こんにちは。
積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。
「積水ハウスの30坪の総額」というキーワードで検索されているあなたは、おそらく「坪単価」といった曖昧な情報ではなく、「最終的にいくら用意すればいいのか」という、極めて現実的な答えを探していらっしゃることと思います。
積水ハウスの家づくりは、ベルバーンやダインコンクリートといった外壁の種類を選ぶ段階から夢が広がりますが、同時に「30坪くらいで建てると、結局のところ総額はいくらになるの?」という大きな疑問が必ず出てきます。
ネット上には「坪単価〇〇万円」といった情報が溢れていますが、その数字だけを見て「30坪なら〇〇万円」と単純計算しても、残念ながらその予算はほぼ間違いなくオーバーします。
なぜなら、その計算には家づくりにかかる費用のうち、約3割を占める「隠れた費用」が全く含まれていないからです。
この記事では、私自身が積水ハウスの現役施主として、坪単価だけでは絶対に見えてこないリアルな費用内訳から、具体的な総額シミュレーション、そして品質を維持しつつコストを抑える賢い方法まで、あなたの疑問に誠心誠意お答えしていきます。
記事のポイント
- 積水ハウスの30坪のリアルな総額目安
- 坪単価だけでは見えない隠れた費用の内訳
- イズとシャーウッドの商品別価格感
- オーナーが実践した具体的なコストダウン術
積水ハウスの30坪総額のリアルな目安
積水ハウスで30坪の家を建てる」と考えたとき、まず知りたいのは「総額」ですよね。
ここでは、坪単価の落とし穴から、具体的なシミュレーション、そして商品ごとの価格感まで、予算を立てる上で最も重要な「リアルな目安」を徹底的に解説します。
坪単価計算は危険な理由
家づくりを検討し始めると、誰もがまず「坪単価」という言葉を意識します。
そして、「積水ハウス 坪単価 100万円」といった情報を見つけては、「30坪なら3,000万円か」と計算しがちです。
しかし、この計算方法が、家づくりにおける最初の、そして最大の落とし穴です。
なぜなら、ハウスメーカーが提示する「坪単価」に含まれているのは、多くの場合「建物本体の工事費」のみだからです。
家づくりにかかる総額のうち、この「本体工事費」が占める割合は、実は全体の約70%に過ぎません。
では、残りの30%は何か?
それが、「付帯工事費(別途工事費)」と「諸費用」です。
これらは家を「住める状態」にするために絶対に必要な費用でありながら、坪単価の計算からはスッポリと抜け落ちているのです。
■坪単価マジックの危険な例
「坪単価90万円」と聞いて、「30坪なら 90万円 × 30坪 = 2,700万円」と予算を組んだとします。
しかし、これは総額の70%の金額に過ぎません。
本当の総額(100%)は、2,700万円 ÷ 0.7 = 約3,857万円 となります。
この時点で、すでに1,000万円以上の乖離が発生しているのです。この「隠れた30%」を知らずに計画を進めることが、予算オーバーの最大の原因となります。
◆北川のワンポイント
何を隠そう、私も家づくりを始めた当初は、この「坪単価」という言葉に少し混乱しました。
しかし、積水ハウスの担当の橋爪店長は、最初の段階から「北川さん、坪単価で考えるのはやめましょう。必ず『総額』で考えることが重要です。」と、この「隠れた30%」の存在を丁寧に説明してくれました。
この誠実な対応が、私が積水ハウスに信頼を寄せるようになった大きな理由の一つです。
総額のリアルなシミュレーション
では、実際に積水ハウスで30坪の家を建てた場合、総額はいくらになるのでしょうか。
最もリアルな数字を出すため、最新のデータ(2023年)に基づいた平均坪単価 127.8万円 を使ってシミュレーションしてみましょう。
ステップ1:本体工事費(総額の70%)の算出
127.8万円(平均坪単価) × 30坪 = 3,834万円
ステップ2:総額(100%)の算出
この本体工事費(3,834万円)を70%として、総額(100%)を逆算します。
3,834万円 ÷ 0.70(70%) ≒ 5,477万円
これが、平均的な仕様で積水ハウスの30坪の家を建てた場合の「総額」の目安となります。
もちろん、仕様や地盤の状況によって変動するため、以下のような幅で考えておくのが現実的です。
【積水ハウス 30坪 総額シミュレーション(全国平均・土地代別)】
| 費用項目 | 割合 | 目安金額 |
|---|---|---|
| ① 本体工事費 | 約70% | 約 3,834万円 |
| ② 付帯工事費 | 約15~20% | 約 820万円 ~ 1,095万円 |
| ③ 諸費用 | 約10~15% | 約 547万円 ~ 820万円 |
| 総額(①+②+③) | 100% | 約 5,200万円 ~ 5,750万円 |
※あくまでシミュレーションであり、仕様や建築地によって金額は大きく変動します。
【最重要】このシミュレーションには「土地代」は一切含まれていません!
