積水ハウスの床材選びで後悔しない!オーナーが辛口チェック

こんにちは。

積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。

家づくりにおいて、床材は空間の印象を決定づけるだけでなく、毎日肌に触れる最も重要なパーツの一つですよね。

積水ハウスを検討し始めると、「積水ハウスの床材って標準仕様はどんな感じなんだろう?」「オプションにはどんな種類があるの?」「もしかして標準は安っぽいのかな…」といった疑問や不安が出てくると思います。

特に、住友林業さんが「無垢材」を前面に押し出しているため、積水ハウスの床材で後悔したくない、という気持ちは私もよく分かります。

実際、標準で採用されることが多い突板(つきいた)フローリングから、オプションの挽き板(ひきいた)、さらには高級無垢材のマルホンまで、選択肢は非常に幅広いです。

また、人気のオークやウォールナットといった樹種の色選び、グレードによる価格の違い、朝日ウッドテック社製の具体的な特徴、タイル床の採用メリット、さらにはコストを抑えるためのシートフローリングとの比較など、知っておくべきことは山積みです。

私自身、積水ハウスで家を建てる施主として、この「床材」については橋爪店長や設計士さんと徹底的に議論を重ねました。

この記事では、現役施主である私のリアルな視点から、積水ハウスの床材に関するあらゆる情報を解説し、あなたが後悔のない最適な選択をするためのお手伝いをします。

記事のポイント

  • 積水ハウスの標準床材のリアルな品質と特徴
  • オプション(挽き板・無垢材)のグレードと価格感
  • 高級無垢材「マルホン」を積水ハウスで選ぶ価値
  • タイル床やシート材など、フローリング以外の選択肢

積水ハウスの床材の標準と種類

積水ハウスの床材の標準と種類

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まずは、積水ハウスで家を建てる際に「基本」となる標準仕様の床材について、その種類や特徴を詳しく見ていきましょう。

「標準」と聞くと、もしかしたら「最低限のグレード」といったイメージを持たれるかもしれませんが、積水ハウスの標準は非常に合理的で、高い品質を持っているのが特徴です。

標準仕様の種類とメーカー

積水ハウスの標準床材は、多くの場合「突板(つきいた)フローリング」が採用されています。

「突板フローリング」とは、合板などを基材(ベースとなる板)にして、その表面に本物の木材を0.2mmから0.6mm程度に薄くスライスした「突板(化粧板)」を貼り合わせた工業製品です。

「え、表面だけ本物の木なの?」とがっかりされるかもしれませんが、これこそが積水ハウスの「エンジニアリング思想」の表れだと私は感じています。

なぜなら、すべてが本物の木でできている「無垢材」は、天然素材ゆえの魅力がある反面、どうしても「反り」「隙間」「割れ」といったリスクが避けられないからです。

特に湿度の変化が激しい日本では、このリスク管理が非常に難しい。

積水ハウスが誇る「永年保証」という長期的な品質担保を考えると、無垢材は本質的にクレームのリスクを抱えています。

その点、突板フローリングは基材が安定しているため、温度や湿度の変化による伸縮や反りが極めて少なく、品質が均一です。

特に、現代の住宅で必須ともいえる床暖房システムとの相性が抜群に良い点は、最大のメリットと言えるでしょう。

床暖房の熱による影響を最小限に抑え、安定した性能を発揮させる上で、突板フローリングは最も合理的な選択なのです。

突板フローリングの主な特徴

  • 高い寸法安定性:温度や湿度の変化による反りや隙間ができにくい。
  • 床暖房対応:熱による変形リスクが低く、床暖房に最適。
  • 均一な品質:工業製品であるため、品質にバラつきがない。
  • 本物の木目:表面は天然木なので、木目の美しさを楽しめる。

これは単なるコストダウンではなく、「住宅の長期的な性能維持」と「クレームリスクの低減」を最優先する、積水ハウスの技術と信頼性を重視する姿勢の表れだと、私は理解しています。

朝日ウッドテックが標準?

積水ハウスの床材、朝日ウッドテックが標準?

