こんにちは。積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。
家づくりもいよいよ中盤、積水ハウスとの打ち合わせが具体的に進んでくると、多くの方が直面する大きな選択が待っています。
それが、「太陽光発電システム」と「5本の樹」計画という、積水ハウスを象徴する2大オプション(あるいは標準仕様)です。
「太陽光は初期費用が数百万円と高額だけど、本当に元は取れるんだろうか?」
「ネットで"太陽光はいらない?"と検索すると、デメリットばかりが目について不安だ…」
「5本の樹って、コンセプトは素敵だけど、実際のところ虫や落ち葉の管理が大変そうで、自分たちにできるか心配…」
家づくりは、人生最大の買い物です。
オプション一つで数百万円、数十万円という大きなお金が動くわけですから、こうした不安を抱えるのは、私も含めて当然のことだと思います。
私自身、現在進行形で積水ハウスと家づくりを進めている施主として、この二つの選択には本当に頭を悩ませました。
この記事では、そんな「現役施主」である私のリアルな目線で、世の中で言われている「不要論」の根拠を徹底的にリサーチした客観的な情報と、最終的に我が家(北川家)がどう判断したのか、その費用対効果と結論を、包み隠さず詳しく解説していきます。
記事のポイント
- 太陽光発電「不要論」の具体的な理由とコストの内訳
- 売電収入より遥かに重要な「自家消費」という現代の考え方
- 「5本の樹」計画の現実的な維持管理コストとデメリット
- 費用だけでは測れない植栽の本当の価値と北川家の選択
積水ハウスの太陽光、本当に要る?
さて、まずは高額オプションの代表格である太陽光発電システムについてです。
積水ハウスではZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を強力に推進しているため、営業担当者からは「もはや標準仕様です」と言わんばかりの勢いで提案されることも多いこの設備。
「本当に必要なんだろうか?」と立ち止まって考えてしまう方のために、まずは「不要論」の根拠となっているデメリットやリスクから、冷静に見ていきましょう。
太陽光「不要論」の3つの理由
インターネットで「太陽光はいらない?」と検索すると、たくさんの懸念点や後悔の声が見つかります。
私自身も、契約書にサインする前に、これらの情報を徹底的に調べ上げました。
その主な理由は、大きく分けて以下の3つに集約されると私は分析しています。
① 初期費用と将来の交換コスト
最大のネックであり、誰もが最初に躊躇する理由は、やはり高額な初期費用です。
これは本当に大きい。
搭載するパネルの容量やメーカーにもよりますが、軽く数百万円単位の投資になります。
さらに、災害時の備えとして「蓄電池」もセットで導入するとなると、あっという間に総額が500万円を超えてくるケースも珍しくありません。
この初期費用が、そのまま住宅ローンの総額に上乗せされるわけです。
私も総額約1.3億円の家づくりを進める中で、この数百万円の上乗せがどれほど重い判断か、身をもって痛感しました。
「その分、他の設備をグレードアップしたい…」という誘惑とも戦うことになります。
【重要】見落としがちな将来の交換コスト
太陽光パネル自体の寿命は25年~30年と非常に長いのですが、それだけでシステムが動くわけではありません。
発電した電気(直流)を家庭で使える電気(交流)に変換するための「パワーコンディショナ(パワコン)」という機器が不可欠です。
このパワコンの寿命は、一般的に10年~15年と言われています。
つまり、住宅ローンを返済している真っ只中に、必ず交換のタイミングが訪れるのです。
その交換費用は、機種にもよりますが20万円~50万円程度が見込まれます。
これは、長期的な投資回収シミュレーションを組む上で、絶対に見落としてはいけない将来的な「確定コスト」です。
ライフサイクルコストで考える重要性
営業担当者が提示するシミュレーションは、どうしても初期の売電収入などに目が行きがちです。
しかし、施主である私たちは、もっと長期的な視点=「ライフサイクルコスト」で判断する必要があります。
初期費用だけでなく、
- 10年~15年後のパワコン交換費用
- 定期的なメンテナンスやパネル清掃の費用(足場が必要になればさらに高額に)
- (後述する)固定資産税の増加分
これらすべてを含めた「総所有コスト(TCO)」で見たときに、果たして経済的なメリットが出るのか?
