積水ハウスのセミオーダーの実態と予算内で建てる方法を解説

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こんにちは。住まいをつなぐ「すまつな」運営者の北川です。

「積水ハウスのセミオーダーって、実際どうなの?」と調べているあなたへ。

積水ハウスの高品質な家には憧れる。

でも、フルオーダーだと価格も気になるし、坪単価も不安。

打ち合わせも大変そうで、「自分たちに最後まで決めきれるのかな」と感じることもありますよね。

「もっと手軽な規格住宅の間取りプランはないの?」

「平屋なら、ある程度決まったお得なプランがあるのでは?」

「昔あったノイエのような商品は、今どうなっているの?」

そんなふうに、積水ハウスらしい品質と、予算内での家づくりを両立させる道を探しているのではないでしょうか。

私も積水ハウスで家を建てるとき、ダインコンクリートやベルバーンといった外壁の比較から始まり、最終的な価格、将来のメンテナンス、間取りの自由度、そして「本当にこの選択で後悔しないか」という不安まで、かなり悩みました。

引き渡しはすでに完了していて、今は実際に積水ハウスの家でとても快適に暮らしています。

住んでみて強く感じるのは、家づくりはカタログ上の性能や価格だけでは判断できない、ということです。

朝起きたときの室内の空気感、リビングでくつろぐ時間、家族が自然に集まる動線、ちょっとした収納の使いやすさ。

そういう毎日の小さな積み重ねで、「この家にしてよかった」と感じる場面が増えていきます。

だからこそ、これから家を建てるあなたには、価格だけで焦って決めてほしくないですし、逆に「積水ハウスだから全部お任せで大丈夫」と思い込みすぎてもほしくありません。

この記事では、積水ハウスオーナーである私が、積水ハウスの商品ラインナップの実態と、フルオーダーの中で「セミオーダー的な」家づくりを実現する考え方を、できるだけ本音でお伝えします。

記事のポイント

  • 積水ハウスに「セミオーダー」や「規格住宅」はあるのか
  • 「ノイエ」や「平屋」のプランはセミオーダーと呼べるのか
  • フルオーダーの中で「セミオーダー的」にコストダウンする方法
  • 積水ハウスオーナーである私の坪単価と価格感の実例

積水ハウスのセミオーダー、その疑問に答えます

積水ハウスのセミオーダー、その疑問に答えます

積水ハウスの家づくりを考える人向けのイメージ

まず、あなたが抱える「積水ハウスにセミオーダーはあるの?」という大きな疑問にお答えします。

競合他社の商品や、過去に展開されていた「ノイエ」、平屋のプランなどと比較しながら、積水ハウスの家づくりの実態を見ていきましょう。

積水ハウスに「規格住宅の間取り」はある?

