住友林業の無垢床は後悔する?手入れ方法・傷/汚れ対策・床暖房との相性まで解説

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こんにちは。

住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。

現在、私は積水ハウスで理想の住まいを叶えましたが、ハウスメーカー選びの初期段階では、当然のように「住友林業」も有力な候補として検討していました。

なぜなら、住友林業といえば誰もが口を揃えて絶賛する、あの上質な「木の香り」と、足裏に伝わる無垢床の「心地よい感触」への憧れがあったからです。

たとえ実際に展示場へ足を運んでいなかったとしても、その圧倒的なブランド力と口コミだけで、一度は住んでみたいと思わせる強烈な魅力がそこにはあります。

「やっぱり、住友林業の無垢床は素敵だなあ…」

そう憧れを抱く一方で、同時に私の頭をよぎったのは、極めて現実的な「メンテナンスへの不安」でした。

「子供がジュースをこぼしたら一発でシミになるのでは?」
「ズボラな私に、年に一度のオイル塗装なんてできるわけがない」
「冬場に床暖房を入れたら、床がバキバキに割れて隙間だらけになるって本当?」

正直、これらは家づくりを検討するあなたが抱く、共通の悩みだと思います。

しかし、結論から申し上げます。無垢床のメンテナンスは、「正しい知識」と「適切な種類の選択」さえ間違えなければ、決して恐れるものではありません。

むしろ、手をかければかけるほどに応えてくれる「革製品」のような愛着は、工業製品である一般的なフローリングでは絶対に味わえない、無垢床オーナーだけの特権です。

この記事では、徹底的なリサーチと施主視点での分析を重ねた私、北川が、住友林業の無垢床のリアルなメンテナンス事情から、後悔しない床材選びの決定版ガイドまでを、包み隠さず解説します。

記事のポイント

  • 住友林業の「無垢床」「挽板」「突板」それぞれのメンテナンス負荷の違い
  • 公式マニュアルにはない、オーナー実践レベルの「楽なオイルメンテナンス術」
  • 床暖房と無垢床を組み合わせる際の、構造的なリスクと対策
  • 「木の質感」と「メンテナンスフリー」を両立させるための、現実的な選択肢

住友林業の無垢床、憧れと現実

無垢床のメリット(香り・経年変化)とデメリット(水シミ・乾燥による隙間)の比較イラスト

多くの人が住友林業を選ぶ最大の理由である「木質感」。

しかし、その美しい見た目の裏側には、天然素材ゆえの「変化」と向き合う覚悟が必要です。

ここでは、無垢床オーナーが直面するリアルな日常と、種類による違いについて深掘りして解説します。

質感最高の無垢床と標準仕様

住友林業というハウスメーカーを語る上で、避けて通れないのがその圧倒的な「木材調達力」です。

同社は国内に広大な社有林を持つだけでなく、世界中の木材ネットワークを駆使して、希少な銘木を安定的に調達しています。

そのため、標準仕様で選べる床材のグレードの高さと種類の豊富さは、他の大手ハウスメーカーと比較しても頭一つ抜けている、というのが私の率直な印象です。

本物の「無垢床(Solid Wood)」とは何か

そもそも無垢床とは、丸太から切り出した板をそのまま一枚の床材として加工した「単層フローリング」のことを指します。

接着剤で複数の板を張り合わせた合板(複合フローリング)とは異なり、断面を見ても上から下まで100%天然の木そのものです。

この構造が生み出す最大のメリットは、「足触りの温かさ」と「調湿機能」です。

木材は無数の細胞(空隙)の中に空気を含んでいるため、熱伝導率が非常に低く、冬場に素足で歩いてもコンクリートや合板のようなヒヤッとした冷たさを感じにくいのです。

また、室内の湿度が高い時は湿気を吸い込み、乾燥している時は吐き出すという呼吸を行っているため、室内環境を快適に保つ効果も期待できます。

住友林業で選べる主要な樹種と特徴

住友林業では、施主の好みに合わせて多種多様な樹種を選ぶことができますが、特に人気が高いのが以下の3つです。

  • オーク(ナラ):
    「森の王」とも呼ばれる定番樹種。堅くて傷がつきにくく、木目が美しいため、子育て世帯にも非常に人気があります。住友林業の「ジャパニーズオーク(国産ナラ)」は特に希少性が高く、独特の風合いがあります。
  • チーク:
    世界三大銘木の一つ。油分を多く含んでいるため水に強く、耐久性に優れています。経年変化で色が飴色に深まっていく様は、まさに「育てる床」の代表格です。
  • ウォルナット:
    こちらも世界三大銘木。落ち着いた深い色合いと重厚感が特徴で、高級家具のようなラグジュアリーな空間を演出できます。ただし、色が濃いため、傷がつくと白っぽく目立ちやすいという側面もあります。