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では、その標準仕様の床材は、どこのメーカーの製品が使われているのでしょうか。

多くの施主ブログ、住宅系メディアの情報を見ても、積水ハウスの標準床材としては、朝日ウッドテック社の製品が非常に多く採用されています。

中でも、同社の主力商品である「ライブナチュラル」シリーズ、さらにその中の「ナチュラルテイストフロアⅡ」といった製品が、標準仕様として用いられるケースが多いようです。

◆北川のワンポイントアドバイス

私の担当である橋爪店長からも、「標準で採用される床材は、朝日ウッドテックさんの突板フローリングで、非常に品質が高いものです」と説明を受けました。

実際にサンプルを見せてもらいましたが、一見しただけでは無垢材と見分けがつかないほどの質感でした。

もちろん、よく見れば突板だと分かりますが、表面は本物の木ですから、プリントされたシートフローリングとは高級感が全く違います。

この「標準で十分高品質」という安心感が、積水ハウスの強みの一つだと感じましたね。

朝日ウッドテック社は、フローリング業界でもトップクラスのメーカーであり、特に突板の技術に定評があります。

「ライブナチュラル」シリーズは、天然木が持つ本来の美しさや質感を最大限に引き出しつつ、突板の弱点であった「傷のつきやすさ」などを独自の技術でカバーしています。

「標準仕様」とはいえ、業界トップメーカーの高品質な製品が採用されている点は、施主として非常に安心できるポイントです。

カタログで見る床材の色

床材選びで最も楽しく、そして最も悩むのが「色選び」ですよね。

積水ハウスのカタログや、朝日ウッドテック社のラインナップを見ると、本当に多彩な樹種(色)が用意されています。

WEB上の情報(検索結果1.1)などを参考に、代表的な樹種(色)の系統をまとめると、以下のような選択肢があります。

樹種(色)の系統 特徴 与える印象
ホワイトアッシュ系 白に近い明るい色調。柔らかい質感。 空間を広く見せる。清潔感。北欧風やミニマルなインテリアに合う。
バーチ(カバ)系 明るいクリーム色。木肌が均一でキレイ。 ナチュラルで優しい雰囲気。どんなインテリアにも合わせやすい。
オーク(ナラ)系 明るい茶褐色。ハッキリとした木目が特徴。 定番の床材。温かみがあり、高級感とカジュアルさのバランスが良い。
ブラックチェリー系 やや赤みがかった濃い茶色。経年変化で色が深まる。 上品で落ち着いた高級感。スタイリッシュな空間に。
ウォールナット系 深いこげ茶色。世界三大銘木の一つ。 重厚感と圧倒的な高級感。モダン、ホテルライクな空間に最適。

これらはあくまで一例です。

実際には、同じ樹種でも「ラスティック(節や色ムラをあえて残したもの)」や「クリア(節が少ない均一なもの)」など、木目の「表情」によってもグレードや印象が大きく変わります。

床材の色は、壁紙(クロス)やドア、キッチンなどの建具の色とのバランスで決まります。

カタログだけで決めるのは非常に危険なので、必ず展示場や工場見学で、できるだけ大きな面積で実物を確認することをお勧めします。

人気のオークとウォールナット

前述の通り、床材には多くの色(樹種)がありますが、その中でも特に人気が高く、多くの施主が悩むのが「オーク」「ウォールナット」の2択ではないでしょうか。

この2つは、床材のトレンドにおいて「二大巨頭」とも言える存在です。

オーク(Oak / ナラ)

オークは、その明るい色合いとハッキリとした美しい木目で、昔から家具や床材として絶大な人気を誇ります。

日本語では「ナラ(楢)」と呼ばれ、特に日本では馴染み深い木材です。

  • メリット:空間全体を明るく、広く見せる効果があります。温かみがあり、北欧スタイルからナチュラル、モダンまで、どんなインテリアにも合わせやすい万能さが魅力です。耐久性も高く、傷が目立ちにくいのも特徴です。
  • デメリット:良くも悪くも「定番」であるため、個性的な空間を目指す場合には物足りなく感じる可能性もあります。

