こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。
あなたは、ハウスメーカー選びで展示場を回った際、住友林業のモデルハウスを見て「なんて素敵な外観なんだろう」とため息をついた経験はありませんか?
あの独特の温かみ、上品な佇まい。
まさに「木の家」の最高峰と呼ぶにふさわしい風格がありますよね。
私も積水ハウスに決める前、住友林業さんの外観には本当に心惹かれました。
しかし、同時にこんな不安もよぎりませんでしたか?
「この素敵な塗り壁、メンテナンス費用はどれくらいかかるんだろう?」
「白い壁が数年で汚れてしまったらどうしよう…」
家は建てて終わりではありません。
むしろ、引き渡し後の数十年こそが本番です。
特に外壁や屋根といった外装部分は、常に雨風や紫外線にさらされ続ける過酷な環境にあります。
見た目の美しさだけで選んでしまい、後から「こんなにお金がかかるなんて聞いてない!」と後悔することだけは避けたいですよね。
今回は、私が施主として徹底的に調べ上げた知識と、実際のオーナー様たちの声を交えながら、住友林業の外装仕様(外壁・屋根・軒天)の真実について、忖度なしで解説していきます。
美しい意匠性の裏にあるメンテナンスのリスクや、長期的なコストを抑えるための選び方まで、詳しくお話ししますので、ぜひ最後までお付き合いください。
記事のポイント
- 住友林業独自の外壁材「シーサンドコート」と「SODO」の特徴とリスク
- 30年目にかかるメンテナンス費用のリアルな試算と対策
- 「タイル」や「瓦」へのアップグレードが長期的に得になる損益分岐点
- 積水ハウスと比較した際の保証制度やメンテナンス性の違い
住友林業の外壁は「塗り壁」が標準
住友林業の展示場に足を踏み入れると、まず目を奪われるのが、あの上品で温かみのある外観ではないでしょうか。
一般的なハウスメーカーの多くが、工場で生産されたパネルを貼り付ける「サイディング」を標準仕様としている中で、住友林業は職人の手仕事による「塗り壁(吹き付け塗装)」を標準仕様の中核に据えています。
これは、住友林業が誇る「木造」という有機的で自然な構造体に対し、既製品のパネルをペタペタと貼り付けるのではなく、現場で職人が一層一層仕上げることで生まれるテクスチャを与えるためだと私は解釈しています。
工業製品にはない「ゆらぎ」や「温かみ」が、建物全体の一体感を生み出し、あの独特の高級感を醸し出しているのです。
ここでは、住友林業の顔とも言える2つの代表的な塗り壁材について、その特徴を深掘りしていきましょう。
シーサンドコートのきらめきと意匠性
住友林業の代名詞とも言える外壁材、それが「シーサンドコート(Sea Sand Coat)」です。
この名前を聞いてピンときた方も多いのではないでしょうか。
これは大手塗料メーカーであるエスケー化研と住友林業が共同開発したオリジナルの吹き付け材で、他社のハウスメーカーでは採用できない、まさに住友林業の施主だけが選べる特権的な仕様となっています。
その最大の特徴は、名前に「Sea Sand(海砂)」とある通り、材料に自然素材がふんだんに使われていることです。
具体的には、「海砂」や「貝殻」、そして「珊瑚」の微粉末や「雲母(マイカ)」が骨材として配合されています。
一般的な住宅で使われる「リシン吹き付け」や「スタッコ」といった塗装は、どうしても単調でのっぺりとした無機質な表情になりがちです。
しかし、シーサンドコートは違います。
太陽の光を受けると、壁に含まれた貝殻や雲母が光を乱反射し、キラキラとした特有の「きらめき」と、奥行きのある「深み」を生み出すのです。
私も街中で見かけるたびに思いますが、晴れた日のシーサンドコートの美しさは格別ですよね。
ギラギラしたいやらしさは全くなく、あくまで自然で上品な輝きなんです。
この質感が、植栽の緑や木製の玄関ドアと絶妙にマッチして、「あぁ、いい家だな」と思わせる説得力を持っています。
また、意匠面での大きなメリットとして、サイディングのような「継ぎ目(目地)」が発生しないことが挙げられます。
一般的なサイディング外壁では、約3メートルごとに縦のライン(コーキング目地)が入ってしまい、これが建物のデザインを分断するノイズになります。
しかし、シーサンドコートはシームレスな一枚の壁として仕上げることができるため、建物全体が塊としての重厚感を持ち、邸宅としての格調を高めてくれるのです。
- シームレスな美しさ: サイディングのような目地がないため、どこまでも続く美しい壁面を実現できます。
- 高いデザイン性: 貝殻や珊瑚、雲母の反射により、時間帯や天候によって表情が変わる豊かな質感を楽しめます。
- 独自性: 住友林業専用の素材であり、一目で「住友林業の家」とわかるブランドステータスがあります。
