積水ハウスの二世帯・4階建て・「ノイエ」(旧規格住宅・現分譲商品)の価格比較と選び方

こんにちは。

積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。

私は本サイトの運営者であると同時に、現在まさに積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月引渡し予定)の「施主(オーナー)」でもあります。

家づくりを検討し始めると、特に積水ハウスのようなトップブランドの場合、「実際、いくらかかるんだろう?」という価格のことが、どうしても一番の関心事になりますよね。

「都市部に土地があるから4階建てにしたいけど、費用感が全く想像つかない…」

「両親との同居を考えて、二世帯住宅の完全分離型にしたい。

でも、坪単価は一体どれくらい上がってしまうのか?」

「積水ハウスの『ノイエ』なら手が届くと聞いたことがあるけど、本体ブランドと具体的に何が違うの?(※現在は事業移管され、分譲商品として展開されています)」

こうした疑問や不安は、私自身が家づくりで予算を考える際に直面した、非常にリアルな悩みそのものです。

積水ハウスの家づくりは、基本的に一邸ごとの「邸別自由設計」です。

そのため、自動車のように決まった価格表が存在しません。

だからこそ、タイプ別の価格感が非常に分かりにくく、資金計画の段階で不安に感じてしまう方も、本当に多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、施主である私の視点から、事実に基づく情報や自身の経験に基づき、特に需要の高い「4階建て」「二世帯住宅」と、現在は分譲商品として引き継がれている「ノイエ」(旧:規格住宅)という3つのタイプに焦点を絞り、それぞれの価格目安と、後悔しないための選び方のポイントを徹底的に解説します。

この記事で理解できること

  • 積水ハウスの4階建て(鉄骨)商品の気になる価格帯
  • 二世帯住宅(完全分離・共有型)で発生するリアルな費用差
  • (旧)規格住宅「ノイエ」のコストパフォーマンスと現在の位置づけ
  • 坪単価計算だけでは絶対に危険な「総費用」の恐ろしいカラクリ

積水ハウスの価格体系をオーナーが解説

積水ハウスでの家づくりを考える上で、まず大前提として皆様にご理解いただきたいのは、広告などで目にする「坪単価」は、あくまで入口の目安でしかないということです。

私自身も土地・建物(その他諸々)を合わせて総額約1億3000万円の家を建てていますが、この価格は土地代はもちろん、建物の仕様(私は鉄骨の「イズ」に外壁は「ダインコンクリート」を選びました)、地盤改良工事(私の土地は元が田んぼでしたので必須でした)、そして外構など、本当にあらゆる要素が複雑に絡み合って最終的に決まっています。

積水ハウスの価格、つまりあなたが最終的に支払う「総費用」は、大きく分けて以下の3つで構成されています。

住宅取得の「総費用」= ① + ② + ③

  1. ① 建物本体工事費(総費用の約70~80%)
    家の構造体や内外装、キッチン・お風呂などの設備費用です。一般的に「坪単価」で語られるのは、主にこの部分を指します。
  2. ② 付帯工事費(総費用の約20~30%)
    屋外の給排水工事、地盤改良工事、駐車場やフェンスなどの外構工事、エアコンや照明・カーテンの費用など、建物(箱)以外で生活に必須の工事です。
  3. ③ 諸費用(総費用の約5~10%)
    住宅ローンの手数料、土地や建物の登記費用、火災保険料、各種税金(印紙税・不動産取得税)など、工事以外で発生する事務的な費用です。

一般的に、積水ハウスの平均坪単価は約100万円~150万円と、非常に幅広く報告されています。

これは、先ほどお話ししたように、鉄骨造(イズなど)を選ぶか、木造(シャーウッド)を選ぶか、そして外壁を最高級の「ダインコンクリート」や「ベルバーン」にするか、内装設備のグレードをどこまで上げるかによって、本当に大きく変動するためです。