もし、これから土地を購入する場合は、この 約5,200万円~5,750万円 という金額に加えて、数千万円の「土地取得費(土地代+仲介手数料や登記費用)」が別途必要になります。
私のケース(静岡)でも、土地取得費の総額は約4,100万円かかりました。
家づくりは、常に「土地+建物+諸費用」の総額で考える癖をつけてください。
見落としがちな付帯工事費とは
シミュレーションで総額の15~20%を占めた「付帯工事費(別途工事費)」。
これは、建物を「住める状態」にするために必須の工事費用です。
坪単価の計算には含まれないため、予算組みから漏れやすく、後で「こんなはずでは…」となりがちな項目です。
具体的には、以下のような費用が含まれます。
- 地盤調査・地盤改良工事費
建築前に必ず地盤調査が行われます。もし地盤が弱いと判断されれば、地盤改良工事が必要になり、100万円以上の追加費用 がかかることも珍しくありません。これは予算上、最大のリスク要因の一つです。 - 給排水・ガス・電気の引き込み工事
前面道路にある水道管やガス管、電線を敷地内に引き込むための工事です。道路からの距離が長いと、高額になるケースがあります。 - 外構工事費
駐車場、庭、門、フェンスなど、建物の外回り全ての工事です。こだわり始めると200万~300万円はあっという間に超えますが、逆に言えばコストダウンの調整弁にもしやすい項目です。(我が家も目隠しフェンスを延長して費用が上がりました…) - 照明・カーテン・エアコン工事費
これらも「インテリア工事費」などとして別途計上されることが多いです。30坪の家でも、全て揃えると50万~100万円程度は見ておく必要があります。 - 古い家の解体費用
建て替えの場合、既存の家屋を解体する費用です。木造30坪でも150万円以上は見ておきましょう。
諸費用(税金・ローン)の内訳
総額の10~15%を占める「諸費用」、これは、工事以外の手続きや金融・行政サービスにかかる費用です。
その多くが「現金」での支払いや、ローン実行時に一括で引き落とされる のが特徴です。
- 住宅ローン関連費用
金融機関に支払う事務手数料(「借入額の2%」など)、保証料、ローン契約書に貼付する印紙代などです。 - 登記費用
土地や建物の所有権を法的に登録(登記)するための費用です。「登録免許税」という税金と、手続きを代行する「司法書士への報酬」が含まれます。 - 各種税金
不動産を取得した後に一度だけかかる「不動産取得税」や、工事請負契約書に貼付する「印紙税」などです。 - 火災保険料・地震保険料
住宅ローンを組む際に、加入が必須となる場合がほとんどです。10年分一括払いなどで、数十万円単位の支出となります。
■その他に見込んでおくべき費用
上記のほかにも、引っ越し代、仮住まいの家賃(建て替えの場合)、新居に合わせた家具・家電の購入費なども「諸費用」として予算組みしておく必要があります。
◆北川のワンポイント
住宅ローン関連の費用は、本当に複雑です。
私自身、会社経営者ということもあり、総額1億2000万円(最終的に1億1000万円)の融資審査には非常に神経を使いました。
特に「団体信用生命保険(団信)」の審査は、健康状態によっては融資そのものが受けられなくなる可能性もある、最大の山場です。
家づくりと並行して、早め早めに金融機関に相談し、ご自身の信用情報や健康状態を確認しておくことを強くお勧めします。
▼私のリアルなローン審査の過程はこちらで全て公開しています。
【我が家の住宅ローン全記録 Vol.1】最大の関門!1億2千万円の仮審査に挑む
イズの価格感
積水ハウスのシミュレーションはあくまで「平均」です。実際には、どの商品を選ぶかでスタートラインの価格は異なります。
「イズ(Is)」は、積水ハウスの鉄骨1・2階建ての代表格であり、最上位モデルの一つです。
- 坪単価目安:90万円~
- 30坪の本体価格(目安):2,700万円~
この「2,700万円~」というのを、先ほどの「総額の70%」の計算式に当てはめると、総額は約3,850万円~ というのが最低ラインの目安になります。
もちろん、これはあくまで「最低価格」です。
実際にはオプションや仕様のアップグレードで、平均シミュレーションの5,000万円台に近づいていくのが一般的です。
「イズ」がハイエンドである理由は明確です。