- カラーバリエーション: 日本の風景に馴染むアースカラーやホワイト系を中心に、約12色が用意されています。
ただし、デメリットがないわけではありません。
表面が非常に硬く、ザラザラとした粗いテクスチャ(柚子肌や骨材の突起)になっているため、不用意に肌をこすると擦り傷を負うリスクがあります。
特に、小さなお子様がいるご家庭や、敷地が狭く通路が狭い場合などは、自転車や体が壁に接触しないよう注意が必要です。
「美しいバラには棘がある」ではありませんが、その美しさの裏には、こうした物理的な特性があることも理解しておく必要があります。
和モダンなSODOと汚れのリスク
近年、住宅業界のトレンドとして「和モダン」や、和と北欧デザインを融合させた「ジャパンディ」スタイルが非常に人気を集めています。
この需要に応える形で、住友林業が新たに標準仕様のラインナップに加えたのが「SODO」です。
SODOは、日本の伝統的な建築素材である「土壁」を、現代の技術で再解釈・再現した吹き付け材です。
シーサンドコートとの最大の違いは、その素材感にあります。
なんと、材料に自然素材である「藁(わら)」がすき込まれているのです(藁すき)。
近くで見ると、土壁の中に藁が混ざっているような、素朴で懐かしい風合いが見て取れます。
シーサンドコートが光を反射する「きらめき」を特徴とするなら、SODOは光を吸収するような「マットで落ち着いた質感」が魅力です。
色味も、黒や濃茶、グレーといったダークトーンが充実しており、茶室のような静謐な空間や、素材感を強調したミニマルな外観を好む方には、たまらない仕上がりになるでしょう。
実際、私の周りでも「落ち着いた雰囲気にしたいからSODOを選んだ」という声をよく聞きます。
しかし、SODOを採用する際には、意匠性以上に慎重に検討すべきリスクがあります。
それは「汚れやすさ」です。
SODOは土壁の風合いを出すために、表面にあえて凹凸をつけていたり、水分を吸い込みやすい性質を持っていたりします。
そのため、シーサンドコートと比較しても、雨だれや土埃などの汚れが付着しやすい傾向にあります。
特に注意が必要なのが、窓枠の下や換気扇の吹き出し口周辺です。
施工から10年程度経過すると、黒ずんだ雨だれの跡(ティアマーク)が目立ち始める場合があります。
また、北側の壁など湿気が溜まりやすい場所では、コケや藻が発生するリスクも考慮しなければなりません。
もちろん、これを「経年変化(パティナ)」として、味わい深くなったと捉える感性をお持ちの方であれば問題ありません。
しかし、「いつまでも新築のような綺麗な状態を保ちたい」と考えるあなたにとっては、この汚れやすさは大きなストレスになる可能性があります。
SODOを選ぶなら、汚れを目立たせないための設計上の工夫(軒を深くする、雨だれ防止の水切りをつけるなど)や、定期的な洗浄メンテナンスへの覚悟が必要だと言えるでしょう。
塗り壁のメンテナンスと費用の真実
ここからが施主として、そしてこれから長いローンを支払っていく私たちにとって、最も気になる「お金」の話です。
塗り壁は確かに美しく、住友林業の家の魅力を最大限に引き出してくれます。
しかし、工業製品として耐久性を追求したタイルや高耐久サイディングと比較すると、メンテナンスの頻度やコストには明確な違いがあるのが現実です。
「契約前にはあまり詳しく聞かされていなかった…」と後悔しないよう、シビアな現実を見ていきましょう。
30年目の再塗装費用と足場の罠
住友林業の塗り壁(シーサンドコート・SODO)は、一般的に約30年で大規模なメンテナンス(再塗装)が必要になると言われています。
これは、住友林業が提供する長期保証システム「LS30(30年保証)」や「LS60(60年保証)」を維持するための条件にもなっています。
「30年も持つなら十分じゃないか」と思われるかもしれません。
確かに、昔のモルタル壁が10年ごとの塗り替えが必要だったことに比べれば、30年というのは驚異的な耐久性です。
しかし、ここで問題となるのは、その時にかかる「費用」と、見落としがちな「足場の罠」です。
30年目に外壁の再塗装を行う場合、当然ながら家の周りに足場を組む必要があります。
一般的な2階建て住宅の場合、この足場代だけで約20万円〜30万円、家の大きさによってはもっとかかります。
さらに、高圧洗浄、下地補修、そして上塗り(再塗装)の費用を合わせると、メンテナンス費用の総額は約150万円程度になることが一般的です。
◆北川のワンポイントアドバイス
ここで私が声を大にしてお伝えしたいのは、「屋根と外壁のメンテナンス時期を絶対にズラしてはいけない」ということです。
例えば、外壁は30年目に塗装が必要だとします。
もし、屋根材の寿命やメンテナンス時期が35年目や40年目だとしたらどうなるでしょうか?