この記事では、その中でも特に価格感が掴みにくい、特定の建築タイプに絞って掘り下げていきますね。

4階建て(鉄骨)の価格と坪単価

土地が希少で高価な都市部において、その土地の価値を上方向へと最大限に引き出すのが、積水ハウスの3階・4階建て住宅です。

私が建てているような一般的な2階建てとは異なり、その構造も価格も特殊になります。

都市型商品「BEREO PLUS」の価格

都市型商品「BEREO PLUS」の価格

出典:積水ハウス公式

積水ハウスの4階建て(3階建ても含む)ラインナップを代表するのが、重量鉄骨造の「BEREO PLUS(ベレオ・プラス)」です。

ここで重要なのは、これが「重量鉄骨造」であるという点です。

私が採用した「イズ」は「軽量鉄骨造」ですので、根本的な構造が異なります。

重量鉄骨は、文字通りより重く強靭な鉄骨を使うため、その分コストも上がります。

「BEREO PLUS」の最大のターゲットは、単に「4階建てのマイホームが欲しい」という方だけではありません。

むしろ、1階に店舗やオフィス、2階に賃貸住宅、そして3・4階にオーナー自身の住居を設けるといった「併用住宅」による資産活用を考えている土地オーナー向けの戦略的商品と言えます。

価格帯ですが、重量鉄骨造の一般的な建築費相場(坪90万円~120万円程度)からも分かる通り、積水ハウスの全ラインナップ中でも高価格帯に位置づけられます。

「BEREO PLUS」(重量鉄骨・4階建て)の坪単価目安

坪単価 90万円~120万円以上

※これはあくまで目安中の目安です。

併用住宅の場合、住居部分と店舗・賃貸部分では、求められる内装や設備、法規制が全く異なります。

そのため、家全体を単純な坪単価で測ること自体が難しく、一般的な戸建て住宅よりも高額になることは確実です。

この高価格帯を正当化するのが、積水ハウス独自の技術力です。

「BEREO PLUS」で採用されている「フレキシブルβシステム」は、高層ビルにも使われる「梁勝ちラーメン構造」という技術を応用しています。

私のような素人にも分かる最大の特徴は、1階から最上階までを貫く「通し柱」を必須としない点です。

これにより、例えば「1階は柱が一切ない大空間の店舗にしたい」「3階は家族構成に合わせて細かく部屋を仕切りたい」といった、階ごとで全く異なる無茶な要望を、限られた敷地の中で安全に両立できてしまうのです。

これは本当に凄い技術だと思います。

4階建て特有の追加費用とは

もしあなたが4階建てを検討する場合、一般的な2階建て住宅(私の家も含む)では発生しない、特有の追加コストを最初から覚悟しておく必要があります。

1. ホームエレベーターの設置費用

4階建てとなると、現実問題として、階段だけでの生活は非常に困難です。

将来的なバリアフリーの観点からも、ホームエレベーターの設置はほぼ必須となるケースが多いでしょう。

これだけで、数百万円単位(一般的に設置費用だけで250万円~400万円程度)のまとまった追加費用が発生します。

これは本体価格とは別で考えておくべき大きなコストです。

※ホームエレベーターの点検費用として毎年10万円以上もかかります

2. 強固な基礎・地盤改良費

建物が2階建てから4階建てになれば、その分、建物の総重量は何倍にもなります。

その重い建物を、地震の際にもしっかりと支えるためには、より強固な基礎と、場合によっては非常に大掛かりな地盤改良工事が必要になります。

私の家(2階建て)ですら、元が田んぼだったため地盤改良費がそれなりにかかりましたが、4階建ての重量鉄骨造となれば、それこそ直径が太く、非常に深い支持層まで届くような頑丈な杭を何本も打ち込む必要が出るかもしれず、地盤改良費だけで数百万円、あるいはそれ以上になる可能性も十分にあります。

