【積水ハウス】寒い家にしない!断熱・気密の設計と監理のコツ

こんにちは。

積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。

私は本サイトの運営者であると同時に、現在まさに積水ハウスで自宅(鉄骨造のイズ)を建築中の「現役施主」でもあります。

積水ハウスといえば、住宅業界のトップブランドであり、その品質や価格は誰もが知るところです。

私自身、その圧倒的な技術力と、担当の橋爪店長をはじめとする「人」の素晴らしさに惚れ込んで契約しました。

しかし、家づくりを検討する中で、インターネットで「積水ハウスは寒い」「建てて後悔した」といった、ちょっと不安になるようなキーワードを目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「日本一のハウスメーカーなのに、なぜ?」

「自分が建てようとしている家も寒かったらどうしよう…」

家づくりは人生最大の買い物です。

「絶対に後悔したくない」と誰もが願うはず。

私も施主として、この「寒さ」の問題については契約前に徹底的に調べ、細かく確認しました。

この記事では、なぜ積水ハウスで「寒い」という声が一部で上がってしまうのか、その技術的な真相と、私自身がオーナーとして学んだ「後悔しないための具体的な対策」について、包み隠さず解説していきます。

記事のポイント

  • 「積水ハウスが寒い」と言われる3つの主な理由
  • 「断熱材なし」の噂と「気密性(C値)」の真実
  • シャーウッド(木造)と鉄骨造の温熱性能の比較
  • 寒い家を回避するための4つの具体的な設計戦略

なぜ「積水ハウスは寒い」と言われるか

なぜ「積水ハウスは寒い」と言われるか

積水ハウス ご紹介割引の窓口イメージ

まず、施主の不満や「後悔」の声がどこから来るのか、その背景を整理する必要があります。

これは単純に「積水ハウスの性能が低い」という一言で片付けられる問題では、決してありません。

「後悔」の声①:期待値とのギャップ

私が考える最大の原因は、この「期待値と現実のギャップ」にあると考えています。

積水ハウスは、名実ともに日本一のハウスメーカーであり、その価格帯も業界トップクラスです。

当然、私たち施主は「これだけの金額を払うのだから、あらゆる面で最高品質に違いない」と期待します。

私もそうでした。

しかし、こと「温熱性能(断熱性・気密性)」の分野において、積水ハウスの「標準仕様」は、必ずしも業界の頂点(日本一)を走っているわけではない、という現実があります。

もちろん、国が定めるZEH(ゼッチ)基準(断熱等性能等級5)を標準でクリアしており、一般的な住宅と比べれば遥かに高性能です。

この点は間違いありません。

ただ、昨今では一条工務店さんのように、標準仕様でさらに上の等級6や7といった「超・高性能」を追求しているメーカーも存在します。

「これだけ高いお金を払ったのだから、日本で一番暖かい家のはず」という施主の高い期待値と、「良質だが“最先端”ではない」標準仕様の温熱性能との間に乖離が生まれた時、それが「期待外れ」「思ったより寒い」「後悔」という不満の声に繋がってしまうのだと、私は分析しています。

◆北川のワンポイントアドバイス

この「期待値」は、坪単価のイメージとも強く連動しています。

「坪単価100万円超えなのに、この程度か」という感覚が、不満を増幅させやすいのです。

ただ、忘れてはならないのは、積水ハウスの価格には、温熱性能以外の価値、例えば工場見学で私自身が圧倒された「構造の信頼性」、卓越した「デザインの自由度」、そして何より「手厚いアフターサポート」といった、目に見えにくい部分のコストも多く含まれているという事実です。

このあたりの価格と価値のバランスについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

積水ハウスの坪単価はいくら?現役施主が総額と見積もりを公開

「後悔」の声②:標準仕様の断熱性能

では、その「標準仕様」は具体的にどのレベルなのでしょうか。

積水ハウスの標準仕様(ぐるりん断熱)のUA値(外皮平均熱貫流率:数値が低いほど高性能)は、公表値でおおむね$0.60$前後とされています。

この数値は、2025年から全国で義務化される基準(断熱等級4 / UA値0.87)を大幅に上回る、ZEH基準(断熱等級5)を満たすものです。

ですから、法律的にも性能的にも「高性能住宅」であることは間違いありません。

しかし、先ほども触れたように、より高性能な等級6(UA値0.46)、さらに上の等級7(UA値0.26)といったレベルが業界の目標となる中では、積水ハウスの標準仕様は「中の上」という評価になります。

