こんにちは。
住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。
「大和ハウスの頑丈な鉄骨住宅には憧れるけれど、完全自由設計の『xevoΣ(ジーヴォシグマ)』で見積もりを取ったら、予算を遥かにオーバーしてしまった…」
「規格住宅の『スマートセレクション』や、かつてWeb限定で展開されていた『Lifegenic(ライフジェニック)』のような商品なら、大和ハウスの品質はそのままに、お得に建てられるのではないか?」
一生に一度の家づくり。
予算の壁にぶつかり、そんな風に考えて情報収集をされている方も多いのではないでしょうか。
確かに、あらかじめプロが作成したプランから選ぶ規格住宅やセミオーダー住宅は、一から図面を引く設計料や、特注部材のコストを抑えられるため、コストパフォーマンスに優れた非常に賢い選択肢と言えます。
しかし、そこにはカタログに大きく載っている表面的な価格だけでは見えてこない「安さの理由」や、契約してから気付くことになる「意外な落とし穴」が潜んでいることも事実です。
私は現在、積水ハウスで自宅を建築した施主ですが、検討初期には大和ハウスを含めた大手ハウスメーカーをWeb上で徹底的に比較検討しました。
施主として培った独自の調査データに基づき、大和ハウスの規格住宅の「価格の真実」と「性能のトレードオフ」について、良い面も悪い面も包み隠さず解説します。
記事のポイント
- 大和ハウスの規格住宅「スマートセレクション」と「Lifegenic」の決定的な違い
- 坪単価では見えない「総額」のリアルな相場観と、そこに含まれる費用の内訳
- 価格を抑えるために実は削られている「天井高」や「保証期間」の重大なリスク
- 同等の予算感で検討可能な「積水ハウス」との比較検討がなぜ重要なのか
大和ハウス規格住宅のリアルな評判
大和ハウス工業は、言わずと知れた業界トップクラスの売上高を誇るハウスメーカーです。
その大和ハウスが提供する規格住宅やセミオーダー商品は、フルオーダーの注文住宅と比較して、実際のところどのような評価を受けているのでしょうか。
まずは、実際に検討したユーザーや施主の声、そして業界の動向から見える「リアルな評判」を整理し、その特徴を浮き彫りにしていきたいと思います。
なお、大和ハウスと積水ハウスの全体的な比較については、以下の記事でも詳しく解説しています。
参考:積水ハウスvs大和ハウス どっちがいい?施主が徹底比較
人気No.1スマートセレクション
「スマートセレクション(Smart Selection)」は、大和ハウスの主力商品である「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」の高品質な構造躯体(くたい)をベースに、過去の膨大な顧客データから特に人気の高い間取りや仕様を厳選してパッケージ化した、いわゆる「セミオーダー商品」です。
この商品の最大のメリットは、何と言っても「失敗の少ない家づくり」ができる点にあります。
完全自由設計(フルオーダー)の場合、私たち施主は素人でありながらゼロから間取りを考えなければなりません。
「リビングはもっと広い方がいいかな?」「コンセントの位置はここで大丈夫?」と悩み続け、結果として生活動線が悪かったり、家具の配置に困ったりする失敗をしてしまうリスクが常に付きまといます。
これは注文住宅における最大の難点とも言えます。
しかし、スマートセレクションで提案されるプランは、プロの設計士が長年の経験と実績に基づいて考え抜いた「正解」の積み重ねです。
数百種類あるプランの中から、土地の形状や方位に合わせて最適なものを選ぶ形式ですが、それぞれのプランが「家事動線」「採光」「通風」などを計算し尽くされています。
そのため、実際に建てた方からは「家事動線がスムーズで使いやすい」「収納計画に無駄がなく、住んでみてからその良さがわかった」といったポジティブな評判が多く聞かれます。
また、この商品は「xevoΣ」の遺伝子を継承しているため、耐震性能や断熱性能に関しても妥協がありません。
標準仕様で「Low-E複層ガラス」や高断熱仕様が採用されているため、「アパート時代と比べて光熱費が安くなった」「冬場の結露に悩まされなくなった」という声も多く、初期費用だけでなく、入居後のランニングコストを含めたコストパフォーマンスの高さが評価されています。
さらに、打ち合わせの回数が少なくて済むのも大きな魅力です。
