こんにちは。
積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。
「積水ハウスの外壁塗装が300万円」というキーワードで検索される方は、おそらく積水ハウスから提示された公式の見積もり(例えば400万円以上)をご覧になり、その金額に驚きつつも、かといって一般的な塗装業者の安すぎる見積もりにも大きな不安を感じている、という状況ではないでしょうか。
私自身、積水ハウスで自宅を建築したオーナーとして、そのお気持ちは分かります。
積水ハウスには、ダインコンクリートやベルバーンといった最高級の外壁材から、シェルテック、セラミックウォールなど、様々な外壁の種類が存在し、それぞれ最適なメンテナンス周期や費用が全く異なります。
こうした外壁の種類ごとの特徴やメンテナンスの違いについては、積水ハウス 外壁の種類と選び方(全種類の特徴・価格・メンテナンス)の記事も参考にしてみてください。
その特性を理解せず、価格の安さだけで業者を選んでしまうと、将来にわたって続くはずの手厚い保証を失うだけでなく、大切なご自宅の資産価値そのものを損なう危険性すらあります。
この記事では、積水ハウスのオーナーである私が、「300万円」という金額の妥当性、なぜ公式メンテナンスが高額になるのかという構造的な理由、そして最も重要な「保証の維持」という究極のトレードオフについて、オーナー目線で徹底的に解説していきます。
記事のポイント
- 外壁塗装「300万円」は妥当か、口コミや相場から徹底検証
- 積水ハウスのメンテナンス費用が高額になる4つの構造的理由
- ダインコンクリートやベルバーンなど、外壁材別の正しいメンテナンス周期
- 外部業者に依頼すると「60年保証」は本当に失効するのか
積水ハウスの外壁塗装、300万円の妥当性
「300万円」という価格が、積水ハウスのオーナー様にとって一体何を意味するのか。
まずは積水ハウスリフォームから提示される公式ルートの価格と、一般的な市場相場、そしてオーナーの口コミを比較し、この「第三の価格帯」とも言える300万円の妥当性を検証していきましょう。
300万円は高い?口コミと相場比較
積水ハウスの外壁塗装を検討し始めると、まずオーナー様が直面するのは、市場価格との大きな「差」です。
「積水ハウスの塗装は高い」という口コミは、インターネット上でも非常に多く見られますが、これは事実です。
一般的な戸建て住宅(30坪~50坪)の外壁塗装の費用相場は、シリコン系塗料などを使用した場合、屋根塗装を含めても約100万円~160万円程度とされています。
この価格帯には、高圧洗浄やシーリング(コーキング)の打ち替えといった基本的な工事も含まれていることがほとんどです。
一方で、積水ハウスの公式ルート、すなわち「積水ハウスリフォーム」に見積もりを依頼した場合、その金額は大きく跳ね上がります。
ある調査データによれば、積水ハウスに「外壁・屋根塗装とベランダ防水」を依頼した際の費用が420万円であったのに対し、同じ作業内容を一般的な塗装店に依頼した場合の見積もりは176万円だったという報告もあります。
もちろんこれは一例であり、建物の大きさや仕様によって変動しますが、公式ルートの費用が一般相場の2倍以上になる可能性は十分にあります。
この「420万円」という価格こそが、オーナー様が「もっと合理的な選択肢はないか」と模索を始める基準価格(アンカープライス)になっているのです。
では、この両極端の価格の間にある「300万円」は妥当なのでしょうか?
