こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川晴夫です。
積水ハウス(鉄骨造の「イズ」)で建てたマイホームの引き渡しが無事に完了し、今は念願の新居で最高に快適な生活を送っています。
新しい家での暮らしは本当に素晴らしく、積水ハウス独自の空調システムのおかげで、妻や子供達が長年悩まされていた花粉症もウソのように楽になりました。
さらに、外からの視線を気にせずカーテンを開けっ放しにできる中庭(コート)があるおかげで、毎日あまりにも開放的で気分が最高の状態です。
朝起きてリビングから中庭を眺めるたびに、心から「家を建ててよかった」と実感しています。
これから夢のマイホーム計画を始めようと、ワクワクしながらスマートフォンで情報収集をしているあなた。
きっと、必ずと言っていいほど目にするのが、緑色のキャラクターでおなじみの「スーモ(SUUMO)」ですよね。
テレビのコマーシャルでも頻繁に見かけますし、リクルートが運営する日本最大級の不動産や住宅のサイトですから、その知名度は圧倒的です。
「とりあえず、まずはスーモを見てみようかな」と考えるのは、家づくりを始める誰もが通る道だと言っても過言ではありません。
しかし、いざ使ってみようと思ってGoogleで検索してみると、検索窓の候補に目を疑うような不穏な言葉が並んでいて、思わず指が止まってしまった、なんて経験はありませんか。
たとえば、「スーモはやめとけ」という強い言葉。
あるいは、「スーモの評判は悪い」という口コミ。
さらには、「スーモはしつこい」といった不安を煽るような体験談などです。
これを見てしまうと、「えっ、スーモってそんなに危ないの」「登録したら面倒なことになるのでは」と、不安になってしまうのも無理はありません。
実は私は、家づくりにおいて直接スーモの窓口を利用したことはありません。
しかし、自分の家を建てる際には、絶対に後悔したくないという思いから、インターネット上のあらゆる情報を徹底的に調べ上げた「検索魔」でした。
一生に一度の大きな買い物ですから、入り口の段階で失敗したくないと思うのは当然のことです。
だからこそ、家づくりを始めるあなたが抱える不安や疑問は、痛いほどよくわかります。
なぜ「やめとけ」と言われるのか、その構造的な理由は何なのか。
そして、スーモを使うことで得られる本当のメリットと、絶対に回避すべきデメリットとは何なのか。
今回は、現役の積水ハウス施主の視点を持つ私が、インターネット上に渦巻く「スーモの評判」の真相を、包み隠さず徹底的に解剖してお伝えします。
記事のポイント
- 「スーモはやめとけ」と言われる最大の原因は、Web一括請求による営業電話の集中にある
- 同じスーモでも「カウンター」と「Web一括請求」は全く別のサービスであり、危険度が異なる
- 紹介料が建築費に上乗せされることは構造的にあり得ないが、もっと大きな「紹介の恩恵」を失う恐れがある
- 積水ハウスなどの大手メーカーを本命にするなら、スーモ利用前に知っておくべき「最適な手順」がある
スーモはやめとけ?評判の真相とデメリット
結論から言うと、スーモというサービスは、家づくりの右も左も分からない初心者の方にとっては、情報の海を渡るための非常に優秀な羅針盤になります。
しかし一方で、使い方を一歩間違えると、大量の営業の電話に悩まされたり、本当に自分に合った建築会社を見逃してしまったりする「諸刃の剣」のような側面も持っているのです。
インターネット上の掲示板やSNSで見かける「スーモはやめとけ」「最悪だった」という否定的な声。
これらは、サービスの質そのものが悪いというよりは、実は利用する側がサービスの仕組みをよく理解せずに、「Webで安易にボタンを押してしまった」結果として発生しているケースが大半を占めます。
まずは、なぜそのような悲劇が起きてしまうのか、その裏側にある住宅業界の構造を詳しく見ていきましょう。
「しつこい」口コミはWeb一括請求が原因
「軽い気持ちでスーモから資料請求したら、その直後から電話が鳴り止まなくなった」
「仕事中だろうが夜だろうが、知らない番号から着信がありすぎて恐怖を感じた」
このような「スーモはしつこい」という口コミは、少し検索するだけで山のように出てきます。
しかし、ここで誤解してはいけないのは、これはスーモ(リクルート)の社員が直接電話をかけてきているわけではない、ということです。