共働きで忙しい子育て世代にとって、休日のたびに長時間拘束される打ち合わせは大きな負担です。
「ある程度決まった中から選ぶだけ」というスタイルは、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する現代のニーズに非常にマッチしていると言えるでしょう。
- ベースは主力商品「xevoΣ」なので、耐震性・断熱性は業界最高ランク水準。
- 過去の成功事例に基づいたプロ厳選プランのため、間取りの失敗リスクが極めて低い。
- 打ち合わせ回数が少なくて済み、忙しい現代人にとってタイパ(タイムパフォーマンス)が良い。
Web完結型ライフジェニックの罠
一方で、より若い世代(ミレニアル世代・Z世代)をターゲットにし、2024年1月12日までWeb限定で販売されていた商品が「Lifegenic(ライフジェニック)」です。
これは、専用のWebサイトで「ライフスタイル診断」を行い、自分に合った外観デザインやインテリアスタイルをシミュレーションしながら家づくりを進めることができる、非常に現代的なサービスでした。
「営業マンと対面で話すのが面倒」
「しつこい営業電話は受けたくない」
「隙間時間でスマホで検討したい」
このような層には、この手軽さは非常に魅力的に映ります。
また、Webで完結させることで人件費などの経費を削減し、その分価格を抑えているという点も、コスト重視の層には大きなメリットでした。
しかし、ここには「実物を見ずに決めてしまうリスク」という大きな罠が潜んでいます。
この教訓は、現在販売されている規格住宅を検討する上でも非常に重要です。
住宅展示場にある豪華なモデルハウスは、基本的に最上級グレードの「xevoΣ」で建てられています。
多くのユーザーは、展示場でその重厚感や高級感に圧倒され、「大和ハウスってすごい!」と感動します。
そして、「予算的に厳しいから」と、より安価な規格商品を検討し始めます。
ここで注意が必要なのが、Web上のシミュレーション画面やカタログで見ているCGパースと、実際に建つ家の質感には、どうしてもギャップが生まれてしまうということです。
特に顕著なのが「外壁」です。
大和ハウスの上位モデルでは、彫りが深く陰影が美しい高級外壁(ベルサイクスなど)が採用されていますが、Lifegenicなどの規格商品では、標準仕様の外壁グレードが異なる場合があります。
ブログやSNSの口コミを徹底的に調査すると、「Web上のシミュレーションはお洒落で期待していたが、実際に建った家を見ると外壁の彫りが浅く、のっぺりとして安っぽく見えてしまった」「モデルハウスのような圧倒的なオーラはなかった」といった、イメージと現実のギャップに後悔する声が散見されます。
デジタル完結の手軽さは素晴らしいイノベーションですが、数千万円という一生に一度の買い物を、画面の中の情報だけで完結させることの危うさは、十分に理解しておく必要があります。
質感、色味、空間の広がり。
これらはやはり、実物を見なければ分からないのです。
規格住宅の価格と総額の現実
「規格住宅だから、きっと安く建てられるはず」
そう期待してウキウキしながら展示場に行き、出てきた見積書を見て驚愕する…というのは、家づくりあるあるの一つです。
ここでは、広告やWebサイトでよく目にする「坪単価」という数字のからくりと、実際に私たちが住める状態にするまでにかかる「総額」のシビアな現実について、私の積水ハウスでの実体験も交えて解説します。
坪単価に含まれない費用の正体
ハウスメーカーの広告や、ネット上の比較サイトで見る「坪単価」。
例えば「坪単価70万円〜」と書かれていれば、「30坪の家なら2,100万円で建つんだ!」と計算したくなりますよね。
しかし、残念ながらその計算は間違いなく裏切られることになります。
一般的に公表されている坪単価は、多くの場合「建物本体価格」のみを延床面積で割った数字です。
しかし、家というものは「箱」を置いただけでは住むことができません。
生活インフラを整え、法律に適合させ、住環境を整えるためには、本体価格以外に以下のような「付帯工事費」や「諸経費」が必ず、絶対に発生します。
- 屋外給排水工事費: キッチンやトイレの排水を、敷地外の下水道管に流すための配管工事です。距離によって変動しますが、数十万円はかかります。
- 地盤改良費: スウェーデン式サウンディング試験などの調査結果により、土地が弱いと判断された場合に行う補強工事です。杭を打ったりセメントを混ぜたりしますが、これだけで100万円以上飛んでいくことも珍しくありません。
