住友林業で後悔する3つの原因!価格と寒さの現実を積水ハウスと比較

「圧倒的なデザインとブランド力に惹かれる…しかし、その裏には契約後に気づくギャップが存在します」というメッセージが書かれたスライド

こんにちは。

積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。

株式会社リバティアースの代表を務めており、現在は積水ハウスで自宅(鉄骨造イズ・2階建てコートハウス)を建築中の現役施主でもあります。

「木の温かみがあるおしゃれな家に住みたい」

そう考えてハウスメーカーを探し始めると、必ずと言っていいほど候補に上がるのが「住友林業」ですよね。

何を隠そう、私自身も家づくりを始めた当初、その圧倒的なデザイン力と「木」の質感、そして「ビッグフレーム構法」が生み出す大空間に強く惹かれ、真剣に検討した一人です。

展示場で見たあの開放感、足裏に伝わる無垢床の心地よさは、今でも鮮明に覚えています。

しかし、インターネットで情報収集を進めると、「寒い」「価格が高い」「メンテナンス費用が大変」といった、ネガティブな検索キーワードが並んでいるのを目にして、不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。

「坪単価が高いのに寒いなんてありえるの?」

「木の家は憧れるけど、シロアリや腐朽のリスクはどうなんだろう?」

一生に一度の大きな買い物で、契約してから「こんなはずじゃなかった」と後悔することだけは、絶対に避けたいはずです。

特に、私が選んだ積水ハウスの「ダインコンクリート(鉄骨)」や「ベルバーン(木造シャーウッド)」のような、塗り替え不要のメンテナンスフリー外壁と比較したとき、住友林業の吹付外壁やサイディングにかかる将来の再塗装コストや、木造特有の防蟻処理費用は、長期的な家計を考える上で無視できない決定的な判断材料になります。

この記事では、元店舗経営者として建物の維持管理コストにシビアな視点を持つ私が、実際に比較検討を行う中で見えてきた「住友林業を選ぶ際のリスク」と、それを回避するために知っておくべき「現実」を、忖度なしで包み隠さずお話しします。

決して住友林業を否定するわけではありませんが、メリットの裏側に潜むデメリットを直視することで、あなたが心から納得できる「後悔のない家づくり」ができるよう、全力でサポートします。

記事のポイント

  • 住友林業の大開口やデザイン性がもたらす寒さのリスクと断熱性能の現実
  • 契約後の予算オーバーを防ぐために知っておくべきオプション費用の仕組み
  • 外壁塗装や防蟻処理など将来発生する具体的なメンテナンスコストの違い
  • 後悔しないメーカー選びのために私が最終的に積水ハウスを選んだ決定的な理由

