こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。
「いい土地が全然見つからない…」
「スーモを見すぎて、目が痛いし、何が正解かわからなくなってきた」
そんな深い悩みを抱えていませんか?
実は、私も積水ハウス(イズ)で自宅を建てた際、土地探しには本当に、本当に苦労しました。
当初、100歳になる祖母の土地を譲り受ける話もあったのです。
しかし、日当たりや駐車スペースの問題、そして何より「ばあちゃんにはまだまだ長生きしてほしい(=住めない)」という理由で断念。
そこからゼロベースでの土地探しが始まりました。
理想の土地を求めて情報は常にチェックしていましたが、良い物件はすぐに蒸発し、残っているのは条件の合わないものばかり…。
かつては不動産屋さんを一軒一軒回って、紙の図面をもらいながら情報を集めるのが主流でしたが、今は時代が変わりました。
SUUMO(スーモ)をはじめとするポータルサイトを「いかに使いこなせるか」が、現代の土地探しの勝敗を大きく左右すると言っても過言ではありません。
特に、多くの方が使いこなせていない「地図検索」「囲って検索(なぞって検索)」「現在地検索」といった機能をフル活用すると、ライバルが見落としているお宝物件に出会える確率がグッと上がります。
これらは単なる便利機能ではなく、土地の良し悪しを直感的に見抜くための強力な武器なのです。
この記事では、積水ハウスオーナーとして家づくりを経験した私が、土地選びの成功法則として提唱する「スーモの徹底活用術」と、データや図面だけでは見落としがちな「絶対に手を出してはいけないNG土地」の見抜き方を、余すことなく徹底解説します。
記事のポイント
- ライバルに差をつける「地図検索・囲って検索・現在地検索」の具体的な操作と活用手順
- 表示されている「土地価格」の裏にある、数百万円単位の隠れたコストの見抜き方
- 東京・大阪・名古屋など主要都市ごとの土地探しの傾向と、地域特有の注意点
- 最終的に「理想の土地」を勝ち取るために、早い段階で住宅会社を巻き込むべき理由
SUUMO土地探しの基本検索テクニック
あなたは土地を探すとき、エリアや価格、駅徒歩分数などの条件を入力して「リスト表示」で上から順に見ていませんか?
正直に申し上げますと、それだけでは「本当に住みやすい土地」は見つかりません。
なぜなら、土地の価値というのは「数字」や「スペック」だけではなく、その場所が持つ「文脈(コンテキスト)」や「位置関係」にこそ宿るからです。
例えば、「駅徒歩10分」という条件は同じでも、「明るい大通りを歩いて10分」と「薄暗い坂道を登って10分」では、生活の質は天と地ほど違います。
こうした定性的な情報は、リスト検索では抜け落ちてしまいます。
ここでは、理想の土地に出会うために必須となるスーモの3つの「神機能」について、その真髄と活用法を解説します。
地図から探す機能で立地を可視化
まず最初にお伝えしたいのが、「SUUMO 地図から探す」や「SUUMO マップ」機能の活用です。
これは土地探しの基本にして、最強のスクリーニングツールです。
リスト表示で「〇〇市〇〇町1丁目」という住所情報を見ても、その土地が具体的にどのような環境にあるのか、パッと思い浮かべるのはプロでも難しいものです。
しかし、地図検索機能を使えば、物件のピンが地図上にプロットされるため、「駅までの実際の道のり」や「周辺施設との位置関係」を一瞬で視覚的に把握することができます。
これは単なる時短テクニックではありません。
認知負荷を下げ、直感的に「あり」か「なし」かを判断するために不可欠なプロセスなのです。
■認知負荷の軽減と直感的スクリーニング
土地探しにおいて最も重視すべき点の一つが、「嫌悪施設」との距離感です。
例えば、地図上で物件を見ると、
「あ、ここは線路のすぐ近くだから、電車の音がうるさいかもしれない」
