こんにちは。
積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。
「積水ハウスのグレードの違い」と検索してこのサイトに辿り着いたあなたは、きっと「イズ・ロイエとイズ・ステージって何が違うの?」「結局、最高級モデルはどれ?」といった疑問をお持ちなのではないでしょうか。
あるいは、積水ハウスの外壁の種類、例えばダインコンクリートとベルバーンの比較や、それぞれの値段、メンテナンスの違いがグレードに関係しているのか、気になっているかもしれません。
積水ハウスの家づくりは、選べる外壁の種類が一覧になっていても、シェルテックコンクリートやSC25セラミックウォールなど、構法によって複雑に絡み合っているため、非常に分かりにくいですよね。
私自身、家づくりを始めた当初は、その「グレード」の正体が分からず悩んだ一人です。
この記事では、現役施主である私が、その複雑な「グレード違い」の正体を、構法、商品モデル、そして外壁という3つの側面から徹底的に解説していきます。
記事のポイント
- 積水ハウスに公式な「グレード」が存在しない本当の理由
- 価格と性能を分ける「構法(鉄骨/木造)」と「商品モデル」の違い
- 最高級外壁「ダインコンクリート」と「ベルバーン」はどちらが上か
- オーナーの実例から見る「リアルな坪単価」と予算帯の目安
積水ハウスの「グレードの違い」とは?
「積水ハウスのグレード違い」と検索すると、様々な情報がヒットしますが、その多くは過去の商品ラインナップ(イズ・ロイエなど)に基づいている可能性があります。
まず大前提として、積水ハウスさんには公式なグレード呼称がありません。
では、何が価格や仕様の「差」を生んでいるのか。
その核心となる「実質的なグレード差」の正体からお話しします。
公式グレードは存在しない
まず、最も重要な大前提からお話しします。
積水ハウスさんには、自動車のような「スタンダード」「デラックス」「プレミアム」といった公式なグレード呼称は一切存在しません。
私も家づくりを始めた当初は、この点が非常に分かりにくく、「なぜ価格が違うモデルがあるのに、グレード分けをしないんだ?」と不思議に思っていました。
これは、積水ハウスさんの家づくりが「邸別自由設計」を基本としているからです。
つまり、施主が選ぶ「構法(骨格)」、「構造システム」、そして「商品ラインナップ(デザイン)」、さらには「外壁」や「内装仕様」といった無数の選択肢を組み合わせて一邸一邸を作り上げるため、決まったグレードに当てはめることができないのです。
しかし、公式な呼称がないだけで、実際には価格、性能、デザイン、採用される部材において、明確な「差異=実質的なグレード」が存在します。
このレポートでは、その実質的なグレードが何によって決まるのかを、現役施主の目線で解き明かしていきます。
実質的な差は「構法」から
積水ハウスの家づくりにおける最初の、そして最大の分岐点。
それが「構法(構造)」の選択です。
これが、実質的なグレードを決定づける「第1階層」と言えます。
具体的には、以下の2つのどちらを選ぶか、ということです。
- 鉄骨造 (イズ・シリーズ、ビー・モードなど)
- 木造 (シャーウッド)
この選択によって、家の骨格、採用できる耐震システム、設計の自由度(特に大空間の実現性)、そして標準となる外壁材まで、家の根幹をなす仕様の多くが決定されます。
もちろん、価格帯の大きな方向性もここで決まります。
単純に「鉄骨と木造」という違いだけでなく、積水ハウスさんがそれぞれの構法に投入している独自技術が、そのまま「グレードの差」として表れているのです。
鉄骨造と木造(シャーウッド)
では、その二大巨頭である「鉄骨造」と「木造(シャーウッド)」には、どのような技術的な「グレード差」があるのでしょうか。
鉄骨造(1・2階建)の特性
積水ハウスさんの創業以来の主力であり、私(北川)も最終的に選んだのが鉄骨造です。