住友林業で後悔したくない人が知るべき真実

 契約後に施主が直面しやすい「性能(寒さ)」「総コスト(予算オーバー)」「暮らし(メンテナンス)」という3つの後悔ポイントを示した図

住友林業は「木造注文住宅の最高峰」として、素晴らしいブランド力と設計提案力を持っています。

しかし、その「デザイン重視」の特徴ゆえに、施主が抱く「性能への過度な期待」と「現実のスペック」との間にギャップが生まれやすいメーカーでもあります。

ここでは、実際に多くの人が契約後や入居後に「後悔」を感じやすい具体的なポイントについて、数値データや構造的な事実に基づいて深掘りしていきます。

実際に住んでみて感じる大開口の寒さと断熱

窓辺で冷やされた空気が床を這うコールドドラフト現象のイラストと、一条工務店・住友林業・積水ハウスのUA値を比較した表

住友林業の最大の魅力といえば、独自の「ビッグフレーム構法(BF構法)」が可能にする、柱の少ない「大開口」のリビングですよね。

幅5メートル、6メートルにも及ぶ巨大な窓から庭の緑を眺める生活は、まさに邸宅と呼ぶにふさわしい贅沢な空間です。

しかし、実際に住んでみて「冬が想像以上に寒い」「暖房が効きにくい」と後悔する声が少なくないのをご存知でしょうか。

なぜ「大開口」は寒いのか?物理的なメカニズム

その最大の原因は、皮肉にも住友林業の強みであるその「窓」にあります。

住宅における熱の出入りの50%〜70%以上は「窓(開口部)」から起こると言われています。

つまり、壁に比べて断熱性能が低い「窓」が大きくなればなるほど、家全体の断熱性能(UA値)は不利になり、外気の影響を受けやすくなるのです。

特に注意が必要なのが、住友林業の標準的な断熱仕様です。

一条工務店などの「性能特化型」メーカーが、熱を通しにくい「オール樹脂サッシ」や「トリプルガラス」を標準採用しているのに対し、住友林業では標準仕様で「アルミ樹脂複合サッシ」+「複層ガラス(アルゴンガス入り)」が採用されるケースが一般的です。

サッシの種類と熱の伝えやすさ

アルミは樹脂の約1000倍も熱を伝えやすい素材です。

アルミ樹脂複合サッシは、外側にアルミ、内側に樹脂を使うことで性能を上げていますが、やはりオール樹脂サッシと比較すると断熱性や結露防止性能においては劣ります。

その結果、冬場に巨大な窓ガラスで冷やされた空気が、滝のように床を這って足元に広がる「コールドドラフト現象」が発生しやすくなります。

床暖房を入れても「顔は火照るのに足元がスースーする」「設定温度を上げてもなかなか暖まらない」という不快感に繋がることがあるのです。

メーカー 断熱性能(UA値目安) 標準サッシ仕様 体感温度の特徴
一条工務店 0.25 ~ 0.28 樹脂サッシ+トリプルガラス 魔法瓶のように暖かい。全館床暖房標準。
住友林業 0.41 前後 アルミ樹脂複合+複層ガラス 大開口部で冷気を感じやすい。対策必須。
積水ハウス 0.46 ~ 0.60 超高断熱アルミ樹脂複合 「ぐるりん断熱」で魔法瓶のように包み込む。

(出典:環境省『ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の定義』)