- 設計料・諸経費: 建築確認申請の手数料、設計士への報酬、現場管理費などです。
- 外構工事費: 駐車場のアスファルトやコンクリート、庭の植栽、フェンス、門扉などの工事です。家の顔となる部分ですが、ここをケチると一気に家が安っぽくなります。一般的には150万円〜300万円、凝ればもっとかかります。
- 照明・カーテン・空調工事費: 意外と忘れがちですが、これらが標準仕様に含まれておらず、別途見積もりとなるケースも多いです。全室のエアコンとカーテンを揃えるだけで、あっという間に100万円近くになります。
◆北川の実例で見る「坪単価」の罠
私の実体験をお話ししましょう。
私も最初は「坪単価」の甘い罠にかかっていました。
私の自宅(積水ハウス)の施工床面積は46.71坪です。
まず、建物本体工事費だけで計算した「坪単価」は約107万円でした。
これだけ見れば「まあ、大手ならそんなものか」と思えます。
しかし、実際に住める状態にするための建築工事費総額(オプションや付帯工事込み)で計算し直すと、なんと坪単価は約155万円まで跳ね上がったのです。
さらに土地代を除く諸費用まで入れた総費用で計算すると、約163万円です。
「坪単価○○万円〜」という広告を鵜呑みにしてギリギリの予算を組むと、最終的に資金ショートして、やりたかったことを全部諦める羽目になります。
必ず「付帯工事や諸経費、外構まで含めた総額」で判断するようにしてください。
なお、積水ハウスにおける2000万円台から1億円台までの予算別の実例については、以下の記事で詳細に解説しています。
実際の総額は3000万円超え?
では、大和ハウスのスマートセレクションやLifegenicを30坪程度の広さで建てる場合、実際にはいくらかかるのでしょうか。
私の独自リサーチや、周辺のデータベースから推測される現実的なラインをお伝えします。
結論から申し上げますと、規格住宅であっても、総額で3,000万円(土地代別)を下回るケースは稀であると言わざるを得ません。
もし「建物本体2,000万円+諸費用500万円=2,500万円」くらいで考えているとしたら、それはかなり厳しい戦いになるか、相当な妥協を強いられることになるでしょう。
| 商品名 | 想定坪単価 (本体のみ) |
総額目安 (30坪想定) (本体+付帯+諸経費+外構) |
|---|---|---|
| Smart Selection (セミオーダー) |
75万〜90万円 | 約2,800万〜3,300万円 |
| Lifegenic (旧Web限定規格) |
70万〜85万円 | 約2,500万〜3,000万円 |
※上記は本体工事費+付帯工事費等の概算であり、土地代は含みません。地域や時期、地盤改良の有無、選択するオプションにより数百万円単位で変動します。
Lifegenicは「大和ハウスの中では安い」というイメージが先行していましたが、それでもタマホームやアイダ設計といったいわゆる「ローコストメーカー」とは価格帯が全く異なります。
それは、大和ハウスとしての最低限の品質基準(耐震等級3、断熱等級5以上、長期優良住宅対応など)を維持しているためであり、使われている鉄骨や断熱材の質が根本的に違うからです。
決して「安かろう悪かろう」ではありませんが、あくまで「最高級ラインのxevoΣと比較すれば相対的に安い」という位置付けであることを理解しておきましょう。
「とにかく安く建てたい」という動機だけで選ぶと、予算オーバーに苦しむことになります。
見落としがちな性能のトレードオフ
世の中に「うまい話」はありません。
価格が安いことには、必ず理由があります。
大和ハウスの規格住宅において、コストダウンを実現するために「あえて削られている」仕様や性能があります。
これらはカタログの隅に小さく書かれていることも多いため、契約前にしっかりと認識しておかないと、入居後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。
ここでは、特に重要なトレードオフ(交換条件)を2つ、ピックアップして解説します。
また、こうしたセミオーダー住宅の「実態」やコストダウンの仕組みについては、以下の記事も参考になります。
参考:積水ハウスのセミオーダーの実態と予算内で建てる方法を解説
天井高の違いが生む閉塞感
