積水ハウスのSMART-ECSのフィルター掃除と電気代を施主が解説

こんにちは。積水ハウス ご紹介割引の相談窓口、運営者の北川晴夫です。

私は現在、まさに積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月引き渡し予定)なのですが、家づくりを進める中で、特にこだわったのが「室内の空気環境」です。

積水ハウスが得意とする「ぐるりん断熱」など、高気密・高断熱な現代の住宅は、非常に快適な反面、窓を閉め切ることが多くなります。

そうなると、換気システムが家の快適性や健康を左右する、まさに「心臓部」とも言える重要な設備になってくるんですよね。

積水ハウスが誇る次世代室内環境システム「SMART-ECS(スマートイクス)」は、カタログを見ると非常に高性能で魅力的なシステムですが、同時にこんな疑問も湧いてきませんか?

「普通の換気扇と何が違うの?」
「フィルター掃除って、実際どのくらい大変なんだろう…」
「天井の空気清浄機『Air Me』って本当に必要? 換気だけで十分じゃない?」
「24時間動かしっぱなしで、電気代は高くないの?」

特に家族に花粉症持ちがいるものですから、空気質には徹底的にこだわりたかった。

だからこそ、これらの疑問を一つひとつ徹底的に調べ上げ、担当の橋爪店長にもしつこいくらい質問し、納得した上でSMART-ECSの採用を決めました。

この記事では、私と同じ「施主」の目線で、SMART-ECSの複雑な仕組みから、皆さんが最も気になるであろうフィルターのメンテナンス(掃除・交換の頻度や方法)、そしてリアルな電気代の考え方まで、包み隠さず徹底的に解説していきます。

記事のポイント

  • SMART-ECSを構成する3つの柱(換気・熱交換・空気清浄)
  • 気になるフィルター掃除・交換の頻度と費用
  • 熱交換システムが電気代に与える影響
  • オーナーが感じるメリットと導入前の注意点

積水ハウスSMART-ECS徹底解説

積水ハウスSMART-ECS徹底解説

積水ハウス ご紹介割引の窓口イメージ

まず、SMART-ECSがどのようなシステムなのか、その全体像を掴んでおきましょう。

これは単なる「換気扇」の集まりではありません。積水ハウスが提唱する「次世代室内環境システム」という名の通り、家全体の空気環境をマネジメントする総合システムです。

その最大の目的は、目に見えない汚染物質(花粉、PM2.5、ウイルス、生活臭など)に対して、「入れない、広げない」という積水ハウス独自の思想を、科学的なアプローチで実現することにあります。

「換気」と「空気清浄」を別々に考えるのではなく、家という空間の中でどう空気を動かし、どう浄化するかを設計段階から組み込んでいる。これがSMART-ECSの根本的な考え方です。

そして、この思想を実現するために、SMART-ECSは「3つの柱」を巧みに連携させて機能しています。どれか一つが優れているのではなく、3つが連携するからこそ意味があるんです。

私がSMART-ECSを選んだ理由

本題に入る前に、なぜ私が数ある換気システムの中からSMART-ECSを選んだのか、その「施主としての決め手」をお話しさせてください。

先ほども少し触れましたが、私が家づくりで最も重視したことの一つが、家族の「健康」と「快適性」です。私自身もそうですが、家族に重度の花粉症持ちがいます。春先になると、窓を開けることなど到底できません。

しかし、積水ハウスの「ぐるりん断熱」のような高気密・高断熱住宅の性能を最大限に活かすには、窓をしっかり閉め切る必要があります。でも、そうすると今度は空気がよどんでしまう…。

この「窓を開けたくない(花粉・熱損失) VS 換気はしたい(健康・空気質)」という、現代住宅が抱える大きなジレンマを解決する必要がありました。

その唯一の答えが、窓を閉めたままで換気ができ、しかも熱損失の少ない「第一種熱交換換気」だったのです。これは私の中で「必須」の設備でした。

その上で、SMART-ECSは、この第一種熱交換換気をベースにしながら、さらに一歩進んだ提案をしてきました。それが「換気ゾーニング」という空気の流れの設計と、「Air Me」による積極的な空気清浄です。

