積水ハウス 外壁の種類と選び方:全種類の特徴・価格・メンテナンス

こんにちは。積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。

積水ハウスでの家づくりを考え始めると、必ず目にするのが多彩な外壁ラインナップですよね。

ベルバーンやダインコンクリートといった、あの高級感あふれる外壁は、まさに積水ハウスの「顔」とも言えます。

しかし、いざ「積水ハウスの外壁の種類」についてご自身で調べ始めると、エコルデックやセラブリッドなど他にも思ったより種類が多く、

「ダインコンクリートは高いって聞くけど、実際どうなの?」

「ベルバーンは塗り替え不要って本当?」

「結局どれが自分の家づくりに合っているのか」と、

価格やメンテナンス、塗装の必要性まで含めると、本当に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

「絶対に後悔したくない」というのは、人生最大の買い物をする施主として、当然の気持ちです。

積水ハウスで家を建てる現役の施主として、この「外壁選び」には多くの時間を割いて比較検討しました。

なぜなら外壁は、家の第一印象を決める「デザイン」だけでなく、将来何十年にもわたって住み続けた時の「メンテナンス費用」に直結する、非常に重要な選択だからです。

この記事では、そんな積水ハウスの現役施主である私・北川が、皆様が後悔のない選択をできるよう、積水ハウスが提供する主要な外壁の全種類について、その特徴や違い、そしてオーナーだからこそ分かる現実的な注意点まで、徹底的に解説していきます。

記事のポイント

  • 積水ハウスの構造(木造・鉄骨造)と外壁の密接な関係
  • ベルバーンとダインコンクリートの性能・価格・メンテナンスの違い
  • タフクリア-30など、塗装メンテナンスに関する重要な注意点
  • オーナーの私が最終的にどの外壁を選んだのか、その理由

積水ハウスの外壁種類を構造別に解説

まず、積水ハウスの外壁選びにおける最も重要な大前提からお話しします。

これは、私が担当の橋爪店長から一番最初に教えていただき、まさに「目からウロコ」だったことです。

それは、「どの外壁を選ぶか」は「どの構造(木造か鉄骨造か)を選ぶか」とほぼイコールである、ということです。

どういうことかと言うと、積水ハウスの外壁は、単なる「化粧材」として後から貼り付けるものではないんです。

それぞれの構造(木造シャーウッド、鉄骨1・2階建て、鉄骨3・4階建て)の性能を最大限に引き出すために専用開発された、いわば「システム」の一部として組み込まれています。

ですから、他社さんのように「外壁材を自由に選ぶ」という感覚とは少し違い、「鉄骨造の強靭さは魅力だけど、外壁だけベルバーンの焼き物の質感がいいな」といったことは原則できません。

ここは最初にしっかり押さえておく必要があります。

まずは、ご自身がどの構造の家を建てるのかを決め、その構造に対応した外壁ラインナップから選ぶ、という流れになります。

木造シャーウッド専用ベルバーン

木造シャーウッド専用ベルバーン

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まずは、積水ハウスの木造住宅「シャーウッド(Shawood)」専用に開発された外壁、「ベルバーン」です。

最大の特徴は、その名の通り「陶版外壁」=「陶器」であること。

粘土などの自然素材を主原料に、釉薬(ゆうやく)をかけて約1100℃という高温でじっくりと焼き上げて作られています。

日本の伝統的な陶器や瓦が、何十年、何百年と色褪せずにその美しさを保っているのを思い浮かべていただけると分かりやすいと思います。

ベルバーンは、まさにあの「焼き物」の持つ独特の風合いと美しさを、家の外壁で実現できる、シャーウッドの象徴とも言える外壁材です。

焼き物ならではの温かみのある土肌の質感や、光の当たり方によって微妙に変わる豊かな表情は、工場生産のサイディングでは決して出せない、本物だけが持つ高級感を醸し出します。

ベルバーンの主な特徴

  • 対応構造: 木造住宅「シャーウッド」専用
  • 素材: 陶器(焼き物)
  • デザイン: 焼き物特有の自然な色ムラと温かみのある風合い。ザラザラした質感の「クラフトボーダー」や、光沢のあるスマートな「スレンドボーダー」など、質感の異なるデザインが用意されています。
  • 耐久性: 塗装による着色ではなく、陶器そのものの色であるため、紫外線による色褪せや変色が極めて少ないのが最大の強みです。