結論から申し上げますと、「積水ハウスという特殊な建物のメンテナンスを、高品質な塗料と技術で施工する場合」において、300万円は非常に現実的かつ妥当な価格帯です。
実際に、築20年の積水ハウス(ダインコンクリート)において、積水ハウス以外の専門業者が「無機コート塗装」という高耐久な塗料を用いて施工した費用が約300万円であったという事例も報告されています。
これは、一般的な160万円の塗装とは全く別物です。
積水ハウスの特性を熟知した専門業者が、公式ルートに近い高品質な材料と技術で施工するための価格なのです。
「300万円」と検索される方は、単なる安さを求めるのではなく、「公式よりは合理的だが、品質は絶対に妥協したくない」という、視点をお持ちなのだと私は思います。
メンテナンス費用が高い理由とその構造
では、なぜ積水ハウスリフォームの公式メンテナンスは、一般的な相場や「300万円」の専門業者価格よりも高額になるのでしょうか。
「メンテナンス費用が高い」と感じるのには、積水ハウス独自のビジネスモデルと、私たちがオーナーとして享受している「安心」の裏返しでもある、明確な4つの理由が存在します。
全体のメンテナンス費用の内訳や、外壁塗装・シロアリ処理など各項目の相場感については、積水ハウスのメンテナンス費用の内訳を解説した記事もあわせてご覧いただくと理解が深まると思います。
1. 仲介手数料(中間マージン)の発生
これが最も大きな構造的要因です。
積水ハウスにメンテナンスを依頼すると、その窓口は「積水ハウスリフォーム」となります。
そして、実際の塗装作業は、積水ハウスリフォームが提携している下請けの塗装業者が行うケースが一般的です。
この多層構造により、間に立つ企業の管理費や利益、いわゆる仲介手数料(中間マージン)が発生します。
そのすべてが、最終的な見積もり金額に上乗せされるため、価格が高額になるのは構造上避けられません。
仮に300万円で施工できる専門業者に直接依頼すれば、この中間マージンは発生しないのです。
2. 一般販売されていない「オリジナル塗料」
積水ハウスは、ダインコンクリートやベルバーンといった独自の外壁材の特性に合わせ、専用の「オリジナル塗料」を開発・使用しています。
これらの塗料は、高い耐久性や美しい仕上がりを実現するために最適化されています。
しかし、これらの塗料は一般の塗料市場では流通しておらず、価格は積水ハウスによって設定されています。
そのため、材料単価が一般的な高耐久塗料(フッ素や無機など)と比較しても、割高になる傾向があります。
私たちは、この「専用システム」に対してプレミアムを支払っていることになります。
3. 標準の「4回塗り」工法
一般的な外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本です。
しかし、積水ハウスは標準で「4回塗り」の工法を採用しています。
この4回目の塗装は、防水性や防汚性をさらに高めるための仕上げコート(トップコート)として位置づけられています。
もちろん、これは品質を高める上で非常に有効なアプローチです。
ですが、当然ながら3回塗りに比べて使用する塗料の量も、職人さんの作業時間(人件費)も余分に発生します。
この工法の違いも、見積もり額を押し上げる一因となっています。
4. 長期保証プログラムの維持費用
これが非常に重要な点です。
私たちが受け取る公式の高額な見積もりには、単なる「塗装工事費」だけでなく、「積水ハウスの長期保証プログラムを、この先も継続するための費用」が含まれている場合があります。
オーナーが支払う高額なメンテナンス費用は、単なる「塗装」への対価ではなく、積水ハウスが提供する長期保証(詳しくは後述します)の「会員権」を維持するための費用としての側面を強く持っているのです。
この視点を持たずに価格だけを比較すると、本質を見誤ることになります。
◆北川のオーナーとしての視点
私自身、積水ハウスのオーナーとして、この「保証の維持費用」という側面は非常に重要だと感じています。
確かに300万円という金額は衝撃的ですが、それによって「何かあった時に、すべて積水ハウスが責任を持って対応してくれる」という絶対的な安心感も同時に得られます。
300万円の外部業者を選ぶことは、この「安心感」を一部手放す代わりに、「100万円以上のコスト削減」という実利を取る行為です。
どちらがご自身の価値観に合うか、慎重に判断する必要があります。
ダインコンクリートと屋根リフォーム費用
積水ハウスの鉄骨住宅を象徴する最高級外壁「ダインコンクリート」。