その中核技術が、軽量鉄骨「ダイナミックフレーム・システム」です。
高強度の梁「ダイナミックビーム」により、柱のない最大7mという大スパンの空間を実現できるのが最大の強みです。
リビング一面の大開口や、開放的な吹き抜けといった、鉄骨ならではのダイナミックな空間設計を得意としています。
木造「シャーウッド」の特性
一方、「シャーウッド」は、日本の伝統的な木造軸組構法を、積水ハウス独自の技術で進化させたブランドです。
「S-MJシステム」と呼ばれる独自の構法で、接合部を高強度の「メタルジョイント」で強化しているのが特徴です。
鉄骨ほどの「超」大空間は一歩譲るかもしれませんが、木材そのものが持つ断熱性の高さや、木の質感を活かした温もりのあるデザインが魅力です。
構法による「グレード」の方向性
- 鉄骨造 (ダイナミックフレーム):「空間創造力」のグレード。大開口・大スパン・高天井といった、設計の自由度と開放感を最優先する方向性。
- 木造 (シャーウッド):「素材と精度」のグレード。木の温もりや質感、木材が持つ高い断熱性をベースに、独自の金物技術で耐震性と耐久性を追求する方向性。
鉄骨の構造システムの違い
鉄骨造の中にも、さらに明確な「技術グレード」の差が存在します。
これは主に建物の階数によって分かれます。
1・2階建:「ダイナミックフレーム・システム」
前述の通り、積水ハウスの鉄骨住宅の基幹システムです。
軽量鉄骨造で、最大7mのスパンを実現します。
また、制震構造「シーカス」が標準搭載されており、地震の揺れを約1/2に低減する性能を持っています。
私の家も、このシステムを採用しています。
3・4階建:「フレキシブルβシステム」
都市部の3・4階建住宅に採用される、重量鉄骨造のシステムです。
これの何が「ハイグレード」かというと、「通し柱」(1階から最上階まで貫通する柱)が不要な点、そして最大スパン9mもの大開口・大空間を実現できる性能を持つ点です。
これにより、各階で柱の位置を自由に(フレキシブルに)ずらすことができ、設計の自由度が「ダイナミックフレーム」とは比較にならないほど高くなります。
限られた敷地で最大限の空間を生み出すための、積水ハウスにおける最高位の「空間創造技術グレード」と位置づけられるのが、この「フレキシブルβシステム」です。
木造シャーウッドの技術
一方、木造「シャーウッド」の「グレード」は、鉄骨とは異なるベクトルで非常に高いレベルにあります。
私が見学会で特に感動し、「これは町の工務店さんでは“とてもじゃないけど作れない代物”だ」と本気で痛感させられた部分です。
◆北川のワンポイントアドバイス
私が特に驚いたのが「基礎ダイレクトジョイント」という工法です。
一般的な木造住宅には「土台」があり、基礎の上に木材の土台を敷き、その上に柱を建てます。
しかし、シャーウッドは「土台」をなくし、高精度な基礎と柱を専用の高強度な構造金物で「直接」強固に結合するのです。
これにより、地震の巨大なエネルギーを基礎へスムーズに逃がし、柱の引き抜けを防ぐ仕組みになっています。
この「精度への異常なこだわり」と「木造の弱点を工業化技術で克服する」という姿勢こそが、シャーウッドの「グレード」の根幹をなしていると私は感じました。
積水ハウスのグレードの違いと選び方
家の骨格となる「構法」が決まったら、次は実質的な価格帯、デザイン、コンセプトを反映する「商品ラインナップ(モデル)」と、家の“顔”となる「外壁」を選んでいきます。
この選択が、最終的な「グレード感」と「費用」に直結します。
私が最終的に鉄骨造の「イズ」を選んだ理由にも触れながら、具体的な選び方を解説します。
商品モデルによる差(イズなど)
構法(骨格)をベースに、特定のデザインやコンセプトでパッケージ化したものが「商品ラインナップ(モデル)」です。
以前は、鉄骨造の中に「イズ・ステージ」(重厚な大屋根の最高級モデル)や「イズ・ロイエ」(旗艦モデル)、「ビー・モード」(都市型モダン)など、細かく商品が分かれていました。
