住友林業のシロアリ対策とリスク、後悔しないための費用と真実

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代替テキスト: 「営業さんは大丈夫と言うけれど、本当の費用は?」「ネットの噂は本当?」と、住友林業の木の家とシロアリリスクの間で悩み、不安そうな表情を浮かべる夫婦のイラスト

こんにちは。

住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。

住友林業の家、木の香りがして本当に素敵ですよね。

展示場に行くと、あの上質な空間に心が奪われる気持ち、とてもよく分かります。

でも、ネットで検索すると『シロアリに弱い』とか『ホワイトウッドは危険』なんて言葉が出てきて、急に不安になってしまった…

営業さんは『大丈夫です』って言うけれど、本当のところ、メンテナンス費用はいくらかかるの?

今、画面の前のあなたも、そんなモヤモヤとした悩みを抱えていませんか。

実は、私自身も家づくりの当初、住友林業さんを真剣に検討していた一人です。

あの「木」の質感やデザインの高さは、他社にはない圧倒的な魅力がありますからね。

しかし、高温多湿で、しかも地震大国である日本において「木造住宅」を選ぶ以上、どうしても避けて通れないのが「シロアリ」という最大のリスクです。

特に、人生最大の買い物であるマイホームにおいて、「数十年後に柱が食べられていた」なんて事態は、想像するだけでゾッとしますし、絶対に後悔したくないと考えるのは当然のことです。

私は、元店舗経営者としての視点も含め、構造、コスト、メンテナンス性などを徹底的に比較検討しました。

積水ハウスの外壁の種類である「ダインコンクリート」や「ベルバーン」の耐久性、そして構造の安心感を天秤にかけた結果、最終的に鉄骨住宅を選びました。

その決断に至った大きな理由の一つが、このシロアリ問題に対する「物理的な安心感」の違いでした。

今回は、私が積水ハウスオーナーとして、そしてかつて住友林業を検討した一人の施主として、住友林業のシロアリ対策の真実と、将来かかってくる費用の現実について、忖度なしで包み隠さずお話しします。

記事のポイント

  • 住友林業独自の防蟻技術「タームガード」の画期的な仕組み
  • 「10年ごと」に必ず発生する、避けては通れないメンテナンス費用
  • 30年保証を維持するためにクリアしなければならない、意外と厳しい条件
  • シロアリの恐怖から「薬剤」ではなく「構造」で物理的に解放されるという選択肢

住友林業のシロアリ対策とリスクの真実

住友林業は「木のプロフェッショナル」として、木造住宅の最大の弱点であるシロアリ対策に対し、業界でもトップクラスの技術を導入しています。

まずは、その仕組みがいかに素晴らしいか、そして、それでもなお残ってしまうリスクとは何かについて、公平かつ専門的な視点で解説していきます。

住友林業独自のシロアリ対策とその限界

住友林業が採用しているシロアリ対策の中核、それが「タームガードシステム」です。

もしあなたが住友林業の展示場に行かれたなら、営業担当の方から熱心に説明を受けたかもしれませんね。

このシステムは、従来の木造住宅で行われていた一般的な防蟻処理とは、根本的に発想が異なります。

従来の方法は、家が建った後に床下点検口から作業員が潜り込み、土壌や木部に薬剤を直接散布するというものでした。

これだと、どうしても「撒きムラ」が出たり、作業員が入れる範囲に限界があったり、あるいは居住空間に薬剤の臭いが漏れてきたりといったデメリットがありました。

これに対し、タームガードシステムの素晴らしい点は、建物の基礎の外周に沿ってあらかじめ専用の「パイプ」を埋め込んでおくという仕組みです。

このパイプには無数の小さな穴が開いており、地上の注入口から薬剤を流し込むことで、土壌の中に均一なバリアを形成します。

シロアリの侵入を水際で防ごうという、非常に進んだ考え方なのです。

建物の基礎外周に埋め込まれた専用パイプから薬剤を注入し、土壌に薬剤バリアを形成してシロアリの侵入を防ぐタームガードシステムの断面図

ここが画期的!