これらの無垢床は、住友林業の家ならではの独特の「空気感」を作り出している主役です。

しかし、100%天然木であるということは、環境の変化をダイレクトに受けるということでもあります。

湿度変化による膨張・収縮(いわゆる「木の暴れ」)は避けられず、これがメンテナンスの難しさや隙間の発生といった課題につながることを、まずは理解しておく必要があります。

木材の調湿作用について

木材が持つ吸放湿性や、それが室内環境に与える影響については、公的機関の研究でも明らかにされています。

無垢材が「天然のエアコン」と呼ばれる所以です。

(出典:林野庁『木の基本』

メンテと見た目の挽板・突板

「無垢床の質感には憧れるけれど、やっぱり反りや隙間、そして定期的な手入れがどうしても不安…」

そんな現実的な悩みを持つあなたのために、現代の技術が生み出した最適解が「挽板(ひきいた)」「突板(つきいた)」という選択肢です。

これらは「複合フローリング」に分類され、合板などの基材の表面に天然木(化粧単板)を貼り合わせた構造をしています。

「なんだ、ニセモノか」と侮るなかれ。特に近年の住友林業で採用されている挽板フローリングの品質は凄まじく、プロでも断面を見なければ無垢と見分けがつかないレベルに達しています。

挽板(ひきいた):無垢と機能性のハイブリッド

私が個人的に「最もバランスが良い」と感じているのが、この挽板です。

表面に貼られている天然木の厚みが2mm〜4mm程度と、非常に分厚いのが特徴です。

この厚みがあるおかげで、無垢材同様の「浮造り(うづくり)」加工などの立体的な表現が可能になり、足触りや質感は無垢そのもの。

それでいて、下層部分は寸法の狂いが少ない合板で構成されているため、温度や湿度による伸縮が極めて少なく、床暖房にも安心して採用できます。

「見た目と質感は無垢がいい。でも機能性と安定性も捨てられない」という、現代の住宅事情に最もマッチした床材と言えるでしょう。

突板(つきいた):コストとメンテナンスの優等生

一方、突板は表面の天然木を0.2mm〜0.6mm程度に薄くスライスしたものを貼り合わせた床材です。

木そのものの厚みは薄いため、無垢や挽板のような「踏み心地の重厚感」は劣りますが、天然木の美しい木目は十分に楽しめます。

突板の最大のメリットは、表面がウレタン塗装やUV塗装などで強力に保護されている製品が多いこと。

これにより、水拭きが可能だったり、ワックス掛けが不要(ノンワックス仕様)だったりと、日常のメンテナンス負荷が圧倒的に低いのが特徴です。

コストも無垢や挽板に比べて抑えられるため、予算調整の強い味方にもなります。

無垢床、挽板(2mm厚)、突板(0.2mm厚)の断面構造と特徴の違いを図解

【徹底比較】あなたに向いている床材はどれ?

項目 無垢床 (Solid) 挽板 (Sawn Veneer) 突板 (Sliced Veneer)
表面材の厚み 100% (12〜15mm) 約2mm〜4mm 約0.2mm〜0.6mm
質感・温かみ ◎ 最高
(本物の木の温もり)
◎ 無垢同等
(言われないと気づかない)
○ 均一で綺麗
(少し硬質な感触)
日常ケア ドライワイパーのみ
(水拭き基本NG)
ドライワイパー等
(塗装による)
水拭きOKな製品多し
(最も楽)
定期メンテ オイル塗布必須
(年1回程度推奨)
オイルなら必要
(ウレタンなら不要)
基本不要
(ワックスフリー)
傷の補修 ◎ 可能
(削って直せる)
△ 軽度なら可
(深い傷は基材が出る)
× 不可
(プロによる補修が必要)
床暖房適性 △ 注意が必要
(隙間リスクあり)
◎ 非常に高い
(寸法安定性抜群)
◎ 非常に高い
(熱伝導も良い)

手入れは大変?オイル仕上げの真実

「住友林業の無垢床=メンテナンス地獄」というイメージをお持ちではありませんか?