この外壁材のメンテナンスは、一般的な外壁材と比べて高額になりやすい明確な理由があります。
ダインコンクリートの最大の特徴は、その彫りの深いデザインと重厚感です。
この「凹凸」が問題で、塗装する際には平面的な外壁(サイディングなど)に比べて、塗料を塗る面積(塗装面積)が物理的に広くなります。
当然、使用する塗料の量も増え、材料費が上がります。
さらに重要なのが「目地(シーリング)」です。
ダインコンクリートのパネル間には、耐久性の高いシーリングが充填されていますが、この目地が非常に深いのです。
一般的なサイディングのシーリング打ち替えに比べ、ダインコンクリートの深い目地をすべて撤去し、奥までプライマー(接着剤)を塗り、新しいシーリング材を大量に充填する作業は、膨大な材料費と高度な技術を要する職人の手間(人件費)がかかります。
積水ハウスの塗装見積もりが高いと感じた場合、その内訳の多くが、この特殊なシーリング工事費用である可能性も高いです。
300万円の専門業者に見積もりを依頼する場合も、この特殊なシーリング工事の経験が豊富かどうかは、必ず確認すべき最重要ポイントです。
また、外壁塗装と同時に検討しなければならないのが、屋根リフォーム費用です。
足場を組む工事は一度で済ませるのが鉄則。
外壁塗装と同じタイミングで屋根の塗装やメンテナンスも行うのが最も効率的であり、経済的です。
積水ハウスの公式見積もりに「420万円」といった金額が提示された場合、その中には当然、屋根の塗装や防水工事費用も含まれているケースがほとんどです。
300万円の外部業者に依頼する際も、「外壁塗装」だけでなく、「屋根リフォーム費用」や「ベランダ防水」まで含んだ総額で比較しなければ、公平な比較とは言えません。
ベルバーンは外壁塗装が不要?目地の罠
一方で、積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」で採用される陶版外壁「ベルバーン」は、メンテナンスにおいて全く異なるアプローチが必要です。
「ベルバーンは外壁塗装 不要」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。
これは本当なのでしょうか?
答えは「半分ホントで、半分ウソ」です。
ベルバーンは粘土などを約1100℃の高温で焼き上げた「陶器」です。
お茶碗やタイルと同じ「焼き物」ですから、素材自体がガラス質に変化しており、紫外線による色褪せや変色がほとんど起こりません。
したがって、ベルバーン自体は、60年以上にわたって外壁塗装のメンテナンスが原則として不要です。
これは、将来のメンテナンスコストを大幅に削減できる、ベルバーンの最大のメリットです。
【注意】ベルバーンでもメンテナンスは必要です
「外壁塗装が不要」=「メンテナンスフリー」と誤解してはいけません。
ベルバーンが陶器であっても、パネルとパネルを繋ぐ「目地(シーリング)」は存在します。
積水ハウスは耐久性の高いシーリングを採用しており、その耐用年数は約30年と、一般的なシーリング(約10年~15年)に比べて格段に長いです。
しかし、裏を返せば、築30年が経過する頃には、このシーリングの打ち替えメンテナンスが必要になるということです。
ベルバーンの住宅で積水ハウスリフォームから見積もりが提示された場合、それは「塗装」の費用ではなく、この「シーリング打ち替え」や「防水」の費用である可能性が高いのです。
ハーモカラーズなど塗料の金額
積水ハウスの公式メンテナンスが高額になる理由の一つに、先ほど挙げた「オリジナル塗料」があります。
その代表格が「ハーモカラーズ」といった積水ハウス専用の塗料システムです。
これらは、ダインコンクリートなどの外壁材の意匠性や耐久性を最大限に引き出すために開発された専用品であり、その品質は確かでしょう。
しかし、当然ながらこれらは一般市場には流通しておらず、その金額(単価)は積水ハウスリフォームの管理下にあります。
一般的な塗料メーカー(日本ペイント、関西ペイント、SK化研など)が製造する高耐久塗料(フッ素や無機)であれば、市場での競争原理が働くため、価格はある程度透明化されています。
しかし、ハーモカラーズのようなオリジナル塗料の場合、その金額が適正かどうかを私たちが比較・判断することは非常に困難です。
「300万円」で外部業者に依頼するという選択は、このブラックボックス化されたオリジナル塗料の金額を避け、市場で評価の定まった高耐久塗料(例えば無機塗料など)を、適正な市場価格で施工してもらう、という合理的な判断でもあるのです。
ただし、ここで注意点があります。