この「標準仕様」のまま、断熱性能が弱点となるような間取り(次の項目で解説します)を採用してしまうと、「期待していたほどの暖かさではない」「思ったより寒い」と感じる原因になってしまうのです。

参考:積水ハウスのUA値・C値の現実。施主が断熱・気密を解説

「後悔」の声③:設計と窓の落とし穴

積水ハウスの最大の魅力は、チーフアーキテクトに代表される卓越した設計力と、構造的な制約が少ないデザインの自由度にあります。

私の家も、その設計力に惚れ込み、鉄骨造の「イズ」で「コートハウス(中庭型)」という、かなり設計の自由度を活かしたプランにしました。

しかし、この「自由度」が、時として温熱性能にとっては「弱点」になるケースがあるのです。

具体的には、以下のような設計です。

  • 開放感あふれる「大きな吹き抜け」
  • リビングと庭を一体化させる「天井までの大開口(フルフラットウィンドウ)」
  • 壁一面の「大きな窓(ピクチャーウィンドウ)」

これらは空間を劇的に演出し、積水ハウスが得意とするデザインですが、同時に、家の中で最も熱が逃げやすい(あるいは夏場に熱が入ってきやすい)場所となります。

さらに、この熱の出入り口である「窓」の標準仕様にも、一つのポイントがあります。

標準サッシ「アルミ樹脂複合」の限界

積水ハウスの標準サッシは「SAJ」と呼ばれる、アルゴンガス入りのLow-E複層ガラスと「アルミ樹脂複合サッシ」の組み合わせです。

これも非常に高性能なサッシではあります。

しかし、昨今の高性能住宅で主流となりつつある「オール樹脂サッシ」(サッシフレームの全てが樹脂でできている)と比較すると、室外側に使われているアルミ部分が熱を伝えやすく(ヒートブリッジ)、断熱性能で劣ることは否めません。

デザインの開放感を最優先し、標準仕様の断熱(等級5)と、標準仕様の窓(アルミ樹脂複合)のまま建ててしまうと、冬場に窓際がヒヤッとしたり、冷たい空気が床を這う「コールドドラフト」が発生し、「寒い家」だと感じやすくなるのです。

「断熱材が入っていない」という噂の真相

「断熱材が入っていない」という噂の真相

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家づくりを検討されている方が検索すると、中には「積水ハウスは断熱材が入ってない」という、にわかには信じがたい、そして非常に不安になるキーワードまで存在します。

これは一体どういうことでしょうか。

施工品質と気密性(C値)の問題

まず大前提として、私が施主として断言します。

積水ハウスほどの規模と管理体制を持つ企業が、建築基準法で定められた断熱材を入れずに家を建てることは100%あり得ません。

そんなことをすれば、そもそも検査に通りませんし、会社として存続できません。

では、なぜこのような極端な噂が立つのでしょうか。

それは、施主が「断熱材が入っていないのではないか」と疑いたくなるほどの、局所的な「寒さ」を実際に体験しているからに他なりません。

  • コンセントの隙間から、突き刺すような冷たい隙間風が入ってくる。
  • 壁の特定の場所だけが、まるで外壁と一枚しか隔てていないかのように冷たい。
  • 冬場、換気扇を回すとどこからか冷気が入ってくる。

こうした現象の原因は、「断熱」そのものよりも、「気密」にある可能性が非常に高いです。

住宅の「隙間」の量を示すC値(相当隙間面積)という指標があります。

この数値が低いほど「高気密な家」ということになりますが、C値が悪い(隙間が多い)と、上記のような意図しない隙間風が大量に発生し、暖房効率が著しく低下します。

C値は「現場の施工品質」に100%依存します。

どれだけ素晴らしい断熱材を使っても、現場で職人さんが断熱材を隙間なく詰め、防湿気密シートを丁寧に貼り、配管が壁を貫通する周りの隙間をウレタンや気密テープで完璧に塞ぐ、といった地道な作業の積み重ねがなければ、気密性能は確保できません。

積水ハウスは子会社の積水ハウス建設などが施工を担当し、高い施工品質を維持していると評価されています。

しかし、C値を公式には公表しておらず、気密測定も標準工事には含まれていません。

そのため、担当する現場の施工チームの技術力や「気密に対する意識」によって、最終的な気密性に「ばらつき」が生じてしまう可能性は、残念ながら否定できません。

「断熱材なし」という強烈な言葉は、この気密施工の不備によって引き起こされる局所的な「大失敗」に対する、施主の感覚的で、そして絶望的な表現であると私は推測しています。

「シャーウッド(木造)も寒い」は本当?