この現象の正体は、スーモのWebサイトにある「一括資料請求」機能を利用したことによる、各建築会社の営業担当者たちによる電話の掛け合い競争なのです。
仕組みはこうなっています。
あなたがWebサイトで、興味のあるハウスメーカーや工務店にチェックを入れて「資料請求」のボタンを押したとします。
するとその瞬間、あなたの登録した個人情報(お名前、電話番号、メールアドレスなど)は、チェックを入れたすべての建築会社へ即座に送信されます。
ここからが、営業担当者たちの戦いの始まりです。
住宅業界の営業において、「資料請求などの問い合わせがあったら、誰よりも早く、できれば数分以内に電話をかけて面談の約束を取る」というのは、鉄則中の鉄則とされています。
なぜなら、ライバルとなる他社より先にあなたと会話できるかどうかが、契約を結べる確率を大きく左右するからです。
彼らにも厳しい営業目標がありますから、必死になるのはある意味で当然のことです。
その結果、家づくりを検討しているあなたからすれば、「ちょっとカタログを見てみたいだけ」という軽い気持ちだったのに、ボタンを押した数分後から、5社、10社と連続で営業電話がかかってくるという事態に陥ります。
中には、一度断っても「また新しい資料ができたので」と何度も電話してきたり、約束もなしに突然ご自宅に訪問してきたりする、熱心すぎる営業担当者もいるかもしれません。
これは「情報を得るための代償」として、自分の電話番号という大切な個人情報を切り売りしているのと同じことだと認識してください。
Webで資料請求を行うということは、「私は家に興味があります、どうぞ営業してください」という看板を大々的に掲げるのと同じ効果を持ってしまいます。
もし、あなたが「まだ営業の人とは話したくない」「自分のペースでカタログだけをゆっくり眺めたい」と考えているのなら、Webでの一括資料請求は絶対に避けるべきです。
この認識のずれこそが、「スーモはやめとけ」と言われる最大の構造的な要因なのです。
カウンターとWeb請求の違いをしっかり理解する
一方で、大型のショッピングモールなどでよく見かける「スーモカウンター」は、先ほどのWeb一括請求とは、似て非なる全く別のサービスです。
ここの違いを混同している方が非常に多いのですが、サービスの評価を分ける決定的なポイントなので、ぜひ覚えておいてください。
スーモカウンターは、リクルートのアドバイザーがあなたの専任の担当として間に入り、家づくりの相談に乗ってくれる代理人型のサービスです。
Web一括請求が「建築会社への直通のパイプ」だとしたら、カウンターは「防波堤のある安全な港」のようなものです。
カウンターを利用する場合、あなたの個人情報はまずスーモカウンターのアドバイザーだけに開示されます。
そして、アドバイザーがあなたの予算やご要望を丁寧に聞き取り、数ある提携会社の中から最適な3社から4社ほどを選んで紹介してくれます。
この段階では、まだ建築会社にはあなたの連絡先は渡りません。
実際にその会社と面談の予約を入れた段階で初めて、連絡先が開示されるのが一般的な流れです。
- 営業電話の遮断: アドバイザーが窓口になるため、検討していない会社からの突然の営業電話を完全に防ぐことができます。
- お断りの代行: 紹介された会社と実際に話してみたけれど「少し違うな」と思った場合、アドバイザーに一言伝えれば、あなたの代わりに断りの連絡を入れてくれます。気まずい思いをして営業担当者に断りを入れるという、心理的な負担から解放されます。
- 完成までの保証: 万が一、契約した建築会社が途中で倒産してしまった場合に、損害の一部を保証してくれる制度が無料で付帯します。
このように、スーモカウンターは「家づくりの初心者」や「営業の電話から身を守りたい人」にとっては、非常に合理的で安全に配慮されたサービス設計になっています。
全国に200以上の店舗を展開しているという規模感が示す通り、多くの利用者に支持されているのも事実です。
(出典:株式会社リクルート『SUUMOカウンター』公式サイト)
つまり、「スーモはやめとけ」という評判を正しく読み解くなら、「電話が嫌ならWeb一括請求はやめとけ、もし使うならカウンターの方にしておけ」というのが、より正確なアドバイスになるでしょう。
スーモ紹介料は建築費に上乗せされる?