ベルバーンのメンテナンスと価格

ベルバーンを選ぶ最大のメリット、それはやはり「塗り替えが基本的に不要」という点に尽きると思います。

一般的なサイディング外壁は、表面に塗装を施して色をつけているため、どうしても10年~15年もすれば紫外線による劣化で色褪せが起こり、美観と防水性能を維持するために「再塗装」という大規模なメンテナンスが必要になります。

足場代も含めると、一度に100万円以上の出費になることも珍しくありません。

しかし、ベルバーンは素材自体が持つ「焼き物の色」であり、ガラス質の表層を持っています。

そのため、紫外線で色褪せすることがなく、塗装によるメンテナンスが必要ないのです。

公式サイトでも耐用年数60年以上と謳われており、長期的な塗り替えコスト(ランニングコスト)を大幅に削減できる点は、非常に大きな魅力です。

ベルバーンの注意点(費用とシーリング)

1. 初期費用(価格):
もちろん、その分、初期費用(イニシャルコスト)は一般的なサイディング材と比べると高額になる傾向があります。

家全体の金額から見れば一部ですが、それでも数十万円単位での差が出ることも。

ここで初期コストを取るか、将来のランニングコストを取るか。

これは施主としての最初の大きな決断になりますね。

2. シーリング(目地)のメンテナンス:
そして、これが非常に重要な注意点です。

「塗り替え不要」ですが、ベルバーンは一枚の大きな陶版ではなく、パネルを貼り合わせて施工します。

そのため、パネルとパネルの継ぎ目を埋めるシーリング(目地)は、永久的ではありません。
このシーリング材はゴムのようなものですから、経年で劣化します。

現行仕様では30年耐久という非常に高性能なものが使われていますが、将来的には打ち替え(交換)のメンテナンスが必要です。

「ベルバーン=完全メンテナンスフリー」ではない点は、契約前に必ず、必ず確認しておきましょう。

3. デザインの制限:
焼き物という特性上、工業製品であるサイディングに比べて、色のバリエーションは限られます。

また、一度施工すると「10年後に気分転換で外壁の色を変えよう」といったことができません。

この「変わらない美しさ」を愛せるかどうかが、満足度を左右する鍵になります。

鉄骨用ダインコンクリートの重厚感

鉄骨用ダインコンクリートの重厚感

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続いて、積水ハウスの1・2階建て鉄骨住宅(イズシリーズなど)における最高級外壁、それが「ダインコンクリート」です。

私自身が最終的に選んだのが、このダインコンクリートです。

私は、積水ハウスの工場見学でこのダインコンクリートの製造工程や強度実験を目の当たりにし、その圧倒的な性能と安心感に、文字通り惚れ込みました。

ダインコンクリートは、単なるコンクリートパネルではありません。

成形したコンクリートを、高温高圧の蒸気で硬化させる「オートクレーブ養生」という特殊な製法を用いています。

この過程で「トバモライト結晶」という極めて安定した結晶構造を生み出し、一般的なコンクリートを遥かに凌ぐ強度と耐久性を実現しています。

工場見学で、10cm角のダインコンクリートブロックの上に13トンのロードローラーが乗っても壊れない映像を見た時は、正直「これはレベルが違う」と圧倒されました。

その重厚感、彫りの深いデザインは、まさに「邸宅」と呼ぶにふさわしい風格を備えています。

◆北川のワンポイントアドバイス

私が積水ハウスを選んだ決定的な理由の一つに、鉄骨構造の強靭な安心感があります。

特に地震動エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収する独自の制震システム「シーカス(SHEQAS)」の性能には、工場見学での震度7体験で本当に驚かされました。

(9000回以上も震度7の揺れを加えてもビクともしない実験棟には、言葉を失いましたね…)
ダインコンクリートは、その強靭な鉄骨フレームと一体となって家族を守る、まさに「シェルター」としての性能を具現化した外壁だと感じています。

この「絶対的な安心感」は何物にも代えがたい価値がありますね。
(私の工場見学体験については、私が積水ハウスに“人生最大の買い物”を託した理由でも詳しく語っています)