30年目に外壁のために足場を組み、その数年後に今度は屋根のためにまた足場を組む…。
これでは、足場代だけで数十万円の無駄な出費になってしまいます。
これは本当に馬鹿らしいですよね。
だからこそ、外壁を塗り壁にするなら屋根も30年耐久のものに合わせる、あるいは屋根を60年耐久(瓦など)にするなら外壁も高耐久(タイル)にするなど、「メンテナンスのタイミングを同期させる」ことが、トータルコスト削減の鉄則なんです。
目先の色やデザインだけでなく、30年後のカレンダーを想像しながら仕様を決めることが大切ですよ。
この「将来必ずかかる150万円」をどう捉えるか。
「美しい外観を楽しむための必要経費だ」と割り切れるなら、塗り壁は最高の選択肢です。
しかし、「老後の資金を少しでも残したい」「家の維持費にお金をかけたくない」と考えるなら、初期費用がかかってもメンテナンスサイクルの長い素材(タイルなど)を検討するか、あるいはメンテナンスプログラムがより手厚い他メーカー(積水ハウスなど)を比較検討することをお勧めします。
ひび割れや汚れへの対策はあるか
塗り壁を採用する上で、もう一つ避けて通れない宿命が「ヘアクラック(微細なひび割れ)」です。
そもそも日本の住宅、特に木造住宅は、湿度や気温の変化によって木材が膨張・収縮を繰り返します。
また、地震の揺れや、近くを大型車が通った際の振動などによって、建物は常にわずかに動いています。
外壁材には、この建物の動きに追随する「柔軟性」が求められます。
もし、外壁材が硬すぎて動きについていけないと、表面がピシッと割れてしまう。
これがクラックの原因です。
昔ながらのモルタル壁でひび割れが多かったのは、素材が硬すぎたためです。
もちろん、住友林業のシーサンドコートなどは、アクリルシリコン樹脂などをベースに弾性(伸び縮みする性質)を持たせており、下地にも「きづれパネル」などの通気層を設けることで、クラックのリスクを大幅に低減させる設計がなされています。
しかし、それでも物理的な動きがある以上、リスクをゼロにすることはできません。
特に開口部(窓)の四隅などは力が集中しやすいため、経年で細かなひび割れが発生する可能性は頭に入れておくべきです。
また、先ほどSODOの項でも触れましたが、塗り壁特有のザラザラした表面は、カビや藻の胞子が引っかかりやすく、一度根を張ると除去しにくいというデメリットもあります。
塗り壁の美しさを長く保つために、私たちができる一番の対策。
それは、高価な塗料を選ぶことではなく、「軒(のき)を深く出すこと」です。
深い軒は、雨が直接外壁に当たるのを防ぎ、雨だれや汚れの付着を抑制します。
さらに、強烈な紫外線が外壁に当たる時間を減らし、塗膜の劣化(チョーキング現象など)を遅らせる効果もあります。
住友林業のデザインコードである「深い軒」は、実は単なる見た目のかっこよさだけでなく、塗り壁という素材の弱点を補う、非常に理にかなった機能的なメンテナンス対策でもあるのです。
塗り壁を選ぶなら、間違っても「軒ゼロ」のデザインにはしないよう、設計士さんとよく相談してくださいね。
窯業系サイディングとタイルの選択
住友林業=塗り壁というイメージが強いですが、実はそれ以外の選択肢も用意されています。
メンテナンス性やコストパフォーマンス、そしてより高い耐久性を求める施主のために、「サイディング」や「タイル」を選ぶことも可能です。
それぞれの特徴と、メリット・デメリットを整理しておきましょう。
サイディングは目地が美観を損なう
住友林業では、標準仕様として高品質な窯業系サイディングも選択可能です。
主に採用されているのは、ケイミュー(KMEW)の「ネオロック・光セラ18」や、ニチハ(Nichiha)の「モエンMGLS」といった、厚みがあり彫りの深い高級グレードの製品です。
これらのサイディングの機能性は非常に優秀です。
特に「光セラ」に代表される光触媒コーティングは、太陽光(紫外線)で汚れを分解し、雨水で洗い流す「セルフクリーニング機能」を持っています。
排気ガスなどの油汚れにも強く、長期間にわたってキレイな状態を保てる点は、汚れやすい塗り壁と比較して大きなアドバンテージと言えるでしょう。
しかし、デザイン面、特に住友林業らしい「質感」を求める場合には、大きな弱点があります。
それは「目地(コーキングライン)」の存在です。
サイディングは工場で生産された定尺の板を現場で貼り合わせていくため、どうしても約3メートルごとに縦の継ぎ目が入ります。
また、窓周りや入隅(壁が凹んでいる角)にも必ずシーリングが入ります。
塗り壁のシームレスで一体感のある美しさと比較すると、この目地はどうしても「工業製品っぽさ」「既製品感」を強調してしまいます。