- 最高級外壁「ダインコンクリート」
標準仕様(または選択可能)であることが多く、その圧倒的な重厚感と耐久性が価格の大きな部分を占めます。 - 大空間を実現する技術力
積水ハウス独自の「ダイナミックフレーム・システム」により、柱の少ない大空間「ファミリー スイート」を実現できます。この技術力こそが積水ハウスの価値の根幹です。
◆北川のワンポイント
我が家も、この「イズ」を選びました。
決め手は、やはり「ダインコンクリート」の重厚感と、工場見学で体験した震度7にも耐える「ダイナミックフレーム・システム」の圧倒的な安心感です。
「要塞のようなどっしりとした家」を望んでいた私にとって、「イズ」は理想の選択肢でした。その分、価格は上がりましたが、それに見合う満足感を得ています。
シャーウッドの価格感
積水ハウスは鉄骨だけでなく、木造住宅「シャーウッド(SHAWOOD)」も非常に高い人気を誇ります。
- 代表商品:ザ・グラヴィス(坪単価目安:85万円~)、グラヴィス・ステージ(同:95万円~)
- 30坪の本体価格(目安):2,550万円~
最低ラインの総額で言えば、約3,650万円~ となります。
鉄骨の「イズ」と比較しても、スタート価格に大きな差はありません。
積水ハウスにおいては、「鉄骨だから高い」「木造だから安い」という単純な比較はできないのです。
シャーウッドの価格と価値は、以下の点にあります。
- 陶版外壁「ベルバーン」
シャーウッドを選ぶ最大の理由の一つが、この「ベルバーン」です。焼き物ならではの美しい質感と、60年以上の耐用年数と色褪せの少なさ が特徴です。一般的なサイディングが10~15年で再塗装(1回120万~200万円程度)が必要なのを考えると、長期的なメンテナンスコストを劇的に抑えられる「投資」と言えます。 - 独自の「シャーウッド構法」
木造でありながら、鉄骨造に匹敵する強度と設計自由度を両立しています。大開口や吹き抜けなど、木の温もりと開放感を両立した空間設計が可能です。
「イズ」の「ダインコンクリート」か、「シャーウッド」の「ベルバーン」か。
これは積水ハウスを選ぶ上で、多くの方が悩む、嬉しい悩みの一つと言えるでしょう。
積水ハウス30坪の総額と賢い家づくり
総額の目安がわかったところで、次に知りたいのは「どうすれば予算内で理想の家を実現できるか」ですよね。
30坪という限られた空間を活かす工夫から、オーナーの私がリアルに体験した費用内訳、そして具体的なコストダウン術まで、賢い家づりのヒントをお伝えします。
30坪の平屋は割高になる?
「30坪」と一口に言っても、「2階建て」と「平屋」では価格感が変わってきます。
一般的に、同じ30坪の延床面積であれば、平屋の方が2階建てよりも割高になる と言われています。
理由はシンプルで、2階建てに比べて「基礎」と「屋根」の面積が約2倍近く必要になるからです。
基礎工事も屋根工事も、家づくりにおいてコストがかかる部分ですので、その面積が広がる平屋は、建築費用が上がる傾向にあります。
しかし、30坪の平屋には、価格以上の大きなメリットがあります。
■30坪 平屋のメリット
- 空間効率が良い:階段スペース(約1~2坪)が不要なため、30坪すべてを居住スペースとして有効活用できます。
- 動線がシンプル:すべての部屋がワンフロアに収まるため、家事動線や生活動線が非常に効率的です。
- バリアフリー:将来的なことも見据え、老後も安心して暮らせるバリアフリー設計が容易です。
- 構造的な安定:高さがない分、地震や台風に対して構造的に安定しやすいメリットもあります。
30坪という面積は、平屋にするにはコンパクトながらも、夫婦2人、あるいは小さなお子様1人の3人家族くらいまでなら、豊かな暮らしが実現できる広さです。
積水ハウスでも「平屋の季(とき)」といった商品があり、30坪でも開放感のあるプラン提案を得意としています。
間取りと価格の関係
家の「形」と「間取り」は、総額に大きく影響します。
最もコスト効率が良いのは、凹凸のない「総二階建て(箱型)」 です。
1階と2階がほぼ同じ面積のシンプルな箱型の家は、外壁や基礎、屋根の面積が最小限になるため、建築費用を抑えられます。
逆に、デザイン性を重視して凹凸を多くしたり、複雑な屋根の形にしたりすると、材料費も施工の手間も増え、コストはどんどん上がっていきます。
内部の間取りにおいては、以下の点が価格に影響します。