「シロアリを家の中に入れてから戦う」のではなく、「そもそも敷地の中に入れない」という外周防御の思想は非常に合理的です。

また、再施工の際に作業員が家の中に入る必要がないため、プライバシーが守られるという点も、住む人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

しかし、ここで冷静に考えなければならない事実があります。

それは、どんなに優れた注入システムであっても、「薬剤の効果は永続しない」という物理的な限界です。

タームガードはあくまで「薬剤を効率よく撒くための設備」に過ぎません。

その中を通る薬剤は、環境や時間の経過とともに必ず分解され、効力を失います。

つまり、「木造住宅である以上、一定期間ごとに薬剤を撒き続けなければならない」という宿命からは、決して逃れられないのです。

この「終わりなきメンテナンス」を一生受け入れられるかどうかが、住友林業を選ぶ上での最初のチェックポイントになります。

タームガードシステムで守れるのか

「タームガードさえあれば、絶対にシロアリ被害に遭わないのか?」 これから数千万円のローンを組む施主として、最も知りたいのはこの点ですよね。

結論から申し上げますと、残念ながら答えは「No」です。

あくまで「被害に遭う確率を大幅に下げるためのシステム」であり、完全無欠のバリアではありません。

タームガードシステムは、地中から基礎を伝って侵入してくる「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」に対しては、確かに高い防御効果を発揮します。

地面の中に薬剤の壁を作るわけですから、地中を進んでくる敵に対しては強力です。

しかし、シロアリの世界には、このシステムでは防ぎきれない厄介な敵が存在します。

それが、近年日本でも被害が拡大している外来種、「アメリカカンザイシロアリ」です。

シロアリの種類 侵入経路 タームガードの有効性
ヤマトシロアリ
イエシロアリ
主に地中の蟻道(ぎどう)を通って侵入
(高い効果あり)
アメリカカンザイシロアリ 羽アリとなって空から飛来し、屋根裏や換気口から侵入
(地中バリアでは防げない)

アメリカカンザイシロアリは空から飛んできます。

屋根の隙間や換気口から直接家の中に侵入し、乾燥した木材でもバリバリと食べてしまいます。

地中にどれだけ立派な薬剤の壁を作っても、この「空爆」には無力なのです。

地中の薬剤バリア(タームガード)を回避し、空から飛来して屋根や換気口から侵入するアメリカカンザイシロアリのイラスト

また、基礎のコンクリートに地震などでわずかな「ひび割れ」が生じた場合や、配管の貫通部分に隙間ができた場合、そこがシロアリの突破口になるリスクもゼロではありません。

シロアリはわずか0.6mm程度の隙間があれば通り抜けることができると言われています。

◆北川のワンポイントアドバイス

私も家づくりの際、各社のシロアリ対策については徹底的に調べました。

住友林業さんのタームガードは確かに画期的ですが、「システムが正常に稼働し、メンテナンスが行われていること」が大前提です。

つまり、施主である私たちが、将来にわたってお金を払い続けなければ、この防御壁は機能しなくなってしまうんです。

「空からの侵入」や「想定外の侵入ルート」に対して、木造住宅は構造材そのものが「餌」になってしまう。

そこが、私がどうしても拭えなかった一番の懸念点でした。

外周パイプへの注入作業の現実

さて、ここからは住友林業のシロアリ対策の要である「タームガードシステム」の運用実態について、さらに踏み込んでお話ししていきましょう。

展示場で営業さんから「うちは基礎の外側にパイプが回っているので、10年ごとにそこから薬剤を入れるだけで大丈夫ですよ」と説明を受けると、なんだか魔法のような便利なシステムに聞こえますよね。

確かに、この「パイプ注入」という仕組み自体は、従来の木造住宅の常識を覆す非常にスマートなものです。

お引渡しから10年が経過した際、住友林業の専門スタッフがやってきて、地上の目立たない場所に設置された注入口に特殊な機材を接続します。

そこから圧力をかけて薬剤を送り込むと、土の中に埋設された多孔質パイプからじわじわと薬剤が染み出し、建物の外周をぐるりと囲む「薬剤のバリア層」が再形成されるという仕組みです。

最大のメリットは、作業員が床下点検口から家の中に入り、家中を養生して作業する必要がないという点にあります。

私も元店舗経営者として、プライバシー管理や作業の効率化という視点で見れば、この「非侵入型メンテナンス」は非常に高く評価できるポイントだと感じています。

物理的な劣化と目詰まりという「見えないリスク」

しかし、ここでプロの視点、そして数十年住み続けるオーナーの視点に戻って冷静に考えてみてください。

このシステムが正常に機能し続けるためには、土の中に埋まった「パイプ」が、30年、40年、そして60年にわたって「完璧な状態」でなければならないという大前提があります。