吹き抜け採用時はさらに注意が必要です

住友林業で人気の「大空間リビング」+「吹き抜け」+「リビング階段」の組み合わせを採用すると、暖房効率はさらに下がります。

暖かい空気は上に逃げてしまうため、シーリングファンなどで空気を攪拌する対策が必須ですが、それでも光熱費の高騰や底冷えに悩む施主が多いのが現実です。

もちろん、オプション費用を支払って窓を「トリプルガラス」や「樹脂サッシ」にグレードアップしたり、断熱材を厚くしたりすることは可能です。

しかし、契約前にその必要性に気づかず、標準仕様のまま建ててしまってから後悔するケースが後を絶ちません。

「高いお金を払った高級住宅だから、当然暖かいはずだ」という思い込みこそが、最も危険な落とし穴なのです。

寒がりな方や、光熱費を抑えたい方は、契約前に必ず「断熱仕様のアップグレード」を見積もりに含めるようにしてください。

平屋の注文住宅でも価格が高い理由とは

「老後のことを考えて、階段のない平屋にしたい」

「ワンフロアで家族がつながる暮らしがしたい」

近年、子育て世代からシニア層まで、平屋の需要は爆発的に増えています。

しかし、住友林業で平屋を建てようとすると、その見積もり金額を見て「えっ、平屋なのにこんなに高いの?」と驚愕することになります。

一般的に、平屋は2階建てと同じ延床面積を確保しようとすると、基礎(コンクリート部分)や屋根の面積が2倍近く必要になるため、坪単価が高くなる傾向にあります。

しかし、住友林業の場合は、さらに価格を押し上げる独自の要因があります。

ウッドショックと人件費高騰のダブルパンチ

それは、「ウッドショック以降の木材価格の高騰」と「職人不足による人件費の上昇」です。

住友林業はその名の通り「木」にこだわるメーカーであり、使用する木材の質や量も他社より多い傾向があります。

世界的な木材価格の上昇は、ダイレクトに建築費に跳ね返っています。

2025年現在、住友林業の坪単価は、かつての「80万円台から建てられる」というイメージからは程遠く、110万円〜125万円がボリュームゾーンとなっています。

例えば、30坪程度のコンパクトな平屋であっても、建物本体価格だけで3,500万円前後。

そこに付帯工事や諸費用、提案工事(オプション)を含めた総額では約4,500万円〜5,000万円に達することも決して珍しくありません。

◆北川のワンポイントアドバイス

「坪単価」という言葉には罠があります。

広告やSNSで見る坪単価は「本体工事費」のみを指していることが多く、実際に住める状態にするための「屋外給排水工事」や「設計料」「地盤改良費」「外構工事費」などは含まれていません。

私が積水ハウスで契約した際も、本体価格以外にオプションや付帯工事、諸費用を含めると2,000万円以上の追加費用がかかりました。

これは住友林業でも全く同じ構造です。

見積もりを取る際は、必ず「入居までに必要な総額(資金計画書)」を出してもらい、そこに含まれていない項目(カーテン、照明、空調、外構など)がないか厳しくチェックしてください。

予算ギリギリで契約すると、その後の打ち合わせで何も選べない「我慢の家づくり」になってしまいます。

平屋特有の「デザイン課金」の罠

さらに、住友林業を選ぶ施主様は「デザイン」への感度が高いため、平屋ならではの美しいプロポーションを求めてしまいがちです。

「軒をもっと深くして重厚感を出したい」「外壁を総タイル貼りにして高級感を出したい」「LDKの天井を高くして開放感を出したい」……。

こうした平屋特有の「贅沢な空間」を追求すればするほど、価格は青天井に上がっていきます。

特に、屋根の勾配を活かした「勾配天井」や、大開口サッシは高額オプションの代表格です。

「平屋なら少しは安く済むかも」という淡い期待は、早めに捨てた方が賢明な判断ができるでしょう。

予算内で住友林業の平屋を実現するためには、規格住宅を検討するか、延床面積を徹底的に見直す覚悟が必要です。

サイディング外壁の維持費が最大の欠点

住友林業で後悔する最大の要因の一つにして、私が積水ハウスを選んだ決定的な理由。

それが、入居後にボディブローのように家計を圧迫する「メンテナンスコスト」の問題です。

特に外壁に関しては、積水ハウスのような「陶版外壁ベルバーン(焼き物)」や「ダインコンクリート」といったメンテナンスフリー素材を持つメーカーと比較すると、その差は歴然としています。

美しさの代償としての「再塗装コスト」

住友林業で人気の外壁材といえば、貝殻や珊瑚を混ぜ込んだ独自の吹付塗装「シーサンドコート」や「SODO」、あるいは高意匠の窯業系サイディングです。

これらは非常に意匠性が高く、太陽の光を受けてキラキラと輝く独特の風合いがあって本当に美しいのです。

しかし、これらはあくまで「塗装品」であるという事実は変えられません。

将来必ず発生するメンテナンスコストの現実

  • 塗り替え費用: 紫外線や雨風にさらされる外壁塗装は、約15年〜20年(環境による)で劣化し、チョーキング(粉吹き)や色あせが発生、美観と防水性を維持するためには、足場を組んでの全面再塗装が必要になり、一般的な30坪台の家でも、1回あたり150万円〜200万円程度の出費となります。
  • シーリング(目地)の打ち替え: サイディングの継ぎ目にあるゴム状のパッキン(シーリング)は、紫外線で硬化・ひび割れするため、10年〜15年スパンで打ち替えが必要で、これを怠ると雨漏りの原因になります。
  • 防蟻処理(シロアリ対策): 住友林業は「木造」であるため、鉄骨住宅に比べてシロアリのリスクがどうしても高くなり、新築時の防蟻処理の効果は約5年〜10年で切れるため、長期保証(60年保証など)を維持するためには、定期的な有料の防蟻処理(タームガードシステムの薬剤注入など)が必須となります。

