こんにちは。
積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。
「積水ハウスの窓」と検索すると、「寒い」「後悔」といったネガティブな言葉が目に入り、不安になっていませんか?
積水ハウスの象徴とも言える「ファミリースイート」のあの大開口に憧れる一方で、「本当にあの大きな窓で冬は寒くないのか?」「デザインと引き換えに性能を我慢するしかないのか?」という疑問は、家づくりで最も重要な悩みの一つです。
積水ハウスの窓は、その「SAJサッシ」と呼ばれる大開口が魅力ですが、同時に「断熱性能」や「結露」についてのリアルな評判も気になるところです。
標準仕様は「アルミ樹脂複合サッシ」なのか、オプションで「樹脂サッシ」や「トリプルガラス」に変更すべきなのか、悩まれる方も多いでしょう。
私自身、積水ハウスで家を建てる施主として、この「窓」の問題には徹底的に向き合いました。
この記事では、積水ハウスの窓が持つ本当の魅力と、後悔しないために施主が知っておくべき性能の真実、そして具体的な対策について、現役オーナーの視点から詳しく解説していきます。
記事のポイント
- 積水ハウスの窓の思想(なぜ大開口にこだわるのか)
- 「寒い」と言われるリアルな評判と断熱性能の真実
- 標準仕様(SAJサッシ・アルミ樹脂複合)と高性能化オプション
- オーナーが実践した「後悔しない」窓選びの戦略
積水ハウスの窓は寒い?オーナーが答える評判と性能
積水ハウスの窓の魅力は、なんといっても「ファミリースイート」に代表される圧倒的な大開口です。
しかし、そのデザイン性と裏腹に「性能」に関する不安の声があるのも事実。
ここでは、その評判と性能の実態を深掘りします。
ファミリースイートと大開口の魅力
積水ハウスの窓は、まず彼らが単なる「窓」という部品を売っているのではなく、「窓がもたらす空間体験」を売っていることを知る必要があります。
その核となるのが、「ファミリースイート」という空間概念です。
これは、従来のLDKのように機能で部屋を細かく分けるのではなく、家族がひとつの大空間に集いながらも、それぞれが思い思いに過ごせる場所、という積水ハウス独自の提案です。
積水ハウスしあわせ住まい研究所の調査でも、現代の家族はリビングで「同じテレビを見る」といった活動と同時に、「スマホを使う」「PCを使う」「読書する」といった「個」の活動も同じ空間で行っている実態が明らかになっています。
この「家族の気配を感じながら、それぞれの時間を過ごす」という多様性を受け止める器こそが「ファミリースイート」なのです。
「スローリビング」という体験装置
この柱や壁のない大空間を実現するために不可欠なのが、「大開口の窓」です。
積水ハウスにとって窓とは、室内と「広い軒下空間(スローリビング)」を繋ぎ、戸外へと空間を広げる役割を担います。
自然を身近に感じさせ、家族の豊かなくつろぎをもたらす「体験装置」そのものなのです。
この設計思想は、積水ハウスの優先順位を明確に示しています。
彼らの最優先事項は、UA値(断熱性能の数値)を他社と競うことよりも、「暮らしの質」や「空間の心地よさ」を提供することにあります。
この「デザイン・体験」を最優先する哲学こそが、後述する性能面の評判が生まれる背景にあると言えます。
SAJサッシの評判と後悔ポイント
「SAJサッシ」とは、積水ハウスが採用するオリジナルサッシの一つで、特に「ファミリースイート」のような圧倒的な大開口を実現するために用いられるものです。
デザイン性に優れる一方で、このSAJサッシに関して、検討者やオーナーから最も多く挙がる不安の声が「大開口から冷気が入ってくる」というものです。
これは、窓際で冷やされた空気が下降して床を伝う「コールドドラフト現象」と呼ばれるもので、室温自体は低くなくても「足元が寒い」と感じる原因となります。