「大きな工場の裏手だから、トラックの出入りが激しいかもしれない」
といったネガティブな要素にすぐに気づくことができます。
条件だけで検索して「これは良い!」と思った土地があったとしても、地図でよく確認してみると、近くに騒音源となる施設があることはよくあります。
過去の事例でも、ゴルフ練習場のネット支柱が台風で倒壊したニュースなどがありましたが、そういった施設との位置関係も地図なら一目瞭然です。
こうしたリスク回避は、リスト情報だけでは不可能です。
■道路付けと敷地形状の初期判定
また、地図を拡大することで、その土地の「道路付け」もある程度判断できます。
注文住宅において、道路は命です。
南道路なのか北道路なのか、角地なのか、あるいは袋小路の奥にあるのか。
これによって、日当たりや車の出し入れのしやすさが劇的に変わります。
特に気をつけるべきは「前面道路の幅員」です。
地図上で見て明らかに道路が狭そうな場合、車のすれ違いが困難だったり、建築時に工事車両が入らず追加費用が発生したりするリスクがあります。
詳細ページを開く前に、地図上で「この道は狭そうだな…」と当たりをつけることで、無駄な検討時間を大幅に削減できるのです。
◆北川のワンポイントアドバイス
土地探しのルーティンとして推奨したいのが、まず「地図検索」でエリア全体を俯瞰することです。
価格が相場より安い土地には、必ず地図上の理由があります。
変な形の土地だったり、幹線道路に面していたり。
まずは地図でざっと見て、「地形」や「並び」に違和感がないかを確認する。
これだけで、現地に行ってガッカリする回数を劇的に減らせます。
「失敗しない土地探しは、数字ではなく『位置関係』を見ることから始まる」
これは私の教訓です。
囲って検索で学区や生活圏を指定
次におすすめしたいのが、「SUUMO 囲って検索」や「なぞって検索」と呼ばれる機能です。
これは、地図上で自分の探したいエリアを指でなぞって囲むことで、その範囲内にある物件だけを検索できるという、非常に直感的で画期的な機能です。
従来の不動産検索は「〇〇区」「〇〇町」といった行政区画に縛られていました。
しかし、私たちの実際の生活圏は、区や町の境界線とは無関係です。
「この道路よりこっち側がいい」
「駅の北側は雰囲気が好きだけど、南側はちょっと…」
といった、住む人ならではの感覚的なエリア分けがあるはずです。
■マイクロマーケットの定義と「学区」ニーズ
この機能が最も威力を発揮するのは、「学区(School District)」に限定した検索を行う場合です。
特に子育て世代にとって、子供がどの小学校・中学校に通うことになるかは、土地選びの最重要項目の一つです。
しかし、学区の境界線というのは非常に複雑で、道路一本挟んだ向かい側は別の学区、なんてことが日常茶飯事です。
住所リストでいちいち「ここは〇〇小の学区か?」と調べるのは大変な手間ですが、「囲って検索」なら簡単です。
自治体のホームページなどで公開されている学区マップを見ながら、スーモのアプリ上でその学区の範囲を指でなぞるだけ。
これだけで、希望する学区内の物件だけをピンポイントで抽出できます。
■通勤・通学路の最適化とハザード回避
また、防災の観点からもこの機能は有効です。
近年、水害や土砂災害のリスクが高まっていますが、ハザードマップを確認しながら「川沿いの浸水想定区域を避けるように囲う」「土砂災害警戒区域が含まれる山際を避けて囲う」といった使い方ができます。
実際に私も、土地選びにおいては国土交通省のハザードマップポータルサイトを常に意識し、危険なエリアを避けることの重要性を痛感しました。
こうすることで、最初からリスクの低い土地だけを候補に残すことができます。
さらに、「通勤・通学の安全性」を確保するためにも使えます。
「駅から自宅までは、街灯が多くて人通りのあるルートで帰りたい」という場合、その安全なルート周辺だけを囲って検索すれば、夜道も安心な物件を見つけやすくなります。