- 壁と建具(ドア)の数: ウォークインクローゼットの扉や、あまり使わない部屋の扉をなくし、オープンな空間やロールスクリーンで代用するだけでもコストダウンに繋がります。
- 水回りの配置: キッチン、お風呂、洗面所、トイレといった水回りを1階と2階に分散させず、できるだけ一箇所に集中させることで、給排水の配管工事費を節約できます。
◆北川のワンポイント
間取りと価格の関係は、私自身が痛感した部分です。
我が家はプライバシーを最優先し、中庭を囲む「コートハウス」という特殊な設計を選びました。
これは、家の形としては非常に凹凸が多い、コストアップの典型例です(笑)。
当然、外壁の面積は増え、それに伴い費用も大きく上がりました。
しかし、私たち家族にとっては「プライバシーの確保」が何よりも優先順位の高い要望でした。
家づくりは、このように「何を優先し、何を諦めるか」の連続です。
自分たちの「絶対に譲れないもの」を明確にして、設計士さんと相談することが非常に重要です。
我が家のリアルな費用内訳
「30坪」というテーマからは少し外れてしまいますが、積水ハウスのリアルな費用感のサンプルとして、私のケースを包み隠さずお話しします。
【北川家の概要】
- 総額:約1.3億円(土地+建物+全費用)
- 資金計画:銀行借入 1億1,000万円 + 自己資金 約2,000万円
- 土地:約4,100万円(諸費用込み)
- 建物:鉄骨造「イズ」(施工床面積:46.71坪)
ご覧の通り、施工面積は46.71坪ですので、30坪の家よりも大きくなっています。
価格が上がった(というか、自分で上げた)主な要因は以下の通りです。
- 設計:プライバシーを重視した「コートハウス(中庭型)」にしたため、外壁面積が大幅に増加。
- 仕様UP:エアコン全台を上位機種に変更、外壁の一部に高級感のある「石張り(SHストーン)」を採用、リビング天井を節目のない「木」に変更など。
- 増床:打ち合わせの過程でバルコニーを追加したり、私と妻の部屋を50cm広くしたり(!)と、設計変更を重ねました。
- 外構:当初の計画になかった目隠しフェンスを延長し、費用が増加。
この経験から、「坪単価」がいかにアテにならないかを痛感しました。
参考までに、我が家の費用を無理やり坪単価で計算すると、こうなります。
【北川家の実例で見る「坪単価」の多面性】
| 計算基準 | 計算式 | 坪単価 |
|---|---|---|
| 本体工事費のみ | 49,987,650円 ÷ 46.71坪 | 約107万円/坪 |
| 建築工事費(税込) | 71,390,000円 ÷ 46.71坪 | 約153万円/坪 |
| 土地代以外の総費用 | (71,390,000円 + 諸費用3,484,814円) ÷ 46.71坪 | 約160万円/坪 |
※計算の分母に何を含めるかで、坪単価は50万円以上も跳ね上がります。「坪単価100万円」といった情報がいかに単純化されたものか、お分かりいただけるかと思います。
私のリアルな契約の詳細は、以下の記事で全て公開しています。
生々しい金額も出てきますので、ご興味があればご覧ください。
▼我が家の最終契約書と値引き交渉の全記録
【積水ハウス 仕様決定までの道のり Vol.5】ついに本契約! 金額確定と着工日決定
実践したコストダウン術16選
積水ハウスの品質はそのままに、総額を予算に近付けるための現実的なコストダウン術は存在します。
ここでは、ある施主が実践した具体的な工夫を、特に効果の大きいものに絞ってご紹介します。
【設計の工夫】(コスト削減効果:大)
- 家の大きさをコンパクトにする
最も効果的なコストダウンです。30坪の計画を28坪にするだけで、本体工事費も付帯工事費も劇的に下がります。 - 総二階建てにする
前述の通り、凹凸のないシンプルな箱型が最もコスト効率に優れています。 - 建具(室内のドア)を減らす
ウォークインクローゼットや子ども部屋(将来仕切る)の扉をなくし、オープンな空間やロールスクリーンで代用します。
【仕様・設備の調整】(コスト削減効果:中)
- お風呂や玄関ドアをグレードダウンする
標準仕様の中でも、不要なオプション(ミストサウナなど)を外したり、シンプルなモデルに変更したりします。 - キッチンの腰壁をクロス(壁紙)に変更する