特に「汚染物質(花粉)をLDKに持ち込ませない」という換気ゾーニングの考え方に強く共感し、「これなら家族の健康を守れる」と確信したのが、採用の最大の理由です。

はっきり言って、このシステムは他社にはない、積水ハウスならではの大きな強みだと感じています。

SMART-ECSを支える3つの柱

SMART-ECSを支える3つの柱

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それでは、SMART-ECSを支える3つの柱について、それぞれの役割を詳しく解説していきます。

この3つは「換気扇」「熱交換器」「空気清浄機」として個別に動くのではなく、家全体の空気の流れの中で連携することで、その真価を発揮します。

①換気ゾーNINGの仕組み

私が最も感銘を受けたとお話しした、SMART-ECSの核となる考え方がこの「換気ゾーニング」です。

これは、家全体の空気の流れを「設計」によって意図的にコントロールする技術です。

具体的には、家族が最も長く過ごすLDK(リビング・ダイニング・キッチン)などの生活空間を「風上(クリーンゾーン)」に設定し、常に新鮮な空気が最初に供給されるエリアとします。

そして、玄関や廊下、トイレ、脱衣所といった非生活空間を「風下(汚染ルート)」と位置づけ、家全体の空気がそこから集められて排出されるように設計します。

これにより、家の中に「(給気)→ LDK → 廊下 → 玄関・トイレ →(排気)」という一つの大きな空気の流れが生まれます。

これが何を意味するか?

例えば、外出先から花粉やウイルスまみれになって帰宅しても、その汚染物質は「風下」である玄関や廊下で食い止められ、生活の中心である「風上」のLDKに侵入・滞留するのを防ぐのです。

積水ハウスがよく提案する、玄関の近くに手洗いや着替えができる「チェンジングルーム」という間取りも、この思想を物理的にサポートするための非常に合理的な仕組みなんですね。

汚れた服を風下エリアで脱ぎ、手を洗ってから風上エリア(LDK)に入る。この動線設計こそが「入れない、広げない」の第一歩です。

もちろん、このシステムは、厚生労働省が商業施設などで推奨する換気量なども考慮して住宅全体で必要な換気量を確保するよう設計されており、安心感も非常に高いです。

②熱交換システム(第一種換気)

SMART-ECSのベースとなっている換気システムは、積水ハウス独自の高性能な第一種換気システムです。

ここで、換気システムの種類を簡単におさらいしておきましょう。

換気方式 給気(外気取り込み) 排気(室内空気排出) 特徴
第一種換気
(SMART-ECS)
機械(ファン) 機械(ファン) ・空気の出入りを最も確実に制御
熱交換システムとの相性が良い
・コストは高め
第二種換気 機械(ファン) 自然(排気口) ・室内が正圧になる
・クリーンルーム等で使用
・住宅では稀
第三種換気 自然(給気口) 機械(ファン) ・一般的な住宅で多い(安価)
・冬場、給気口から冷気が入る
・熱交換には不向き

SMART-ECSは、給気も排気も機械で行う「第一種換気」です。だからこそ、家全体の空気の流れを計画通りにコントロールできるわけです。

そして、このシステムの最大の利点が「熱交換機能」です。

これは、排出する室内の空気から「熱エネルギー(快適な温度)」だけを回収し、新しく取り込む外気にその熱を移す技術です。

  • 冬季: 暖房で暖められた室内の空気(例:20℃)を排出する際、その「熱」を冷たい外気(例:0℃)に伝えます。外気は室温に近い温度(例:16℃)に予熱されてから室内に供給されます。
  • 夏季: 冷房で冷やされた室内の空気(例:26℃)を排出する際、その「冷気」を暑い外気(例:35℃)に伝えます。外気は室温に近い温度(例:28℃)に予冷されてから供給されます。