展示場で営業さんから「年に一度はオイルを塗ってくださいね」と言われて、その瞬間に心を折られかけた方もいるかもしれません。

しかし、実はやり方さえ間違えなければ、そこまで恐れる必要はありません。

ここでは、オーナーたちが実践しているリアルで効率的な手入れ方法を公開します。

日常の掃除とオイル塗布頻度

無垢床のメンテナンスを語る上でまず理解しなければならないのは、塗装の種類です。

大きく分けて、木の内部に油分を染み込ませて保護する「オイル仕上げ(自然塗料)」と、表面にプラスチックのような塗膜を作る「ウレタン塗装」の2種類があります。

あなたが「手入れが大変そう」と心配されているのは、木の質感をダイレクトに感じられる「オイル仕上げ」の方でしょう。

ウレタン塗装であれば、表面がコーティングされているので水拭きもOKですし、基本的にメンテナンスフリーですが、無垢本来の肌触りは失われてしまいます。

日常のお手入れは「引き算」で考える

オイル仕上げの無垢床の日常ケアは、実は拍子抜けするほどシンプルです。

基本は「掃除機」と「ドライタイプのクイックルワイパー」のみ
これだけで十分です。

むしろ、「やってはいけないこと」を覚える方が重要です。

最大のタブーは「水拭き」です。
オイル仕上げの床に頻繁に水拭きをすると、木を保護している油分が水と一緒に抜けてしまい、表面がカサカサに毛羽立ってきます。

オイル仕上げの無垢床メンテナンスにおける禁止事項。水拭きによる油分抜けと乾燥リスクについて。

また、化学薬品が含まれた「ウェットタイプのフローリングシート」や「化学モップ」も、変色やシミの原因になるため避けるべきです。

つまり、「余計なことをせず、ホコリだけ取る」のが、無垢床を美しく保つ最短ルートなのです。

オイル塗布の頻度:メーカー推奨 vs 現場のリアル

そして問題の「オイルの再塗装(メンテナンス)」です。

住友林業の公式アナウンスや取扱説明書では、一般的に「半年〜1年に1回」の頻度でオイルを塗布することが推奨されています。

「えっ、毎年? 家中の家具を全部動かして、雑巾掛けみたいに塗り直すの…?」

そう絶望したくなる気持ち、痛いほど分かります。

しかし、安心してください。実際の住友林業オーナーさんの多くは、そこまで厳密かつ几帳面には行っていません。

現実的な運用としては、「よく歩く動線部分」や「キッチンなどの水回りの近く」など、油分が抜けてカサつきが気になった箇所だけ部分的に塗る(スポットメンテナンス)というスタイルが一般的です。

オイルメンテナンスのコツ。家中の家具を動かす必要はなく、動線やキッチンだけの部分塗装とウエス(Tシャツ)塗りを推奨。

これなら、大掛かりな家具移動も不要ですし、週末のちょっとした時間に30分程度で終わります。

「年末の大掃除のついでに、リビングの真ん中だけササッと塗る」くらいの感覚で向き合うのが、長く付き合っていく秘訣です。

失敗しない「ウエス塗り」テクニック

いざオイルを塗る際、メンテナンスキットに付属している「スポンジ」や「刷毛(ハケ)」を使おうとしていませんか?

実はこれ、失敗のもとです。刷毛を使うとどうしてもオイルを「厚塗り」しすぎてしまい、いつまで経っても乾かず、床がベタベタになってしまうトラブルが多発しています。

おすすめは、着古したTシャツなどの「ウエス(いらない布)」を使う方法です。

ウエスに少量のオイルを染み込ませ、床に薄く薄く伸ばすように擦り込んでいく。

そして、塗った直後に別の乾いた布でしっかりと拭き上げる。

この「ケチるくらい薄く塗る」のが、ムラなく綺麗に仕上げ、乾燥時間を短縮するプロのコツです。

傷や水染みは自分で直せる?

無垢床(オイル仕上げ)の導入を迷う最大の要因。それは、「水をこぼすとすぐに染み込んでシミになること」、そして「物が落ちれば確実に凹んだり傷ついたりすること」ではないでしょうか。

キッチンで料理中に油が跳ねたり、子供がおもちゃを落としたりするたびに、「あぁっ!」と悲鳴を上げていては、せっかくのマイホームでの生活がストレスだらけになってしまいます。