木造(シャーウッド)の中にも「ザ・グラヴィス」(中核モデル)や「マキシオ」(3階建)などがありました。
しかし、2025年現在、これらの名称は基本的に集約・統一されています。
- 鉄骨1・2階建 →「イズ (IS)」
- 木造1〜3階建 →「シャーウッド (SHAWOOD)」
- 鉄骨3・4階建 →「ベータ (β)」
このように、非常にシンプルな括りになっています。
つまり、「イズ・ステージ」や「イズ・ロイエ」といった旧来の「グレード」は、現在では「イズ」という大きな枠組みの中で、施主が「6寸勾配の重厚な大屋根」や「スローリビング」といったデザインや仕様を選択する、という形に変わっています。
したがって、現在の「グレード違い」は、「イズ」の中でどのような仕様(屋根形状、内装、断熱グレードなど)を選ぶか、によって決まってくると言えます。
最高級外壁ダインコンクリート
積水ハウスの「グレード」を外部に示すのが外壁材です。
家づくりを検討される際、多くの方がデザインや間取りに注目されますが、私は「長期的な資産価値」と「メンテナンスコスト」を非常に重視していました。
その点で、このダインコンクリートは圧倒的な存在でした。
まず大前提として、外壁は「構法」と強力に結びついており、自由に選べるわけではありません。
そして、鉄骨造1・2階建「イズ」の標準仕様が、この「ダインコンクリート」です。
(私、北川もこの「イズ」+「ダインコンクリート」の組み合わせを選びました)
これは積水ハウスさん独自のコンクリート外壁で、一般的なサイディングやALCパネルとは、はっきり言って「モノが違う」と感じさせられます。
その圧倒的な重厚感と高級感は、他のどの外壁材とも一線を画します。
まさに「邸宅」と呼ぶにふさわしい表情を作り出す、この外壁の魅力について、施主目線で深掘りします。
「邸宅」の重厚感を生む独自の製法
私が見学会などで特に感動したのは、このダインコンクリートが「どう作られているか」です。
一般的なプレキャストコンクリート(PC)パネルとは異なり、ダインコンクリートは「オートクレーブ養生」という特別な製法で作られます。
これは、高温・高圧の釜で蒸気養生を行うもので、この過程で非常に安定した結晶構造(トバモライト結晶)が生成されるそうです。
これにより、一般的なコンクリートを遥かに凌ぐ圧倒的な強度と耐久性が生まれます。
さらに、表面には職人さんの手仕事による温かみのあるテクスチャー(模様)が与えられており、工業製品でありながら、なんとも言えない「深み」と「味わい」があるのです。
◆北川のワンポイントアドバイス
私が展示場で初めてダインコンクリートの実物を見たとき、「これが壁……?」と衝撃を受けました。
厚みが約55mmもあり、彫りが深いデザインは、光が当たった時の陰影が本当に美しいんです。
よくあるサイディングが「板」を貼った感じなのに対し、ダインコンクリートは「重厚な石の塊」から削り出したような、まさに「要塞」のような安心感があります。
私の家は「コートハウス」なので、外観の重厚感が非常に重要でした。
このダインコンクリートの存在感が、私が鉄骨「イズ」を選んだ決定的な理由の一つであることは間違いありません。
陶版外壁ベルバーン
一方、木造「シャーウッド」の標準仕様となるのが、「陶版外壁ベルバーン」です。
これはダインコンクリートとは全く異なり、粘土を主原料に焼き固めた「陶器」と同じ外壁材です。
焼き物ならではの独特の質感と温かみがあり、シャーウッドの木のイメージと非常によく調和します。
ベルバーンの最大の「グレード」は、そのメンテナンス性にあります。
陶器であるため、紫外線による色あせや変色がほとんど起こらないとされています。
このため、耐用年数は60年以上とも言われ、ダインコンクリートのような30年ごとの再塗装も基本的に不要です。
この「メンテナンスフリーに近い」特性が、ベルバーンの最大の価値です。
「ダイン」と「ベルバーン」はどちらが上?