この熱交換により、換気によって失われるはずだった熱エネルギー(暖かさや涼しさ)の約80%も回収し、室内に戻すことができます。結果として、エアコンなど冷暖房の負荷が大幅に軽減され、エネルギーの無駄がなくなります。(この点が電気代に直結します。後ほど詳しく解説しますね)

窓開け換気のように、快適な室温を犠牲にすることなく、24時間常に新鮮な空気を維持できる。これこそが高気密住宅における理想の換気システムだと私は思います。

ちなみに、外気の取り入れ口には「サイクロン給気フード」というものが設置されています。

これは、外気に含まれる比較的大きな粉塵や虫、落ち葉などを遠心力で分離・排出し、内部のメインフィルターがすぐに目詰まりするのを防ぐという、地味ながら非常に重要な役割を果たしています。

メンテナンスの手間を減らす工夫もしっかりされているんですね。

参考:ZEH等級とUA/C値の考え方をサクッと整理する

③天井付空気清浄機「Air Me」

3つ目の柱が、換気システムと連携して稼働する、天井埋込型の空気清浄機「Air Me(エアミー)」です。

これは、換気(空気の入れ替え)だけでは除去に時間がかかってしまう微細な汚染物質を、「迅速」かつ「強力」に除去するための、いわば集中ケア装置です。

積水ハウスの実験データによれば、Air Meを併用することで、一般的な換気システムのみの場合と比較して、空気中の汚染物質をより素早く除去できるとされています。

Air Meが優れている点は、まず天井に埋め込まれることです。床置き型の空気清浄機のように貴重な床面積を占有せず、家具のレイアウトを制約したり、インテリアのデザインを邪魔したりすることが一切ありません。

掃除の時にルンバがぶつかる心配もありません(笑)。これは私にとって非常に大きなメリットでした。

そして、その心臓部には、花粉(約20-30μm)やPM2.5(2.5μm以下)などの微粒子を捕集する高性能な「HEPAフィルター」を搭載しています。

HEPAフィルターとは?

「High Efficiency Particulate Air Filter」の略で、JIS規格において「定格風量で粒径が0.3μm(マイクロメートル)の粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもつ」と定められた高性能フィルターを指します。0.3μmという非常に微細な粒子をほぼ完璧に捕まえることができる、非常に信頼性の高いフィルターです。

空気の「汚れ」だけでなく「質」も多角的に向上させてくれます。

◆北川のワンポイントアドバイス

「換気システムがあるのに、なぜわざわざ空気清浄機も必要なの?」と疑問に思うかもしれません。私も最初はそう思いました。

でも、換気はあくまで家全体の「空気の入れ替え」です。例えば、LDKで焼肉をした時の煙や、帰宅した家族が持ち込んだ大量の花粉が、家全体をゆっくり巡って排出されるまでには、どうしても時間がかかります。

「Air Me」の役割は、その発生してしまった汚染物質を「その場で」「素早く」浄化することです。

換気が「家全体のデトックス(体質改善)」だとすれば、Air Meは「局所的な集中ケア(塗り薬や飲み薬)」と言えます。汚染が発生したその場所で素早く叩く。この連携こそが、SMART-ECSの本当の強みなんです。

フィルター性能とメンテナンス

フィルター性能とメンテナンス

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さて、ここからが皆さんが最も気になっているであろう「フィルターのメンテナンス」についてです。