3. 法規制対応の設計・施工コスト

特に都市部では、「道路斜線制限」や「北側斜線制限」といった、建物の高さを制限する建築法規が非常に厳しく適用されます。

聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

この厳しい規制をクリアしつつ、敷地面積を最大限に活かすために、屋根の形を複雑な形状にしたり、建物を意図的にセットバック(後退)させたりする必要があります。

こうした特殊な設計は、そのまま設計コストや施工の手間(=コスト)に跳ね返ってくるのです。

4階建ての見積もりは「現地調査」が必須です

ここまで読んでお分かりの通り、4階建ての価格は、土地の形状、地盤の状態、法規制、そして店舗や賃貸を併用するかどうかで、文字通り「青天井」に変わってしまいます。

ここで示した坪単価は、あくまで「最低限のスタートライン」として捉え、必ずご自身の敷地で詳細な見積もりを取るようにしてください。

二世帯住宅の価格と坪単価

二世帯住宅の価格と坪単価

積水ハウス ご紹介割引の窓口イメージ

積水ハウスでの二世帯住宅を検討する際、価格を決定づける最大の要因は、家族間のプライバシーをどこまで確保するか、つまり「分離度」です。

積水ハウスでは、これを大きく「完全共有型」「部分共有型」「完全分離型」の3つのスタイルで提案しており、どれを選ぶかで価格が劇的に変わります。

「完全分離型」の価格目安

二世帯住宅のスタイルの中で、建築コストが最も高額になるのが、この「完全分離型」です。

理由はシンプルで、要するに「家を2軒建てる」のに近いからです。

玄関、LDK、キッチン、浴室、トイレといった、生活に必要不可欠な水回り設備すべてを2世帯分、つまり「2セット」設置する必要があります。

価格の考え方としては、ベースとなる商品(例えば私の選んだ「イズ」)の坪単価で計算した建物価格に、高品質な水回り設備一式(一般的に数百万円)が丸ごと追加でのしかかるイメージです。

坪単価90万円を基準とした場合、延床面積45~60坪の完全分離タイプで、建物本体価格が4,050万円~5,400万円という目安が示されています。

また、実際の建築実例として、延床面積71坪の「イズ」二世帯住宅(おそらく完全分離型に近い仕様)で、建物総額が7,177万円(坪単価101万円)というケースもあるようです。

かなりの金額になりますよね。

◆北川のワンポイントアドバイス

完全分離型は、初期コストこそ最大になります。

しかし、「お風呂の時間が重なる」「キッチンの使い方が違う」「朝起きる時間や寝る時間が違って物音でストレスを感じる」といった、お金には代えがたい日々の「生活リズムの違いによるストレス」を最小限にできるという、非常に大きなメリットがあります。

また、将来的にどちらかの世帯が住まなくなった場合に、片方を賃貸に出す、といった資産活用にも転用しやすいです。

長期的な家族関係の円満と資産価値を天秤にかければ、非常に合理的な選択とも言えると私は思います。

さらに、価格が上がる要因は水回りだけではありません。

世帯間のプライバシーを本当に守るためには、壁や床に高性能な遮音材を追加するなどの「音」に対する配慮も不可欠です。

こうした目に見えない部分への投資も、コストアップの要因となります。

コストを抑える「共有型」の価格

逆に、建築コストを最も抑えることができるのが「完全共有型」です。

これは、玄関もLDKも水回りも、すべてを二世帯で共有する昔ながらのスタイルです。

設備の重複が一切ないため、イメージとしては「家族が多い、大きな一戸建て」を建てるのに近くなります。

そのため、坪単価も積水ハウスの標準的な価格帯(坪80万円~)に最も近くなります。

そして、その中間にあたるのが「部分共有型」です。

例えば、「玄関と浴室はコスト削減のために共有するが、LDKは世帯ごとに分ける(子世帯側はミニキッチンにする)」といった形です。

まさに分離型と共有型の「いいとこ取り」とも言えますが、どこまでを共有し、どこからを分けるかのプランニング次第で、価格は細かく変動していきます。

二世帯住宅タイプ別 コスト比較の目安

坪単価90万円と仮定した場合の、建物本体価格の目安です。

同居スタイル 想定延床面積 建物本体価格の目安 特徴
完全共有型 35~45坪 3,150万円~4,050万円 建築コストを最も抑えられる。
部分共有型 40~50坪 3,600万円~4,500万円 プライバシーと交流のバランス型。
完全分離型 45~60坪 4,050万円~5,400万円 プライバシーを最大限確保できる。