まず、最も大事な結論からお話しします。

現在、積水ハウスの公式ラインナップで確認できる戸建住宅は、基本的に「邸別自由設計」を前提にした注文住宅です。

つまり、公式に「セミオーダー」や「規格住宅」と大きく打ち出した商品を選び、その中から間取りを選んで建てる、という形ではありません。

他社には、あらかじめ用意された複数の間取りや仕様から選び、打ち合わせ回数や価格を抑えやすい商品があります。

そうした家づくりを想像していると、積水ハウスの進め方は少し違って見えるかもしれません。

積水ハウスの家づくりの根幹は、あくまでも「邸別自由設計」です。

邸別自由設計とは、簡単に言うと、一邸一邸の敷地、家族構成、暮らし方、好みに合わせて設計していく家づくりのことです。

「決まった箱に暮らしを合わせる」のではなく、「自分たちの暮らしに合わせて家をつくる」という考え方に近いですね。

積水ハウスは、感性に響くオーダーメイドの住まいづくりを大切にしており、自由設計と技術力、アフターサポートを含めた総合力で家づくりを進める会社です。

ここは、価格だけを見ると分かりにくい部分ですが、実際に住んでみるとかなり大きな差として感じます。

◆北川のワンポイントアドバイス

この「邸別自由設計」は、私も積水ハウスオーナーとして強く実感している部分です。

打ち合わせでは、「このプランから選んでください」というより、「どう暮らしたいですか?」というところから話が始まりました。

私たちの要望も、最初からきれいにまとまっていたわけではありません。

リビングは広くしたい。

でも収納も欲しい。

見た目も大事。

でも予算は無限ではない。

そんな、少しわがままにも見える希望を、担当チームが一つひとつ形にしてくれた感覚があります。

この「とことん向き合ってくれる」姿勢こそ、積水ハウスの大きな価値だと感じています。

ですから、「積水ハウスのセミオーダー」という特定の商品を探しても、公式カタログの中に分かりやすい形で見つかるわけではない、というのが現状の答えになります。

ただし、これは「予算を抑える方法がない」という意味ではありません。

むしろ、フルオーダーの中で自分たちの優先順位をはっきりさせれば、かなり現実的な家づくりに近づけることはできます。

旧「ノイエ」の標準仕様とは?

積水ハウスのセミオーダー、旧ノイエの標準仕様とは?

積水ハウスの旧ノイエを考える人向けのイメージ

積水ハウスのセミオーダーについて調べると、「ノイエ」という言葉が出てくることがあります。

この「ノイエ」は、かつて積水ハウスグループの中で、セミオーダーや規格住宅に近い位置づけとして語られることが多かったブランドです。

ノイエは、積水ハウスグループの住まいづくりの考え方を受け継ぎながら、仕様やプランをある程度まとめることで、より検討しやすい価格帯を目指したブランドだったと考えられます。

ノイエを含む二世帯住宅や4階建て、規格住宅の価格差やセミオーダー方式の考え方については、積水ハウスの二世帯・4階建て・「ノイエ」(旧規格住宅・現分譲商品)の価格比較と選び方は?で詳しく解説しています。

ただし、現在は以前と同じように「ノイエを単体の注文住宅として自由に申し込む」という形では考えない方が良いです。

積水ハウス不動産グループの再編もあり、ノイエの名前は不動産や分譲に近い文脈で見かけることが中心になっています。

そのため、「積水ハウスでノイエのような規格住宅を建てたい」と考えている場合は、必ず最新の取り扱いを積水ハウス側に確認してください。

ネット上の古い情報だけを見て、「今でも普通に注文できるはず」と思い込むと、打ち合わせの入口でズレが出てしまうかもしれません。

この「ノイエ」の存在と、比較的検討しやすい家づくりだったという印象が、「積水ハウスにもセミオーダーがあるはず」と感じる理由の一つだと思います。

「平屋」のセミオーダープランはあるか

「セミオーダーとまではいかなくても、平屋なら人気があるし、お得な規格プランがあるのでは?」と期待する方もいると思います。

その気持ち、かなり分かります。

平屋は暮らしやすそうですし、将来のことを考えても魅力がありますよね。

積水ハウスは「平屋の暮らし」というジャンルも得意としており、実例も豊富です。

具体的な平屋の建物本体価格や支払総額の目安は、積水ハウスの平屋は幾らで建てられる?20/30/40坪の価格とコストで、坪単価の考え方とともに詳しくまとめています。

ただし、これも結論から言うと、「平屋」専用のセミオーダープランが公式に用意されていて、それを選べば安く建てられる、という形ではありません。

積水ハウスの平屋は、あくまで邸別自由設計の中で実現される住まいのスタイルです。

鉄骨で大きな開口をつくる平屋も、木造のシャーウッドで木の質感を活かす平屋も、敷地条件や家族の暮らし方に合わせて設計されます。

平屋は階段がいらないというメリットがありますが、その一方で、同じ床面積なら基礎や屋根の面積が大きくなりやすいです。

基礎とは、建物を支える土台部分のことです。

屋根や基礎が広くなると、その分だけ工事費に影響します。

つまり、「平屋だから必ず安い」とは言えません。

むしろ、土地の広さや形、外観のつくり方によっては、2階建てより費用が上がることもあります。

ここは、平屋に憧れる方ほど最初に知っておいてほしいポイントです。

セミオーダーの評判とは?