現実はどうでしょうか。

土壌の中というのは、私たちが想像する以上に過酷な環境です。

まず懸念されるのが、物理的な「目詰まり」です。

パイプには薬剤を出すための微細な穴が開いていますが、長年の間に土の中の微粒子や泥が入り込んだり、周辺に植えた庭木の根が水や養分を求めてパイプの穴を塞いでしまったりするリスクは、決してゼロとは言えません。

もし20年目、30年目の注入時に「一部の区間で薬剤が詰まって入っていきません」となったらどうなるでしょうか。

その部分だけバリアに穴が開くことになり、シロアリにとっては格好の侵入口となってしまいます。

知っておくべきメンテナンスの落とし穴

パイプ自体が破損したり詰まったりした場合、その補修は容易ではありません。

家の周囲のコンクリート(犬走り)を壊し、地面を深く掘り返してパイプを敷き直すという、数十万円から百万単位の追加費用がかかる「隠れた大修理リスク」を内包しているのです。

地震大国における配管の脆弱性

さらに、日本で家を建てる以上、無視できないのが「地震」の影響です。

タームガードのパイプは基礎に沿って埋設されていますが、大きな地震が発生すれば、建物と周辺の地盤の間には必ずと言っていいほど「ズレ」が生じます。

この時の圧力や地盤沈下によって、樹脂製のパイプが押しつぶされたり、継ぎ目が外れてしまったりする可能性は、構造的に否定できません。

「目に見えない地中のシステム」に家の命運を預けるということは、それ自体が一種のギャンブルのような側面を持っていると、私は感じてしまいました。

住友林業の公式サイト(出典:住友林業株式会社『耐久性 シロアリ(防蟻)、湿気、結露対策|テクノロジー』)でも、お引渡し時点では構造材への薬剤塗布を行い、外周パイプへの注入は10年目以降に実施するとされていますが、この「パイプの健全性」がどこまで長期に保証されているのかは、契約前に厳しく確認しておくべきポイントでしょう。

懸念事項 リスクの内容 発生時の影響
物理的な目詰まり 土砂、泥、植物の根による微細穴の閉塞 薬剤バリアの欠損、防蟻効果の著しい低下
地盤変動による破損 地震や沈下によるパイプの破断、接続部の脱落 薬剤の地中流出、システム全体の機能停止
補修の困難性 地中に埋設されているため不具合の特定が困難 外構解体を伴う数百万規模の修繕費発生リスク

安全な薬剤でも再施工は避けられない

次に、そこで使用される「薬剤」そのものについて、オーナーとしての実感を交えてお話しします。

住友林業のタームガードで使用されている主な薬剤は「チアメトキサム」などのネオニコチノイド系(またはそれに準ずる最新薬剤)です。

これは、かつての「クロルピリホス」のような強力で人体に有害な有機リン系薬剤とは異なり、哺乳類への毒性が極めて低いのが特徴です。

私も子供を持つ親ですから、家を支える薬剤が家族の健康に悪影響を及ぼさないかという点は、非常に重視しました。

住友林業が、安全性にこだわった低臭性・非飛散性の薬剤を採用していることは、間違いなく評価すべき企業姿勢だと思います。

「安全=分解されやすい」という逃れられない矛盾

しかし、ここで非常に重要な「化学の常識」に直面することになります。

それは、「人体や環境に優しい薬剤ほど、自然界で分解されるスピードが早い」という事実です。

シロアリの毒性が低い、あるいは残留性が低いということは、裏を返せば「効果が長持ちしない」ということなのです。

かつての毒性の強い薬剤は、一度撒けば20年、30年と土の中に残り続けましたが、現代の安全な薬剤は、土中の微生物や水分の影響を受けて、数年から最大10年程度でその効力を失ってしまいます。

つまり、「10年ごとの再施工」は、単なるハウスメーカーの推奨ではなく、木造住宅を維持するための「物理的な義務」なのです。

◆北川のワンポイントアドバイス

家を建てる際、私たちはどうしても「住宅ローンの月々の支払い」だけに目を奪われがちです。

しかし、この10年ごとの薬剤注入費用、そしてそれに伴う点検費用は、いわば「終わりのない第2のローン」です。

30年後、40年後に自分が年金暮らしになった時、この十数万円〜二十万円の出費を笑顔で払い続けられるか。

もし「今月は厳しいから、シロアリ対策は5年後に回そう…」と妥協した瞬間に、目に見えないところでシロアリがあなたの資産を食い尽くし始めるかもしれない。

この「精神的な拘束感」は、実際に家を建ててみないと分からない、意外と大きな重荷になります。

「薬剤バリア」という薄い皮皮一枚の安心感

結局のところ、住友林業のような木造住宅におけるシロアリ対策は、最新の「タームガード」であっても、構造材(木)を薬剤という「薄いバリア」でコーティングして守っているに過ぎません。