このように、自分たちのライフスタイルや安全基準に合わせて「独自の市場(マーケット)」を定義できる点が、この機能の最大の魅力です。
現在地から探す機能で空き地確認
最後は、より実践的な「フィールドワーク」の段階で役立つ「SUUMO 現在地から探す」機能です。
ネットで良さそうな土地を見つけたら、必ず現地に行くと思いますが、その時にただ目的地に行くだけではもったいないです。
■「この空き地はいくら?」の即時解決
週末に希望エリアを散策していると、「お、ここの土地、更地になってる!」「この古家、誰も住んでなさそうだな」という場所に出くわすことがあります。
しかし、現地に「売物件」の看板が出ているとは限りません。
そんな時こそ、スマホを取り出し「現在地から探す」ボタンをタップしてください。
GPS機能により、今いる場所の周辺でSUUMOに掲載されている物件が即座に表示されます。
「あ、ここ売りに出てたんだ!しかも意外と安い!」という発見があるかもしれませんし、逆に「売りには出ていないな」と確認することもできます。
■相場観を肌感覚で養う
仮に目の前の土地が売りに出ていなくても、この機能を使う価値は十分にあります。
周辺で売りに出されている他の土地の価格を見ることで、「このあたりの雰囲気で、この道路幅なら、坪単価はこれくらいか」という相場観を、現地の空気感と共に肌感覚としてインプットできるからです。
ネット上の数字だけで「坪50万円」と見るのと、実際にその場の空気、騒音、日当たり、近隣住民の雰囲気を感じながら「この環境で坪50万円」と理解するのとでは、情報の解像度が段違いです。
五感をフル活用した現地確認
土地を見に行く際は、データには載らない「五感情報」を大切にしてください。
・音: 近くの工場の操業音、電車の通過音、幹線道路の振動。
・匂い: 飲食店の排気、川の臭い、近隣工場の排気臭。
・雰囲気: 近所の家の手入れ状況、ゴミ出しのマナー、すれ違う人の様子。
これらは地図やスペック表には絶対に載っていません。
「現在地検索」を片手に街を歩き回ることで、はじめて「ここに住んで幸せになれるか?」の答えが見えてくるのです。
土地価格と予算の落とし穴
スーモで「SUUMO 土地価格」を検索して出てくる金額を見て、「これなら予算内で買える!」とぬか喜びしていませんか?
ちょっと待ってください。
その金額は、あくまで「土地そのもの」の代金に過ぎません。
注文住宅を建てる場合、そこからさらに数百万円単位の「見えない費用」が乗ってくることを覚悟しなければなりません。
ここを見落とすと、後で資金計画が破綻し、理想の家を諦めることになってしまいます。
表示価格と実勢価格のギャップ
まず理解しておきたいのは、スーモなどのポータルサイトに掲載されている価格は、あくまで売主が「この値段で売りたい」と希望している「売出価格(Asking Price)」だということです。
人気エリアの条件が良い土地は、掲載された瞬間にライバルたちが殺到し、定価(あるいはそれ以上)であっという間に売れていきます。
私が狙っていたエリアでも、良い土地は本当に「蒸発」するように市場から消えていきました。
一方で、何ヶ月もずっと掲載され続けている土地には注意が必要です。
相場よりも明らかに割高な「強気価格」で設定されているか、あるいは現地に行かないと分からないような致命的な欠点(崖地、擁壁の問題、再建築不可など)がある可能性があります。
◆北川の経験談:土地代以外の出費
これは私の実体験ですが、現在の土地の売買代金(契約書上の土地代)は、38,745,000円でした。
しかし、実際に私の銀行口座から出ていった「土地取得費」の総額は、41,099,005円です。
その差額、約235万円。
内訳としては、不動産屋さんへの仲介手数料が1,344,585円、さらに所有権移転登記のための登録免許税や司法書士報酬(約90万円)、農地転用費用(10万円)、印紙代、固定資産税の清算金などが加わります。