これに対し、私が選んだ積水ハウスの鉄骨住宅(ダインコンクリート)やシャーウッド(ベルバーン)は、素材そのものの耐久性が極めて高く、原則として塗り替えが不要です。(※目地の打ち替えや洗浄は必要ですが、塗装費用がかからないのは大きいです)

30年、40年、60年という長いスパンで見たとき、このメンテナンス費用の差は数百万円、場合によっては1,000万円近くにも膨れ上がる可能性があります。

「初期費用(建築費)が高い」と悩む方も多いですが、住友林業の場合は「初期費用も高い上に、維持費もかかる」という二重苦になるリスクがあることを理解しておく必要があります。

契約前に、必ず「30年後、60年後までのメンテナンスプログラムと概算費用」を書面で提示してもらい、将来の積立が可能かどうかをシミュレーションしてください。

詳しくは、以下の記事で積水ハウスのメンテナンス費用の実情と比較してみてください。

積水ハウスのメンテナンス費用は高い?オーナーが全内訳を解説

クレスト洗面台や風呂等の水回り設備

住友林業のグループ会社である住友林業クレストが提供するオリジナルの「クレスト洗面台」は、木質感溢れるホテルライクなデザインで非常に人気があります。

モデルハウスで見て「これを入れたい!」「この洗面台が決め手になった」と一目惚れする方も多いでしょう。

しかし、水回りに「木(または木目調素材)」を使うことには、相応のリスクと覚悟が必要です。

デザイン性と実用性のジレンマ

実際に採用した施主の方々からは、以下のような後悔の声が聞かれます。

  • 水跳ねによるシミや変色: デザイン重視で洗面ボウルが浅かったり、カウンター部分が広かったりするため、水しぶきが飛び散りやすいです。
  • カビのリスク: 湿気がこもりやすい洗面所やお風呂場付近では、木部のカビ対策に気を使います。特にタイル目地や木部の接合部は要注意です。
  • 収納力の実用性: デザインを優先した結果、引き出しの深さが足りなかったり、配管が邪魔をして収納量が少なかったりと、細々した化粧品やドライヤーなどを収納するスペースが使いにくい、という口コミも見られます。

標準仕様のお風呂は「普通」?

また、お風呂(システムバス)についても注意が必要です。

住友林業の標準仕様は、LIXILやTOTO、積水ホームテクノなどの一般的な中級グレードであることが多いです。

「坪単価100万円を超える高級注文住宅なのだから、お風呂も最初から高級ホテル並みの仕様だろう」と期待していると、意外と普通で拍子抜けするかもしれません。

モデルハウスにあるような、肩湯(アクアフィールなど)やオーバーヘッドシャワー、ガラス張りのドアなどの機能を追加すれば、当然数十万円単位のオプション費用が発生します。

毎日使う水回りこそ、デザインだけでなく「掃除のしやすさ(タッチレス水栓や汚れにくい素材)」や「耐久性」を重視しないと、日々のストレスが積み重なって「後悔」へと繋がります。

パナソニックの「スゴピカ素材」やタカラスタンダードの「ホーロー」など、他社メーカーの設備と比較検討することをお勧めします。

無垢床や挽き板の傷とキッチンの仕様

無垢フローリングのイメージ画像と、15〜20年ごとに発生する外壁塗装費用等により維持費が増加していくグラフ

住友林業を選ぶ最大の理由は、やはり「プライムウッド」に代表される、世界中から厳選された高品質な銘木床材でしょう。

オイル仕上げの無垢床や挽き板(表面に厚い天然木を貼った床材)の、しっとりと足に吸い付くような肌触り、本物の木が持つ芳醇な香りは、他のメーカーにはない圧倒的な魅力です。

