こんにちは。
積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。
私自身、現在まさに積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月引き渡し予定)の施主として、日々様々な検討を重ねています。
(仕様決定の様子はこちらの建築日記でもご紹介していますので、よろしければご覧ください)
家づくりを検討される中で、多くの方が積水ハウスさんの「永年保証」という言葉に、大きな安心感と魅力を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
それが積水ハウスさんを選ぶ、大きな決め手の一つになりましたから。
一方で、家づくりが具体的になればなるほど、特に資金計画を詰めていく段階で、こんな不安も湧いてきませんか?
「手厚いのは分かったけど、その保証を維持するために、結局いくらかかるの?」
「定期点検って、具体的にどこを見られて、何を指摘されるんだろう?」
「『必須の有償工事』があると聞いたけど、それって断れないの?」
こうした疑問は、いただくカタログや、営業担当者さんのスマートな説明だけでは、なかなか実態が見えにくい部分ですよね。
私も現役オーナーの立場で、将来のランニングコストについては本当にシビアに調べています。
なにせ、1億円以上の住宅ローンを組むわけですから、将来の出費計画が曖昧なままでは怖すぎます。
そこでこの記事では、私自身がオーナーの視点で徹底的に調査した情報と、インプットした客観的なデータに基づき、積水ハウスさんの保証とメンテナンスの「リアル」を、良い面も、そしてもちろん厳しい面も包み隠さず、誠実に解説していきます。
記事のポイント
- 積水ハウス「永年保証」の本当の仕組み
- 定期点検で具体的に指摘されやすい箇所
- 30年先まで見据えたリアルな維持コストの目安
- 保証を失わないために知っておくべき注意点
積水ハウスの保証は本当に安心か?
まず、いきなり結論から言えば、積水ハウスさんの保証システムは、「定められたルール(=定期点検と有償メンテナンス)をきちんと守り続ける限り、業界でも間違いなく最高水準の安心が手に入る」ものです。
これは、住宅を単なる「建てて終わりの箱」ではなく、世代を超えて受け継がれる「長期的な資産」として本気で維持しようとする、積水ハウスさんの確固たる哲学の表れでもあります。
私自身、その哲学に深く共感しました。
しかし、その「絶対的な安心」を手に入れ、維持し続けるためには、オーナー側にも相応の、そして交渉の余地のない「コスト」と「責任」が伴うことも、また事実です。
では、その『ルール』と『コスト』とは具体的に何なのか、詳しく見ていきましょう。
ここを理解することが、後悔しないハウスメーカー選びの第一歩です。
「永年保証」の仕組みを解説
まずは、積水ハウスさんが誇る保証システムの「構造」を正確に理解するところから始めましょう。
「永年」という、非常に安心感のある魅力的な言葉の裏には、実は明確なステップと厳格な条件が存在するんです。
ここを「なんとなく」で済ませてはいけません。
初期30年保証の対象範囲
まず全ての基本となるのが、引き渡しから30年間という、業界でも最長クラスの「初期30年保証」です。
これは、法律で定められた10年間の保証(契約不適合責任、昔でいう瑕疵担保責任ですね)を大幅に超える、非常に手厚い内容です。
これぞ「キング・オブ・ハウスメーカー」積水ハウスさんの自信の表れだと私は感じています。
ただし、ここで絶対に押さえておかなければならない重要なポイントが、その「対象範囲」です。
「30年間、すべてが無料!」では、もちろんありません。
【保証対象】となるもの
- 構造躯体:基礎、柱、梁、壁、床など、家の骨格となる主要な部分。
- 雨水の浸入を防止する部分:屋根、外壁、開口部(窓など)の防水。
【保証対象外】となるもの
- 設備機器:給湯器、エアコン、システムキッチン、トイレ、24時間換気システムなど。これらはメーカー保証(通常1〜2年)が中心です。
- 内外装の経年変化:壁紙(クロス)の隙間、フローリングの傷、外壁の汚れなど、使用に伴う自然な劣化や損耗。
- 外的要因:地震、台風、火災、洪水といった天災や、事故による損傷。(※これらは火災保険や地震保険で備える領域です)
つまり、この手厚い30年保証は、あくまで「家の骨格と防水」という、住まいの根幹に関わる重大な欠陥に対するものだということです。
万が一、構造的な問題で家が傾いたり、雨漏りが止まらなくなったりした場合に、積水ハウスさんが責任を持って直してくれますよ、という約束ですね。
ですから、例えば「エアコンが10年で壊れた」とか「給湯器が動かなくなった」といった『設備機器の故障』や、「壁紙が剥がれてきた」といった『内装の劣化』は含まれない、という点をしっかり認識しておく必要があります。
この認識のズレが、後々の「話が違うじゃないか」「積水ハウスなのに対応してくれない」といった不満に繋がってしまいがちなので、ここは本当に重要なポイントです。
30年目以降のユートラスとは?