スーモに表示されている「約3,870万円」だけを予算としてギリギリで組んでいると、この諸費用分で完全に足が出ます。
必ず「諸費用」として、土地代の7〜10%程度を上乗せして予算を組んでおいてください。
これは「絶対」です。
土地代込み検索の注意点
よく「SUUMO 土地代込み」というキーワードで検索される方がいらっしゃいますが、注文住宅を検討している場合、この検索方法は少し注意が必要です。
基本的に、注文住宅用の土地価格には、建物価格は含まれていません。
「土地代込み」という表現でヒットする物件は、以下の2つのパターンの可能性が高いです。
| 種類 | 特徴と注意点 |
|---|---|
| 建築条件付き土地 | 「土地の売買契約後、3ヶ月以内に指定の建築会社と契約すること」を条件に売られている土地です。 総額のイメージは湧きやすいですが、「積水ハウスで建てたい」「自分好みの工務店で建てたい」といった要望は通りません。指定された会社で建てる必要があります。 |
| 新築建売住宅 | すでに建物が建っている、または建築確認済みの物件です。「注文住宅」ではありません。 間取りや設備を自由に変えることはできません。 |
ここに注意!
もしあなたが、「ハウスメーカーは自由に選びたい」「こだわりの注文住宅を建てたい」と考えているなら、「土地代込み」で検索して出てくる物件の多くは対象外になってしまいます。
検索条件の設定で「建築条件なし」にチェックを入れることで、純粋な土地(好きなメーカーで建てられる土地)だけを絞り込むことができます。
ここを間違えると、希望の家づくりができない物件ばかりを見せられることになり、時間を浪費してしまいます。
主要都市別の土地探し攻略法
日本は南北に長い国であり、地域によって気候も地形も、そして人々のライフスタイルも全く異なります。
そのため、スーモでの土地探しの「勘所」も、エリアごとに大きく変わってきます。
私が積水ハウスのオーナー仲間から聞いた話や、自身のリサーチに基づき、主要都市ごとの土地探しの傾向と対策をまとめました。
ご自身のエリアに合わせて、検索の条件設定を微調整してみてください。
東京・神奈川・大阪の市場特性
■東京(東京で土地を探す場合):高密度・「天空率」との戦い
世界でも有数の高価格エリアである東京、特に23区内では、50坪を超えるような整形の更地は、一般のサラリーマンには手が届かない価格帯になりがちです。
現実的な選択肢として浮上するのが、15坪〜20坪程度の「狭小地」です。
ここで重要になるのが「容積率」と「斜線制限」です。地図検索機能を使って、用途地域を確認しましょう。
「第一種低層住居専用地域」では建物の高さが厳しく制限されますが、「近隣商業地域」や「準工業地域」などが混在するエリアでは、土地が小さくても3階建てや、天空率を使った設計で容積率(延べ床面積)を稼げる可能性があります。
また、駅徒歩15分を超えると価格がガクンと下がる傾向があるため、あえて駅から離れたバス便エリアを「囲って検索」するのも賢い戦略です。
■神奈川(神奈川で土地を探す場合):坂道と「擁壁(ようへき)」のリスク
横浜や川崎、鎌倉といった人気エリアは、丘陵地に住宅街が広がっており、とにかく坂道が多いのが特徴です。
ここで絶対にチェックすべきなのが、土地を支える「擁壁(ようへき)」の状態です。
スーモで「相場より安い!」と思った土地は、高い確率で「擁壁が古い(既存不適格)」か、「階段でしか敷地に入れない(カースペースなし)」のどちらかです。
古い擁壁のやり替え工事には、数百万円〜1,000万円単位の費用がかかることも珍しくありません。
地図検索で等高線や地形を確認し、ストリートビューで「壁の状態」や「道路との高低差」を必ずチェックしてください。
■大阪(大阪で土地を探す場合):北摂ブランドと下町の間口問題