私の印象では、迷ったらオークを選んでおけば、まず大きな失敗はない、という「安心の王道」といったイメージです。

ウォールナット(Walnut / クルミ)

ウォールナットは、チークやマホガニーと並ぶ「世界三大銘木」の一つ。

その深く濃い茶色は、他の樹種にはない圧倒的な高級感と重厚感を空間にもたらします。

  • メリット:とにかく「かっこいい」の一言に尽きます。深い色合いが空間を引き締め、家具やアートが映えるホテルライクな、上質な雰囲気を作り出します。耐久性も非常に高いです。
  • デメリット:空間全体が暗く、重たい印象になりがちです。また、その高級感ゆえに、オプション価格が高めに設定されているケースが多いです。明るい色のホコリが目立ちやすいという側面もあります。

◆北川のワンポイントアドバイス

オークとウォールナット、本当に悩ましいですよね。

これは完全に好みの世界ですが、一つの判断基準として「家具」で考えると良いかもしれません。

もし、ウォールナット系の濃い色の家具を主役にしたいなら、床はあえて明るいオークにして、家具を引き立たせる。

逆に、空間全体をシックにまとめたい、あるいは白いソファや明るい色のラグを置きたいなら、床をウォールナットにする。

我が家でもかなり悩みましたが、最終的には別の選択(後述します)をしました。

どちらを選んでも、積水ハウスの設計士さんがトータルでコーディネートしてくれるので、まずはご自身の「好き」を優先するのが一番だと思いますよ。

ニレ材のグレードと特徴

積水ハウスの床材、ニレ材のグレードと特徴

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さて、構成案のキーワードリストに「ニレ」という樹種がありました。

オークやウォールナットに比べると少し馴染みが薄いかもしれませんが、ニレ(楡)も非常に魅力的な木材です。

ニレ材の最大の特徴は、力強くハッキリとした、やや荒々しい木目です。

オークが「優等生」だとしたら、ニレは「個性派」といったところでしょうか。

色合いはオークに近いか、やや黄みがかった明るい茶褐色ですが、そのダイナミックな木目が空間に独特の表情を与えてくれます。

硬さも適度にあり、耐久性にも優れています。

古くから家具や建材として使われてきた歴史ある木材です。

積水ハウスの標準ラインナップに入っているかは時期や支店によるかもしれませんが、オプションの突板や、後述する「マルホン」などの無垢材ラインナップで選べる可能性があります。

もし「定番のオークでは物足りない」「もう少し木目感が強く、個性的な床材にしたい」という場合は、設計士さんに「ニレ材のような木目がハッキリした樹種はありませんか?」と聞いてみると、面白い提案がもらえるかもしれません。

シャーウッドとシートフローリング

積水ハウスには、鉄骨造(イズ・シリーズなど)と木造(シャーウッド)がありますが、床材の標準仕様は、どちらも基本的には「突板フローリング」(前述の朝日ウッドテック製など)であることが多いです。

この鉄骨の「イズ」と木造の「シャーウッド」は、どちらが上というランク付けではなく、それぞれに強みを持つ積水ハウスの最上位プレミアムラインです。(詳しくは積水ハウスと他社との違いを比較した記事で解説しています。)

「シャーウッド=木造だから、床も無垢材が標準」と誤解される方もいらっしゃるかもしれませんが、標準はあくまで品質の安定した突板、というのが積水ハウスの基本的な考え方です。

一方で、床材にはもう一つ「シートフローリング」という種類があります。

これは、基材(合板など)の表面に、木目を印刷した樹脂シートを貼り付けたものです。

シートフローリングの特徴

メリット:

  • コストが安い:突板や無垢材に比べて、価格を大幅に抑えられます。
  • メンテナンス性抜群:表面が樹脂シートなので、水や汚れに非常に強いです。ワックスがけも不要な製品がほとんどです。
  • 傷に強い:製品によりますが、物を落とした際の凹み傷などに強いタイプもあります。

デメリット:

  • 質感が劣る:あくまで「木目柄のプリント」なので、本物の木が持つ質感や風合いはありません。
  • 経年変化しない:無垢材のように色が深まる「味」は出ません。
  • 補修が難しい:表面が大きく剥がれると、突板のように「塗ってごまかす」のが難しく、シートの張り替えが必要になる場合があります。