私も展示場で靴を脱いだ瞬間、「あ、これは違う」と感動しました。

「本物」ゆえのデリケートさ

しかし、ここにも「生活の現実」が立ちはだかります。

無垢材や挽き板は、一般的なシートフローリングや突板に比べて柔らかく、非常に傷がつきやすいのです。

施主の悲鳴から学ぶリアル

「子供がトミカ(ミニカー)を落としただけで凹んだ」「ダイニングチェアを引いた跡がくっきり残ってしまった」「飲み物をこぼして放置したらシミになって取れない」…

SNS上には、デリケートな無垢床の管理に疲弊する施主の悲鳴にも似た声が溢れています。

これを「家族の歴史」「経年変化(エイジング)による味わい」として愛せる余裕があれば良いのですが、新築時のピカピカな状態を維持したい神経質な方には、無垢床は不向きかもしれません。

特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、傷や汚れは日常茶飯事です。

私の場合は、まだ子供が小さいことや、日々のメンテナンスの手軽さを優先したかったため、積水ハウスの耐久性の高い床材の方が、精神衛生上良いと判断しました。

また、床暖房に対応している無垢材は種類が限られるため、床材選びの選択肢が狭まる可能性もあります。

キッチンハウスのオプション費用

また、キッチンについても注意が必要です。

住友林業では、高級オーダーキッチンの「kitchenhouse(キッチンハウス)」を提携価格で導入できるのが大きな売りです。

LDKの主役になる素晴らしいキッチンですが、本体だけでなく、背面のカップボード(食器棚)までお揃いで揃えようとすると、一気に100万円〜200万円以上跳ね上がります。

予算を抑えるために標準仕様のキッチンを選ぶと、リビングの豪華な無垢床や内装に対して、キッチンだけ質感が浮いてしまい、結局オプションでグレードアップせざるを得なくなる……という「仕様のアンバランス」も、予算オーバーの常套パターンです。

全館空調やウッドタイル等のオプション費用

氷山のイラスト。水面上の坪単価に対し、水面下に隠れている平均300〜400万円の追加オプション費用(提案工事)と建築費高騰のリスクを示した図

住友林業のモデルハウスが素敵に見えるのは、計算し尽くされた間接照明の計画と、ふんだんに使われた「提案工事(オプション)」のおかげです。

特に契約後の詳細打ち合わせ(インテリア打ち合わせ)で、施主を悩ませるのが以下の高額オプションたちです。

  • 全館空調システム(エアドリーム ハイブリッドなど): 導入費用だけで200万円〜300万円。家中の温度差をなくし快適性は高いですが、導入コストに加え、月々の電気代や、故障時の修理費・交換費用も高額になります。
  • ウッドタイル: 壁一面に施工するだけで10万円〜20万円。凹凸のある木製タイルで、テレビ裏や玄関ホールのアクセントとして大人気です。内覧会で見て「やっぱりやればよかった」と後悔するNo.1アイテムですが、予算調整で真っ先に削られる対象でもあります。
  • スタイルシーリング(ハーモシーリング): 下がり天井に木目をあしらう演出。LDK全体に入れると数十万円かかります。
  • 格子スクリーン(きこりんスクリーン): 視線を遮りつつ光を通す格子。これ一本で数万円〜十数万円します。