さて、手厚い「初期30年保証」が満了した後、どうなるのか。
ここで登場するのが、積水ハウスさん独自の再保証制度「ユートラスシステム」です。
これは、30年目の節目に、積水ハウスさんによる有償の「ユートラス点検」を受け、その点検結果に基づいて「今後も保証を維持するために、ここ(主に外壁塗装や屋根・バルコニーの防水工事)のメンテナンスが必要です」と判断された有償の工事を、きちんと実施すること。
これが、次の10年間の保証延長を受けるための「条件」となります。
以降、40年目、50年目と、10年ごとにこのプロセス(有償点検+有償メンテナンス)を繰り返すことで、理論上は建物が存在する限り、保証を永続させることができる、というわけですね。
「永年保証」とは、「永年“無料”保証」ではなく、「永年“有料で継続できる”保証」なのです。
このシステムの本当にすごい、というか良くできているなぁと私自身が感心するのが、万が一、何らかの事情で保証が途切れてしまった場合でも、後からオーナーさんが「やっぱり保証を再開したい」と思った時に、必要な点検と有償工事を行えば、いつでも保証を「再開」できる点です。
これは、例えば中古で積水ハウスさんの住宅を購入した次のオーナーさんにとっても、非常に大きなメリットとなります。
「前のオーナーがメンテナンスをサボって保証が切れてるから、この家はもうダメだ」とはならないのです。
家の資産価値を維持する上で、本当に強力な仕組みだと思います。
定期点検で指摘されやすい箇所
保証を維持するためには、積水ハウスさんによる定期的な点検が欠かせません。
では、実際に担当者の方はどのような箇所を重点的にチェックし、オーナーは何を指摘される可能性が高いのでしょうか。
ここも気になるところですよね。
私自身の家もこれから受けていく道ですが、調査した内容を時系列に沿って見ていきましょう。
初期(~5年)の主な指摘事項
引き渡しを受けてから、3ヶ月、1年、2年、そして5年目の点検。
これらは主に無償の「定期巡回サービス」として位置づけられています。
この時期は、新しい建物がその土地の気候や湿度に馴染んでいく「初期定着期」とも呼ばれます。
人間と一緒で、家も少しずつ環境に適応していくんですね。
そのため、この時期の点検は、構造的な欠陥というよりは、その過程で生じる軽微な不具合の調整が中心となります。
具体的には、以下のような指摘(というか、オーナーからの相談)が多いようです。
壁紙(クロス)の隙間やひび割れ
これは本当によくあるケースだそうです。
特に、壁の角(入隅)や、壁と天井がぶつかる部分ですね。
これは、家の構造材である木材が、季節による湿度の変化でわずかに収縮・膨張することによって起こる、ごく自然な現象です。
構造上の欠陥ではまったくないので、安心してください。
多くの場合、点検時に担当の方がその場でコーキング材(コークボンド)を充填して、きれいに補修してくれます。
建具の調整
「最近、リビングのドアがちょっと閉まりにくくて…」とか、「引き戸がスムーズに動かない」といった建付けの不具合も、初期にはよく見られます。
これも、家全体が馴染む過程で発生する微細なズレが原因であることがほとんど。
多くは簡単な調整作業で解消されると聞いています。
この初期段階での迅速で丁寧な対応が、オーナーの安心感に繋がる大切な時期ですね。
10年目以降のチェックポイント
5年点検を過ぎ、10年目、そして20年目(これは初期30年保証の期間内ですね)の点検。
これらの点検は、保証を継続するために必須の無償点検となります。
この段階になると、点検の焦点は、室内の細かな部分から「外部」、つまり常に紫外線や風雨にさらされている部分へと移っていきます。
ここからが、家の寿命、そして保証の継続を左右する本番とも言えますね。
◆北川が注目するプロの視点
私たちが普段の生活で気づきにくい、あるいは確認しようがない場所こそ、プロが重点的に見るポイントです。
特に以下の3点は、放置すると将来の雨漏りや構造の劣化に直結するため、非常に厳しくチェックされると聞いています。
- シーリング(コーキング)材:
外壁パネルの継ぎ目(目地)を埋めている、あのゴム状の素材です。積水ハウスの外壁材(ダインコンクリートやベルバーン)自体は超高耐久ですが、このシーリング材は消耗品です。紫外線や熱の影響で、どうしても年々硬化し、やがてひび割れや剥がれが起きてしまいます。この劣化を放置すると、そこが雨水の最大の浸入口となり、内部の構造材を傷める原因となるため、点検では最も厳しくチェックされる箇所の一つです。 - バルコニーの防水:
バルコニーの床面には、塩化ビニル樹脂製の防水シートが施工されていることが多いですが、このシートに破れや浮きがないか。そして、何より重要なのが排水口(ドレン)が落ち葉やゴミで詰まっていないかです。排水口の詰まりは、バルコニーがプール状態になることを意味し、壁との取り合い部分から雨漏りに直結する非常に危険なサインです。これはオーナー自身でも清掃できる部分ですね。 - 床下:
オーナーが自ら確認することはまずない『床下』です。点検口から進入し、シロアリの被害がないか、地面からの湿気の状態、給排水管からの水漏れの兆候がないかをチェックします。日本の木造住宅(積水ハウスさんの木造『シャーウッド』も含む)にとってシロアリは最大の敵ですが、実は鉄骨造でも油断はできません(シロアリは木材以外も食い破って侵入路を作ります)。だからこそ、10年ごとの防蟻処理が重要になってくるわけです。
これらの点検結果に基づき、必要な補修(この段階では保証対象の不具合であれば多くが無償対応)や、次の大きな節目となる有償メンテナンスに向けた「予告」や計画が立てられていきます。
「15年目点検で『シーリングが少し劣化し始めてますね。20年目か、遅くとも30年目には対応が必要ですよ』と予告される」といったイメージですね。
長期メンテナンスのリアルな費用
さて、ここが皆さんが一番気になっているポイントだと思います。
私自身、現在1億3000万円(になりそう...)の家を建てている真っ只中ですから、将来のコストについては本当にシビアに考えています。
保証を維持するために、具体的にどれくらいの費用を見込んでおくべきなのか。
もちろん、これは家の大きさや仕様(例えば外壁がダインコンクリートなのかベルバーンなのか等)によっても大きく異なりますが、一般的な目安として、覚悟しておくべき金額を解説します。
(※ここで提示する金額は、あくまで私が調査した延床面積35〜40坪程度の一般的な住宅を想定した『目安』です。実際の費用を保証するものではありません。皆さんが将来の資金計画を立てる際の、一つの参考として捉えてください。)
10年目:防蟻処理(必須)
10年目の点検で、保証継続のために必須となる、初めての有償工事が「防蟻(ぼうぎ)処理」です。
これは、新築時に施工された防蟻薬剤の効果保証期間が、ちょうど10年で切れるために必要となる再施工です。
先ほども触れましたが、シロアリ被害は家の構造体力に関わる重大な問題ですから、ここが最初の関門となります。
費用の目安:約13万円 ~ 20万円
床面積(1階の床面積が基準になることが多いです)によって変動しますが、この費用を支払わないと、万が一シロアリ被害が発生した場合の構造躯体に関する保証が失効する可能性が極めて高くなります。
はっきり言って、保証を継続したいのであれば、これは事実上、選択の余地がない必須の費用と考えておくべきです。
20年目:シーリング補修など
10年目をクリアし、次の節目が20年目です。
この点検でも、再度、防蟻処理(有償)が必要になります(薬剤の効果が切れるため)。費用は10年目とおおむね同額でしょう。
それに加え、10年目の点検で「要注意」とされていたシーリング材の劣化状況がさらに進んでいる場合、部分的な「打ち替え」(古いものを取り除いて新しく充填する)や「増し打ち」(上から重ねて充填する)といった補修(もちろん有償)が推奨されるケースが出てきます。
この時点での修繕費用は、劣化の程度や範囲によって本当にマチマチですが、2回目の防蟻処理と合わせて、シーリング補修やその他の修繕費を含めて「合計目安 約790,000円」という事例も報告されています。
必須の防蟻処理(十数万円)だけでは済まない可能性があり、「数十万円規模のまとまった出費」となる可能性も考慮しておく必要がありますね。