どれだけ高価なホワイトウッド集成材や、強固なビッグフレーム構法を採用したとしても、その中身はシロアリの大好物である「木」そのものです。

私たちが一生懸命働いて返済し続ける、何千万円という価値の塊が、わずか数ミリの薬剤層の「有効期限」に依存しているという事実。

私は、この構造的な脆弱性に、どうしても納得がいかなかったのです。

一方で、積水ハウスの鉄骨住宅であれば、そもそも「構造体が食べられる」という概念がありません。

万が一、内装の木部にシロアリがついたとしても、家が傾く、倒壊するといった致命的な事態には至りません。

「薬剤の効果が切れたら終わり」という恐怖と隣り合わせの生活を送るのか、それとも「物理的に無敵な構造」の上で、ゆったりと構えて暮らすのか。

この差は、20年、30年と時間が経つほどに、家計の安定と心の平穏において、決定的な違いとなって現れてきます。

北川の結論

住友林業のシロアリ対策は、現時点での木造住宅における「最高峰の妥協点」です。

しかし、それはあくまで「メンテナンスをし続けること」を条件とした、期間限定の安心に過ぎないことを忘れないでください。

「生涯、シロアリの不安から完全に解放されたい」と願うのであれば、薬剤に頼るのではなく、構造そのものを変えるのが、最も合理的で安上がりな解決策だと私は確信しています。

床下は湿度が高い環境になりやすい

シロアリ対策を考える上で、もう一つ忘れてはならないのが「湿気」の問題です。

シロアリは、暗くて湿気が多く、ジメジメした場所を好みます。

日本の住宅寿命を縮める要因はシロアリだけではありません。 (出典:林野庁『外構部等の木質化』)

最近の住宅は「ベタ基礎」が主流となり、地面からの湿気は昔に比べて上がりにくくなっています。

住友林業も当然ベタ基礎を採用しています。

しかし、それでも床下というのは、空気の通りが悪く、湿度が高い環境になりがちです。

特に「基礎断熱工法」を採用している場合、施工直後のコンクリートから出る水分が床下にこもったり、万が一の配管からの水漏れに気づきにくかったりすることで、知らぬ間に高湿度の環境が作られてしまうことがあります。

もし、タームガードの薬剤効果が切れているタイミングで床下がジメジメしていたらどうなるでしょう。

シロアリだけでなく、「木材腐朽菌」と呼ばれる、木を腐らせる菌の温床にもなりかねません。

「タームガードがあるから床下のことは気にしなくていい」と過信するのは非常に危険です。

床下の湿気は、シロアリだけでなく木材そのものの寿命を縮める原因になります。

注意点

シロアリ対策と同時に、定期的な床下点検や換気状態のチェックも、木造住宅の寿命を延ばすためには不可欠なメンテナンス作業なのです。

見えない部分だからこそ、プロによる定期的な確認が必要になります。

住友林業でシロアリ被害を防ぐコストと保証

シロアリ対策は、ここまでお話しした「技術論」だけでなく、実際に生活していく上での「お金」と「契約」の問題でもあります。

ここでは、実際に住み始めてから具体的にいくらかかるのか、そして「30年保証」の実態について深掘りします。

木造住宅で懸念される被害の実態

住友林業の家を検討する際、ネット上の口コミなどで必ずと言っていいほど目にするのが、「ホワイトウッド」に関する議論です。

「住友林業は高いのに、ホワイトウッド(欧州赤松などの集成材)を使っているからシロアリに弱い」という過激な意見を見て、不安になった方も多いのではないでしょうか。

公平な視点で事実を申し上げますと、確かに「ホワイトウッド」という樹種は、ヒノキやヒバといった国産の芯持ち材に比べると、耐蟻性(シロアリへの強さ)や耐朽性(腐りにくさ)のランクは低いとされています。 これは木材の特性としての事実です。