見えない「400万円」の壁

これらのオプション(提案工事)は、30坪程度の一般的な家で平均して約400万円ほど追加されているというデータもあります。

重要なのは、ハウスメーカーが提示する「坪単価」や「初期見積もり」には、これらは最低限しか(あるいは全く)含まれていないということです。

契約時の見積もりにこれらがどこまで入っているかを確認しないと、契約後の打ち合わせで「やりたいことが何一つできない」という絶望感を味わうことになります。

最初から「提案工事枠」として予算を確保しておくことが、後悔しないための防衛策です。

また、全館空調に関しては、積水ハウスの「スマートイクス」のような換気システムと比較検討することをお勧めします。

空調(冷暖房)と換気は役割が異なりますが、快適な空気環境を作る上でのコストパフォーマンスとメンテナンス性は非常に重要です。

詳しくは以下の記事も参考にしてください。

積水ハウスのSMART-ECSのフィルター掃除と電気代を施主が解説

住友林業で後悔しないために選ぶ道

ここまで、住友林業におけるリスクや後悔ポイントを挙げてきましたが、私自身は住友林業を「素晴らしいハウスメーカー」だと思っています。

あの木の質感、設計士さんの提案力、そして「きこりん」のブランドイメージは間違いなく一流です。

しかし、私自身の価値観やライフスタイル、そして何より「絶対に失敗したくない」という想いと照らし合わせた結果、別の選択をしました。

ここでは、私がどのような基準で判断し、最終的に積水ハウスを選んだのかをお話しします。

相手にされない、門前払いの噂と気をつけること

ネット上には「住友林業に行ったら相手にされなかった」「予算を伝えたら門前払いされた」という口コミが散見されます。

これは、住友林業が明確にターゲット層(高所得者層や、デザインにコストをかけられる層)を絞っていることの裏返しでもあります。

営業担当者は、限られた時間の中で「成約の見込みがある顧客」を優先せざるを得ません。

もし、あなたが予算ギリギリで「値引き」ばかりを要求したり、「とりあえず見るだけ」という冷やかしのような態度を見せたりすると、熱心な提案を受けられない可能性があります。

特に住友林業は人気企業であり、優秀な営業マンほど多くの顧客を抱えているため、顧客を選別する傾向があるのは否めません。

住友林業で相手にされるために気をつけるべき行動

  • 予算を過小申告しない: 「できるだけ安く建てたい」とアピールしすぎると、「うちの価格帯では無理です」と判断されます。現実的な予算(土地別総額4,000万円〜5,000万円など)を提示し、資金計画の準備があること(本気度)を示すことが大切です。
  • 他社への敬意を払う: 比較検討は当然ですが、他社の悪口を言ったり、横柄な態度を取ったりする客は、どのメーカーからも「トラブルになりそうな客」として敬遠されます。
  • 事前予約をして訪問する: いきなり展示場に行くのではなく、Web予約などをしてから訪問することで、しっかりと対応できるベテラン営業マンがついてくれる確率が上がります。

ただ、私の場合、積水ハウスの担当者(橋爪店長)との出会いが衝撃的でした。

私がまだ具体的な予算も固まっていない段階から、親身になって土地探しを手伝い、プロとしての的確なアドバイスをくれたのです。

「顧客を選別する」のではなく「顧客の夢を一緒に育てる」という姿勢に、メーカーとしての懐の深さと安心感を感じました。

ハウスメーカー選びは「人選び」でもあります。門前払いをするような対応であれば、縁がなかったと割り切るのも一つです。

私が住友林業を選ばなかった理由と後悔ポイント

「寒さ」はぐるりん断熱、「総コスト」はベルバーンやダインコンクリート、「暮らし」はメンテナンスフリーで解決するという、積水ハウスのメリットを図式化したスライド

私が最終的に住友林業を選ばなかった決定的な理由は、「メンテナンスへの不安」と「構造躯体への絶対的な信頼感」の差でした。

私は元々店舗経営をしており、建物の維持管理がいかに大変で、修繕にお金がかかるかを身をもって知っています。

だからこそ、終の棲家となる自宅は「できるだけ手がかからない家」「災害に強い家」にしたかったのです。

1. 外壁メンテナンスの決定的な差

前述の通り、住友林業の吹付やサイディングはいずれ塗り替えや目地の打ち替えが必要です。

対して、積水ハウスの「ベルバーン(陶版外壁)」や「ダインコンクリート」は、紫外線による劣化がほとんどない無機質素材であり、塗装工程がありません。

「30年後に数百万円の出費があるかないか」は、老後の資金計画に直結する大きな違いでした。

2. 構造と耐震性への信頼

住友林業のビッグフレーム構法も木造としては最強クラスの強度を誇ります。

しかし、積水ハウスの鉄骨造(ダイナミックフレーム・システム)や、震度7クラスの巨大地震に何度も耐える制震構造「シーカス」の実証実験データを見たとき、物理的な安心感のレベルが違うと感じました。