商品として分かりやすく存在しないにもかかわらず、なぜ「積水ハウスのセミオーダー」という言葉で検索され、その評判が気になるのでしょうか。

私は、あなたが本当に知りたいのは、次の3つの不安をどう減らせるかだと思っています。

「セミオーダー」に隠れた3つの本音

  1. コストの不安:フルオーダーは高すぎるのではないか。予算オーバーが怖い。
  2. 決める疲れ:フルオーダーは決めることが多すぎて、途中でしんどくなりそう。
  3. 品質の不安:担当者との相性や提案力によって、完成度が変わるのではないか。

つまり、あなたが求めているのは、積水ハウスという高い品質を、予算内で、効率よく、失敗をできるだけ避けながら手に入れる方法なのだと思います。

これは、とても自然な感覚です。

家づくりは一生に何度も経験するものではありません。

しかも、金額も大きい。

不安にならない方が難しいです。

「セミオーダー的な建て方はないのか」と探したくなるのは、むしろ堅実な考え方だと思います。

私も打ち合わせ中、楽しい気持ちと同じくらい、「これ以上金額が上がったらどうしよう」という気持ちがありました。

あなたも、同じような不安を抱えていませんか。

フルオーダーとの違いと価格

積水ハウスのセミオーダー、フルオーダーとの違いと価格

フルオーダーとセミオーダーの違いを考える人向けのイメージ

では、積水ハウスが採用するフルオーダーと、あなたが探しているセミオーダーは、価格や手間の面でどう違うのでしょうか。

一般的な住宅市場の分類で比べると、イメージしやすいです。

フルオーダー・セミオーダー・規格住宅の違い

カテゴリー フルオーダー セミオーダー 規格住宅
自由度 非常に高い
敷地や暮らし方に合わせて設計する
中程度
用意された選択肢を組み合わせる
低め
決まったプランをベースにする
価格感 高くなりやすい
こだわり次第で大きく変わる
中間的
自由度と価格のバランスを取りやすい
抑えやすい
価格が見えやすい
打ち合わせの手間 多め
細かな部分まで決めていく
中程度
選択式で進めやすい
少なめ
最初から決まっている部分が多い