「シャーウッド(木造)も寒い」は本当?

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積水ハウスには鉄骨造(イズなど)と木造(シャーウッド)がありますが、「シャーウッドも寒い」という声も聞かれます。

構造によって、温熱性能に違いはあるのでしょうか。

鉄骨造(イズ)との温熱比較

温熱環境において、鉄骨造の最大の課題は「ヒートブリッジ(熱橋)」です。

構造体である「鉄」は、木材に比べて数百倍も熱を伝えやすい性質を持っています。

そのため、外の冷気が鉄骨フレームを伝って、断熱材の内側にある内壁の温度を下げてしまう現象が、どうしても起こりやすくなります。

これが、壁の特定の部分だけが冷たく感じられたり、結露が発生しやすくなったりする原因です。

もちろん、積水ハウスは独自の「ぐるりん断熱」で、この鉄骨を断熱材で外側から丸ごと覆う対策をしています。

しかし、物理的な特性を完全にゼロにすることは難しく、木造に比べて本質的にヒートブリッジのリスクを抱えていることは事実です。

(ちなみに、私自身も鉄骨造の「イズ」を選びましたが、この点は契約前から理解した上で、後述する「断熱仕様の強化」や「窓の強化」でその弱点を補う対策を講じています。)

一方、木造の「シャーウッド」は、構造材である木材自体が鉄に比べて遥かに熱を伝えにくく、断熱性に優れているため、温熱的には鉄骨造よりも有利です。

では、なぜそのシャーウッドで「寒い」という声があるのか。

それは、構造そのものの問題ではなく、これまで述べてきた「積水ハウス共通の課題」が原因である可能性が極めて高いです。

すなわち、「標準仕様の断熱レベル(等級5)であったこと」、「窓の仕様が標準(アルミ樹脂複合)であったこと」、そして「設計(大きな吹き抜け等)と気密性(C値)の問題」が複合的に絡み合った結果だと考えられます。

オーナーが語る積水ハウスの標準断熱

ここまでネガティブな側面をあえて詳しく見てきましたが、誤解しないでいただきたいのは、積水ハウスの標準仕様は決して低品質ではない、ということです。

私自身が施主として確認し、納得した事実をお伝えします。

ZEH基準の「ぐるりん断熱」

積水ハウスの標準断熱工法「ぐるりん断熱」は、天井、壁、床、そして熱が逃げやすい柱や梁の周りまで、最適な断熱材を隙間なく施工し、家全体を魔法瓶のように包み込む考え方で、非常に優れた工法です。

標準仕様で用いられる断熱材は、主に壁が「高性能グラスウール(100mm)」、天井が「ロックウール(200mm)」、床が「ポリスチレンフォーム(80mm)」となっています。

これらはすべて高性能な断熱材であり、先述の通り、国のZEH基準(断熱等級5)をしっかりクリアするものです。

◆北川のワンポイントアドバイス

もしあなたが今、積水ハウスに少しでも興味があるなら、絶対に「工場見学」に行くべきです。

私は、あの体験で「もう他社には頼めない」と決意しました。

そこで、実際に「ぐるりん断熱」がどのように施工されているか、その施工精度の高さや、地震から家を守る「シーカス」の凄まじい性能、構造体の圧倒的な頑丈さを目の当たりにし、その技術力の高さに本当に圧倒されました。

「これは町の工務店さんでは“とてもじゃないけど作れない代物”である」と、本気で痛感させられたのです。

積水ハウスの標準仕様は、「業界の最先端(日本一)」ではありませんが、「極めて高品質で、最も信頼できる標準の一つ」であることは間違いありません。

寒い家を回避する!4つの重要戦略

寒い家を回避する!4つの重要戦略

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では、積水ハウスで「本当に暖かく快適な家」を建てるには、どうすればよいのでしょうか。