口コミや評判の中には、「SAJサッシの周辺だけ、ひんやりとした空気を感じる」といった具体的な指摘もあり、デザインの要である大開口部が、そのまま室内の熱的な弱点になっている可能性を示しています。
もちろん、これはSAJサッシに限った話ではなく、どのような窓でも大開口になればなるほど熱の出入りは激しくなります。
しかし、積水ハウスの象徴的な窓であるからこそ、その性能に対する期待値も高く、ギャップを感じやすいポイントとなっているのです。
断熱性能は低い?寒いと感じる理由
SAJサッシの評判と関連して、「積水ハウスの家は、冬は寒いし夏は暑い」という、住宅の根本的な温熱環境に対する不満の声も存在します。
家の中で最も熱の出入りが激しい(=断熱の弱点となる)のは、壁や天井ではなく「窓」です。
実に、冬に家から逃げる熱の約58%、夏に外から入ってくる熱の約73%が窓からと言われています。
つまり、積水ハウスが推奨する「大開口」を採用すればするほど、必然的に熱の弱点となる部分の面積が増えることになります。
そのため、窓自体の断熱性能が低い仕様(例えば、アルミサッシやペアガラス)を採用してしまうと、「寒い」「暑い」と感じる結果に直結してしまうのです。
また、「価格の高さやデザイン性の卓越性に比べ、断熱性・気密性といった基本性能面での感動が薄い」「性能はそこそこな気がする」という意見も見られます。
これは、積水ハウスが「デザイン・体験」を最優先する哲学を持つことの裏返しとも言えるでしょう。
「言われるがまま」が最大の後悔
では、なぜ「寒い」と感じるオーナーが生まれてしまうのか。
その核心に迫る、非常に重要な施主の経験談があります。
それは、「断熱気密は言われるがままになった」という後悔の声です。
これは、家づくりにおいて致命的なポイントです。
積水ハウスは、実は「窓を他のメーカーにもできます」と言われるほど、仕様の「自由度が高い」ハウスメーカーなのです。
この「自由度」は、施主にとって諸刃の剣となります。
積水ハウスの「自由度」がもたらすリスク
- メリット: 施主が知識を持ち、強い要望を出せば、デザイン(大開口)と性能(高性能樹脂サッシなど)を両立させるプランニングが可能。
- デメリット(リスク): 施主が知識を持たず「言われるがまま」になると、デザイン優先、あるいはコスト優先の「標準仕様」が採用され、「性能はそこそこ」、あるいは「寒い」という結果を招きがち。
営業担当者から「標準仕様で十分ですよ」「皆さんこの仕様です」と言われた際に、それを鵜呑みにしてしまうと、入居後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性が高まります。
積水ハウスで後悔しないためには、「標準仕様で十分」という言葉を鵜呑みにせず、「断熱・気密は強化する前提」で家づくりに臨む施主側の能動的な姿勢が不可欠です。
◆北川のワンポイントアドバイス
私も、積水ハウスとの打ち合わせでは、夢が膨らんで「あれもしたい、これもしたい」となりがちでした。
しかし、性能面、特にこの「窓」に関しては、「プロにお任せします」という姿勢ではダメだと痛感しました。
「ファミリースイート」の開放感は絶対に欲しい。
でも、冬は暖かく、結露もさせたくない。
この相反するように見える要望を、私は設計士の富田さんに(予算の許す限り)強く伝えました。
自由度が高いからこそ、施主の知識と「こうしたい!」という要望が、そのまま家の性能に直結する。
それが積水ハウスの家づくりなのだと思います。
(私の詳しい打ち合わせの様子は、積水ハウス 仕様決定までの道のりでも紹介していますので、よろしければご覧ください。)
アルミ樹脂複合サッシが標準?