積水ハウスのフルオーダーは、自由度が高い反面、価格も手間も大きくなりやすいです。

一方でセミオーダーは、「ある程度の自由度を残しつつ、価格と手間を抑えたい」という人に向いた考え方です。

積水ハウスの価格帯が高くなりやすい理由は、邸別自由設計という手間のかかる進め方だけではありません。

構造、外壁、窓、断熱、設計提案、アフターサポートなど、家全体の基本性能や提案の質が高い水準にあるため、最初の土台から価格が上がりやすい面があります。

ここを「高いからダメ」と見るか、「最初から安心材料が多い」と見るかで、受け止め方は変わります。

私の場合は、住んでみてから後者の意味をかなり実感しています。

たとえば、室内の温度差が少ないこと、外からの音が気になりにくいこと、家全体の質感が毎日の満足感につながること。

こうした部分は、図面や見積書だけでは伝わりにくいです。

積水ハウスでセミオーダー的な家づくりをする方法

積水ハウスでセミオーダー的な家づくりをする方法

積水ハウスで予算とこだわりを考える人向けのイメージ

「商品」としてセミオーダーがないなら、家づくりの進め方でセミオーダーに近づければ良いです。

ここでは、積水ハウスのフルオーダーという流れの中で、施主側が主導権を持ち、コスト管理、打ち合わせの効率化、品質への安心感を高める方法をお伝えします。

少し地味に見えるかもしれませんが、家づくりではこの地味な判断がかなり大切です。

「セルフ・セミオーダー」という考え方

積水ハウスでセミオーダー的な家づくりを実現するための大事な考え方は、「標準仕様の価値を活かし、不要なオプションを増やしすぎない」ことです。

私はこれを、分かりやすく「セルフ・セミオーダー」と考えています。

標準仕様とは、追加費用をかけなくても選べる基本仕様のことです。

もちろん、細かな条件や選ぶ商品によって内容は変わるため、必ず担当者に確認する必要があります。

ただ、積水ハウスの場合、この標準仕様の水準が高いと感じる場面が多いです。

だからこそ、「全部を上位グレードにしないと満足できない」と思い込まない方が良いです。

商品シリーズやグレードごとの違いと価格差は、積水ハウスのグレードの違い、価格差をオーナー視点で直接解明でも整理しています。

他社のセミオーダーは、メーカー側が選択肢を絞ってくれます。

積水ハウスでは、施主である自分たちが「ここはこだわる」「ここは標準で十分」と線を引く必要があります。

自由度が高いからこそ、自分たちでブレーキを持つ。

これがかなり大事です。

具体的なアプローチは主に4つあります。

1. 建物の形をシンプルにする

規格住宅が価格を抑えやすい大きな理由は、建物の形がシンプルだからです。

凹凸の多い複雑な形は、外壁、基礎、屋根の面積が増えやすく、工事も複雑になります。

基礎は建物を支える土台、外壁は建物の外まわり、屋根は雨や日差しから家を守る部分です。

この3つの面積が増えると、どうしても費用に影響します。

できるだけ「総二階建て」に近づけると、コストを抑えやすくなります。

総二階建てとは、1階と2階の面積が近い箱型の建物のことです。

見た目の派手さは少し抑えめになるかもしれませんが、外観のバランスを整えれば、シンプルでも十分きれいな家になります。

2. 建物の大きさをコンパクトにする

延床面積を小さくすることは、最も分かりやすいコスト削減策です。

延床面積とは、家全体の床面積を合計した広さのことです。

「広い家が良い」と思うのは自然ですが、実際に暮らすと、広さよりも動線や収納の配置の方が満足度に直結することがあります。

たとえば、ただ広いだけの廊下や、使いにくい余白が多い部屋は、毎日の暮らしではあまり活きません。

逆に、必要な場所に収納があり、家事動線が短く、家族が自然に集まれる間取りなら、少しコンパクトでもかなり暮らしやすいです。

「何坪ほしいか」だけでなく、「その広さで何をしたいのか」まで考えると、無駄な面積を減らしやすくなります。

3. 機能と建具を省く

建具とは、ドアや引き戸、収納扉などのことです。

意外かもしれませんが、建具は積み重なると費用にかなり影響します。

たとえば、ウォークインクローゼットの扉をあえて付けない。

トイレやお風呂の窓を、本当に必要かどうか見直す。

子ども部屋を最初から細かく仕切らず、将来必要になったら分けられるようにしておく。

こうした小さな判断で、費用だけでなく暮らし方も変わります。

もちろん、何でも省けば良いわけではありません。

音、におい、視線、冷暖房効率なども関わるため、設計士さんと相談しながら決めるのが安心です。

ただ、「付けるのが当たり前」と思っていたものを一度疑ってみる価値はあります。

4. 優先順位の低いグレードを戦略的に下げる

人の目に触れやすい1階リビングや玄関にはしっかりこだわる。

一方で、家族しか使わない部屋の床材や巾木は標準仕様を選ぶ。

巾木とは、床と壁の境目につける細い部材のことです。

こうしたメリハリは、予算を守るうえでかなり効きます。

全部を最高グレードにしようとすると、見積もりはどんどん膨らみます。

でも、暮らしの満足度に直結する場所と、そうでない場所は必ずあります。

そこを見極めることが、後悔しない家づくりのコツです。

あなたにとって、「毎日目に入るだけで気分が上がる場所」はどこでしょうか。

そこにお金をかける方が、満足度は高くなりやすいと思います。

コストダウンのプラン術

積水ハウスのセミオーダー、コストダウンのプラン術

積水ハウスで間取りとコストを考える人向けのイメージ

セルフ・セミオーダーを実現するには、間取りの工夫も欠かせません。

設計の早い段階で、コストを意識した間取りにしたいと伝えることが大切です。

あとから「やっぱり予算が厳しい」となって削るより、最初から予算を意識して設計してもらう方が、家全体のバランスを崩しにくいです。

コストを意識した間取りの例

  • 水回りを近くにまとめる:
    キッチン、お風呂、洗面所、トイレといった水回りを近い位置にまとめると、給排水管の長さを短くしやすくなります。

    給排水管とは、水を入れたり流したりするための配管のことです。

    1階と2階で水回りの位置をできるだけ上下でそろえるのも、費用面では有効です。

  • 壁や間仕切りを減らす:
    LDKを一体の開放的な空間にしたり、子ども部屋を将来仕切る前提で大きな一部屋にしたりすると、壁、ドア、照明、配線、スイッチ、コンセントなどを減らしやすくなります。
  • 窓の数と大きさを見直す:
    窓は採光や通風に関わる大事な要素ですが、数や大きさによって費用にも影響します。