大和ハウスの注文住宅、特に主力商品である「xevoΣ」の代名詞といえば、何と言っても「2m72cm」という圧倒的な天井高です。
一般的な日本の住宅の天井高が2m40cm程度であることを考えると、プラス30cm以上の高さがあることになります。
この高さがもたらす開放感、空間の広がりこそが、大和ハウスを選ぶ最大の理由だという方も多いでしょう。
CMでも「天井が高い!」とアピールしていますよね。
しかし、規格住宅であるLifegenicや、スマートセレクションの一部のプランでは、この天井高が一般的な住宅と同等の「2m40cm」程度に設定されている場合があります。
これは構造上の理由や、部材の規格化によるコストダウンのためですが、ここに大きな落とし穴があります。
多くの人は、住宅展示場のモデルハウス(天井高2m72cm以上のxevoΣ)を見て夢を膨らませます。
「わあ、広い!さすが大和ハウス!」と感動します。
そして、予算に合わせてLifegenicやスマートセレクションを契約します。
いざ家が完成し、引き渡しの日に中に入った瞬間、「あれ?なんか狭い…?」「展示場で感じたあの感動がない…」と感じてしまうのです。
床面積が同じでも、天井高が30cm違うだけで、空間の体積(ボリューム)は大きく変わります。
それが「閉塞感」として感じられるのです。
もちろん2m40cmは標準的な高さなので、決して「低い」わけではありません。
しかし、xevoΣの開放感を期待していると、間違いなくギャップに苦しみます。
ご自身が検討している規格プランの天井高が何センチなのか、必ず図面や仕様書で確認してください。
「大和ハウスだから天井が高いはず」という思い込みは危険です。
もし2m40cmのプランであれば、それはxevoΣ本来の魅力である「大空間」とは異なる空間になることを覚悟する必要があります。
防水保証15年というリスク
もう一点、地味ですが極めて重要、そして将来のお金に直結するのが「初期保証期間」の違いです。
ハウスメーカー各社は「30年保証」「60年保証」などを競ってアピールしていますが、その中身(条件)は商品によって異なります。
大和ハウスのフラッグシップモデルであるxevoΣは、構造躯体・防水ともに「初期30年保証」が付帯しています。(※条件等は公式情報を確認してください)
これは、新築から30年間は、構造上の不具合や雨漏りに対してメーカーが責任を持ち、原則として無償で補修するという強力な約束です。
しかし、コストを抑えたLifegenicなどの場合、構造躯体は30年保証ですが、雨水の浸入を防止する部分(防水)の初期保証は「15年」に短縮されているケースがあります。
「15年あれば十分でしょ?」と思われるかもしれません。
しかし、これは何を意味するかと言うと、Lifegenicの場合、築15年目にメーカーが指定する有償メンテナンス工事(屋根や外壁の再塗装、シーリングの打ち替え、バルコニー防水など)を行わなければ、そこで保証が切れてしまうということです。
この15年目のメンテナンス費用は、足場代なども含めると100万円〜200万円規模になることも珍しくありません。
一方、xevoΣなどの上位モデルであれば、高耐久部材を使用しているため、30年間はこうした大きな有償メンテナンスなしで保証が続く設計になっています。
目先の建築費が数百万安くても、将来のメンテナンスコストが15年も早く、高額で発生するのであれば、30年、50年というトータルコストで見ると、実は規格住宅の方が高くついてしまうという逆転現象が起こり得ます。
大和ハウスのメンテナンス費用は高いと言われることがありますが、それはこうした保証期間の切れ目で発生する費用負担が影響している側面もあるでしょう。
これを「ライフサイクルコスト(LCC)」と言いますが、家づくりでは初期費用だけでなく、このLCCの視点を持つことが不可欠です。
(出典:大和ハウス工業公式「Lifegenic」)
積水ハウスと比較すべき理由
ここまで大和ハウスの規格住宅の現実について見てきましたが、私が積水ハウス施主として、そしてこれから家を建てる仲間として強くお伝えしたいのは、「最初から規格住宅に絞り込まず、他社も含めてフラットに比較検討すべき」ということです。
特に、同じ鉄骨プレハブ住宅の最大手であり、ライバル関係にある「積水ハウス」との比較は、非常に有意義です。
同予算で狙える高品質な提案
「積水ハウスは高いから無理」
「うちは予算がないから大和ハウスの規格住宅しかない」
と、最初から諦めていませんか?