大阪はエリアによる二極化が激しい地域です。
吹田市、豊中市、箕面市などの「北摂エリア」は、教育環境を重視する層に圧倒的な人気があり、「〇〇小学校区」という限定的な指名買いが多く発生します。
ここでは「学区検索」機能が必須です。
一方、大阪市内や東大阪エリアなどの下町では、古い長屋を切り離した「うなぎの寝床」のような細長い土地が多く出回ります。
ここで注意すべきは「間口(道路に接する長さ)」です。
間口が狭いと、希望する駐車台数が確保できなかったり、建築時に足場が組めず工事費が割高になったりします。
詳細情報の「接道状況」は必ずチェックしましょう。
名古屋・福岡・札幌等の注意点
■名古屋(名古屋で土地を探す場合):絶対的な「車社会」
名古屋圏での土地探しにおいて、最大の決定要因は「駐車場」です。
一家に車2台は当たり前、来客用を含めて3台欲しいというニーズも一般的です。
そのため、東京や大阪に比べて広い土地(40坪以上)が求められます。
特に重要なのが「並列駐車」ができるかどうかです。
縦列駐車(車の後ろに車を停める)は毎日の入れ替えがストレスになるため敬遠されます。
地図検索で前面道路の幅を確認し(6m以上が理想)、間口が広く、並列で2台以上停められる土地かどうかをスクリーニングすることが、名古屋での土地探しの基本です。
■福岡(福岡で土地を探す場合):空港線沿線と高さ制限
福岡市はコンパクトシティとして人気ですが、地下鉄空港線(天神・博多・西新・姪浜)沿線の地価高騰は凄まじいものがあります。
狙い目は、少し視野を広げた西鉄大牟田線沿線や、JR筑肥線(糸島方面)です。
線路に沿って細長く「なぞって検索」を行うことで、通勤利便性を保ちつつ予算内の土地を見つけやすくなります。
また、福岡空港が市街地に近い特異な構造のため、航空法による「高さ制限」が厳しいエリアがあります。
3階建てを検討している場合は注意が必要です。
■札幌(札幌で土地を探す場合):すべては「雪」で決まる
札幌の土地選びは、冬の生活をイメージできるかどうかが全てです。
まず、「前面道路の幅」が命です。
道路が狭いと除雪車が入らず、雪の捨て場(堆雪スペース)にも困り、冬場の生活が破綻します。
旗竿地(路地状敷地)も除雪が困難なため、安くても避ける人が多いです。
そして、「南向き」の価値が他県よりも圧倒的に高いのも特徴です。
日当たりが良いことは、暖房費の節約になるだけでなく、雪解けを早めるという実利があるからです。
地図検索時には、道路の方位と幅を最優先で確認してください。
■京都(京都で土地を探す場合):景観と埋蔵文化財
京都は日本で最も建築規制が厳しい都市の一つです。
「景観条例」により、建物の高さ、屋根の形状、外壁の色などが厳しく制限され、建築コストが割高になる傾向があります。
また、「埋蔵文化財包蔵地」に指定されているエリアでは、建築前に試掘調査が必要になることがあり、もし遺跡が出れば工事がストップし、調査費用が発生するリスクもあります。
古都ならではの特殊なリスクを頭に入れておく必要があります。
失敗しない土地選びのNG条件
スーモを見ていると、「おっ、この土地、相場より300万円も安い!」と目が輝く瞬間があります。
しかし、不動産の世界に「掘り出し物」はありません。
安い土地には、必ず「安くしなければ売れない理由」があります。
プロの不動産業者やハウスメーカーの担当者が、図面を見た瞬間に「あ、これはダメだね」と判断するNG条件。
それを知っているだけで、地雷を踏む確率はゼロに近づきます。
道路付けと災害リスクの確認
土地の資産価値の7割は「道路」で決まると言っても過言ではありません。
特に注意してほしいのが「セットバック(後退)」が必要な土地です。
建築基準法では、家を建てる土地は幅4m以上の道路に接していなければなりません。
しかし、古い街並みでは幅4m未満の細い道がたくさんあります。