この冷静な視点を持つことが非常に重要です。
② 売電価格(FIT)の下落
「太陽光発電=儲かる投資」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは10年以上前の話です。
かつて太陽光発電がブームになったのは、国が定める固定価格買取制度(FIT)による売電単価が、1kWhあたり40円以上と非常に高かったためです。
しかし、その単価は普及とともに年々下落し続けています。
FIT価格の推移(住宅用10kW未満)
- 2012年度:42円/kWh
- 2024年度:16円/kWh
- 2025年度前半(予定):15円/kWh
ご覧の通り、10年ちょっとで売電単価は半分以下、いや3分の1近くまで下落しています。
もはや、太陽光発電を「高収益投資」として捉えることはできず、「緩やかなコスト削減策」へと根本的に変質したのです。
「卒FITの崖」という現実
さらに、この固定価格での買取が保証されるのは最初の10年間だけです。
10年間のFIT期間が満了すると(これを「卒FIT」と呼びます)、余剰電力の買取価格は市場価格に連動し、大手電力会社では1kWhあたり7円~9円程度まで大幅に下落します。
この「卒FITの崖」により、11年目以降は売電による収益がガクッと減少し、初期投資の回収期間がさらに長期化する要因となっています。
積水ハウスオーナー限定のメリット
ただし、この「卒FITの崖」に対して、積水ハウスは「積水ハウスオーナーでんき」というサービスを用意しています。
これは、FIT期間が終了したオーナーから、余剰電力を1kWhあたり11円で買い取るというものです。
大手電力会社の7円~9円という相場と比べると、かなり有利な条件です。
これは積水ハウスオーナーならではの、地味ながらも非常に大きなメリットと言えるでしょう。
③ 固定資産税と隠れたリスク
意外な落とし穴として、税金の問題があります。
これがまた厄介です。
一般的な屋根の上に架台を設置する「据え置き型」のパネルは、多くの場合、固定資産税の対象外と判断されます。
しかし、積水ハウスがデザイン性の観点から採用することが多い、屋根材そのものと一体になった「瓦一体型」の太陽光パネルは、家屋の一部と見なされ、固定資産税の課税対象となってしまうのです。
これは、単純な売電シミュレーションでは見過ごされがちな、毎年発生するランニングコストであり、総所有コストを確実に増加させます。
不透明な「廃棄コスト」という将来負債
そして、もう一つの隠れたリスクが「廃棄コスト」です。
システムの寿命が尽きた(あるいは家を解体する)際、太陽光パネルを撤去・廃棄する方法はまだ確立されておらず、その費用も不透明です。
有害物質を含む可能性も指摘されており、将来的に高額な処理費用が義務付けられる可能性もゼロではありません。
これは、現時点では金額が確定できない「未定量の負債」であり、長期的な視点での大きな懸念点となります。
それでも太陽光を導入する価値
さて、ここまで「不要論」の根拠となるデメリットやリスクを徹底的に解説してきました。
「やっぱり、やめたほうがいいかも…」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、もちろん話はこれで終わりではありません。
私自身も、これらのデメリットをすべて承知の上で、最終的に「導入する」と決断しました。
それは、「売電収益」とはまったく別の場所に、それを上回る大きな価値がシフトしているからです。
その価値とは何なのかを、ここからご説明します。
① 災害時のレジリエンス(安心感)
これは、経済合理性や投資回収期間といったお金の計算だけでは測れない、最大の価値だと私は思います。
ご存知の通り、日本は地震や台風といった自然災害が非常に多い国です。
もし、大地震などで大規模な停電が発生し、それが数日間続いたとしたら…?