実は、その思い込みが一番の損失かもしれません。
積水ハウスにも「ライフニットデザイン(Life Knit Design)」という設計思想があり、これは規格化されたパッケージから選ぶのではなく、家族の感性を編み込むように家を作り上げるプロセスです。
積水ハウスは「邸別自由設計」を基本としており、予算に合わせて仕様を柔軟に調整する提案力が非常に高いのが特徴です。
先ほど私が提示した通り、積水ハウスの坪単価目安は100万円〜150万円程度(仕様による)と言われていますが、優秀な設計士が、あなたの敷地の形、光の入り方、風の通り道を読み解き、一からプランを描いてくれます。
例えば、大和ハウスの規格住宅では対応できないような「変形地」や「狭小地」であっても、積水ハウスならその土地のポテンシャルを最大限に引き出すプランを、予算内で提案してくれる可能性があります。
「規格住宅の制限の中で、土地に合わないプランを我慢して選ぶ」のか、「同じ予算で、プロにその土地専用のオーダーメイドをしてもらう」のか。
どちらが満足度が高いかは明らかです。
もちろん、積水ハウスも安くはありません。
しかし、一度見積もりを取って、プロの提案を聞いてみる価値は大いにあります。
「えっ、積水ハウスでもこの金額でこんな家ができるの?」という驚きが待っているかもしれません。
永く住むための30年保証
先ほど触れた「保証期間」についても、積水ハウスは非常に強力です。
積水ハウスの「初期30年保証」は、構造躯体だけでなく、雨水の浸入防止部分(防水)についても標準で30年です。
これは、特定の高級商品に限った話ではなく、鉄骨(ダイナミックフレーム・システム)・木造(シャーウッドハイブリッド構造)を問わず、積水ハウスの住宅であれば基本的に適用される高水準なスペックです。
つまり、大和ハウスのLifegenicで懸念された「15年目の有償メンテナンスの壁」が、積水ハウスには存在しません。
30年間、防水に関する不安を持たずに暮らせるという「安心感」は、お金に換算できない価値があります。
さらに、30年経過後も、独自の再保証制度「ユートラスシステム」により、必要な点検と有償補修を行えば、建物がある限り保証を10年ごとに延長し続けることができます。
まさに「家は建てて終わりではない」を体現しています。
家は30年、50年、あるいは孫の代まで住み続ける大切な資産です。
目先の建築費が少し安くても、将来のメンテナンスで数百万円の差が出るのであれば、最初から「長持ちする家」を選んだ方が、結果的に賢い買い物になります。
Lifegenicの15年保証と比較した際、長期的な視点でどちらが家族にとって幸せか。
この視点をぜひ持ってください。
後悔しない家づくりのために
最後に、大和ハウスの規格住宅を検討されているあなたが、情報の渦に飲み込まれず、納得のいく決断をするためのポイントをまとめます。
規格か注文か迷った時の判断基準
「結局、自分にはどっちが合っているの?」と迷われている方は、以下のチェックリストでご自身の価値観を確認してみてください。
- 規格住宅(スマートセレクション等)が向いている人
- 打ち合わせの時間を極力減らしたい。休日は家づくり以外のことに使いたい(タイパ重視)。
- 自分で決めるのが苦手。プロが選んだ「間違いのない間取り」から選ぶ方が安心する。
- 大和ハウスのブランド力と耐震性は欲しいが、天井高や外壁のデザインにはそこまで強いこだわりがない。
- 注文住宅(あるいは積水ハウス等)を検討すべき人
- 敷地が変形地、狭小地、あるいは傾斜地である(規格プランが入らない、無理がある)。
- 「中庭でBBQがしたい」「防音室を作りたい」「ペット専用スペースが欲しい」など、特殊なこだわりがある。
- 天井高や窓の大きさなど、空間の開放感には妥協したくない。
- 初期費用だけでなく、将来のメンテナンスコストも含めたトータルコストでお得に建てたい。
優秀な担当者と出会うルート
家づくりにおいて、メーカー選びと同じくらい、いやそれ以上に重要なのが「誰が担当するか」です。
これは私の実体験から断言できます。
規格住宅であっても、優秀な担当者であれば、限られた予算とルールの中で、オプションをうまく組み合わせ、注文住宅顔負けの満足度の高い家を提案してくれます。