この場合、道路の中心線から2m下がった位置まで自分の敷地を後退させ、その部分を道路として提供しなければなりません。
つまり、買った土地の面積が減り、塀や門を作ることもできなくなるのです。
「敷地面積30坪」と書いてあっても、実際に使えるのは25坪だった…なんてことになりかねません。
そして、何より重要なのが「災害リスク」です。
近年、日本各地で豪雨災害が頻発しています。
「安いから」という理由だけで、ハザードマップの「浸水想定区域(特に3m以上)」や「土砂災害警戒区域(イエロー・レッドゾーン)」にある土地を選ぶのは、家族の命を危険に晒す行為です。
私が土地を購入した際も、国土交通省の「重ねるハザードマップ」を何度も確認しました。
私の土地は、過去の大雨で側溝の水位が上がった履歴があったため、ハウスメーカーと相談して基礎の高さを上げる対策を取りました。
これがもし「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」だったら、迷わず購入を見送っていたでしょう。
公的情報を必ず確認しましょう
不動産業者の説明を待つのではなく、自分で住所を入力してリスクを確認する癖をつけてください。
特に「土砂災害」と「洪水」のリスクは、土地の価格に直結するだけでなく、将来売却する際の足かせにもなります。
(出典:国土交通省『ハザードマップポータルサイト』)
古家付き土地の解体費リスク
スーモには「更地(さらち)」だけでなく、「現況:古家あり」という土地も多く掲載されています。
「古い家が付いているなら、リフォームして住めるかも?」と思うかもしれませんが、土地として売られている場合の古家は、ほとんどがボロボロで住める状態ではありません。
問題は、この古家の「解体費用」です。
一般的に、解体費用は買主(あなた)が負担するケースが多いのですが、近年、人件費の高騰や廃棄物処理の規制強化により、解体費用が爆上がりしています。
木造の一般的な家屋でも150万円〜250万円、もし鉄骨造やRC(鉄筋コンクリート)造の古家が建っていたら、300万円〜500万円以上の解体費がかかることもザラです。
さらに怖いのが「地中埋設物(ちちゅうまいせつぶつ)」です。
解体してみたら、地面の下から昔の建物のコンクリート基礎や、古い浄化槽、井戸、大量の瓦礫が出てきた…という話は、怪談話ではなくリアルな建築現場のあるあるです。
これらの撤去費用は、契約内容にもよりますが、基本的には追加費用となります。
「古家付き土地」を買う場合は、資金計画に数百万円単位の予備費(バッファ)を持たせておくことが不可欠です。
土地情報は住宅会社と共有すべき理由
ここまで、スーモを駆使して自力で土地を探すテクニックをお伝えしてきました。
しかし、ここだけの話をしますと、「最高の土地」を手に入れる最短かつ確実なルートは、信頼できる住宅会社の担当者を味方につけて、一緒に探すことです。
「え?ハウスメーカーに行くと、契約を急かされそうで怖い…」
その気持ちはよく分かります。
私も最初はそうでした。
でも、土地探しにおいて「プロの相棒」がいることのメリットは、デメリットを遥かに上回ります。
プロの視点で隠れたリスクを診断
素人がスーモの画面上で得られる情報は、あくまで「表面的なスペック」に過ぎません。
しかし、プロの視点は全く異なります。
- 「この道路幅だと、工事のトラックが入るのに追加の警備員費用がかかりますね」
- 「ここは上下水道が敷地内に引き込まれていないので、前面道路を掘削する工事費が100万円くらい必要です」
- 「北側斜線制限が厳しいので、この土地だと屋根の形が削られて、ご希望の子供部屋が狭くなります」
このように、土地単体の価格ではなく、「家を建てた時の総額」や「実現できる間取り」への影響を瞬時に判断してくれます。
◆北川の実体験:担当の店長との連携
私が今の「運命の土地」に出会えたのは、紛れもなく積水ハウスの担当してくれた店長のおかげです。