デザイン性の高い塗り壁やタイルから、標準的なクロスに変更するだけでコストダウンになります。 - 巾木(はばき)や窓枠を標準仕様にする
目につきやすい1階はこだわる一方、2階の個室などは安価な標準仕様を採用します。
【施主支給・DIY・外注】(コスト削減効果:中)
- ウッドデッキや外構は外注する
ハウスメーカー経由ではなく、外構の専門業者に別途発注(外注)することで、中間マージンをカットできます。 - 駐車場は砕石のままにする
新築時にコンクリート舗装まで行わず、当面は砕石(砂利)のままにしておき、外構費用を後回しにします。(ただし、後でやると割高になる場合も) - 照明・カーテンを施主支給する
積水ハウスさん(インテリアコーディネーター)に依頼せず、自分で安価な店舗で購入・設置する。ただし、取り付けの手間や保証の問題もあるため、積水ハウスさんとの相談が必要です。
なぜ高価格でも選ばれるのか
シミュレーションで示された5,000万円超という価格は、決して安価ではありません。
それでも積水ハウスが選ばれ続ける理由は、その価格に見合う、あるいは価格以上の「長期的な価値」にあると、私はオーナーとして断言します。
1. 業界最高水準の外壁がもたらす「資産価値」
積水ハウスの標準外壁は、他社ではハイエンドなオプションとなる最高級素材です。
- ダインコンクリート(鉄骨):圧倒的な重厚感と耐久性、耐火性。
- ベルバーン(木造):焼き物ならではの美しさと、60年以上の耐用年数。
特にベルバーンは、一般的なサイディング外壁が10~15年ごとに必要な再塗装(1回120万~200万円程度)が基本的に不要です。
30年、40年と住み続けた場合、このメンテナンスコストの差額だけで、初期費用の高さを上回る経済的メリットを生み出します。
これは「初期費用(イニシャルコスト)」ではなく、「長期的な投資(ランニングコストの削減)」なのです。
2. 独自の技術力による「空間価値」
仕切りのない大空間リビング「ファミリー スイート」。これを実現できるのは、単に壁をなくしているからではありません。
高い耐震性を維持したまま大空間を可能にする、鉄骨「ダイナミックフレーム・システム」や木造「シャーウッド構法」といった、独自の先進技術があるからです。
この技術力、そしてチーフアーキテクトによる高度な設計提案力こそが、積水ハウスの価格の根幹をなす「価値」です。
3. 圧倒的な「安心」の価値
「初期30年保証」と、その後の「ユートラスシステム(永年保証)」。
この手厚いアフターサポート体制は、企業が自社製品の品質に絶対的な自信を持っていなければ実現できません。
◆北川のワンポイント
私が積水ハウスに決めた最大の理由は、この「技術力」と「安心感」でした。
工場見学で、震度7の揺れを9000回以上(※私が聞いたスタッフの方の話)も加えられても平然と建ち続ける実験棟を目の当たりにし、「これ以上の安心材料があるだろうか」と本気で感動しました。
また、担当の橋爪店長をはじめ、設計士さん、現場監督さん、関わる全ての「人」のレベルが非常に高く、誠実でした。
高価格であることは事実です。
しかし、それは長期的なメンテナンスコストの削減、独自の技術力、そして何よりも「命と財産を守る」という絶対的な安心感への対価なのだと、私は確信しています。
▼私が積水ハウスを選んだ、その「人」と「技術」についての詳細は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
【積水ハウス 仕様決定までの道のり Vol.2】他社比較と決断! 見学会へGO
積水ハウス「30坪総額」に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 30坪の家だと、地盤改良費はいくらくらいかかりますか?
A. こればかりは、残念ながら「土地によります」としかお答えできません。
地盤調査の結果、強固な地盤で「改良不要(0円)」の場合もあれば、軟弱な地盤で「100万円~150万円」の改良工事が必要になることも珍しくありません。
これは家づくりにおける最大のリスク要因ですので、土地契約前に地盤調査をさせてもらうか、少なくとも100万円程度は「万が一の費用」としてあらかじめ予算に組み込んでおくことを強くお勧めします。
Q2. 30坪でも「ファミリースイート」のような大空間は作れますか?