後悔を回避するために、契約前・設計段階で私たち施主が取るべき具体的な戦略を4つにまとめました。

これは、私自身が実践した、あるいは検討した内容です。

戦略①:断熱仕様をアップグレード

これが最も直接的で、そして効果的な方法です。

積水ハウスには、標準仕様(ZEH水準・等級5)の上に、オプションで「ハイグレード仕様(等級6相当)」「プレミアム仕様(等級6〜7相当)」といった断熱アップグレードの選択肢が用意されています。

これを選択することで、壁・天井・床の断熱材がより厚く、あるいはより高性能なもの(例えば、高性能グラスウールがさらに高密度のものや、フェノールフォームなど)に変更されます。

寒冷地(東北や北海道など)でなくても、本州の多くの地域で「冬の快適性」を本気で追求するならば、少なくとも「ハイグレード仕様(等級6)」へのアップグレードを強く推奨します。

積水ハウス 断熱・窓仕様のアップグレードパス(例)

打ち合わせの際に、設計士さんに「等級5(標準)と等級6(ハイグレード)の見積もりを両方ください」とお願いすると、具体的な差額と仕様を提示してもらえます。

仕様グレード 目標性能 主なアップグレード内容 (例)
標準仕様 ZEH水準 (等級5)
UA値 約0.60
・標準の「ぐるりん断熱」
・SAJアルミ樹脂複合サッシ (複層ガラス)
ハイグレード仕様 ZEH超 (等級6)
UA値 約0.46-0.50
・壁・天井・床の断熱材を厚く、または高性能なものに変更
・オール樹脂サッシへのアップグレードを選択肢に
プレミアム仕様 高性能 (等級6-7)
UA値 0.46未満
・断熱材を最大仕様に
・オール樹脂サッシ+トリプルガラスが標準に

※数値や仕様は一例です。

プランや地域によって異なりますので、必ず設計士にご確認ください。

戦略②:窓を「オール樹脂サッシ」へ

家の熱損失の約半分は「窓」からと言われています。

壁や天井をどれだけ分厚く断熱しても、窓が弱点では意味がありません。

標準の「アルミ樹脂複合サッシ(SAJ)」から、オプションの「オール樹脂サッシ」へ変更しましょう。

さらに寒冷地や、より高い性能を求めるなら、ガラスを「トリプルガラス(3層)」にできれば万全です。

断熱仕様のアップグレードと比べても、窓への投資は冬の窓際のヒヤリ感や、厄介な結露のリスクを劇的に改善する、費用対効果が最も高い戦略の一つです。

予算に制約がある場合でも、「リビングの大きな窓だけ」でもオール樹脂サッシに変更するなど、メリハリをつけることをお勧めします。

戦略③:気密測定(C値)を交渉する

「寒い」という体感に直結する隙間風を防ぐため、気密性(C値)の確保は必須です。

積水ハウスはC値の保証を行っていませんが、施主として「気密性を高めたい」という意思を契約前に強く伝えることが、本当に重要です。

口頭で「お願いします」と言うだけでは不十分です。

以下の要望を、可能であれば設計図や仕様書、あるいは打ち合わせの議事録に明記してもらうよう交渉してください。

【設計・契約段階での交渉・要望リスト】

  • コンセント部分からの隙間風を防ぐため、「防気カバー」を全箇所に設置してもらう。(これは比較的安価なオプションで対応可能なはずです)
  • 気密上の弱点となりやすいため、外壁に面するコンセントやスイッチの数を、設計段階で極力減らしてもらう。
  • エアコンの配管や、水道・ガスの配管が壁や床を貫通する部分の隙間を、ウレタンフォームや気密テープで丁寧に処理するよう、現場監督から職人さんへ徹底してもらう。
  • (交渉)可能であれば、「第三者機関による気密測定(C値測定)」を引き渡し前に実施し、その結果を報告してもらう。(これは断られる可能性もありますが、伝えること自体に価値があります)