高性能なシステムであるほど、「維持管理が大変そう…」「面倒くさいんじゃないの?」と思いますよね。

私も契約前に橋爪店長にかなり詳しく確認しました。どのくらいの頻度で、何をするのか、具体的に解説します。

フィルター掃除の頻度と方法

まず、オーナー(住人)が日常的に「掃除」する必要があるのは、主に以下の3箇所です。

これらをまとめたメンテナンススケジュール(目安)を表にしてみました。

掃除対象 推奨頻度(目安) 掃除方法
① 室内 給気・排気グリル
(各部屋の天井や壁)
2〜3ヶ月に1回 ・グリルを外し、フィルターを掃除機で吸う
・汚れがひどければ水洗い(要・完全乾燥)
② 換気システム本体
(天井裏などの点検口内)
約半年に1回
(お掃除サイン点灯時)
・点検口を開け、本体のフィルターを掃除機で吸う
・水洗い可能な場合も(要・完全乾燥)
③ Air Me(エアミー)
(天井の空気清浄機)
約半年に1回
(お掃除サイン点灯時)
・グリルを開け、フィルターを掃除機で吸う
HEPAフィルターは水洗い厳禁!

1. 室内 給気・排気グリル

各部屋の天井や壁に設置されている、空気の出入り口(丸型や角型のグリル)です。

ここには室内のホコリが換気ダクト内に侵入するのを防ぐための簡易的なプレフィルターが付いています。

頻度は2〜3ヶ月に1回程度。これは、お風呂や洗面所の換気扇フィルターを掃除するのと大体同じ感覚ですよね。

グリル(フタ)を手でゆっくりと引き下げて外し(機種により外し方が異なります)、中にあるフィルターを取り出して、掃除機のブラシノズルなどでホコリを吸い取ります。

汚れがひどい場合は、水または中性洗剤で軽く押し洗いし、陰干しで完全に乾かしてから元に戻します。この「完全に乾かす」というのが非常に重要です。

2. 換気システム本体(プレフィルター)

換気システム本体(通常は天井裏や収納の上部などに設置されています)にも、機械内部を保護するためのプレフィルターが入っています。

これは約半年に1回で、リモコンにお掃除サインが表示される機種もあります。

天井の点検口を開け、本体のカバーを外してフィルターを引き出し、掃除機でホコリを吸い取ります。大掃除のタイミングでやる、と決めておくと良さそうですね。

3. Air Me(エアミー)

天井付空気清浄機「Air Me」のフィルターも掃除が必要です。こちらも約半年に1回で、本体のランプがお知らせしてくれます。

表面のパネル(グリル)を開け、フィルターを取り出し、掃除機で表面のホコリを優しく吸い取ります。

メンテナンスの最重要注意点

  • 作業前には必ず換気システムの主電源(ブレーカーなど)をオフにしてください。
  • Air MeのHEPAフィルターは非常にデリケートです。絶対に水洗いや、掃除機で強くこする行為はしないでください。フィルターが破損し、性能が失われます。優しくホコリを吸い取るだけです。
  • 水洗いしたフィルター(①や②)は、カビや故障、異音の原因となるため、必ず陰干しで完全に乾燥させてから元に戻してください。生乾きは絶対にダメです。

フィルター交換の時期と費用

掃除では性能が維持できなくなった(=目詰まりした)フィルターは、「交換」が必要になります。オーナーが交換する主なものは以下の2つです。

1. 本体 給気清浄フィルター

外気を取り込む大元の、最も重要なメインフィルターです。(サイクロン給気フードの奥にあります)

  • 交換時期目安: 約5年に1回
  • 費用目安: 価格は公表されていませんが、一般的に数千円〜1万円程度と予想されます。これは住宅の維持管理費として、5年ごとに計画的に積み立てておく必要がありますね。

積水ハウスはこの「5年交換」というサイクルを「省メンテナンス」として大きな利点に挙げています。一般的な換気システムでは1〜2年交換のものも多い中、これは多忙な現代のオーナーにとって非常に魅力的です。