※出典情報を基に作成した目安であり、実際の価格はプランや仕様により大きく異なります。

(旧)規格住宅「ノイエ」の価格と現在の展開

(旧)規格住宅「ノイエ」の価格と現在の展開

出典:積水ハウス公式

「積水ハウスの安心できる品質は絶対に欲しい。

でも、フルオーダーの注文住宅(私の家のような)は、さすがに価格的に手が届かない…」

そうお考えの方に、積水ハウスのラインナップを理解する上で重要な選択肢が一つありました(そして、形を変えて現在も引き継がれています)。

それが、積水ハウスのセカンドブランド(あるいはサブブランド)として展開されていた「SEKISUI HOUSE noie(ノイエ)」です。

【ノイエの現状について(重要)】

「積水ハウス ノイエ株式会社」という会社組織は事業を終了し、清算手続き中です。

しかし、「ノイエ」という住宅ブランド自体は、積水ハウス不動産グループに移管・継承され、2025年度中にも「土地とセットの分譲商品」として本格的に販売が再開される予定です。

つまり、「会社は無くなったが、ブランドは不動産(分譲)側で継続する」ということです。

ここでは、従来の規格住宅としてのノイエがなぜ高いコストパフォーマンスを実現していたのか、その理由を中心に解説します。

これは、単なるローコスト住宅とは全く異なります。

「積水ハウスのいいとこどり」をコンセプトに、高いコストパフォーマンスを提供するために開発された、非常に戦略的な商品だったと私は思います(その基本理念は引き継がれています)。

(旧)規格住宅時代の坪単価と総額目安

(旧)規格住宅時代のノイエの最大の魅力は、その圧倒的なコストパフォーマンスにありました。

積水ハウスの本体ブランドである「イズ」や「シャーウッド」の坪単価が、仕様によっては100万円を超えることも珍しくない中で、ノイエの価格帯は明確に一線を画していました。

「SEKISUI HOUSE noie」の坪単価・総額目安(規格住宅として展開されていた当時)

坪単価:約55万円~80万円

ある試算では、坪単価65万円で35坪の住宅を建てた場合、建物本体価格は約2,275万円となります。

これに後述する付帯工事費や諸費用(仮に700万~800万円と仮定)を加えても、建築総額を3,000万円未満に抑えることも十分に可能だとされていました。

もし本体ブランドのフルオーダー注文住宅で同じ規模の家を建てた場合と比較すると、トータルで1,000万円以上安くなるケースも珍しくありませんでした。

これは本当に大きな差ですよね。

なぜ(旧)ノイエは安価だったのか?

では、なぜこれほどまでに安価に提供できたのでしょうか。

何度も言いますが、それは「品質」を落としているのではなく、「プロセス」を徹底的に合理化していたからです。

本体ブランド(私の家)との主な違いは、以下の3点に集約されます。

1. セミオーダー(規格化)であること

これが価格差を生む最大の理由でした。

「ノイエ」は、私のような完全な「邸別自由設計」ではありませんでした。

積水ハウスがこれまでに培ってきた膨大なデータの中から、実績のある優れた間取りプランをあらかじめ用意し、その中からベースを選んで仕様を決定していく「セミオーダー方式(パッケージ型)」でした。

これにより、ゼロから設計図を起こす設計コストや、施主との膨大な打ち合わせ回数(本体ブランドの平均が約20回なのに対し、ノイEは平均約8回とされていました)が大幅に削減され、その分が価格に還元されていました。

2. 木造(シャーウッド)に特化していること

ノイエは木造住宅のみに特化しており、私のような鉄骨造(イズ)の選択肢はありませんでした。

3. 保証期間が異なること

積水ハウス本体ブランドの大きな魅力である「初期30年保証」(※条件を満たすことで「永年保証」へ延長可能)に対し、ノイエの保証期間は最長で20年となっていました。

この点も価格差に影響していました。

しかし、ここで特筆すべきは、家の基本性能に関わる最も重要な部分は、本体ブランドの技術がそのまま投入されていたという点です。

ここがミソでした。

  • 耐震性:プレミアム木造住宅「シャーウッド」で培われた技術を標準採用し、耐震等級3(最高等級)をしっかりと確保していました。
  • 断熱性:標準仕様でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準をクリア。「断熱等性能等級5」という高いレベルを実現していました。