次に、インターネットの掲示板や質問サイトなどでまことしやかに囁かれている、「金銭的な損をするのではないか」という噂について検証していきましょう。
それは、「スーモ経由で契約すると、建築会社がスーモに払う紹介料の分だけ、自分たちの見積もりが高くなるのではないか」という疑念です。
「タダより高いものはない」という言葉がある通り、無料で利用できるスーモの裏で、企業間のお金が動いているのは事実です。
しかし、それが個人の見積もりに直接上乗せされるという説については、住宅業界の構造とビジネスの常識に照らし合わせれば、明確な答えが見えてきます。
広告の費用であり見積もりへの上乗せはない
まず結論から言うと、「スーモを使ったからといって、その紹介料の分が見積もりに直接上乗せされることはない」と考えて間違いありません。
これは、ハウスメーカー側の会計処理の仕組みと、ビジネスの基本構造を理解すれば深く納得できる話です。
ハウスメーカーや工務店は、お客様を紹介してもらった対価として、スーモに対して紹介手数料を支払っています。
一般的に、この金額は建築費用の数パーセント程度と言われています。
しかし、会社の会計において、この費用は一人ひとりのお客様の個別の原価として計算されるのではなく、会社全体の「広告宣伝費」や「販売を促進するための経費」という大きな枠組みの中で処理されます。
ハウスメーカーは、お客様を集めるためにスーモ以外にも莫大な広告費を使っています。
週末に入る新聞の折り込みチラシ、テレビのコマーシャル、そして維持するだけで月に数百万円の費用がかかると言われる住宅展示場の立派なモデルハウス。
これら全ての費用は、あらかじめ広告宣伝費として予算に組み込まれており、全てのお客様の建築費用の中に薄く広く分けられて含まれているのです。
◆北川のワンポイントアドバイス
私も以前は複数の店舗を運営する元店舗経営者でしたし、現在も会社経営をしているのでビジネスの構造はよくわかりますが、「このお客様はスーモ経由だから50万円上乗せしよう」「このお客様はチラシを見て来てくれたから10万円上乗せしよう」などという、お客様の来店経路ごとに定価を変えるような複雑な管理は、現実的には不可能ですし、決してやりません。
そんなことをしていれば現場の営業担当者が混乱しますし、何より今の時代、お客様によって価格を変えるような不誠実なことをすれば、法令遵守の観点から企業として大問題になります。
ですので、「自分がスーモの料金を余分に負担させられている」という被害者意識を持つ必要は全くありません。
それは、テレビのコマーシャルを見ている人が「私の払う家の代金に、あの有名タレントの出演料が含まれているから損だ」と気にするのと同じようなものなのです。
紹介料が二重の価格にならない経済的な理由
さらに、経済の合理性という観点からも、見積もりへの「上乗せ」が起こりにくい明確な理由があります。
それは、各社による「競争の原理」が強く働くからです。
スーモカウンターを利用して家づくりを検討しているお客様が、最初から1社だけで契約を決めることは非常に稀です。
サービスの仕組み上、必然的に3社から4社を紹介され、それぞれの会社から見積もりや提案をもらって比較検討することになります。
つまり、建築会社側から見れば、スーモから紹介されたお客様というのは、「最初からライバルとなる他社と激しく比較されている状態」なのです。
そんな厳しい競争の状況で、もし自社だけが「スーモへの紹介料の分を回収したいから」といって、他社よりも高い見積もりを提示したらどうなるでしょうか。
答えは非常に簡単です。
他社に負けて、お客様との契約を奪われてしまうだけです。
契約が取れなければ、もちろん売上はゼロになります。
それどころか、営業担当者が費やした時間や、図面を作成した労力などが全て無駄になってしまいます。
ですから、建築会社としては、紹介料を支払ってでも目の前の契約を勝ち取るために、むしろ適正な価格を提示しますし、場合によっては競合他社に勝つための戦略的なお値引きを提示してくる可能性の方が高いのです。
ハウスメーカーにとって、スーモから紹介されるお客様は「家を建てる意欲が非常に高く、予算などの条件もしっかり整理されている優良なお客様」です。
自社で高い広告費をかけて見込み客を一から探す手間が省ける分、紹介料を払ってでも絶対に契約したい相手なのです。