せっかく住友林業で建てるのに、建売住宅でもよく見かけるサイディングの継ぎ目が見えてしまうのは少し残念…と感じる方も多いのではないでしょうか。
見た目だけでなく、メンテナンスの観点からも目地は弱点となります。
最近のサイディング板自体は耐久性が向上していますが、板をつなぐ「シーリング(コーキング)」は紫外線で劣化し、約10年〜15年で硬化・ひび割れが発生するのが一般的です。
高耐久シーリングを使えば30年近く持つ場合もありますが、それでも塗り壁のような「継ぎ目のない構造」には敵いません。
将来的に足場を組んでシーリングの打ち替え工事が必要になるリスクは、サイディングを選ぶ上で避けて通れない課題です。
総タイルは高額だが長持ちする
「メンテナンスの手間をとにかく減らしたい」
「半永久的な美しさを手に入れたい」
そんな方にとって、最も有力な選択肢となるのが、オプション(提案工事)で選べる「総タイル張り」です。
タイルは、石や粘土を高温で焼き固めた無機質の素材です。
お茶碗などの陶器と同じで、紫外線による色あせや変色が理論上発生しません。
また、非常に硬いため、砂埃で傷がつくこともなく、吸水率も低いため汚れが染み込むこともありません。
まさに「家の外壁」として最強クラスの素材と言えます。
住友林業では、LIXIL(リクシル)や平田タイル、名古屋モザイクといった主要メーカーのタイルを採用することができます。
特にLIXILの「セラヴィオ」シリーズなどは人気があり、住友林業の木質感のあるデザインとも相性が良い製品が揃っています。
しかし、最大のネックはその「初期費用」です。
延床面積30〜40坪程度の一般的な住宅で、標準の塗り壁から総タイルに変更する場合、近年の資材価格高騰の影響もあり、約150万円〜250万円程度の追加費用が発生することが一般的です。
(選ぶタイルのグレードによっては300万円を超えることもあります)
「高い!」と思われるかもしれませんが、ここで長期的な計算をしてみましょう。
先ほどお話しした通り、塗り壁を選んだ場合、30年目に約150万円のメンテナンス費用(再塗装)がかかります。
一方、タイルを選べば、この30年目の大規模な再塗装は不要になります。(目地の点検や補修は必要ですが、費用は抑えられます)
つまり、「将来かかる150万円を、住宅ローンに組み込んで最初に払ってしまう」と考えれば、トータルの出費はそう変わらない、あるいはタイルの方が安くなる可能性すらあるのです。
初期投資ができる余裕があるなら、総タイル張りは非常に合理的で賢い選択と言えます。
ただし、住友林業の場合はあくまで「オプション」扱いなので、標準仕様として陶器外壁を採用しているハウスメーカー(積水ハウスのベルバーンなど)と比較すると、割高になる傾向がある点は否めません。
タイル外壁のメンテナンス性については、積水ハウスの事例ですが以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。
≫ 積水ハウス 外壁の種類と選び方:全種類の特徴・価格・メンテナンス
| 外壁材の種類 | 初期費用 | 意匠性 | 30年目メンテ費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 塗り壁 (標準) | 標準 | ◎ 独自性・高級感 | 約150万円 (再塗装必須) | 住友林業らしさNo.1。汚れ・ひび割れリスクあり。 |
| サイディング (標準) | 標準 | △ 目地が目立つ | 約100~150万円 (シーリング・塗装) | 機能性は高いが質感が劣る。目地メンテが必要。 |
| 総タイル (オプション) | +150~250万円 | ○ 重厚感・不変 | 少額 (洗浄・部分的補修) | 初期投資は高いがランニングコストは最安。 |
屋根材とルーフィングの寿命問題
外壁と同じくらい、いや、雨漏りに直結するという意味ではそれ以上に家の寿命を左右するのが「屋根」です。
しかし、多くの施主さんが、外壁の色やキッチンのグレード、あるいは床材の樹種には徹底的にこだわっても、屋根の仕様には驚くほど無頓着になりがちです。
屋根は普段、下から見上げてもほとんど見えない場所だからこそ、コストダウンの対象になりやすく、また施主の関心も薄くなりがちなのです。
ですが、私がここで強調しておきたいのは、「屋根こそが、将来のメンテナンスコストの爆弾になり得る」という事実です。
どんなに高耐久な外壁を選んでも、屋根の仕様が低ければ、屋根のために足場を組むことになり、結果として外壁のメンテナンスコスト削減効果を打ち消してしまいます。
ここでは、住友林業で選べる屋根材と、さらに重要な「見えない防水の要」について、深掘りして解説します。
スレート屋根と瓦の耐久性格差
住友林業の標準仕様では、一般的にケイミュー(KMEW)社の「コロニアルグラッサ」などの「スレート屋根」が設定されています。