正直に言いますが、私が自分なりにネットで見つけた土地情報は、店長に送ると半分以上が「北川さんの希望するプライバシー重視の家には向きません」と却下されました(笑)
そして最終的に、店長が地場の不動産屋さんから直接仕入れてきた、「まだネットに出る前の土地情報」を持ってきてくれたんです。
「この土地なら、北川さんが望むコートハウス(中庭のある家)が完璧に入ります。しかも、このエリアにしては価格も抑えめです」
その言葉を信じて現地を見に行き、即決しました。
土地探しは情報戦です。
ネットに出ている情報は、実は「残り物」であることも多い。
本当に良い情報は、プロ同士のネットワークの中で動いているのです。
総予算オーバーを防ぐ資金計画
注文住宅で最も多い失敗、それは「土地にお金をかけすぎて、建物にお金が回らなくなること(土地貧乏)」です。
「一生に一度だから」と、日当たり抜群の角地を無理して購入した結果、建物の予算が足りなくなり、床面積を削り、キッチンのグレードを下げ、外構工事(庭や駐車場)は砂利敷きのまま…。
これでは本末転倒ですよね。
住宅会社と一緒に土地を探せば、「総予算(土地+建物+諸費用)」から逆算して、「このエリアなら、土地にはここまでしか出せません」という冷静なアドバイスをくれます。
また、住宅ローンの仕組み上もメリットがあります。
銀行の住宅ローン審査(仮審査・本審査)を通すには、「土地の契約書」だけでなく「建物の見積書」や「図面」が必要です。
土地だけ先に契約してしまっても、建物のプランが決まっていなければ、住宅ローンの本審査に進めず、つなぎ融資の手数料がかさむなど、金銭的なロスが発生します。
ちなみに、私の総額費用の内訳は以下の通りです。
- 土地取得費(諸費用込):約4,100万円
- 建築工事費(オプション込):約7,260万円
- 外構や植栽、諸費用等:約1,600万円以上
総額では億を超える金額という、非常に大規模な計画になりました。
これも、事前に信頼できる担当者と綿密な資金計画と仮審査(1.1億円の融資+自己資金約2,000万円)を通していたからこそ、安心して進めることができたのです。
私の「住宅ローン全記録」については、以下の記事でも生々しい金額とともに公開していますので、ぜひ参考にしてください。
【我が家の住宅ローン全記録 Vol.1】最大の関門!1億2千万円の仮審査に挑む
積水ハウス検討なら紹介制度がお得
もしあなたが、スーモで土地を探しつつ、建てる家の候補として「積水ハウス」を少しでも考えているなら、絶対に知っておいてほしい制度があります。
それが「オーナー紹介制度」です。
これは、私のような既存のオーナーからの紹介を通じて積水ハウスと出会うことで、通常のお客様とは異なるVIP待遇で家づくりをスタートできる、知る人ぞ知る制度です。
紹介制度のメリットと適用条件
インターネット上には「紹介なら一律3%割引」といった情報も散見されますが、積水ハウスに公式な「3%割引ルール」というものは存在しません。
しかし、私のようなオーナーが橋渡し役となり、信頼できる店長クラスに繋ぐことで、実質的に以下のような強力なメリットが生まれます。
- 実質的な価格メリット(割引相当)
公式ルールではありませんが、紹介を受けたお客様に対しては、見積もりの段階で最大限の配慮がなされるケースが大半です。私の紹介を活用された方の多くが、建物本体価格に対して実質3%相当、あるいはそれ以上の割引やオプションサービスを受けています。5,000万円の家なら150万円、7,000万円なら210万円もの差が出る可能性があります。 - 優秀な担当者のアサイン
これが割引以上に重要かもしれません。家づくりの満足度は「担当者」で決まります。当サイト経由のご相談であれば、私が全幅の信頼を寄せる店長を通じて、全国各地の「店長」と直接連携を取り、強力な後押しによって最良の担当者をアサインできる体制を整えています。
【最重要】展示場に行く前に!