したがって、紹介料が見積もりに上乗せされて損をするのではないか、という心配は、論理的に考えて不要だと言えます。
スーモが使いづらいと言われる理由
ここまで、「しつこい営業電話」や「お金の上乗せ」といった、主要な否定的な評判に対する誤解を解いてきました。
しかし、それでもなお「スーモは使いづらい」「自分の探している情報が見つからなかった」という声が消えないのはなぜでしょうか。
それは、スーモという巨大な情報サイトが抱える、構造的な「使い勝手の限界」や「担当者の知識の差」に原因があります。
特に、ご自身である程度勉強して知識をつけてきた、家づくりにこだわりのある方ほど、この壁にぶつかりやすい傾向にあります。
情報が多すぎて検索や比較が複雑になりがち
スーモのWebサイトやスマートフォンアプリを開いてみるとすぐに分かりますが、掲載されている情報の量はとにかく膨大です。
全国各地のハウスメーカー、地域密着の工務店、美しい施工事例の写真、そして人気のランキングなど、数え切れないほどの情報が詰まっています。
これは「情報を網羅している」という点では素晴らしいメリットですが、自分にぴったりの建築会社を一つだけ探し出したいと考えるユーザーにとっては、逆に情報が多すぎることが判断を迷わせる要因になってしまいます。
たとえば、あなたが「冬は暖かく、夏は涼しい、本当に性能の高い家」を建てたいと考え、動画サイトや専門書で、断熱の性能を示す数値や、家の隙間の少なさを示す気密の数値といった専門的な知識をしっかり学んだとします。
そして意気揚々とスーモで条件を絞り込んで検索しようとすると、すぐに壁にぶつかってしまいます。
スーモの検索機能は、「価格を抑えた家」「自然素材を使った家」「二世帯で住む家」といった、大まかな特徴での絞り込みは得意です。
しかし、「気密性の数値を全棟で保証して測定してくれる工務店」や、「耐震性の最高等級を標準仕様にしている会社」といった、専門的かつ住み心地を左右する重要な性能での絞り込み機能は、実はそれほど充実していません。
その結果、何百件もの施工事例のきれいな写真をひたすら眺め、一つひとつ会社の詳細なページを開いて、目当ての性能基準を満たしているか確認して、という果てしない作業を強いられることになります。
そして多くの場合、詳細ページを見てもそこまで詳しい数値は記載されておらず、「より詳しい情報はカタログをご請求ください」となってしまうのです。
この「かゆい所に手が届かない」というもどかしい検索体験が、勉強熱心なあなたにとって「スーモは使いづらい」と感じさせる大きな要因となっています。
担当アドバイザーの知識レベルに差がある
また、スーモカウンターを利用する場合の最大の懸念点は、担当してくれるアドバイザーの知識や経験に差があるという問題です。
スーモカウンターのアドバイザーは、運営会社による研修をしっかりと受けたスタッフではありますが、彼ら自身は実際に家を設計したり、現場で建築の指揮を執ったりするプロフェッショナルではありません。
あくまで「お客様と建築会社をマッチングさせる接客のプロ」であり、専門的な建築知識となると対応しきれないスタッフも多いのです。
他の相談サービスとの比較について
「スーモはやめとけ」という意見の中には、競合する他のサービスの方が優れているという文脈で語られるものも少なくありません。
注文住宅の相談窓口や、一括で資料請求ができるサービスは、スーモ以外にもいくつか存在しています。
特によく比較の対象として名前が挙がるのが、「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」と「タウンライフ家づくり」というサービスです。
これらはスーモとは異なる独自の強みを持っており、あなたの状況や希望する進め方によっては、スーモよりも適している場合があります。
それぞれの特徴を正しく理解し、自分の目的に合ったサービスを賢く選ぶことが、家づくりで失敗しないための第一歩です。
営業電話への規制が厳格なサービス
LIFULL HOME'Sが運営する「住まいの窓口」は、スーモカウンターの最大のライバルと言えるサービスです。
サービスの内容自体はスーモカウンターと非常によく似ており、専任のアドバイザーが無料で相談に乗ってくれ、希望に合うハウスメーカーを紹介してくれます。