住友林業側は、品質が安定している集成材を使うことで構造計算通りの強度を出しやすくし、タームガードなどで守るという設計思想を持っています。

しかし、私が懸念するのは、「もし防御が破られたらどうなるか」という最悪のシナリオです。

耐蟻性が低い木材は、一度シロアリに侵入されると、食害の進行が非常に早い傾向にあります。

「ヒノキなら表面を少しかじられるだけで済んだかもしれないが、ホワイトウッドだったから中までスカスカにされた」という事態は、物理的に起こり得ます。

だからこそ、ホワイトウッドを使用している木造住宅においては、防蟻メンテナンスを「一日たりとも欠かしてはいけない」のです。

メンテナンスをサボることは、即ち家の寿命を縮めることに直結する。

そのシビアな現実を理解しておく必要があります。

防蟻メンテナンスにかかる費用の総額

では、その「絶対に欠かせないメンテナンス」には、具体的にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

住友林業の場合、新築時のシロアリ保証期間は基本的に「10年」です。

この保証を延長し、家を守り続けるためには、10年目のタイミングで必ず有償の防蟻処理を受ける必要があります。

費用の目安としては、建物の大きさにもよりますが、1回の施工で約18万円〜24万円程度の出費は見込んでおくべきでしょう(30坪想定)。

これを10年ごと、つまり築10年、20年、30年、40年…と、家が存在する限り払い続けることになります。

仮に60年間住むとしたら、5回の再施工が必要です。 20万円 × 5回 = 100万円

これだけで軽自動車が一台買える金額です。

しかも、これはあくまで「シロアリ対策だけ」の費用です。

ここに外壁塗装や屋根の補修費が加わってくるわけですから、トータルの維持費はかなりの金額になります。

住友林業の家で60年間にわたって発生するシロアリ防除費用のシミュレーション。10年ごとの再施工で合計約100万円のコストがかかることを示すグラフ

メンテナンス費用の考え方

この費用は、マンションで言うところの「管理費・修繕積立金」と同じような感覚で捉えるべきです。

木造住宅の安全を買うための必要経費として、最初から資金計画に組み込んでおかなければなりません。

将来「子供の教育費でお金がないから、防蟻処理を先送りしよう…」となってしまい、その隙にシロアリに入られるのが最も怖いシナリオです。

将来かかる具体的なメンテナンス費用の全体像については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

積水ハウスのメンテナンス費用は高い?オーナーが全内訳を解説

万が一の侵入時は駆除が必要になる

もし、定期点検で床下にシロアリの侵入が見つかった場合、あるいは春先に室内で羽アリが大量発生してしまった場合は、もはや「予防」の段階ではありません。

直ちに「駆除」が必要になります。

この場合の費用は被害の範囲や侵入経路によって大きく異なりますが、数十万円単位になることが一般的です。

もし構造材が深刻な食害を受けていて交換や補強が必要になった場合は、壁や床を剥がす大工事となり、数百万円規模の出費になることもあります。

そして何より辛いのは、経済的なダメージ以上に「自分の家が虫に食われている」という精神的なショックです。

一度シロアリ被害に遭った家のオーナーさんは、「夜中に小さな音がするとシロアリじゃないかと不安になる」とおっしゃることもあります。

タームガードはあくまで予防策であり、万が一侵入を許してしまった後の駆除費用や修繕費用は、保証が適用されなければ全額自己負担となるリスクがあることを忘れてはいけません。

30年保証の適用条件と免責事項

「でも、住友林業には30年保証があるから大丈夫でしょ?」 そう思われる方も多いかもしれません。

しかし、ハウスメーカーの長期保証制度には、必ずと言っていいほど厳しい「条件」が付いています。

住友林業の保証制度(構造躯体・防水・防蟻)も例外ではありません。

一般的に、保証を30年まで継続するためには、以下の条件をクリアする必要があります。

  1. 10年ごとの有償防蟻処理を受けること。
  2. 15年目(または20年目)に、住友林業が必要と認めた有償メンテナンス工事(外壁塗装や屋根補修など)を行うこと。

ここが最大の落とし穴

特に注意が必要なのが2番目の条件です。

「シロアリの保証だけ延長したいから、防蟻処理代の20万円だけ払います」と言っても、「いえ、外壁の再塗装と屋根の補修も必要です。セットでやらないと全体の保証も延長できません」と言われる可能性が極めて高いのです。