この20年目点検は、30年目の「大規模修繕」に向けた最終確認、という側面も強いです。
30年目:外壁・防水の大規模修繕
そして、初期保証が満了する最大の節目、30年目です。
ここで「ユートラスシステム」へ移行し、さらに10年間の保証延長を希望する場合、最も費用のかかる大規模な有償メンテナンス工事が必要となります。
なぜなら、積水ハウスが保証する「防水性能」を、ここで一度リフレッシュ(新築時に近い状態に戻す)する必要があるからです。
費用の目安:約250万円 ~ 350万円以上
まさに新車一台分、あるいはそれ以上に匹敵する大きな出費です。
データベースの事例(表1)では合計目安が約315万円となっていますが、内訳としては、以下のような工事がセットになることが一般的です。
- 外壁の全面再塗装:
足場を組んで、外壁全体を塗り直します。積水ハウス独自の高耐久塗料などを使う場合、材料費も高めになる傾向があります。(事例では200万円~) - 屋根の防水メンテナンス(または塗装):
屋根材の種類(瓦、スレート、陸屋根の防水シートなど)によって工法が変わりますが、ここも防水の要です。 - シーリング材の全交換:
20年目で部分補修だったとしても、30年目では基本的に「全打ち替え」となります。 - バルコニー防水層の更新:
バルコニーの防水シートなども、このタイミングでやり替えることが多いです。(事例では5万円~) - 防蟻処理(3回目):
10年ごとですので、ここでも必要になります。(事例では13万円~) - その他:
雨樋の交換や、劣化の進んだ部分の補修など。(事例では39万円) - 上記工事に必須の『足場設置費用』:
これだけで数十万円(事例では28万円~)かかる、固定費のようなものです。
これらの費用が一度に発生します。
私が今まさに1億超えの住宅ローンを組もうとしている中で、これとは全く別に、将来この金額を準備しなければならないと思うと、正直、身が引き締まる思いです…。
でも、これは家という資産を維持するために必要な投資。
今から計画的に積み立てておくしかありません。
保証維持の「落とし穴」とは?
積水ハウスさんの保証は本当に手厚い。
それは間違いありません。
ですが、その恩恵を受け続けるためには、オーナー側が遵守すべき厳格なルール、いわば「落とし穴」とも言える注意点が存在します。
ここを知らないと「こんなはずじゃなかった」となりかねないので、しっかり解説します。
必須点検と有償工事の義務
これが最も重要、かつ絶対的なルールです。
「積水ハウスが定めた定期点検(特に10年目、20年目など)を、オーナーの都合でスキップせず、必ず受けること」
そして、
「その点検に基づき、積水ハウスが“保証維持に必要”と判断した有償メンテナンス(10年目の防蟻処理や30年目の防水工事など)を、必ず積水ハウス(または指定業者)で実施すること」
「今回はちょっと費用が厳しいから、防蟻処理はパスします」とか、「30年目の工事は、もう少し先に延ばしたい」といったオーナー側の都合で、これらの必須項目を拒否、あるいは先延ばしにした場合、その時点で保証は打ち切られる(失効する)可能性があります。
積水ハウスさんからすれば、「私たちが決めた健康診断と治療(メンテナンス)を受けてくれないなら、もう健康(保証)の責任は持てませんよ」というのは、当然のロジックですよね。
保証は無条件に与えられる「権利」であると同時に、これらの「義務」を果たすことで初めて維持されるものなのです。
他社リフォームで保証失効リスク
オーナーさんにとって、これが一番悩ましいジレンマかもしれません。
「30年目の外壁塗装、知り合いの工務店で見積もったら、積水ハウスさんの提示額より100万円も安かった」—— これは、実際にインターネットの口コミなどでもよく見かける話です。
私も経営者のはしくれとして、コストを比較検討したくなる気持ちは痛いほど分かります。
しかし、ここで短期的なコスト削減のために積水ハウス以外の業者にリフォーム(特に構造や防水に関わる工事)を依頼すると、その時点で積水ハウスの長期保証が失効してしまうという、非常に重大なリスクを伴います。
なぜ保証が失効するのか?