このサービスの最大の特徴であり強みは、提携しているハウスメーカーに対して「しつこい営業行為の禁止」を規約で厳格に定めている点にあります。
もし提携している建築会社が、お客様に対して迷惑な営業電話などを執拗に行った場合、提携の解除などの厳しい罰則を課すという姿勢を明確にしています。
そのため、「Webで資料請求をしたいけれど、あの悪夢のような電話の連続だけは絶対に避けたい」という、静かな環境でじっくり検討したい方にとっては、スーモよりも安心感が高いという評判があります。
また、スーモが主に「新築の注文住宅」に力を入れているのに対し、こちらは「中古の物件」や「大規模な改修(リノベーション)」の相談も幅広く取り扱っています。
「新築で建てるか、それとも中古を買って自分好みに直すか、まだ迷っている」という初期の段階の方にとっては、選択肢の幅広さという点で非常に役立つでしょう。
ただし、弱点もあります。
それは、相談できる店舗の数と対応している地域が限られていることです。
全国に200店舗以上を展開し、ほぼ全国どこでも相談しやすいスーモに対し、こちらの窓口は主要な都市部を中心とした展開にとどまっています。
お住まいの地域によっては、物理的に店舗へ足を運ぶことが難しく、実質的にスーモカウンターを選ぶしかないというケースも多いのが現状です。
具体的な間取りの提案が届くサービス
もう一つ、インターネットの広告などでよく見かけるのが「タウンライフ家づくり」です。
こちらは、カウンターに行って対面で相談するサービスとは異なり、少しユニークな特徴を持っています。
最大の売りは、Web上で自分の希望する条件を入力するだけで、単なるカタログだけでなく、その要望に基づいた具体的な「間取りの図面」や「資金の計画書(概算の見積もり)」が直接自宅に届くという点です。
通常、自分たちに向けた間取りや見積もりを出してもらうためには、休日に住宅展示場に足を運び、営業担当者と何時間も打ち合わせをする必要があります。
それを自宅にいながら、しかも複数の会社から一度にもらえるというのは、非常に画期的で時間的な効率に優れたサービスだと言えます。
「まだ直接営業の人と会って話すのは面倒だ」
「本格的に打ち合わせを始める前に、まずは具体的な図面のイメージや、金額の相場感を把握しておきたい」
という方には、非常に適したサービスです。
しかし、ここにも注意すべき点があります。
対面で細かなニュアンスまで聞き取るヒアリングがない分、Webの入力フォームに書かれた情報だけで作られる図面には、どうしても精度の限界があります。
「自分たちが思い描いていた要望と全然違う図面が届いた」ということも起こり得ますし、そもそも詳細な要望をしっかり文章で伝えないと、図面は作られずカタログだけが送られてくるというケースも少なくありません。
また、間にアドバイザーが入ってくれないため、届いた提案に対する質問や、気に入らなかった場合のお断りの連絡は、すべて自分自身で行わなければなりません。
「お断りの代行」がない分、少し精神的な負担が発生することは事前に覚悟しておく必要があります。
最大のデメリットは「特別な紹介の恩恵」の喪失
さて、ここまでスーモの評判や他社サービスとの比較について詳しく解説してきましたが、ここからが本記事で私が最もあなたにお伝えしたい、極めて重要なポイントです。
先ほど、「スーモを使っても金銭的なデメリット(見積もりの上乗せ)はない」とお伝えしました。
しかし、実は「機会を失ってしまう」という意味で、場合によっては100万円から数百万円規模の大きな損をしてしまう可能性があるのです。
これを知らずにスーモを利用してしまい、後から「しまった、知らなかった」と激しく後悔する方が後を絶ちません。
ここからのお話は、家づくりを成功させる上で本当に大切ですので、ぜひ注意深く読んでください。
展示場やスーモ経由だと「特別な手順」が使えなくなる
ハウスメーカー、特に私が実際に家を建てた積水ハウスなどの大手メーカーには、Web上などで公式には大々的に宣伝されていない、すでに家を建てたオーナーからの「紹介」という特別な仕組みが存在します。
【参考】積水ハウスに公式の紹介制度はない?オーナー紹介割引の真実