ダインコンクリートの色とデザイン

ダインコンクリートの色とデザイン

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ダインコンクリートの魅力は、その圧倒的な性能だけではありません。

工業製品でありながら、驚くほど表情豊かなデザイン性も兼ね備えています。

これは、職人が手彫りした原型から型枠を作る「キャスティング製法」によるもので、コンピュータ制御の画一的なデザインとは一線を画す、温かみのある表情を生み出しています。

人気のデザイン(柄)例

デザイン(柄)は、重厚なものからモダンなものまで、現在6種類が用意されています。

  • シェードボーダー: 水平ラインが美しく、モダンでシャープな印象を与えます。私も最終候補に残した、非常に人気の高いデザインです。
  • 小端積(こばづみ): 小さな石を積み上げたような和の趣があり、重厚感を演出できます。
  • 砂岩: 自然な砂岩の風合いで、ナチュラルで温かみのある表情が特徴です。
  • その他: クラフトモザイク、古レンガ、スクラッチといった個性的なデザインもあります。

カラーラインナップ

さらに、カラーラインナップも豊富です。

ピュアホワイトなどのホワイト系4色から、ミルクアイボリー、グレー系2色、ショコラブラウン、そしてケシズミブラックまで、全9色が基本色として用意されています。

この「柄」と「色」の組み合わせによって、外観の印象をガラリと変えることができます。

人気の色・デザインゆえの悩み

非常に人気のある外壁材のため、特に分譲地などでは「シェードボーダーのピュアホワイト」といった人気の組み合わせが、近隣の積水ハウスの家と被ってしまう可能性があります。

「せっかくの注文住宅なのに、お隣さんとそっくり…」というのは、ちょっと悲しいですよね。

個性を出したい場合は、色や柄の組み合わせを設計士さんとよく相談することをおすすめします。

軽量なセラブリッドの特徴

軽量なセラブリッドの特徴

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ダインコンクリートと同じく、鉄骨1・2階建てで選択できる外壁に「セラブリッド(Cerabrid)」があります。

これはセラミック基材を鋼板と鋼製フレームで補強したハイブリッド構造の外壁です。

ダインコンクリートが「重厚感と強度」の象徴であるのに対し、セラブリッドは「軽量性と強度」を両立させているのが最大の特徴です。

外壁が軽量であることは、建物全体の総重量を軽くし、地震の際の揺れに対する負荷を軽減できるため、耐震性能上有利に働きます。

防火性能も高く、ダインコンクリートほどの彫りの深い重厚感は必要ないが、シャープで現代的なデザインが好き、という方や、合理的に耐震性を高めたいという方に選ばれている印象です。

エコルデックとは?

積水ハウスの外壁というとベルバーンとダインコンクリートが二大巨頭ですが、もちろん他の選択肢もあります。

その一つが「エコルデック(Ecoldeck)」です。

これは、主に鉄骨系住宅の「ビーエコルド(Be Ecord)」などで標準採用されることが多い、窯業系の外壁材です。

最大の特徴は、一般的な窯業系サイディングとしてはトップクラスの33mmという「厚み」です。

この厚みが、外観に彫りの深い陰影と、サイディングでありながら安っぽさを感じさせない重厚感を与えてくれます。

エコルデックとは?

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ベルバーンやダインコンクリートが積水ハウス独自開発のフラッグシップであるのに対し、エコルデックは高性能な窯業系サイディングという位置づけですが、その耐久性やデザイン性も非常に高く、ご予算と性能のバランスを取りたい方にとっては、非常に有力な選択肢になると私は思います。

3・4階建てのシェルテック

3・4階建てのシェルテック

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最後に、積水ハウスの外壁は、建物の階数によっても変わるというお話です。

都市部などで見られる鉄骨3・4階建ての多層階住宅(商品名でいうと「ビエナ」などですね)専用に開発されたのが「シェルテック・コンクリート」です。

建物が高層になるほど、外壁自体の重さが構造体に大きな負荷をかけるため、「強度」と「軽量化」の両立が至上命題となります。

シェルテック・コンクリートは、スペースシャトルの耐熱タイルにも使われるケイ素を原料に用いることで、一般的なコンクリートの約2倍の強度を持ちながら軽量化を実現しています。