ですが、ここで少し発想の転換をしてみましょう。

一般的な合板フローリング(シート床や突板)の場合、深い傷がつくと下の基材(合板)が見えてしまい、素人がきれいに直すことはほぼ不可能です。

プロのリペア業者を呼べば、数万円の出費は覚悟しなければなりません。

しかし、無垢床や厚単板の挽板には、他の床材にはない圧倒的なメリットがあります。

それは、「傷や汚れがついても、削ってなかったことにできる(リセットできる)」という点です。

魔法のアイテム「サンドペーパー」

無垢床のメンテナンスキットには、必ずと言っていいほどサンドペーパー(紙やすり)が含まれています。

もし水染みができてしまったり、黒ずんでしまった場合でも、以下の3ステップで驚くほど綺麗に修復できます。

  1. 削る: 汚れた部分をサンドペーパー(#180〜#240番程度)で、木目に沿って優しく削ります。表面の汚れた層を一皮むくイメージです。
  2. 馴染ませる: 削った部分だけが白っぽくなるので、周囲との境界が目立たないように少し広範囲をぼかすように研磨します。
  3. 塗る: 削った部分にメンテナンスオイルを塗り込み、拭き取ります。

無垢床の傷補修3ステップ。削る、馴染ませる、オイルを塗ることで傷をリセットする方法。

これだけで、水染みは魔法のように消え去ります。

深い凹み傷の場合も、濡らしたティッシュを置いて上からアイロンを当てることで、木の「膨張しようとする力」を利用して凹みを戻すテクニックもあります(※塗装の種類によるので要注意ですが)。

面倒なワックスがけは不要か

結論から申し上げますと、最近の住友林業の床材の多くは、昔ながらの「ワックスがけ」は不要です。

ここ、勘違いされている方が非常に多いポイントなので詳しく解説します。

一昔前のフローリングと言えば、半年に一度、家具をどかして「樹脂ワックス」を塗ってピカピカにするのが常識でした。

しかし、現在の高機能な床材(特に住友林業や積水ハウスで採用されるレベルのもの)において、市販の樹脂ワックスは「百害あって一利なし」となるケースが多いのです。

なぜワックスを塗ってはいけないのか

特に「オイル仕上げの無垢床」に対して、ホームセンターで売っている一般的な床用ワックスを塗るのは絶対NGです。

オイル仕上げは、木が呼吸できるように表面が開いた状態になっています。

そこに樹脂の膜を作るワックスを塗ってしまうと、木の呼吸を止めてしまい、内部で湿気がこもってカビが発生したり、変色したりする原因になります。

また、住友林業の「突板(ウレタン塗装)」であっても、現在は「ワックスフリー仕様」が標準となっていることが多く、工場出荷時に非常に強力なコーティングが施されています。

その上からワックスを塗ると、逆に汚れを抱き込んで黒ずんだり、コーティングとの相性が悪く密着せずにポロポロと剥がれてきたりと、ろくなことがありません。

注意:メンテナンスキットの中身を確認せよ

引き渡し時に住友林業から渡される「メンテナンスキット」に入っているのが、その床材専用のケア用品です。

オイル仕上げなら「専用オイル」、ウレタン塗装なら「専用クリーナー」が入っているはずです。

自己判断でスーパーのワックスを買ってくる前に、必ず担当者かオーナー専用サイト「Club Forest」で適合を確認してください。

間違ったケアで床をダメにしてしまうのが、一番もったいないですからね。

無垢床と床暖房、構造的リスク

「冬は暖かく過ごしたいから床暖房は必須。でも無垢床も諦められない!」という方は多いはずです。

しかし、木材と熱の相性は本来最悪です。

ここでは、住友林業の家で床暖房を採用する際のリスクと、構造的な対策について解説します。

BF構法の大空間と木の収縮

木材には「平衡含水率」という性質があり、周囲の湿度に合わせて水分を吸ったり吐いたりしながら、常に寸法を変化させています。

特に冬場、暖房を使用して室内の湿度が下がると、木材は水分を放出して「収縮」します。

これが無垢床で何を引き起こすかというと、フローリングのピースとピースの間に数ミリの「隙間」が開くのです。

「え、隙間が開くの?」と驚かれるかもしれませんが、これは木が生きている証拠であり、避けられない自然現象です(梅雨時になれば湿気を吸って膨張し、隙間は塞がります)。

大空間ならではの悩み

住友林業の代名詞でもある「ビッグフレーム(BF)構法」は、柱の少ない圧倒的な大空間LDKを得意としています。

しかし、空間が広くなればなるほど、床材の総面積も増えるため、全体の収縮量も大きくなります。

例えば、幅10メートルのリビングに無垢床を敷き詰めたとします。

仮に木材が乾燥によって0.5%収縮しただけでも、計算上は全体で5cmもの動きが生じることになります。

もちろん、実際には各ピースの隙間に分散されるので5cmの大穴が開くわけではありませんが、冬場には「名刺が数枚入るくらいの隙間」が所々に発生することは、覚悟しなければなりません。