2. Air Me HEPAフィルター

空気清浄機のメインフィルターです。掃除機でホコリは取れますが、目詰まりして捕集性能が落ちてきたら交換が必要です。

  • 交換時期目安: 約1〜2年に1回
  • 費用目安: 1枚あたり数千円程度。これは市販の高性能な床置き型空気清浄機のフィルター交換コストと大差ない感覚です。

◆北川のワンポイントアドバイス

公式の「給気清浄フィルター5年に1回交換」というのは、あくまで標準的な環境下での目安です。

もし、皆さんが家を建てる場所が、幹線道路沿い(排気ガスが多い)、工場地帯(粉塵が多い)、あるいは花粉が非常に多い地域である場合、フィルターの汚れ具合は標準よりも早まる可能性が高いです。

専門家の意見の中には、そうした立地条件によっては2〜3年での交換が望ましいケースもある、という指摘もあります。

「設置したら5年間ほったらかしでOK」と鵜呑みにするのではなく、推奨スケジュールを参考にしつつも、定期的に(例えば2年に1回など)フィルターの状態をご自身で自主的に点検し、汚れがひどければ早めの交換を検討するという、積極的なオーナーシップが重要になると私は考えています。

その一手間が、システムの寿命と家族の健康を守ることに繋がりますからね。

SMART-ECSの電気代は高い?

SMART-ECSの電気代は高い?

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「24時間換気」に加えて「空気清浄機(Air Me)」まで動かすと聞くと、「電気代がものすごく高くなるんじゃないか?」と心配になりますよね。私も当初、それが一番の懸念でした。なにせ、全部屋の換気ファンと空気清浄機が24時間365日動くわけですから。

しかし、このシステムの経済性は「換気扇そのものの電気代」だけを見てはいけません。必ず「家全体のトータルコスト」で考える必要があります。

熱交換による省エネ効果

まず結論から言うと、SMART-ECSの換気扇やAir Me自体が消費する電力(直接的なランニングコスト)は、それほど高額ではありません。

参考として、一般的なトイレの小型換気扇(消費電力3W)を24時間365日稼働させ続けた場合の電気代は、1ヶ月で約56円程度です(電力料金単価26円/kWhで計算した場合の単純な試算です)。

SMART-ECSのファンはこれより大きいですが、システム全体でも、これが家計を圧迫するほどの致命的なコストになるとは考えにくいです。

ここで最も重要なのは、その消費電力を遥かに上回る、「熱交換機能による、家全体の冷暖房費の削減効果」です。

先ほどご説明した通り、このシステムは約80%の熱回収率を誇ります。これは、換気によって失われるはずだった冷暖房エネルギー(冬の暖かさ、夏の涼しさ)の8割を、家の中にとどめておける、ということです。

電気代は「トータルコスト」で考える

もし、SMART-ECSをケチって、熱交換機能のない安価な換気システム(壁に穴を開けるだけの第三種換気など)を採用した場合、どうなるでしょうか?

積水ハウスの「ぐるりん断熱」や高性能サッシ(SAJサッシ)に何百万円も投資して、せっかく「魔法瓶」のような高気密・高断熱の家を作っても、その性能が台無しになります。

冬場、エアコンで必死に暖めた快適な空気を、壁の穴からそのまま外に捨ててしまうのです。そして、氷のように冷たい外気がそのまま室内に入ってくるため、エアコンは「寒い!」と勘違いして再びフルパワーで稼働…。これでは電気代がいくらあっても足りません。

SMART-ECSの換気扇が消費するわずかな電力以上に、エアコンなどの主たる冷暖房設備の稼働を劇的に抑えることによる「節約効果」のほうが、遥かに大きいのです。

つまり、SMART-ECSへの初期投資は、住宅の断熱性能という大きな投資を無駄にしないための、合理的で不可欠な「省エネ投資」だと私は判断しました。

オーナーが実感するメリット

実際にSMART-ECSを導入したオーナーからは、どのような声が上がっているのでしょうか。私が特に期待している効果も含めて、具体的にご紹介します。

(※見出しは構成案指示に基づき「花粉症やアレルギーへの効果」としていますが、メリット全般について解説します。)

