住友林業の床暖房はいくら?必要な家/不要な家の判断と、断熱性能で変わる快適性

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こんにちは。

住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。

「住友林業で家を建てるなら、やっぱりあの素晴らしい無垢床を素足で楽しみたい。でも、床暖房がないと冬は寒くて後悔するんじゃないか…」

そんな悩み、抱えていませんか?

家づくりにおいて「快適性」と「デザイン」の両立は永遠のテーマですよね。

特に住友林業さんは「木の質感」が最大の魅力ですから、そこに床暖房という設備をどう組み込むか、あるいは組み込まないかは、費用の面でも暮らし心地の面でも、非常に大きな決断になります。

私も自宅を建てる際、積水ハウスと最後まで迷ったのが住友林業でした。

だからこそ、その「木の家」への憧れと、実用面での迷いはとてもよく分かります。

今回は、施主としてのリアルな視点と、徹底的なリサーチに基づいて、住友林業における床暖房の「費用対効果」と「必要性」について、本音で解説していきます。

営業マンにはちょっと聞きづらい、デメリットやコストの裏側まで、包み隠さずお話ししますね。

記事のポイント

  • 住友林業で床暖房を入れる際の「初期費用」と「ランニングコスト」の目安
  • 床暖房を採用すると「無垢床」が選べなくなるデメリットとその解決策
  • 全館空調と床暖房、コストとメンテナンス性で優れているのはどちらか
  • 設備に頼る前に知っておくべき「断熱性能」と快適性の関係

住友林業で床暖房は本当に必要?

「木の質感」を取るか「冬の暖かさ」を取るか。住友林業の家づくりにおける究極の選択肢

住友林業を検討されているあなたが直面する、「床暖房を入れるべきか、入れざるべきか」という問題。

これは単に「部屋が暖かいかどうか」だけの話ではなく、住友林業というメーカーの最大の特徴である「床材」の選択に直結する、いわば家づくりのコンセプトに関わる重要な分岐点です。

「木の家」ならではの悩みと選択

住友林業といえば、やはり「無垢床(ソリッドウッド)」の素晴らしさですよね。

初めてあの床を踏んだ時の、足裏に伝わる木の温もり、オイル仕上げのしっとりとした質感、そしてほのかに香る木の香り。

「この床で暮らしたい!」と感動して契約を決めた、という方も多いのではないでしょうか。

私自身も、あの無垢床の質感には本当に心を奪われました。

しかし、ここで大きなジレンマが生まれます。

一般的に、無垢材は熱や乾燥に非常に敏感で、床暖房との相性が悪いのです。

木材は呼吸しています。

湿気を吸って膨らんだり、乾燥して縮んだりします。

そこに床暖房の熱による強制的な乾燥が加わると、木材が過乾燥状態になり、激しく反ったり、割れたり、実(さね)の部分に大きな隙間が空いてゴミが溜まりやすくなったりするリスクがあるんです。

床暖房を入れると無垢床は選べません。天然の木は熱で乾燥すると反ったり割れたりする恐れがあるため

そのため、住友林業では床暖房を採用する場合、原則として「無垢床」ではなく、熱による変形に強い「挽板(ひきいた)」などの床暖房対応フローリングを選ぶことになります。

営業担当者の方も、最初のうちは「床暖房もできますよ!」と明るく言いますが、詳しく話を聞いていくと「ただし、床暖房エリアは無垢床が選べなくなります(または樹種が極端に制限されます)」という事実を告げられることになります。

つまり、「最高の無垢の質感を優先して床暖房を諦める(寒さを我慢する?)」か、「冬の確実な暖かさを優先して、憧れの無垢床を諦めるか」という、究極の二択を迫られるわけです。

これは、他のハウスメーカーにはない、木にこだわる住友林業ならではの贅沢かつ深刻な悩みとも言えますね。

「せっかく住友林業にするのに、無垢じゃないなんて…」と落ち込む施主さんも少なくありません。

床暖房なしだと冬は寒いのか

では、床暖房を入れないと冬は寒いのでしょうか?