これは「どちらが上」という関係性ではなく、「鉄骨造の最高級仕様」がダインコンクリート、「木造の最高級仕様」がベルバーン、という関係性です。
どちらも積水ハウスが誇る最高品質の外壁材であることに変わりはありません。
ご自身が「鉄骨」を選ぶか「木造」を選ぶかによって、どちらの外壁になるかが決まります。
積水ハウスの最高グレードは何?
ここまで、構法や外壁の違いについて解説してきましたが、読者の皆様が一番知りたいのは、結局のところ「で、積水ハウスの中で一番いい最高グレードはどれなの?」という点ではないでしょうか。
これは、非常に難しい質問です。
なぜなら、冒頭でもお話しした通り、積水ハウスさんには「公式なグレード分け」が存在しないからです。
しかし、数多くのカタログを読み込み、実際に契約・建築を進めている現役施主としての視点、そして元経営者としての分析を交えて、「実質的なヒエラルキー」をあえて分類するならば、以下のようになると私は考えています。
独自の視点で分類する「4つの最高峰」
積水ハウスにおける「最高グレード」は、何を重視するかによって、以下の4つのベクトルに分かれます。
積水ハウスの「最高グレード」分類
- 技術的な最高グレード(空間創造力)
都市部の3・4階建で採用される重量鉄骨「フレキシブルβシステム」。通し柱不要で最大スパン9mという、ビル建築並みの技術力。 - 標準仕様の最高グレード(鉄骨の王道)
「イズ(IS)」構法 + 「ダインコンクリート」。
邸宅としての重厚感、30年耐久の外壁など、戸建住宅としてのバランスが最高峰。 - 標準仕様の最高グレード(木造の王道)
「シャーウッド(SHAWOOD)」構法 + 「ベルバーン」。
陶版外壁の質感と、木の温もり、そして工業化された高精度な木造技術の結晶。 - 価格的な最高グレード(別格の世界)
チーフアーキテクトが手掛ける、完全フルカスタムの邸宅ライン(例:「レグヌムコート」など)。
これはもう、商品というより「作品」の世界です。
現実的な最高グレードとは
上記の分類の中で、「フレキシブルβ」は3階建て以上の都市部向け、「レグヌムコート」のようなフルオーダー邸宅は、坪単価が200万円や300万円を超えるような、いわゆる「超富裕層」向けの世界です。
私たち一般の顧客(と言っても積水ハウスを選ぶ時点で予算は高めですが…)が、現実的に検討し、満足度を最大化できるラインはどこか。
それはやはり、「イズ(ダインコンクリート)」または「シャーウッド(ベルバーン)」の標準仕様です。
この時点で、他社の一般的な住宅と比較すれば、間違いなく「ハイグレード」な仕様になっています。
なお、「できるだけ費用を抑えたい」「積水ハウスに安いシリーズはないの?」という方には、積水ハウスに安いシリーズはある?オーナーが実例で坪単価を公開 という記事で、商品ランクごとの価格感やコストダウンの考え方を詳しく解説しています。
◆北川のワンポイントアドバイス
私が思うに、積水ハウスでの「贅沢」の正体は、商品名ではありません。
ベースとなる「イズ」や「シャーウッド」を選んだ上で、「どこにお金をかけてグレードアップするか」という選択こそが、その家のグレードを決めます。
例えば、私の場合は以下のような部分にお金をかけました。
- 断熱仕様:標準でも十分ですが、さらに快適性を求めてグレードアップ。
- 内装材:リビングの天井を、木目調シートではなく「本物の木」に変更。
- 外壁:ダインコンクリートの一部に、アクセントとして高価な「SHストーン(石張り)」を採用。
- 設備:エアコンを全台、三菱電機の「霧ヶ峰」の上位機種に指定。