花粉症やアレルギーへの効果

これは、実際に導入されたオーナーから最も多く聞かれる、最大のメリットであり、私が最も期待している効果です。

  • 健康・ウェルビーイングの向上:
    高性能フィルター(給気清浄フィルター+HEPAフィルター)が花粉やハウスダストを効果的に除去するため、「家の中にいる間は、花粉症の症状が本当に楽になる」「薬を飲む量が減った」「朝までぐっすり眠れる」といった声が非常に多いです。これは私や家族にとって、何物にも代えがたい価値があります。
  • 優れた脱臭効果:
    24時間、家全体の空気が計画的に循環しているため、調理中(特に焼肉や魚!)の匂いやペットの匂い、前日のゴミの匂いといった生活臭が、室内にこもりにくいという評価も非常に多いです。新築特有の化学的な匂い(ホルムアルデヒドなど)を感じにくいという意見も見られます。
  • クリーンな室内環境:
    常に空気が入れ替わり、フィルターで浄化されているため、室内のホコリが少なく、床や棚に積もるホコリの量が減り、掃除が楽になったと感じるオーナーもいます。これは日々の家事負担軽減に直結しますね。
  • 静粛性と快適性:
    これが意外と見落としがちなのですが、高性能な換気システムのおかげで「窓を開ける必要が一切なくなる」ため、外部の騒音(車の音、近所の話し声など)や砂埃、排気ガスが侵入しない点も、特に都市部や幹線道路沿いでは大きな快適性につながります。
  • 優れたデザイン性と省スペース:
    やはり、天井埋込型のAir Meやダクト式の換気システムは、室内の美観を損ないません。LDKや寝室など、複数の部屋に大きな床置き型の空気清浄機をドンと置く必要がなくなり、空間をすっきりと広く使える点は、デザインや間取りを重視する層にとって強力なメリットです。

知っておくべきデメリット

もちろん、どんなに先進的なシステムであっても、完璧ではありません。

メリットばかりを強調するのではなく、導入を検討する上で知っておくべき注意点や特性(デメリット)は存在します。

後悔のない選択をするために、以下の点は必ず理解しておいてください。これらはシステムの不具合というよりも、特性の理解不足による「期待とのミスマッチ」がほとんどです。

導入前に理解すべき4つの注意点

  1. 給気口からの「冷気感」
    特に冬場において、熱交換されているにもかかわらず、給気口から出てくる空気が「ひんやりと冷たく感じられる」というフィードバックがあります。これはシステムの故障ではなく、物理的な限界によるものです。例えば外気が0℃、室温が20℃の場合、80%熱交換しても供給される空気は約16℃となり、室温よりは低くなります。この温度差を、特に給気口の真下にいると「寒さ(ドラフト感)」として体感する可能性があることは、事前に理解しておくべきです。設計段階で給気口の位置をベッドの真上からずらす、といった配慮も重要になります。
  2. 加湿・除湿・冷暖房機能は「無い」
    これは非常に重要な点です。SMART-ECSは、あくまで「換気」と「空気清浄」に特化したシステムです。Air Meにも加湿や除湿の機能はありません。高気密住宅で24時間換気を行うと、特に冬場は室内が乾燥しやすくなります。そのため、乾燥する冬場には別途「加湿器」が必要になります。
  3. 全館「空調」システムとの違い
    積水ハウスには、冷暖房まで含めて家全体の温度を管理する全館「空調」システムとして「エアシーズン」という製品があります。SMART-ECSは「空調(冷暖房)」ではなく、あくまで「室内環境システム(換気・清浄)」であり、この2つは全く異なる製品カテゴリーです。SMART-ECSを導入したからといって、エアコンが不要になるわけでは決してありません。この2つを混同しないよう十分ご注意ください。
  4. 後付けは「不可能」
    このシステムは、住宅の設計・構造(ダクトを通すスペースなど)と一体で施工されます。そのため、既存の住宅に後から設置することはできません。積水ハウスでの新築時にのみ選択できる、新築時だけの特権です。

