きく膨らむ前提で見る」
これが、実際に住める状態にするための「総額」のリアルな目安です。
表面上の坪単価だけで安心してしまうと、外構や付帯工事、諸費用が出てきた段階で一気に苦しくなります。
最初から余白を持っておくこと。これ、本当に大事です。
北川家のリアルな予算感(費用が膨らんだポイント)
正直に言うと、私の家づくりは一般的な注文住宅よりもかなり大きな予算規模になりました。
土地取得も含めると、当初のイメージをはるかに超えるプロジェクトになっています。
私の家の施工床面積は約47坪です。
- 本体工事費の感覚:施工床面積で割ると、坪100万円台前半の水準でした。
- オプション込みの建築費の感覚:こだわりを入れた後は、坪150万円前後まで上がった印象です。
- 土地以外も含めた総費用の感覚:建物本体だけでは見えない費用が積み重なり、予算の見方を大きく変える必要がありました。
本体工事費だけで見るとまだ現実的に見えても、ここからオプションや付帯工事、インテリア、そしてこだわりの外構工事などを加えると、最終的な建築坪単価はかなり上がります。
「えっ、そこまで上がるの?」と思われたかもしれませんが、これが注文住宅の現実です。
要因としては、鉄骨『イズ』を選び、プライバシー確保のために「コートハウス」にしたこと、外壁の一部に高級石材(SHストーン)を採用したこと、空調設備を上位仕様にしたこと、そして外構のフェンスを延長したことなどが挙げられます。
ただ、実際に住み始めると、コートハウスにした価値は想像以上でした。
外からの視線を気にしすぎず、カーテンを開けたまま過ごせる時間があるだけで、家の中の開放感がまったく違います。
周囲の目を気にせず、リビングでのびのび過ごせる。これは図面では伝わりにくいけれど、暮らしの満足度に直結する部分です。
詳しくは仕様決定までの道のりや住宅ローン全記録の記事でも公開していますが、こだわりを詰め込めば天井知らずになるのが注文住宅の怖いところでもあり、面白いところでもあります。
グレードによる価格差を施主が解説
「同じ積水ハウスなのに、なんでこんなに価格差が出るの?」
そう思われる方も多いでしょう。
私が実際に仕様決めをしていて、見積もりの金額がグンと動いた瞬間、つまり「価格を押し上げる要因」は明確に5つありました。
1. 外壁材の面積と種類
ダインコンクリートやベルバーンは標準でも高価ですが、貼り分けやアクセント(石張りなど)を入れると一気に跳ね上がります。
特に「SHストーン」などの天然石を貼ると、その部分だけでも予算に大きく影響してきます。
でも、あの重厚感は代えがたい魅力があるんですよね…。
2. 建物の形状
一番安く済むのは、真四角の「総二階」です。
私のように中庭を囲む「コ」の字型や、凹凸の多い複雑な形状にすると、外壁の表面積や屋根の面積が増え、構造計算も複雑になるためコストが上がります。
「コートハウス」はプライバシー確保には最高ですが、コスト高の大きな要因になります。
3. 大開口サッシ
リビングの窓を天井までのハイサッシや、コーナーをガラスにするコーナーサッシにするだけでも、予算ははっきり変わります。
ですが、ここにお金をかける価値は十分にあります。
空間の広がり方が劇的に変わるからです。
4. 内装材(床・天井)
フローリングを無垢材や挽板(ひきいた)にする、天井をクロスではなく本物の木張りにする、壁にエコカラットやタイルを貼る…これら「目に見える部分」のグレードアップは満足度に直結しますが、予算も確実に食います。
経験豊富な設計担当者の提案は魅力的すぎて、「はい、採用で!」と言いたくなる誘惑との戦いです。
5. 設備グレード
キッチンやお風呂をパナソニックやリクシルの上位モデルにすると、それだけで大きな差が出ます。
ここは「料理が好きだからキッチンは妥協しない」「お風呂は普通でいい」といったメリハリが重要です。
逆に言えば、これらにメリハリをつけることで、最高グレードの躯体(イズやシャーウッド)という「器」を維持しつつ、予算をコントロールすることも十分に可能です。
すべてを最高にするのではなく、「自分たちがどこに価値を感じるか」を見極めることが、予算内で最高の家を建てるコツだと、家づくりを通して痛感しました。
積水ハウスの最高グレードに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 最高グレードの外壁(ダイン・ベルバーン)は本当にメンテナンスフリーですか?