冬場の乾燥と床暖房使用による木材収縮で生じるフローリングの隙間写真と、対策としての加湿器の重要性。

床暖房対応無垢材の注意点

「隙間風が入るような床は嫌だ!」という方のために、住友林業では特殊な熱処理や乾燥処理を施した「床暖房対応無垢材」を用意しています。

これらは通常の無垢材に比べて寸法安定性は格段に高いですが、それでも「リスクがゼロになる」わけではありません。

特に注意が必要なのが、「過乾燥(ドライアウト)」です。

床暖房を使うと、床表面の温度が上がり、局所的に湿度が極端に低くなります。

もし、加湿器を使わずに湿度が30%を切るようなカラカラの状態を続けていると、いくら対応品であっても木材の限界を超えてしまい、「実(さね)」が外れるほどの大きな隙間ができたり、表面に「ピキッ」と亀裂が入ったりする可能性があります。

必須対策:加湿器とのセット運用

無垢床×床暖房を採用する場合、加湿器はオプションではなく「必須設備」だと考えてください。

湿度40〜50%をキープすることは、インフルエンザ対策などの人間の健康のためだけでなく、高価な無垢床を守るためにも絶対条件となります。

「加湿器の水補給が面倒」という方は、無垢床ではなく、乾燥に強い「挽板」や「シート床」を選ぶ方が、結果的に幸せになれるかもしれません。

積水ハウスという選択肢との比較

「木の質感」を求めて住友林業を検討している方にとって、鉄骨のイメージが強い積水ハウスは候補に入りづらいかもしれません。

しかし、実際に積水ハウスで「木質感あふれる家」を建てている私からすると、実は積水ハウスこそが「質感とメンテのバランス」における最適解を持っていると感じています。

積水でも叶う木質感と耐久性

積水ハウスは「シャーウッド(SW)」という木造ブランドも展開していますが、鉄骨住宅であっても内装には非常に高品質な木材を選ぶことができます。

特に、積水ハウスが標準的に採用しているのが、「朝日ウッドテック」などのトップメーカーと共同開発した高品質な挽板フローリングです。

これは表面に2mm厚の無垢材(挽板)を使用しつつ、基材に特殊な加工を施したハイブリッド床材です。

なぜ私が積水ハウスを選んだのか

私は現在、積水ハウスの鉄骨商品「イズ」でマイホームを建てましたが、床材選びでは迷わずこの「挽板」を採用しました。

理由はシンプルで、「無垢の見た目は絶対に欲しいけど、床暖房もガンガン使いたいし、メンテナンスで神経質になりたくない」からです。

表面2mmの無垢材と合板を組み合わせた挽板(ひきいた)の構造。積水ハウス施主である筆者も採用した理由。

積水ハウスで選べる挽板フローリングは、表面のブラッシング加工や塗装技術が極めて高く、素足で歩いた時の感触は無垢そのもの。

それでいて、工業化住宅メーカーとして厳しい基準をクリアしているため、床暖房による熱変形や隙間の発生リスクが極限まで抑えられています。

「住友林業の無垢床には惹かれるが、メンテナンスが不安」

そう感じている方にとって、積水ハウスが提案する「高機能な挽板」は、まさに「無垢の夢」と「現実的な生活」を両立させる特効薬になり得ると確信しています。

保証とメンテの手厚さの違い

家は建てて終わりではありません。
無垢床のようなデリケートな素材を使う場合、それを支える「家全体の構造」が狂わないことが大前提となります。

積水ハウスには業界でも突出した保証制度があります。

それが、構造躯体と雨水の浸入防止部分を対象とした「初期30年保証」に加え、その後も点検と必要な有償補修を受けることで建物がある限り保証が続く「永年保証(ユートラスシステム)」です。