外壁塗装や屋根補修は、足場代なども含めると150万円〜200万円単位の高額工事になります。

つまり、シロアリ保証を「人質」に取られた状態で、メーカー指定の高額なメンテナンス工事を受け入れざるを得ない構造になっているのです。

「保証がある」というのは「無料」という意味ではありません。

「メーカーの言う通りにお金を払い続ければ、保証してあげる」という意味であることを、契約前によく理解しておく必要があります。

外壁メンテナンスの費用対効果については、積水ハウスの高耐久外壁と比較してみると、その違いがよく分かります。

積水ハウスの外壁塗装は30年持つ?オーナーが明かす保証条件と費用

シロアリ対策に関するよくある質問(FAQ)

Q1. タームガードの薬剤は人体に安全ですか?

A. はい、基本的には安全性の高い薬剤が使用されています。

現在主流の薬剤は、揮発しにくく、居住空間への影響が極めて少ないものが選ばれています。

また、タームガードは基礎外周の土壌中への注入がメインなので、室内への飛散リスクも低いです。

ただし、化学物質過敏症の方などは事前に詳細な成分確認をすることをおすすめします。

Q2. 10年後の薬剤注入費用はいくらくらいかかりますか?

A. 建物の大きさによりますが、十数万円〜二十万円程度が目安です。

金額自体は一般的な防蟻処理費用と大きく変わりませんが、住友林業の指定工事となるため、他社と比較して安く済ませるといった自由度は低い傾向にあります。

Q3. 鉄骨住宅なら絶対にシロアリ被害はありませんか?

A. 「構造体(骨組み)」が被害に遭うことは物理的に不可能です。

これが鉄骨住宅の最大の強みです。

シロアリが鉄を噛み砕くことはできません。

ただし、内装に使われている木材(床下地など)は標的になる可能性はあります。

それでも家が倒壊するような致命的なリスクは、木造に比べて圧倒的に低いです。

Q4. シロアリ保証を切らさないためのコツはありますか?

A. メーカーが指定する有償メンテナンスを「期限内」に受けることです。

木造住宅の場合は、15年目や20年目の有償工事が保証延長の必須条件となります。

これを回避したい場合は、初期費用をかけてでも「外壁タイル」などメンテナンス周期の長い部材を選んでおくことが、将来の保証維持コストを下げる鍵になります。

住友林業のシロアリに対する不安を解消する選択

ここまで見てきた通り、住友林業の家を選ぶということは、「タームガードというシステムを信頼し、将来にわたってメンテナンス費用を払い続ける契約を結ぶ」ことと同義です。

もちろん、木の質感やデザインは何物にも代えがたい魅力があります。

しかし、もしあなたが「将来のメンテナンス費用が不安」「そもそも家が食べられる心配をしたくない」と考えるなら、根本的な解決策は一つしかありません。

それは、「シロアリが食べられない構造」の家を選ぶことです。

木造住宅(住友林業)が薬剤バリアで守るのに対し、鉄骨住宅(積水ハウス)は鉄骨そのものがシロアリの餌にならない物理的な防御であることを比較したイメージ図

私が選んだ積水ハウスの鉄骨住宅(イズ)は、家の骨組みが「鉄」です。

当たり前ですが、シロアリは鉄を食べることができません。

家の命である「柱」や「梁」が食い荒らされて、大地震で倒壊する…という恐怖からは、物理的に、そして永久に解放されます。

この精神的な余裕は、何十年も長く住む上で、何物にも代えがたい価値だと実際に住んでみて日々実感しています。

◆北川のワンポイントアドバイス

「木造か、鉄骨か」で迷う方は本当に多いですが、私はこの「物理的な安心感」の差が決定的だと感じました。

どれだけ高性能な薬剤で守っても、木は木のままです。 メンテナンスが途切れれば、いつか自然に還ります。

でも鉄骨なら、万が一メンテナンスを忘れたとしても、構造体がシロアリに負けることはありません。

これから家づくりをされる方は、ぜひ「30年後の安心感」を基準に選んでみてください。

強固な鉄骨の柱と梁で組まれたリビングの構造パース。木材が露出しておらず、物理的にシロアリ被害を受けない安心感を表現したイラスト

積水ハウスの鉄骨と木造の違いや、私が選んだ理由については、こちらの記事でさらに詳しく比較しています。

ぜひ、後悔のない選択のために読んでみてください。

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プロフィール

北川 晴夫(積水ハウス 施主)

「すまつな」運営者・株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。