このように、標準仕様という強固な土台の上に、自分たちのこだわり(=予算)を積み上げていく。
これこそが、積水ハウスにおける「自分たちだけの最高グレード」を作る方法だと、私は確信しています。
坪単価と予算帯の目安
皆さんが一番気になる「で、いくらなの?」という部分、坪単価と予算帯についてです。
よくWEBサイトなどでは「積水ハウスの坪単価は80万円~140万円前後」といった情報が多く見られます。
この数字自体は、各種調査に基づいた目安としては妥当だと思います。
しかし、私が現役施主として痛感しているのは、「坪単価」という数字がいかにアテにならないか、ということです。
どの費用を「本体価格」に含めるかで、坪単価は恐ろしく変動します。
◆北川のワンポイントアドバイス
私の家のリアルな実例でお話しさせてください。
私の家の施工床面積は 46.71坪 です。
よくある「坪単価」の計算(本体工事費のみ):
本体工事費 49,987,650円 ÷ 46.71坪 = 約107万円/坪
オプション等を含んだ「建築工事費」での坪単価:
建築工事費(税込) 71,390,000円 ÷ 46.71坪 = 約153万円/坪
土地代以外の「総費用」での坪単価:
(建築工事費 71,390,000円 + 諸費用 3,484,814円) ÷ 46.71坪 = 約160万円/坪
※新調する家具や家電、備品代などは含まれておりません。
このように、どの段階の費用で計算するかで、坪単価は50万円以上も跳ね上がります。
「坪単価100万円で40坪なら4,000万円」といった単純計算がいかに現実と乖離しているか、ご理解いただけるかと思います。
坪単価はあくまで初期の目安と割り切り、必ず「総額でいくらかかるのか」という視点で資金計画を立ててください。
私が「イズ」を選んだ理由
ここまで鉄骨と木造、それぞれの「グレード」について解説してきましたが、私が最終的になぜ鉄骨造の「イズ」を選んだのか、その理由をお話しします。
正直、シャーウッドの技術力には本当に感動しました。
「基礎ダイレクトジョイント」の合理性と頑丈さ、ベルバーンのメンテナンス性にも非常に惹かれ、最後まで悩みました。
しかし、最終的な決め手は、「大空間」と「コートハウス(中庭)」の実現性でした。
私はどうしても、プライバシーを完全に確保しながら光や風を取り込める「コートハウス」にしたかったのです。
そして、その中庭に面したリビングは、柱や壁のない、できるだけ開放的な大空間にしたかった。
この「要塞のような重厚感」と「内部の圧倒的な開放感」という、相反するような要望を両立させるには、やはり最大7mスパンが可能な鉄骨造「イズ」のダイナミックフレーム・システムが最適だと判断しました。
そしてもちろん、外壁は「ダインコンクリート」のあの重厚感に惚れ込んでいた、というのも大きな理由です。
このプラン提案を受けた時の感動は、今でも忘れられません。
積水ハウスのグレードに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 結局、一番高いモデル(グレード)は何ですか?
A. 一概には言えませんが、価格的な上限が最も高いのは、チーフアーキテクトが手掛ける完全フルオーダーメイドの邸宅(「レグヌムコート」など)になるでしょう。
私たちが通常選ぶ商品ラインナップの中では、鉄骨3・4階建の「ベータ(フレキシブルβシステム)」や、鉄骨「イズ」で最高級の仕様(6寸勾配屋根、ダインコンクリート、ぐるりん断熱プレミアム仕様、石張りなど)をすべて採用した場合が、最も高額になるケースの一つです。
Q2. 「イズ」と「シャーウッド」はどちらが高いですか?