スレートとは、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に成形し、塗装した屋根材のことです。
このスレート屋根には、明確なメリットがあります。
それは「軽さ」と「安さ」です。
屋根が軽ければ、建物全体にかかる地震の揺れのエネルギーを小さく抑えることができるため、耐震性の観点からは有利に働きます。
また、初期コストも比較的安価であるため、日本の住宅の多くで採用されています。
しかし、スレートの基材はあくまで「セメント」です。
表面の塗装(塗膜)が紫外線や雨風で劣化して剥がれると、セメント基材が水を吸い込み始めます。
吸水と乾燥を繰り返すことで、スレート自体が反り返ったり、ひび割れたり、最悪の場合は割れて落下するリスクもあります。
最近の「コロニアルグラッサ」などの製品は、紫外線に強い「グラッサコート」などで耐久性が向上しており、メーカー公称では30年程度は色あせしにくいとされています。
ですが、これはあくまで「美観」の話であって、防水性能や基材の強度が新品同様に保たれるわけではありません。
30年〜40年も経てば、再塗装では対応しきれず、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる「カバー工法」や、すべて剥がしてやり直す「葺き替え工事」が必要になる可能性が高いです。
その費用は、足場代を含めれば100万円〜200万円コースになることも珍しくありません。
対して、オプション(または地域による推奨仕様)として選べるのが「陶器瓦(三州瓦など)」です。
瓦は、粘土を練って形作り、1,100度以上の高温で焼き締めた「陶器」です。
お茶碗や湯呑みが何百年経っても色あせないのと同じで、瓦も紫外線による劣化、退色、変色が理論上一切発生しません。
物理的に割らない限り、素材そのものは半永久的な耐久性を持っています。
「でも、瓦は重いから地震に弱いんでしょ?」
そう心配される方も多いですが、現代の瓦施工は昔とは全く違います。
現在の標準である「ガイドライン工法」や「防災瓦」は、瓦同士をアームでガッチリとロックし、さらに全ての瓦を釘やビスで野地板(屋根の下地)に固定します。
これにより、巨大地震や猛烈な台風が来ても、瓦がズレたり落下したりするリスクは劇的に低減されています。
ここで私が最もお伝えしたいのは、「外壁と屋根のグレードを揃える」という鉄則です。
もしあなたが、将来のメンテナンスを楽にするために、外壁をメンテナンスフリーの「総タイル(耐久60年以上)」にしたとします。
それなのに、予算調整のために屋根を標準の「スレート(耐久30年程度)」のままにしていたら、一体どうなるでしょうか?
築30年目に、外壁はまだまだピカピカで何もしなくていい状態なのに、屋根のスレートが寿命を迎え、塗装や葺き替えのために家の周りに足場を組むことになります。
この足場代(20万〜30万円)は、本来なら外壁をタイルにしたことで節約できたはずのお金です。
まさに「安物買いの銭失い」ならぬ、「片手落ちの高物買い」になってしまいます。
「外壁をタイルにするなら、屋根も必ず瓦にする」
「外壁を塗り壁(30年メンテ)にするなら、屋根も高耐久スレート(30年メンテ)で揃える」
このように、メンテナンスのタイミング(周期)を同期させることが、トータルのライフサイクルコストを最小化するための賢い戦略です。
見えないルーフィングが寿命を決める
屋根材(瓦やスレート)のグレード選びも大切ですが、実はそれ以上に「家の寿命」を決定づける、極めて重要な部材があります。
それが、屋根材の下に隠れている「ルーフィング(防水紙)」です。
一般の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、建築業界では「屋根の寿命はルーフィングで決まる」と言われるほどの最重要パーツです。
なぜなら、瓦やスレートといった屋根材は、あくまで「一次防水」に過ぎないからです。
強風を伴う横殴りの雨や、台風の吹き込みなどによって、雨水は屋根材の隙間からどうしても侵入してしまいます。
その侵入した水を、絶対に部屋の中(野地板や断熱材)に入れず、軒先まで流して排出する「最後の砦(二次防水)」の役割を果たしているのが、このルーフィングなのです。
一般的な建売住宅やローコスト住宅では、コストダウンのために「アスファルトルーフィング940」という安価な製品が使われることが多々あります。
これは紙(原紙)にアスファルトを染み込ませただけのもので、耐用年数は約20年程度と言われています。
また、伸縮性がないため、地震の揺れや屋根材を留める釘の打ち込みによって破れやすく、そこから雨漏りが発生するリスクが高いのです。