特に私が信頼しているのは、積水ハウスの構造躯体(ダイナミックフレーム・システム等)の圧倒的な強さです。

「型式適合認定」を受けた工業化住宅であるため、品質のバラつきがなく、地震による変形も「シーカス」などの制震技術で最小限に抑えられます。

構造が歪まないということは、床材への物理的な負荷も掛かりにくいということ。

長期的な視点で「床」を守るためにも、この「骨組みの強さ」と「永続的な保証」は大きな安心材料になります。

徹底比較はこちら

価格、性能、そして保証内容まで。住友林業と積水ハウス、どちらにするか迷っている方のために、現役オーナーが忖度なしで徹底比較した記事をご用意しています。

住友林業と積水ハウスを徹底比較:価格・性能・間取り自由度・保証で後悔しない選び方

後悔しない床材選びの結論

住友林業の無垢床は、確かに素晴らしい質感を持っています。

しかし、「なんとなく良さそう」という憧れだけで選ぶと、入居後のメンテナンスや傷にストレスを感じてしまい、後悔することになりかねません。

最後に、北川的な「後悔しない床材選び」の結論をお伝えします。

経年変化やDIYを楽しみたいか、掃除を楽にしたいかで選ぶ、無垢・挽板・突板の選び方チャート。

  • 「傷も家族の歴史」と愛せる人、DIY補修を楽しめる人:
    迷わず「無垢床(オイル仕上げ)」を選んでください。経年変化という、何物にも代えがたい最高の贅沢が味わえます。住友林業の真骨頂です。
  • 質感は絶対に欲しいけど、メンテは楽にしたい人:
    「高品質な挽板(オイル仕上げ または 特殊塗装)」が最適解です。見た目は無垢、機能は現代的。積水ハウスや住友林業でこのタイプを選ぶのが、最も満足度が高い選択かもしれません。
  • とにかく掃除を楽に、傷をつけたくない人:
    「突板(ウレタン塗装)」を選びましょう。大手メーカーの突板は決して安っぽくありません。水拭きもできてストレスフリーな生活が待っています。

床は、家の中で唯一、肌(足の裏)が直接触れ続ける場所です。

だからこそ、見た目だけでなく、ご自身の性格とライフスタイルに合った「最高の床」を選んでくださいね。

傷を愛せるか、メンテナンスを楽しめるか。性格に合った最高の床選びについてのメッセージ。

【北川家の実例:坪単価と総額のリアル】

私の家(積水ハウス・鉄骨「イズ」)の施工床面積は46.71坪です。

  • 本体工事費:49,987,650円(約107万円/坪)
  • 建築工事費(税込・オプション込):7260万円(約155万円/坪)
  • 総費用(諸費用込・土地代別):約160万円/坪

土地代(約4,100万円)を含めた最終的な総額は、億を超える金額になります。

これは「コートハウス」という特殊設計や外壁の「SHストーン」石張りなど、こだわりを詰め込んだ結果です。

坪単価は計算の分母で大きく変わるため、必ず「総額」で判断することをおすすめします。

住友林業の無垢床に関するよくある質問(FAQ)

Q1. オイルメンテナンスをサボるとどうなりますか?

A. すぐに床が腐るということはありませんが、表面の油分が抜けてカサカサになり、汚れや水分が浸透しやすくなります(シミができやすくなる)。
見た目も白っぽくなってくるので、全体をやるのが大変なら、キッチン周りやよく歩く場所だけでも、半年に1回程度オイルを補充してあげると美しさが長持ちします。

Q2. 2025年度の補助金制度はどうなっていますか?

A. 2025年度は「子育てグリーン住宅支援事業」が実施されていました。国内最高ランクの省エネ性能を持つ「GX志向型住宅」には最大160万円/戸の補助がありましたが、この枠は2025年7月に予算上限に達し受付終了しています。現在は長期優良住宅(最大80万円)やZEH水準住宅(最大40万円)が子育て・若者夫婦世帯を対象に継続中です。

Q3. 積水ハウスの「紹介割引」について教えてください。

A. 積水ハウスには一律の「公式オーナー紹介割引3%制度」というものは存在しません。しかし、私のような現役オーナーが、信頼できる担当者(店長クラス)へ橋渡しをすることで、結果として本体価格の3%相当、あるいはそれ以上の割引や好条件が引き出せるケースが多いのが実態です。ただし、展示場訪問前(顧客登録前)である必要があります。

Q4. ルンバなどのロボット掃除機は使えますか?

A. 基本的には問題なく使えます。
ただし、水拭き機能付きのロボット掃除機を使用する場合は注意が必要です。オイル仕上げの無垢床に毎日水拭きをしてしまうと、オイルが抜けて劣化を早める可能性があります。ドライモードで使用するか、水拭きはウレタン塗装の床材のエリアのみに限定するなど、使い分けが必要です。

 

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北川 晴夫(積水ハウス 施主)

「すまつな」運営者・株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。