逆に、経験の浅い担当者や、売ることしか考えていない担当者に当たると、あなたの要望を「それは規格住宅だから無理です」と機械的に断り、ただカタログ通りの家を建てるだけの作業になってしまいます。
もし、あなたがまだ展示場に行っていない、あるいは担当者が決まっていない段階であれば、私のようなオーナーからの「紹介制度」を活用することを強くお勧めします。
いきなり展示場に行ってアンケートを書くと、その場にたまたまいた手の空いている営業マンが担当になってしまう、いわゆる「担当者ガチャ」が発生します。
一度担当がつくと、原則として変更はできません。
当サイト「すまつな」では、私が全幅の信頼を寄せる積水ハウスの信頼できる店長を通じて、全国各地の優秀な担当者と直接連携を取り、強力な後押しによって最良の担当者をアサインできる体制を整えています。
大和ハウスと積水ハウス、両方の見積もりを「最高の担当者」から提案してもらい、公平に比較することで、あなたの家づくりは間違いなく成功に近づきます。
(※すでに大和ハウスをご検討中の方も、比較対象として積水ハウスの話を聞いてみることは、相場観を養う上で非常に有効です。無理な営業は一切ありませんのでご安心ください。)
なお、積水ハウスの紹介割引や、優秀な担当者と出会うための具体的なステップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
100万円単位で得する情報ですので、ぜひ一度目を通してみてください。
【参考】積水ハウスに公式の紹介制度はない?オーナー紹介割引の真実
大和ハウスの規格住宅に関するよくある質問(FAQ)
Q1. スマートセレクションで、間取りの変更はどこまでできますか?
A. 基本的には「用意された数百種類のプランの中から選ぶ」形式ですので、耐力壁の位置を動かすような大幅な間取り変更はできません。
ただし、全く融通が利かないわけではありません。例えば、玄関の向きを変える(反転プラン)、収納扉をなくしてオープンにする、内装カラーや床材を変更する、キッチンやバスルームのグレードを上げるといったカスタマイズは可能です。
「箱(構造と間取り)はプロにお任せして、中身(インテリア)で個性を出したい」という方には非常に適しています。
Q2. まだ土地が決まっていませんが、規格住宅の申し込みはできますか?
A. 規格住宅は「土地の形状に合わせてプランを選ぶ」商品であるため、土地が決まっていないと具体的なプランや正確な見積もりを出すことが難しいのが現実です。
まずは土地探しから始める必要がありますが、大和ハウスや積水ハウスなどの大手メーカーは、土地探しの段階から親身にサポートしてくれます。
むしろ、土地を買ってから「希望のプランが入らなかった」という失敗を防ぐために、「この規格プランが入る土地を探してほしい」とメーカーに逆算で依頼するのも、非常に賢い方法です。
Q3. Webサイトのシミュレーションだけで契約しても大丈夫でしょうか?
A. 施主の立場として、強くお勧めしません。必ず契約前に「実物」を確認してください。
Lifegenicのような商品はWebで検討できるのが売りでしたが、外壁の凹凸の質感、床材の肌触り、そして何より天井高による空間の広がりは、画面では絶対に分かりません。
契約前に、必ず同等の仕様で建てられた完成現場見学会や、モデルハウスに足を運び、自分の目で、肌で確かめてから判断することをお勧めします。一生の後悔を防ぐための必須ステップです。
Q4. 大和ハウスと積水ハウス、結局どちらがおすすめですか?
A. どちらも日本を代表する素晴らしいメーカーですが、「何を優先するか」で決まります。
大和ハウスのスマートセレクションは「コストパフォーマンスと耐震性のバランス」が優れています。ある程度決まった形から選ぶ効率の良さが魅力です。
一方、積水ハウスは「圧倒的な設計自由度」と「邸別ごとの提案力」に長けています。同じ予算でも、土地に合わせて一からプランを練り上げてくれます。
「規格の中で安く済ませたい」なら大和ハウス、「予算内で自分だけのこだわりを実現したい」なら積水ハウスの提案を聞いてみるのが良いでしょう。両社の見積もりを取って比較するのが、納得のいく答えを出す一番の近道です。