C値測定を正式に受けてもらえなくても、これらの要望を「仕様」として明記してもらうだけで、現場の意識は格段に変わります。

「この施主は気密を重視している」と伝われば、現場監督の工藤さんのような実直な方が、必ずや現場の職人さんたちに指示を徹底してくれるはずです。

戦略④:間取りと暖房計画の工夫

「吹き抜け」や「大開口」を採用することが、即「寒い家」に繋がるわけではありません。

私自身、リビングに大きな吹き抜けを採用しています。

重要なのは、それによって熱損失が増えることを設計段階で理解し、その分の対策をセットで講じることです。

  • 日射取得: 大きな窓は、冬の日射を最大限に取り込める「南側」に配置し、冬は暖かく、夏は庇(ひさし)で日差しを遮る「パッシブデザイン」を取り入れる。
  • 断熱強化: 吹き抜けや大開口を採用する部屋は、壁や天井の断熱仕様を他室よりワンランク上げる(ハイグレードにするなど)。
  • 窓の強化: その熱が逃げやすい窓だけでも、最優先で「オール樹脂サッシ+トリプルガラス」にする。
  • 暖房計画: エアコンだけに頼らず、床からの冷え(底冷え)に直接対処できる「床暖房」をリビングやダイニングに併用する。(高断熱な家ほど、床暖房のランニングコストも下がります)

こうした統合的な計画こそ、積水ハウスの設計士の腕の見せ所です。

そして、その提案をしっかり引き出せるかどうかは、結局のところ、施主と担当チームとの信頼関係にかかっています。

私の場合も、担当の橋爪店長や設計の富田さんが、私の細かな要望や「こういう風になったら嫌だ」という不安をすべて汲み取り、プロの目線で「北川さん、それならこうしましょう」と最適なプランに昇華してくれました。

最高の家づくりは、最高のチームとの出会いから始まります。

▼私が積水ハウスに決めた理由も、結局は「人」でした。

この出会いがなければ、今こんなにワクワクしながら家づくりはできていなかったと思います。

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積水ハウスの断熱性・快適性に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 寒いのが嫌なのですが、鉄骨造(イズ)は避けるべきですか?

A. いいえ、まったく避ける必要はありません。

私自身が鉄骨造の「イズ」を選んでいますから。

確かに、先ほど解説した通り、鉄骨造は「ヒートブリッジ(熱橋)」のリスクが木造より高いのは事実です。

しかし、それはあくまで「標準仕様のまま」で「何の対策もしなかった」場合の話です。

この記事で解説したように、「断熱仕様のアップグレード(ハイグレード以上)」「窓の強化(オール樹脂サッシ等)」をしっかりと行えば、鉄骨造の温熱的な弱点はほぼ克服できます。

私は、鉄骨造の持つ構造的な強さや、柱のない大空間を実現できる設計自由度という大きなメリットを取りつつ、寒さ対策を「オプションで講じる」という、賢明な選択だと判断しました。

シャーウッドの木の質感も素晴らしいですが、鉄骨造の魅力も捨てがたいものがありますよ。

Q2. 断熱仕様のアップグレードは、どれくらい費用がかかりますか?

A. これは建物の大きさや形状、目指す等級(ハイグレードかプレミアムか)によって大きく変動するため、一概に「いくら」とお答えするのは非常に難しいです。

あくまで私の打ち合わせ段階での肌感覚ですが、標準仕様(等級5)からハイグレード仕様(等級6)へ上げる場合、家の規模にもよりますが数十万円から100万円以上の追加費用を見込んでおくとよいかと思います。

オール樹脂サッシへの変更も、窓の数や大きさによりますが、同様に数十万円単位の費用がかかることが多いです。

ただ、これは「コスト」ではなく「投資」です。

初期費用はかかりますが、入居後の光熱費の削減(これは何十年も続きます)と、何より「毎日、冬の朝でも寒さを我慢せず快適に過ごせる」というプライスレスな価値を考えれば、十分に見合う投資だと私は思います。

必ず設計士さんに複数のパターンで見積もりを依頼してください。

Q3. C値測定を公式に断られた場合はどうすればよいですか?