    本当に必要な明るさと風通しを見極め、不要な窓を減らしたり、大きすぎる窓を避けたりすることもコストダウンにつながります。

こうしたコストを意識した間取りを、設計士さんに早い段階で伝えることが、セルフ・セミオーダーの大事なポイントです。

ここで遠慮しすぎる必要はありません。

「予算を守りたいです」と最初に言うのは、恥ずかしいことではないです。

むしろ、そこを正直に共有した方が、担当チームも現実的な提案をしやすくなります。

価格を抑える仕様のメリハリ

フルオーダーの打ち合わせは、まさに欲望との戦いです。

ショールームに行くと、どれも魅力的に見えます。

キッチンも、お風呂も、床材も、照明も、少し良いものを見ると「これも入れたい」と思ってしまいます。

その気持ちは本当によく分かります。

せっかく家を建てるなら、妥協したくないですよね。

でも、あれもこれもと追加していくと、見積もりはあっという間に膨らみます。

ここで大事なのが、積水ハウスの標準仕様は、もともとの水準が高いということです。

つまり、標準だから悪い、標準だから安っぽい、とは限りません。

この考え方を持てると、打ち合わせ中の判断がかなり楽になります。

「標準で十分満足できる部分」と「どうしても上げたい部分」を分ける。

これだけで、予算のブレはかなり抑えやすくなります。

◆北川のワンポイントアドバイス

私もこの欲望との戦いで、かなり悩みました。

トイレは便利な機能が欲しい。

キッチンは高級感を出したい。

リビングの天井には木の質感を取り入れたい。

外壁も妥協したくない。

こういう気持ちが次々に出てきます。

ただ、全部にお金をかけると、当然ながら予算は苦しくなります。

そこで私は、「毎日よく使う場所」「来客時にも目に入る場所」「自分たちの満足度に直結する場所」を優先しました。

逆に、家族しか使わない部屋や、そこまで気分に影響しない部分は標準仕様を選ぶようにしました。

こだわる場所を決めることは、諦めることではありません。

後悔しないために、お金の使いどころを選ぶことだと思います。

我が家の坪単価と実例

では、私がセルフ・セミオーダーを意識しつつ、実際にどのくらいの価格感になったのか。

ここでは、あまり生々しくなりすぎない範囲で、坪単価の考え方をお伝えします。

私の家の施工床面積は46.71坪です。

施工床面積とは、実際の工事で扱う床面積のことです。

坪単価を考えるとき、この数字を使って計算することがあります。

ただし、坪単価という言葉は本当にクセがあります。

なぜなら、計算に何を含めるかで、見える金額が大きく変わるからです。

我が家の実例で見る坪単価の考え方

計算方法 含める内容のイメージ 坪単価の目安
① 本体工事費のみ 建物本体に近い部分を中心に計算 100万円台前半/坪
② オプション等を含んだ建築工事費 外壁、設備、仕様アップなども含めて計算 100万円台半ば/坪
③ 土地代以外の総費用 建築工事費に諸費用も含めて計算 100万円台後半に近い水準/坪

※家具、家電、備品代などは含めていません。
※上記は私の契約内容をもとにした一例であり、現在の価格や他の方の条件とは異なります。

一般的に「坪単価100万円」と聞いたとき、それが本体工事費だけなのか、オプションを含むのか、諸費用まで含むのかで、意味がまったく変わります。

ここを見落とすと、「思っていたより高い」と感じやすいです。

実際の家づくりでは、建物本体だけで完結しません。

外構、地盤改良、登記費用、ローン関係の費用、カーテン、照明、エアコン、家具家電など、暮らし始めるまでに必要な費用がいろいろあります。

私も最初は、坪単価だけを見ればある程度イメージできると思っていました。

でも、打ち合わせが進むほど、「総額で見ないと危ない」と実感しました。

坪単価はあくまで目安です。

大事なのは、最終的にいくら必要で、毎月の支払いに無理がないか。

この視点を最初から持っておくと、かなり冷静に判断できます。

特に30坪前後のプランで総額をイメージしたい方は、積水ハウス30坪の総額は5000万超?施主がリアルな内訳を公開もあわせて読んでいただくと、現実的な数字感がつかみやすいはずです。