「今の家は寒いから、新しい家では絶対に床暖房が欲しい!」と思っている方も多いと思います。

しかし、結論から言えば、「寒冷地でなければ、最近の高断熱住宅ならエアコンだけでも十分に暮らせるレベル」であることは間違いありません。

まず、木材そのものの性質について考えてみましょう。

木材は、コンクリートや鉄、あるいは一般的な合板フローリングに比べて、熱伝導率が非常に低い素材です。

熱伝導率が低いということは、触れた時に体温が奪われにくい、つまり「ヒヤッとしにくい」ということです。

林野庁の資料によると、木材の熱伝導率はコンクリートの約10分の1程度とされています。

特に住友林業で人気のオークやウォルナット、チークといった広葉樹、あるいはパインや杉などの針葉樹は、多孔質(空気を多く含んでいる)であるため、素材そのものが断熱材のような役割を果たします。

参考データ:素材による熱伝導率の違い

(出典:林野庁『木の基本』

木材は触れたときの冷たさを感じにくいため、床暖房がなくとも、スリッパなしで過ごせる快適さを持っています。

さらに重要なのが、家自体の断熱性能の進化です。

一昔前の家(断熱材が薄い、窓がアルミサッシで単板ガラスなど)では、床下からの冷気がダイレクトに伝わり、いわゆる「底冷え」が深刻でした。

そのため、床そのものを温める床暖房が必須だったのです。

しかし、現在の住友林業の家は、標準仕様でも床下に分厚い断熱材(例えば100mm厚の押出法ポリエチレンフォームなど)を入れています。

床暖房なしだと寒い?今の家は床下断熱材が100mmあるため底冷えを防ぎエアコンで十分暖かい

窓もアルゴンガス入りのLow-E複層ガラスなどが標準になってきています。

これにより、外気の影響を受けにくく、室内の暖められた空気が逃げにくい環境が整っています。

あわせて読みたい:住友林業は寒いって本当?UA値/C値・断熱等級・窓仕様から快適性を見抜くチェック法はこちら

◆北川のワンポイントアドバイス

「床暖房がないと無理!」と感じる原因の多くは、実は「床の冷たさ」そのものではなく、家全体の「断熱性能不足」や「隙間風(気密不足)」にあります。

実際に私が建てた積水ハウスの家もそうですが、今の高断熱住宅は、一度エアコンで部屋を暖めてしまえば、床や壁もその温度に馴染んでくるので、昔の家のような「顔は熱いけど足元は氷のように冷たい」という現象は起きにくいんです。

住友林業さんのようなしっかりしたメーカーで建てるなら、過度に「寒さ」を恐れる必要はないかもしれませんよ。

住友林業の床暖房にかかる費用

もちろん、いくら断熱性能が高くても、「頭寒足熱」の生理的な快適さを求めて床暖房を入れたいという方は多いはずです。

エアコンの風が苦手、というあなたにとっても床暖房は魅力的ですよね。

では、実際に導入するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

ここからはお金のリアルな話です。

導入コストとランニングコスト

住友林業で床暖房を導入する場合、熱源(お湯を沸かす仕組み)によって大きく分けて「ガス温水式」と「ヒートポンプ式(電気)」の選択肢があります。

LDK(約20畳)のうち、主要な動線部分(約12〜15畳分)に床暖房を敷設する場合のイニシャルコスト(初期費用)とランニングコストの目安を見てみましょう。

項目 ガス温水式(TES等) ヒートポンプ式(電気)
導入費用(目安) 約60万〜80万円
(給湯器のグレードによる)
約80万〜100万円
(パネル+室外機が高い)
ランニングコスト やや高い傾向
(ガス料金プラン・情勢による)
安い
(大気の熱を利用するため高効率)
立ち上がり速度 早い(パワフル) ややゆっくり
30年間の総費用 ガス代次第だが高くなりがち 初期費用は高いが回収しやすい

これはあくまでざっくりとした目安ですが、床暖房パネル自体は、2畳〜3畳のサイズで1枚あたり約8〜9万円程度が相場です。

これに、温水パイプの配管工事費、ヘッダーなどの部材費、そして一番高い「熱源機(お湯を作る機械)」の費用が加算されます。

初期費用だけ見るとガス式の方が安く済みそうに見えますが、昨今のエネルギー価格の高騰を考えると、ランニングコストの差は無視できません。

資源エネルギー庁の統計を見ても、燃料価格の変動リスクは常にあります。

(出典:資源エネルギー庁『国際的なエネルギーコストの比較』

「とりあえず初期費用を抑えたいからガス!」と安易に決めるのではなく、10年、20年と使い続けた時の毎月の支払いがどうなるか、シミュレーションをしっかり行うことを強くお勧めします。

特に、オール電化にして太陽光発電を載せるなら、昼間の余剰電力でお湯を沸かせるヒートポンプ式の方が、圧倒的に経済的メリットが出る可能性が高いです。

あわせて読みたい:【実録】積水ハウスで実際に建てた我が家の総額と坪単価を公開!