もちろん、都市部の厳しい防火要件にも対応する「1時間耐火外壁」の認定も受けています。

まさに都市型住宅を支える専用システムというわけですね。

デザイン性を高めた「SC25セラミックウォール」と合わせて、多層階建築を支える重要な選択肢となっています。

積水ハウスの外壁 種類ごとの注意点

さて、ここまで各外壁の種類を見てきましたが、ここからは施主として、また、これから家を建てる皆様の先輩として、特に注意してほしい『メンテナンス』と『コスト』の現実的なお話をします。

家のデザインはもちろん大事ですが、この長期的な視点を欠いてしまうと、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。

特に塗装(塗り替え)の有無は、将来の家計に大きな影響を与えますから、しっかり聞いていってください。

塗装時期とタフクリア-30

まず、積水ハウスの主要外壁を、塗装(塗り替え)が必要かどうかでバッサリと分けてみましょう。

外壁の「塗り替え」必要・不要の分類

  • 塗り替え不要: ベルバーン(陶器そのものの色とガラス質の表層)
  • 塗り替え必要: ダインコンクリート、セラブリッド、エコルデックなど(塗装仕上げ)

「え、あのダインコンクリートって塗り替えが必要なの?」と驚かれるかもしれませんが、はい、必要です。

ベルバーンが「素材そのものの色」であるのに対し、ダインコンクリートは高性能なコンクリートパネルの上に、塗装を施して美観と防水性を保っています。

ですから、いつかは塗り替えが必要になるわけです。

ただし、ここが積水ハウスの凄いところです。

その「いつか」を劇的に延ばす革新的な技術を持っています。

それが、防汚塗装システム「タフクリア-30」です。

これは、単なる塗料の名前ではなく、最高品質の「フッ素樹脂」クリア塗装を含む4層構造の非常に緻密な塗装システムです。

さらに、表面には光触媒技術を応用した防汚塗装(トップコート)が施されており、太陽光(紫外線)で汚れを分解し、雨水で洗い流す「セルフクリーニング効果」を発揮します。

この先進技術により、従来の外壁塗装の塗り替え目安であった約10年~15年というサイクルが、なんと約30年へと大幅に延長されたのです。

これは、30年間で2回必要だった大規模メンテナンスが1回で済むことを意味し、コストと手間を劇的に削減できることを示しています。

【最重要】タフクリア-30の注意点

ただし!ここで私が声を大にしてお伝えしたい、最も重要な注意点があります。

この革新的な「タフクリア-30」が標準採用されるようになったのは、2014年5月以降の製品からです。

もし、それ以前に建てられた積水ハウスの中古物件の購入を検討されている場合、その外壁は従来の約15年サイクルの塗装仕様である可能性が非常に高いです。

これは購入後のコスト計画に絶大な影響を与えますので、必ず不動産会社や積水ハウスの担当者に、その物件の塗装仕様(メンテナンス履歴)を確認してください。

外壁選びで後悔しないために

家づくりは人生最大の買い物ですから、「絶対に後悔したくない」と誰もが思いますよね。

私もそうでした。

施主の先輩たちの声として、また私自身が検討段階で「これは危ないな」と感じた、「後悔」につながりやすいポイントがいくつかあります。

これは私自身も肝に銘じた点です。

オーナーが語る「後悔」につながりやすいポイント

  1. 長期コストの誤算(最大の注意点):
    「30年耐久」「塗り替え不要」といった言葉だけが先行し、シーリングの打ち替え防蟻処理(10年ごと)など、外壁塗装以外で定期的に発生する費用を十分に想定していなかったケースです。

    「30年間、大きな出費はない」と誤解してしまうと、10年目、20年目のメンテナンス見積もりに驚くことになります。

    特に30年目に訪れる足場代を含めた大規模修繕費は、数百万円単位になることを最初から覚悟しておく必要があります。

  2. デザインの画一性(没個性):
    先ほども少し触れましたが、特にダインコンクリートで人気の柄や色を選んだ場合、近隣の積水ハウスの住宅と外観が酷似してしまうことがあります。