A. おそらく、積水ハウスが会社として「C値測定と保証」を行っていない以上、担当者レベルで「やります」と確約してもらうのは難しいかもしれません。

その場合でも、諦める必要はありません。

戦略③で挙げたように、「防気カバーの設置」「外壁コンセントの削減」「配管周りの気密処理の徹底」など、気密性を高めるための具体的な施工内容を「仕様」として契約書や仕様書に明記してもらうよう、強く交渉してください。

これは施主の正当な権利です。

また、最終手段として、施主(ご自身)で費用を負担して、引き渡し直前に第三者の気密測定業者に依頼する、という方法もあります。

その旨を事前に担当者に「(積水ハウスさんの施工品質を信頼していますが、)念のため、引き渡し前に自費でC値測定を入れる予定です」と伝えておくだけで、現場の施工品質(特に気密処理)に対する意識が向上する効果が期待できます。

Q4. 床暖房は必須ですか?

A. 必須ではありませんが、採用満足度が非常に高い設備であることは事実です。

特に、この記事で解説したような「高気密・高断熱」の家(断熱等級6以上+オール樹脂サッシなど)をしっかり実現できた場合、エアコン暖房だけでも(家全体の温度ムラが少ないため)十分暖かい家になります。

その場合、床暖房は「贅沢品」になるかもしれません。

しかし、「標準仕様(等級5)」のままで、かつ「大きな吹き抜け」や「大開口」を採用した場合は、エアコンの暖気がどうしても上に逃げ、足元が寒くなる(底冷えする)可能性があります。

そうしたプランの場合は、床から直接暖める「床暖房」を併用することで、快適性が劇的に向上します。

ご自身のプランの断熱仕様と、快適性へのこだわり、そしてご予算を天秤にかけて判断されるとよいでしょう。

Q5. 積水ハウスの「スマートイクス(換気)」は寒い原因になりますか?

A. いいえ、むしろ寒さを「防ぐ」ための設備です。

「スマートイクス」や「アメニティー換気システム」は、第一種熱交換型換気システムと呼ばれます。

これは、排気する室内の暖かい空気の「熱」だけを回収し、新しく取り込む新鮮な外気にその「熱」を移してから室内に供給する、非常に高性能な仕組みです。

もしこれが熱交換のないただの換気扇(第三種換気)であれば、冬場は-5℃の冷たい外気がそのまま室気に入ってくるため、寒い原因になります。

「スマートイクス」は、それを防ぎ、室温を保ちながら換気してくれる優れたシステムです。

ただし、この記事で何度も指摘しているように、家の気密性(C値)が低いと、このシステムの性能は十分に発揮できません。

換気システムが制御している空気よりも、隙間から入ってくる冷たい隙間風の方が多くなってしまうからです。

高性能な換気システムを活かすためにも、やはり「高気密」はセットで必要なのです。

まとめ:積水ハウスは「寒い家」ではなく、「賢く建てる家」

積水ハウスが「寒い」と一部で言われてしまう背景には、品質が低いからではなく、「トップブランドへの過度な期待」と、「標準仕様と設計の自由度のトレードオフ(二律背反)」、そして「気密性という“見えにくい”品質のばらつき」が複雑に絡み合っていることが、お分かりいただけたかと思います。

積水ハウスは、デザインの自由度や構造の信頼性、アフターサポート体制を最優先しており、最高レベルの温熱性能は、施主が意識的に選択すべき「オプション」として位置づけられている、と私は理解しています。

しかし、裏を返せば、積水ハウスは「寒い家」なのではなく、施主が「賢く建てる家」なのだと私は思います。

家づくりをハウスメーカー任せにするのではなく、施主である私たち自身が技術的なトレードオフを正しく理解し、断熱、窓、そして検証可能な気密性といった、家族の「快適性」に最も寄与する要素へ戦略的に投資する意思を持つこと。

それが、後悔を避け、積水ハウスという最高のパートナーと、本当に満足のいく家づくりを成功させるための、唯一の道だと確信しています。

◆積水ハウスの家づくり、私に相談してみませんか?

この記事でお話ししたような「仕様の決定」や「担当者との交渉」は、家づくりの満足度を左右する、非常に重要なプロセスです。

私は幸運にも、橋爪店長をはじめとする「超一流」のチームに出会え、何の不安もなく家づくりを進めています。

このワクワク感を、ぜひあなたにも体験してほしいのです。

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  • この記事を書いた人
プロフィール

北川 晴夫(積水ハウス 施主)

株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。