これは積水ハウスさんが意地悪をしているわけではなく、合理的な理由があります。
例えば、外部のA社に外壁塗装を依頼したとします。
その数年後に、なんと雨漏りが発生してしまった。
この時、その雨漏りの原因が「A社の塗装工事の不備」によるものなのか、それとも「積水ハウス側の元々の構造的な瑕疵」によるものなのか、その切り分け(原因究明)は非常に困難、というかほぼ不可能になります。
こうした責任の所在が曖昧になる事態を避けるため、積水ハウスさんとしては「当社の設計・施工基準を知らない他社が手を加えた時点で、当社の保証は適用外となります」という立場を取らざるを得ないのです。
数十万円、あるいは100万円のコスト削減のために、将来起こるかもしれない構造的欠陥(もし発生すれば数千万円規模の損害)に対する保証をすべて失うリスクを冒せるか。
これは本当に難しい判断ですが、積水ハウスの『保証』に価値を感じて選んだのであれば、主要なメンテナンスは割高であっても積水ハウス(またはその指定業者)に依頼するのが、唯一の安全策となります。
ビジネスモデルとして、非常によくできている(囲い込まれている)とも言えますね。
オーナーが語る「安心」の本当の価値
ここまで費用や義務、リスクといった、少しシビアな話を続けてきました。
読んでいて「積水ハウス、維持するの大変そうだな…」と不安になってしまったかもしれません。
ですが、私自身がなぜ最終的に数あるハウスメーカーの中から積水ハウスを選んだのか。
それは、こうした長期的なコミットメント(責任とコスト)を理解した上で、それでも余りある「絶対的な安心感」がそこにあったからです。
私がこれまでの建築日記でレポートしてきた、地鎮祭の完璧な段取り(Vol.1)や、現場に立ち会えない私(施主)のために、基礎工事の進捗を写真付きで詳細に報告してくれる現場監督の工藤さんのような、誠実な「人」の対応。
そして、これは私の決断を決定的にした体験ですが、工場見学で家族4人と一緒に体験した、あの震度7の揺れにもビクともしなかった「シーカス」の圧倒的な技術力。
これらを目の当たりにすればするほど、積水ハウスさんが自社の建物に「30年」そして「永年」という、とてつもなく重い保証を付けられるのは、他社には真似できない品質に、絶対的な自信があるからだと、心の底から確信できました。
確かに、メンテナンス費用は安くありません。
しかし、それは「もしもの時の保険」や「安心を買い続けるための費用」であり、同時に、この家という巨大な資産の価値を、何十年にもわたって最高レベルで維持するための「投資」なのだと、私は捉えています。
何かトラブルがあった時に、24時間365日対応してくれるカスタマーズセンターの存在。
そして、我が家の図面から修繕履歴まで、すべてを把握してくれている生涯のパートナーがいるという安心感は、何物にも代えがたい価値があると、私は本気で思っています。
積水ハウスの保証が向いている人
ここまでの情報をすべて踏まえて、積水ハウスさんの保証・メンテナンスシステムは、特に以下のような価値観を持つ方に最適だ、と私は結論づけます。
- 短期的なコスト削減よりも、数十年にわたる構造的な安全と、家の資産価値の維持を最優先に考えたい人。
- 家のメンテナンスや将来のリフォームを、あれこれ業者を探す手間なく、品質が保証された信頼できる一つの窓口(ワンストップ)に全て任せたい、という合理的な考え方の人。
- 10年後、20年後、そして特に30年後に、数百万単位のまとまった出費が「必ず発生する」ことを理解し、それに向けて計画的に資金を準備(積立)できる、財務的な規律と計画性を持つ人。
逆に、「メンテナンス業者は必ず相見積もりを取って、自分で一番安い業者を自由に選びたい」という柔軟性やコストパフォーマンスを最重要視する方には、この積水ハウスさんのシステムは、少し窮屈で高額な「囲い込み」のように感じられるかもしれません。
これは、どちらが良い・悪いという話では決してなく、ご自身が家づくりに何を求めるか、という価値観のマッチングの問題です。
この記事が、あなたの後悔のないハウスメーカー選び、そして長期的なパートナー選びの一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
積水ハウスの保証とメンテナンスに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 給湯器やエアコンが10年で壊れたら、保証対象になりますか?