    「高価でユニークな我が家」を想定していた施主にとって、この「没個性化」は心理的な後悔につながる可能性があります。

  3. 改修・加工の難易度とコスト:
    ベルバーンもダインコンクリートも特殊な外壁材です。

    そのため、後からエアコンの配管穴あけや、防犯カメラ、後付けの宅配ボックスなどを設置する際、専門業者への依頼が必須となり、費用が一般的なサイディングより高額になることがあります。

    DIYでの安易な加工は、防水性能を損ねたり、保証対象外となったりするリスクを伴います。

メンテナンス費用の比較

では、長期的な視点で見た場合、塗り替え不要の「ベルバーン」と、30年サイクルで塗り替えが必要な「ダインコンクリート(タフクリア-30仕様)」では、どちらがコスト的に有利なのでしょうか。

これは非常に悩ましい問題で、私も電卓を叩きながら相当悩みました。

どちらも選ばなかった場合の一般的なサイディング(約15年で塗装)と比べれば、両者とも優れているのは間違いありません。

あくまで一般的な目安ですが、30年~40坪の家で「外壁周り」のメンテナンスだけを比較シミュレーションしてみます。

30年間の外壁メンテナンス費用シミュレーション(目安)

【ベルバーン(木造)】

  • 外壁塗装: 0円
  • シーリング打ち替え(30年目): 約50万円~(※足場代が別途かかります)
  • その他(防蟻処理など): 別途必要

【ダインコンクリート(鉄骨)】

  • 外壁塗装+シーリング全打ち替え(30年目): 約200万円~(※足場代含む)
  • その他(防蟻処理など): 別途必要

※上記はあくまで目安です。建物の形状、大きさ、地域、使用する塗料のグレードによって金額は大きく変動します。正確な費用は必ず積水ハウスにご確認ください。

30年目だけを見れば、外壁に関する修繕費はベルバーーンの方が安く済む計算になります。

しかし、これはあくまで「外壁」だけの比較です。

家全体のメンテナンスとしては、どちらの構造でも防蟻処理(積水ハウスは10年ごとを推奨)やバルコニー防水なども発生します。

大切なのは、初期費用の差額と、30年目に訪れる大きな出費のバランスをどう考えるかです。

ベルバーンは「先払い」、ダインは「後払い」の要素がある、とも言えますね。

オーナー北川が選んだ外壁

では、ここまで偉そうに(笑)解説してきた私・北川が、最終的に何を選んだのか。

包み隠さずお話しします。

私は、鉄骨造の「イズ」を選びました。したがって、外壁は自動的に「ダインコンクリート」です。

なぜ塗り替え不要のベルバーン(木造)ではなく、鉄骨+ダインコンクリートを選んだのか。

それは、私自身が工場見学で体験した鉄骨構造の「シーカス」がもたらす圧倒的な耐震性能と、大空間リビング「ファミリースイート」を柱なしで実現できる設計の自由度に、まず強く惹かれたからです。

この「絶対的な安心感」が第一にありました。

そして、ダインコンクリートだけが持つ、あの「要塞のような重厚感」と「彫りの深い陰影」に、家族の安全と私が理想とする家の姿を重ねたからです。

もちろん、30年後に大きなメンテナンス費用がかかることは覚悟の上です。

その現実から目をそらさず、むしろ「30年後までにしっかり修繕費を積み立てておこう」と計画的に準備する覚悟も含めて、「ダインコンクリート」という選択をしました。

◆北川のワンポイントアドバイス

私の場合は、プライバシーを確保しながら開放的な空間が欲しいという、一見矛盾した要望があり、建物で中庭を囲む「コートハウス」を希望していました。

初めて設計士の富田さんからプラン提案を受けた時の感動は、今でも忘れられません。

私たちの要望を見事に汲み取り、「イズ」とダインコンクリートの特性を最大限に活かして、外からは窓が少なく要塞のような重厚感とプライバシーを守りつつ、中に入れば吹き抜けと高窓から光が降り注ぐ、完璧なコートハウスを提案してくれました。
この「これだ!」という感動が、ダインコンクリートを選ぶ最終的な決定打になりましたね。
(その時の詳しい様子は、初プラン提案!要望は形になったのか?の記事で紹介しています)

積水ハウスの外壁に関するよくある質問(FAQ)

Q1. ベルバーンは本当に塗り替え不要なのですか?