積水ハウスの外壁の中には「タフクリア-30」という高耐久クリア塗装が施されているものがあります。
「タフクリア-30ハイブリッド光触媒仕様」が導入されたのは、2014年5月からです。
この事実から導き出される、極めて重要な結論があります。
それは、仮に最高級の「ダインコンクリート」の住宅であっても、2014年5月以前に建築された住宅の場合、この30年耐久仕様のタフクリア-30が塗装されていない可能性が非常に高いということです。
その場合、あなたの住宅のメンテナンスサイクルは30年ではなく、築15年~20年を目安に検討する必要が出てきます。
現在、「積水ハウスの外壁塗装300万円」と検索されている方の多くは、まさにこの「2014年以前に建築され、最初のメンテナンス時期(築15年~20年)を迎えた」オーナー様であると、私は推測しています。
積水ハウスの外壁塗装、300万円と保証
コストと同じくらい、いえ、積水ハウスのオーナー様にとってはそれ以上に重要なのが「保証」の問題です。
300万円で外部業者に依頼した結果、積水ハウスの手厚い「60年保証」が失効してしまっては元も子もありません。
ここでは、そのリスクと現実的な選択肢を、私自身のオーナー目線で解説します。
外部業者で保証失効?口コミの真実
この問題を理解するには、積水ハウスの保証システムを正確に知る必要があります。
積水ハウスの保証は、大きく二つの期間に分かれています。
1. 初期保証(新築から30年間)
新築時から30年間、「構造躯体」と「雨水の浸入を防止する部分」に対して適用されます。
この期間中は、積水ハウスによる無料点検も実施されます。
2. ユートラスシステム(30年目以降の再保証制度)
初期30年が満了した後、オーナーは「ユートラスシステム」という再保証制度に移行できます。
これは、10年ごとに保証を延長し、建物が存在する限り保証を継続できるシステムです。
積水ハウスの保証の全体像や、初期保証とユートラスシステムの関係については、積水ハウスの保証のリアルを施主目線で整理した記事もあわせて読んでいただくと、今回の「300万円」の位置づけがよりクリアになるはずです。
ここで重要なのは、「外部業者で塗装した」という事実が、これら二つの保証にどう影響するかです。
「外部業者に頼んだら保証が切れた」という口コミを見かけることがありますが、これを正確に理解する必要があります。
まず、築10年以上が経過した住宅(例えば築15年目)で外部業者が塗装工事を行った場合、それだけで積水ハウスの「初期30年保証」が即座に、かつ全て失効するとは考えにくいです。
ただし、保証規定には「当社以外の業者による増改築など」を行った場合、保証が適用除外になる条件が明記されています。
もし外部業者の施工に不備があり、それが原因で「雨水の浸入」が発生した場合、積水ハウスは「それは当社の責任ではなく、工事をした業者の責任だ」として、その部分の保証を拒否する可能性は十分にあります。
保証延長とユートラスシステムの条件
最大の論点は、30年目以降の「ユートラスシステム」による保証延長です。
この保証を10年延長するための絶対条件は、「積水ハウスが指定する有料点検と、指定する有償メンテナンス」を受けることです。
もうお分かりですね。
この「指定する有償メンテナンス」こそが、先ほど例に出た「420万円」の公式リフォームに該当します。
つまり、公式の(高額な)メンテナンスを実施し続けることが、30年目以降も保証延長を受けるための「チケット」そのものなのです。
したがって、築15年目や20年目に「300万円」の外部業者で塗装を行った場合、オーナー様は「積水ハウスが指定する有償メンテナンスを受けなかった」という事実が記録されます。
その結果、30年目が到来した時点で、「ユートラスシステム」による保証延長の権利を放棄した(=失効した)と見なされる可能性が極めて高いのです。
「保証が切れる」という口コミの多くは、この「30年目以降の延長保証が受けられなくなる」ことを指しているのです。
コスト削減 vs 保証維持の関係
これこそが、積水ハウスのオーナーが直面する、最も重い「究極の関係」です。
【あなたが選ぶべき道はどちらか?】
- 選択A:公式メンテナンス(例: 420万円)を選ぶ
メリット: 積水ハウスの「初期30年保証」が完全に守られ、さらに30年目以降の「ユートラスシステム」による保証延長の権利も維持できる。
すべて積水ハウスに任せるという絶対的な安心感。
デメリット: 300万円の外部業者に比べて、120万円という大きなコスト負担が発生する。