導入費用と維持費のバランス。太陽光があるなら電気式(ヒートポンプ)がお得。エネファームは高額なので注意

エネファーム採用時の価格感

そして、住友林業でガス併用住宅を建てる場合、営業担当者から熱烈に提案されるのが「エネファーム(家庭用燃料電池)」とのセット導入です。

エネファームは、ガスを使って自宅で発電し、その際に出る熱でお湯を作り、お風呂や床暖房に利用するという、「一見すると夢のようなシステム」です。

しかし、ここで冷静になってください。

注意点:エネファームはめちゃくちゃ高額です

エネファームを採用する場合、導入コストは一気に跳ね上がり、補助金を使ったとしても実質120万〜160万円程度かかるケースが多いです。

通常の高効率給湯器(エコジョーズなど)なら30万〜40万円で済むところを、その3倍〜4倍の初期投資をするわけです。

営業さんはこう言います。

「発電した電気を使えば電気代が下がりますし、ガスの床暖房プランでお得になるので、長い目で見れば元が取れますよ!」と。

でも、そのシミュレーションには「メンテナンスコスト」や「故障時の交換費用」が含まれていないことが多いんです。

エネファームの寿命は一般的に10年〜15年程度と言われています。

保証期間が終わった後に故障した場合、修理や交換にまた100万円単位のお金がかかるリスクがあります。

「元を取る」どころか、トータルで見ると高くついた…なんてことにならないよう、発電メリットだけでなく、将来の「負債」になる可能性も考慮して慎重に判断してくださいね。

私なら、その100万円を断熱材や窓のグレードアップに使います。

床暖房を入れる最大のデメリット

費用面よりも、住友林業ファンにとって精神的にキツいのが「床材の変更」ではないでしょうか。

「床暖房を入れると無垢が選べなくなる」

この事実は、契約前に必ず理解し、納得しておくべき最大のデメリットと言えます。

無垢床が選べなくなる「挽板」問題

先ほどもお話しした通り、床暖房エリアには標準で「挽板(ひきいた)」が採用されることになります。

「無垢床(一枚板)へのこだわり」が強くて住友林業を選んだあなたにとって、これはある種の「妥協」と感じられるかもしれません。

無垢床は、一本の木から切り出したそのままの板です。

調湿作用があり、部屋の湿度が高いと水分を吸い、乾燥すると水分を吐き出します。

この「呼吸」こそが無垢の良さなのですが、床暖房の上に敷くと、熱によって急激に乾燥させられ、木が悲鳴を上げてしまいます。

反って足に引っかかったり、パキッと割れたり、隙間が空いてそこにお菓子のかすが詰まったり…。

住友林業としても、引き渡し後に「床が割れた!どうしてくれるんだ!」というクレームになるのを防ぐため、品質管理上、床暖房エリアでの無垢使用を制限しているのです。

(※一部、サーモ処理などを施した床暖房対応の無垢材もありますが、選べる樹種が極端に少なかったり、オプション費用が跳ね上がったりします)

挽板の質感は無垢とどう違う?

「じゃあ、挽板は偽物っぽくて安っぽいのか?」
「せっかく高いお金を出して住友林業にするのに、合板フローリングなんて嫌だ!」

そう思う方もいるかもしれません。

ですが、安心してください。
私はこの「住友林業の挽板」こそが、機能性と美しさを両立させた素晴らしい選択肢だと思っています。

挽板(ひきいた)とは?

一般的な複合フローリング(突き板)は、表面の木の厚みが0.2mm〜0.3mm程度と非常に薄く、ペラペラです。

しかし、住友林業が採用する挽板(プライムウッドなど)は、表面に約2mm〜3mmもの厚みのある天然木を使用しています。

この「2mm」という厚みが決定的に重要なんです。

2mmあれば、木目の深み、導管の凹凸、ブラッシング加工による手触りなど、無垢床と遜色ない表現が可能です。

実際、展示場で「これは無垢ですか?挽板ですか?」と聞かれても、プロでもパッと見では区別がつかないレベルです。

しかも、基材に寸法安定性の高い合板を使っているため、床暖房の熱を受けても膨張・収縮がほとんどありません。

「無垢の見た目と質感」と「床暖房の機能と安定性」。

この両方を手に入れたいなら、挽板は決して妥協ではなく、むしろ「現代の住宅における最適解」であり、賢いアップグレードと言えるかもしれませんね。

挽板は、めちゃくちゃ高級感があってカッコいいですよ。

諦めなくて大丈夫。「挽板(ひきいた)」という選択。表面2mmの天然木を使用し見た目は無垢そのもの

全館空調と床暖房どっちが良い?