A. 「完全なメンテナンスフリー」ではありませんが、一般的な外壁に比べて維持費は劇的に安いです。
ダインコンクリートの塗装(タフクリア-30)は約30年の耐久性がありますし、陶版外壁ベルバーンは焼き物なので塗装自体が不要です。
ただし、目地(シーリング)の打ち替えは30年程度で必要になりますし、定期的な点検は不可欠です。
それでも、10年ごとに足場を組んで塗装が必要な一般的な住宅に比べれば、長い目で見た維持費の負担をかなり抑えやすいと感じます。
Q2. 経験豊富な設計担当者にお願いするには追加費用がかかりますか?
A. 基本的には、設計担当者を相談するだけで指名料のような別途費用がかかるわけではありません。
ただし、経験豊富な担当者は抱えている案件も多いため、誰でも必ず希望通りに担当してもらえるとは限りません。
展示場で「こだわりたい」「暮らし方からしっかり相談したい」という熱意を伝えるか、私のような紹介サポートを通じて、信頼できる窓口に相談し、相性の良い担当者につないでもらうのが近道です。
家づくりは、担当者との相性でかなり変わります。
遠慮せず、自分たちが大切にしたい暮らしを言葉にして伝えてみてください。
Q3. 鉄骨のイズシリーズは冬寒いと聞きましたが本当ですか?
A. 昔の鉄骨住宅のイメージとは全く異なります。
現在の積水ハウスの鉄骨住宅は「ぐるりん断熱」という仕様で、鉄骨の柱や梁まで断熱材で覆われています。
また、窓も高断熱のアルミ樹脂複合サッシやトリプルガラスを採用できるため、実際に住んでいる今の体感としても、冬の底冷えに悩まされる感覚はかなり少ないです。
空調の効きも安定していて、家の中の温度差が穏やかだと、朝起きたときや夜に帰宅したときのストレスが全然違います。
花粉の時期も、以前より家の中で過ごしやすくなったと感じています。
もちろん、数値上の断熱性能(UA値)だけを見れば木造の一部メーカーの方が高い場合もありますが、体感的な快適性は空調計画も含めて十分に高いレベルにあります。
Q4. 予算オーバーしそうですが、値引きは可能ですか?
A. 積水ハウスは基本的に大幅な値引きをしないメーカーですが、方法はあります。
決算期だからといって極端に安くなることはありませんが、私のようなオーナー紹介制度を利用することで、特別な割引(建物本体価格の割引等)が適用されるケースがあります。
また、営業担当者が社内で決裁を取りやすいように、協力的な姿勢を見せることも重要です。
無理な値引き交渉で仕様を落とすより、適切な制度を利用して賢く建てることをおすすめします。
積水ハウスの最高グレードを選ぶ価値とは
ここまで、積水ハウスの最高グレードについて、鉄骨・木造それぞれの特徴や価格、そして実際の住まいづくりにおけるポイントを解説してきました。
積水ハウスの最高グレードについて調べているあなたは、きっと妥協のない家づくりを目指されていることでしょう。
最高グレードの家は、初期費用こそかかりますが、その後の人生における「満足度」「安心感」「資産価値」というリターンは計り知れません。
私も大きなローンを背負っていますが、実際にこの家で暮らしている今、「この選択は間違っていなかった」とかなり強く感じています。
それは、ダインコンクリートの重厚感や、ダイナミックフレームの安心感を毎日の暮らしの中で体感しているからです。
外から帰って玄関を開けた瞬間、空気がすっと整っている感じがする。
リビングに入ると開放感があって、ただ家にいるだけで少し気分が上がる。
カーテンを閉めっぱなしにしなくても落ち着いて過ごせる暮らしは、想像していた以上に快適でした。
もし、これから積水ハウスを検討されるのであれば、ぜひ一度、本物の「最高グレード」の実例に触れてみてください。
そして、信頼できる担当者(パートナー)を見つけてください。
最高の家は、最高のチームから生まれます。
当サイトでは、私が信頼している担当者へつなぐサポートも行っていますので、家づくりの第一歩として、気軽にご相談いただければうれしいです。
記事のまとめ
- 鉄骨の最高峰は『イズ(IS)』、木造の最高峰は『シャーウッド』。
- 最高グレードの証は、独自外壁「ダインコンクリート」と「ベルバーン」。
- 価格目安は本体坪単価110万〜だが、総額は本体の1.3〜1.4倍を見込むべし。
- 真の価値は、資産性の維持と、提案力のある設計・営業チームによる家づくりにある。