実例に学ぶコスト削減のヒント

積水ハウスのセミオーダー、実例に学ぶコスト削減のヒント

積水ハウスで費用を見直す人向けのイメージ

コスト削減の方法として、施主支給や分離発注を検討する方もいます。

施主支給とは、照明や設備などを施主が自分で購入して、住宅会社に取り付けてもらう方法です。

分離発注とは、外構工事やエアコン工事などを住宅会社とは別の業者に直接依頼する方法です。

うまくいけば費用を抑えられることもありますが、これはかなり慎重に考えた方が良いです。

施主支給・分離発注の注意点

この方法には、メリットだけでなくリスクもあります。

  • 保証の問題:施主が用意した製品や、別の業者が施工した部分に不具合が出た場合、積水ハウスの保証対象外になる可能性があります。
  • 手間の増大:業者探し、打ち合わせ、日程調整、支払い、現場との連携を自分で行う必要があります。
  • トラブルのリスク:工事の連携がうまくいかず、工期の遅れや追加費用が発生することもあります。
  • 認められない場合もある:品質や安全性に関わる部分では、施主支給や分離発注が難しいケースがあります。

私は、安易な分離発注はおすすめしません。

特に外構工事は、建物の外観や使い勝手と深く関わります。

駐車場、玄関アプローチ、植栽、照明、道路からの見え方まで含めて、家全体の印象が決まります。

建物だけ立派でも、外構とのつながりがちぐはぐだと、住んでから気になることがあります。

費用を抑えたい気持ちは分かりますが、安さだけで決めると、あとから調整が大変になることもあります。

得られるメリットと、増える手間やリスクを比べながら慎重に判断してください。

評判から見る担当者の重要性

積水ハウスのセミオーダーを探す背景には、「品質への不安」もあると思います。

ネット上の評判を見ていると、担当者との相性を心配する声を見かけることがあります。

「フルオーダーだからこそ、担当者の提案力や経験に左右されるのでは?」という不安ですね。

これは、かなり自然な不安です。

家づくりは、建物というモノを買うだけではありません。

担当チームと一緒に進める長い体験でもあります。

どれほど建物の性能が高くても、打ち合わせ中に不安が積み重なると、完成後にもモヤモヤが残るかもしれません。

私の場合は、担当チームにとても恵まれました。

ただ、それを単なる運だけにしてしまうのは、これから建てる方にとって少し不安ですよね。

だからこそ、最初の相談段階で「この人に任せて大丈夫そうか」「こちらの話をきちんと聞いてくれるか」「予算の話を正直にできるか」を見ておくことが大切です。

積水ハウスは、設計品質を高めるための社内の仕組みや、長年の建築実績、アフターサポートの体制があります。

それでも、家づくりは人と人のやり取りです。

少しでも不安を減らしたい方は、信頼できる積水ハウスオーナーの体験談や紹介の流れを参考にしながら、相談の入口を慎重に考えてみるのも一つの方法です。

担当者との出会いは、家の満足度にかなり影響します。

ここは軽く見ない方が良いです。

積水ハウスの価格とプランに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 積水ハウスで平屋にすると、価格は安くなりますか?

A. 一概にそうとは言えません。

平屋は2階建てに比べて階段や2階のトイレが不要になるため、その分のコストは下がることがあります。

しかし、建物面積が同じ場合、平屋の方が基礎と屋根の面積が大きくなりやすいです。

基礎は建物を支える土台で、屋根は家全体を覆う部分です。

この面積が広くなると、工事費が上がる要因になります。

総二階建ての方がコスト効率は良いとされることが多く、「平屋プラン」=「安い」とはならないケースもあるので注意してください。

Q2. 決算期に契約すると値引きが大きいという評判は本当ですか?

A. 決算期だから必ず特別な値引きが出る、と考えるのは危険です。

住宅の価格や条件は、時期だけで一律に決まるものではありません。

建物の内容、仕様、土地条件、キャンペーンの有無、紹介の有無など、さまざまな要素を踏まえて判断されます。

ネット上には「この時期なら大きく安くなる」といった情報もありますが、古い情報や個別事例だけをそのまま当てはめるのはおすすめしません。

値引きだけを追いかけるより、最終的な総額、担当者の提案力、契約後の安心感まで含めて判断した方が、後悔は少ないと思います。

Q3. 坪単価100万円くらいで建つ実例はありますか?

A. 坪単価の計算方法によります。

本体工事費だけで見るのか、オプションを含めるのか、諸費用まで含めるのかで、同じ家でも坪単価の見え方は変わります。

本体工事費だけで見れば、100万円台前半に近い事例も考えられます。

ただし、オプションや諸費用まで含めて考えると、現在の建築費の水準ではかなり厳しく感じる方も多いはずです。

坪単価だけで判断せず、「土地代を除いた総額」「土地も含めた総額」「毎月の支払い」の3つを分けて考えるのがおすすめです。

Q4. ノイエのような家は、もう新築では難しいのですか?