この紹介制度には、たった一つだけ、しかし絶対的なルールがあります。
それは、あなたが「積水ハウスと初めて接触する前」でなければ適用されない、ということです。
ふらっと近所の住宅展示場に行って、アンケートに名前と住所を書いてしまった瞬間、その場にいた営業さんがあなたの担当になります。
もしその方が新人さんや相性の悪い方だったとしても、後から担当変更や紹介制度の適用をすることは、原則として不可能です。
「まだ検討中だけど…」という段階でも、権利だけは確保しておくことを強くお勧めします。
失敗しない家づくりの第一歩
「土地探しで行き詰まっている」「信頼できる担当者と一緒に土地を探したい」
そう考えている方は、展示場に行く前に、まずは当サイト「すまつな」からご相談ください。
私が全幅の信頼を寄せる店長を通じて、全国各地の店長と直接連携を取り、あなたのエリアで最も頼りになる担当者をご紹介できるよう、強力にバックアップします。
「まだ土地も決まっていないし、積水ハウスにするかも分からない」という状態でも全く問題ありません。
むしろ、土地探しの段階からプロを味方につけることが、成功への近道です。
もちろん、相談は無料です。
無理な勧誘も一切ありません。
あなたの家づくりが、私と同じように「最高の体験」になるよう、全力でお手伝いさせていただきます。
スーモでの土地探しに関するよくある質問(FAQ)
Q1. スーモに載っていない「未公開物件」はどうやって探せばいいですか?
A. ハウスメーカーや地元の不動産屋さんに直接相談するのが一番です。
特に積水ハウスのような大手メーカーは、地元の不動産業者との太いパイプを持っており、「ネットに載せると問い合わせが来すぎて困るから、信頼できるメーカーのお客さんだけに紹介したい」といった未公開情報を優先的に回してもらえることがあります。
私自身も、担当者経由で一般公開前の土地情報を得て購入しました。
Q2. 土地を先に買ってからハウスメーカーを探すべきですか?
A. いいえ、同時並行か、あるいはハウスメーカーを先に(または仮で)決めることを強くおすすめします。
土地だけ先に買ってしまうと、法規制や地盤の問題で「3階建てが建てられない」「ガレージが作れない」といった致命的なミスが起きるリスクがあります。
また、住宅ローンの手続き上も、土地と建物をセットで審査する方がスムーズで、金利優遇も受けやすいです。
Q3. 「建築条件付き土地」を、条件を外して買うことはできますか?
A. 交渉次第では可能な場合がありますが、基本的には難しい(または割高になる)と考えてください。
売主(建築会社)は建物で利益を出すことを前提に土地を安く出しているため、条件を外す代わりに土地価格に数百万円を上乗せすることを求められるケースが多いです。
どうしてもその土地が良い場合は、積水ハウス等の担当者に相談し、プロ同士で交渉してもらうのが得策です。
Q4. スーモの「土地価格相場」は信頼できますか?
A. あくまで目安として捉えてください。スーモのデータは「売出価格」ベースであることが多く、実際の「成約価格」とは乖離がある場合があります。
例えば、長く売れ残っている高い土地が平均値を引き上げていることもあります。正確な相場を知るには、そのエリアの直近の成約事例を知っているプロに査定してもらうのが確実です。
※本記事の情報は本記事執筆時点の私個人の経験に基づくものです。
不動産市況や税制、アプリの仕様は変更される可能性がありますので、最終的な判断は専門家にご相談の上、ご自身の責任で行ってください。