「言われるがまま」を避けるためには、まず「標準仕様」を知る必要があります。
積水ハウスの窓の標準仕様は、一般的に「高性能アルミ樹脂複合サッシ」(ペアガラス)とされています。
これは、室内側が「樹脂」、室外側が「アルミ」で構成されたサッシ(窓枠)のことです。
すべてがアルミでできている従来の「アルミサッシ」に比べれば、室内側の樹脂が熱の伝わりを大幅にカットするため、断熱性能は格段に向上しており、結露もかなり抑えられます。
積水ハウスの総合的な断熱仕様「ぐるりん断熱」と組み合わせることで、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準への対応もしやすい、高い省エネ性能を実現できる設計になっています(実際にZEH認定を受けるには、地域やプラン、高効率設備・太陽光発電などの条件も関わります)。
しかし、ここで立ち止まってはいけません。
この「アルミ樹脂複合サッシ」は、あくまで「アルミサッシに比べれば高性能」というレベルであり、競合他社、例えば一条工務店などが標準採用している「オール樹脂サッシ(トリプルガラス)」と比較すれば、断熱性能で見劣りするのは事実です。
特に、室外側のアルミ部分は外気によってキンキンに冷えるため、その部分が熱橋(ヒートブリッジ)となり、結露の原因になる可能性は残っています。
「標準でZEH基準をクリアしているから大丈夫」と考えるか、「いや、もっと上の性能を目指したい」と考えるか。
ここが、施主の判断の分かれ道となります。
積水化学(ハイム)との性能比較
積水ハウスの窓性能を調べる際、多くの検討者が陥る「致命的な誤解」があります。
それは、「積水」と名の付く企業の情報を混同してしまうことです。
Webで断熱性能を検索していると、「積水化学工業(セキスイハイム)が断熱等級6を標準化」「セキスイハイムは樹脂サッシを採用」といった情報が見つかります。
【要注意】積水ハウスとセキスイハイムは「別会社」です!
ここで明確にしておくべきは、「積水ハウス」と「積水化学工業(セキスイハイム)」は、ルーツこそ同じ積水グループですが、現在は完全に独立した「別会社」であるという事実です。
したがって、「セキスイハイムが断熱等級6を標準化」したからといって、「積水ハウスも標準で断熱等級6」ということには一切なりません。
この2社を混同すると、積水ハウスの「標準」性能を過大評価してしまう危険があります。
実際に、積水ハウスの評判として「性能はそこそこ」という声があるのは、この「標準仕様」に対するスタンスの違いを裏付けている可能性もあります。
積水ハウスを検討する際は、セキスイハイムの高性能情報(「UA値0.46標準」など)と混同せず、必ず「積水ハウス」の仕様として営業担当にご確認ください。
結露は発生するのか?
結論から言えば、「標準仕様(アルミ樹脂複合サッシ)のままでは、条件が揃えば結露は発生する」というのが私の見解です。
結露は、室内の暖かい湿った空気が、冷たい窓ガラスやサッシ(窓枠)に触れて冷やされることで発生します。
積水ハウスの標準であるアルミ樹脂複合サッシは、室内側こそ樹脂ですが、室外側はアルミです。
このアルミ部分が外気で冷やされ、その冷たさが室内側にも(樹脂サッシに比べて)伝わりやすいため、そこが結露の発生ポイントとなり得ます。
また、積水ハウスは「ぐるりん断熱」や高性能な換気システム(SMART-ECSなど)により、家全体の気密・断熱性能が非常に高くなっています。
家が「魔法瓶」のようになるため、室内の湿度も保たれやすいのです。
この「高気密・高断熱」と「アルミ樹脂複合サッシ」という組み合わせは、裏を返せば、換気を怠ったり、加湿器をガンガン焚いたりすると、窓際で結露が発生しやすい環境とも言えます。
特に、SAJサッシのような大開口でアルミ部分の面積が大きい窓を採用する場合は、結露のリスクはより高まると考えるべきでしょう。
理想の積水ハウスの窓を実現する具体的戦略
積水ハウスのデザイン(大開口)と性能(断熱性)は、両立できないと諦めるものではありません。
「言われるがまま」にならず、施主が主導権を持って「両立させる」ための具体的な戦略をご紹介します。
性能アップの選択肢:樹脂サッシ
「寒い」「結露」といった後悔を避けるための、最も現実的かつ効果的な戦略が、標準の「アルミ樹脂複合サッシ」から「オール樹脂サッシ」へアップグレードすることです。
「オール樹脂サッシ」は、その名の通り、サッシ(窓枠)の室内側も室外側もすべて樹脂でできています。