◆北川のワンポイントアドバイス

「ゼロから間取りを考えるのが、逆に大変だ」

「デザインに奇抜さや完全なオリジナル性を求めるよりも、信頼できるブランドの確かな基本性能とコストパフォーマンスを重視したい」

もしあなたがこのようにお考えなら、「ノイエ」は(規格住宅としては当時)これ以上ないほど合理的な選択肢だったと思います。現在は土地とセットの分譲商品が中心となりますが、この「確かな基本性能とコストパフォーマンスの両立」という理念は引き継がれているはずです。

何より、積水ハウスグループが一貫して施工・アフターサービスを行ってくれるという絶大な安心感を、この価格帯で手に入れられたのは、(当時)非常に大きな魅力だったのではないでしょうか。

坪単価だけでは決まらない総費用

坪単価だけでは決まらない総費用

積水ハウス ご紹介割引の窓口イメージ

さて、ここまで各タイプの「坪単価」や「建物本体価格」の目安を見てきました。

しかし、私がこの家づくり(総額1.3億円)を通して痛感した、これから家を建てるすべての人に、声を大にしてお伝えしたい最も重要なことがあります。

それは、「坪単価 × 坪数」の金額だけで資金計画を立てると、100%の確率で失敗するという、恐ろしい事実です。

あなたが最終的に支払う「総費用」は、必ず、先ほども触れた「① 建物本体工事費」+「② 付帯工事費」+「③ 諸費用」の3つの合計で考えなければなりません。

この「②」と「③」が、本当に侮れない金額になるのです。

必須の「付帯工事費」の内訳

付帯工事費は、建物(箱)以外で、その家に住むために“絶対に”必要不可欠な工事費用です。

一般的に、建物本体価格の20%~30%程度かかると言われています。

もし本体価格が3,000万円なら、600万~900万円が上乗せされる計算です。

屋外給排水工事(目安:約100~200万円)

敷地の前面道路に来ている上下水道管を、敷地内の建物まで引き込んだり、接続したりする工事です。

これが無いと水が使えません。

必須です。

地盤改良工事(目安:約50~200万円)

地盤調査の結果、地盤が弱いと判断された場合に必須となります。

私の家も元が田んぼだったので、当然のように発生しました。

軟弱な地盤にそのまま家を建てると傾いてしまうため、絶対にケチれない費用です。

外構工事(目安:約100~300万円)

駐車場(コンクリート打設)、門、塀、フェンス、植栽、アプローチなどの整備費用です。

これは、どこまでこだわるかで本当に青天井になります。

最低限の駐車場とアプローチだけでも、100万円近くかかることは覚悟しておいた方が良いでしょう。

空調・照明・カーテン工事(目安:約60~150万円)

エアコン、各部屋の照明器具、カーテンレールの設置費用です。

これらも生活に必須ですが、驚くことに、これらは「建物本体価格」には含まれていないことがほとんどです。

自分で別途用意するか、オプションとして追加費用を支払うことになります。

仮設工事・運搬費(目安:約70~150万円)

工事用の足場、仮設トイレ、電気・水道の設置、資材の運搬など、工事を進めるために必要な費用です。

これも必ず発生します。

見落としがちな「諸費用」とは

諸費用は、工事ではなく、住宅取得に伴う「税金」や「手数料」といった事務的な費用です。

総費用の5%~10%程度を見積もる必要があります。

そして、これらの諸費用に関する最大の注意点は、原則として住宅ローンに含めることができず、「現金(キャッシュ)」での準備を求められることが多い点です。

登記費用(目安:約20~50万円以上)

土地や建物の所有権を法務局に登録(登記)するために国に納める税金(登録免許税)と、その手続きを代行してもらう司法書士への報酬です。

住宅ローン関連費用(目安:借入額による)