その際、「我が家だけは、自力で電力を確保できる」という安心感は、何物にも代えがたいものがあります。
特に小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭なら、なおさらです。
蓄電池との連携が「安心」の鍵
太陽光発電システムは、停電時でも太陽さえ出ていれば、自立運転モードに切り替えることで発電し、専用コンセントから電気を使うことができます。
これにより、日中であれば
- スマートフォンの充電(情報収集や安否確認)
- 冷蔵庫の稼働(食料の保存)
- 最低限の照明や医療機器の使用
といった、命綱となる電力を確保できます。
夜間や悪天候時に備える「蓄電池」
ただし、太陽光パネルだけでは、当然ながら夜間や雨の日は発電できません。
停電時の「本当の安心」を手に入れるためには、発電した電気を貯めておける「蓄電池」との組み合わせが鍵となります。
蓄電池があれば、日中に貯めた電気を夜間に使うことができます。
これにより、停電時でも24時間、最低限の生活を維持できる可能性が格段に高まります。
もちろん、蓄電池も数百万円と高額ですが、この「レジリエンス(=災害対応力)」という価値をどう評価するかが、導入の大きな判断基準になります。
② 電気代高騰への「自家消費」対策
そして、ここが現代の太陽光発電導入における、最も強力な「経済的」論拠です。
かつてのメリットが「売電」だったとすれば、現代のメリットは間違いなく「自家消費」にあります。
少し考えてみていただきたいのですが、今、皆さんが電力会社から電気を買う場合、1kWhあたりいくら支払っているでしょうか?
基本料金や燃料費調整額、再エネ賦課金など、すべてを含めると、ご家庭によっては35円/kWh、あるいは40円近くになっているケースも多いはずです。
電気料金は、世界情勢や円安の影響で、この先も上がり続ける可能性が非常に高いですよね。
結論:売るより「買わない」方が、圧倒的にお得です
ここで、先ほどの売電価格と比較してみましょう。
仮に、卒FIT後の売電価格が8円/kWh、電力会社からの買電価格が35円/kWhだとします。
- 発電した電気を電力会社に「売る」ことで得られる価値:8円
- 発電した電気を自宅で「使う」ことで得られる価値(=35円の電気を買わずに済む):35円
この場合、発電した電気は売るよりも家で使った方が、単純計算で4倍以上も経済的メリットがあることになります。
つまり、これからの太陽光発電は、「売っていくら稼ぐか」ではなく、「高騰し続ける電気を、いかに買わずに済ませるか」という最強の防衛策(インフレヘッジ)になるのです。
この「自家消費」のメリットこそが、高額な初期費用を払ってでも導入する最大の経済的理由だと、私は判断しました。
ZEH補助金との関連
積水ハウスが太陽光発電を強く推奨する理由の一つに、「ZEH(ゼッチ)」の推進があります。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、高い断熱性能と省エネ設備に加え、「創エネ(太陽光発電など)」を組み合わせることで、年間のエネルギー消費量をおおむねゼロ以下にする住宅のことです。
このZEH基準を満たすことで、国や自治体から補助金が交付される場合があります。
高額な初期費用の一部をこの補助金で相殺できる可能性もあり、これも導入を後押しする一つの要因となります。
詳しくは担当者にご自身のプランが対象になるか確認してみてください。
「5本の樹」計画も要らない?