樹脂はアルミに比べて熱伝導率が約1/1000と極めて低いため、外の冷たさ・暑さをほとんど室内に伝えません。
これにより、以下のような絶大なメリットが得られます。
- 圧倒的な断熱性: 冷暖房効率が劇的に向上し、光熱費の削減に直結します。
- 結露の抑制: サッシ自体が冷えにくいため、不快な結露の発生を大幅に抑えることができますが、室内環境によっては発生する場合もあります。
積水ハウスは「他メーカーの窓も採用できる」という、信じられないほどの柔軟性を持っています。
標準のSAJサッシのデザインに強いこだわりがなければ、営業担当者に「YKK APのAPWシリーズ」や「LIXILのEW(TW)シリーズ」といった、国内トップクラスの高性能樹脂サッシに変更できないか、積極的に交渉してください。
もちろん、オプション扱いとなるため追加費用は発生します。
しかし、この窓への投資は、入居後の「快適性(寒くない)」「光熱費(安い)」「家の長持ち(結露しない)」に直結する、最もコストパフォーマンスの高い投資の一つだと私は断言します。
トリプルガラスへの変更は可能か
「オール樹脂サッシ」への変更と同時に検討したいのが、ガラスの枚数です。
標準が「ペアガラス(2枚ガラス)」であるのに対し、さらに高性能な「トリプルガラス(3枚ガラス)」に変更できるケースもあります(開口サイズや商品仕様によっては対応できない場合もあるため、個別に確認が必要です)。
一条工務店が標準採用していることで有名ですが、樹脂サッシとトリプルガラスを組み合わせることで、窓の断熱性能は国内最高レベルに達します。
寒冷地にお住まいの方や、性能を徹底的に追求したい方にとっては、非常に強力な選択肢となります。
ただし、デメリットもしっかりと理解しておく必要があります。
トリプルガラスの注意点
- コスト: 当然ながら、ペアガラスに比べて費用は大幅にアップします。
- 重量: ガラスが3枚になるため窓自体が非常に重くなり、開閉が重く感じることがあります。
- 日射取得: ガラスの枚数が増える分、冬場に室内に取り込める太陽の熱(日射取得)が少し減る場合があります。
これらの特性を理解した上で、ご自身の予算やライフスタイル、お住まいの地域(寒冷地かどうか)に合わせて、樹脂サッシ(ペアガラス)にするか、トリプルガラスまで引き上げるかを判断することが重要です。
競合他社(一条・大和)との比較
積水ハウスの窓の立ち位置は、競合他社と比較することでより明確になります。
これは単なるスペックの優劣ではなく、「家づくりにおける哲学の違い」です。
| ハウスメーカー | 窓の思想・優先順位 | 標準仕様(傾向) | 施主の注意点 |
|---|---|---|---|
| 積水ハウス | デザイン・開放感 (ファミリー スイート) |
アルミ樹脂複合 (SAJサッシなど) ※他メーカーも選択可 |
「言われるがまま」に絶対にならないこと。 断熱性能の「強化」を前提に交渉する。 |
| 一条工務店 | 断熱・気密性能 | トリプル樹脂サッシ | 性能は標準で最高レベルだが、窓のサイズ・種類・配置の自由度が積水ハウスに比べて低い可能性あり。 |
| 大和ハウス | 防犯・安全性 | アルミ樹脂複合 or 樹脂複合 +1階防犯合わせガラス |
断熱グレードによってサッシが変わるため、希望の性能と防犯性が両立できるか確認が必要。 |
※上記は各社の傾向を示すものであり、実際の仕様は商品や時期によって異なります。
この比較表から分かる通り、積水ハウスは「デザインの自由度」を最優先し、性能は施主の選択(アップグレード)に委ねられています。
一方、一条工務店は「性能の標準化」により、誰が建てても暖かい家を保証する代わりに、設計の自由度が制限される傾向があります。
どちらが良い・悪いではなく、ご自身の価値観(デザイン、防犯、性能のどれを最重視するか)と、メーカーのスタンスが合致しているかを確認することが重要です。(他社とのより詳細な比較は、積水ハウスと他社徹底比較でも解説しています。)
窓の保証は30年保証の対象か
積水ハウスの大きな魅力の一つに、手厚い「初期30年保証」があります。
しかし、この保証が「窓」にどう適用されるかは、詳細な確認が必要です。
積水ハウスの「初期30年保証」の対象は、主に「構造躯体」と「防水」です。
一方で、「設備機器(給湯器など)」は10年保証とされています。
では、「窓」や「サッシ」はどこに分類されるのでしょうか?