インターネット上では「公式の3%割引制度があるらしい」といった情報を見かけることがありますが、正確に言うと積水ハウスに「公式のオーナー紹介割引3%制度」という誰にでも一律で適用される制度は存在しません。
しかし、私のような現役のオーナーがあなたとメーカーの「橋渡し」をし、さらに社内で力のある店長同士がしっかりと連携することで、結果として建物の本体価格の3%相当、あるいはそれ以上のメリットが提示されるケースが多々あるのもまた事実なのです。
私の実例で言いますと、土地代も含めると非常に高額な買い物になりましたが、建物本体の工事費だけでも約7,260万円(税込)かかりましたので、仮に3%だとしても約217万円もの大きな差が生まれる計算になります。
さらに金額面での恩恵だけでなく、家づくりを左右する以下のような強力なメリットがあります。
【優秀な担当者の配置】
オーナーからの紹介で来てくださったお客様は、メーカーにとっても非常に大切なお客様です。
そのため、経験の浅い新人ではなく、店長クラスや社内のエース級の営業担当者、そして数々の素晴らしい家を手掛けてきた経験豊富な設計士があなたの担当についてくれる可能性がグッと高まるのです。
しかし、この夢のような特別な手順には、業界の鉄の掟とも言える「絶対的な適用ルール」が存在します。
それは、「メーカーとの初回接触前」、つまりメーカー側の顧客リストにあなたの名前が登録される前でなければ、絶対にこの恩恵は適用されないということです。
もしあなたが、「とりあえず少し話を聞いてみよう」と思ってスーモカウンターを利用し、そこで積水ハウスを紹介してもらったり、あるいはスーモ経由で住宅展示場の見学予約をしてアンケート用紙に名前を書いてしまったりすると、一体どうなるでしょうか。
その瞬間に、メーカー側の顧客管理システムにあなたの名前が登録され、「このお客様はスーモ経由、または自力で来場されたお客様」という記録が残ってしまいます。
こうなってしまうと、後から「実は知り合いに積水ハウスで建てたオーナーがいるので、紹介ということにしてもらいたいのですが」と申し出ても、「大変申し訳ありませんが、既に弊社にご登録がございますので、ご紹介の適用対象外となります」と、冷たく門前払いされてしまうのです。
スーモは確かに、家づくりを始めるための便利な入り口です。
しかし、その便利な入り口をくぐった瞬間に、「オーナーからの紹介」という、後からでは決して手に入れることのできない「最強の切り札」を無効化してしまう恐れがあるのです。
スーモを使ったからといって金銭的な上乗せはありませんが、本来なら得られたはずの数百万円規模の恩恵を、知らず知らずのうちに手放してしまうかもしれない。
これが、私が考える「スーモを利用する前に絶対に知っておくべき最大のデメリット」なのです。
積水ハウスを検討するならスーモの前にご相談を
もしあなたが、家づくりの候補として「積水ハウス」を少しでも考えているのなら、スーモカウンターや住宅展示場に予約を入れる前に、どうか一度立ち止まってください。
私のような施主からの「オーナー紹介」を受けることで、数百万円規模のメリットを受けられる可能性や、私が全幅の信頼を寄せる優秀な店長のような、超一流の担当者と巡り合える可能性が開かれます。
私は実際に、私が全幅の信頼を寄せる優秀な店長や、こちらの意図を完璧に汲み取ってくれる凄腕の設計士、そして細部まで一切妥協しない現場監督といった、本当に素晴らしいチームのおかげで、何の不安もストレスもなく、家づくりという一大プロジェクトを心から楽しむことができました。
スーモ経由でたまたま出会った新人の営業担当者と一緒に家づくりをするのと、オーナー紹介を経由して百戦錬磨の店長クラスと一緒に家づくりをするのとでは、完成する家の品質も、家づくりという過程自体の楽しさも、全く別次元のものになります。
「まだ積水ハウスにするか決めていないけれど、とりあえず一番良い条件で話を聞ける権利だけは確保しておきたい」
「まずは話だけでも聞いてみたい」
という場合でも、全く問題ありません。
紹介を受けたからといって、必ず積水ハウスで契約しなければならないというような縛りは一切ありませんので、どうかご安心ください。
いきなりスーモや展示場に行ってしまい、後から「あの時、すまつな(北川)に相談しておけばよかった」と後悔する前に。