積水ハウスの注文住宅で、リビングなどのメインフロアにシートフローリングが標準採用されるケースは少ないかと思いますが、例えば「子ども部屋」や「納戸」「2階の廊下」など、コストを抑えたい場所や、傷や汚れをあまり気にせず使いたい場所に、オプションとして採用することは十分に可能です。

また、賃貸住宅である「シャーメゾン」では、このメンテナンス性に優れたシートフローリングが採用されることも多いです(後述します)。

シャーウッド(木造)だからこの床材、ということではなく、どの構造体(鉄骨・木造)でも、標準の突板をベースに、予算やこだわりに合わせて無垢や挽き板にグレードアップしたり、逆にシート材でコストダウンしたりと、柔軟に選べるのが積水ハウスの強みです。

積水ハウスこだわりの床材オプション

積水ハウスこだわりの床材オプション

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標準の突板フローリングが高品質であることはお伝えした通りですが、「やはり本物の木の質感にこだわりたい」「もっと重厚感が欲しい」という方も当然いらっしゃると思います。

私自身もそうでした。

ここからは、積水ハウスが誇る強力なオプション床材について、その魅力と価格感、そして私の選択についてお話しします。

無垢や挽き板のグレードと価格

「本物の木」の質感を求めるときの選択肢は、大きく分けて「無垢材」「挽き板(ひきいた)」の2つになります。

ここで、床材のグレード感を整理しておきましょう。

種類 表面の木の厚み 特徴 価格帯(イメージ)
シートフローリング なし(木目柄シート) 低コスト・高メンテナンス性。質感は劣る。 ★☆☆☆☆
突板(つきいた) 約0.2mm~0.6mm 積水ハウスの標準。本物の木目と寸法安定性を両立。床暖房◎。 ★★☆☆☆
挽き板(ひきいた) 約2mm~3mm 表面の木が厚く、深い溝(目地)があり「本物感」が強い。床暖房◎。 ★★★☆☆ ~ ★★★★☆
無垢材 すべて(約15mm) 一枚板。最高の質感・風合い・調湿性。反り・隙間リスクあり。 ★★★★★

※価格帯はあくまで一般的なイメージです。

標準の「突板」と「挽き板」の最大の違いは、表面の木の厚みです。

突板が0.6mm以下なのに対し、挽き板は約2mmもの厚い板が貼られています。

この厚みの違いが、見た目の「本物感」に直結します。

挽き板は表面の木が厚いため、フローリングの溝(目地)を深く彫ることができ、一枚一枚の板の存在感が際立ちます。

実際に両者を見比べた施主の方からは、「やっぱり挽き板のほうが溝が深くて本物感があった」という声が多く聞かれます。

そして頂点に立つのが「無垢材」です。

これはもう、すべてが本物の木。

質感、足触り、調湿性、経年変化(味)…どれをとっても最高です。

その代わり、前述の「反り・隙間」のリスクがあり、床暖房に対応していない製品も多いなど、ある意味「扱いにくい」素材でもあります。

グレードアップの価格感

当然ですが、グレードを上げれば価格も上がります。

標準の突板から、オプションの挽き板に変更すると、数十万円の追加費用がかかるのが一般的です。

もし家全体(全フロア)を挽き板にすれば、100万円単位での増額になることも十分にあり得ます。

これが「無垢材」となると、さらに跳ね上がります。

樹種やグレードにもよりますが、挽き板のさらに上、数百万円単位の追加費用を覚悟する必要があるでしょう。

(※これらの金額はあくまで目安です。積水ハウスの価格相場と同様、オプション費用は仕様によって大きく変動します。正確な差額は、必ず設計士さんとの打ち合わせで見積もりを取得してください。)

この「質感」と「価格」、「メンテナンス性」のバランスをどこで取るかが、施主にとって最大の悩みどころですね。

高級無垢材マルホンという選択

積水ハウスの床材、高級無垢材マルホンという選択

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「無垢材を採用したい。でも、積水ハウスは突板がメインなんでしょ? 住友林業さんの方がいいのかな…」