「木」はどうしても腐朽やシロアリのリスクがゼロにはなりませんが、「鉄」と「コンクリート」の堅牢さは、家族の命を守るシェルターとして私にはより頼もしく映りました。

3. 担当者との相性

住友林業の担当者が若く、熱意が空回りしていた(ファーストメールでいきなり希望と違う的外れな物件情報を送ってくるなど)のに対し、積水ハウスのチーム(橋爪店長、工藤監督、設計の富田さん)は経験豊富で、私の潜在的なニーズまで汲み取ってくれました。

「人」と「技術」、この2点において、私の中で積水ハウスが上回ったのです。

もし、私がデザイン性だけで住友林業を選んでいたら、数年後の外壁塗装費用の積立に悩み、シロアリ点検のたびに「積水ハウスにしておけばよかったかな…」と後悔していたかもしれません。

住友林業を断り後悔しないための比較検討

住友林業(木造BF構法)と積水ハウス(鉄骨・シャーウッド)を、構造・UA値・外壁材・メンテナンスコスト・防蟻処理の5項目で比較した一覧表

住友林業を断ることに罪悪感を感じる必要はありません。

しかし、「本当に断って良かったのか?」「やっぱりあっちの方が良かったんじゃないか?」という迷いを残さないためには、感情ではなく論理に基づいた徹底的な比較検討が不可欠です。

私が実践した比較のポイントは以下の通りです。

  1. 同じ条件で「総額」を比較する:
    本体価格だけでなく、外構、照明、カーテン、空調、地盤改良費まで含めた「住める状態」での見積もりを比較しました。住友林業は提案工事費が膨らみやすいため、ここを厳しく見ました。「契約後に決めましょう」という言葉は信じず、概算でもいいので数字を出させることが重要です。
  2. 30年後までの「ライフサイクルコスト」を計算する:
    建築費だけでなく、30年間にかかる光熱費、メンテナンス費(外壁・屋根・防蟻・バルコニー防水)を試算しました。初期費用が高くても、積水ハウスの方がトータルでお得になる可能性が高いことが分かりました。
  3. 「寒さ」への対策を確認する:
    標準仕様の断熱性能(UA値)とサッシの種類を確認し、アップグレードにかかる費用を聞き出しました。快適な室温を維持するために必要なコストを比較しました。

中途半端な比較で断ると、後で「やっぱりあっちのおしゃれなキッチンが良かったかな…」と未練が残ります。

しかし、性能、コスト、メンテナンス、担当者の質、すべてを天秤にかけ、論理的に「こちらのメーカーの方が自分たちの人生に合っている」と結論づければ、後悔は生まれません。

お断りする際は、「御社の提案も素晴らしかったが、今回はメンテナンス性を最優先した結果、他社に決めました」と誠実に伝えれば、営業担当者も納得してくれるはずです。

住友林業・積水ハウスに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 住友林業の家は本当に寒いですか?

A. 構造上、窓を大きく取ることが多いため、標準仕様のままだと寒さを感じやすい傾向にあるのは事実です。

特に標準で採用される「アルミ樹脂複合サッシ」は、寒冷地仕様の「樹脂サッシ」や「トリプルガラス」等に比べると断熱性が劣ります。

寒がりな方や、足元の冷えが気になる方は、契約前に必ず「断熱材の増量」や「窓のグレードアップ(トリプルガラスや樹脂サッシへの変更)」、そして「床暖房の敷設範囲の拡大(キッチンや洗面所含む)」を検討し、その費用を予算に組み込んでおくことを強くお勧めします。

これらを対策すれば、快適に過ごすことは十分に可能です。

Q2. メンテナンス費用は具体的に何がかかりますか?