- 窓は「構造躯体」(柱や梁)ではありません。
- 窓は「設備機器」(給湯器)でもありません。
- 窓の「防水」処理(外壁との取り合い部分)は「防水」として30年保証の対象になる可能性が高いです。
しかし、ここで注意すべきは、「窓ユニット自体の不具合」です。
例えば、「複層ガラスの内部の結露(シール切れ)」や「サッシの建付け不良・ロックの故障」といった不具合です。
これらが30年保証されるとは考えにくいです。
契約時の確認必須ポイント
これらの「窓ユニット自体の不具合」は、一般的にはメーカーごとの保証(数年〜10年程度)や、「設備機器」扱いの保証期間が設定されていることが多いと考えられます。
実際に何年保証されるかはメーカー・商品・契約内容で異なるため、必ず「窓ガラス自体の保証(例:内部結露)」や「サッシ(可動部・金物)の保証年数」を個別に確認してください。
「30年保証」という言葉の響きだけで安心せず、契約時に必ず「窓ガラス自体の保証(例:内部結露)」および「サッシ(可動部・金物)の保証」がそれぞれ何年間なのかを、保証書の詳細で確認してください。
特に大開口の窓は修理費用も高額になりがちなため、この確認は必須です。(積水ハウスの保証制度の詳細は、積水ハウスの保証のリアル|メンテナンス費用を施主が解説でも詳しく解説しています。)
オーナーが選んだ窓仕様
ここまで様々な選択肢とリスクについて解説してきましたが、「じゃあ、あなた(北川)はどうしたんだ?」という点が、皆さんが一番気になるところかと思います。
私自身、この「デザイン」と「性能」の両立には本当に悩みました。
積水ハウスの「ファミリースイート」の開放感は絶対に実現したい。
しかし、静岡とはいえ冬は寒いですし、何より「言われるがまま」になって後悔することだけは絶対に避けたかったのです。
◆北川の最終決断
結論として、我が家は積水ハウスの「自由度の高さ」を最大限に活かす選択をしました。
まず、リビングなどの主要な居室や、結露が特に心配な寝室の窓は、標準の「アルミ樹脂複合サッシ」から、高性能な「オール樹脂サッシ(YKK APのAPWシリーズ)」へアップグレードしました。
一方で、「ファミリースイート」の思想を実現するための大開口部については、デザイン性を優先し「SAJサッシ」を採用しています。
つまり、「適材適所」ですべての窓の仕様を変えたのです。
日常的に過ごす空間の「寒さ」「結露」のリスクは、樹脂サッシで最小限に抑える。
そして、家の「顔」となる空間では、デザイン性を優先する。
その代わり、そこにはコールドドラフト対策として床暖房を設置する…といった具合です。
もちろん、オプション費用はかなりかかりました。
しかし、これは「性能を諦めた」のではなく、「デザインと性能を両立させるために、必要なコストをかけた」という決断です。
積水ハウスは、こうしたワガママな(笑)施主の要望にも、高い設計力で応えてくれる。
それこそが、私が積水ハウスを選んだ理由の一つでもあります。
積水ハウスの窓に関するよくある質問(FAQ)
Q1. SAJサッシとは何ですか?
A. SAJサッシは、積水ハウスのオリジナルサッシ(窓枠)の名称です。
特に「ファミリー スイート」のような、床から天井まで続くような大開口(ハイサッシ)を実現するために開発されたもので、枠(フレーム)の存在感を極力消し、ガラス面を際立たせるデザインが特徴です。
これにより、室内と屋外が一体となるような圧倒的な開放感を生み出しています。
Q2. 窓を樹脂サッシに変更すると、費用はどれくらい上がりますか?