- 選択B:優良な外部業者(例: 300万円)を選ぶ
メリット: 公式ルートに比べて、120万円ものコストを削減できる。
無機塗料など、塗料の選択肢が広がる場合もある。
デメリット: 30年目以降の積水ハウスによる保証延長の権利を放棄することになる。
今後は、その施工業者が提供する「工事保証」に依存することになり、万が一の際の安心感が低下する。
どちらが正解か、という簡単な答えはありません。
ご自身のライフプランや、コストと安心のどちらを優先するかという価値観によって、選ぶべき道は変わってきます。
積水ハウスへの値引き交渉は可能か
ここで、第三の道として「保証を維持しつつ、コストも削減する」アプローチをご紹介します。
それは、積水ハウスリフォームへの値引き交渉です。
これは、私がハウスメーカー選びの際にも重要視した点ですが、交渉には必ず「客観的な材料」が必要です。
まず、後述する「外部業者選びの絶対条件」を満たす優良な専門業者から、2~3社の正式な相見積もりを取得します。
その際、「ダインコンクリート塗装、シーリング全打ち替え、屋根リフォーム費用、ベランダ防水、塗料は無機塗料で見積もりをください」と、公式の見積もり内容に近い仕様で依頼することが重要です。
これらの見積もり(例えば300万円~320万円)を積水ハウスリフォームの担当者に提示し、「品質を落とさずとも、この価格でできる専門業者もいます。
御社で保証を維持したい気持ちは山々なのですが、この価格差では正直厳しいです」と、誠実に交渉するのです。
積水ハウス側が300万円まで価格を下げる可能性は低いかもしれませんが、大切なオーナー(顧客)を他社に奪われることを避けるため、420万円の見積もりから一定の値引き(例えば380万円や390万円など)を引き出せる可能性は十分にあります。
これは、保証を維持しつつコストも削減できる、最も賢明な妥協点を探るアプローチだと私は思います。
外部業者を選ぶ際の絶対条件
もし、熟慮の末に「選択B:外部業者」を選ぶと決断した場合、その業者選びは絶対に失敗が許されません。
価格の安さだけで選ぶと、それこそ「安物買いの銭失い」になってしまいます。
最低限、以下の条件をすべて満たす優良業者を選ぶ必要があります。
【外部業者選びの絶対条件】
- 1. 積水ハウスの施工実績が豊富であること
ダインコンクリートの深い目地へのシーリング充填技術や、ベルバーンの特性を熟知しているか。
施工実績の写真を必ず見せてもらいましょう。
- 2. 高耐久の塗料(無機・フッ素)を扱っていること
積水ハウスの高品質な外壁材に見合う、高耐久な塗料を提案できるか。
一般的なシリコン塗料で300万円は高すぎる可能性があります。
- 3. 独自の長期保証を提供していること
積水ハウスの保証の代わりとなる、施工業者独自の「工事保証書」や「アフターフォロー体制」が充実しているか。
何年保証してくれるのか、書面で確認しましょう。
無機塗料など高品質な業者選び
繰り返しになりますが、「300万円」という予算は、積水ハウスの外壁塗装において「高品質なメンテナンス」を行うための一つの目安です。
この価格帯で外部業者に依頼するのであれば、塗料のグレードは「無機塗料」(耐用年数20年~25年)や、最低でも「フッ素塗料」(耐用年数15年~20年)を選ぶべきです。
もし、一般的な「シリコン塗料」(耐用年数10年~15年)で300万円の見積もりが出てきた場合、それは高すぎる可能性があります。
その業者が積水ハウスの施工に特化しているなどの特別な理由がない限り、見直した方が良いかもしれません。
塗料のグレード、シーリング工事の内容、屋根リフォーム費用、防水工事の有無。
これら全てを含めて「300万円」なのか、その内訳(金額)を精査することが非常に重要です。
積水ハウスの外壁塗装に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 築15年目(2014年以前の建物)ですが、塗装をしないとどうなりますか?
A. オーナー様のご判断になりますが、リスクは高まります。
特に重要なのは「シーリング(目地)」です。
シーリングが劣化してひび割れると、そこから雨水が浸入し、外壁材の内部や、さらに進むと構造躯体にダメージを与える可能性があります。
外壁材自体(ダインコンクリートなど)は非常に高耐久ですが、シーリングは消耗品です。
積水ハウスの無料点検などを活用し、シーリングの劣化状態だけでも専門家に見てもらうことを強くお勧めします。
Q2. ダインコンクリートの塗装はまだ大丈夫そうなので、目地(シーリング)だけの交換は可能ですか?