金融機関に支払う「融資事務手数料」(例えば借入額の2.2%など、高額になります)、保証会社に支払う「ローン保証料」、ローン契約書(金銭消費貸借契約書)に貼付する「印紙税」などです。

税金(取得時)

積水ハウスとの「工事請負契約書」に貼付する「印紙税」や、不動産を取得した際に一度だけ課される「不動産取得税」(忘れた頃にやってきます)などです。

保険料(目安:約20~40万円)

「火災保険料」と「地震保険料」です。

住宅ローンを利用する場合、火災保険への加入は必須条件(マスト)となっている場合がほとんどです。(5年契約や10年契約などで一括払いすることが多いです)

◆北川の実体験(本当に重要です!)

私の家づくり(土地・建物・その他諸々で総額約1.3億円)でも、もちろん、これらの付帯工事費や諸費用は、当然のように数千万円単位で発生しています。

もし私が家づくりの初期段階で、「坪単価100万 × 40坪 = 4000万」といった甘い計算しかしていなかったら、全く話にならず、計画は頓挫していました。

この「総費用」で考える視点を持つことこそが、予算オーバーで後悔しないための、最大の防衛策だと断言できます。

私の「土地探し」や「住宅ローン」のリアルな奮闘記も、このサイトで全て公開しています。

諸費用やローンの実態がよく分かると思いますので、よろしければそちらもご覧になってみてください。

【土地探し奮闘記】はこちら

【我が家の住宅ローン全記録】はこちら

積水ハウスの価格に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 積水ハウスが高い一番の理由は何ですか?

A. はい、これは多くの方が疑問に思われる点ですよね。

私が施主として感じる一番の理由は「品質と長期的な安心へのトータルコスト」が全て価格に含まれているから、です。

具体的には、一邸ごとに専属チームが設計する「邸別自由設計」のコスト。

私が体験した震度7実験でもビクともしなかった制震システム「シーカス」や、最高級外壁「ダインコンクリート」といった独自開発の技術・高品質部材。

そして、業界トップクラスの「初期30年保証」に代表される、建てた後の手厚いアフターサポート体制です。

これらすべてが価格に反映されています。

単に「建物が高い」のではなく、長期にわたる安心と、家の資産価値を維持するための費用を含んだ価格設定だと、私は理解して契約しました。

Q2. 鉄骨造と木造(シャーウッド)はどちらが高いですか?

A. これも非常によくある質問ですが、実は「一概には言えない」のが答えです。

一般論として、同等のグレードや仕様で比較した場合、鉄骨造(私の選んだイズなど)の方が、木造よりもやや高くなる傾向にあると言われています。

しかし、木造の「シャーウッド」であっても、外壁に陶版外壁「ベルバーン」(これも素晴らしい外壁材です)を採用したり、大開口や複雑な設計、無垢材などの高級な内装を追求したりすれば、鉄骨造の価格を上回るケースも普通にあります。

私の実感としては、構法(鉄骨/木造)そのものの違いよりも、設計の自由度(どれだけこだわるか)や仕様のグレード(外壁や内装・設備)が、最終的な価格に与える影響の方が大きいと感じています。

Q3. 値引き交渉は可能ですか?

A. 施主としては非常に、非常〜に気になるところですよね。

もちろん、私も総額1.3億円の買い物ですから、最大限の努力はしました。

結論から言うと、最も大きなメリットが期待できる効果的な方法の一つは「オーナーからの紹介」を利用することです。

私のような積水ハウスのオーナーからの紹介で商談を進めると、建物本体価格の3%以上を目標とした、最大限の価格交渉サポートを受けられる可能性があります。

数千万円、あるいは億単位の買い物における数%は、数百万円単位の差になるため、本当に大きいです。

もしあなたが真剣に積水ハウスをご検討されているなら、いきなり住宅展示場にふらっと行く前に、まずはこうした方法を活用できないか検討されることを、私は現役施主として強くお勧めします。

Q4. 結局、土地代以外で総額いくら準備すれば良いですか?