A. はい、まったく問題なく可能です。
むしろ、30坪という限られた面積だからこそ、積水ハウスの「ファミリー スイート」の設計思想が活きてきます。
積水ハウスの技術力は、柱や壁の少ない大空間を、高い耐震性を維持したまま作ることが得意です。
30坪のLDKを細かく仕切るのではなく、あえて一つの大空間とすることで、帖(じょう)数以上の広がりと開放感、そして家族のつながりを感じられる間取りが実現できます。
Q3. 30坪の場合、外構費用は最低いくら見ておけば良いですか?
A. 外構も非常にピンキリな項目ですが、いわゆる「最低限」でも、私は150万円~200万円は見ておくべきだと考えています。
「最低限」とは、例えば「駐車場2台分のコンクリート打設」「最低限のアプローチ」「隣家との境界フェンス」といった内容です。
もし、これにオシャレな門柱、カーポート、ウッドデッキ、植栽などを加え始めると、300万円を超えることも普通にあります。
私の家も外構の目隠しフェンスで費用が上がりました。後回しにもできますが、家全体の印象を左右する重要な部分です。
Q4. 積水ハウスとの交渉で、値引きは期待できますか?
A. 積水ハウスには「公式の〇%割引制度」のようなものは存在しません。
また、WEBでよく言われる「決算期だから値引きされやすい」というのも、私が担当の橋爪店長に直接確認したところ、全く関係ないとのことでした。
ただし、交渉の余地がゼロというわけではありません。
私の経験では、「あといくら引けますか?」という聞き方ではなく、「支払い総額(目標額)はこれなんです」と具体的に提示する戦術が有効でした。
また、安易に主要な設備(ベルバーンや太陽光など)を削ってコストダウンするよりも、「エコ仕様のフルスペック」を維持した上で総額での値引きを交渉する方が、結果として大きな調整を引き出せる可能性もあります。
当サイトのようなオーナー紹介を経由することで、担当者へ「最大限頑張ってほしい」というプッシュがしやすくなる、という側面もございます。
オーナーが語る積水ハウス の30坪の総額
ここまで、積水ハウス 30坪総額のリアルな目安について、オーナー施主としての視点から徹底的に解説してきました。
結論として、積水ハウスの30坪の「総額」目安は、土地代を除いても約5,200万円~5,750万円 というのが、一つのリアルなシミュレーション結果です。
「坪単価 × 30坪」という単純計算がいかに危険か、そして「隠れた30%(付帯工事費・諸費用)」を最初から予算に組み込んでおくことが、いかに重要か、お分かりいただけたかと思います。
■積水ハウス 30坪総額を把握するための最終チェックリスト
- 総額目安は5,200万~5,750万円(土地代別)
これが平均的なシミュレーションです。 - 「隠れた30%」を必ず予算に組み込む
「付帯工事費(地盤改良、外構など)」と「諸費用(ローン手数料、税金など)」は、本体工事費とは別にかかります。 - 価格の理由は「長期的な価値」にある
ダインコンクリートやベルバーンといった高耐久の外壁は、初期費用は高くても、60年スパンでのメンテナンスコストを劇的に削減する「投資」です。 - コストダウンは「設計」と「外注」で
最も効果的なのは「総二階建てにする」「コンパクトな設計にする」こと。また、外構などを「外注」することでもコスト調整が可能です。
積水ハウスの家づくりは、日本の注文住宅における最高峰の体験の一つだと、私は思います。その分、価格も最高水準です。
しかし、その価格は、私が工場見学で体験した圧倒的な技術力、担当の橋爪店長や設計士の富田さんから受けた素晴らしい提案力と誠実な対応、そして「初期30年保証」という長期的な安心感に裏打ちされた、正当な「価値」の対価です。
あなたが積水ハウスとの打ち合わせに臨む際は、坪単価の数字に惑わされず、この記事でお伝えした「総額」の視点をぜひ持って臨んでください。
そして、見積もりを受け取った際には、担当者にこう質問してみてください。
「この見積もりには、何が含まれていないのですか?」
そこから、あなたの現実的で満足度の高い家づくりがスタートするはずです。
【免責事項】
この記事で紹介した金額やシミュレーションは、過去のデータや私個人の経験に基づく「あくまで目安」です。
建築費用は、建築時期の資材価格、建築地の法規制、地盤の状況、選択する仕様やオプションによって大きく変動します。
正確な見積もりや最新の仕様については、必ずお近くの積水ハウスの担当者にご相談の上、ご自身の責任において最終的な判断を行っていただきますようお願い申し上げます。