A. いいえ、残念ながら積水ハウスの「初期30年保証」や「永年保証」の対象外です。
記事本文でも解説しましたが、これらの保証は、あくまで「構造躯体」と「防水」に関するものです。
給湯器やエアコン、キッチン、トイレといった設備機器は対象外となり、通常はメーカー保証(1〜2年程度)のみとなります。
近年、他社(大和ハウスさんや住友林業さんなど)では10年間の設備保証を標準で付けているケースもありますが、積水ハウスでは標準ではありません(別途有償の保証サービスが提供されている場合はあります)。
したがって、設備機器の更新費用(10年〜15年ごと)は、メンテナンス費用とは別にご自身で準備しておく必要があります。
Q2. 10年目の防蟻処理(有償)は、必ずやらないといけませんか?
A. 「強く推奨」というか、「保証を維持するためには必須」とお考えください。
もし、この有償の防蟻処理を実施しなかった場合、その後に万が一シロアリによる被害が発見されても、積水ハウスの構造躯体保証が適用されなくなる可能性が非常に高いです。
シロアリ被害は家の土台を揺るがす重大な欠陥につながるため、積水ハウス側も「薬剤の効果が切れる10年目に対策をしないのであれば、それ以降の保証はできませんよ」というのは、当然のロジックですよね。
保証を継続したい場合は、必須の工事となります。
Q3. 中古で積水ハウスの家を買った場合、保証は引き継げますか?
A. はい、引き継ぎ可能です。
これが積水ハウスの本当に大きな強みの一つです。
独自の「ユートラスシステム」により、保証の引き継ぎが可能です。
前のオーナー様が保証を継続していればそのまま引き継げますし、もし保証が切れていた場合でも、新しいオーナー様が必要な点検と有償メンテナンス工事を行えば、保証を「再開」させることができます。
これにより住宅の資産価値が維持されやすくなっており、優良な中古住宅を評価する「スムストック査定」制度などとも連携しています。
Q4. やはりメンテナンス費用は高いですか?値引き交渉は可能ですか?
A. 正直なところ、一般的なリフォーム業者さんと相見積もりを取れば、積水ハウス(またはそのグループ会社)さんの提示額の方が高くなる傾向にあります。
データベースによれば、市場価格より20~30%割高になるという指摘もあるようです。
これには、積水ハウスの基準を満たす純正部材の使用、独自の工法、そして何より手厚い保証を継続するための管理費などが含まれているためです。
値引き交渉については、新築時のように大きな金額の値引きは、メンテナンス工事では難しいことが多いようです。
ただし、これは「保証を維持する」という重要な契約が絡んでいるため、「価格」よりも「確実な施工と保証の継続」を最優先に考えるべき部分だと私は思います。
費用はあくまで目安ですので、正確な情報やご自身のケースについては、必ず積水ハウスの担当者様や公式サイトにてご確認ください。