さて、次に積水ハウスのもう一つの大きな特徴である「5本の樹」計画です。
これは、「3本は鳥のために、2本は蝶のために」というスローガンのもと、地域の生態系に配慮した在来樹種を中心に5本の木を植えるという、非常に素晴らしいコンセプトです。
しかし、これもまた、理想と現実のギャップから「不要論」が存在します。
私も「コンセプトは素敵だけど、実際に管理できるかな…」と妻とかなり話し合いました。
① 維持管理のコストと手間
当然ですが、庭は一度作れば終わりではありません。
むしろ、そこからがスタートです。
植物は生きていますから、継続的な維持管理が不可欠です。
- 水やり・施肥:特に植えた直後や、雨が降らない夏場は、毎日の水やりが大きな手間となります。肥料も適切な時期に与える必要があります。
- 剪定コスト:樹木が育てば、当然ながら枝が伸び、剪定が必要になります。自分でやればタダですが、高所作業は危険ですし、素人がやると樹形が崩れてしまうことも。専門業者に依頼するのが一般的です。
専門業者による剪定費用(一般的な目安)
樹木の種類や状態、地域によって大きく異なりますが、あくまで一例です。
| 樹木の高さ | 費用相場(1本あたり) | 備考 |
|---|---|---|
| 低木(3m未満) | 2,500円~5,000円 | 比較的安価 |
| 中木(3~5m) | 5,000円~9,000円 | 高所作業車が必要な場合も |
| 高木(5m以上) | 15,000円~ | 高所作業車やクレーンが必要な場合あり |
| 松など(手入れが特殊) | 20,000円~ | 職人の技術料が高い |
これに加えて、剪定した枝の処分費用(3,000円~)などが別途かかる場合がほとんどです。
5本あれば、年間の維持費が数万円に達する可能性は十分にあると覚悟しておく必要があります。
② 落ち葉や害虫の現実的な問題
これは、実際に家を建てた施主の「後悔ポイント」として、本当によく聞く話です。
特にヤマボウシやモミジといった人気の落葉樹を選んだ場合、秋になると想像を絶する量の落ち葉が発生します。
毎日の掃き掃除は非常に大きな負担になりますし、雨樋(あまどい)に詰まって故障の原因になることもあります。
また、樹木は生き物ですから、当然ながら虫も呼び寄せます。
アブラムシやカイガラムシ、そして何より恐ろしいのが毛虫(チャドクガなど)です。
これらが発生すると、消毒の手間や薬剤の費用がかかるだけでなく、お子さんやペットがいるご家庭では深刻な問題になりかねません。
最大の懸念点「近隣トラブル」
私たちが最も懸念したのは、実はこれでした。
風で飛ばされた落ち葉や、枝から落ちた果実が、お隣さんの敷地に入ってしまったら…?
あるいは、我が家で発生した害虫がお隣さんに移ってしまったら…?
こうした問題は、非常にデリケートで、ご近所との人間関係を損ねる大きな火種になり得ます。
これが「5本の樹」計画をためらわせる、最大の現実的なデメリットだと私は思います。
植栽がもたらすお金以外の価値
ここまで読むと、「やっぱり庭木はやめて、全部コンクリートで固めた方が楽でいいか…」と思われたかもしれません。
実際、私たち夫婦も、そのコストや手間、近隣トラブルのリスクを考えて、一瞬ためらいました。
ですが、それでも私たちは「5本の樹」計画を(アレンジしつつ)採用することにしました。
それは、これらのデメリットを補って余りある、お金では測れない多面的な価値が、この計画にはあると確信したからです。
① 子どもの教育と心の豊かさ
これは私自身が「5本の樹」計画の採用を決めた、最大の理由です。
積水ハウスは琉球大学や東京大学と共同研究を行っており、そのデータが非常に興味深いものでした。
例えば、庭の生き物(鳥や蝶など)とふれあう機会が多い住民は、そうでない住民に比べ、幸福感が高く、うつ症状の発症リスクが20ポイントも低いという、科学的に実証されたデータが示されています。
庭に植えた木に鳥が巣を作り、水を飲みに来る。
春には花が咲き、夏には蝶が舞う。
秋には紅葉し、冬には木の実を鳥がついばむ。
子どもがそうした日常的な自然とのふれあいの中で、「あの蝶はなんて名前だろう?」「この実は食べられるのかな?」と興味を持つ。