A. これは家の大きさや窓の数、採用する樹脂サッシのグレード(ペアガラスかトリプルガラスか)によって大きく変動するため、一概に「いくら」とお答えするのは非常に難しいです。
あくまで一般的な目安ですが、家全体(30〜40坪程度)の窓を標準のアルミ樹脂複合からオール樹脂サッシ(ペアガラス)に変更した場合、仕様や窓の数にもよりますが、数十万円〜100万円超の追加費用になったという施主の体験談も見られます。
トリプルガラスにすれば、さらにコストは上がります。実際の金額は地域・時期・グレードによって大きく変わるため、必ず個別に見積もりを取って確認してください。
ただし、これは「コスト増」であると同時に、将来の光熱費削減や快適性向上、家の長寿命化(結露による劣化防止)への「投資」でもあります。
必ず設計士さんに見積もりを依頼し、費用対効果を検討してください。
Q3. 積水ハウスの窓は標準で断熱等級いくつですか?
A. 「窓」単体で断熱等級が決まるわけではなく、「家全体」として断熱等性能等級がいくつになるかが重要です。
積水ハウスは、標準仕様(ぐるりん断熱+アルミ樹脂複合サッシなど)を前提に、多くの地域・商品でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準とされる「断熱等性能等級5」に対応できる設計になっていますが、実際の等級は地域やプランによって個別に確認する必要があります。
これは現在の日本の基準では高い性能です。
ただし、セキスイハイムなどが標準化を進めている「等級6」や、さらに上の「等級7」を目指す場合は、標準仕様のままでは難しく、樹脂サッシやトリプルガラスへのアップグレードが必須となります。
Q4. 結露対策として自分でできることはありますか?
A. はい、結露は「窓の性能」と「生活習慣」の掛け合わせで発生するため、ご自身でできる対策も非常に重要です。
最も重要なのは「換気」です。
積水ハウスの家は気密性が高いため、室内の湿気がこもりやすいです。
24時間換気システムは絶対に止めず、料理中や入浴後は特に換気扇をしっかり回してください。
また、定期的に窓を開けて空気の入れ替えを行うことも有効です。
次に「加湿器の使いすぎに注意」すること。
特にアルミ樹脂複合サッシの場合、過度な加湿は即、結露に繋がります。
湿度計を設置し、50%〜60%程度を目安に管理することをおすすめします。
まとめ:後悔しない積水ハウスの窓選び
積水ハウスの窓は、その本質において「諸刃の剣」であると、私は考えています。
魅力: 「ファミリー スイート」に象徴される、他社には真似のできない圧倒的な開放感、デザイン性、そして豊かな暮らしの提案力を持っています。
リスク: しかし、そのデザイン性を支える「標準仕様」のままでは、「性能はそこそこ」であり、「SAJサッシから冷気」といった「寒さ」や「結露」に関する後悔を生む可能性があります。
積水ハウスで理想の窓を実現し、後悔しないためには、以下の「3つの戦略」が不可欠です。
積水ハウスで後悔しないための「窓」戦略
- 「言われるがまま」にならない
積水ハウス最大の強みである「自由度の高さ」を最大限に活かします。「標準仕様で十分」という言葉を鵜呑みにせず、自ら「断熱・気密は強化する前提」で臨むことが重要です。 - 「性能」を具体的に指定する
「SAJサッシ」や「アルミ樹脂複合」の性能に不安があれば、「オール樹脂サッシ(APWやEWなど)」に変更できないか積極的に交渉してください。積水ハウスはそれができる柔軟性を持っています。 - 「保証」の詳細を確認する
魅力的な「30年保証」が、「窓ユニット自体の不具合(内部結露など)」に何年適用されるのかを契約前に書面で確認し、納得した上で契約してください。
積水ハウスは「社員さんの質が高い」ことも事実です。
私が信頼を寄せる橋爪店長や富田さんのような、素晴らしいチームと出会えれば、その高い設計力と提案力を活かし、「ファミリー スイート」のような素晴らしい空間デザインと、高い「断熱性能」を両立させるプランを必ず提案してくれます。
デザイン(大開口)と性能(断熱性)は、「どちらかを諦める」ものではありません。
予算をかけて「両立させる」ための交渉と仕様決めを行うことこそが、積水ハウスで建てる最大の価値であり、後悔しない家づくりへの唯一の道です。