A. はい、技術的には可能です。
シーリングの打ち替えのみを行っている専門業者も存在します。
ただし、シーリング工事を行う際には、足場の設置が必須となります。
足場の設置には数十万円の費用がかかるため、多くのオーナー様は「どうせ足場を組むなら、同時に塗装も行ってしまった方がトータルコストは安くなる」とお考えになり、同時に塗装も発注されるケースが一般的です。
まずはシーリングのみの見積もりと、塗装も含む見積もりの両方を取って比較検討されると良いでしょう。
Q3. ベルバーンの住宅ですが、30年目にメンテナンス(シーリング)の見積もりが来ました。これも外部業者に頼めますか?
A. 可能です。
ベルバーンのシーリング交換も、ダインコンクリート同様、外部の優良業者に依頼することはできます。
その場合も、やはり「30年目以降のユートラスシステム(保証延長)の権利を放棄する」というトレードオフが発生する可能性が高いです。
ベルバーンのシーリングも、積水ハウス独自の高耐久なものが使われています。
外部業者に依頼する場合は、ベルバーンの施工実績があり、同等以上の高耐久シーリング材(例えばオートンイクシードなど)の取り扱いがあるかを確認することが重要です。
Q4. 積水ハウスリフォームへの値引き交渉は、本当に効果がありますか?
A. 私の経験上、効果は期待できると思います。
ただし、単に「高いから安くして」という交渉はまず通りません。
必ず「他社の具体的な見積書(300万円など)」という客観的な材料を提示してください。
その際、「本当は御社(積水ハウス)で保証を続けたい」という意志を誠実に伝えることが重要です。
「価格次第では他社に流れてしまう優良顧客である」と認識してもらうことで、担当者の方も上司と相談し、値引きの枠(決済)を取るために動いてくれやすくなります。
積水ハウスの外壁塗装、300万円の結論
「積水ハウスの外壁塗装」について、オーナーの立場から現実と戦略をお話ししてきました。
この「300万円」という数字は、単なる中間価格ではありません。
それは、積水ハウスのオーナーが直面する「公式の長期保証」と「合理的なコスト削減」という、重大なトレードオフを象徴する、非常にリアルな「決断の価格」なのだと私は思います。
【この記事の結論】
- 既存オーナー様へ:
まずはご自宅の建築時期(2014年5月が分岐点)と外壁材を再確認してください。
その上で、30年目以降の「保証延長の権利」に、差額(例:120万円)を支払う価値があるかを判断することが、後悔しないための第一歩です。
外部業者を選ぶ際は、必ず積水ハウスの施工実績が豊富な専門家を選んでください。
- 将来のオーナー様(新築検討中の方)へ:
この将来の悩みや高額なメンテナンス費用、保証をめぐるジレンマを回避する最善の策は、新築時に、メンテナンスフリー性能の高い外壁材に初期投資することです。
塗装メンテナンスが不要な「ベルバーン」や、30年耐久の「タフクリア-30仕様のダインコンクリート」を選ぶこと。
それが、将来の数百万円の出費と悩みを解消する、最強の戦略です。
積水ハウスの住宅は、日本のトップブランドであり、その資産価値は非常に高いものです。
その価値をどう維持していくか。
公式のシステムに乗り続けるか、合理的な実利を取るか。
どちらの選択も、ご自身の価値観に基づいてしっかり検討されたものであれば、それが正解だと私は信じています。
皆様の賢明なご判断と、大切なご自宅の資産価値が守られることを、同じオーナーとして心から願っています。
【免責事項】
本記事で紹介した数値(420万円、300万円、160万円など)は、市場データに基づく一例であり、あくまで目安です。
お住まいの地域、建物の大きさ、選択する塗料のグレード、時期、担当する支店によって費用は大きく変動します。
また、保証の適用範囲や失効条件についても、ご契約内容や時期によって異なる可能性があります。
正確な見積もりや最新の保証内容については、必ず積水ハウスリフォームの担当者、または信頼できる専門の塗装業者にご相談ください。
最終的なご判断は、ご自身の責任において行われるようお願いいたします。