まずは最も賢い手順を選んで、あなたの理想の家づくりの最高のスタートを切ってください。
私自身がこだわり抜いて建てた我が家は、本当に想像以上の仕上がりになりました。
あなたにも、ぜひこの感動を味わってほしいと心から願っています。
スーモ利用に関するよくある質問(FAQ)
Q1. スーモカウンターは本当に無料ですか。後からお金を請求されたりしませんか。
A. はい、利用者であるあなたは完全に無料で利用できます。何度相談に足を運んでも、最終的に建築会社と契約を結んでも、利用者に対してお金が請求されることは一切ありません。
これは、スーモカウンターの運営費用が、提携している建築会社から支払われる「紹介手数料(販売を促進するための経費)」によってしっかりと賄われているためです。
街中にある無料の保険相談窓口や、転職をサポートしてくれるエージェントと同じようなビジネスの仕組みだと考えていただければ、わかりやすいかと思います。
Q2. スーモ経由だと、建築会社との値引き交渉ができなくなるというのは本当ですか。
A. いいえ、スーモを経由したからといって、値引き交渉そのものが全くできなくなるわけではありません。
通常の期間限定キャンペーンによるお値引きや、契約の直前に行われる端数のカットなどは、あなたの交渉次第で引き出せる可能性は十分にあります。
ただし、先ほど詳しくお話しした「オーナーからの紹介」による特別なメリット(本体価格の3%相当の割引など)に関しては、先にスーモ経由でお客様として登録されてしまうと、適用できなくなる可能性が極めて高いです。
「通常の値引き交渉」は可能ですが、「特別な紹介の恩恵」は使えなくなる、と理解しておいてください。
Q3. 結局のところ、スーモと住宅展示場、どちらに先に行くべきなのでしょうか。
A. ご自身の目的によりますが、損をしないための注意が必要です。
「まだ家づくりのことが何もわからないので、まずは中立的な立場の第三者から基礎知識を学びたい」という場合は、スーモカウンターが良いでしょう。
「とにかく実際の建物の広さや素材の質感を、自分たちの目で見て体感したい」という場合は、住宅展示場が適しています。
しかし、どちらを選ぶにしても、「アンケート用紙などに個人情報を記入して登録してしまう」という点においては、後から特別な紹介制度が使えなくなるリスクは全く同じです。
もし、あなたの心の中に本命のメーカー(特に大手のハウスメーカー)が少しでもあるのなら、スーモや展示場に行く前に、まずはそのメーカーで建てたオーナーからの紹介を受けられないか確認することが大切です。
それが、金銭的な面でも、担当者の質の面でも、あなたが最も得をするための最適な手順となります。
Q4. スーモが提供している「完成あんしん保証」は、絶対に必要なものですか。
A. 検討している建築会社の規模や経営状態によって大きく変わります。
中小規模の工務店や、経営の基盤に少し不安を感じる地元の建築会社を選ぶ場合は、万が一工事の途中で会社が倒産してしまった際の備えとして、非常に有用でありがたいサービスと言えます。
一方で、積水ハウスのような、倒産するリスクが極めて低く、事実上ゼロに近いと考えられる超大手のハウスメーカーを選ぶ場合は、この保証に頼る可能性は限りなく低いため、そこまで重要視しなくても良い判断材料かもしれません。
まとめ:スーモは「使い分け」が何よりも重要です。
スーモは、家づくりの初期の段階で、たくさんの情報を浴びて基礎的な知識を身につけたり、自分たちの好みの傾向や方向性を知ったりするためには、最高のツールです。
しかし、いざ「本命の会社」と出会い、具体的な図面の作成や契約へと進む段階においては、スーモを通さずに「オーナーからの紹介」を受けた方が、金銭的にもサポート体制の面でも、メリットがはるかに大きいケースが多々あります。
「とりあえずスーモに行ってみよう」と動き出す前に、一度ご自身の状況と、本当に得られるメリットを天秤にかけてみてください。
特に積水ハウスをご検討中の方は、私が全幅の信頼を寄せる優秀な店長を通じて、全国各地の拠点と直接連携を取り、強力な後押しによって最良の担当者をご紹介できる体制を整えています。
一生に一度の家づくりで絶対に後悔しないために、いつでもお気軽にご相談ください。