A. 以前のように、ノイエを単体の注文住宅として選ぶイメージでは考えない方が良いです。

現在は、積水ハウス不動産グループの分譲や販売物件の文脈で名前を見かけることがあります。

土地と建物がセットになった住まいや、分譲住宅に近い形で関わるケースが中心だと考えた方が自然です。

新築でノイエに近い考え方の家を探す場合は、積水ハウスや積水ハウス不動産の最新情報を確認してください。

古いブログ記事や過去の口コミだけで判断すると、現在の取り扱いとズレる可能性があります。

結論:積水ハウスのセミオーダーを求める方へ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

積水ハウスのセミオーダーという商品は、現在の公式ラインナップで分かりやすく用意されているわけではありません。

ただ、あなたがその言葉に込めている「コストを管理したい」「決める負担を減らしたい」「品質面で失敗したくない」という本音は、積水ハウスのフルオーダーの中でも実現できます。

そのために大事なのが、標準仕様の価値をしっかり理解し、不要なオプションを増やしすぎず、自分たちの家づくりの軸を持つことです。

私はこれを、セルフ・セミオーダーの考え方だと思っています。

フルオーダーは、こだわればこだわるほど価格が上がりやすいです。

でも、それをコントロールする余地もあります。

どこにお金をかけるのか。

どこは標準で十分なのか。

何を優先し、何を手放すのか。

この判断を一つひとつ重ねていくことで、積水ハウスらしい品質と、自分たちらしい暮らしのバランスが見えてきます。

もし、「家づくりの手間をできるだけ減らしたい」「価格の分かりやすさを最優先したい」と考えるなら、積水ハウスのフルオーダーは少し重たく感じるかもしれません。

その場合は、他社のセミオーダー商品や規格住宅も比較した方が、納得しやすい可能性があります。

一方で、「積水ハウスの品質や住み心地は諦めたくない」「そのために、自分たちでも考えながら進めたい」と思えるなら、積水ハウスの家づくりはかなり満足度の高い選択になるはずです。

私も、打ち合わせ中は何度も悩みました。

予算にドキッとしたこともあります。

もっとこうしたいけれど、ここは我慢しようと決めた場面もありました。

それでも、実際に住み始めた今は、日々の暮らしの中で「やっぱり積水ハウスにしてよかった」と感じる瞬間があります。

家族が自然にリビングに集まること。

外の音が気になりにくく、落ち着いて過ごせること。

朝起きたときに、室内の空気や温度が思った以上に快適なこと。

そういう何気ない場面こそ、家づくりの満足度を支えてくれます。

そのリアルな過程は、仕様決定までの道のり Vol.1でも紹介しています。

この記事が、「積水ハウスのセミオーダー」という視点で悩んでいるあなたにとって、後悔のない家づくりへ進むための具体的なヒントになればうれしいです。

焦らなくて大丈夫です。

家づくりは、早く決めることより、納得して決めることの方が大事です。

あなたがこれから建てる家で、毎日ちゃんと安心して暮らせること。

そこを一番大切にしてほしいなと思います。

【免責事項】
本記事に記載している坪単価、価格、費用、他社の商品情報、仕様、名称などは、私が家づくりを検討した時点の調査や実体験をもとにした内容です。

住宅の仕様や価格は、建築時期、地域、選択するモデル、敷地条件、社会情勢によって変わります。

本記事の内容は、あくまで一人の積水ハウスオーナーとしての見解と実例であり、正確性や最新性を保証するものではありません。

最新かつ正確な情報については、必ず積水ハウスおよび各ハウスメーカーの担当者、または公式サイトで直接ご確認ください。

 

積水ハウスで後悔したくない方へ

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プロフィール

北川 晴夫

住まいをつなぐ「すまつな」運営者・株式会社リバティアース代表取締役。積水ハウスで建てた自宅が2026年3月に完成し、現在は実際に暮らしている「現役オーナー」です。住み心地は非常に快適で、「絶対に後悔したくない」という想いから徹底的に比較・検討した判断は間違っていなかったと実感しています。元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に、積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「すまつな」を設立しました。当サイト経由のご相談で公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を現役オーナーとして全力でバックアップします。