どんなに高価な陶器瓦を乗せていても、その下のルーフィングが20年でボロボロになって雨漏りしてしまえば、結局は瓦をすべて剥がしてルーフィングを張り直すという、大規模な工事が必要になります。
これでは、瓦の「半永久的な耐久性」が全く意味をなしません。
その点、住友林業では標準仕様で「改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)」を採用しています。
これは、アスファルトに合成ゴムや樹脂を添加して改良したもので、優れた特性を持っています。
| 種類 | 耐久年数(目安) | 特徴・性能 | 採用傾向 |
|---|---|---|---|
| アスファルトルーフィング940 | 約15年〜20年 | 安価だが破れやすい。釘穴からの漏水リスクあり。 | 建売・ローコスト |
| 改質アスファルトルーフィング (ゴムアス) | 約30年〜50年 | 【住友林業標準】 伸縮性があり破れにくい。釘穴を締める自己シール性あり。 | 大手HM・注文住宅 |
| マスタールーフィング (田島ルーフィング等) | 約60年以上 | 最強の耐久性。瓦の寿命と同等の超寿命を持つ。 | 高級住宅・オプション |
特に注目したいのは、ゴムアスの持つ「釘穴シール性」です。
屋根材を固定するために釘を打った際、ゴム成分がギュッと収縮して釘の周りに密着し、隙間を塞いでくれます。
これにより、釘穴からの雨水の浸入を物理的にシャットアウトできるのです。
また、昨今は屋根に太陽光パネルを設置するケースが増えていますが、架台を固定するために屋根にビスを打つ際にも、この自己シール性は絶大な安心感をもたらします。
住友林業が標準でこのグレードを採用している点は、さすが長期保証を掲げるトップメーカーといったところでしょう。
もし予算に余裕があり、屋根を瓦にするのであれば、オプションでさらに上位の「マスタールーフィング」などを指定することで、屋根のメンテナンスフリー化を盤石なものにすることができます。
(出典:田島ルーフィング株式会社『高耐久下葺材 マスタールーフィング』)
軒天が演出する「木の家」の風格
住友林業の外観デザインを語る上で、決して忘れてはならない「名脇役」が存在します。
それが「軒天(のきてん)」です。
軒天とは、屋根が建物の壁面より外に出ている部分(軒)の、下から見上げた時の裏側のことです。
普段の生活ではあまり意識しない場所かもしれませんが、実は家の外観の「格」や「印象」を大きく左右する、デザイン上の最重要パーツの一つなのです。
一般的な住宅では、軒天には白やベージュの無機質なボードが貼られることが多く、あくまで「雨除けの裏側」という扱いです。
しかし、住友林業は違います。
軒天を「魅せる場所」として定義し、木質感あふれる素材を大胆に採用することで、他のハウスメーカーにはない独特の風格を演出しています。
住友林業で特に人気が高く、多くの展示場や実例で採用されているのが、神島化学工業製の「木目調軒天(リブ木目)」です。
この製品の最大の特徴は、フラットな板に木目をプリントしただけでなく、表面に細い溝(リブ)加工が施されている点です。
この凹凸が、太陽光やライトアップの光を受けると繊細な陰影を生み出し、まるで本物の無垢材を貼っているかのような立体感と高級感を表現します。
カラーバリエーションも、ダークなチーク色から明るいメープル色まで豊富に用意されており、外壁の色やサッシ、玄関ドアとトータルコーディネートが可能です。
住友林業が得意とする設計手法の一つに、「内と外をつなぐ天井」というテクニックがあります。
これは、室内のリビング天井(ハーモシーリングなど)と、屋外の軒天を同じ色味の木目調素材で揃え、さらに天井高まであるハイサッシ(窓)を採用することで実現されます。
リビングからふと窓の外を見たとき、天井面がガラスを突き抜けてそのまま外へとスッと伸びていくような視覚効果が生まれ、実際の畳数以上に空間を広く、開放的に感じさせることができるのです。
この「ヌケ感」こそが、住友林業の家が持つ居心地の良さの秘密の一つです。
デザインだけでなく、機能面でも「軒」は重要です。
先ほど、塗り壁のメンテナンス対策として「軒を深くする」とお話ししました。
軒はまさに「家の傘」です。
深い軒があれば、横殴りの雨でない限り、外壁の上部や窓周りに雨がかかるのを防ぎます。
これにより、外壁の汚れ(雨だれ)や、コーキングの劣化、窓周りからの雨漏りリスクを物理的に減らすことができます。
また、夏場の強烈な直射日光を遮り、室内の温度上昇を抑える省エネ効果もあります。(冬場の低い太陽光は取り込める絶妙な角度で設計されます)
住友林業のデザインコードである「深い軒」と、その裏側を彩る「美しい軒天」。