導入すべきか?オーナー(施主)としての結論

最後に、ここまで徹底的に調査し、自らも採用を決めた私(北川)が、施主としてSMART-ECSは「買い」なのか、その結論をお話しします。

結論から申し上げますと、私は「家族の健康と長期的な快適性・経済性を重視するならば、絶対に導入すべき」と判断しました。

特に、以下のようなニーズを持つご家族にとっては、その初期投資を上回る、非常に価値の高い投資となると確信しています。

SMART-ECSが特におすすめな方

  • 家族の健康を最優先に考える家庭
    (特に、花粉症や喘息などのアレルギー疾患、呼吸器系の過敏性を持つご家族がいる場合、その効果を強く実感できる可能性が高いです)
  • 立地環境に空気質の懸念がある場合
    (幹線道路沿いで排気ガスが気になる、工業地帯が近い、近隣の臭いが気になるなど、窓開け換気に抵抗がある立地で建築を計画している場合)
  • デザイン性と省スペースを重視する方
    (床置きの空気清浄機を何台も置きたくない、住宅と一体化したスマートでデザイン性の高いシステムを求める方)
  • 住宅のエネルギー効率と資産価値を重視する方
    (初期投資を惜しまず、長期的な光熱費の削減と、健康的な住環境という付加価値を重視する合理的な考え方を持つ方)

確かに、熱交換機能のない安価な換気システムに比べれば、初期コストはかかります。

しかし、これは「換気扇」という単体の設備ではなく、家族の健康と家の快適性、そして高気密・高断熱住宅の性能を最大限に引き出すことによる「省エネ性能」という資産価値を、長期にわたって維持向上させるための「設備投資」だと私は考えています。

家は、人生で最も長く時間を過ごす場所です。その空気環境に投資することは、家族全員のQOL(生活の質)と幸せに直結すると私は信じています。

私が積水ハウスを選んだ理由の大きな柱は、担当の橋爪店長のような「人」の素晴らしさですが、もう一つは、このSMART-ECSのような他社にはない圧倒的な「技術力」の高さです。

この両輪が揃ってこそ、後悔のない家づくりができるのだと実感しています。(ご興味があれば、私が積水ハウスを選んだ経緯についての記事もご覧ください)

もしあなたがSMART-ECSに興味を持たれたら、ぜひ実行していただきたいことがあります。それは、積水ハウスの担当者に、「邸別換気解析システム」によるシミュレーションを依頼することです。

これは、CADと連携し、検討中の「あなた自身の住宅プラン」における室内の空気の流れを動画で見える化してくれる画期的なサービスです。

リビングのどこから新鮮な空気が入り、どのように家全体を巡って排出されていくのかを具体的に確認することで、SMART-ECSがもたらすメリットを直感的に理解し、その効果を確信することができるでしょう。

これは、カタログのスペックだけでは得られない、あなたの未来の暮らしに即した最も確かな判断材料となるはずです。

SMART-ECS(スマートイクス)に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 積水ハウスの「エアキス」と「SMART-ECS」の違いは何ですか?

A. 良い質問ですね。「エアキス」は、積水ハウスが標準仕様で採用している空気環境配慮仕様の「総称」で、主にホルムアルデヒドなどの化学物質を低減する建材を使うことに重きを置いています。いわば、汚染物質を「出さない」という考え方です。

一方、「SMART-ECS」は、そのエアキスの思想をさらに推し進め、「換気ゾーニング」「熱交換」「空気清浄(Air Me)」という3つの“積極的な設備技術”を統合し、外部からの汚染物質を「入れない」、室内で発生した汚染物質を「広げない」という、より上位の「室内環境システム」を指します。エアキスが「守り」なら、SMART-ECSは「攻め」の空気質対策と言えますね。

Q2. Air Me(エアミー)は全部屋に付ける必要がありますか?