そう考えていた方に、積水ハウスが用意した「切り札」とも言える選択肢があります。

それが、無垢木材のトップブランド「株式会社マルホン(Maruhon)」の床材です。

驚くべきことに、積水ハウスは2022年9月30日付で、このマルホンの全株式を取得し、完全子会社化しました。

マルホンは、特定のハウスメーカーに属さず、高品質な無垢材を求める建築家やデザイナーから絶大な支持を得てきた、まさに「本物志向」の専門企業です。

世界中から良質な木材を調達し、フローリングだけでなく、壁材、天井材、カウンター材まで、高品質な無垢インテリア材を提供しています。

◆北川のワンポイントアドバイス

この「マルホンの子会社化」は、住宅業界にとって本当に大きなニュースでした。

これは、積水ハウスの明確な戦略だと私は読んでいます。

つまり、標準仕様では「突板」という合理性と高性能を維持しつつ、ハイエンドな「本物志向」の顧客層(まさに住友林業さんと競合する層)に対しては、「マルホンという日本最高峰の無垢材ブランドを、積水ハウスの高性能な躯体と組み合わせてご提供できますよ」という、最強のカードを手に入れたわけです。

これにより、私たち施主は「積水ハウスの技術力」と「マルホンの最高級無垢材」という、両方のトップブランドを組み合わせて家を建てることが可能になりました。

これは、「性能の積水ハウスか、木の住友林業か」という二者択一の悩みを、根本的に解消しうる、本当に強力な選択肢だと思います。

もちろん、マルホンを採用すれば価格は大幅にアップしますが、「本物の木の質感」に一切の妥協をしたくないという方にとって、これ以上ない選択肢が用意されたと言えるでしょう。

グレーのタイルとバルコニー

床材の選択肢は、なにも木材(フローリング)だけではありません。

積水ハウスでは「タイル床」も非常に人気のあるオプションです。

特に、玄関ホールや廊下、あるいはLDKの一部に、スタイリッシュな「グレー」のタイルを採用するケースは、モダンなデザインを好む方に非常に人気があります。

我が家でもタイル床は検討しましたが、そのメリットとデメリットは非常に明確です。

タイル床のメリット

  • 圧倒的なデザイン性:「とにかくお洒落」「ホテルライクでかっこいい」など、デザイン面の満足度は抜群です。
  • 高いメンテナンス性:汚れや傷がつきにくく、掃除が非常に楽です。ワックスがけなども不要です。
  • 耐久性:適切に施工されれば、半永久的とも言える耐久性を持ちます。

タイル床のデメリット

  • 硬さ:非常に硬いため、お皿やスマートフォンなどを落としたら、ほぼ確実に割れます。小さなお子様やご高齢の方が転倒した際のリスクも考慮が必要です。
  • 冷たさ:「冬は本当に冷え冷え」という声は多く聞かれます。床暖房を併設するのが理想ですが、コストもかかります。

このデメリットに対し、あるオーナーさんは「冬は冷たいけど、夏は最高に気持ちいい」「我が家はスリッパ生活なので、冷たさも硬さも気にならない」と割り切っていました。

タイル床を採用するかどうかは、まさに「デザインのために、どこまでライフスタイルを合わせられるか」という覚悟次第かもしれません。

スリッパを履く習慣があるご家庭なら、デメリットを大きく軽減できるでしょう。

また、「バルコニー」の床材も悩むポイントです。

積水ハウスでは、室内と屋外の床をフラットにつなぐ「クリアビューデザイン」も得意としており、室内のフローリングと色調を合わせたタイル調のバルコニー床材を選ぶと、LDKとバルコニーが一体となったような、圧倒的な開放感を生み出すことができます。