これは単なる見た目のかっこよさだけでなく、日本の気候風土に適した、非常に理にかなった機能美の結晶なのです。
せっかく住友林業で建てるなら、間違っても流行りの「軒ゼロ(軒の出がない箱型の家)」にするのではなく、堂々とした深い軒のあるデザインを検討していただきたいと、一施主として強く思います。
長期視点なら積水ハウスも検討を
ここまで、住友林業の外装仕様について、その魅力とリスク、そして選び方のポイントを詳しく解説してきました。
「木」の質感を活かしたシーサンドコートやSODO、そして美しい軒天の意匠性は、確かに唯一無二の価値があり、そこに惚れ込んで住友林業を選ぶ方の気持ちは痛いほどよく分かります。
しかし、もしあなたが「意匠性」と同じくらい、あるいはそれ以上に「長期的なメンテナンスコストの削減」や「将来の安心感」を優先順位の上位に置いているのであれば、私が最終的にパートナーとして選んだ「積水ハウス」も、比較検討のテーブルに一度乗せてみることを強くお勧めします。
外壁と保証のセット提案が安心な理由
私が積水ハウスを選んだ決定的な理由の一つが、外壁の「素材そのものの圧倒的な強さ」と、それを支える「保証体制の盤石さ」でした。
積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」で採用される陶版外壁「ベルバーン」や、鉄骨住宅の最高級外壁「ダインコンクリート」は、現場で職人が仕上げる塗り壁とは異なり、工場での厳格な品質管理のもとで生産される工業製品です。
住友林業の塗り壁が「湿式工法」であり、職人の腕や施工時の天候によって仕上がりに微細なムラが出る可能性があるのに対し、積水ハウスの外壁は「乾式工法」で、完成されたパネルを現場で取り付けるだけです。
これにより、品質のバラつきが極めて少なく、初期から安定した強度と耐久性を発揮します。
特に「ベルバーン」は、住友林業でいうところの「総タイル」と同じく焼き物(陶器)であるため、メンテナンスフリーに近い性能を持っています。
住友林業ではプラス200万円前後の高額オプションとなるタイル仕様が、積水ハウス(シャーウッド)では標準仕様として組み込まれている点は、コストパフォーマンスの観点からも非常に大きな魅力です。
そして何より素晴らしいのが、「30年保証」と「メンテナンスプログラム」が完全にパッケージ化されている点です。
積水ハウスの場合、「30年目にこれくらいの費用がかかりますよ」という説明だけでなく、そのための定期点検制度や、部材の供給体制、万が一の時のカスタマーズセンターの対応スピードなど、アフターサポートの組織力が桁違いにしっかりしています。
住友林業も素晴らしいメーカーであり、保証制度も充実していますが、やはり「塗り壁」という素材の性質上、30年目の再塗装コスト(150万円〜)は避けて通れません。
また、将来的に熟練した左官職人が確保できるかという懸念もあります。
対して積水ハウスは、工業化住宅としての強みを活かし、部材の交換や補修がシステム化されています。
◆北川の結論
誤解しないでいただきたいのは、私は住友林業を否定しているわけでは全くありません。
あの「木質感」と「手仕事の味わい」は、積水ハウスなどの工業化メーカーには絶対に出せない素晴らしい価値です。
お金をかけてでも、あの雰囲気を手に入れたいという方には、住友林業は最高の選択になるでしょう。
ですが、もしあなたが「60年間のトータルコストを抑えたい」「メンテナンスの煩わしさから解放されたい」「将来の出費にビクビクしたくない」と考えるなら、積水ハウスの外壁と保証システムは、非常に強力な選択肢となります。
私が積水ハウスを選んだのも、デザイン性だけでなく、この「将来の安心をお金で買う」という合理的判断が大きかったのです。
住友林業と積水ハウス、どちらにするか迷われている方は、以下の徹底比較記事もぜひ参考にしてみてください。
価格、性能、断熱性、そして保証の違いを、両社をガチンコで検討したオーナー目線で詳しく比較・解説しています。
住友林業の外装に関するよくある質問(FAQ)
Q1. シーサンドコートの寿命は本当に30年持つのでしょうか?
A. メーカー公称では耐用年数30年(LS30仕様)とされていますが、これはあくまで「期待耐用年数」であり、立地条件(日当たり、風通し、湿気、塩害など)に大きく左右されます。
特に日当たりの悪い北面や、隣家との距離が近い場所、植栽が鬱蒼としている場所では、20年程度で藻やカビが目立ってくるケースも少なくありません。
「30年間何もしなくていい」わけではなく、美観を維持するためには10年〜15年ごとの定期的な点検と、必要に応じたソフト洗浄などのメンテナンスが必要になると考えておいた方が無難です。
Q2. 塗り壁の汚れは高圧洗浄機で落としても大丈夫ですか?