A. 主に「外壁塗装」「屋根のメンテナンス」「防蟻処理(シロアリ対策)」の3つが大きな出費となります。

特に外壁(シーサンドコートやサイディング)は、約15年〜20年ごとに足場を組んでの全面再塗装が必要で、一般的な大きさの家でも1回あたり150万円〜200万円以上の出費になることが一般的です。

また、木造住宅のため、メーカー保証(最長60年など)を延長し続けるには、定期的な有料の防蟻処理(5年〜10年ごと、数十万円)を受けることが条件となるケースがほとんどです。

これらの維持費を将来支払えるかどうか、ライフプランと照らし合わせて考える必要があります。

Q3. 契約後の「追加費用」で後悔しないためには?

A. 契約前の見積もりに「提案工事費(オプション枠)」として、最低でも300万円〜400万円程度の予算をあらかじめ計上してもらうことが極めて重要です。

住友林業の魅力である「三種の神器(ウッドタイル・シーサンドコート・スタイルシーリング)」などを採用したくなると、あっという間に予算オーバーします。

また、地盤改良費や外構費、カーテン・照明などのインテリア費用が「概算」として安く見積もられていないか、過去の実例に基づいて厳しくチェックしましょう。

営業マンの「契約後に詳細を決めましょう」という言葉には要注意です。契約後の増額は、逃げ場のないストレスになります。

Q4. 住友林業と積水ハウス、どちらが高いですか?

A. 建築時の「総額(イニシャルコスト)」で見ると、両社とも日本トップクラスの高価格帯であり、大きな差はありません(選ぶ商品や仕様によります)。

しかし、入居後の「維持費(メンテナンスコスト)」を含めた30年、60年のトータルコスト(ライフサイクルコスト)で考えると、外壁塗り替えが不要な「ベルバーン(シャーウッド)」や「ダインコンクリート(鉄骨)」を持つ積水ハウスの方が、経済的に有利になるケースが多いです。

「建てるときのお金」だけでなく、「住み続けるためのお金」を含めて比較することをお勧めします。

住友林業で後悔しないための最終結論

「木の質感やデザイン」を重視する住友林業向きの人と、「快適性・メンテナンスフリー・資産価値」を重視する積水ハウス向きの人の特徴をまとめた比較リスト

長くなりましたが、住友林業で後悔しないためには、ブランドイメージや営業担当者のトークだけに流されるのではなく、「自分たちが家に何を求めているか」の優先順位を明確にし、デメリットまで含めて愛せるかどうかを自問自答することが不可欠です。

最後に、これまでの内容を整理し、よくある質問にお答えしながら、あなたにとっての最適解を見つけるための指針をお伝えします。

最終的に、住友林業と積水ハウス、どちらを選ぶべきかは、あなたの「価値観」次第です。

判断の基準

  • 住友林業を選ぶべき人:
    木の質感や香り、自然素材の温かみを何よりも愛し、メンテナンスの手間やコストがかかっても、それを「家の味わい」として楽しめる人で、「きこりん」の世界観や、ビッグフレーム構法ならではのデザインのためなら、寒さ対策や追加費用も厭わない人。
  • 積水ハウスを選ぶべき人:
    高いデザイン性も欲しいが、それ以上に「快適さ(断熱・気密・遮音)」や「メンテナンスフリー(手間いらず)」、「資産価値の維持」を重視する人で、巨大地震にも耐えうる絶対的な構造の安心感や、充実したアフターサポートを求める人。

私は、自分自身の性格(心配性で面倒くさがり)と、家族との時間を大切にするために「メンテナンスフリー」と「災害時の安心」を選び、積水ハウスに決めました。

そして今、その選択に一点の曇りもありません。

毎日の暮らしの中で感じる快適さ、台風や地震が来てもびくともしない安心感、そして将来のメンテナンスに対する不安がないことは、何物にも代えがたい価値だと実感しています。

あなたにとっての「正解」を見つけるために、ぜひ一度展示場に足を運び、自身の目で確かめ、担当者と深く対話を重ねてください。

ネットの情報だけでなく、実際の空気感や素材感に触れることで、きっと答えが見えてくるはずです。

 

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  • この記事を書いた人
プロフィール

北川 晴夫(積水ハウス 施主)

株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。