シャーメゾンとの仕様比較

積水ハウスの床材、シャーメゾンとの仕様比較

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積水ハウスの賃貸住宅「シャーメゾン」。

このキーワードで検索される方も多いようですが、注文住宅(イズ・シリーズやシャーウッド)とシャーメゾンでは、当然ながら床材の標準仕様が異なるケースが多いです。

前述の通り、注文住宅の標準は「突板フローリング」であり、質感と耐久性のバランスが取られています。

一方、シャーメゾン(賃貸住宅)で求められるのは、「不特定多数の入居者が入れ替わることを前提とした、圧倒的な耐久性とメンテナンス性、そしてコストバランス」です。

そのため、シャーメゾンでは、

1.  シートフローリング:水や傷に強く、掃除が簡単で、ワックス不要、退去時の原状回復もしやすい。

2.  クッションフロア(CF):洗面所やトイレなど、水回りで多用される。耐水性が高く、コストも安い。

といった、メンテナンス性を最重要視した床材が採用されるのが一般的です。

もちろん、高級賃貸シャーメゾンの中には、分譲マンション並みの突板フローリングを採用している物件もありますが、基本的な仕様の考え方が「オーナーが長く住む家」と「事業として貸し出す家」では異なる、ということです。

積水ハウスの展示場で見る床材は、基本的に注文住宅用の高品質なもの(突板や挽き板、無垢材)です。

「シャーメゾンに住んでいた時と同じ感じだろう」とは思わず、その品質の違いをぜひ体感してほしいと思います。

積水ハウスの床材に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 標準の突板フローリングは安っぽいですか? 傷はつきやすい?

A. 個人的な感想としては、「全く安っぽくない」です。

表面は本物の天然木ですし、朝日ウッドテックさんの技術で、シートフローリングとは比較にならない質感が実現されています。

多くの方は、言われなければ標準の突板でも十分に満足できるレベルだと思います。

傷については、無垢材に比べれば硬い基材を使っているため「凹み傷」には強い傾向があります。

しかし、表面は薄い木なので「ひっかき傷」はつきます。

とはいえ、これは無垢材や挽き板でも同じことです。

データベースの情報にもある通り、積水ハウスでは「住まいのマニキュアミニ」や「かくれん棒」といった公式の補修キットが用意されているので、軽微な傷なら自分で簡単に補修できる安心感があります。

Q2. 無垢材(マルホン)を採用した場合、費用はどれくらい上がりますか?

A. これは樹種やグレード、採用する面積によって本当にピンキリです。

一概に「いくら」とは言えません。

あくまで私の感覚ですが、標準の突板から、LDK(20畳程度)だけをマルホンの無垢材(中級グレード)に変更するだけでも、100万円単位の追加費用は見ておいた方が良いかと思います。

家全体となれば、数百万円は軽く超えるでしょう。

ただし、その価値は間違いなくあります。

積水ハウスでマルホンを採用できるようになったのは最近のことなので、この「積水ハウスの躯体+マルホンの無垢床」という組み合わせは、非常に付加価値の高い、贅沢な選択だと思います。

まずは設計士さんに、希望の樹種でどの程度の差額になるか、見積もりを出してもらうのが一番早いです。

Q3. 床暖房と無垢材は併用できますか?

A. 「製品による」というのが答えになります。

標準の突板フローリングや、オプションの挽き板フローリングは、基材が安定しているため、ほぼ全ての製品が床暖房対応です。

しかし、「無垢材」は熱による伸縮や反りが出やすいため、床暖房に「非対応」のものが多いです。

ただし、マルホンなどの専門メーカーは、独自の乾燥技術や施工方法によって、床暖房に対応した無垢フローリングも開発・販売しています。

もし「無垢材」と「床暖房」の両方を絶対に実現したい場合は、採用できる製品が限られてきますので、必ず契約前に、床暖房対応の無垢材で見積もりを取るようにしてください。

Q4. 床材のワックスがけは本当に必要ですか?