こうした原体験は、お金には決して換えがたい「心の豊かさ」や、最高の「情操教育」になると、私は強く信じています。
② 夏の遮熱効果と「経年美化」
もちろん、情緒的な価値だけでなく、非常に実用的なメリットも見逃せません。
それは、夏の遮熱効果です。
リビングの前に落葉樹を一本植えるだけで、夏の日差しを遮る天然のカーテン(緑陰)となってくれます。
樹冠(葉が茂った部分)は日射の75~95%を遮断し、体感温度を最大で7℃も低下させる効果が報告されています。
これにより、エアコンの使用頻度や設定温度を抑えられ、結果的に光熱費の削減にもつながるわけです。
冬は葉が落ちて、暖かい日差しを室内に取り込んでくれますから、まさに一石二鳥ですよね。
そしてもう一つ、積水ハウスが大切にしている「経年美化」という価値観。
建物はどうしても新築時がピークで、時間とともに劣化していきます。
しかし、庭の樹木は逆です。
年月を経て幹は太く、枝葉は豊かに茂り、より美しく、味わい深い姿へと成長していきます。
家という「人工物」と、庭という「自然」が、時間とともにお互いを引き立て合い、家族の歴史と共に成熟していく。
この価値観に、私は深く共感しました。
結論:北川家が両方採用した理由
ここまで、太陽光発電と「5本の樹」計画について、考えられるメリットとデメリット、その両方を詳しく解説してきました。
では、これらを踏まえて、施主である私・北川晴夫がどう判断したのか。
結論から申し上げますと、我が家は「太陽光発電」も「5本の樹」計画も、両方とも採用することに決めました。
◆北川家の最終判断(リアルな本音)
【太陽光発電について】
私が採用した決め手は、正直に告白しますと「見栄え」と、そして「自家消費のメリット」です。
他社メーカーさんでよくある「いかにも太陽光パネルを屋根に載せました!」という、後付け感のある外観が、私はどうしても好きになれませんでした。
その点、積水ハウスの「瓦一体型パネル」は、屋根のデザインと完全に一体化していて、言われなければ太陽光パネルだと分からないほど美しいんです。
もちろん、本文で解説した通り、固定資産税の対象になるというデメリットは承知の上です。
それでも、家の外観デザインを損なわずに「創エネ」ができるという価値が、私にとっては非常に大きかった。
これが本音です。
そしてもちろん、電気代が高騰し続けるリスクへの備えとして、「自家消費」に絶大な経済的メリットを感じたことも、導入を後押しした大きな理由です。
【5本の樹について】
こちらは、ほぼ即決でした。
私自身がもともと庭のある家に強い憧れを持っていたこともありますが、それ以上に、6年生になる私の娘が蝶々を大好きなことが決定打となりました。
そこで、我が家ではプライバシーを確保したコートハウス(中庭)に、アゲハ蝶が好むとされるレモンの木を植えることを真っ先に決めました。
娘が喜ぶ顔が目に浮かびます。
他にも、中庭に四季を感じられる紅葉と桜の木を。
そして外構部分(家の外側)にも桜の木をもう一本。
最後の一本は、全体のバランスを見て積水ハウスさんにお任せしました。
ちなみに、この植栽工事の総額(5本+下草など)は、税込で887,700円の見積もりとなりました。
もちろん安価ではありませんし、今後の維持管理費もかかります。
しかし、先ほど熱く語らせていただいた「子どもの教育」や「家族の心の豊かさ」、そして「経年美化」という価値を考えれば、私たち家族にとっては絶対に必要不可欠な投資だと、胸を張って判断しました。
最終的な判断は、当然ながら、ご家族の経済状況(住宅ローン総額)、ライフスタイル(庭の手入れに時間を割けるか)、そして「何に価値を見出すか」というご自身の価値観によって、まったく変わってくると思います。
経済合理性だけを追求するのか、それともお金では測れない価値(安心感や心の豊かさ)を優先するのか。
そこに正解はありません。
この記事が、あなたがご家族にとっての「正解」を導き出すための一助となれば、現役施主としてこれほど嬉しいことはありません。
積水ハウスの太陽光・植栽に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 結局、太陽光発電の初期費用は「元が取れる」のでしょうか?