A. いいえ、その必要はありません。Air Meは「換気ゾーニング」の「風上(クリーンゾーン)」にあたる、家族が最も長く過ごす空間に設置するのが最も効果的です。

そのため、一般的にはLDKに1台、またはLDKと主寝室に各1台、といった設置ケースが多いようです。家全体の広さや間取り、ご家族のライフスタイル(例えば特定の部屋で長く過ごす方がいる等)に合わせて、設計士さんと相談して最適な設置場所を決めるのが良いでしょう。むやみに増やしてもコストがかかるだけなので、効率的な設置が大切です。

Q3. フィルター掃除をサボると、どうなりますか?

A. これは非常に深刻な問題が起きる可能性があります。私も気をつけなければと思っています。

フィルターが目詰まりすると、まず計画通りの換気ができなくなり、空気のよどみや臭いのこもり、湿気が溜まって結露の原因にもなります。せっかくの高性能システムが台無しです。

さらに、換気ファンに常に過度な負荷がかかり続けるため、消費電力の増大(電気代が上がる)、異音の発生、そして最悪の場合は機械そのものの故障につながり、高額な修理費用が発生する可能性もあります。システムの性能を維持し、電気代を無駄にせず、機械を長持ちさせるためにも、定期的なフィルター清掃は必須です。

Q4. 交換用のフィルターはどこで購入できますか?

A. 交換用フィルターは、積水ハウスのオーナー様専用サイトや、お近くのカスタマーズセンターを通じて注文・購入が可能です。これらは専用設計のフィルターですので、残念ながらAmazonや家電量販店などでは市販されていません。交換時期が近づいたら、早めに手配しておくことをお勧めします。

Q5. フィルター掃除や交換を、積水ハウスにお願いすることはできますか?

A. はい、可能です。積水ハウスグループにはメンテナンス専門の部門(積水ハウスリフォームなど)があり、定期点検の際や、別途依頼することで、フィルターの清掃や交換(もちろん有料ですが)をプロにお願いすることもできます。特に、換気本体が天井裏の高い位置にあって作業が大変な場合や、ご自身での作業が不安な場合は、無理をせずに専門家に依頼するのが安心ですね。

【免責事項】

本記事に記載されている費用、メンテナンス頻度、性能に関する数値は、あくまで一般的な目安や私(北川晴夫)の調査に基づく見解であり、積水ハウスが公式に保証するものではありません。

実際の仕様、費用、メンテナンス方法は、お客様の建築プラン、立地条件、お住まいの地域、選択される機器のモデル、そしてご契約時期によって異なります。

正確な情報、最新の仕様、およびお客様のプランに即したお見積もりやメンテナンスプランについては、必ず積水ハウスの担当営業または設計士にご確認くださいますよう、お願い申し上げます。

最終的なご判断は、専門家と十分にご相談の上、ご自身の責任において行ってください。

 

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  • この記事を書いた人
プロフィール

北川 晴夫(積水ハウス 施主)

株式会社リバティアース代表取締役。 現在、積水ハウスで自宅を建築中(2026年3月完成予定)の「現役オーナー」です。「絶対に後悔したくない」という想いから、元店舗経営者(4店舗の運営管理経験)の視点も活かし、ハウスメーカー各社を徹底比較。最終的に積水ハウスの「人」の誠実さと「技術」の圧倒的なレベルの違いに感動し、このリアルな体験を共有するため「積水ハウス ご紹介割引の窓口」を設立しました。当サイト経由のご相談で、公式制度にはない「3%以上の紹介割引」の実現と、私が全幅の信頼を寄せる橋爪店長による「最大限の交渉サポート」を、現役オーナーとして全力でバックアップします。