A. これは非常に難しい質問です。
一般的には、同じ坪数や仕様で比較した場合、鉄骨造の「イズ」の方が木造の「シャーウッド」よりも高くなる傾向があると言われています。
これは、鉄骨という素材自体のコストや、ダインコンクリートの製造コストなどが影響していると考えられます。
ただし、シャーウッドでも無垢材や上質な内装材をふんだんに使えば、価格は簡単に逆転します。
あくまで「傾向」として捉えてください。
Q3. 昔の「イズ・ロイエ」や「ビー・モード」はもう選べないのですか?
A. 「イズ・ロイエ」や「ビー・モード」という商品名(パッケージ名)としては、現在は使われていません。
しかし、それらの「デザイン」や「コンセプト」がなくなったわけではありません。
例えば、「イズ・ロイエ」の象徴だった大開口の「スローリビング」や、「ビー・モード」のコンセプトだった「SLOW & SMART(シンプルで効率的な間取り)」といった考え方は、現在の鉄骨「イズ」の中で、設計の選択肢として生き続けています。
担当の設計士さんに「イズ・ロイエのような雰囲気が好みです」と伝えれば、そのデザインエッセンスを取り入れた提案をしてもらえるはずです。
Q4. 坪単価を抑える方法はありますか?
A. 積水ハウスさんで坪単価を抑える最も現実的な方法は、家の形状をできるだけ「総二階(1階と2階がほぼ同じ面積)」のシンプルな四角形に近づけることです。
凹凸が多い複雑なデザインや、平屋、大屋根などは、坪単価が上がる要因になります。
また、キッチンやお風呂、内装材などの「標準仕様」のグレードを上げないこと、オプションを厳選することも重要です。
ただし、断熱性能など、家の基本性能に関わる部分のグレードを下げると、将来の光熱費や快適性に影響するため、慎重な判断が必要です。
Q5. 外壁(ダインコンクリートとベルバーン)は自由に選べますか?
A. いいえ、基本的には選べません。
本文でも解説した通り、外壁は「構法」と強力に結びついています。
- ダインコンクリート → 鉄骨1・2階建「イズ」用
- ベルバーン → 木造「シャーウッド」用
- シェルテック・コンクリート → 鉄骨3・4階建「ベータ」用
「木造シャーウッドでダインコンクリートを使いたい」といった構法をまたいだ選択は、原則としてできません。
まずはご自身が「鉄骨」と「木造」のどちらを選ぶかを決めることが先決となります。
総括:積水ハウスのグレード違いについて
積水ハウスの「グレード違い」で迷った際の、私からの最終的なアドバイスです。
まず、「公式なグレードはない」ということを、もう一度心に留めてください。
その上で、ご自身の理想の家がどちらの方向に近いのか、自問してみてください。
あなたの理想はどちらですか?
- デザインと空間の自由度(大開口、柱なし)を最優先する
→ 鉄骨「イズ (IS)」 - 「邸宅」としての重厚感と伝統的な格を求める
→ 鉄骨「イズ (IS)」(特に大屋根デザイン) - 木の温もりと、上質な内装材(無垢床など)を重視する
→ 木造「シャーウッド (SHAWOOD)」 - 都市部で3階建、または機能的でスマートな暮らしを重視する
→ 鉄骨「ベータ (β)」 または 木造「シャーウッド (SHAWOOD)」の3階建
どちらの構法を選んだとしても、積水ハウスさんなら業界最高水準の家が建つことは間違いありません。
大切なのは、ご自身の予算と理想の暮らしを、橋爪店長のような信頼できる担当者と、とことんすり合わせることです。
「グレード」という言葉に惑わされず、ご自身の「理想の暮らし」を追求することが、後悔のない家づくりの最大の秘訣だと、私は思います。