A. 高圧洗浄機の使用は推奨されません。
シーサンドコートやSODOなどの塗り壁は、強い水圧を当てると、意匠の特徴である骨材(貝殻や雲母、藁など)が剥がれ落ちたり、塗膜の防水層を傷めたりするリスクがあります。
最悪の場合、壁の中に水が浸入してしまう(漏水)原因にもなりかねません。
ご自身で清掃される場合は、ホースの水で優しく洗い流す程度にとどめ、ブラシでゴシゴシ擦るのも避けた方が良いでしょう。頑固な汚れは、住友林業ホームテックなどの専門業者に相談することをお勧めします。
Q3. タイル外壁にすればメンテナンス費用は0円になりますか?
A. 残念ながら、完全に0円にはなりません。
タイル素材そのものは半永久的ですが、タイルを接着している下地や、窓周りなどに使われる「目地(シーリング)」については、経年劣化するためメンテナンスが必要です。
ただ、塗り壁のように「足場を組んで全面再塗装(150万円コース)」という大規模な出費は回避できるため、トータルの維持費(ライフサイクルコスト)は大幅に安くなる傾向にあります。
60年間の総コストで比較すれば、初期費用の差額(約150万円〜250万円程度)は十分に回収できる計算になることが多いです。
Q4. 軒天の木目調は剥がれたりしませんか?
A. 神島化学工業製のリブ木目調軒天などは、セメント系の基材に塗装を施したものであり、ビニールクロスのようなシート張りではないため、ペラペラと剥がれてくる心配は基本的にありません。
ただし、長期間紫外線や風雨にさらされれば、塗装の色あせは徐々に進行します。
ここでも重要になるのが「軒の深さ」です。軒が深く、雨や直射日光が当たりにくい設計であれば、30年以上経過しても美しい状態を保っているケースが多く見られます。
Q5. 住友林業で建てて、将来の外壁塗装を地元の業者に頼んでもいいですか?
A. 物理的には可能ですが、長期保証(60年保証など)が打ち切られるリスクが非常に高いです。
住友林業の保証システム(LS30/LS60)は、指定のタイミング(30年目など)で、住友林業ホームテックなどの純正メンテナンス(有料)を受けることが保証延長の条件となっています。
「地元の塗装屋さんのほうが安いから」という理由だけで外部業者を選ぶと、構造躯体や防水に対するメーカー保証まで失うことになりかねません。
将来のメンテナンス計画は、保証条件と天秤にかけて慎重に判断する必要があります。
まとめ:住友林業の外装は「美しさ」と「覚悟」のセットで選ぼう
今回は、住友林業の外装仕様(外壁・屋根・軒天)について、施主目線で徹底的に解説してきました。
最後に、この記事のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 住友林業の標準である「塗り壁(シーサンドコート)」は、唯一無二の美しさと高級感があるが、30年目に約150万円〜の再塗装費用と足場代が必要になる。
- メンテナンスコストを抑えたいなら、初期費用がかかっても「総タイル」への変更が合理的。その際は必ず屋根も「瓦」にして、耐久年数を揃えること。
- 屋根の防水を守る「ルーフィング」は標準で高性能なゴムアスだが、さらに上位のマスタールーフィングなども検討価値あり。
- 「深い軒」と「木目調軒天」は、デザインだけでなく外壁保護の観点からも推奨される住友林業の必須アイテム。
- 将来のメンテナンス不安を解消したいなら、最初から高耐久外壁と保証がセットになった積水ハウスと比較検討するのも賢い選択。
家づくりにおいて、「何が正解か」は人によって異なります。
「多少メンテナンス費がかかっても、この美しい塗り壁の家に住みたい!」という情熱があるなら、住友林業のシーサンドコートは間違いなく最高の選択です。
毎日家に帰るのが楽しみになるでしょう。
一方で、「家は資産であり、ランニングコストは最小限に抑えたい」という価値観であれば、タイル仕様や他メーカーを検討すべきです。
一番怖いのは、「知らなかった」ことです。
30年後に「えっ、こんなにお金がかかるの?」と驚くことがないよう、今のうちからしっかりと仕様とコストのバランスを見極めてください。
当サイト「すまつな」では、私自身が積水ハウスで家を建てた経験をもとに、あなたの家づくりを全力でサポートしています。
特に積水ハウスに関しては、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長を通じて、全国各地の「店長」と直接連携を取り、強力な後押しによって最良の担当者をアサインできる体制を整えています。
もし、積水ハウスにも興味が出てきた、あるいはハウスメーカー選びで迷っているという方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの家づくりが、後悔のない最高の体験になりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。