住友林業で家づくりを進めると、床暖房と並んで必ずと言っていいほど検討の俎上に上がるのが「全館空調システム」です。

住友林業では「エアドリーム ハイブリッド」などの独自のシステムが用意されており、モデルハウスではその快適さに圧倒されます。

玄関に入った瞬間から暖かく、廊下も脱衣所も温度差がない。「これぞ理想の家だ!」と思いますよね。

「家じゅうどこでも均一に暖かい全館空調」にするか、「家族が集まるLDKを中心に足元から暖める床暖房」にするか。

これは予算配分だけでなく、入居後のライフスタイルやメンテナンス計画を左右する極めて重要な選択です。

私個人の、そして一施主としての偽らざる本音を言わせていただければ、この勝負、ある一点において明確な結論が出ています。

快適性とメンテナンス費用の比較

全館空調より「床暖房+エアコン」が安心。故障時の全滅リスクを分散し交換費用を抑える考え方

結論から申し上げますと、コストパフォーマンスとリスク管理(リスク分散)の観点では、「床暖房 + 個別エアコン」の組み合わせの方が圧倒的に理にかなっていると私は考えています。

もちろん、全館空調の快適性は素晴らしいです。

ヒートショックのリスクも減らせますし、インテリアもすっきりします。

しかし、家は建てて終わりではありません。30年、40年と住み続ける場所です。

その「時間の経過」という視点を入れた時、全館空調には無視できない巨大なリスクが見えてきます。

全館空調をおすすめしにくい「3つの壁」

  • 初期費用の壁:
    導入だけで200万〜300万円規模の投資になります。床暖房+エアコンならその半額以下で済むことが多いです。
  • ランニングコストの壁:
    「必要な部屋だけ暖める」ことが苦手なため、電気代が高止まりしやすい傾向にあります。誰もいない部屋を暖め続けるのは、省エネ意識が高まる現代において精神的にも負担になるかもしれません。
  • 将来の交換コストの壁(最重要):
    これが一番怖いです。機械である以上、必ず寿命が来ます。

特に強調したいのが、「15年後の交換リスク」です。

全館空調の機器寿命は概ね10年〜15年と言われています。

もし15年後にシステムが故障した場合、専用の機械を入れ替える工事が必要になりますが、これには100万円〜200万円単位の費用がかかると言われています。

子供の教育費がかかる時期や、老後の資金を貯めたい時期に、突然「空調交換で200万円です」と言われて、即決できるでしょうか?

さらに恐ろしいのが、「故障時の全館停止リスク」です。

全館空調は1台の機械(または連動したシステム)で家中の空気を管理しています。

つまり、その心臓部が故障すると、リビングも寝室も子供部屋も、家中の暖房がすべてストップします。

真冬の氷点下の夜に暖房が一切使えなくなる。
修理業者が来るのは数日後…。

想像するだけでゾッとしませんか? 実際にこれで避難生活のような状態になったという話も耳にします。

その点、「床暖房 + 個別エアコン」の組み合わせなら、リスクは見事に分散されます。

もしリビングのエアコンが壊れても、床暖房があります。
もし床暖房が壊れても、エアコンがあります。
もしリビングの空調が全滅しても、寝室のエアコンは生きています。

そして何より、エアコンなら家電量販店ですぐに買えますし、1台10万〜20万円で最新機種に交換できます。

「壊れた時のダメージが小さい」というのは、長く住む家において最強の安心材料なんです。

あわせて読みたい:積水ハウスの全館空調はいらない?7つのデメリットをオーナーが検証した記事はこちら

◆北川のワンポイントアドバイス

「全館空調は憧れるけど、将来のお金が心配…」というあなたは、迷わず「個別エアコン」を選んでください。

最近のエアコンの性能は凄まじいです。

省エネ性能もAIによる快適制御も、住宅設備専用の全館空調より進化のスピードが早いです。

住友林業の家なら気密性もそれなりに確保されていますから、高機能なエアコンを適切な位置に設置するだけで、全館空調に近い快適さは十分に作れます。

浮いた200万円で、家具をグレードアップしたり、家族で旅行に行ったりする方が、人生の満足度は高いかもしれませんよ。

暖かさは「設備」より「断熱」で決まる

ここまで「床暖房」や「全館空調」といった設備の話をしてきましたが、実は一番大切なことを見落としてはいけません。

家の暖かさを決めるのは、暖房器具のスペックではありません。

家の基本性能である「断熱(だんねつ)」と「気密(きみつ)」です。

穴の開いたバケツにいくらお湯を注いでも溜まらないのと同じで、断熱性能が低い家にいくら高価な床暖房を入れても、熱はどんどん逃げていき、光熱費だけが嵩む「寒い家」になってしまいます。