A. はい、外壁パネル本体の「塗装」は不要です。

ベルバーンは陶器そのものの色であり、塗装膜で着色しているわけではないため、紫外線による色褪せがほとんどありません。

ただし、パネル間の継ぎ目にある「シーリング(目地)」はゴム素材ですので、経年劣化します。

現行仕様では30年耐久ですが、いずれは打ち替えのメンテナンスが必要になります。

「パネル塗装フリー」であって「完全メンテナンスフリー」ではない、とご理解ください。

Q2. ダインコンクリートは汚れが目立ちますか?

A. 2014年5月以降の「タフクリア-30」仕様であれば、光触媒によるセルフクリーニング機能が備わっているため、一般的な外壁材に比べて汚れは付きにくく、雨で流れ落ちやすくなっています。

ただし、これは排気ガスなどの有機的な汚れに対する効果です。

土埃やコケなどは、日当たりの悪い北側や湿気の多い場所では付着する可能性があります。

また、白系の色は、どうしても汚れやシーリングの線が目立ちやすくなる傾向はあります。

Q3. 結局、ベルバーンとダインコンクリート、どっちがおすすめですか?

A. これは施主として、非常によく聞かれる質問ですが、「お客様の価値観次第」というのが正直な回答です。

  • ベルバーンがおすすめな方: 木造住宅の温かみが好きで、焼き物ならではの唯一無二の風合いを重視し、将来の塗り替え費用を確実にゼロにしたい(初期費用はかける)方。
  • ダインコンクリートがおすすめな方: 鉄骨住宅の絶対的な安心感を求め、彫りの深い重厚感・高級感を最優先し、30年後のメンテナンス費用を計画的に準備できる(後払いを許容できる)方。

どちらも積水ハウスが誇る最高品質の外壁です。

優劣ではありません。

ぜひ実物(展示場や見学会)をその目で見て、触れて、ご自身の「好き」と「価値観」を優先してください。

Q4. メンテナンス費用を安くするコツはありますか?

A. 積水ハウスの住宅メンテナンスは、独自工法や専用部材が多いため、基本的には積水ハウスリフォーム(純正メンテナンス)に依頼するのが最も安心です。

品質と保証が維持されますが、費用は一般の業者より割高になる傾向があります。

費用を抑えたい場合、一般の塗装業者に依頼する選択肢もありますが、その際は「ダインコンクリートの深い彫りを塗りつぶさない技術があるか」「タフクリア-30の仕様を理解しているか」など、積水ハウスの施工経験が豊富な業者を厳選する必要があります。

安易な業者選定は、不具合のリスクや保証対象外となる可能性も伴うため、極めて慎重な判断が求められます。

積水ハウス 外壁の種類の選び方を総括

積水ハウスの外壁選びは、カタログを見て「どの色が好きか」を選ぶような、単なるデザイン選びではありません。

それは、「構造」「美観」「初期コスト」「長期メンテナンス」という4つの重要な要素を、ご自身の家族構成やライフプラン、資金計画と照らし合わせて総合的に判断する、家づくりの根幹に関わる重要な決断です。

今回ご紹介した積水ハウスの外壁の種類は、正直どれも業界トップクラスの性能を誇る素晴らしいものばかりです。

だからこそ、営業担当者の「30年持ちますよ」という言葉やカタログスペックだけでなく、それぞれのメリットと、将来必ず発生する費用というデメリット(現実)の両方をしっかり理解することが、後悔しないための最大の秘訣だと、私は断言します。

ぜひ、もし可能であれば工場見学会や、実際に建てられた方の家を見る実邸見学に足を運び、ご自身の目でその質感と重厚感を確かめてください。

写真やカタログでは伝わらない「本物」の迫力がそこにはあります。

そして、ご自身の価値観に最も合う「最高の顔」を選んでいただければと思います。

家づくりは本当に決めることが多く、不安も大きいと思います。

もし積水ハウスの家づくりに関して、オーナーの私に何か聞いてみたいことがあれば、お気軽に当サイトの相談窓口からご連絡くださいね。

 

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プロフィール

北川 晴夫(積水ハウス 施主)

株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。