A. これも採用する製品によります。

積水ハウスの標準である朝日ウッドテック「ライブナチュラル」シリーズの多くは、「ワックスフリー(ワックス不要)」を謳っています。

表面に特殊なコーティングが施されており、面倒なワックスがけをしなくても、長期間美観と耐久性を保てるようになっています。

これは本当に助かりますよね。

無垢材を選んだ場合も、オイル仕上げかウレタン塗装かによってメンテナンス方法が全く異なります。

必ず、ご自身が採用する床材の「取扱説明書」を確認し、メーカーが推奨するお手入れ方法を守ってください。

後悔しない積水ハウスの床材の選び方

さて、ここまで積水ハウスの床材について、標準の突板からオプションのマルホン、タイル床まで、幅広く解説してきました。

これだけの選択肢があると、本当に迷ってしまいますよね。

私自身、家づくりにおいて、この床材選びが一番時間をかけたポイントの一つです。

最後に、現役施主として、後悔しないための「積水ハウス床材の選び方」の結論を、3つのタイプ別にお話ししたいと思います。

タイプ1:【合理的な実用主義者】の方

推奨:標準仕様(突板フローリング)

「きれいに快適に、メンテナンスの手間なく長く住みたい」という方を、私はこう呼んでいます。

このタイプの方には、迷わず標準の突板フローリングをお勧めします。

床暖房との相性も抜群で、反りや隙間の心配もほぼゼロ。

ワックスフリーでお手入れも簡単。

それでいて、表面は本物の木なので質感も十分高いです。

まさに「合理的」な選択です。

床材で無理にオプション費用をかけるよりも、その予算を外壁(ダインコンクリートやベルバーン)や窓サッシ、あるいは断熱性能のグレードアップに回す方が、住宅全体の満足度は高くなるかもしれません。

積水ハウスの「性能」を最大限に享受する、賢い選択だと思います。

タイプ2:【本物志向のロマンチスト】の方

推奨:プレミアム・オプション(マルホン無垢材 または 挽き板)

「コストがかかってもいい。日々のメンテナンスも厭わない。とにかく本物の木のぬくもりや質感、経年変化を楽しみたい」という方です。

このタイプの方には、マルホンの無垢材、あるいはその手前の選択肢として挽き板フローリングを強くお勧めします。

標準の突板では、どうしても「本物感」という点で満足できない可能性があります。

特にマルホンの子会社化により、「積水ハウスの高性能な躯体」と「マルホンの最高級無垢材」を組み合わせられるようになった今、この選択は積水ハウスで建てる最大の強みの一つです。

予算が許す限り、妥協すべきではないポイントでしょう。

タイプ3:【デザイン優先のモダン派】の方

推奨:オプション(タイル床)

「生活感を出したくない」「とにかくお洒落でモダンな、ホテルライクな空間にしたい」という方です。

このタイプの方には、フローリングではなく「タイル床」(特にグレー系)という選択肢が最適です。

木材では出せない、無機質でシャープな高級感を演出できます。

ただし、前述の通り「冬の冷たさ」と「硬さ」という明確なデメリットがあります。

これを「スリッパ生活でカバーする」と割り切れるかどうかが、採用の分かれ目です。

ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、慎重に判断してください。

◆北川の最終アドバイス

ちなみに、我が家(北川家)は、悩みに悩んだ結果、「タイプ2:本物志向」を選びました。

私は、積水ハウスの「シーカス」や「ぐるりん断熱」といった圧倒的な技術力に惚れ込んで契約しましたが、同時に「床だけは本物にこだわりたい」という想いも捨てきれなかったのです。

結果、LDKなど家族が集まるメインの場所には、オプションの挽き板フローリング(オーク材)を採用し、寝室や子供部屋はコストも考慮して標準の突板フローリングで使い分ける、というハイブリッドな選択をしました。

マルホンの無垢材は本当に魅力的でしたが、我が家の予算と、床暖房を絶対に入れたいという希望を天秤にかけ、床暖房対応で本物感も強い「挽き板」がベストバランスだという結論に至りました。

このように、「すべてを無垢材に!」と意気込むだけでなく、「場所によってグレードを変える」というのも、コストと満足度を両立させる賢い方法の一つです。

床材選びに「絶対の正解」はありません。

ご自身の価値観と予算、そしてライフスタイルを設計士さんにしっかりと伝え、最適な「積水ハウスの床材」を見つけてくださいね。

 

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プロフィール

北川 晴夫(積水ハウス 施主)

株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。