床暖房に頼りすぎない家づくり

床暖房はあくまで「補助熱源」として、あるいは「快適性をプラスする贅沢品」として考えるのが理想的です。

「床暖房がないと寒くて住めない家」ではなく、「床暖房がなくても暖かいけれど、あるともっと幸せな家」を目指すべきです。

では、住友林業の断熱性能はどうなのでしょうか?

安心してください。
2025年時点の住友林業の標準仕様は、業界でもかなり高い水準にあります。

特に注目すべきは「床下断熱」の厚みです。

住友林業では、床下断熱材として「押出法ポリエチレンフォーム3種」を100mm厚で採用しています。

(地域や仕様により異なる場合がありますが、標準でこのスペックは立派です)

一般的な建売住宅や、少し前の注文住宅では、床断熱はせいぜい50mm〜60mm程度でした。

100mmという厚みは、その倍近い性能を持っています。

断熱材の厚みがもたらす効果

床下の断熱材が分厚いということは、床暖房で発生させた熱が、冷たい基礎コンクリート側(下方向)へ逃げる「裏面ロス」を大幅に防げるということです。

熱が上に(室内側に)効率よく伝わるため、床暖房の立ち上がりが早くなり、ランニングコストの抑制にも直結します。

また、窓に関しても、標準で「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス」が採用されていますが、予算が許すならここをさらに強化することをお勧めします。

住宅の熱の半分以上は「窓」から逃げていきます。

もし床暖房の予算(約80万円〜)を削ってでも快適な家にしたいなら、その予算を「窓のグレードアップ(トリプルガラスや樹脂サッシへの変更)」に回してみてください。

窓からの冷気(コールドドラフト)がなくなれば、床暖房なしでも足元のスースーする感じは劇的に改善されます。

「設備」はいつか壊れますが、「断熱材」や「窓」といった建物の躯体性能は、メンテナンスフリーで一生涯あなたを守り続けてくれます。

どちらにお金をかけるべきか、答えは明白ですよね。

積水ハウス施主が語る断熱の重要性

最後に、他メーカー(積水ハウス)で建てた私自身の経験をお話しさせてください。

私は最終的に積水ハウスの鉄骨住宅「イズ」を選びましたが、その決め手の一つは圧倒的な断熱性能と気密施工への信頼感でした。

断熱性能が高ければ暖房は最小限

積水ハウスには「ぐるりん断熱」という独自の断熱仕様があり、天井・壁・床を高性能な断熱材で隙間なく包み込んでいます。

我が家も標準で断熱等級5(ZEH水準)をクリアしており、窓には超高断熱のサッシを採用しています。

実際に建築中の現場確認や、「住まいの夢工場」での宿泊体験棟で体感したのは、「断熱性能が高い家は、驚くほど少ないエネルギーで暖かい」という事実です。

家自体の保温力が魔法瓶のように高いため、一度暖まってしまえば、エアコンを微風で運転しておくだけで、春のような快適な室温がずっと続きます。

床暖房をガンガン炊いて「熱っ!」となるような暖かさではなく、空気そのものがふんわりと暖かい感覚です。

正直なところ、このレベルの断熱性能があれば、床暖房は「必須」ではありません。

我が家もLDKには床暖房を入れるか迷いましたが、最終的には導入しました。

ですが、それは「寒さを防ぐため」ではなく、「休日の朝に床でゴロゴロする至福の時間のため」という、完全なる嗜好品としての採用です。

もし予算が厳しければ、真っ先に削っていたと思います。

あわせて読みたい:【積水ハウス建築日記 Vol.12】足場が外れた!断熱材「ぐるりん断熱」の凄さを体感した記事はこちら

これから住友林業で建てるあなたも、「床暖房を入れないと寒い家になるんじゃないか…」という恐怖心から導入を決めるのではなく、

「まずは断熱性能(特に窓!)をしっかりと高めて、その上で予算に余裕があれば、さらなる快適性(ラグジュアリー)のために床暖房を入れる」

という順序で考えることを強くお勧めします。

その方が、結果的に光熱費も下がり、夏も冬も快適で、資産価値の高い家になるはずです。

住友林業の床暖房に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 床暖房を入れると、固定資産税は高くなりますか?