A. これは非常に難しい質問ですが、「売電収入」だけで元を取ろうとすると、FIT価格が下がった現在では、15年~20年、あるいはパワコン交換費用も含めるとそれ以上かかる可能性があり、あまり現実的とは言えません。
しかし、この記事で何度も強調した「自家消費(高価な電気を買わずに済むメリット)」を正しく含めてシミュレーションすれば、回収期間は大幅に短縮できるはずです。
特に、将来的に電気料金がさらに上昇し続ければ、その効果(=節約額)はさらに高まります。
あくまで目安ですが、「売電収入+自家消費メリット」の合計で考えれば、10年~15年程度での回収を一つの目安として考えるのが現実的かと思います。
これは、ご家庭の電気使用量やライフスタイル(日中在宅しているか等)によって大きく変動しますので、必ず積水ハウスの担当者に、ご自身の家庭状況に基づいた詳細なシミュレーションを依頼してください。
Q2. 「5本の樹」の樹種は、すべて自分で選べるのですか?
A. はい、基本的には施主の希望を最優先で聞いてもらえます。
我が家のように「蝶が来るレモンの木(柑橘類)」や「紅葉や桜を楽しみたい」といった具体的な要望を伝えることが可能です。
ただし、積水ハウスとしては「地域の生態系に配慮した在来樹種」を推奨していますので、その土地の気候に合わない樹種は難しいかもしれません。
また、非常に重要な注意点として、施主が5本すべての樹木を「指定」して選んだ場合、「枯れ保証」(植えた木が枯れた場合に交換してくれる保証)の対象外となるケースがあるようです。
私も「レモンの木」は強く希望しましたが、そのあたりは担当者とよく相談し、保証の条件もしっかりと確認しながら決めることを強くお勧めします。
Q3. 太陽光発電を付けるなら、蓄電池もセットで必須ですか?
A. 必須ではありません。
しかし、太陽光発電のメリットを最大化する(=自家消費率を上げる)ためには、強く推奨される組み合わせであることは間違いありません。
太陽光が発電できない夜間や雨の日に、蓄電池に貯めた電気を使うことで、電力会社から電気を買う量を極限まで減らせます。
そして何より、災害による停電時にも、蓄電池がなければ夜間は電気が使えませんから、「災害レジリエンス」の観点からも非常に重要です。
ただし、蓄電池も非常に高額(7kWh~11kWhクラスで220万円~250万円以上が目安)で、これが住宅ローン総額をさらに押し上げます。
予算的に厳しい場合は、まずは太陽光だけを導入し、数年後に価格がこなれてきた蓄電池を「後付け」するという選択肢も十分に考えられます。
ご自身の予算と、災害対策への優先度でご判断ください。
Q4. 積水ハウスの「瓦一体型パネル」のデメリットをもう一度教えてください。
A. はい。
最大のメリットである「外観の美しさ」の裏返しとして、主に3つのデメリットが指摘されています。
- 固定資産税の対象になる:本文でも触れた通り、家屋の一部(屋根材)と見なされ、課税評価額が上がります。
- 発電効率の懸念:屋根に密着しているため、一般的な据え置き型に比べてパネル裏面の通気性が悪く、パネルが高温になりやすい夏場などは発電効率がやや低下しやすいという指摘があります。(ただし、技術革新でこの差は小さくなっているとも言われます)
- 修理・交換コストの懸念:万が一パネルが故障した場合、屋根材そのものであるため、修理や交換が据え置き型よりも大掛かりで高額になる可能性があります。
私もこれらのデメリットは重々承知しましたが、最終的には「毎日目にする家の外観の美しさ」を優先し、瓦一体型を選びました。
このあたりは、まさに施主様の価値観次第だと思います。