A. これは本当にケースバイケースとしか言いようがない、最もお答えするのが難しい質問です…。

ですが、あえて乱暴に、最低ラインに近い目安を言うならば、

  • (旧)規格住宅「ノイエ」(当時)の場合総額(付帯工事・諸費用込み)で 3,000万円台~
  • 本体ブランド(イズ、シャーウッド等)の場合:総額(付帯工事・諸費用込み)で 4,000万円台後半~

というのが、延床面積30坪台で、仕様も比較的標準的なレベルを想定した場合の、一つの目安になるかもしれません。

もちろん、これは私の個人的な見解も含みます。

繰り返しになりますが、必ず「建物本体価格 + 付帯工事費(本体の約25%) + 諸費用(総額の約7%)」という「総費用」で資金計画を立ててください。

Q5. 4階建てや二世帯住宅の正確な見積もりが欲しいです。

A. 4階建て(重量鉄骨)や二世帯住宅(特に完全分離型)は、一般的な戸建て住宅と比べて設計の特殊性が非常に高いため、敷地調査やプランニング無しで、正確な見積もりを出すことは不可能です。

もしカタログ等で「坪単価〇〇万円~」と書かれていたとしても、それは何のオプションも付いていない最低限の価格であることがほとんどです。

まずは、建設予定地の情報(住所、広さ、法的制限などが分かるもの)を持って、積水ハウスの展示場や相談窓口を訪れ、「概算見積もり」を依頼してください。

その際も、「坪単価はいくらですか?」と聞くのではなく、「付帯工事費や諸費用も全て含めた、住み始められる状態にするための『総額』で、概算の見積もりをください」とお願いするのが、後々のズレを防ぐ最も重要なポイントです。

まとめ:タイプ別価格と選び方

タイプ別価格と選び方

積水ハウス ご紹介割引の窓口イメージ

ここまで、積水ハウスの「4階建て」「二世帯住宅」と、(旧)規格住宅の「ノイエ」(現在は分譲商品として継続)という、3つの異なるタイプの価格と特徴について、私の実体験も交えながら解説してきました。

それぞれの特徴を、もう一度簡単にまとめます。

住宅タイプ 坪単価目安 主な特徴・ターゲット
4階建て(BEREO PLUS等) 90万円~120万円以上 重量鉄骨造。都市部での土地活用・資産運用(賃貸併用)が目的。ホームエレベーター等の追加費用も高額。
二世帯住宅(完全分離型) 90万円~110万円以上 「分離度」が価格の鍵。設備が2軒分必要な「完全分離型」が最も高額になり、「完全共有型」が最も安価。
(旧)規格住宅(ノイエ)
※現:不動産グループの分譲商品
55万円~80万円 木造のみ。本体ブランドの基本性能(耐震・断熱)はそのままに、セミオーダー化で価格を抑えた戦略的な商品でした。(現在は土地セットの分譲商品としてブランド継続)

これらの情報を踏まえて、後悔のない家づくりのために、私が施主として学んだ3つのポイントを共有させてください。

後悔しないための3つのポイント

  1. 予算は必ず「総費用」で考えること。
    (「坪単価」という言葉に惑わされず、必ず「付帯工事費」と「諸費用」を含めた総額で資金計画を立てる)
  2. 自分のニーズに「優先順位」をつけること。
    (立地、家族構成(二世帯)、予算(規格住宅や分譲住宅など)、デザイン…全てを100点にすることはできません。何が一番譲れないのかを決めることが重要です)
  3. 心から信頼できる「担当者」と出会うこと。
    (結局のところ、家づくりは「人」で決まります。私の場合は、橋爪店長という最高のパートナーに出会えたことが、家づくりの成功を確信できた最大の理由です)

家づくりは、人生で最も大きな決断の一つであり、本当に高額な買い物です。

しかし、それ以上に「この家で、家族とどんな暮らしがしたいか」というビジョンが何よりも大切だと、私はまさに今、建築中の施主として日々実感しています。

この記事が、あなたのその大切な決断と、現実的な資金計画の一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

 

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プロフィール

北川 晴夫(積水ハウス 施主)

株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。