A. はい、若干ですが高くなります。

床暖房は贅沢な「建築設備」として評価額に加算されるためです。

ただ、驚くほど高くなるわけではありません。

一般的なLDK(15〜20畳程度)への施工であれば、年間で数千円程度の差に収まることが多いです。

「税金が上がるからやめる」というほどの金額差ではないので、快適性を取るか、わずかな節税を取るかという判断になりますが、個人的には快適性のメリットの方が大きいと感じます。

Q2. 無垢床でも使える床暖房は本当にないのですか?

A. 完全にないわけではありません。

特殊な熱処理(サーモ処理など)を施した床暖房対応の無垢材を扱っているメーカーもあります。

ただし、住友林業の標準ラインナップには含まれていなかったり、採用できても標準保証の対象外になったり、選べる樹種が極端に少なかったり、費用が跳ね上がったりするケースが多いです。

リスクを承知で採用するか、営業担当者とじっくり相談する必要がありますが、基本的には「挽板」が無難かつ高品質な選択肢となります。

Q3. 床暖房の寿命はどれくらいですか?メンテナンスは必要?

A. 床下に埋め込むパネルや温水パイプ自体は、架橋ポリエチレン管などの高耐久な素材が使われており、30年以上持つと言われています。

基本的に床下のメンテナンスは不要です。

ただし、お湯を作る「熱源機(給湯器やヒートポンプ室外機)」は電化製品と同じで、10年〜15年程度で寿命が来ます。

その際は熱源機の交換費用(数十万円〜)が必要になるので、将来の修繕費として計画的に積み立てておくことをお勧めします。

Q4. 結局、電気式とガス式、どちらがおすすめですか?

A. ライフスタイルとエリアによります。

太陽光発電を載せてオール電化住宅にするなら、迷わず「電気式(ヒートポンプ)」一択です。

自家発電した電気でお湯を作れるため、光熱費を大幅に抑えられます。

一方、都市ガスエリアで、床暖房の立ち上がりの早さやパワーを重視するなら「ガス温水式」も魅力的です。

ただ、最近は電気代高騰や災害対策(ガスが止まっても電気が復旧すれば使える、等)の観点から、太陽光+電気式の人気が高まっている印象ですね。

まとめ:床暖房は「挽板」の魅力とセットで考えよう

後悔しないための優先順位。1.まずは窓の断熱強化、2.予算があれば挽板と床暖房を採用して木の質感を楽しむ

ここまで、住友林業における床暖房の導入について、費用やメリット・デメリット、そして断熱との関係について深掘りしてきました。

住友林業の床暖房導入は、単なる暖房器具選びではなく、「床材をどうするか」「どんな暮らしを送りたいか」という、家づくりのコンセプトそのものに関わる大きな決断です。

私の結論としては、

「LDKには床暖房を入れて、高品質な挽板(プライムウッド等)を採用する」

というのが、快適性、意匠性、そして資産価値のバランスにおいて、住友林業における最適解の一つではないかと思います。

住友林業の挽板は、見た目も質感も無垢に劣らない素晴らしい部材です。

それを採用することで、冬場の足元の凍えるような寒さから解放され、家族みんながリビングの床でゴロゴロとくつろげる幸せな時間が手に入ります。

それは、数十万円の投資に見合うだけの十分な価値があるはずです。

一方で、予算を抑えたい場合や、どうしても特定の無垢材(チークやウォルナットの一枚板など)を使いたいという強いこだわりがある場合は、床暖房をきっぱりと諦めるのも一つの正解です。

その代わり、浮いた費用を「窓の断熱強化(トリプルガラス)」や「高効率エアコン」に投資してください。

住友林業の基本性能があれば、床暖房がなくとも十分に暖かく、快適な冬を過ごすことは可能です。

家づくりに「絶対の正解」はありません。

大切なのは、自分たち家族が「どこに価値を感じるか」を明確にすることです。

足元の暖かさか、本物の木の質感か、それとも将来のメンテナンス費用の安さか。

この記事が、あなたの迷いを晴らし、後悔のない選択をするための一助になれば、施主仲間としてこんなに嬉しいことはありません。

どちらを選んでも、住友林業の家ならきっと素敵な空間になるはずです。

ぜひ、ご家族の暮らし方に合った、最高の「木の家」をつくり上げてくださいね。

 

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北川 晴夫(積水ハウス 施主)

「すまつな」運営者・株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。